2012年3月30日金曜日

ARD曳航中の事故


昭和17年5月16日、ポートモレスビーからブナへと撤退中の部隊が、アメリカの第24歩兵師団、第24歩兵連隊、第2ニュージーランド旅団に補足されました。戦闘は修正AV 1対2で、2340名の死傷者を出して敗退し、ブナへ後退しました。ポートモレスビーに上陸した連合軍側の地上部隊は機甲部隊を含む2個師団強でしたが、今日の戦闘に参加したのは一個師団半くらいでした。でも、ポートモレスビーのヘクスを眺めると東へ移動中の部隊が見えますから、この方面を追及する方針でしょう。私が連合軍をもっていてもそうすると思います。先日のエントリーで書いたように、基本的に東部ニューギニアは放棄しようと思っています。ただ、今日の戦闘結果をみても、ジャングルヘクスなので一個師団を送り込めればかなりやれそうな感じではあります。しかし、ポートモレスビーの陸上機が強力なので、無事に送り込むことが無理だろうと思うんですよね。
ポートモレスビー陥落により、ラバウル港が安全ではなくなったと判断して、ラバウルの在泊艦艇は後方に移動させました。開戦時に苦労してトラックからラバウルへ移動させ、ラバウルで損傷潜水艦の修理によく働いてくれていたDublon ARDもトラックへ戻りつつあります。しかしトラック周辺のヘクスには連合軍潜水艦の跳梁が著しく、無事に到着できるかどうか何とも言えません。そこで、バックアップのために、パラオにいたTarva ARD(Dublon ARDの同型艦で、RA modで追加された)をサイパンに移動させることにしました。 出港して一日しかたっていないのですが、オペレーショナルリポートに
OPERATIONAL REPORT FOR May 16, 42 
ARD Tarva ARD sustains damage while under tow at 91 , 97 
という見慣れない事故報告がありました。事故の内容については不明ですが、ARDを移動させること自体滅多にないことですから、珍しい出来事だと思います。また、ARDの移動速度は1ノットで一日に1ヘクスしか進めないわけですが、ふつうの艦船とは違ってタグボートに曳航されているという設定だからなわけですね。Tarva ARDの状態をチェックしてみるとSys 7, Flt 13(0), Eng 4(0)と中程度のダメージを受けていました。このままサイパンまで航海させるのは心配なので、ひとまずパラオに戻すことにしました。

2012年3月29日木曜日

規模0の港での艦船の修理


xAK Enju Maruはジャワ攻略作戦でサプライ輸送任務を行いました。昭和17年1月18日、ジャワ島南岸のLoemadjangでサプライを揚陸中に、3機のB-17D Fortressによる爆撃を受け、500ポンド爆弾一発が命中して火災がおきました。まもなく消火に成功しましたが、Sys 44, Flt 31(13), Eng 15(2)とかなりのダメージを受けてしまいました。後方に安全に避退させるにはダメージが大きすぎるので、残っていた474トンのサプライを降ろして、1月22日 Loemadjangにdisbandしました。
Loemadjangには規模4の立派な飛行場がありますが、港の規模は0です。艦船修理ガイドというエントリーで紹介した通り、港の規模が0だと、港が提供するIRP(船本体の修理ポイント、マニュアルではPort Repair Assistと呼んでいる)も、修理工の数(マニュアルではPort Assist Operationsと呼んでいる)も0です。つまり港の規模が0だと港側からの修理への助力は期待できません。でも、xAK Enju Maruの乗組員(空襲の洗礼を浴びたおかげでexp 51/17もある)自身による修理が行われるのではと思って観察していましたが、いくら待ってもダメージは減少しません。乗組員だけでは無理なようです。
むかしNaval HQのNaval Supportというエントリーで紹介したように「Naval HQに付属するNaval Supportは、HQのcommand radiusの範囲内の港の貨物の積み降ろしや艦船の修理を支援することができる。Naval HQにはcommand radiusが1と5と9のものがあって、数値の大きいものほど影響する範囲が大きい」とされています。スラバヤを占領できたので、スラバヤにNaval Supportを240もつSoutheast Area Fleet南東方面艦隊HQを移動させてみました。南東方面艦隊HQのCommand Radiusは5なので、スラバヤから距離2ヘクスのLoemadjangは南東方面艦隊HQのcommand radiusの範囲内にあたり、Loemadjangのインフォメーション画面にはNaval Support 119と表示されるようになりました。これまで確認してみたことはなかったのですが、支援の程度はNaval HQのもつNaval Supportの半分という仕様のようです。
これでxAK Enju Maruの修理が始まるのかと期待したのですが、いくら待ってもやはりダメージは減少してくれません。Naval HQの所在地が修理対象の艦船のいるLoemadjangとは別だから修理には効果がない?のかとも妄想して、LoemadjangにSouthern Fleet Naval HQ(これもCommand radius 5, Naval Support 240)を移動させてみまし。しかし、これでもやはり修理は始まりませんでした。xAK Enju Maru自体を艦船修理廠のあるスラバヤまで移動させることができれば問題はないのですが、Sys 44ではスラバヤまでの7ヘクスで沈没する可能性がかなり高いでしょうし。
規模0の港での修理はまったく不可能なのかなとも思ったのですが、マレー半島への上陸作戦でダメージを受けた客船のMersingでの修理が一段落したAR Akari(RA modで追加された AR Akasiの同型艦)を、Loemadjangに派遣することにしてみました。すると移動させてから2ターン目の昭和17年5月15日には早くもFltダメージが31から13まで低下してくれました。ARがいれば修理ができるようです。
今回の経験から、規模0の港にdisbandした艦船を修理するにはAR(修理対象の艦種によってはAD, AGなどでも可かも)を派遣することが必要、またARによる修理にNaval Supportが助力している可能性はありますが少なくともNaval HQ単独では修理できない、ということを学べました。

2012年3月27日火曜日

撤収任務中のAPDの損失



昭和17年5月12日、I-157がセイロン島東でタンカー3隻を護衛していたDD Electraに発見され、爆雷攻撃によるダメージで浮上し、撃沈されました。インド南岸からセイロン島周辺にはASW TFがいくつもみられますが、この時期でもイギリスの対潜艦はアメリカとは違って、いい仕事をしますね。また、深海ヘクスにいる潜水艦にもまともなダメージを与えることのできるお道具をお持ちの連合軍が本当にうらやましい。
12日は、I-158もインド南岸で軽巡4隻、駆逐艦5隻のTFに3回発見され、1回はやり過ごすことができましたが、残りの2回は爆雷攻撃を受けました。合計6発の命中で、Sys 23, Flt 10(0), Eng 0(0)のダメージを受けたのでシンガポールに帰還させることにしました。I-158は魚雷で攻撃する機会を得ることができませんでしたが、攻撃して来たTFにCVLが2隻含まれていることを報告してくれました。CVLということはハーミーズでしょうか。軽巡を含んだTFなので、単なるASW TFというわけではないようです。このTFから11ヘクス南東にはアッズ環礁から帰還途中のmini KBがいます。魚雷の在庫が僅少で九七艦攻は爆撃しかできないものが多いとは思いますが、ちょっと近寄って様子をみてみたいと思います。
珊瑚海方面では、トレス海峡のHorn Islandに空挺降下していたオーストラリア部隊を一掃しました。しかしニューブリテン島南東岸のAraweにいた部隊を撤収させるために派遣していたAPD 4隻のうち2隻がポートモレスビーからのA-24の爆撃で沈没しました。Araweには先日までニューブリテン島最後の連合軍部隊ががんばっていて、その掃討に海軍陸戦隊が2部隊従事していました。そのうちの一部隊をAmphibious TFでどこか別の無人の根拠地に移動させようと考えていた矢先に、ポートモレスビーをめぐる混乱が発生し、移動は延び延びになっていました。5月7日のポートモレスビー陥落後、ふつうの商船をAraweに送るのは危険に過ぎると考え、5月9日にトラックから4隻のAPDをFast Transport TFとして出航させたのでした。マニュアル6.3.3.4 NAVAL EVACUATIONSには、
撤収は特殊な水陸両用輸送だ。Amphibious TFかまたはFast Transportは、そのTFが現在いるヘクス以外のヘクスにいる味方の地上部隊を撤収させることができる。そうするには、TFにLoad Troopsを指示し、Pick Up Unitのオプションを選択する。こうすると、マップ上に存在するすべての味方の地上部隊の中から撤収させる部隊を一つ選択することができる。撤収させるTFの存在するヘクスが自動的にTFの目的地に設定され、そのヘクスへのFast Transport任務が実行されることになる。夜間に到着し、部隊を搭載(Opsポイントを消費しない)した後に、母港へ向けて高速で避退する。一つのTFが一部隊しか撤収させることができない。撤収を指示した後で、Load Troopsや目的地の変更などを行うと、撤収任務はキャンセルされてしまう。
とあります。この撤収任務は夜陰に紛れて接近し夜の明ける前に空襲圏から脱するFast Transportの仕様(東京急行をシミュレート)に則っているし、最高速度29ノットと31ノットのAPDをつかったので、まさか空襲で撃沈されるとは思ってもみませんでした。
撃沈を免れたAPD2隻をチェックしてみると、Araweでサプライを積載しているところでした。Pick Up Unitを指示すれば地上部隊だけを載せて帰って来てくれるものだとばかり思っていましたが、そうではないようです。撤収(Pick Up Unit)指示のボタンを押す前に兵員だけを乗せる(Turn On Load Troops Only)指示のボタンを押さないとサプライも積載してしまうのでしょう。クリティカルな状況下の撤収任務を指示するのは初めてですが、APD2隻の代価で貴重な教訓を得ました。

