2012年6月30日土曜日

ルーガンビルに連合軍が上陸

昭和17年4月12日、香港に敷設した防御機雷原保守と拡張のため、本土から香港へAMCとCMcを向かわせていました。明日は香港に到着する予定だというのに、汕頭沖でSS Graylingに夜間の襲撃を受け、CMc Katashimaが沈没しました。CMcなんて小さな船だと思いますが、連合軍の魚雷に不発はあっても、はずれはすごく少なく感じます。一方、ルーガンビル近海に潜ませてあった日本の潜水艦は、いずれも連合軍の護衛艦艇にみつかってしまい、戦果はなく、I-16は中破でトラックに修理に向かうことになりました。I-16はSSX(甲標的)搭載可能なので、沈まなかっただけラッキーかもしれません。また、前日出撃させていたSSXの方はルーガンビルでパトロール中です。
夜間、BB North Carolina、BB Coloradoと重巡3隻、軽巡3隻の上陸援護射撃に続いてルーガンビルへの上陸が始まりました。上陸してきたのは第一海兵師団、第6オーストラリア師団、第2戦車旅団が主力です。prepが100に達していない部隊もあるようで、上陸に際してそれなりにdisabledになっています。コンバットリポートによると、AMC2隻に加えて、少なくとも1隻のAPと4隻のxAPがいます。昨日の哨戒機の報告でも今日の報告でも、xAPは連合軍のTFの中にないのですが、AVと報告されているのがxAPのようですね。空母をタンカーとあやまって報告することもありましたから、xAPとAVの艦種の取り違えも当然かもしれません。
午前中、ポートモレスビーからルンガに7機のB-24D Liberatorが飛行場爆撃にやってきました。来襲6分前に防空監視哨が発見したとのこと。日本側の部隊にレーダーが配備され始めてからのルンガへの空襲はこれが初めてです。今日のコンバットリポートを見て、ルンガにレーダーを持った部隊がいないことに気づきました。隣のツラギにはレーダーを装備した部隊が2ついるので、さっそく移動させないと。ルンガにはゼロ戦2個飛行隊が駐屯していて、今日は陸攻の連合軍TF攻撃の護衛が主任務だと思って、CAPには20%しか割り当てていませんでした。合計で12機が迎撃にむかい、来襲したB-24D Liberator 7機のうち4機を撃墜、1機をOps lossにしました。連合軍は飛行場の混乱を狙ってルンガに爆撃に来たんでしょうか。そういう仕様があるかどうかは不明ですが、その後のルンガからの対艦攻撃が3波に分かれ、しかも予定より少数機しか飛べなかったことと、関連があるかなと感じてしまいます。
xAPを上陸戦につかっているので、揚陸には時間がかかります。昼のフェーズでルンガからは、ゼロ戦(A6M2, A6M3b)41機の護衛で一式陸攻27機と百式重爆9機が船団攻撃に向かいました。しかし、陸攻も重爆も部隊のうちの半分以下しか飛んでくれなかったこと、攻撃が3波にわかれてばらばらになってしまったことと、200機近いCAPにはばまれて、CV LexingtonとSaratogaに投弾できたのはごく少数機で、戦果はゼロでした。CAPの戦闘機が12機しか損失になっていないのに対し、ゼロ戦27機、一式陸攻26機、百式重爆9機を失いました。戦闘が自軍の根拠地の上空だったからだと思いますが、パイロットの死傷はKIA 21名、WIA 10名でした。CAPが200機近くいても、1波にまとまってゆけばもう少し何とかなったんじゃないかなとも思いますが、基本的には護衛戦闘機の数を揃えないとだめですね。 連合軍側は持てる戦力を集中してつかう原則に忠実に行動してますから。
ルーガンビルの南西隣のヘクスのLokatoroにも小部隊が上陸しました。ここの港の現状とSPSは0(0)ですが、飛行場の方は0(5)です。ルンガとこのLokartoと二つの飛行場をしっかり拡張して、ルンガを抑えようという意図かな。
最後にヌーメアからルーガンビルに1st USMC Parachute Bnが空挺部隊が空挺降下しました。オペレーショナルリポートには”R4D-1 Skytrain damaged by flak”という表示が7行あります。しかし、今日の損失機リストにはR4D-1 Skytrainは1機もありません。R4D-1 SkytrainというのはC-47の海軍バージョンだそうですが、タフな輸送機なんですね。それにしても、上陸船団でたくさんの兵員を輸送してきているルーガンビルに空挺作戦。なぜでしょう?私が想像は以下の通り。
ルーガンビルのあるエスピリッツサント島は大きいので、Atollとは違って、上陸したその日にShock Attackが自動的に起きたりはしません。しかし、空挺降下させた部隊は降下したターンにShock Attackを余儀なくされる仕様です。上陸の日に空挺部隊の降下を一緒に行うと、全部隊がShock Attackをして、一日早く攻略できると考えたんじゃないでしょうか。私にはそれ以外の理由が思い浮かびません。
で、今日の連合軍からのShock Attackがどうだったかというと、連合軍側AV 503対日本側 122。ところが、修正後のAVは0対191でオッズ比1対99で日本側の勝利とな。空挺降下後のShock Attackに参加するのは、降下した部隊だけという仕様のようです。今日のところは防衛に成功しましたが、今日の勝利を手みやげに、明日は全員で靖国に行くことになるんでしょうね、きっと。


追加:今日のエントリを書いた後にお相手の方から返信があって、どうしてshock attackになったのかわからないと書いてありました。上記の一日早く攻略するためというのは、私のうがちすぎのようです。ところで「空挺降下させた部隊は降下したターンにShock Attackを余儀なくされる仕様です」と前述しましたが、あらためてマニュアルの中を探してみると、これに関する記載がありませんでした。たしかにこういうルールがあるはずというつもりでこれまでプレイしていて、それに反する経験をしたことがなかったのですが、私の思い違いでしょうか。


2012年6月29日金曜日

ルーガンビルに艦載機の空襲



昭和17年8月4日、いつも通りのビルマや中国での空襲に加えて、ポートモレスビーからホーランディアへ25機のB-17E Fortressがやってきました。ゼロ戦(A6M3b Zero)一個飛行隊がCAPしていて、コンバットリポートでは合計32機が迎撃たと報告されていますが、アニメでB-17と空戦できたのはそれよりだいぶ少なかったようにみえました。ゼロ戦がAir loss 6機、Ops loss 4機に対して、B-17Eの方はAir loss 4機、Ops loss 2機と昨日のラバウル上空での戦いに比較するとだいぶ悪いスコアでした。損失機10機でも、自軍の飛行場上空での戦いだったので、パイロットの死傷がKIA 1名、WIA 2名と少なめだったのが慰めです。飛行場の被害はAirbase hits 4、Runway hits 10と多くはありませんが、九七大艇輸送機型、九七重爆輸送機型、百式司偵が各一機、地上で破壊されてしまいました。このB-17Eはきのうラバウルを攻撃した機体なのか、それとも別の部隊だったんでしょうか?新手を繰り出せるほどB-17Eの在庫が潤沢だと困るんですけどね。ラバウルと並んで、ニューギニア北岸ではこのホーランディアにしっかりした拠点飛行場を建設している途中です。その防備の程度を見定めに来たような印象の攻撃でした。
エスピリッツサント島に接近しつつあった連合軍TFですが、今日はルーガンビルから距離2ヘクスにまで接近し、101機のSBD-3 Dauntlessで飛行場を爆撃してきました。CAPの戦闘機はいないのでお好きにどうぞという感じでしたが、Airbase hits 3、Airbase supply hits 4、Runway hits 22とほどほどの被害でした。空母の艦載機は対艦攻撃に本領を発揮しますが、爆弾の大きさや搭載数の点で、飛行場や港の施設を破壊する能力は水平爆撃機に比較していま一歩なのは連合軍も同じですね。飛行場爆撃なので、Base ForceとFlakの部隊はdisruptionとfatigueがかなり上昇しましたが、陸戦をになう2つのSNLFには大きな被害はありませんでした。本格的に上陸するつもりなら、明日はGround Attackを指示して爆撃してくるのでしょう。
この連合軍艦隊は、5つのTFから構成されています。二式大艇の哨戒情報に加えて、たまたま今日のSIG INT REPORT FOR Aug 04, 42に”Heavy Volume of Radio transmissions detected at 121,151”とこの艦隊のことが報告されていました。”Heavy Volume of Radio transmissions detected”というのが何を意味しているのか、その一端が判明した感じです。それで、構成する艦船の艦種も詳細に報告されているのですが、上陸用の艦船がAMC一隻だけしかみえないのが不思議です。後続するTFが上陸用の船団なんでしょうか?
緒戦期に上陸ボーナスがある日本側と違って、APAやAKAといった上陸用の艦種を充分に入手できる時期以前の連合軍のAtollへの上陸作戦では、前日に上陸ヘクスの1-2ヘクス手前まで航行するのが定跡のようです。その心はというと。次のターンの夜の航海フェーズで目的地までの1-2ヘクスはすぐに移動でき、夜のフェーズの大部分と昼のフェーズを上陸行動に費やせる、そしてAtollへの上陸でターンの最後に余儀なくされるShock Attackに備えるというもの。エスピリッツサント島は大きな島でAtollではありませんから、連合軍TFのこの位置取りはなにか別の意味があるんでしょうかね?
ルンガの陸攻隊には攻撃距離12ヘクスでNaval Attackを指示してあります。12ヘクスは、護衛に当たる ゼロ戦(A6M3b Zero)の航続距離であり、ルンガ・ルーガンビル間の距離でもあります。連合軍機動部隊はルンガから14ヘクスのところにいたので、今日は攻撃に飛びませんでした。
珊瑚海海戦で傷ついた艦船がようやく本土にたどり着きました。横須賀は赤城と加賀のアップグレードなどで混雑しているので、空いている神戸に回航しました。修理にはだいたい2-3ヶ月かかるようです。艦船修理総合ガイドというエントリーで修理に関するフォーラムの素敵なスレを哨戒したことがあります。あれはあれでとても勉強になるのですが、こういう損傷艦を前にしてみると、初めからShipyardに突っ込んだ方がいいのか、それともPiersideで修理できるものは修理して、Piersideで修理できないmajorなダメージだけShipyardにお願いした方がいいのか、どっちが早いのか、理解できていない自分に直面させられます。

