ラベル others の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル others の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年12月11日木曜日

2by3 Gamesによる質疑応答

きのう、redditで2by3 GamesのGary GrigsbyさんとJoelさんのAsk me Anything(質疑応答)の企画がありました。内容は以下にご紹介するようなものです。

Joel:Garyさんは1982年からコンピュータゲームをつくってきた(主にSSIと2by3 Gamesで30年以上にわたって複雑な戦略級のウォーゲームを)。わたしJoelは1979年にSSIを創設した。史実にもとづいた奥の深いゲームを制作するため、2000年にGaryさんとJoelとKeith兄弟は2x3 Gamesを設立した。Matrix Gamesが、Gary Grigsby's War in the Westという私たちの新作を発売したばかりで、詳細Matrixのサイトにある。

War in the Westをつくるうえで、現実から最も遠くはなれてしまうような抽象化が必要だったのはどんな点?

Joel:いまGaryさんが事情でレスできないので、私がかわりに答えるが、海軍関係のルールは高度に抽象化されている。

War in the Pacificの海と空の要素に、War in the WestやWar in the Eastの陸戦要素が組み合わされたスーパーなゲームが求められている。海でも空でも陸上でも、抽象化しなければならなかった点があったことは残念だけど、この3つの要素を完璧に組み合わせたゲームなんてまだ存在しないしね!

ボードゲームでもPCゲームでも、第二次大戦のヨーロッパでの陸戦が、戦略ゲームの開発者の注目を最も強く集めることになる。それにひきかえ、あまりゲームのテーマとしてとりあげられていない戦争や戦闘というと何があると思う?あなた自身はどのゲームが好き?

Joel:第二次大戦以外の分野で私の好きなのは南北戦争だが、ゲームにあまりとりあげられていないなんてことはない。過去数年間に多数の南北戦争のゲームが発売され、Garyさんと私も数年前にGG's War Between the Statesというのを発表した。これは戦争の全期間を扱った戦略級ゲームだが、私は南北戦争の戦術級のゲームをプレイすることも好きだ。

質問がある。 
  1. ここ数年、ヨーロッパでの第二次大戦(War in the East/West)に集中しているようだが、太平洋戦域に焦点を当てた新作の可能性はないんだろうか?ぜひともWar in the Pacific 2を目にしたい!War in the Pacific Admiral's Editionは前進だが、新作が出るなら最高だ!
  2. 楽しくてしかも史実に沿ったゲームを作る際に、もっとも苦心する点はどんなところだろう?
  3. とりあげてはみたいが、実現できていない分野がなにかあるだろうか?

Joel:現時点では、War in the Pacificの新作に取り組み予定はないが、しかし先々なにがあるかは分からないよ。私たちがとりあげたことのない分野では、いつもGaryさんは電撃戦の初期1939~40年をやってみたいと言っていて、これは私たちのチームの予定に入っている。私自身はこれまでにとてもたくさんのゲームを手がけて来たので、自分の好きな分野はすべて何らかのかたちでとりあげたことになる。でもだからといって、過去の作品と同じ分野をとりあげるつもりがないというわけではなくて、例えば、東部戦線のフルゲームはすでに4回も作品化した。

電撃戦のゲームは面白そうだ。でも、バランスや、一方が有利すぎたりしないようにどんなふうに注意してるの?私がこんなことを尋ねるのは、史実を反映しながらそれでいて面白くもあるゲームを制作するのにどんな工夫がされているのか、興味があるからなんだ。

Joel:私たちが注意していること、また工夫している点が二つある。一つは、双方に勝つチャンスがあるよう、勝利条件が当時の状況を反映していなければならないという点。一方のプレイヤーが相手ほど面白く感じられない状況というのは存在するが、勝利条件によってまずまずといえるゲームにすることはできる。仮想シナリオによって両プレイヤーのバランスを取るという手もある。

つくってみたいゲームはなにかある?またウォーゲームの制作をしてみたいと思っている人への助言はどうかな?

私はCold Warというコンピュータゲームのファンだ。これの新作を作る可能性はない?

Joel:War in the Westのシステムをつかえば、いつかはそんなゲームをつくることが可能かもしれない。

歴史と関係のないゲームでは何が好き?