2012年3月25日日曜日

艦砲射撃の弾着観測の指示


アッズ環礁の北のコンボイを攻撃したmini KBですが、魚雷の在庫が乏しくなったので帰途につきました。付近に連合軍の戦闘艦はいそうもないので、護衛の 重巡三隈・最上、軽巡北上・鬼怒をアッズの艦砲射撃に分派することにしました。昭和17年5月11日、アッズに対する巡洋艦4隻の艦砲射撃は、Airbase hits 3、Airbase supply hits 2、Runway hits 19、Port hits 13、Port supply hits 2と戦果には注目すべき点はなかったのですが、一つ気づいたことがあります。この艦砲射撃に際しては”E13A1 Jake acting as spotter for CA Mikuma”と報告されて三隈艦載の零水偵が弾着観測をしてくれたようです。この艦砲射撃は予定していた行動ではなかったので、昨日は弾着観測の設定をし忘れていたなと思って、チェックしてみると、ずっと昔にアキャブを艦砲射撃させた時の設定のままになっていました。mini KBが今回の通商破壊作戦に出撃する際、”Set All E13A Jakes on ships in this hex”ボタンですべての艦載水偵にSearchを指示しておいたつもりでした。でも、アキャブ艦砲射撃後に夜間から昼間の任務に戻し忘れたので、この飛行隊だけはずっと夜間のRecon指示がそのままだったようです。ケガの功名で弾着観測をしてくれたわけですが、艦砲射撃に際しては、夜間のReconが指示してあればターゲットが別の地点になっていても、弾着観測してくれることがわかったのは収穫でした。
トレス海峡にあるHorn Islandには昨日に続いて今日もB-25C 16機による空襲がありました。これからもしばらく毎日空襲があるんだろうなと思いながらリプレイを見ていたのですが、唐突に陸戦フェーズにもこのHorn Islandが登場しました。上陸準備射撃のアニメーションはまったくなかったので驚きましたが、少数の来襲だったので修正AV 1対26で撃退できました。攻撃してきたのはKanga Force Bnという聞いたことのない名前の部隊です。連合軍側の部隊のリストをみても載っていなくて、ググったところ、英語版のWikipediaにKanga Forceという項目がありました。独立中隊2個とニューギニア義勇兵部隊とからなると解説されていたので、エディターで調べたらこれのようですね。オーストラリアに空挺部隊があるとは知らなかったので勉強になりました。空挺兵だから、WitP AEの仕様上、潜水艦での奇襲上陸も可能なんでしょうね。そっちにも注意が必要かも。

2012年3月24日土曜日

ブナへ50機以上のB-17が空襲

昭和17年5月10日、宗谷海峡でxAK Utide MaruがSS S-45に雷撃されました。魚雷一本命中でも沈没は免れましたが、大きな被害を受けたためコンボイからはずされて単艦でEscort TFに編成されたようです。その後SS S-43の雷撃を受け、今度は魚雷が3本命中して沈没しました。浅海ヘクスだけで行き来できる釜博航路とは違って、稚泊航路(このゲームでは稚豊航路と呼ぶべきか)には深海ヘクスが含まれるので、現在の日本の最新型の爆雷でも制圧できず、潜水艦の狩り場となっています。
連合軍は、占領後まず戦闘機だけを進出させていたポートモレスビーに爆撃機も移動させたようで、ブナへの大規模な空襲がありました。単発のA-24はいいとして、52機のB-17Eの威力は絶大です。ポートモレスビー戦当日に爆撃されて以来3日ぶりですが、今日だけで飛行場施設のダメージが47に、滑走路ダメージが65に跳ね上がってしまいました。修理には10日ほどかかるでしょうが、爆撃は10日おきなんてことはないはずなので、ブナ飛行場は閉鎖決定です。連合軍の興味が他にうつって、ブナへの爆撃がしばらく途切れた時には、サプライズ的になにかできるかも知れませんが。あと、トレス海峡のHorn Islandにも空襲がありました。ポートモレスビーを失った今となっては、ここを保持する意味はないなと感じています。
ニューギニア東部は、ブナ、ラエから北のマダンまで放棄するつもりです。このゲームではスタンレー山脈越えのサプライ輸送が問題なく行えます。日本側がポートモレスビーを保持している時には、ラエやブナにサプライを輸送することでポートモレスビーを支えることができました(そのせいで2万トン以上のサプライをプレゼントすることになってしまいました)。連合軍側にも同じことがいえて、ポートモレスビーに部隊やサプライを送れば、ここを策源地にしてニューギニア島北岸を攻め上がってゆけます。もちろん、スタンレー山脈を越えるには時間がかかりますが、まだ昭和17年5月ですから史実よりはずっと早いし。そう考えると、多数の陸上機の支援を受けた米軍歩兵2個師団以上(その気ならもっと増援してくるかも)を相手に守れるものではないと思います。ただしジャングルヘクスの輸送効率は悪く、ポートモレスビーからウエアク、アイタペまでは兵站輸送ができないはずなので、なんとかしばらく確保し続けたいと思います。またトラックの安全確保のためにはマヌスが重要に感じてきています。
インド洋でmini KBがアッズ環礁の北に連合軍のコンボイを発見し、九七艦攻の雷撃で貨物船5隻を撃沈しました。太平洋では潜水艦がコンボイに遭遇することがしばしばあります(雷撃に至らないことも多いのが残念)。しかしインド洋では発見の頻度が低い印象だったので、連合軍コンボイがどの辺を航海しているのか探るためにmini KBを派遣してみました。私も連合軍側をもって対AI戦を半年弱プレイしたことがありますが、その時にはアバダンのfuelをカラチか、またはケープタウン(そしてケープタウンからはオーストラリア西岸のパースへ)に輸送していました。ケープタウンへはアバダンからマップ外の航路を直接に設定することができないので、ソコトラ島を中継させていました。もしかすると同じようなことをしているのではと想像して、アラビア海までmini KBを捜索に送るつもりでしたが、まさかこんなところでコンボイに出会うとは。チェックしてみると、ここはケープタウンからマドラス方面への航路上のようです。そういえば、セイロン島東側のヘクスでタンカーを含んだコンボイに遭遇したことがあるので、ケープタウンからインド東岸にコンボイを向かわせているのだと思われます。私だったら、インド東岸に向かわせるなんて怖くてできないですね。カラチじゃ遠すぎるということでしょうかね。