2012年6月28日木曜日

ラバウルとチッタゴンで大きな空戦



昭和17年8月3日、大々的な空戦の応酬がありました。まずポートモレスビーから50機のB-17E Fortressと17機のB-24D Liberatorがラバウル空襲にやってきました。ラバウルではゼロ戦(A6M3b Zero)の2個飛行隊がCAPにあたっていて、合計60機が迎撃しました。来襲12分前の探知だったので、爆撃前の空戦に参加できたゼロ戦は多くはなかったのですが、五月雨的にスクランブルしたゼロ戦と四発爆撃機の間で爆撃後の空戦がかなり長く続きました。投弾することのできた爆撃機は63機で536発の500ポンド爆弾が投下されましたが、Airbase hits 2、Runway hits 24で済んだのはCAPが爆撃機の悪巧みを妨害してくれたからだと思います。屠龍2機と百式司偵1機が地上で破壊されてしまいましたが、工兵のはたらきで今朝のラバウル飛行場のダメージは施設に4、滑走路に3だけでした。CAPにあたったゼロ戦の損失が10機に対して、B-17E Fortressには11機、B-24D Liberatorにも7機の損失が報告されていて、今日のラバウル空襲は日本側の防衛成功だったと思います。今の時期の四発爆撃機の補充数は多くはないはずなので、連合軍側がもう少し自重してくれることを期待したいと思います。
次にビルマのMagweからチッタゴンに二式戦(Ki-44-IIa Tojo)51機が2波にわかれてsweepを行いました。チッタゴンではHurricane IIb Trop、Hurricane IIc Trop、P-39D Airacobra、P-40E WarhawkがCAPをしていました。二式戦の損失機10機に対して、連合軍側はHurricane IIb Tropが1機、Hurricane IIc Tropが10機、P-39D Airacobraが3機、P-40E Warhawkが10機の損失が報告されていました。10対24は満足すべきスコアですから、これを続けて連合軍戦闘機戦力をすり減らし、ゆくゆくはチッタゴン飛行場の爆撃を実施したいと思っています。日本の爆撃機がもっと丈夫ならこんな苦労は不要なんですがね。
おかえしに連合軍はビルマのマンダレー飛行場に、P-38E LightningによるsweepとBlenheim IVとHudson IIIa、Wellington Ic、B-17E Fortress、B-25C Mitchell、B-26 Marauder、LB-30 Liberatorによる爆撃をしかけてきました。P-38E Lightningや Blenheim IVとHudson IIIaはチッタゴンから、航続距離が長くしかも貴重な四発爆撃機はカルカッタから飛来しているようです。ビルマにおける日本側の最重要根拠地はMagweです。他の飛行場を爆撃から守るのに充分な戦闘機戦力の配備は難しいことと、一つの飛行場が爆撃で機能停止になっても全部の飛行場を機能停止させるほどの戦力がこの時期の連合軍にないと思うので、Magwe以外の飛行場はほぼノーガード状態です。今日のマンダレーは百式司偵1機が地上で破壊されるとともに、今朝になっても飛行場施設に56、滑走路に78のダメージが残っていて、機能を停止させられてしまいました。Magweから距離10ヘクスのカルカッタは無理だとしても、距離6ヘクスのチッタゴンの方は、sweepでCAPの戦闘機を削って、早く爆撃に向かいたいところです。
昨日のエントリでー、連合軍の駆逐艦2隻が衝突で沈没したことをお報せしました。その2隻の沈没地点を見ながら、なにやらきな臭い気配が濃厚だなと感じました。というのも、アメリカ西海岸とオーストラリアを結ぶ航路を航行する艦船は、西行きでも東行きでも、このあたりではマップ上を水平に移動することがふつうだからです。ところが昨日沈没した2隻の沈没地点は、マップ上で中1ヘクスおいて右上と左下を結ぶライン上でした。西行きだとするとシドニーに行くつもりだったのが途中でニュージーランド行きに変更したような感じで、わざわざルーガンビルの二式大艇の哨戒圏内を通る点がとても不自然です。東行きだとするとEfateに向かっているかのような航路で、見逃せない動きだと感じたわけです。
一日たって今日のマップをみると、昨日の沈没地点2つを結ぶ線の北東の方に、連合軍のTFが3つ存在すること報告されていました。うち二つは同じヘクスを北東に航行していて、片方のTFは空母6隻を含んだ9隻、もう一方はPG, AMCを含んだ9隻のTFです。そこから南西2ヘクスのところに激しい雨で観察が不十分だということですが2隻からなるTFが北東に航行している事が報告されています。
昨日の時点では、空挺部隊しかいないEfateの飛行場や港を拡張するための工兵部隊を送り込むためのTFかと思っていましたが、空母を含んだ陣容からしてルーガンビル攻略を目的とした上陸船団の可能性の方が高いだろうと感じます。ルーガンビルにはAir HQがいないので、陸攻の飛行隊は配備せず二式大艇と百式司偵がいるだけです。大艇と司偵だけでも南太平洋をオーストラリアに向けて航行する船団を覗き見されるのが連合軍にとっては嫌なのかも知れませんね。
今日の哨戒ではAMC一隻の存在が報告されているだけで、上陸に重要なAPやAKをともなっているのかどうかが不明です。でももし上陸するつもりなら、占領に充分な兵力を連れて来ていることを覚悟しなければなりません。まず、ルーガンビルにいた二式大艇と百式司偵を7ヘクス北のNdeniに移動させました。また、ルーガンビルから距離12ヘクスのルンガに配備されている一式陸攻二個飛行隊にNaval Attackを指示しました。護衛にあたるのはゼロ戦(A6M2 Zero)一個飛行隊です。空母の艦載戦闘機がCAPをしているところに陸攻を向かわせるのにゼロ戦27機ではとても手薄で大きな損害を覚悟しなければなりません。でもいちばん手近なラバウルのゼロ戦隊は前述の四発爆撃機の空襲で疲れ気味なのです。ラバウル空襲はこれも狙っての企てだったんでしょう。あと、トラックからCV隼鷹・飛鷹とCVL日進を出航させましたが、これは明日のイベントには間に合いそうもありません。Efateの近くでパトロールしている潜水艦にも北上を支持したので、幸運があるといいのですが。ともあれ、あしたのリプレイがどうなるのか、楽しみというよりは心配が先に立つ一日をこれから過ごすことになります。

2012年6月27日水曜日

衝突による駆逐艦2隻の沈没



Information画面でみられる沈没船のリストの昭和17年8月2日のところに、DD HammannとDD Arrowの名前がありました。2隻とも連合軍の駆逐艦ですが、沈没の原因がCollisionとなっていて、沈没地点がそれぞれ、121,166 near Mareと122,164 near Anatomという中1ヘクス離れたところなので、この2隻が衝突してその結果沈没したものと思われます。日本側でも時々衝突する艦船はありますが、これまで衝突のせいで沈没した艦船の経験はないので珍しいなと感じました。
この2艦の衝突・沈没に関してさらに不思議なのは、いったいどうやって沈没したことが日本側に伝わったのかという点です。きっと日本側と同じように連合軍側でも時々衝突事故が起きているんだと思いますが、連合軍艦船の衝突事故が日本側に報らされたことは一度もありません。また、今回の衝突・沈没はCombat report, Combat Events, Operational Report, SIGINT Reportのどれにも載せられていませんでした。沈没地点はルーガンビルの二式大艇の哨戒圏内なので、二式大艇が衝突事故と沈没を目撃したという設定で、日本側にばれてしまったわけでしょうか?気になります。
中国は攻めあぐんでます。長沙から南西に向かう鉄道線の末端の柳州になんとか手を出せないかと思って、増援を送らせないようにするため、柳州の北東隣りのヘクスに独立混成第八旅団を進軍させました。道無き森の中の進軍なので、進軍を指示したのは一ヶ月くらい前だったかと思います。その頃は目的のヘクスの中国軍部隊はそれほどの兵力ではありませんでした。ようやく昨日、目的地に到着してmove modeからcombat modeに変更しておきましたが、中国軍は7万5000名にも増援されていて、果敢に攻撃を仕掛けて来ました。森林の防御効果3倍がありましたが、到着直後でサプライが不足していたそうです。修正前AVが192対2762、銃撃の応酬後の修正AVは41対1862、オッズ比1対45で惨敗を喫してしまいました。死傷者2898名で一ヶ月近くかかった移動は無となり、元のヘクスに追い返されました。我ながら作戦立案能力の拙さにあきれてしまいました。

2012年6月26日火曜日

昭和17年7月の成績


昭和17年7月は、このゲーム開始以来初めての本格的な空母戦である「珊瑚海海戦」の月でした。どのスコアにも、蒼龍・飛龍・翔鶴・瑞鶴の4隻で中途半端な気持ちで臨んだ日本側と、10隻近い空母を集中して運用した連合軍側の差が如実にあらわれました。
この海戦で日本側は空母蒼龍、重巡愛宕、軽巡能代、駆逐艦3隻の沈没。連合軍側の空母フォーミダブルの撃沈は確実ですが、エンタープライズ、軽巡スマトラは沈んでいないと思われます。その他のスコアについても、潜水艦は機雷に接触した1隻だけが撃沈で、爆雷によるとされる残り6隻は沈んでいないものとおもわれます。連合軍コンボイの護衛がしっかりしてきたからでしょうが、日本の潜水艦による通商破壊は低調で4隻の撃沈。それに対して連合軍潜水艦は猛威を振い、まだ米軍魚雷の不発が多い時期ですが、19隻も撃沈されてしまいました。当面はこれを食い止める術がない感じで困っています。
飛行機の損失機数は日本側476機対連合軍側399機と劣勢でした。日本側の被害を大きくしているのは黄色で示した艦上機で、ゼロ戦52機、九九艦爆75機、九七艦攻59機と、珊瑚海海戦に参加した空母の飛行隊は全滅に近い状況です。海戦が行われたのは 7月18日から21日ですが、損傷した艦船は8月1日現在、まだ小笠原近海を北上中です。飛龍のアップグレードと損傷した空母の修理中に飛行隊の再建をおこなうつもりです。
戦闘機のA2A戦闘による損失機数を比較すると、ほぼ拮抗しています。日本の爆撃機(LBもDBもTBも)がうたれ弱いのですが、今の時期の戦闘機は、まだ個々のパイロットの練度と機体の性能の点では互角と言うことなのでしょうね。
パイロットの死傷者数も、珊瑚海海戦を反映して、合計291名にものぼりました。毎月こんなペースでパイロットが失われてしまうと、補充が追いつかなくなりそうです。しばらく落ち着いてほしいものです。