Joel:歴史とは関係ないゲームを最後にいつプレイしたのか記憶にない。ボードゲームならたくさん家族とプレイしていて、St Petersburgが大好きだ。

ゲームに盛り込むのに慎重な注意が必要な分野というのはなにがある?

Joel:Garyさんが兵站面に多くの時間を費やしてるのを知っている。サプライポイントが採用された完璧な第二次大戦ゲームという、私がそれまでにみたことのないものを彼はWorld at Warで実現した。War in the Westではそれを1000%改善したリアルな兵站システムを実現したが、そうなるまでにはあれこれ試行錯誤した。

Slitherine(Matrixと組んでるゲームの会社):ファンはWar in the Westが完成した後のことを知りたいんじゃないかな。

Joel:製図板にはたくさんの作品が並んでいる。どれも大きなヨーロッパのマップで、War in the West用に描かれたものだ。War in the Westとは別の時期の西ヨーロッパと北アフリカを描いたものもある。やがてはWar in the Westのシステムを使って東部戦線のゲームを制作し、できれば西部戦線と東部戦線を合体させたい。

grigbeme(Garyさんのハンドル名らしい):私たちはゲームを改良する方法を探るため、プレイヤーの声に耳を傾けるようにしているよ。

作品紹介のページには「War in the Wesのマップはヨーロッパの戦争を表現するための378x355ヘクスという広大なマップの一部で、将来の「かつてなかったスケールの」ゲームの一部となる」と書かれている。War in the Pacific Admirals Editionのマップはだいたいどのくらいの大きさだったっけ?134000ヘクス(訳注:378x355=134190) なんて、正気の沙汰じゃない。

Joel:WitP AEのマップより大きい。ヨーロッパの戦いのフルマップ(その一部がWar in the Westで利用された)は素のWar in the Pacificのマップのだいたい4倍の大きさにあたる。たしかWitP AEのマップは素のWitPのマップの2倍くらいだったんじゃないかな。

私は両親のアップルIIでガダルカナルキャンペーンを長いことプレイした経験がある。いままでに、あれ以上、時間を費やしたゲームっていうのはない。わずか40x40ヘクスで表現されたマップだったが、広さと面白さに直接の関係があるわけではなかった。グラフィックの進歩はプレイ体験や作品作りに良い影響があった?それともかえって良くなかった?

grigbeme:私たちは、War in the South Pacific(訳注:私もホビージャパンがPC-98用に移植したのをプレイしました)とUncommon Valorで南太平洋キャンペーンを再体験できるようにした。コンピュータの能力が向上するにつれ、ゲームはどんどん複雑になってきている。複雑さが増すことでよりリアルになったことは確かだが、プレイしやすさという点にしわ寄せが来ている。

最初のコンピュータ用モンスター・ウォーゲーム。楽しい時間を過ごすことができ、また図書館でSamuel Eliot Morison(訳注:アメリカ海軍公式戦史の著者)の本を何時間も読みふけるようになるきっかけを与えてくれて、ありがとう。今でもこのゲームの箱と内容物は大切にしている...

Joel:ガダルカナルキャンペーンは私の好きなものの一つだ。2000年頃、アップルのエミュレータを走らせたPCでプレイしたことを憶い出す。また私も友人に艦船ミニチュアの趣味に引き込まれたせいで、高校の図書館でSamuel Eliot Morisonの本を読んで過ごした。モリソンのTwo-Ocean Warが1973年頃の私のハンドブックだった。Garyさんが Guadalcanal Campaignの試作品を提出してきて、初めてテストプレイした時のうれしかったことは今でもよく憶えている。

War in the East 2.0など、今後の作品の予定表みたいなものはないだろうか?

Joel:2015年と2016年には追加の西部戦線もの数作を完成させたいと持っている。その後は東部戦線ものに移ることになるだろう。第二次世界大戦の戦術級ウォーゲームに着手する可能性もある。