2012年3月20日火曜日

ポートモレスビー陥落



昭和17年5月7日もポートモレスビーをめぐっての戦いです。主要なものをざっと順に紹介(マップの丸囲み数字と以下の戦闘の番号が対応)すると

  1. 前のターン、重巡妙高・羽黒、軽巡五十鈴・阿武隈と駆逐艦5隻からなる水上戦闘TFにポートモレスビーのヘクスのパトロールを指示しました。しかし、ポートモレスビーの手前のヘクスで、BB Idaho、BB New Mexico、BB Mississippiの戦艦3隻と重巡5隻、軽巡1隻からなる連合軍TFのレーダーに、距離20000ヤードで発見されてしまいました。昨日の哨戒機は戦艦の存在を報告していましたが、見間違いだろうくらいに思っていたのです、だめな最高司令官ですね。また昨日は曇りでmoonlightも53%なので、昭和17年5月とはいえレーダーに先に発見されてしまったのはやむを得ないところでしょうか。ともかく、連合軍に先に発見されたのでは第一次ソロモン海戦の再現とはならず、surprise attackを受けることになりました。先頭を走っていたためか旗艦の羽黒に連合軍の砲火が集中し、魚雷も一本命中して沈没してしまいました。羽黒が被害担当艦になってくれたおかげか、他の艦への命中弾はそれほど多くはありませんでした。かわりにBB MississippiとCA Pensacolaに一本づつ魚雷を命中させることができました。戦艦を含むTFに先手を許したわりにはよくやったと思います。
  2. このまま無事に帰還できれば良かったのですが、同じヘクスで同じTFを相手にもう一戦することになってしまいました。曇りでmoonlight 53%という状況は同じなんですが、今度も連合軍のレーダーに発見され、surprise attackを受ける羽目に。2回とも夜間なので、たかだか数時間をおいての戦闘なわけですが、二度目もsurprise attackというのはどんなもんでしょうね。発砲炎や火災の光で日本側の見張り員の夜間視の能力が低下してしまっていたからという設定でしょうか。連合軍TFに燃えている艦があれば先に発見できたかもしれませんが、前の戦闘で火災の発生したBB MississippiとCA Pensacolaはこの戦闘のコンバットリポートには名前がないのでEscort TFとして別にされていたようです。この戦闘では残っていた巡洋艦3隻とも砲撃をたくさん浴びて、軽巡五十鈴・阿武隈が沈没し、その他の艦も2隻の駆逐艦以外は大きなダメージを受けました。BB New MexicoやDD Simsにもかなりの命中弾を与えましたが、どのくらい効いたかは不明です。
  3. その後、同じヘクスに潜んでいたSS Pickerelに重巡妙高が攻撃され、魚雷一本命中で沈没しました。
  4. 昨日はラバウルに攻撃機が配置されていなかったので、艦船攻撃が行われませんでした。急遽ルンガやRoi Namurなどから陸攻を移動させておいたのですが、朝になって先ほどのヘクスから南東に2ヘクスほど退避してきていたBB MississippiとCA Pensacolaを一式陸攻13機と二式大艇11機が攻撃しました。空母はCAPを派遣できなかった..と表示されてCAPはなく、またすでに損傷していた艦が相手だったからでしょう、日本側の攻撃機には被害はなく、BB Mississippiには8本、CA Pensacolaには2本の魚雷を命中させて沈めました。
  5. 昨夜の水上戦闘後、被害の比較的少なかったDD HatsuharuとDD Kazegumoはニューギニア島東端にまで達していましたが、ここで南方からSBD-2 Dauntless 17機とSBD-3 Dauntless 17機の攻撃を受け、2隻とも大きなダメージを受けてしまいました。
  6. ポートモレスビーに31機のB-17Eの爆撃がありました。このヘクスには米空母がいるので、CAPのF4Fワイルドキャット44機とブナからのCAPのゼロ戦22機との空戦があり、戦闘機は2機ずつ撃墜、爆撃の被害は軽微でした。
  7. 昨夜の戦闘で火災を起こす被害を受けて退避中のDD MakigumoとDD Nenohiに6機のB-17Eの爆撃がありましたが、命中弾はゼロでした。
  8. 本日のメインイベントはポートモレスビーのヘクスにいる米空母に対するラバウルからの攻撃です。ゼロ戦87機の護衛で一式陸攻56機と二式大艇10機が向かいましたが、レーダーで42分前に探知されていてF4Fワイルドキャット110機がCAPしていました。今日の戦闘は水上レーダーを含め、連合軍のレーダーが有効に機能していて、このあたりが戦果にも影響していると思います。この戦いでは双方の戦闘機が5機ずつ撃墜されましたが、空戦での陸攻と大艇の被害はありませんでした。CAP対護衛戦闘機の不利と数的劣勢を考えれば護衛のゼロ戦は本当に良い仕事をしたと思います。このゼロ戦の健闘に報わなければいけないはずの攻撃隊ですが、対空砲火で66機のうち1機の陸攻が撃墜され、9機は魚雷を発射できませんでした。のこりの陸攻・大艇あわせて56機が合計で66本(大艇は2本)の魚雷をCV Saratoga、CV Hornetに向けて発射したのですが、一本も命中せず。今日一番熱くなって固唾を飲んで見守っていた戦闘(たぶん相手の方もそうだったと思います)なのにカタルシスは得られず、中の人の士気はこれでだだ下がりです。航空機が商船に魚雷を命中させることは容易だが、軍艦は急降下爆撃機でダメージを与えて動きを鈍くしてからでないとなかなか当たらないというフォーラムでよくみる格言は、今日の戦闘にもあてはまってしまいました。午前の戦闘であっさり料理したBB MississippiとCA Pensacolaは、急降下爆撃ではありませんが前夜の戦闘でダメージを受けていましたからね。それにしても命中率1.7%(56機なので)にも満たないってのは涙涙。
  9. 午前中にB-17Eの攻撃を受けたのと同じヘクスで、ダメージを受けて退避中のDD Wakaba、CA Myoko、DD Nenohi、DD Makigumoが南方からSBD-2 Dauntless 17機とSBD-3 Dauntless 16機の攻撃を受けました。4隻とも前夜のダメージで回避行動がまともにできなかったようで、命中弾多数。
  10. ブナ飛行場に米空母機の爆撃。17機のSBC-4 Helldiverと51機のSBD-3 Dauntlessによる爆撃。CAPのゼロ戦54機と護衛のF4Fワイルドキャット32機もふくめて飛行機の撃墜数は少なかったのですが、地上でゼロ戦4機と一式戦7機が破壊されてしまいました。一式戦装備の24th Sentaiは夜間のCAPを指示していたので、この昼間の空襲では全員地上にいたはずですが、KIAが3名とWIA3名と多くの死傷者が出ています。防空壕に入らず戦闘を眺めていたんでしょうか?フォーラムでも指摘されている地上でのパイロットの死傷が多すぎる問題は改善して欲しいところです。昼間のCAPを指示している部隊なら、空襲に対してスクランブルする途中に死傷したと脳内で補完できないわけでもありませんが、夜間のCAPを指示している部隊は昼間は絶対に飛行してくれないわけですから、全員防空壕でおとなしくしているような仕様でないと変だと思います。パイロットだけでなく、ブナの飛行場は滑走路ダメージ42とサービス施設ダメージ31となってしまいました。
  11. 最後にポートモレスビーでは連合軍によるshock attackが行われ、修正AV133対2499であっさり陥落してしまいました。
今日の戦闘を終えて、ポートモレスビーに突入させた水上戦闘TFの生き残りは、ポートモレスビーの南東3ヘクスのところに駆逐艦2隻がいます。しかし、いずれもダメージが大きく生還は望めそうもありません。結局、戦艦1隻・重巡1隻を沈めて重巡2隻・軽巡2隻・駆逐艦5隻を失ったことになります。VP的にはこれでも互角以上の取引ですが、旧式戦艦と条約型巡洋艦の交換はどう考えても大損です。これで、空母の一隻でも沈めることができていれば、もう少し違った感想だったかもしれませんが。
今日の損失機数をみると、日本側72機、連合軍側38機と大きな空戦が戦われたのはたしかです。しかし、MIA 1名、WIA 13名、KIA 18名というパイロットの死傷者数をみるとそれほどではなかったんですね。特に、このうちのWIA 3名とKIA 3名は前述の地上での死傷者ですから。まあ、飛行機による戦果はほとんどなかったので、この程度の被害で済んだのかもしれません、また海上での不時着が死につながりやすい空母同士の戦いだともっと違った結果になるんでしょうね。

