前回のエントリーの後、 秋の収穫期まですすめました。まずは樹木について。製材所の労働者が林で木を伐採すると、その跡地に木が自然に生えてきます。
これがまた成長して伐採できるようになるのかなと思うのですが、もともと生えていた林の木の密度に比べてかなりまばらです。自然更新に頼るだけでは、現在地での製材所の原料の確保は難しくなりそうです。ちょうど木材や薪き木や原木の貯蔵量がmaxに達したので、製材所のPlant treesのボタンを押してみました。畑地を指定するのと同じ要領で柵に囲まれた植林地(Reforestation area)を指定することができました。こんな感じに添え木だけがたくさん、しかも自然更新の木に比較してかなり密に配置されます。
その後、製材所の労働者が一本一本植林します。一本植えては製材所に戻り、苗木を手にして出かけてまた一本植えるという具合に本当に一本一本なのです。この程度の面積でも二人がかりで4-5ヶ月かかりましたから、植林にはかなり時間がかかることを覚悟しましょう。しかも植林された直後の木はこの程度の大きさで、自然更新の木と大差ありません。成長速度が自然更新の木より速く設定されているのかどうかは不明ですが、やはり成木になるまでにはかなりの時間が必要そうです。
ただし、植林作業中の製材所労働者は、木材や薪き木の製材作業にはまったくタッチせず、植林作業に集中してくれます。しかも植林作業を始めると休憩をとるため家に帰ることがなく、ずっと労働を続けてくれます。もっともこれはバグだとは思いますが、アルファの2.0の段階ではその分だけ速く植林作業が進んでくれます。
各家庭の食糧事情ですが、2年目の秋の収穫期を迎えてもまだまだ量的には充分です。ただ、その内容をチェックしてみたところ、どの家庭もジャガイモと小麦粉はたくさん在庫があるのですが、その他のミルク、干し魚、サーロといった食品の方はすでに尽きかけていました。アルファ2での仕様の変更で「村人(citizen)たちは食べ物の量が満たされるだけでなく、いろいろな種類の食べ物を必要とするようにな」りました。3種類以上の食品がないと満足できず、バラエティの不足した食事が続くと離村につながるという噂です。わが村では交易でなんとか乳牛2頭を確保できたのと、漁師河岸(Fishing dock)での釣り漁業を始めました。Ostrivの農業はかなり粗放的で、播種の3月が終わると、収穫の始まる8月までは農閑期ですから、漁業にはちょうど良い季節です。もし日本の農村を舞台とするOstrivをつくるとすると、田植え後も頻回に雑草の草取りをしたり、周到な用水管理や、また途中で水を抜いて干した田に肥料を与えたりなどなど、かなり労働集約的なので、こうはいかないでしょうが。
ということで、ミルクと魚はこんな風に露店(Market stall)で販売を始めました。露店のグラフィックが変更され、売られている商品が分かるようになったのと、ウィンドウ枠などのデザインもかなり変更されました。あと、現時点でのもう一つ生活必需品である薪き木ですが、こちらの方は製材所に労働者がいればそちらで直接小売りしてくれるので、製材所にお任せしています。
さて、乳牛を入手した交易の方ですが、前バージョンと大きな仕様の違いはありません。こちらから交易を持ちかける使者(messenger)を派遣しようとすると相手の村への距離に応じたかなりのお金がかかるので、交易所に事務職員(Manager)を雇用してまっていました。数ヶ月にいちど、空いたから使者が派遣されてきます。必ずしもこちらの要望に添った商品が交易品として提示されるわけではありませんが、一年半ほどで牛(雌牛、雄牛、鋤用の去勢牛)、塩、鉄、ライムを入手できています。また、まだうちの村から売れる商品はほとんどないのですが、木炭を買ってもらえました。木炭は加工品だからということでしょうか、塩、鉄、ライムとおなじ1単位10という好い値段がつけられていました。毎回、相手の希望商品としてリストされているわけではありませんが、製造にはそれほどの手間がかからないし量産も可能だし、ちょうどBanishedの薪き木にあたる存在の商品となりそうです。
収穫の方ですが、大きな仕様の変更はありません。新しい畑地の指定の方法になって、最大規模の畑地をうまく設定しにくくはなったのですが、それなりの大きさで赤緑青3要素の肥沃度100%の畑地からは25単位くらいの収穫が得られます。収穫して農場(Farm)に収納した後、収穫したばかりの小麦(Wheat harvest)、ヒマワリ(Wheat harvest)、収穫したばかりのソバ(Wheat harvest)は農場労働者(Worker)が脱穀・脱粒(Threshing)して、小麦(Wheat)、ヒマワリ種子(Sunflower)、ソバ(Buckwheat)にします。農場の日雇い労働者(Laborer)はこの作業には従事しません。