WItEのような巨大なゲームの戦略面も好きだが、外交に加えて経済や生産をコントロールできるHearts of Ironも好きだ。WitEやWitWのようなスケールのゲームで、カウンターを動かすだけでなく、生産面もコントロールできるようにする計画はないだろうか?それともこういった巨大なゲームはすべて戦略的なだけになってしまうのだろうか? 
Joel:WitEとWItEを組み合わせたヨーロッパの戦いのゲームに生産を可能にするオプションを加えるかどうかは未定だ。そういった史実と異なる変化は、私たちの検討したい対象ではないので、いままでは生産オプションを加えてこなかった。World at Warとその後継作のA World Dividedは、第二次大戦を扱い、プレイヤーが生産研究面をコントロール出来る。各国の武器・装備の違いを詳細に扱ったりはせず、Axis & Alliesというゲームを膨らませたようなゲームだ。しかしそれらのゲームで可能な生産研究や武器の開発の程度というのは、プレイヤーに仮想世界の体験を可能にさせるものだ。 
SSIの作品でいちばん好きなもの、いちばんのご自慢はなに?私の十代と二十代はSSIとMicroproseにかなり影響されたし、そのことを感謝したい。 
grigbeme:いちばん好きな海のゲームはCarrier Strikeだ。作戦級はWar in Russia。すべての分野の中でのいちばん好きなのはSteel Panthersだ。 
Joel:Roger KeatingのOperation ApocalypseとCharlie MerrowのFighter Commandが私のお気に入りだ。garyさんが最初のコンピュータゲームに取り組んでいた頃、私は彼とFighter Commandを郵便で対戦したことがある。その後の作品の中では、Panzer GeneralとSteel Panthersこそ、最も洗練され、最もプレイする価値があり、幅広いウォーゲーマーの多くがプレイしたくなる作品だ。2by3 gamesの方は、すべてが自慢の作品だし、どの作品も楽しみながら制作できた。これまではWitEがいちばんだったが、WItWの方がもっと楽しかった。次回作でも同じように感じることが出来るといいなと思っている。

この企画がアナウンスされたのはWitWのフォーラムで、しかも告知から開催までの時間もかなり短めだったと思います。それでいて、新発売のWitWに関する質問だけでなく、WitPに関する質問をする人が登場しているのは、人気度を反映しているのかなとも感じます。それなのに、WitP2の予定はないとはっきり断言されてしまって、かなりがっかりです。

追記:WitP AEのフォーラムにも告知があったのにあとで気づきました。

2014年12月5日金曜日

War in the West、発売される

Gary Grigsbyさんの新しい大作、War in the Westがとうとう発売されました。もしかしたら、このブログを訪問してくれている人の中にも、既に購入・プレイしている人がいるかも知れません。私はどうかというと、購入してはいません。面白そうではあるし、またゲーム好きでもありますが、ウォーゲーマーかというと必ずしもそうだとも言えず、特にWitEを購入してみて、マップ上にカウンター(ユニットを表すコマ)がた~くさん出てくる陸戦主体のゲームが自分に向いていないことを再確認させられたりしたからです。とはいっても、どんな出来なのか興味があってフォーラムを覗いてみたところ、ちょうどWitP AEのフォーラムの常連さんがWhy I'm Not Buying (Yet)をたてていました。スレ主さんはどんなことを言っているかというと、

WitWが名作であると判明したら、私も乗る。しかし、WitE(さまざまなバグ)とWiF(約束不履行、すでに一年以上が経過したのに)の発売時の経験から、お金を出すことについ用心してしまう。信頼のおける知り合いプレイヤーの、このゲームは素敵だという保証の言葉をききたい。準備不足だったり、バランスが悪かったり、バグがあったりといった初期不良に付き合わされるのは嫌だ。わたしはWitP AEにメロメロだ。これまでで最高のゲームだ。死ぬまでこのゲームのプレイを楽しむことになるだろうと思う。願わくは、もう少しプレイに時間がかからないようならいいのだけれど(でも、これは賛辞だよ)。まとめると、WitWが面白くて、良質で、WitP AEほどプレイに時間をとられないようなら、私も購入しようと思う。しかしまずは信頼できるプレイヤーの評価を見聞きする必要がある。