2012年6月25日月曜日

ポートブレアの意味



アンダマン諸島のPort Blairの重要性について論じたPort Blair Significanceというスレがあったので紹介します。スレ主さんは、開戦後すぐに空挺部隊をつかって占領するプレイヤーが多いけどその必要があるの?という疑問でスレをたてました。しかしレスを読んでみると、充分にその価値があることがよくわかります。ポートモレスビーもそうですが、日本側にとってのポートブレアの占領は、連合軍側に利用させないことに最大の意義のあることがよく分かります。私がいまプレイ中のゲームでは、特別陸戦隊一個がポートブレアの守備についていますが、このスレを読んで、もっと守備隊を増強した方がいいかなと感じました。
比較的早いうちに空挺部隊でポートブレア(Port Blair)を確保するのが日本側プレイヤーによくみられる動きのようだ。連合軍がインドやビルマから飛行隊をマレーに移動させる中継基地を奪うことが主な目的だと思われる。しかし、連合軍はTavoyを中継点にもできるから、この目的でのポートブレア奪取は意味がないと思う。ほかにポートブレアを早期に占領する意味があるだろうか?もっと重要な作戦につかえる空挺部隊をここに投入するのはもったいないように思う。
ポートブレアに陸攻が進出したら、連合軍のベンガル湾の海上交通はひどいことになってしまうんじゃない?
ポートブレアは、かなり重要~緊要という程度の意味をもっている。早期に日本側が確保すれば、インドへの道が開く(有能な日本側プレイヤーと対戦している連合軍側プレイヤーなら、これは愉快なことではなかろう)。その後も、連合軍がマレー半島や北部スマトラへの侵攻を計画した時に、かなり邪魔な存在になる。多くのゲームで結局は重要な地点になるのが、ポートブレアだ。
アンダマン海とニコバル諸島を保持することは、ビルマのサルウィン川とシッタン川の河口であるマルタバン湾を制することになる。日本側がこれらの島々を占領しないと、シンガポールからラングーンへのサプライ輸送船団が危険な目に遭う。したがって、連合軍が守りを固める前にこれらの島々を占領する必要がある。ただし、アンダマン諸島の占領があまり早くても得る点は少ない。空輸以外に補給を維持することができないからだ。シンガポール陥落前にアンダマン諸島を占領しても意味がないように思う。
ポートブレアを占領することは重要だが、北スマトラまでの洋上に点在する島々すべてに守備隊を駐留させることも重要だ。それらのうちのどの島でも連合軍が占領して飛行場を拡張すれば、ラングーンへの海上輸送を妨害することができる。ただし、ビルマ沖の他の島々には港を築くことが困難なので、連合軍でも飛行場への補給を維持するのが困難だ。だからポートブレアということになる。でも、ポートブレアも非常に重要だとまではいえない。遅かれ早かれ連合軍プレイヤーはラングーンへの船団を妨害できる根拠地を占領して、サプライの海上輸送を切断してしまうだろう。ポートブレアを無視して、スマトラ北端のSabangをかわりに占領してもいい。ここは日本側も防衛に苦慮する地域だ。いずれにせよ、ポートブレアの占領は日本にとって必須だ。
これまでのレスは重要な点を指摘しているし、私自身もそういった理由でポートブレアを占領しようと思っている。でも、開戦後の第1週か第2週に急いで占領する必要性は示されていない。124聯隊が北西ボルネオの目的地の占領を終えるのを待ち、輸送船に乗せ、1941年の12月半ばから終わり頃に海上から侵攻すればいいわけで、空挺部隊を投入するまでもない気がする。
空挺部隊で早期にポートブレアを占領すれば、シンガポールの飛行部隊は海上輸送されるか、インドの代わりにオーストラリア方面に向かうかしか逃げ道がない。多くの機種の航続距離は短く、北スマトラのSabangからビルマまで飛行できない。ポートブレア占領はビルマの攻略に役立つ。長い目で見ればささいなことで、やがては容易く反攻されてしまうことになるのだが....
良い指摘だ。私自身はシンガポールから飛行部隊を撤退させることを考えたことがなかった。でも、ポートブレア経由でビルマに行くことができるのなら、Tavoy経由でも行けるんじゃないだろうか?Tavoyを占領するまでには2週間以上かかる。その間に小さな上陸船団を仕立ててマラッカ海峡経由でポートブレアを占領できないだろうか?私は貴重な空性部隊を投入するより、海上からの侵攻に必要な艦船を投入する方がましだと感じる。空挺部隊はあっといわせることのできるどこか他の地点に投入したい(訳注:そんなすごい場所があるんでしょうかねえ?)。
九七大艇(航続距離25ヘクス)はポートブレアからならコロンボ(距離22ヘクス)を偵察できる。これが、ベンガル湾へのイギリス水上部隊の奇襲に備える最良の方策だと思う。日本はシンガポールに船団を安全に停泊させることができ、ベンガル湾にイギリス水上艦隊が侵入してから対応する余裕ができ、雷撃機を準備できる。
いい考えだね。九七大艇の航続距離についてまで考えたことがなかった。でも結局のところ、連合軍はポートブレアの飛行場(訳注;飛行艇は飛行場規模0でも活動できる)を爆撃で荒れ地に変えちゃうんじゃないの?B-17なら飛行場を廃品の山にできる。それに、飛行場の規模を拡張するには時間がかかるし、飛行艇の活動を支えるにもサプライを船団で輸送してこなければならないが、それにはビルマからの航空攻撃がきくんじゃないの?
四発爆撃機でもそんな遠距離の飛行場の活動を停止させることは困難だ。少なくとも、飛行場の規模と工兵とサプライがそれなりに準備されているようなら。貴重な四発爆撃機をセイロンか北インドからポートブレアの制圧につかうなんてしたくない。四発爆撃機はもっとほかに使い途がある。いろいろレスがついているが、ポートブレアがなぜ重要なのかという話になってきてる。
ラングーンからの双発爆撃機では無理だっけ?あと、ポートブレアは規模1~2から始まるのでサプライを運ぶ必要がある。ラングーンから双発爆撃機でNaval attackと飛行場爆撃を加えれば少なくとも厄介ではあると思う。
その気になりさえすれば、早いうちに日本がポートブレアを占領することは簡単だ。また日本は全ビルマを席巻すべきだ。連合軍が正攻法で反撃して来るのはふつう1943年になる。それまでには、日本はポートブレアとラングーンとしっかり固めることができる。ビルマの途なきジャングルのせいで、陸路での侵攻には問題がある。したがって、連合軍はスマトラ西部、ポートブレアに加えてもしかするとモールメンやTavoyに侵攻しようと考える。問題は、これらがどれもしっかり準備された日本の根拠地だという点だ。これらの根拠地から発進する哨戒機によって、日本側は侵攻船団を到着のずっと前に発見し、多数の陸攻や水上戦闘艦、もしかすると空母ももちこんでくる。まあ、こうならないこともあるが、連合軍側プレイヤーはこうなる事態を想定しておかなければならない。1943年にベンガル湾西部に侵攻するのはたいへんなことになりうる。
繰り返しになるが、空挺部隊を使ってまで早期にポートブレアを奪取しようとする日本側プレイヤーが多いのはなぜ?12月の半ばから後半まで待って、一つか二つの連隊を海上から侵攻させるのではダメ?
私が日本側を持ってプレイしたとき、苦労するようになる前に、とにかく早く確保したい地点があった。軽く一蹴できるはずの根拠地が、他の地点から守備兵も加えてちょっとした要塞になってしまうことがある。ポートブレアも、遅すぎるとそうなってしまう地点の一つだ。
たしかに、待つこともできる。きっと、あなたはあなたの希望通りに動いてくれる相手と対戦しているのだろう。私が先月終えたゲームでは、私の相手はポートブレアを占領しなかった。1942年春に攻略を試みた時には、堅固な要塞になっていた。彼は戦艦と2隻の重巡と輸送船と地上部隊を失い、戦艦がもう一隻ひどく損傷してしまった。彼がふたたび攻略を試みることはなかった。私は12月初めに空挺部隊でポートブレアを占領することが必要だと言っているわけではない。でも、どの時期だとどのくらいの戦力が攻略に必要なのかを日本側プレイヤーが正しく判断するには、かなりの経験を必要とする。早すぎたとしても、攻略しないよりはましだ。多くのゲームで、ポートブレアは、ルンガ、ルーガンビル、ヌーメア、ポートモレスビー、パゴパゴなんかより戦略的に重要になると思う。
可及的速やかにというのはやり過ぎかもしれない。でも、アンダマン海とマラッカ海峡の航行と、シンガポールとラングーン間の飛行を妨害できるくらいの時点で占領すべきだろう。あと「どんな利点があるの?」というよくある質問は、「相手のどんな意図を妨害できるの?」ということだ。ポートブレアは緒戦期の海上哨戒、偵察、通商破壊用の水上艦隊などに利用できる。緒戦期に連合軍が利用できる最良の武器は目だ。早くから目の利用を妨害すれば、それだけ有利な状況を長引かせることができる。
別の論点だが、連合軍がポートブレアを保持していると、機動部隊やmini KBをインド洋に進出させることが「面白く」なる。ポートブレアを機動部隊が通りかかる時にマラッカ海峡の出口に蓋をしようとする飛行機・潜水艦・水上部隊などと戦闘することになるし、さもなければマレーバリア(マレー半島と蘭印から構成される)の隙間を通り抜けることになる。マレーバリアの隙間は浅い海峡で、機雷など奇襲に最適だ。より面白いのは、インド洋への一番広い出口がダーウィンの近くにあることで、オーストラリア軍が歓迎すべく準備を整えているだろう。緒戦期の連合軍はたいしたこともできないが、機動部隊が損傷してしまう可能性を否定はできない。時期が来ると、ポートブレアとダーウィンは、日本のそれなりの規模の艦隊がインド洋に進出するのを効果的に妨害することができるようになる。ポートブレアは潜水艦の基地としても良い場所で、ラングーンなどへの交通を妨害できる。ポートブレアを連合軍が保持し続けたい理由、早期に奪還したい理由はたくさんある。ポートブレアの奪還作戦は、連合軍の計画の中でも優先順位の高いものだろう。上陸作戦用の艦船が不足しているからできないだけで。
複数のPBEMゲームで、ポートブレアで日本の陸海軍に大きな被害を与えた。どのゲームでもポートブレアを1942年の6~7月に占領しようとするのは、日本の陸軍にとっても海軍にとっても大仕事だ。巡洋艦や空母が沈んだり、大きなダメージで長いことドック入りを余儀なくされたりするし、陸海軍とも飛行機の損失数はかなりのものだった。日本にとって良い面としては、連合軍側も守備していた部隊(1941年12月に増援される師団のうちの一つ)とAVGと旧式の爆撃機とxAKLをそれなりの数、失ってしまうことだ。消耗戦は連合軍の得意な戦術で、ポートブレアは消耗戦を戦うのに悪くはない場所だ。
1942年春はたしかにかなり遅い。私は12月20~30日頃を考えている。クチンとミリと Singkawangを占領した124連隊(と特別陸戦隊をいくつか)を乗船させ、マラッカ海峡を経由してポートブレアに上陸する。12月終わり頃なら200AV以上の部隊で侵攻できるだろう。 Force Zが片付いていれば、重巡4隻と駆逐艦8~10隻も護衛につければ充分だ。mini KBを航空支援につければ、連合軍側ができることはない。もしForce Zが健在なら、金剛級2隻と旧式戦艦を1~2隻加えればいいと思う。こうすれば空挺部隊を他の場所用に温存したままポートブレアを占領できるし、早いうちからインド洋に圧力を加えることにもなる。また占領に要した兵力はすぐにビルマに転用でき、昭和17年1月の早い時点でアキャブを占領できる。シンガポールが陥落するまで、マラッカ海峡の利用を禁止するハウスルールの採用が多いことに最近気付いた。もしそういう状況なら、空挺部隊を利用することになるね。
シンガポール要塞を日本が支配するまで、シンガポールの脇を通過して艦船を航行させることを禁止したハウスルールを採用しているプレイヤーが多い。その場合、1941年12月や1942年の早い時期にベンガル湾で上陸作戦を実施するのは困難か不可能だ。
占領を遅らせるとしたら、連合軍の増援を妨害することが重要になる。だから、なるべく早く占領した方がいいと思う。これは、緒戦期に占領すべき重要な根拠地のすべてにあてはまることだ。
対人戦については知らないが、AIは骨つき肉を見せられたイヌのようにポートブレアに食いついてくる。私の初めてのGCでは18ヶ月に渡ってポートブレア攻防戦が戦われ、双方とも複数の師団をつぎ込み、多くの主力艦が失われた。その頃の私はまだ兵站についての勉強中だったし、AIがあまりにポートブレアに執着するもんだから、勝利を譲ることにした。その後もなんどかポートブレアでの戦いを経験して、このスレについたレスの数々を理解できるようになった。現在プレイ中のゲームでは、マドラスとコロンボから引き抜いた部隊を投入して12月20日までに守備隊のAVを90以上にすることができ、シンガポール向けにケープタウンを出航する部隊もポートブレアに向かっている。AA部隊も一つ配備し、工兵一部隊が狂ったように防御施設を構築している。ラングーンとペグーの防御も固めつつあるが、ビルマ南部はほとんど失った。もちろん、対人戦であれば相手の協力がないと、ポートブレアを2ヶ月も保持し続けることは無理だ。もし必要なら奪還にかかれるよう、海兵隊の強襲師団をケープタウン経由で向かわせつつある。ポートブレアはそれほど重要な地点だ。
ポートブレアへの空挺作戦に成功した人に尋ねたい。この作戦にはRaiding regimentと横須賀第3特別陸戦隊が必要なんだろうか?prepはどのくらいあったらいいのか。守備隊のprepは50あって、以前よりも手強そう。
私のAI戦では、Raiding Regimentと特別陸戦隊のうちの一つで占領できた。
ポートブレアは、遅くなるより、早過ぎるくらいに占領すべきだ。アキャブほどは痛手にならないだろうが、同じようなもんだ。上手な連合軍プレイヤーに時間を与えれば、排除するのに大兵力の必要な要塞を築かれてしまう。マレーを抜けてシンガポールを削りながら、その兵力を抽出するのは困難だ。その後にはスマトラとジャワにも手を付けなきゃならないしね。
遅く占領するよりは、早期に占領してスマトラ・マレー間の海峡を遮断した方がいい。一式陸攻と九六陸攻で、シンガポールより北の連合軍側の動きは封じられてしまう。

2012年6月24日日曜日

ビルマでsweepと爆撃の応酬


昭和17年7月30日、久しぶりにビルマでsweep対CAPの空戦と昼間の堂々とした爆撃がありました。日本側で7月1日から生産の始まったKi-44-IIa Tojoですが、1ヶ月経過してようやく2個戦隊を機種変換させることができました。この2個戦隊をつかってビルマ中部のMagweからチッタゴンにsweepをしかけました。このゲームのハウスルールでは”planes max operating altitude is the band with their 2nd highest mnvr rating”ということになっているので、Ki-44-IIa Tojoはその限度いっぱいの高度30000フィートでsweepしてみました。合計66機の二式戦が三波に分かれて攻撃し、二式戦は被撃墜6、Ops loss 1の合計7機の損失。Trackerによると、Hurricane IIc Tropが被撃墜10、Ops loss 2の合計12機、P-40E Warhawkが被撃墜8、Ops loss 2の合計10機で、CAPの方の損失機数はぜんぶで22機でした。二式戦は期待の新機種で、3対1のスコアはその期待を裏切らない戦果でした。
今後もこれを続けることができるといいなと思いながら気分よくリプレイをみていると、連合軍が17機のBlenheim IV、12機のHudson IIIa x 12、16機のWellington Icでマンダレーに爆撃を実行。マンダレーには一式戦が配備されていましたが、これはMagweからレドや中国へ爆撃する時に護衛させるためのもので、CAPは上げていなかったのです。そのせいで、Airbase hits 12、Airbase supply hits 12、Runway hits 45と飛行場自体が大きなダメージを受けるとともに一式戦が9機、百式司偵が4機、地上で破壊されてしまいました。昭和17年の夏ともなるとこちらの思い通りにばかりはいきませんね。司偵は仕方がないとしても、サプライの状況が改善してきていたので、一式戦はMagweに移しておくべきでした。