ポートモレスビーを失ってみて、失ったものの大きさにあらためて気づかされます。史実の珊瑚海海戦後と比較すると、ソロモン諸島とオーストラリア北西部を確保しているだけましという意見もあるかもしれませんが、かえって伸びすぎで良くない感じです。連合軍がその気なら陸路でもニューギニア東部のブナ・ラエは落とせるでしょうし、また海路でトレス海峡経由で西に向かってもいいし、史実通りにニューギニア北岸をめざしてもいいし。これからは絶対国防圏建設にまっしぐらとならざるを得ませんが、RA modは開戦後の日本陸軍の兵力に関しては素のGC 1と同じなのでなかなかに困難な仕事になりそうです。以前、開戦時、父島にいる南海支隊をどうつかうかというエントリーで、フォーラムでのポートモレスビーについての以下のような意見を紹介したことがあります。
戦略的な意味についてだが、ポートモレスビー奪取の価値は前方基地として使うというよりも、ニューギニアが戦場として焦点となる前に封じこめてしまうことだと思う。日本側プレーヤーはポートモレスビーの港や飛行場を拡張すべきではないと思う(陣地構築はした方がいい)。そこから出撃すべき目標はない。もし、前方に艦隊のための基地が欲しければミルン湾を拡張した方がいい。少なくともその方が海上からの補給が容易だ(訳注:ブナに陸揚げしたサプライは陸路を通って自動的にポートモレスビーに輸送されるので、ポートモレスビーの方が補給は容易です)。日本にとってポートモレスビーの前進基地としての価値は低いが、大戦初期から中期の連合軍にとっては前進基地として素晴らしい位置にある。
現時点ではこれに同意せざるを得ませんが「日本側プレーヤーはポートモレスビーの港や飛行場を拡張すべきではない」という忠告を守らず、規模6にまで拡張してしまったことはたしかに失策でした。また相手の方はポートモレスビーへの艦砲射撃や飛行場への爆撃を実施していませんから、連合軍が占領翌日からポートモレスビー飛行場を機能させるつもりなのは間違いありません。ブナも規模6ですが、現状の日本軍にポートモレスビー飛行場を叩き続けながら、ブナ飛行場を爆撃から守りきる力はないと思うので飛行機をすべて撤退させることにしました。
ポートモレスビーに四発爆撃機が進出すると、港への低空爆撃の効果が半端ではないので、その攻撃圏内(距離18~20ヘクスか)の港は危険で艦船をdisbandさせることができなくなります。AKE、AS、AD、AR、AOなどの補助艦艇を常駐させられない港に価値はなく、ポートモレスビーから距離11のラバウルは泊地としての価値を失ったも同然です。ラバウルにいた艦船はトラックに向けて移動させ始めましたが、南東方面のハブ機能をトラックまで後退させなければならないのは大きな痛手です。
それにしても今回のポートモレスビーを狙った作戦、相手の方の着眼点と戦力の集中をはたす能力とにまったく脱帽です。

2012年3月19日月曜日

連合軍がポートモレスビーに上陸


昭和17年5月5日、オーストラリア北東部のクックタウンに2つの連合軍TFの存在を報告しました。艦種は不明ですがそれぞれ8隻と7隻いるそうで、二つとも大きなTFです。以前クックタウンに連合軍のTFを見かけた時には、クックタウンへの輸送任務をしていました。ポートモレスビーとのあいだで珊瑚海をはさんだ航空撃滅戦をするために、地上部隊を増強しているのかなと思いました。クックタウンには鉄道が通じていないので、陸路だと移動に時間がかかりますからね。もしそうなら、連合軍の増強をこのまま見過ごすのもなんなので、ラバウル在泊の重巡妙高・羽黒、軽巡五十鈴・阿武隈をクックタウンのパトロールに出動させました。
5月6日のリプレイでは、まずPerthの西方でI-28がxAK Forafricを雷撃・撃沈しました。そして、本土から前日ようやくブナに移動してきていた九七重爆15機がクックタウンに夜間爆撃を行いました。ポートモレスビーからなら距離9なので250kg爆弾を4発搭載できますが、ポートモレスビーへの配備は危険に思われてブナに移動させたのです。ただ、ブナからだと距離10と遠いので爆弾を2発しか積めず、Airbase supply hits 1、Runway hits 1と戦果は小さなものした。
ついで、オーストラリア西岸のPort Hedlandに舞鶴第三特別陸戦隊が上陸しました。偵察機によるとPort Hedlandの連合軍は一部隊100名ほどと弱体。ここを占領すると二式大艇をつかってオーストラリア南西岸のPerthを偵察できるようになるので、増強される前に占領することにしたものです。反撃もなく上陸は粛々と進みました。ところで、Port Hedlandはさきほどまで”Headland”だとばかり思っていましたが違うんですね。また、一つ勉強してしまった。
そしてそのあとに予想もしていなかったできごと、英米の重巡4隻、軽巡2隻によるポートモレスビーへの上陸準備射撃が始まりました。そして続々と上陸。報告によると陸兵を載せてきたTFは二つのようです。上陸に伴う損害が報告されているので、連合軍地上部隊のなかにはprepが100に達していない部隊もある模様。
その後、ポートモレスビーの日本側地上部隊に対して、68機の SBD-3 Dauntless、ついで61機のB-17Eによる空襲がありました。連合軍はすぐにポートモレスビーを陥落させるつもりで、空港爆撃ではなく地上部隊への爆撃だけを実施してきたのだと思います。この日のポートモレスビーの天候はあいにくに雷雨thunderstormだったためか、またポートモレスビーへのprepが100になっているおかげか、日本側部隊の死傷者は比較的少なく済みました。しかし主力の第144聯隊の方はdisruption 53と、地上戦が始まる前から困った状態になってしまいました。
ニューギニア東部は海路で補給しなければなりません。幸いポートモレスビーに直接輸送船を向かわせなくても、東岸の港に陸揚げされたサプライはオーエンスタンレー山脈を越えて陸路輸送されてゆきます。東岸の港ではブナとラエが規模2になっていますが、すこしでもオーストラリアから遠い方をということで、昨日もxAK Heian Maruがラエにサプライを陸揚げしていました。連合軍機動部隊はこの小さなコンボイも見逃してくれず、 TBD-1 Devastator12機の雷撃でxAK Heian MaruとPB Tenshin Maruが撃沈されてしまいました。
海空戦のあとの陸戦フェーズでは、ポートモレスビーで敵の上陸部隊に対する自動的な反撃として、砲撃戦が行われました。修正前AVは224対1214とかなりの劣勢で、砲の数も65対1184と全く勝負にならず、連合軍側には被害はなく日本側のみに31名の死傷者がでました。連合軍部隊の様子を見ると、I US Amphib Corpsの指揮下ですでに歩兵2個師団と一個聯隊と戦車2個大隊が完全に上陸していて、その他工兵やら根拠地隊やらFlakやらが上陸中です。あしたは連合軍側から攻撃を仕掛けてくるんでしょうが、戦車大隊を含めた2個師団以上に攻撃されれば、fortification 3、ジャングルの地形のポートモレスビーも一日で陥落しそうな感じです。ポートモレスビーにはサプライを2万以上備蓄してあるので、それをそっくり献上することになるのもまずい。またポートモレスビーが陥落すると、ニューギニア北東岸の根拠地も危ういのですが、ブナにもラエにも特別陸戦隊を一部隊づつ配置してあるだけです。サラモアやワウは無人なので、空挺作戦を心配しなければなりません。ラバウルにも特別陸戦隊が3個いるだけなので反撃はとても無理ですが、無人の根拠地に早急に移動させないと。とにかく困りました。
まさか5月にこんな作戦を実施されるとは思ってもいなかったので、ラバウルには哨戒機と戦闘機のみ、ブナに哨戒用の定数9機の九六陸攻の部隊を配置してあっただけなので、今日の上陸に対しては日本側の航空攻撃はありませんでした。相手の方もこれには拍子抜けしたかも。ポートモレスビーの連合軍TFの様子を見ると、6個のTFの存在が報告されていて、そのうちの一つには空母5隻、もう一つには軽空母2隻が含まれています。陸兵を輸送してきたTFが二つあるので、残りの二つは護衛用の水上艦隊でしょうか。戦艦が3隻いると報告されていますが、きっとこれは上陸準備射撃を実施した重巡3隻のことかな。
機動部隊の空母6隻はトラックにいたので、早速出港させました。しかしトラックからだと遠いので、ポートモレスビー周辺を攻撃できる地点に到着するのは明後日以降です。おそらく、それまでには連合軍TFは揚陸を終えて引き揚げてしまっていることでしょう。あと日本側で利用できるカードとしては、連合軍空母から距離6ヘクスと離れているので艦載機の空襲を受けずに済んだものか、昨日クックタウン方面へのパトロールに派遣した巡洋艦TFがちょうどポートモレスビーとクックタウンの中間地点に達しています。隠密にすすめてきて大成功に終わりそうな今回の連合軍の作戦で、連合軍側にとって予想外だったのはこのTFだけでしょう。きっと今日のリプレイを見て、なんでこんなところに日本のTFがいるの?とは思っているでしょうからね。他に手がないので、とりあえずこのTFをポートモレスビー泊地に突入させてみることにしました。戦果はあまり期待できそうもない、でも単なる自殺行にだけはなってほしくはない、そんな気持ちです。第一次ソロモン海戦に臨む三川中将もそんな風に感じていたのかな。