とのこと。この気持ち、よく分かる。それに対して、アドミニストレータの人のレスは、

たしかに。でもWitEの発売は2010年で、しかも販売開始時にはきちんと遊べる状態だった。今でもサポートは続けられているし、先月にも新たなアップデートが公開された。単なるバグの修正ではなく、発売後4年も経過したが新たな特長が加えられた。あなたが最後にプレイしたのはいつ?それにしても、WitEがバグに悩まされたことはなかったと思うよ。 
MWIF(Matrix World in Flames)の方は明らかに問題がある。発売開始後1年になるが、今でも問題を解決するために努力している。しかし、このゲームと2by3 Games(訳注:WitPやWitEなどをつくったGary Grigsbyさんのチーム)とは関係がないし、その点はご了解いただきたい。MWIFの問題は遺憾に思うけれど、解決までサポートを続けるつもりだ。WitEと同じように、WitPやWitP AEも発売後に多くのバグがフィクスされ、またアップグレードで新たな特長が付け加わえられたことはご承知のことだろう。またこの両作品も、WitEと同じく発売の時点できちんと遊べる状態だった。 
WitEについての、信頼できるプレイヤーの評価を待ちたいというあなたの意向を私は尊重するが、この作品があなたの判断基準を充分に満たしていることには自信がある。複雑さという点ではWitEと同じくらいで、WitP AEやMWIFほどではない。WitEと同じように短いシナリオは短時間でプレイできるし、1ターンが1週間なので、グランドキャンペーン(このゲームでは1943から45年)でもほどほどの時間で終わらせることができる。 
WItP AEと同じように戦略的な岐路がたくさんあって、陸戦が主体のWitEよりも選択の幅が広い。この戦域では航空作戦や上陸作戦、空挺作戦でできることがたくさんある。兵站面もWitEよりもリアルにできていて、計画をたてることの重要なWitPに似ている。

とのことでした。このスレ、WitP AEスレの常連さんが数人レスしていて、その中から一つだけ紹介すると、

今日(訳注:このスレは発売の日に立てられている)一日くらい、開発チームには発売にこぎつけられたことをエンジョイしてもらいたい。WitEを経験したんで、私自身はまだどうするか決められないでいるけど。マップ上にたくさんのカウンターの並ぶシステムが、WitP AEのシステムほど好きでないことが主な理由だ。それに、もう少しムードづくりに役立つアニメーションもほしい。WitEは数十万人が死んでも表に数字が並ぶだけだった。もうちょっと派手さがほしいよね。このゲームでもそれが実現しているかどうかは疑わしいけど。とはいえ、空戦モデルは信じられないくらいよくできているらしいし、WitP AEほど複雑な思いをせずに上陸作戦をできるのはいいことだ。それに、こっちは東部戦線よりずっと面白いと思うし。 
ともかく、誕生日パーティで酔っ払って繁みに吐いたりするような真似はしたくない。開発チームとベータテスターはこの怪物ゲームのために信じられないくらいきつい仕事をしてきたから、ウィニングランをさせてあげたい。このゲームが大成功して、WiTP2の開発資金が獲得できますように。

追記:このスレ、最初に見つけたときよりだいぶ長くなっていて、もう3ページ目。紹介した以外にも傾聴すべきレスがたくさん増えていました。 

2013年11月21日木曜日

World in Flamesのマニュアル到着


11月18日にマニュアルが届きました。わりと立派な段ボール箱に、粗く折り曲げたクラフト紙とプチプチとを緩衝材にして詰め込まれいて、7.0193ポンド(3kg強)もある荷物でした。発送を報せるメールが15日で、アメリカからこの荷物が我が家に届いたのは18日ですから、輸送にかかった時間はかなり短め。この重さの荷物でこの日数なら送料4464.47円なりも決して高すぎるとはいえないと思います。でも個人的には、送達にもっと長い期間がかかってもいいから、もう少し安い方が良かったとは感じます。また、この高額な海外への輸送料についてアメリカ国内在住の人たちは気付いていなかったようで、フォーラムでオーストラリアの人が47オーストラリアドル(今日の相場で4386円くらい)もかかったと発言したら、驚いたというレスがついていました。

送料のこと以外に、マニュアルなしダウンロードだけという販売形態はなく、マニュアル込み100ドルという値段と実体版だけという販売方針に対する異論も完全にはおさまっていないようです。こういう販売方針もありだとする意見に対しては、たとえばEmpires in Arms(Matrixで販売されている Australian Design Group製のナポレオニック)が馬一頭つき実体版だけしか販売されなくなっても同じように言えるのか?なんていうレスがついていました。さすがに馬付属の実体版には同意できませんが、World in Flamesのこの販売方針はやむを得ないのだろうと思います。というのも、WiFのもともとの開発元であるAustralian Design Groupさんは、今後ともボードゲーム版を99ドルで販売し続ける方針で、MWiF(Matrixで販売されているPC版WiF)が99ドルよりずっと安く提供されてしまうのはまずい。かといって、まだAI戦も実装されていないゲームを100ドルで売るには、マニュアルの値段込みとしないわけにはいかなかったというと苦しい事情があるのだそうです。