2012年6月23日土曜日

WitP Trackerが1.9.2にアップデート


昭和17年7月29日、スラバヤに向かっていたAO Tatekawa MaruがSS O21に雷撃され、魚雷が一本命中しました。AO Tatekawa Maruは大きな高速給油艦で、Mini KBに洋上給油した残りの2000トンあまりのfuelを搭載していました。搭載量が少ないし、大きな船だから大丈夫かなと思ったのですが、修理フェーズにFires out of control, AO Tatekawa Maru can not be savedと表示され、沈没してしまいました。高速給油艦の喪失はこのゲームではこれが初めてだったと思います。潜水艦には本当に手を焼いています。
WitP Tracker AEが1.9.2にアップデートされていました。このバージョンでは艦船が沈没するとその航路が黒線で表示されるようになったそうです。早速、AO Tatekawa Maruで確認してみると、235ターンの航路が黒く表示されました。潜水艦に襲撃されたのは236ターンで、スラバヤの3ヘクス手前のところでした。雷撃即沈没ではなかったので、もしかすると沈没地点はもう1~2ヘクス、スラバヤの方に寄ったところだったかも知れません。
Ship Movement tracker in Map Panel shows when a ship was sunk in black
というふれこみとはちょっと違う印象です。もしかすると、本当の沈没地点を示すように、さらなるアップデートがあるかも知れませんね。

2012年6月20日水曜日

Efateに連合軍の空挺作戦



昭和17年7月27日、ニューヘブリデス諸島のEfateにオーストラリア軍のKanga Force Bnによる空挺作戦がありました。日本側の守備隊は撤収したあとだったので、無血占領です。現在のEfateは港の規模1、飛行場の規模0です。Efateの北4ヘクスのルーガンビルには二式大艇がいて哨戒飛行をしています。連合軍がこれをうるさく思い、Efateの飛行場を拡張して叩きにくるつもりでしょうか?でも、ルーガンビルには戦闘機を配備していないので、ニューカレドニアのKoumacやヌーメアからでも爆撃が可能なんですけどね。
珊瑚海海戦で傷ついた連合軍空母がニューカレドニアのKoumacやヌーメアに停泊していないか、ルーガンビルから百式司偵で偵察してきましたが、発見できませんでした。いち早く逃走したようです。これを書きながら気付いたのですが、もしかするとKoumacの北隣りの根拠地やヌーメアの北隣の根拠地にdisbandしたなんてことがあるかな?いちおうそちらも偵察してみようかな。
雲南省の保山や昆明を爆撃するため、ビルマのラシオに一式戦と九七重爆を配備してあります。ラシオから昆明への爆撃を指示しようと一式戦の部隊のインフォメーションスクリーンを開いて、増槽がつかえなくなってきることに気付きました。増槽の使用条件を確認しようとしてマニュアルを調べてみましたが、みつかりません。でも確か根拠地のサプライ貯蔵量が、Supplies Requiredの2倍以上あればOKだったはずで、マップ上で根拠地に黄色の!(サプライ貯蔵量がSupplies Requiredの2倍未満)、赤い!(サプライ貯蔵量がSupplies Requiredの1倍未満)が表示されていなければ増槽をつかえていました。
今日のラシオに!は表示されていません。サプライ貯蔵量も8636トンとSupplies Required 4216トンの2倍以上ですから、増槽を使えないのは変ですよね。ただ、今日のラシオのサプライ貯蔵量はSupplies Requiredの2倍に4トンしか余裕がありません。もしかすると、増槽を使用して飛行するのに必要なサプライを差し引いても、その根拠地にSupplies Requiredの2倍以上のサプライが残らないと増槽はつかえない仕様なんでしょうか?こういあたりはフォーラムでも読んだ記憶がないので真相は謎です。
増槽が使えないと一式戦では昆明まで届きません。仕方がないので、今日は保山の爆撃に向かわせました。この時期のビルマのサプライの状況は厳しくて、Magweからインド内の飛行場への爆撃でも、増槽が使えない日は行き先がかなりかぎられてしまいます。

2012年6月19日火曜日

下関と香港に敵潜


昭和17年7月26日、夜のフェーズは下関で沿岸砲がSS Thresherに発砲しているところから始まりました。第二次大戦初期までの潜水艦は可潜艦に過ぎず、夜間は水上を航走していることがふつうだったということですから、本土の沿岸砲の砲撃ということで場所的には非常に驚きましたが、いちおう納得できる展開です。SS Thresherは引き続き下関のヘクスで触雷。触雷の効果音が大きくて沈没音は効かれませんでした。リポートでは合計3個の機雷に接触したことが報告されましたが、下関の情報画面でも防御機雷の数が3個減っていました。TrackerによるとSS Cuttlefishが沈没したということです。艦名はTrackerとリポートとどちらが正しいのか分かりませんが、これは沈没確実でしょうね。それにしても、開戦前からの日本本土沿岸ヘクスの機雷の敷設状況を連合軍側も知っているはずで、どうして機雷が400もある下関のヘクスに潜水艦を侵入させたのかは謎です。もしかするとreaction rangeを1に設定してあって、日本のTFの動きにつられてたまたま侵入してしまったのかもしれません。
その後、ニューギニアのMadangの東側のヘクスでMadanga行きのFasttransport TFのPB Heizan MaruがSS S-34に雷撃され沈没しました。ニューギニア東岸の日本軍部隊への補給はほとんどすべてMadangへのFasttransport TFが行っているので、迎撃のために潜水艦を配置するのは賢いやり方だと思います。このPB Heizan Maruは、7月13日にMadangで撃沈されて輸送任務を遂行できなかったAPDが乗せていた部隊の残りをトラックから運んで来ていました。今日も部隊に死傷者9名の被害が出てしまいました。
その後、香港のヘクスでSS Troutがresourceを陸揚げ中のxAK Tusima Maruを雷撃して、不発。SS Troutはもう一度、昼のフェーズでもxAK Tusima Maruを雷撃してやはり不発でした。蘭印・ビルマ・マレー半島の資源はシンガポールに集め、シンガポールから大きめの輸送船団で香港へ輸送。フィリピンの資源はマニラに集め、マニラから香港へ輸送。香港からは陸路上海まで送り、上海から本土へというのが、現在の日本の資源輸入の方法です。香港・上海間を海上輸送するのに必要な船腹と燃料を節約しているつもりですが、余分な積み降ろしにかかる時間がもったいないでしょうか?みなさんはどうしています?
香港にはタンカー・輸送船が集まるので、図のように対潜哨戒を密にして、潜水艦に備えていたのですが、香港のヘクスにどうどうと乗り込まれ、しかも昼のフェーズでは見失っている(図には連合軍潜水艦のアイコンがない)というのも情けない話です。6.4.4.1 SUBMARINES VS. SURFACEには
規模3以上の港にdockしている艦船とdisbandされている艦船を除いて、潜水艦は同じヘクスにいるどんな艦船でも攻撃対象とする可能性がある。
と書かれています。規模3以上の港でもdockせずに陸揚げ中の船は潜水艦に攻撃される可能性があることを、今日の出来事で再確認させられました。香港の港は規模8でdockingの容量が12万8千トンもあります。それでもコンボイを送り出す側のシンガポール港の規模が9なので、受け入れ側の香港の容量がそれに追いつけず、商船のdockできない事態がしょっちゅうあります。dockできないと今回のように潜水艦に狙われることにもなるし、dockできないと積み降ろしにかかる時間も長くなってしまうので、香港の港の規模9に拡張するべきかなと感じました。また大きな港のヘクスに堂々と連合軍潜水艦が侵入して攻撃されるのは癪です。やはり防御機雷を敷設することも必要のようです。
日本の機雷は、Type 88, Type 93, Type 4の3種類があります。Type 93は潜水艦用なので、味方の港湾に敷設するとすればType 88かType 4になると思います。Type 88は20ノットほど出せる機雷敷設用巡洋艦CM用の機雷で、Type 4は13ノットのCMc(沿岸用coastalのCMという意味なのでしょう)とCMのうち平島級と測天級の搭載する機雷です。CMが連合軍の港湾の敷設任務に出撃する可能性もなくはないのでType 88は温存すべきかと。後方の香港には、威力はだいぶ落ちますが潜水艦よけには効果があると思うので、CMcにType 4を敷設させようかと思います。

2012年6月18日月曜日

昭和17年の連合軍の輸送機


昭和17年7月25日、ビルマのMagweに夜間爆撃がありました。第一波は3機のLB-30 Liberator、第2波は6機のB-17E Fortressです。Magweはビルマ中部でいちばん大きな規模7の飛行場があるので、屠龍(Ki-45 KAIa Nick)が夜間のCAPをしていました。レーダーも複数設置してありますが、探知はそれぞれ9分前と6分前で、ほとんどスクランブルの余裕がありません。昨夜はSevere stormsだったので、レーダーがなければ爆弾が落ち始めるまで気付かなかったかも知れませんから、まあ役立っているんでしょうね。対空中の機が珍しくLB-30 Liberatorを1機撃墜してくれました。しかし、屠龍の方も合計で3機撃墜され、パイロットも一人がKIA、一人がWIAとなってしまいました。少数機の爆撃でCAPに邪魔されたこともあって地上に被害がなかったことが不幸中の幸いです。
昼のフェーズではポートモレスビーからショートランドに14機のB-24D Liberatorがやってきました。来襲10分前にレーダーが探知して、隣りのヘクスのルンガでCAPをしていたゼロ戦(A6M2 Zero)4機が迎撃に向かいました。ゼロ戦1機が撃墜され、B-24D Liberatorは被撃墜機0。ゆうゆうと高度7000フィートから爆撃し、港にdisbandしていたxAK Kotobuki Maru #5に500ポンド爆弾が一発命中してしまいました。とにかく、CAPがいてもこんな感じで、ほんとに四発爆撃機には苦労しています。おかえしに、日本側はきのうに引き続いて重慶の飛行場を爆撃。TrackerでみるとC-47 Skytrainを7機、B-25C Mitchellを3機など地上で破壊したようです。
昨日のエントリーにも書いたように、連合軍の中国へのサプライの空輸はとても重要な作戦です。そこで、これに利用できる輸送機をチェックしてみると、図のように11機種ありました(昭和17年中に配備される輸送機はもう2機種ありますが、その2つはソ連の輸送機なので除外)。その11機種の中でも一番重要なのはC-47 Skytrainでしょう。なぜかというと、Replace Rate(一ヶ月の生産配備数)が36とダントツに多いからです。それに次ぐのがC-47の海軍バージョンであるR4D-1 Skytrainの月産7機です。今日は7月25日ですから、昭和17年5月1日に生産開始のC-47 Skytrainはこれまでにおおよそ103機ほど生産配備されたものと思われます。これとはべつに、増援されて登場する輸送機飛行隊の装備しているC-47 Skytrainが数十機あるでしょう。それに対して、TrackerによるとC-47 Skytrainの今日までの損失機数合計は85機でしたから、昨日と今日の爆撃はそれなりの戦果をあげることができたかなと感じます。
ニューギニア島南岸にある根拠地Merauke。以前は建設部隊を配備して陣地の構築を行っていましたが、トレス海峡の島Horn Islandが陥落してしまうと保持する意味に乏しいのと、連合軍がその気になれば簡単に落とされてしまいます。なので、配備していた部隊は、北岸のホーランディアに配備してあった輸送機で撤収させ、現在のMeraukeは部隊の配備されていない根拠地となっています。このMeraukeにこのところ頻繁に連合軍の偵察機が訪れています。昨日その報告を読みながらあらてめて気付いたのですが、部隊の配備されていない根拠地でもきちんと連合軍機の目撃報告を送ってくれる仕様なんですね。ということは、きっと部隊の配備されていない根拠地のヘクスに連合軍のTFや地上部隊が出現した時もやはり報告があるのでしょう。