2012年3月17日土曜日

珊瑚海の空戦で大きな損害



昨日のエントリーでお示ししたように、4月は平穏な日が多く、特にオーストラリア北東部ではほとんど戦闘らしい戦闘がありませんでした。昭和17年5月3日、ポートモレスビーのA6M3bにクックタウンをsweepさせてみました。A6M3bはarmor 1が特長の陸上基地型ゼロ戦で、RA modの仮想機種です。P-40EがCAPに上がっていたのですが、多数を撃墜する成果を挙げることができました。これが刺戟になったのでしょう、5月4日は珊瑚海をはさんで連合軍にも動きがありました。
5月4日、連合軍はB-17E Fortress 45機とLB-30 Liberator 3機でポートモレスビーを空襲してきました。これまで何も仕掛けてきていなかっただけに、オーストラリアにこんなに四発機を集中させていたとは驚きました。ポートモレスビーのA6M3bが地上で1機破壊と、Airbase hits 4、Airbase supply hits 1、Runway hits 6の被害を受けました。四発機48機の空襲にしては被害が少なかったのは、高度15000フィートからの爆撃だったからだと思います。前日に出撃したポートモレスビーのゼロ戦は休養日で、ブナのゼロ戦がCAPを担当していたのですが、視認してから来襲まで11分だったので迎撃できなかったようです。
前日のクックタウンsweepに味をしめて、今日はブナの九七重爆でクックタウンを爆撃させることにしていました。ブナから26機のA6M3bが護衛で出かけたのですが、前日以上に多数のCAP、合計で76機が待ちかまえていました。曇天のためか視認から来襲まで0分と報告されていて、実際に76機が迎撃できたわけではなく、空中に待機していた30機プラスいくらかなんだと思います。それでも護衛機よりCAPの数が多いし、護衛戦闘機よりCAPの方が有利な仕様ですから、26機のA6M3bのうち17機が空戦で破壊、5機がおしゃかになったと報告されています。パイロットにもKIA 7名、WIA 1名、WIA 8名と多数の犠牲者が出てしまいました。戦果は地上で一機破壊とAirbase hits 3、Airbase supply hits 1、Runway hits 8で連合軍のポートモレスビー爆撃と同じくらいでした。先月1ヶ月の全戦線でのゼロ戦の損失は9機(すべてA6M2)だけだったので、今日一日でその2倍半を失ったことになり、中の人にも大きなショックで、考えが甘かったと反省中です。一方、九七重爆の方には損失が一機もなく、護衛戦闘機隊は自らを犠牲にして爆撃機を守ってくれたわけですね。
珊瑚海での大きな損害を埋め合わせるかのように、潜水艦が気を吐いた一日で、西海岸・ハワイ航路ではI-26がxAK Texanを、オーストラリア西北のパースの沖でI-155がxAK Haresfieldを撃沈してくれました。でも、やはり士気の下がったままの一日でした。

2012年3月16日金曜日

昭和17年3月の成績(Reluctant Admiral mod)



昭和17年4月の戦果と損害をまとめてみました。まず、Intelligence画面はこんな感じです。
艦船の損失を表にしてみると、今月の損失数がたった4隻だったことにあらためて気づいて驚きました。連合軍の潜水艦に襲撃されるアニメはしょっちゅう目にしているので、もっと沈められているような気がしていました。日本側が潜水艦による沈没4隻なのに対して、連合軍側は5隻。5隻のうちのCL Danaeは沈んでいないと思われますので、今月の潜水艦戦は五分五分でした。ただし、日本側は米軍魚雷の不発に助けられているのに対して、日本側は目一杯頑張ってこの成績なので、魚雷の不発が減る昭和18年以降が思いやられます。あと、沈没していれば今月最大の戦果になるはずだった戦艦Warspiteの名前が挙がっていないのが残念。


4月の飛行機の損失数はおよそ3対2のスコアで、まだ日本側が優勢です。また航空優勢の一つの指標になると考えているA2Aでの戦闘機の損失数も、日本側が有利なスコアのままでした。これをみて、ゼロ戦のA2Aでの損失がゼロであることに気づいてびっくり。もちろん、Ops Lossとなった機体の中にも空戦の被害によるものが含まれてはいるのでしょうが、今月は主に海軍が担当している戦域での戦闘が少なかったことを反映しているものと思われます。3月に空母Indomitable、4月に戦艦Warspteと、主力艦が航空機による雷撃を受けているので、連合軍側が慎重になってきているのかなとも想像します。
それを反映してパイロットの死傷者数も、MIA 9名、WIA 20名、KIA 87名とこれまでの各月よりも少なくなっています。今月もビルマと中国では激戦が続いています。太平洋戦線の方は、米軍空母のアップグレードが済んで、雷撃機がすべてTBF Avengerに更新されるまでしばらく静かなままかもしれません。

2012年3月14日水曜日

R&Dの進行状況100%

パッチ1.01.08r9で新型機種のR&Dの進行度が表示されるようになりました。R&D工場で(バーチャルに)生産された機数が合計で100機になるとその新型機種の生産開始が一か月早まるものと理解していましたが、どうもそうではないようです。