MWiFって全世界でどのくらい売れるんでしょう?数千本は売れるんでしょうか。数千より多く、たとえば1万本売れたとしても1個100ドルだから、100万ドル≒1億円。1996年に開発に着手し、事情はどうあれ発売にこぎつけたのは17年後の2013年。ボランティアも少なからず参加したそうですが、ふつうに考えれば人件費だけでもかるく1億円を超えてしまっているでしょう。WitP2についてのスレを読んだ時にも感じたことですが、このてのゲームの市場は非常に小さく、全世界を相手にする英語版でも開発費の回収が困難か、または回収に長い時間がかかります。ボードゲームのことは知りませんが、PCウォーゲーム、とくにマンモスゲームにとっては存続の危機の時代です。オーケストラやオペラや映画や絵画などに税金が投入されるように、PCウォーゲームという文化にも補助金がつぎ込まれて当然だとは思いますが実現は難しそうです。幸い、この分野のゲームの主な購入者は若年層ではなく、経済的にも多少は余裕のできている世代のようです。王や貴族や大商人がパトロンとなる時代ではないので、自分の希望するようなゲームの企画・開発が持続するためには、製品が多少高価でも購入して協力してゆかざるを得ないのかなとも感じます。また、少しでも市場を大きくするため、英語版ではあっても、日本語など他国語modの導入しやすい仕様が望まれるところ。

ところで、件のマニュアルですが、厚手のコート紙にカラー印刷でハードカバーの立派なものでした。立派なので永久保存用としてはいいのですが、タイトバックなので開きにくく、しかもかなりの重さがあります。私の腕の力では寝転がって読むのは困難で、iPad Airでpdf判マニュアルを読む方がずっとラクでした。

2013年11月8日金曜日

World in Flames発売

World in Flamesの販売が開始されたので、早速購入してみました。お値段はマニュアルつきダウンロード販売で10699円とだいたい予想通りでした。オプションとして、99.99ドルのマップ24枚(ぜんぶあわせると四畳半より少し小さめ)がいまなら25%オフの7972円で提供されています。マップだけあってもカウンターが付属するわけではないようです。ボードゲームのコレクションをしているような人には必要なアイテムなのでしょうが、私にとっては無用の代物。このオプションは選択しないことにしました。

これなら10699円で入手できると思ったのですが、甘い考えでした。フルカラーで3冊合計552ページもある立派なマニュアルを送ってくれるのに送料4464.47円かかるそうで、結局かなり高い買い物になってしまいました。外国に住んでいるのだから、仕方が無いですね。その後ダウンロードを始めましたが、このゲームは2.1GBあって、ダウンロードには小一時間かかりました。今日は購入する人が多いので、後になればもっと早く落とせるのかも知れません。


私はこのゲームのルール等、全く知りません。フォーラムにはチュートリアルみたいなAARもあるようですし、これから時間を見つけて少しずつマニュアル(ハードカバーのマニュアルはまだ手元にないので、pdf版)を読んでみようかなと思います。それにしても、チャートを見るだけでも圧倒されそうです。

2013年11月1日金曜日

World in Flames続報


World in Flamesですが、発売の1週間前になってもまだ、サイトに価格の正式発表はありません。いま判明していることをまとめると
  • ダウンロード販売だけというのはない。ボードゲームのPCゲーム化なのでパッチで頻繁にアップデートされることはなく、マニュアルはそのままで長く使える。長く使うのでマニュアルは上等な製本にしてある。
  • 発売されるのは2種類、マニュアル3冊のみ付属するものと、マニュアル3冊に加えてマップの付属するもの。マニュアルのみのものの価格は推定100ドル。
  • 初回発売分にはAIは付属しない。初回発売分から来年発売されるAIの付属するバージョンへのアップグレードの料金は不明(間もなく発売されるAIの付属しないバージョンは、例えばSteamで売ってる早期アクセスにあたると思うので、無料でバージョンアップしてほしいものです。というか、初回発売分を買った人は協力者として名前が載ってもいいくらいだと思います)。
  • 初回発売分では、ソリティアか、Matrixの鯖を利用した2人のインターネット対戦が可能。インターネット対戦機能は3-6人まで参加できるように拡張される予定。またPBEMの機能も実装される予定。
購入するには値段以外にも気になる点が残る現状です。さてWItP AEの方ですが、1942年3月21日、チモール島クーパンの陥落によって港を追い出されたxAK Wing Sang(3700トン、VP 7)は九九艦爆の爆撃で沈没しました。この攻撃後の機動部隊の行方が分からなくなっています。機動部隊はバリクパパンあたりから出撃してきていて、そろそろ燃料が少なくなってきているでしょうから帰投してくれたのならいいのですが、実は給油艦を連れていて、インド洋に出撃されると困ります。インド洋のクリスマス島近辺にはサプライを積んだ貨物船が数隻航行中なのです。また東チモールのディリにも歩兵聯隊2個日が上陸しました。ディリには守備隊がいないので、明日には陥落です。