2012年6月17日日曜日

重慶爆撃で戦果


このPBEM世界での珊瑚海海戦が終了して3日がたちました。緊迫感は薄れましたが、それでも連日のように連合軍潜水艦の攻撃による被害が続いています。昭和17年7月24日、パラオにサプライを輸送していた船団がパラオの北隣のヘクスでSS Sharkに襲撃され、xAK Clyde Maruが沈没しました。xAK Clyde Maruには夜のフェーズで魚雷が一本命中しましたが沈まず、すでにパラオの隣まで来ているからこのまま沈まずに済むだろうと思っていたら、昼のフェーズでとどめを刺されてしまいました。先日の珊瑚海海戦の甚大な被害は不用意な用兵が原因で致し方ないと感じていますが、こう潜水艦の跳梁が続くと中の人の士気に影響大です。WitP AEばかりやってると精神衛生上よろしくないので、スカイリムでもやろうかという気分になるんですよね。
そんな中、今日は久しぶりに吉報がありました。昨日、重慶の飛行場の規模が5に拡大されたという報告がありました。この時期は中国軍のサプライ状況は潤沢ではないはずですが、それでも飛行場の規模を拡張するのは戦略的意味があってのこと。そう考えて、今日は漢口から重慶への爆撃を実施してみました。中国占領地における日本側最大の飛行場は漢口で、規模9にまで拡張しました。またaviation supportも250分隊以上駐屯させているので、漢口で活動できる飛行隊の数に制限はありません。漢口・重慶間は距離11ヘクスと遠いので、3波に分かれての攻撃となりましたが、合計156機の九七重爆(Ki-21-IIa SallyとKi-21-Ic Sally)が投弾に成功しました。
当初の目論見としては、飛行場に被害を与えてさらなる拡張を妨害し、いくらかでもサプライを破壊できればいいなと思っての作戦でした。重慶への爆撃はしばらく実施していなかったためかCAPは上がっていませんでした。また、重慶には予想以上に多数の連合軍機が集結していて、かなり多くの連合軍機を破壊できたようです。Trackerによると地上での破壊31機で、うちC-47 Skytrainが14機とDC-3が8機だったそうです。これら輸送機によるヒマラヤhump越えのサプライ空輸作戦が中国軍の活動のかなりの部分をカバーしているはずなので、輸送機の破壊はとてもラッキーでした。
ヒマラヤ越えのサプライ空輸作戦は連合軍にとってかなり重要だと思われますが、中国雲南省の保山・昆明やビルマのレドはビルマ中部から日本陸軍の爆撃機がこまめに爆撃していているので、安全ではないと連合軍側は判断して輸送機を重慶に集めていたのでしょう。たしか、Pick Up Troopsを指示して対象の部隊の空輸が終わると、かわりにサプライを空輸してくれる仕様でしたよね。そうすれば、重慶の輸送機でインドから中国へサプライを運んで来れますよね。
現在の中国戦線の状況はお示ししたとおりです。中国戦線の目標は、史実の一号作戦を早めに実施して大陸打通をはかることだと以前のエントリーに書いたことがあります。このゲームでもそれを目指して活動してきたつもりですが、長沙以南の鉄道線は防御側に有利なヘクスばかりなので攻略できていません。開戦後間もなくの時期に華北・華中ではなく、この南側を優先すべきだったかと反省しています。数的に優勢な側が有利な地形で防御している現状では、このラインでの対峙がせいいっぱいです。とりあえず、この状態でも香港に陸揚げしたfuel, oil, resourceが上海まで陸上輸送されていってくれるので、よしとしましょう。しかし昭和18年以降は太平洋戦線だけでなく中国でもかなり攻勢をかけられそうな予感です。

今日はSIGINTで連合軍コンボイがヘクス228,189に存在することが報告されていました。これ、どこだと思います?実はPort Stanleyの北隣のヘクスです。Port Stanleyはフォークランド諸島にある、オフマップの根拠地です。オフマップのコンボイがSIGINTで報告されるとは知りませんでした。イギリスやアメリカ東海岸から大西洋へ増援を送るにはパナマ運河を経由させることがふつうだと思います。パナマ運河を通ってマップ上に出現するあたりに巡潜をパトロールさせていましたが、これまでちっとも連合軍コンボイに出会いませんでした。運が悪いのかと思っていたのですが、南アメリカ南端を経由させていたんですね。

別のシナリオを連合軍側で起動して、ポート・スタンレーへの航路のマップ内外の接続ヘクスを調べてみると、表のようになりました。ポート・スタンレーには艦船がいなくて、ポート・スタンレーからマップ上の根拠地への接続ヘクスは調べることができず、西行きと東行きの船団が同じヘクスを経由すると断定はできませんが、このあたりのヘクスを巡廻パトロールさせれば出会うこともあるでしょう。

2012年6月16日土曜日

NPCから遺産を贈られる

盗賊ギルドのクエでマップ東南端の街リフテンに向かって走り、手前にある鉱山集落のショール・ストーンを通りかかったところ、衛兵たちが戦っていました。近寄ってみると、フロストバイト・スパイダーという大きなクモのmob2匹と衛兵3人の戦闘で、クモはこちらが手を出すまでもなく退治されてしまいました。衛兵が村の平和を守ったわけですが、犠牲者が一人いました。フィリンジャールさんという村の住人が死んでいたのです。
お可哀想にと思ってみていると、配達人さんがやってきて、金貨がどうのこうのと言いながら、なにかを渡してくれました。この配達人さんが招待状やら手紙やらプレイヤーキャラに届けてくれて、そこからクエストが始まることもあります。今回は何を届けてくれたのかなと思って、インベントリーの中を調べてみると「遺書」というアイテムが増えていました。
キャラ名 へ 
 ライラ・ロー・ギバー首長の名において、フィリンジャールの死を知らせることを非常に残念に思う。 故人は大量の100金貨を貴殿に財産として相続させるよう遺言を残した。 
 首長の法廷は総額から10金貨を、法律に従い税金として課した。残りは引き渡しのため、信頼できる配達人の手に託している。 
 首長の宮廷はすべて貴殿と共に悲しんでいる。一方で故人が親愛なる友を持ち、資産を残せたことを喜びに思う。 
 この法的に与えられた財産が、互いへの絶えることなき信頼と、双方に与えられた首長の恩恵を想い出すものとなるよう願っている。
ライラ・ロー・ギバーさんはリフテンの街の首長で、このショール・ストーンはリフテンの支配下にあるようです。メッセージの内容は、亡くなったフィリンジャールさんの遺産が故人の遺言でプレイヤーキャラに贈られたというもの。以前、このフィリンジャールさんからの依頼でショール・ストーンの鉱山を占拠しているフロストバイト・スパイダーを退治するクエストをこなしたことがありますが、その御縁でプレイヤーキャラに遺産を残す手はずを整えていてくれたのでしょうか。もしかすると、退治されたフロストバイト・スパイダーの一族が復讐にやってきて、フリンジャーさんを殺したのかな?
TESシリーズでは、住人がこういった事故で死んでしまうことがあります。Morrowindでは、クエストの進行に不可欠なNPCが死んでしまうと、クエスト続行が不能になったので、そのまま続けるか、古いセーブファイルをロードしてやり直すか選択するようにと表示されました。Oblivionでは、特にそういうのはなかったような。でもスカイリムではこういうかたちでNPCの死を扱っているんですね。金貨100枚は現在のプレイヤーキャラにとってははした金に過ぎないのですが、Bethesdaさんの仕込んだギミックの方にとても驚かされました。Sims3みたいにNPCがつねにシミュレートされているゲームとは違って、スカイリムのNPCはふだんはノンアクティブで、その存在するセルにプレイヤーキャラが進入して行動し始めるんだろうと思います。そういう意味ではプレイヤーキャラが接近しなければフィリンジャールさんも亡くなることはなかったわけで、ある意味では彼の死の責任は衛兵ではなくプレイヤーにあります。それなのに遺産を贈られるというのは、Bethesdaさんからの皮肉も込められているのかも。
住人NPCの死亡を目にするのは初めてではありません。以前のエントリーで書いたように、リバー・ウッドの村の鍛冶屋のアルボアさんがドラゴンの襲撃に巻き込まれて死んでしまいました。彼には家族がいるので、プレイヤーキャラに資産が遺贈されることはなかったんだと思います。それはそれでいいのですが、問題がひとつ。つい先日リバー・ウッドを訪ねたときも、アルボアさんの亡骸が残っていました。名前のあるNPCの遺体はずっとそのまま消えずに残るんでしょうか?もしそうなら、あまりうれしくない仕様ですね。

2012年6月15日金曜日

アークメイジになりました


OblivionにはArcane Universityを本拠地とするMages Guillがありましたが、今作でもウインドホールド大学という施設を本拠地とする魔術師のギルドがあります。スカイリムにもやはり魔術師ギルドの連続クエがあって、ようやく最後のクエストをクリアしました。Oblivionの魔術師ギルドのクエに比較して、お話の練り込みがすこし足りないかなという感じがしました。ラスボスにあたる人が二人いるのですが、遺跡の中の人も、ウインドホールド大学で悪さをしている人も、比較的あっさり倒すことができました。
わたしは上手なプレイヤーではないので、危なくなると体力回復のポーションとエンチャント(付呪)した武器に頼ります。Oblivionでは一度に服用できるポーションの数がたしか3本に制限されていたと思うのですが、スカイリムではその制限がなくなったようです。そのかわり、工夫すればほとんど全部のポーションの重さを0.1(単位はポンドかな?) にできたOblivionと違って、スカイリムのポーションは0.5に統一され、何十本もまとめて持ち歩くということが困難になっています。ポーションの重さというのは、フラスコの重さと成分を溶かし込んでいる水の重さが大きな部分を占めるのでしょうから、重量を統一したのはリーズナブルな変更ですね。そのかわり、飲める本数に制限をなくした変更は甘すぎる感じ。でもチキンな私が強敵との戦闘に望む際に緊張しないで済んでいるのは、このスカイリムのポーションの仕様のおかげです。
エンチャントした武器の能力を引き出すにはsoulをtrapしてあるsoul gem(魂石)を使用します。このsoul gemが入手しやすくなったのもOblivionからの変更点の一つです。魔術師ギルドの魔術師からも、王宮付き魔術師からも、また街のお店でもsoul gemが買えます。空のsoul gemだけでなく、soulをtrap済みのsoul gemも売られていて、どちらも売られている数がOblivionの時よりもずっと多くなりました。Dwemerの遺跡の中で動き回っているオートマトンを倒すとsoul gemをlootできることには驚きました。Morrowindの時にはこれらのオートマトンからsoul gemはlootできなかったような記憶がありますが、昔のことなので忘れているだけかな。遺跡に侵入して来たcreatureやヒトのsoulをtrapしたものという設定をスカイリムでは取り入れたのかも。
さらに大きな変更点は、black soul gem(黒魂石)も同じように買えることです。山賊や野良魔術師などヒトのsoulをtrapするにはふつうのsoul gemではなくblack soul gemを使わないとダメです。Oblivionは帝都のあるCyrodiil地方が舞台で、Cyrodiilの魔術師ギルドはNecromancyを禁じていました。そのため、black soul gemはご禁制の品で、ふつうのお店では入手が困難だったのだと思います。しかしCyrodiilの魔術師ギルドはなくなったそうで、しかもここはスカイリムですから、black soul gemがふつうに流通していても不思議はないのでしょう。とにかく、soul trapをエンチャントした武器を準備しておけば、soul gemに不足を感じることはあまりないんじゃないでしょうか。また、一番大きなsoulであるgrand soulをtrapするのはヒトでないcreatureからよりもヒトからのほうがずっと容易(ヒトのsoulはすべてgrand soul)なので、アズラの星クエストは黒い星の方を入手する選択をしておいた方があとあと便利です。
このクエを進めている途中、ギルドの魔術師の一人が「月給を無駄にしたくない。みなを救う方法が何かあるはずだ」と発言するようになりました。会話での発言はサブタイトルで表示されますが、この「月給を無駄にしたくない」という発言は会話ではなく、つぶやきというか独り言みたいな発言なので文章が表示されないので、ギルドから月給をもらっている魔術師の一員である自分がギルドの危機を救うようなはたらきが何もできていないことを恥じてこういう発言をしているのかなと解釈していました。しかしその人のそばを通り過ぎる際に同じ発言を繰り返し聞いていて、実は「月給を」ではなく「研究を無駄にしたくない」と言っているのだと気付きました。ギルドに貢献できていないことを恥じているのではなくて、自分の研究成果がギルドの危機とともに失われてしまうことを危惧しているエゴイスティックな発言だったわけです。日本語に訳してあるとはいえ、すべてを誤りなく理解するのって難しいものですね。
ここまでプレイして来て、フリーズを経験したことは両手で数えられるくらいの回数しかありません。まだmodを入れていないからということもありますが、スカイリムのエンジンはOblivionよりもずっと軽くて堅牢なんだと感じます。でも、そのスカイリムにも不思議は存在します。フィールドを走っていて地面に四角い黒い影を発見。見上げてみると空中に書類か本らしいモノが浮かんでいました。空を飛ぶmobとの戦闘後に、死体が浮かんでいることもありました。この書類だか本だかは高すぎて手が届きませんが、倒した相手の死体は浮かんでいてもジャンプして戦利品をlootできました。