これは、大戦中盤の陸軍の主力爆撃機となるKi-49-IIa Helenの昭和17年5月1日現在のR&Dの状況を示したものです。翌月が生産開始月となる機種の名称はR&D工場画面で藤色に表示される仕様になり、この日の”Ki-49-IIa Helen”も藤色に表示されていました。ただし、このスクリーンショットは機種の名称にマウスポインターをあててtool tipを表示させているので、名称が藤色でなく白色です。tool tipをみるとおわかりのように、Ki-49-IIa HelenのR&D進行状況は100%。前日のKi-49-IIa HelenのR&D進行度は94%で生産開始予定月は昭和17年6月だったので、この日100%になって一ヶ月生産開始が早まって5月からになると、すでに5月1日なので即R&Dラインが生産ラインに切り替わるものかと予想していたのですが、そうはなりませんでした。この状態でもう一日経過を見ると、
OPERATIONAL REPORT FOR May 01, 42
Aircraft Ki-49-IIa Helen advances R&D
と報告され、5月2日の時点ではR&Dラインが生産ラインに切り替わっていました。R&DラインをR&Dのまま保持するか、それとも実機生産ラインに切り替えるかの判断はプレイヤーにまかされています。今後も飛燕、疾風、紫電改、銀河、飛龍など、生産開始を早めたい機種はたくさんあるので、研究済みのR&Dラインがすべて生産ラインに切り替わってしまわないように、 R&Dラインの研究対象機種を変更してゆくことが必要です。研究対象機種を変更するタイミングの判断に、R&Dが100%ぴったりでは生産開始が早まらないということも織り込んでおくことが必要かと思い、ご参考までに紹介しました。
Helenは、開戦時にKi-49-Ia Helenを対象機種とするすべて規模14のラインが一つあってすべて修理済みでした。この他に規模30のラインを5つ用意しました。Ki-49-Ia Helenはもともと昭和17年4月が生産開始予定月です。昭和17年3月になってから規模14のラインを30に拡張しました。生産開始予定月の前月はR&Dラインの修理がほぼ一日に1ポイントづつ進行するので、これで修理済みの規模30のR&Dラインが6つとなります。6本のR&Dラインがフル稼働するようになってから、研究対象機種を本命のKi-49-IIa Helenに変更しました。だいたい半月で生産開始が一ヶ月づつ早まりますから、もともと昭和17年9月生産開始予定だったのが5月2日から生産可能にまで早めることができました(現在プレイ中なのはRA modなのでGC 1と少し違う点があるかも知れません)。

2012年3月13日火曜日

真珠湾の防備は弱め

やはり比較的平穏な日々が続いていますが、昭和17年4月30日、オーストラリア西岸のパース港沖でI-28がイギリスの貨物船 xAK Tai Sangを雷撃して撃沈しました。両軍通じて4月26日以来4日ぶりの艦船の沈没です。
その後、シドニーの東方沖でRO-65がAG Arcticを発見。本日2隻目の戦果かと思ったのですが、攻撃は実施されず。”Captain of SS RO-65 elects not to launch torpedoes at this target”と報告されました。このやりとりをみて感じたこと。

  1. xAKLではなくてAGですから充分に雷撃に値する目標だと思います。また護衛する艦艇の存在は報告されていないので、独航していたと考えるべきでしょうから、どうして攻撃してくれなかったのか不思議。
  2. リプレイは連合軍側と日本側とおなじものをみているはずですよね。そうだとすると、潜水艦の存在を暴露しただけで戦果がないのですから大損。
  3. 飛行部隊や陸兵の動員が忙しくPPは常に不足しているので、潜水艦パトロールTFに新たに司令官を任命するような贅沢はしていられません、しかしこのRO-65は開戦時にすでにTFに編成されたいたようで、艦長とは別にTFの司令官がいました。艦長はKatsuma P.という姓名なのでランダムに生成されたリーダーのようですが、TF司令官のYoshimatsu Tamoriさんは吉松田守大佐という実在の人物のようです。でも吉松田守大佐よりもランダム生成のリーダーの方がNav, Aggともに高いというのは悲しい。
  4. 攻撃を見送る判断をした”Captain of SS RO-65”というのは文字通りRO-65の艦長なんでしょうか?もしそうだとすると、PPをつかってAggの高い人を司令官に任命する意味はないですよね。PPをつかうなら艦長(TF司令官を別に任命しなけれ、ふつうは潜水艦1隻で構成される潜水艦パトロールTFの司令官には艦長が自動的に就任)の方を交替させるべきということになります。また、この二人のAggはそれぞれ61と79ですから変更しても攻撃してくれないことはあるのかもしれません。
今日はSIGINTにパールハーバーの名前が2つ挙っていて、昨日のSIGINTともあわせてパールハーバーのDLが2/1となりました。覗いてみると、在泊艦艇が49隻もいます。でも、戦闘機は25機、爆撃機は4機、支援機種は4機と飛行機はかなり少なめです。もう一度真珠湾攻撃をしてみたくなってしまうような数字ですが、 どの程度の信頼性がある数値なんでしょうね。まあ、Flakの被害が馬鹿にならないでしょうから、実行するまでの勇気はありませんが。

2012年3月8日木曜日

ジャワ島を完全に解放

気になる新作が続けてふたつ発表されました。ひとつは「新しいiPad」。iPad3ではなくて、iPadなんですね。Appleのサイトでビデオをみてみましたが、「目に見えて革命的」というコピーに違わず、大きな変更点はディスプレイのようです。ただ、web browseと文書を読むという私の主な用途からいうと、Retinaディスプレイになること自体には魅力を感じません。実際、iPhoneも3GSから4Sに機種変更した時もRetinaディスプレイ、きれいだとは思いましたが、それほど大きな変化だとは感じませんでした。これまでどおりにiPad2を愛用したいと思います。
もうひとつはSImCityで、こちらもSimCity 5ではなくて単にSimCityでした。ラッシュアワーからでももうだいぶになるような気がしますが、素のSimCity 4の発売はもう10年近く前のことだったんですね。SimCity 5はずっと待ち望んでいたので、新たなSimCityの制作には期待しています。ただ気になるのは、SimCity 4が3年くらい前には新しかったうちのPCでもかなり重かったことです。重い主な原因はグラフィックではなく、Simたちをシミュレーションする処理の方だとか。そういった処理を担うCPUの方には近年それほど大きな進化がなかった印象なのですが、重すぎてプレイできないなんてことにはならないのでしょうか?グラフィックの進歩や、他のプレイヤーの都市を自分のシティの近隣都市としてプレイできるなんていうことにはあまり興味がないので、正統な進化をしてくれるのかが心配です。
さて、ここしばらく大きな動きがなかったPBEMですが、昭和17年4月26日は小さなイベントがいくつかありました。まず、RO-34がセイロン島西方でCL Danaeを雷撃して魚雷が一本命中しました。今日のSunk Ship listにはCL Danaeの名前がありましたが、アニメーションにはHeavy Damageと表示されてはいても、沈没音はきかれなかったし、まさか魚雷一本で沈んだということはないでしょう。CL DanaeはD級の僚艦CL Dauntless、駆逐艦2隻とともに(もしかすると他にもいたのかも)航海していたので、雷撃後にはDD Fortuneによる爆雷攻撃を受けました。コンバットリポートにはhits 9と報告されていますが、命中ではなく近くで爆発しただけだったのでSys 20, Flt 15, Eng 1と比較的軽傷ですみました。シンガポールまでは充分に帰り着けると思います。この雷撃のお返しに、ラバウルの南でブナへサプライを輸送するコンボイがS-37に襲撃され、PB Tsuneshima Maruが撃沈されてしまいました。両軍通じて、久しぶりの沈没艦です。
しばらく前から、ケープタウン発オーストラリア西岸のパース行きのコンボイがしばしば報告されています。ラングーンへの陸兵の輸送も一段落したので、ベンガル湾でパトロールしていたMini KBをインド洋の通商破壊に派遣することにしました。シンガポールからジャワ海、スラバヤ、バリ海峡経由でインド洋に出たのですが、2日間航海したところでオランダのAMc Rindjaniを発見してしまいました。小さな機雷敷設艇にきちんと魚雷を命中させてくれた点はいいのですが、こんなところで存在を明かしてしまっては連合軍も警戒するに違いありませんから、通商破壊任務は失敗ですね。連合軍が小艦艇でピケット線を設定していたのならgameyと非難するところかもしれませんが、このAMc Rindjaniはバタビア陥落後にここまでようやく避難して来た船なので、ご愁傷様というしかありません。
今日は連合軍のジャワ島最後の拠点であるTjilatjapが陥落しました。手こずるかとも思っていたのですが、第一回総攻撃で占領できました。コンバットリポートには占領にともなって連合軍機を地上で19機破壊したことが報告されています。しかしTrackerをみるとこのほかに7機がA2Aで破壊されたことになっていました。占領にともなう航空機の損失はすべてOperational Lossとして処理されるものかと思っていたのですが、そうではないようです。バタビア、バンドンと順に攻略して来ていて、これまでTjilatjapの飛行場に対する本格的な爆撃は実施できていませんでした。おそらく、オランダ軍は残存航空機をすべてTjilatjapに集めて哨戒・偵察飛行をしていたのだと思われます。これまで注意を払ったことがなくて気付きませんでしたが、占領当日に飛行任務を実施している機体の損失は、Ops LossではなくAir Lossとして計上されるのかなと想像しますが、どうでしょう。