ジャワ島ではKalidjatiに続いて、北岸のSemerangにも上陸が始まりました。2ヶ所に上陸したということは、Semerangの部隊でスラバヤを、Kalidjatiの部隊でバタビアを攻略するつもりでしょうか。今日上陸したのは38師団です。Semerangにも守備隊がいないので、そのことを偵察機で確認してごく少数の部隊を揚げて占領し、その後ゆっくり入港して下船した方が上陸にともなう兵員の被害が防げていいような気もしますが、事前の偵察はありませんでした。今日はクリスマス島への空襲(sweepも爆撃も)はありませんでした。

2013年10月28日月曜日

World in Flamesは予想以上に高くなるらしい


Matrixからの販売開始が11月7日に迫っているWorld in Flamesですが、プロダクトのページにもまだ価格は公表されていません。しかし先日ドイツのEssenで開かれたInternationale Spieltage SPIEL'13で50本だけの限定先行販売があり、価格は150ユーロだったそうです。Matrixの人によるとこれはゲームフェア記念の割引価格だそうですから、いまのユーロ相場を考えると、定価は確実に2万円を超えそうです。ゲーム本体に加えて、こんなに立派なハードカバーのマニュアルが3冊と大きなマップが付属しているので、まあこんな価格になるのもやむを得ないのかなという気もします。

問題なのは、このゲームにはまだAIが付属していない点です。World in Flamesのフォーラムを見ると各国別のAIが鋭意開発中で、来年中にはAI付属バージョンが入手可能になる予定だとか。でも、このゲームは開発期間が非常に長くなってしまっているので、AIなしで販売に踏み切ることになったそうです。もともとが同名のボードゲーム由来でもあり、ボードゲームをプレイする人たちなら、AIがなくても対人戦を充分に楽しめるでしょうし、なにより巨大なマップと多数のユニットの管理から解放されることは大きな利点ですから、AIなしで発売されるのも理解できます。

私はボードゲーマーではなく、ボードのウォーゲーム、シミュレーションゲームが世の中にあるということ自体、PCでゲームをプレイし始めた後に知ったくらいですが、このゲームにはとても惹かれます。第二次大戦が地球規模だったことを実感できるゲームというと、HOIシリーズのようなふしぎ大戦指向のものか、Gary Grigsby’s World At Warのように一つ一つのユニットの規模がもっと大きく大味な(手軽に楽しめるともいえる)ゲームばかりで、War in the Pacific: Admiral's Editionのようなmicro management好きなゲーマー向けのものはなかったと思います。その意味では発売と同時に買いたい気は満々ですが、はたしてPBEMの相手をしてくれる日本人がみつかるのかどうかが気になります。もともと読書が趣味の一つでもあり、RTFMも嫌いな方ではありませんから、AIの公開されるまでマニュアルを読みマップを眺めながら、ニヤニヤして過ごすというのもありかもですね。

2012年9月13日木曜日

retina MacBook ProでWitP AEをプレイする


いままでつかっていたMacBook Proは2007年9月に購入したもので、5年弱つかってきました。2011年夏にグラフィックカードが故障してGenius Barのお世話になりました(グラフィックカード自体の欠陥だったそうで無償で交換)が、その後は特に問題もなく過ぎていました。でも、今年6月のRetina MacBook Proの発表を見てどうしてもほしくなりました。銀座のApple Storeにも行きましたが在庫はなく、オンラインのApple Storeでオーダーして7月にようやく入手できました。毎日手にするiPhone 4SもRetinaディスプレイということになっていますが、大きさがずっと大きいからでしょうか、rMBPのRetinaディスプレイの方が格段に美しく感じます。対応しているサイトをSafariでみると、文字は印刷された文字くらいくっきりしているし、写真もきれいだし、とっても満足しています。