2012年6月14日木曜日

蒼龍の沈没


昭和17年7月21日も多難な一日となりました。マニラから香港へLCUを運ぶ船団がSS Pollackに襲撃され、AMC Akagi Maruに魚雷が一本命中しました。沈没音はなくほっとしたのですが、昼のフェーズにもう一度SS Pollackに雷撃され、もう一本命中した魚雷により沈没してしまいました。AMC Akagi Maruは4th Tank Regimentを載せていました。夜間の被雷後すぐに沈没したわけではなく、船団のほかの商船のスペースに余裕がなかったわけでもないのに、救助活動が行われた報告はありませんでした。結果的に4th Tank Regimentはまるまる海没。やはり複数の船にわけて乗せるよういしないといけませんね。
その後対馬海峡でxAK Aden Maru(Aden Cargo級xAKのネームシップですね)がSS Pompanoに雷撃され、沈没しました。南方や中国からの資源は、上海、大連、釜山から福岡に輸送するようにしています。いまのところ連合軍潜水艦は深海ヘクスを選んで待ち伏せしているので、 対馬海峡のところは必ず浅海ヘクスである対馬のヘクスを通過するようway pointを設定しています。ところがこのxAK Aden Maruの船団は対馬ヘクスの西隣の深海ヘクスを通過していました。way pointを設定しないとここを通過する仕様です。一昨日と昨日のターンは珊瑚海の方に気を取られて、うっかり設定し忘れてしまったようです。
昨日の戦いで大きなダメージを受けたCV蒼龍はフルスピードで7ヘクス北上し、珊瑚海の中央まで達していました。しかし連合軍空母も追撃に北上し、距離7ヘクス。午前に25機のSBD-3 Dauntlessの攻撃を受け、6発の1000ポンド爆弾が命中しました。まだ浮いてはいましたが、さすがに昨日のダメージの程度を考えると生還は望めないと感じました。そして午後にも14機のSBD-3 Dauntlessが来襲し、2発の爆弾が命中し沈没しました。エスコートしていたDD初月にも午前午後で3発の1000ポンド爆弾が命中したので、こちらも生還は難しいと思われます。そして、昨日の戦闘でとても大きなダメージを受けて、僚艦といっしょに北上することができなかったDD夕霧にも11機のSBD-3 Dauntlessの爆撃があり、2発の爆弾命中で沈没しました。
追撃して来た連合軍空母はレキシントン、ホーネット、サラトガ、ワスプ、イラストリアスの5隻のようです。ルンガから距離12ヘクスまで接近して来ていたので、ルンガの一式陸攻2部隊がゼロ戦の護衛で出撃しました。しかし”G4M1 Betty unable to locate target due to range or weather”と報告され、戦果なく帰還することになりました。今日は艦船を4隻も撃沈されたのですが、なんといっても本日一番のがっかりはこれですね。
機動部隊の方もフルスピードを指示してあり、12ヘクスも北上していたので、前日より連合軍空母から離れることができました。8ヘクスの距離なので、空母艦載機の攻撃を受けることはありませんでした。昨日の時点で連合軍の追撃は予想していました、きっと水上戦闘TFで来るだろう、水上戦闘TFなら航空攻撃で少しでも削りたいと考えて、機動部隊の飛行隊の攻撃設定はそのままにしてありました。予想と違って追撃して来たのは空母でしたが、CV飛龍の指揮官の判断で7機の九七艦攻が4機のゼロ戦の護衛で攻撃に出発しました。 距離8ヘクスからの攻撃はいちおうアウトレンジなのですが、少数機で出撃しても意味がありません。89機もCAPに上がっていて、攻撃にも至らず全滅に近い被害を出してしまいました。AI指揮官の判断にイライラさせられる仕様は、プレイヤーが軍の最高司令官を演ずるシミュレーションゲームとしては、よくできていると評価すべきところなんでしょうね。
機動部隊に空母艦載機の攻撃はありませんでしたが、オーストラリアからB-17E FortressとB-24D Liberatorが五月雨的に来襲。四発爆撃機の低高度からの爆撃はHRで禁止しているので、高度7000フィートからの爆撃でしたが、このくらいの高度だとなかなか水平爆撃は命中せず、今日もアンラッキーヒットはありませんでした。

2012年6月13日水曜日

空母戦でCVフォーミダブルを撃沈


昭和17年7月20日は、夜のフェーズでシンガポールの東隣のヘクスでxAK Tazima MaruがSS O20に雷撃される場面から始まりました。魚雷が一本命中し、アニメーション終了後まもなく沈没してしまいました。空船ではありましたが、Lima Cargo級という日本側では大きめな貨物船(6475トン、VP 13)ですし、シンガポールまで1ヘクスもちこたえることができれば助かったはずなので残念です。
きのう想像していた通り連合軍は空母TFをニューカレドニア島の西に進出させました。連合軍側は合計6つのTFを隣接する二つのヘクスに3つずつ配置しています。おそらく1ヘクス離れてフォローさせているのでしょう。この二つのヘクスの両方に空母TFが存在していて、互いのCAPが支援できるようにしてありました。これに対して、前々日・前日の戦闘で傷ついた艦船を支援するため珊瑚海を南下した機動部隊との間で、空母どうしの航空戦が戦われました。表に示した通り、日本側からは午前と午後の2波、連合軍からは午前3波と午後4波の攻撃がありました。
まずは日本側が、40機の九七艦攻と84機の九九艦爆を48機のゼロ戦が護衛して、北側の連合軍TFを攻撃しました。レーダーで28分前に探知され、合計で96機のCAPが待ち構えていて、護衛のゼロ戦も九七艦攻・九九艦爆もかなり多数がA2Aで撃墜されました。しかし、翔鶴・瑞鶴・蒼龍・飛龍の4空母の飛行隊が一団となって到達できたので、CAPを突破して攻撃を実施できる機体もかなり残りました。CV Formidableには250kg爆弾が1発と魚雷が4本命中し、密閉式の格納庫の中で爆発が起きたものか、さすがの装甲空母もあっさりと沈んでしまいました。CV Enterpriseには爆弾1発と魚雷が2本命中してFuel storage explosionが2回おき、Heavy smokeで船体を視認できないという報告がありました。CV Yorktownには爆弾4発命中で、やはりHeavy smokeで船体を視認できないという報告。あと、CV IllustriousとCA Cheste、CA Houstonに爆弾が命中しました。
午前の連合軍の攻撃は、まず戦闘33機の護衛で65機のSBD-3 Dauntlessと15機のTBF-1 Avenger。CAPのゼロ戦は21機と少なく、それなりの数を撃墜しましたが、突破する機体も少なくありません。BB比叡に魚雷が一本命中。CV蒼龍と瑞鶴、CA筑摩に1000ポンド爆弾が1発ずつ命中しました。蒼龍への爆弾はあたりどころがかなり悪かったようで、弾薬の誘爆が報告されました。このあと、きのう大きなダメージを受けていたCL能代に15機のTBF-1 Avengerが殺到し、魚雷一本命中で沈没しました。昨日自沈させなかったのは少しでも連合軍空母機の攻撃を吸収してほしかったからですが、みごとその役目を果たしてくれました。黙祷。そして、午前第2波の連合軍ははぐれたTBF-1 Avengerが2機だけで、日本側には被害がなし。午前の第3波は戦闘機30機の護衛で45機のSBD-3 Dauntless。CAPのゼロ戦は16機に減っていて、食い止めきれません。第一波の攻撃で大きなダメージを受けて回避行動もとりにくくなっていたと思われるCV蒼龍に爆弾が2発命中し、BB比叡にも爆弾が一発命中しました。
午後の日本側は11機の九七艦攻と18機の九九艦爆を10機のゼロ戦が護衛して攻撃しましたが、77機のCAPに阻まれ、爆弾や魚雷の投下行動に移れませんでした。
午後の連合軍側第一波は31機の戦闘機の護衛で26機のSBD-3 Dauntlessと12機のTBF-1 Avengerでしたが、護衛のゼロ戦は7機とさらに減っていて、CV瑞鶴に爆弾一発、BB比叡に魚雷が一発名中。その後第二から第四波は戦闘機の護衛なしで雷撃機、急降下爆撃機だけがやってきましたが、CAPのゼロ戦も4→2→1機と減っていて、CV翔鶴に魚雷一本、CV瑞鶴に爆弾2発、BB比叡に魚雷一本と爆弾一発の命中を許してしまいました。
今日の戦いをまとめると、CV Formidableを撃沈し、米軍空母のうちのヨークタウンとエンタープライズに痛撃を与えることができました。おそらくエンタープライズは大破でしょうが、ニューカレドニア島のKoumacまでの距離が3ヘクスしかないことと、米軍のダメコンを考えると、沈没することはないでしょう。対する日本側はCV蒼龍がSys 61, Flt 32, Eng, 30, Fire 44で、日本側のダメコン的に火災の消火が難しそうな数値なのと、日本側の制空権までの距離がかなりあるので、生還はまあ無理だろうと思われます。無傷のCV飛龍と損傷艦ではあってもCV翔鶴・瑞鶴とBB比叡だけはなんとか本土まで連れてかえりたいものです。昨日まで心配していたBB金剛、CA鳥海は遁走に成功しました。
ポートモレスビーを奪還されたときもそうでしたが、戦力の集中という原則に忠実な相手の方の姿勢には目をみはらざるをえません。コンバットリポートには迎撃にあたった戦闘機の飛行隊の名称が載せられているので、まとめてみると表の通りです。今日、日本側が攻撃する機会をもてた空母以外にも、その南隣のヘクスにサラトガ、ホーネット、ワスプがいることは確実でしょう。海兵隊の戦闘機飛行隊も空母に搭載されている可能性がありますから、もう1-2隻いるのかもしれません。最低でも8隻の空母が相互にCAPで支援しあえるように隣どうしヘクスに位置していたことには本当に脱帽です。

一方、日本側は今回の決戦のきっかけが、正体不明のTFを狙ったものだったこともあって、ばらばらでした。機動部隊を蒼龍・飛龍・翔鶴・瑞鶴の4隻で編成したのは、隼鷹など足の遅い空母を組み込むと、水上戦闘TFに遅れてしまうことを危惧したからです。実際には30ノット以上で編成した機動部隊も、水上戦闘TFよりかなり後方を航海する羽目になったので、使える空母は全部出撃させるべきだったと反省しています。それでも、空母4隻対8隻の対決で、今日のところはそれほど遜色のない戦果を挙げることができたのは、

  • この時期の連合軍空母からの攻撃にはコーディネーションペナルティが厳しい
  • BB比叡が被害担当艦の役割をはたしてくれた
  • 日本側のパイロットの方が少し優秀なのかも
の3点でしょうか。日本側は午前午後ともに1波にまとまって攻撃できました(でも午後はしょぼくてCAPに粉砕されましたが)。しかし連合軍側は各3波・4波と五月雨式に攻撃することになってしまいました。もしこれが一つにまとまってやってきていたら、この程度の被害では済まなかったでしょう。また日本側には空母に随伴できる金剛級戦艦があって機動部隊の中に含めてありました(本当なら2隻入れるべきですね)が、連合軍側の空母TFにはCAとCLAAが入っていただけなので、艦載機の攻撃をひきつける囮としては劣っていたのでしょう。また、もうひとつ考えられることとして、日本側戦闘機の使い方です。私はCAP 30%、残りはEscortにふりむける設定にしてありました。連合軍空母のCAPはとても強力でしたから、70%をEscortに振り向けても多数が撃墜されることは避けられませんでした。それでも、爆撃・雷撃のチャンスをものにした機体も少なくなかったわけですから、空母の劣勢な側の設定としては悪くなかったと思います。前日の戦闘でゼロ戦をかなり失っていたこと不利でしたが、連合軍の空母艦載戦闘機も同じように減っていましたからね。



今日の損失機数はこんな感じです。日本側は100機強、連合軍側も80機以上の損失。空母戦は飛行機の被害が馬鹿になりませんね。注目すべき点として、連合軍の急降下爆撃機・雷撃機のFlakによる損失機数が日本側とそれほど違わないこと。機動部隊の直援には秋月級駆逐艦が5隻含まれていましたが、これがそれなりに役立ってくれたのでしょう。