2012年3月7日水曜日

TFのdockしない理由

リプレイを見終わった後に各根拠地を順次チェックすると、そのターンに港に到着したTFにdockしているものとdockしていないものがあることに気付きます。自動的にdcokするTFとdockしなかったTFとがある理由について、dockするにもOpsポイントが必要だがその日に港に到着するまでの航海でOpsポイントを使い果たして、dockするのに要するOpsポイントが残っていなかったのではという仮説がだいぶ以前にフォーラムで提示されていたことがあります。しかし、それが正しいのかどうかについてDevの人からのコメントはなく、真相は闇の中でした。先日、この問題についてまたTF dockingというスレがたてられ、MIchaelさん(Devチームの一員)からの回答も寄せられていました。それによると、
規模3以下の港では自動的なdockは起きないが、プレイヤーが手動でdockさせることを妨げるものではない。小さな港の限られたdockスペースをプレイヤーの管理下に置くためこうされたのだと思う。プログラムが自動的にdockさせてその港のdockスペースを占めてしまうと、もっと重要なものを揚陸しようとするTFの支障になってしまう。長い目で見るとこの仕様の方が良いだろう。
とのこと。MIchaelさんはいまでもパッチをつくり続けてくれているdevチームの最後の一員ですが、もともとはNavalの担当ではなかったので、推測で答えてくれたようです。 マニュアルの9.3.3.2 CARGO AND FUEL HANDLINGには「dockしていないTFでも港で積載・揚陸ができるが、燃料の補給ができるのは規模5以上の港に限られる(小さな港にはそのための施設がないため)」と記載されています。途中の港で給油しながらのパトロールを指示してあるASW TFのことを考えると、規模4以下の港に物資を輸送するTFが自動的にdockしてしまうと、燃料補給に失敗することもあり得るでしょうから、自動的にはdockをさせないという仕様にも一理ある気もします。でも、この回答に対して
港が空いているなら自動的にdockすべきだし、港が空っぽでなくてもdockスペースに余裕があるなら自動的にdockすべきだし、港のdockスペースがいっぱいならいずれにせよプレイヤーが手動で管理しなければならないんだから、自動的にdockする仕様にすべきだ
と要望が出されました。それに対して、
TFは自動的にdockしない方がいい場合にはdockしないようになっている。上陸用TF(amphibious TF)は規模4未満の小さな港にdockするよりも海岸に揚陸した方が速い。こういった状況ではdockしないんだ
とDonさん(Devチームの一員)から回答がありました。しかしこれに対しても、
「 TFは自動的にdockしない方がいい場合にはdockしないようになっている。上陸用TF(amphibious TF)は規模4未満の小さな港にdockするよりも海岸に揚陸した方が速い。こういった状況ではdockしないんだ」っていうから検証してみた。同じ船級のxAKからなるCargo TFとAmphibious TFを二つずつ用意し、サプライを積載し、naval supportのいない規模1の港に移動させた。しっかりした結果を得るため、TFは同じヘクスから出発させ、到着後1ターン待って手動で揚陸を始めさせた。結果は
dockしたCargo TF 200サプライ
dockしていないCargo TF 160サプライ
dockしたAmphibious TF 400サプライ
dockしていないAmphibious TF 320サプライ
いずれにせよ、dockしたTFの方が速く揚陸できる。dockしているTFは燃料を消費せず、Opsダメージを被らず、現在あるダメージも速く修理できるという利点はいうまでもない。dockしない方がいいという主張には同意できない。事実から引き出せる結論はただ一つ、小さな港へはCargo TFやTransport TFではなくAmphibious TFをつかう方が有利だということ。しかもそれでも、dockした方がdockしないよりいい。
と反論のレスがありました。マニュアルの9.3.3.1 SHIPS DOCKEDには「dockスペースの上限を超えてTFを港にdockさせることはできない。しかし、dockしていないTFも少し遅いペースにはなるがほとんどの作業を実施できる」と記載されています。ただ、どのくらい遅くなるかは明記されていないので、少なくともサプライの揚陸に関してはdockしていないとdockしている状態の80%になってしまうことがこの検証で明らかになったのは収穫でした。そして、これに対するDevの人のお答えは、
関連するコードとその背後にあったデザインの目的を、可能な限り思い出してみた。
素のWitPと、発売前のWitP AEの初期バージョンには、TFをdockさせたりundockする特別なコードが含まれていなかった。TFはdockを試みるが、もしdockできなければその港で貨物の積み降ろしを自動的に始めることはなかった。
テストプレイでこの点の不都合が指摘され、dockできなくてもTFが貨物の積み降ろしをできる(ただし効率はかなり低いが)ようなコードが挿入された。
同時に、港の積み降ろしの限度が設定された。それはかなり複雑なものだった。TFがdockせずに大量の貨物を海岸に降ろせるとしても、港がこの貨物を輸送したり貯蔵する能力には限りがあるというものだ。一定量に達すると貨物は海岸に貯留し始め(輸送されるのをまつだけになる)、溢れかえってしまう。そこで、dockしていない時の貨物の取扱量に上限を設けることにした。dockしている時の取扱量の上限と同じように、これは港の規模に依存している。どちらも使えるが、dockしての貨物の取り扱いの方が好ましく、dockしていない状態での取扱量がdockしての貨物の取扱量を上回らないようにした。
最後に、上陸用TF(amphibious TF)が小さな港でdockしていない状態での積み降ろしを余儀なくされた場合の特別なチェックをいれることにした。これに関してはテストプレイヤーの間でかなりの議論がおこり、最終的には折衷案が採用されたが、必ずしも全員が満足できるようなものにはならなかった。
振り返ってみると、貨物の積み降ろしの上限量は少し低めだったかと思うし、dockしていないTFから降ろされた貨物を港が処理する能力の上限も少なすぎたかと思う。でも、これは私の感じ方に過ぎないし、私は今ではこのゲームのサポートチームのアクティブなメンバーではない。
少し長くなったが要点をかいつまんでいうと、計算式に変更を加えないことをお勧めする。変更すると他の面で大きくバランスの崩れる危険が大きい。変更を加えても効果は小さいし、ゲーム内でその変更が効果を発揮する機会も多くはない。