rMBPのスペックはCore i7 2.6GHz、メモリ 16GB、SSD 500GBと、古いMacBook Proよりだいぶ良くなっています。SSD 500GBだけで大丈夫なの?と思う人もあるかも知れません。でも古いMacBook ProのHDDは256GBでしたし、私には動画をどうこうする趣味はないので、これで充分です。性能が上がったことで、ひとつ試してみたいことがありました。それはrMBPでWitP AEを動かしてみることです。先日、Windows 7 Home PremiumとDVDドライブ(rMBPには光学ドライブがついていません)を近所のビックカメラで買い、VMWare Fusion 5をダウンロードしました。FusionへのWindowsのインストールの際、DVDが2枚入っていて驚きました。32ビット用と64ビット用ということなんですね。いちおう64ビットの方をインストールしてみました。大して時間もかからず、トラブルもなく成功。そして、WitP AEのCD(たしかDVDではなかったような)を引っぱり出してインストールしましたが、これも特に問題なし。Matrixのサイト(Mirrorのサイトも表示されますが、今そこからはダウンロードできないようです)からパッチを落として、アップデート。起動してみると、ご覧の通り、問題なく動いてくれました。これ「Retinaディスプレイに最適」の設定にしているのでこんなに小さなウィンドウですが、もっと大きくも、フルスクリーンにもできます。このWitP AEもそうですが、ふつうに使うブラウザなども、かくかく感はまったくなく、ぬるぬる動いてくれます。
WitP Trackerの方には少し問題あり。TrackerはJavaがないと動きません。あなたとJavaというサイトからダウンロードして、起動しましたが。Javaを認識してくれません。ダウンロードしたのはJava7だったのですが、WitP Trackerを動かすには現行のJava7ではだめで、旧バージョンJava6 32bitを使う必要があるそうです(ふだんWitP AEをプレイしているPCの方には、このところJavaをアップデートするようしょっちゅう通知がきますが、Trackerが動かなくなることを危惧してアップデートしていませんでした)。なので、このrMBP上のWindows 7からもJava7をアンインストール。こちらのページからJava6をダウンロードしてインストールすると、Trackerも動いてくれました。両方とも動いてくれて一安心です。

今後、いま使っているPCにトラブルが起きたらどうしようか悩むことになりそうです。私はFPSをプレイすることはありません。それ以外で負荷の大きそうなゲームというとSkyrimとか、来年発売される予定のSimCityでしょうか。これらがVMWareFusion上で動いてくれるようなら、PCを新調することはなくなるかもしれません。

追記:Trackerは起動するとインフォメーション画面が表示されるまでの時間を秒数で示してくれます。この数字が精確なのかどうかは分かりませんが、314ターンの時点でCore2DuoとXPのWindows PCでは132秒、このVMware Fusion上では206秒〜164秒と表示されました。バックのMac側で何かしていても、仮想マシンは2/3より少し速いスピードということでしょうか。

2012年7月20日金曜日

ナナオのFORIS FS2333を買いました


これまでは20インチの1600x1200のディスプレイを2枚並べて使っていましたが、古い方は捨てることにして、ナナオからゲームに強いSmart monitorと謳って先週発売されたFORIS FS2333というディスプレイを買ってみました。7月16日の夜に思い立ってwebで注文して、18日の午後には届いたので、早くてびっくり。また、廃棄処分にしようかと思っている古いディスプレイに比較して、ディスプレイのサイズは大きいし、しかも電源アダプタが内蔵されているみたいなのに、それを含めてもずっと軽いことにも驚きました。
デスクトップでワイドな液晶ディスプレイは初めての経験です。推奨解像度は1920x1080と、縦方向が少し小さくなるのですが、スカイリムをプレイするにはこのワイドな方が左右への視界が広がってずっといいですね。WitP AEの方も経度方向では、重慶・成都から北海道までを一望できるようになりました。
このディスプレイは、カラー調整メニューからカラーモードをCinemaやGameに設定することで、映画を美しく見せたり、FPSやRTSのプレイ中に暗いところを見やすく調節してくれたりするSmart機能がついている点が特長です。主にゲーム用ということで、Gameに設定してみました。デフォルトのGame設定のままだと、画面全体にエッジ強調フィルターをかけたような絵になってしまいます。場合によってはそれも必要なのでしょうが、私には違和感強すぎです。そこで、Game>詳細設定からコントラスト拡張とオーバードライブをオフに。Game>Smart FunctionsからSmart InsightをRTS(Low)だけにしぼってみました。私にはこれで充分な感じです。
こうしてプレイしてみて、新たな発見が一つ。WitP AEの陸戦画面は暗褐色の長方形の中に、両軍のユニットのアイコンと部隊名がただ羅列されているだけなんだと思っていました。ところがこのディスプレイでプレイしてみて、ただの暗褐色の長方形ではなく、背景は森林と未舗装の土色の道路らしいことに気づきました。ただ、この戦闘が行われたのは南陽で地形は森林ではありません。空爆の画面では爆撃目標の地形や港か飛行場かによって違った絵が表示されますが、地上戦の背景はこれ一つなのでしょうか?