現時点で日本側の健在な空母は今日の戦闘で無事だった飛龍、トラックにいる隼鷹と飛鷹とCVL日進、インド洋にいるCVL祥鳳と瑞鳳、横須賀でアップグレード中の赤城と加賀、スラバヤでアップグレード中のCVL龍驤と、CVEが2隻。連合軍側が空母を集中して使用することが明らかになったので、こちらも集中して使えるようにしていきたいと思います。とりあえずは今日の損傷艦をなんとか生還させることに集中ですが、その次はどうするか。今日ダメージを受けたエンタープライズ、ヨークタウン、イラストリアスは修理が必要なはずです。シドニーの修理工廠は規模31なので、これからの戦いを考えると、空母の修理にはあてたくないでしょう。パールハーバーか、もしかすると西海岸まで回航することを考えるのではないでしょうか。もしその途中を襲うことができれば最高なんですけどね。

2012年6月12日火曜日

60kig爆弾が32発命中しても軽巡は沈まない


昭和17年7月19日、前日の戦闘でダメージを受けた艦船のうち、26ノットを出せるDD狭霧は単艦でツラギに向けて撤退させていました。しかし夜のうちにDD BenhamとDD Elletにつかまりました。1回目の戦闘では奮起して、被弾5に対して相手にも1発と2発の命中弾を与えて遁走しました。しかし、夜のフェーズのうちに合計3回の戦闘があり撃沈されてしまいました。
きのうダメージを受けずに済んだCL能代と5隻の駆逐艦は、きのう東隣のヘクスにいた連合軍TFに接触。相手はxAP St. Mihel単艦だったので撃沈することができました。しかしその後、米軍空母から2波30機のSBD-3 Dauntlessの攻撃を受け、CL能代に1000ポンド爆弾が3発、DD夕霧に2発が命中して、能代はSys 79, Flt 60, Eng 15, Fire 91、夕霧はSys 40, Flt 63, Eng 6, Fire 11という大きなダメージを受けました。能代の方にはScuttleボタンが表示されてしまいました。Scuttleボタンは誤って押してしまうことを防ぐためだと思うのですが、ふだんは表示されていないものです。Fire 91と大火災なのでもう助かるとは思えず、自沈を選択して相手に献上するVPを10%減らす選択をすべきなのかも知れません。でも、もう一日浮いていてくれれば、明日も連合軍空母からの攻撃の被害担当艦になってくれる可能性があると思って、自沈はさせませんでした。
CL能代と駆逐艦のTFにもツラギへの撤退を指示してあったのですが、今日の時点では損傷艦であるBB金剛やCA鳥海よりも遅れてしまっています。攻撃されることになったのは南の方でぐずぐずしていたからですが、今日のエントリーを書きながら、このTFがぐずぐずしているのは、reaction rangeを0にするのを忘れているからではないかと思い始めています。もともとは連合軍TFに対する襲撃を目的に南下したTFだったので、Max Reactを3か4くらいに設定してあったと思います。ツラギへの撤退を指示した時にこれを0に変更しなくてはいけなかったのですが、今振り返ってみると、変更した記憶がありません。このままだと、明日もこの辺でうろうろして、また航空攻撃を受ける可能性がありますね。まずい。
BB金剛とCA愛宕・鳥海の水上戦闘TF(SCTF)をトラックから出航させる時に、蒼龍・飛龍・翔鶴・瑞鶴の空母4隻の機動部隊もトラックを出航させました。この機動部隊の航路は、ソロモン諸島の東側、SCTFよりももう少しだけ東側を経由して珊瑚海に南下するようにしてありました。距離的にはすこしだけ長いだけなのですが、SCTFよりずっと遅れてしまっていました。SCTFも機動部隊も、構成する艦で一番遅いのは最高速度30ノットの金剛型戦艦で同じです。どうしてこんなに遅れたのか原因が私には分かりません。ともあれ、ようやく珊瑚海の北部に到着。今日はニューカレドニア島のKoumacにいた連合軍TFを攻撃しました。
午前中の第一次攻撃隊は15機の九七艦攻(B5N2 Kate)と36機の九九艦爆(D3A1 Val)。3機のF4F-3A WildcatがCAPしていましたが、71機のゼロ戦(A6M5)がエスコートについていて一蹴。残念ながら在泊艦していたのはCL SumatraとPG Soerabajaだけでした。CL Sumatraには14発の命中弾が報告されていますが、逆に言うと14発も命中して沈まなかったんです。距離7ヘクスは九九艦爆にとってextended rangeになってしまうので、250kg爆弾ではなく60kg爆弾を搭載していたのです。軽巡でも60kg爆弾ではだめなようですね。距離7ヘクスから1000ポンド爆弾を抱えて攻撃できるSBD-3 Dauntlessがうらやましい。魚雷は一本も命中しませんでした。
午後の第二次攻撃隊は46機の九七艦攻と25機の九九艦爆。こんどはF4F-3AとF4F-3とF4F-4とりまぜてWildcatが合計で107機もCAPしていました。午前から午後にかけての航海で米軍空母がこのKoumacに接近してきていて、この攻撃隊は来襲46分前にレーダーで探知されていますから、空母のCAP機がKoumac上空に呼ばれたんでしょう。優秀なレーダーを持っている連合軍が本当にうらやましい。
CAPのWildcatと護衛の67機のゼロ戦との間で激しい空中戦がありました。損失機数をTrackerで確認してみると、ゼロ戦は21機、Wildcatは27機となっています。ゼロ戦には数的不利と、エスコート対CAPの不利がありましたから、大健闘した数字だと思います。ただし、数的不利のために攻撃隊を完璧に守ることはできず、九九艦爆5機と九七艦攻22機が撃墜されてしまいました。攻撃目標のCL Sumatraには60kg爆弾18発と魚雷が一本命中しました。でも沈没した様子はありませんでした。根拠地のヘクスだし、disbandされると沈没せずに済まされそうです。それにしても、多大な犠牲を払ったにも関わらずこの結果ではね。米軍空母の戦闘機を減らしたことに満足しなければいけないところかな。でも、連合軍根拠地の上空だったから、撃墜されても生き残ったパイロットが多そう。
reaction rangeを変更し忘れた駆逐艦TFの運命はかなり悲観的ですが、BB金剛とCA鳥海はなんとか助けたいものです。BB金剛はSys 43, Flt 9, Eng 28、CA鳥海はSys 54, Flt 22, Eng 21とともに鎮火に成功し、ダメージ値もほぼ横ばいです。連合軍空母から逃がすため、今日はツラギに向けてfull speed19ノットで航海させてみることにしました。また、機動部隊はBB金剛とCA鳥海のTFに接近させます。連合軍が空母TFや水上戦闘TFで追撃して来たりすると、明日は一大決戦になるかも知れません。
さて、今日は上記のように九九艦爆の航続距離の短さでがっかりさせられました。このゲームの日本側の九九艦爆はすべてD3A1です。実はその次の型のD3A2は航続距離がもう1ヘクス短いので注意が必要です。その点を論じたA Couple Of Questions On Airframes?というスレがあったので以下に紹介します。このスレはB5N1とB5N2の得失についても扱っていますが、九九艦爆の方だけ訳してみました。実は、うちの九九艦爆がD3A1ばかりなのは、このスレを読んだことがあったからです。
D3A2を研究・製造するのに値する機種だろうか?というのもD3A2はD3A1の改良型というようにはみえないからだ。しかもD3A2の5ヶ月後にはD4Y1が利用可能になる。D4Y1はすべての点で向上している機種だから、研究面ではD4Y1につぎ込んだ方がいいのでは?
PDU offだと、急降下爆撃機の部隊のアップグレードのために多少はD3A2も製造しなければならない。でも、九九艦爆を研究する必要はない。彗星を研究した方がいいね。
必ずしも正しい選択ではないかもしれないが、別の途という意味で、レスしてみる。D3A1とD3A2はとてもよく似ているが、D3A2の方が少しだけ速い。あなたのゲームのRealistic R&Dの設定がどうなっているかにもよるけれども、Realistic R&D offにしてあるのなら、規模30のR&Dライン4本をD3A1にあてて、修理が完了し次第D3A2に機種変更して、R&Dポイントを月に120ずつ得ることができる。1942年の4月にはD3A2のR&Dは完了して、彗星が利用可能になるまで使うことができる。これは、サプライを12万ポイントも費やすに値するかどうか?たぶん、そうではないだろう。でも、あとになるとレーダーの差で有利さが失われるから、この時期に米軍空母と戦うつもりなら、少しでも有利になることは逃すべきではない。そういう意味で、彗星へのR&Dは重要だ。エセックス級空母が登場する前に、彗星が利用できる期間をもたらしてくれる。
D3A2の不利な点は航続距離で、normal rangeが6ヘクスではなく5ヘクスしかない。1ヘクス短くても、速度の向上の方が価値があるの?
これは大きな後退だと思う。1ヘクスの違いのために空母を失うことになるくらいなら、パイロットと機体を失う危険を冒す方がまだましだ。
賛成だ。D3A2は好きじゃない。すでにコメントされているように、航続距離の点で空母の価値を損なってしまう。もちろん、彗星のR&Dには努力を注ぐべきだ。
私も彗星のR&Dに専念して、D3A2はスキップする。航続距離が短いし、彗星の登場まで5ヶ月しかないから。
私のこれまで経験した空母戦では、5ヘクスと6ヘクスの違いは意味を持たなかった(つまり、いずれの空母戦も距離5ヘクス以内で起きた)が、5ヘクスと6ヘクスの違いは空母戦の結果に重大な違いをもたらしうる。D3A2のような航続距離の短い機種は戦術的な選択肢を狭めてしまうと思う。D3A2はDevastator雷撃機のようなもんで、ゲームの結果を変えてしまう可能性のある機種だ。
D3A2は嫌いだ。D3A1でさえB5Nより航続距離が短いのに、もっと短い機種を選ぶの?残念ながら、そんなことはできない。D4Y1もD3A2と同じ航続距離になってしまった(パッチで彗星は増槽をつかえなくなった)が、少なくとも装甲に跳ね返されることのない爆弾を搭載できる。優秀な急降下爆撃機という意味では、D4Y3まで待たなければならない。でもその頃、4ヶ月後には優秀な航続距離の流星が登場する。













2012年6月11日月曜日

愛宕沈没、金剛・鳥海・狭霧大破



先日のエントリーで、SIGINTに同一の連合軍TFを示すと思われるHeavy Volume of Radio transmissionsが4日間で3回も検出されたことをお報せしました。その後、7月15日にも西航する同TFからと思われる Heavy Volume of Radio transmissionsが聴取されました。SIGINT情報では位置しか判明せず、またルーガンビルからの二式大艇の哨戒網にも引っかからなかったので、TFの構成は不明でしたが、いちかばちかということでトラックから水上戦闘TFを迎撃に差し向けました。ソロモン諸島の東側を経由してオーストラリア東方に向けて航海しましたが、さいわい7月17日までは連合軍の哨戒機に出会うことがなく、しめしめと思っていました。
ところが昭和17年7月18日午後のフェーズでDD照月のレーダーが敵機を探知し、その14分後、99機のワイルドキャットに護衛された84機のSBD-3 Dauntlessがやってきました。空母はいないのでCAPはなく、そのまま急降下爆撃を敢行。高度2000~4000フィートに降下しての爆撃ですが、日本側の対空砲の性能は貧弱で撃墜できたのは一機だけ。1000ポンド爆弾が2発命中したCA愛宕は沈没し、BB金剛・CA鳥海・DD狭霧は大破となってしまいました。その後、15機のTBD-1 Devastatorの高度140000フィートからの爆撃がありましたが、さいわい爆弾は一発も命中しませんでした。距離5ヘクスですが、TBD-1 Devastatorは距離5ヘクスだと雷撃はできないんでしたっけね。
今日のリプレイ終了後の両軍のTFの位置も、図に示した位置と同じでした。大破したBB金剛・CA鳥海・DD狭霧はDD天霧の護衛でEscort TFに編成されていました。金剛は戦艦なので1000爆弾5発明中でもSys 43, Flt 11, Eng 28、鳥海は1000ポンド爆弾4発でSys 51, Flt 23, Eng 21とかなりの重態ですが、2隻とも19ノット出せる状態です。逃げることができるでしょうか?距離5ヘクスに強力な連合軍水上戦闘TFがいるので、これに追撃されれば一巻の終わりのような感じもします。ともあれ、情報のはっきりしない状態での今回のようなギャンブル的な行動は避けるべきというのが教訓です。それにしても高くついた教訓でした。今後は絶対国防圏の構築に勤しみ、火遊びは慎もうと思います。
SIGINTで報告されていたTFは明日かあさってに、いまの連合軍空母TFのいる位置あたりに達するものと予想していました。今回攻撃して来た空母TFと残り二つの水上戦闘TFは3つとも西に向かって航行しているので、これがSIGINTのHeavy Volume of Radio transmissionsの発信源だったのか、それとももう一つ東側に続航するコンボイがいるのかどうかは不明です。日本側のTFの東隣に連合軍TFがいるのですが、これの構成は不明です。空母より北側(北よりの航路の方がすこし危険度が高い)を航行しているので、これはコンボイではないんでしょうね。