それでももし何らかの変更を加えようというのなら、貨物の積み降ろし量と、dockしていないTFが海岸に降ろした貨物を港が取り扱う量の、両方をいじらなければならない。片方だけ変更しても、もう片一方の上限量が変更なく効いたままなので、変更の効果が発揮されないから。しかし、dockしない状態で海岸へ貨物を降ろせる量に変更を加えるとすると、貨物の積み降ろし量の計算が全体的にバランスを失うことになってしまう(つまり、港にdockできるトン数の制限が意味を失ってしまう)。正気を失わずに済む唯一の変更方法は、上陸用TFのdockしていない状態での貨物の積み降ろし量すべてに制限を設け、Naval supportが海岸の滞貨を処理する特別な能力を(かなり限定的に)増加させることだろう。私見ではこれがなすべきことのように思えるが、上陸用ではないTFからdockしない状態での貨物の積み降ろしの能力を完全に奪ってしまうことになる。開発の途中でこの変更を(特に貨物を積載したTFが目的地で上陸用TFに変更されることがないようにしながら)試みた時、そうなってしまって唸ったのを想い出す(訳注:Cargo TFとして容量一杯積載し、目的地で容量の80%しか積載できないが降ろす速度が有利なAmphibious TFに変換するチートを使えなないようにしたまま、という意味でしょう)。いろいろと試みたが、結局は問題を解決できず、変更を加えることができただけだったので違った意味での問題が生じることになった。
というものでした。複雑な仕組みのゲームなのでプログラミングにもかなりご苦労があるようです。このスレを読むにあたってマニュアルを読みなおしてみたので、その部分の訳と、関連する数字も表にしてみました。
6.3.3.2.5 PORT LOAD RATE ADJUSTMENTS 
Naval Supportと港へのダメージはともに港のTFを扱う能力に影響を与える。
>> 港のダメージ1ポイントはその港の規模を1%小さくすることで、揚塔能力を減少させる。
>> Naval Supportは兵員とサプライの積載速度を向上させる。Naval Supportは対象となる艦船の揚塔速度を速くするが、その港で兵員・サプライを扱う能力自体を向上させるわけではない。1分隊のNaval support squadは兵員・サプライの積載能力を10ポイント向上させる。
>> dockしていないTF。TFはdockしていなくても積み降ろし作業を実施できる(港の艀を使うか、艦船搭載の舟艇をつかって)。積み降ろしの速度はきわめて制限されたものとなり、各ターンに積み降ろしできる量を制約するために設けられた、dockしていない艦船の貨物取り扱い上限量が課される。可能なら、積み降ろし作業の際にはTFをdockさせた方がいい。
>> 味方の港で潜水艦に搭載することのできる兵員数はごく少数に限定されている。港の規模によるが、制空権下の港では一日に1~4、制空権のない港では一日に1~2のみとなっている。
>> 港のヘクスの製油所と産油施設は、積載速度と一日あたりの最大積載可能量とをそれぞれ増加させる。増加する量は、積載速度については一日産出量の半分、最大積載可能量については一日あたり産出量と等しい。製油所と産油施設とがともに存在している場合は、製油所で消費される原油のぶんだけ、上記の増加量からさっ引かれる。
>> 港のヘクスのresource産出施設も、同じようにresourceの積載速度と一日あたりの最大積載可能量とを増加させる。
6.3.3.3 TASK FORCE UNLOADING
TFの荷下ろしはTFのタイプによって、通常の揚陸(normal unloading)と強襲揚陸(assault unloading)の二つに分類される。
6.3.3.3.1 NORMAL UNLOADING 
通常の揚陸は積載と同じく港の規模の関数であり、各艦船ごとの速度も港としての一日あたり最大量も積載とまったく同じ速度で行われる。上記の港のダメージやNaval supportによる影響を含めて、積載でつかわれるのと同じ計算式をつかって、TFは揚陸してゆく。
 1. 港の揚陸の修正要素:Naval supportと港のダメージはともにTFからの揚陸速度に影響する。
 2. 港の揚陸速度の上限:一日あたりの最大取り扱い可能量は積載と揚陸の両方に適用される。もし、積載中のあるTFがその港の一日あたり最大取り扱い量の70%を使用していれば、揚陸に使えるのは残りの30%分だけになってしまう。
 3. 港のdock可能トン数制限:港にdockできる最大艦船のトン数と、dockできる艦船の合計トン数とは積載・揚陸の両方に適用される。
 4. TFがdockしているかどうか:どのTFもdockしていない状態で揚陸を行うことができる。上陸用TFはdockしていない状態での揚陸作業をより速く実行できる。
6.3.3.3.2 AMPHIBIOUS UNLOADING 
Amphibious Unloadの速度ボーナスは上陸用TFだけに適用される。 Amphibious Unloadの速度は艦種(上陸用舟艇か揚陸艦かふつうの貨物・客船か)によって異なる。港の施設に由来する貨物の取り扱い上限量は適用されない。Amphibious Unloadは兵員と貨物(装備とサプライ)のみに適用される。Amphibious Unloadは燃料や原油やresourceには適用されない。日本側には開戦後4ヶ月(訳注:12月7日から4月6日ではなく、12月7日から3月31日まで)の緒戦期ボーナスがあることに注意すること。
6.3.3.3.2.1 OVER THE BEACH 
これは海岸への強襲揚陸時に適用される。
>> 上陸用舟艇。上陸用舟艇は1ターンですべてを揚陸できる。
>> 揚陸艦(APA、AKA、LSD、LSVとイギリスの同種艦)。上陸用TFに含まれる揚陸艦は一ターンに一隻あたり3000ポイントの速度で揚陸できる。
>> 軍用輸送船(AP、AK)。上陸用TFに含まれる軍用輸送船は一ターンに一隻あたり600ポイントの速度で揚陸できる。
>> 商船(xAP、xAK)。 上陸用TFに含まれる商船は一ターンに一隻あたり250ポイントの速度で揚陸できる。
>> 日本側は1200ポイントの緒戦期ボーナスがすべてのAP、AK、xAP、xAKタイプに適用される(訳注:xAKLにも適用されるのかどうかとフォーラムで質問されたことがありましたが、はっきりした回答はありませんでした)。
6.3.3.3.2.2 FRIENDLY PORT 
上陸用TFが規模4以下の味方の港にdockして揚陸する際には、兵員と貨物とで揚陸速度が異なる。
>> 上陸用舟艇。兵員は一ターンに一隻あたり1000ポイントの速度で揚陸できる。貨物は一ターンに一隻あたり750ポイントの速度で揚陸できる。
>> 揚陸艦(APA、AKA、LSD、LSVとイギリスの同種艦)。 兵員は一ターンに一隻あたり1000ポイントの速度で揚陸できる。貨物は一ターンに一隻あたり750ポイントの速度で揚陸できる。
>> 軍用輸送船(AP、AK)。 兵員は一ターンに一隻あたり300ポイントの速度で揚陸できる。貨物は一ターンに一隻あたり300ポイントの速度で揚陸できる。
>> 商船(xAP、xAK)。 兵員は一ターンに一隻あたり125ポイントの速度で揚陸できる。貨物は一ターンに一隻あたり125ポイントの速度で揚陸できる。

2012年3月2日金曜日

まとめのサイトをつくってみました

WitP AEについてフォーラムで学んだ知識、PBEMで得た経験などをこのブログに書いてきました。でも、エントリーが500近くになってきて、どこに何が書いてあるのか、また何を書いたことがあるのかさえ、自分でもわからなくなってきています。そこで、整理のためにまとめのサイトをつくってみました。
もう3年以上プレイしていて、その間に大きなアップデートが数回ありました。ルールが変わってしまった点も少なくなく、完全に役立たないものはこのサイトには載せないようにしたつもりですが、遺漏があるやもしれません。ご利用の際にはご注意を。