2012年6月9日土曜日

発見済みの敵TFを空母が思い通りに攻撃してくれない理由


Naval Attackを指示してある飛行隊が、発見済みの敵TFの攻撃に思い通りに飛んでくれないように思えることがあります。陸上基地に配備の飛行隊でもそうですが、この問題は特に空母の艦載飛行隊だと深刻です。不沈の陸上基地の飛行場とは違って、飛行甲板は沈められてしまう可能性がありますからね。同様の悩みを抱えた方が Why won't my CV TF attack a BB?というスレをたてていて、それに対してDLの高い敵TFに対して空母から攻撃隊が飛び立たない理由をうまく説明するレスがついていたので紹介します。
detection levelがどんな方法で増加したのかと、攻撃任務が実施されるかどうかとの間には、何の関係もない。情報源がなんであってもdetection levelはdetection levelなわけで、それ以上でもそれ以下でもない。つまり、重巡の水偵が発見者であっても、空母の艦載機は攻撃しようとする。
しかし(これが重要なところだが)、攻撃の実施と、detection level上昇の程度とタイミングとの間には関係がある。ある目標のdetection levelを上昇させる情報源となる哨戒機の発進した根拠地が、艦船攻撃を計画している空母と目標との距離よりも遠い場合には、空母が攻撃隊を優先度の低い他の目標(secondary targetのことも)にむけて発艦させたあとにようやくdetection levelが増加するようなことも起こりうるし、または攻撃自体を実施しないことにもつながりうる。それに、NavSスキルが20台と低い水平爆撃機が哨戒飛行を担当したりしていた場合には、まず発見した目標が何なのかを確認することから始める必要がある。
なので、空母TFの艦載機に艦船攻撃だけを指示しておいたり、空母のいる地点より400海里も後方の根拠地のカタリナ飛行艇だけに哨戒任務を任せてしまうようなことはまずい。
空母艦載機にも哨戒任務を割り当てておきたい理由を整理すると、

  1. 哨戒機の巡航速度と航続距離からして、哨戒機の発艦は攻撃隊への目標の提示よりも先に行われるものと思われる(Seagullのような巡航速度の遅い水上機以外だとそうならないこともありうるかも)。
  2. 哨戒機と攻撃任務の機体の発進元が同じ天候の下にいる。哨戒任務を指示した飛行機の所属する艦船・根拠地が雷雨になっていて飛び立てないなんて失敗がなくて済む。
  3. 一般的に空母艦載機パイロットのNavSスキルは平均以上のレベルにあるので、敵を発見する可能性が高い。
空母艦載機以外の手段をつかうのが良くないことだといっているわけではないことは言い添えておくけど。

2012年6月5日火曜日

またまたAPDを3隻沈められる


昭和17年7月13日、オーストラリアのブリスベンの東方沖で、I-2が雷撃と浮上しての砲撃でxAK Dardanusを撃沈しました。fuel cargo burningと表示されたので、fuelを輸送していたんでしょうが、護衛の艦艇はつけていないようです。その後、宗谷海峡でASWに従事していたSC Ch 29が、SS S-47に雷撃され沈没しました。深海ヘクスですが旧式のS-47はそれほど深く潜行できないようで、ASW TFの僚艦のSC Ch 29が反撃して、爆雷で船殻へのダメージが2回報告されました。残念ながら沈没音は聞こえませんでした。宗谷海峡は樺太から北海道へresourceを輸送するTFが頻繁に航海しているので、豊原と稚内にASW用の飛行隊を配備しいます。今日は連合軍SSの存在は報告されていませんが、きっとまだ1-2隻はいるんでしょう。
トラックからニューギニア島北東のマダンへ49th JNAF Unitを輸送して来たFasttransport TFのAPD4隻がポートモレスビーから2波合計22機のA-24 Bansheeの急降下爆撃を受け3隻が沈没し、残った一隻のAPD刈萱もSys 54, Flt 27, Eng 14, Fire 17と大破炎上中で助かるかどうかかなり微妙。それに加えて、このTFに乗船していた部隊の上陸はまだ始まっていなかったようで死傷者935名という大きな被害を受けました。このTFの前日の位置をみてみると、マダンから12ヘクスも離れたところでした。夜のうちに到着し、夜のうちに部隊の上陸が始まるように、前日の位置を調節すべきだったようです。そういった経空脅威を考慮した行動をとってくれることを期待してFasttransport TFにしているのに、味方の根拠地が目的地だとやはりだめみたいですね。
以前のエントリーでも触れたように、マダンにはトラックからサプライを満載したFasttransport TFがしょっちゅう入港していますが、これまで一度もポートモレスビーからの航空攻撃を受けたことがありませんでした。なので、今回の49th JNAF Unitの輸送任務もまさかこんなことになるとは予想もしていませんでした。どうして今回はこんな悲劇につながったのでしょう。サプライを積載してくるTFは1000トン積める14ノットのPBだけで構成していますが、連合軍のAI指揮官はPBを見逃してAPDは見逃さないという仕様になっているのでしょうか?またはサプライだけを積載するTFは見逃してもらえて、兵員を輸送してくるTFは狙われてしまうのか?とっても不思議。
7月10日、11日、13日とSIGINTで海上に”Heavy Volume of Radio transmissions”が報告されています。マップ上にプロットしてみると、こんな感じ。10日と11日の2回の報告だけだとなんともいえませんが、今日13日の報告もあわせると、同一のTFがオーストラリアの方に向かって航海していると判断できそうです。3回ともただの”Radio transmissions”ではなく”Heavy Volume of Radio transmissions”ですから、地上部隊を載せた客船やタンカーの大きなコンボイか、または空母機動部隊なのか。同一のTFだとすると一日に6-7ヘクス移動していることになるので、前者の可能性が高そうです。トラックから機動部隊を出動させて、迎撃が間に合うかな?
OPERATIONAL REPORT FOR Jul 13, 42
Allied Aircraft sighted over Miyako-jima 
もうひとつ気になることとして、宮古島から連合軍機の目撃報告があがっていました。哨戒機の連合軍TF目撃報告の多くが眉唾ものなのは承知しています。でも、味方根拠地の連合軍機目撃報告はかなり信頼できるものだと思っていました。でも本当に宮古島上空を連合軍偵察機が飛行したんでしょうか?もしこれが事実だとすると、開戦時に部隊が配備されていない宮古島が、開戦後も引き続き無人であることを確認することができた連合軍は、7月11日のウェーク島のように潜水艦で奇襲上陸をくわだてないとも限りませんね。

2012年6月2日土曜日

ウェーク島への奇襲上陸


昭和17年7月11日は細々としたやりとりがありました。まずは、BB榛名と金剛、CA那智、CL阿賀野がブナに艦砲射撃を敢行。戦艦2隻が含まれているのですから大きな戦果を期待したいところですが、死傷者67名(合計で17分隊がdisabled)になっただけでした。7月6日にもBB榛名と金剛にCL能代でブナに艦砲射撃を実施していて、その時は死傷者34名の被害だけが報告されました。ガダルカナル島への艦砲射撃では、ヘンダーソン飛行場が火の海になったはずだと思うのですが、こんなに連合軍基地への被害が少ないのは何故なんでしょう?ブナのDetection Levelは連日9~10/10だし、ちゃんと弾着観測機は飛んでいるし。LCUに向けて射撃するだけではなく、規模6の飛行場にむけて射撃して欲しいんですが。単に2回続けて運が悪かっただけなのかな。
午後になって、ポートモレスビーからラバウルに4機のB-26 Marauderが飛来。CAPの屠龍とゼロ戦が4機とも撃墜しました。7月9日にも18機のB-26 Marauderがラバウルの港湾爆撃にやってきたことを先日のエントリーで報告しましたが、今日は在泊TFへの攻撃を企図したものだったようです。連合軍側は機雷を多用する傾向があり、ラバウルのヘクスに機雷を敷設されると嫌だなと思ってAMcを停泊させていて、これが狙われたんだと思います。ただ、このAMcを狙ったのはAIの指揮官の判断で、連合軍側の最高司令官の本当の狙いはMadangでサプライを陸揚げしているFasttransport TFだったんじゃないかなと想像します。普通の輸送船だと陸揚げに時間がかかるので、ニューギニア東部の日本軍への補給はすべてFasttransport TFで実施しています。軍艦はもったいないので、14ノットで1000トンのサプライを積載できるPBをつかってます。Madangに陸揚げされたサプライはラエに集積されます。先日、ブナをたたき出された部隊は、まだブナの北西のヘクスを北西に向けて行軍中ですが、ラエから6日ごとに補充を受けて少しづつ回復しつつあります。ブナの攻略は連合軍側の予想以上に日数がかかったんだと思います。きっとそれを教訓に、ニューギニア東岸の日本側根拠地の攻略のためにポートモレスビーから増援部隊をブナに向かわせ始めたようです。
想定外の出来事が二つ。ひとつはエスピリッツサント諸島のルーガンビルに米軍艦載機による爆撃がありました。67機のSBD-3 Dauntlessと15機のTBF-1 Avengerによる爆撃で滑走路に36、飛行場施設に16のダメージを受けました。ルーガンビルに配備してある飛行機は二式大艇だけなので、飛行場に被害が出てもまあいいかな。なんといっても、ニューギニア東部に火がついている現状では、このルーガンビルはすでにあまり大きな意味をもたなくなっています。ルーガンビルの南4ヘクスのEffateなんかはもっとそうなので、駐屯していた地上部隊をすでに全員を転進させました。
そして今日いちばんの驚きが、リプレイの最後にやってきました。陸戦フェーズに突然、ウェーク島が表示されたんです。上陸戦だと、連合軍側の上陸援護射撃があって、その後の陸戦フェーズで地上部隊同士の戦闘になるはずなのに、前触れの上陸援護射撃がなかったので驚きました。一回目は日本側の砲撃で双方に被害なし。ウェーク島はatollなので、2回目は連合軍側からのshock attackがありました。修正前AVは連合軍側26、日本側72です。マニュアル8.4.2.1 GROUND COMBAT SEQUENCEによると
地上戦闘は以下の順序で実施される: 
 1. 攻撃側が砲撃する 
 2. 守備側が射撃する(攻撃側が砲撃のみの設定のときには、砲撃だけで反撃) 
 3. 攻撃側が砲撃のみの設定のときには、ここで戦闘は終了する。そうでなければ以下に続く 
 4. 攻撃側が射撃する 
 5. 強襲フェーズ
となっています。この連合軍側の攻撃は上記の2番目の守備側の射撃の段階ですべて蹴散らされてしまったようで、強襲フェーズで修正AV値が表示されることもなく、”ssault collapses, attacking force wiped out”ということで終了しました。ウェーク島にやってきた2nd Marine Raider Bnは、昭和17年7月にタラワへの奇襲上陸を行った部隊で、このゲームでも潜水艦をつかった奇襲上陸作戦を行える属性(パラシュート兵属性)をもっています。今日のプレイで上陸援護射撃がなかったのは、潜水艦による上陸だったからだと思います。アメリカ軍は昭和17年4月に、SS Argonaut, Nautilus, NawhalをSSTに改装することが出来ます。SST Argonaut,は兵員を110名、SST Nautilus, Nawhalは70名ずつ輸送することができます。3隻合計で250名を運べるわけですが、コンバットリポートには死傷者264名と報告されているので、だいたい見合った数ですね。
実は、この戦闘のコンバットリポートにはJapanese ground losses: 264 casualties reportedと載せられています。まるで日本側に死傷者264名の被害が出て、日本側の部隊がひとつ全滅したように読めますよね。でも実際には日本側の被害は皆無でした。これはバグではなくて、FoWだということなんでしょうか?とても不思議。また、連合軍側のコンバットリポートにも同じように書かれているのだとすると、連合軍最高司令官は2nd Marine Raider Bnの諸君の貴い犠牲により、日本側にもこんなに多くの被害を与えることができたと思っているのかも知れません。そして、こんな感じでウェーク島の防御には成功しましたが、連合軍側にとっては守備側の兵力を知ることができたことが収穫でしょう。陸戦隊一部隊しかいないことや、沿岸砲部隊がいないこともばれてしまいました。本気で上陸船団を送り込めば簡単に奪取できると感じたんじゃないでしょうか。