2012年5月1日火曜日

DOSBoxでAdvanced Civilizationを起動する


先日のエントリーでThird ReichをDOSBoxで起動したことを紹介しましたが、うまく行かない場合があることが判明。なぜかは分かりませんが、マウントしたCD-ROMをISOフォーマットじゃないからというような理由で、拒否られてしまうのです。当時のゲームではCD-ROMをつかったプロテクトが多かったと思うのですが、それに関連したもののようです。解決策としては、CD-ROMをマウントする時、コマンドの後ろに
-usecd 0 -ioctrl
という呪文を付け加えるのがいいようです。このAdvanced Civilizationも先日のThird Reichもこうすれば、問題なくプレイできました。

2012年4月29日日曜日

DOSBoxでThird Reichを起動する

先日のエントリーで紹介した太平洋戦記2のマニュアルを探している時に、THIRD REICHのマニュアルをみつけました。ボードゲームをPCに移植したアバロンヒルの有名なゲームです。中にはさんであったレシートを見ると、ASOBITCITYがラオックスのコンピュータゲーム館という名前だった頃の1997年3月に6600円で購入していました。あまり遊んだ記憶がないのですが、2冊に分かれているマニュアルをぱらぱらめくったり、付録の大きな紙のマップを眺めているうちに、起動させてみたい気分になりました。CD-ROMをドライブにいれてインストールを試みてみましたが、アバロンヒルのタイトル画面が表示されるだけで、止まってしまいます。さすがにDOSのゲームをXPでそのままプレイするのは無理なんですね。
GOGで古いゲームを買うと、付属しているDOSBoxで動かしていることに気づきます。同じようにすればプレイできるかなと思って、DOSBoxのサイトを覗いてみました。CompatibilittyというページにはTHIRD REICHも載っていて、DOSBox version: 0.65でsupportedとなっています。また、0.70でも動くというコメントがついていたので、0.70をダウンロードしてみました。GOGのゲームはなにも考えずにインストールしてもプレイできるように準備されていますが、自力でDOSBoxを使うのはこれが初めてです。私はもともとMacユーザーで、PC-98をゲーム用に持ってはいましたが、MS-DOSをいじくるような経験はほとんどありませんでした。THIRD REICHはなんとか動かすことができるようになりましたが、かなり試行錯誤させられました。同じような迷える子羊がいないとも限らないので、以下に簡単に触れてみます。

まず、THRIDREICHインストールのために、CD-ROMをハードディスクにコピーしました。コピーしなくてもいけると思うのですが、最初は、DOSBoxにCD-ROMをマウントする方法がよくわからなかったので、コピーしちゃいました。コピーする場所はどこでもいいのですが、コマンドラインに入力する文字数がなるべく少なくなるように、Cドライブ直下にコピーしました。コピーするとTHRIDREICHというフォルダができます。
mount d c:\THRIDREICH
次にこのフォルダをDOSBoxの中で使えるようにします。dはDOSBox内でつかうドライブの名前で、次のcはwindowsのcドライブのcです。振り返ってみると、DOSBox内でcドライブとして使うように
mount c c:\THRIDREICH
とした方が良かったようです。でも、はじめはこの二つのドライブの違いがよく分からず、別の名前をつけてしまいました。

mount c c:\THRIDREICH\3R 
mount d d:\ -t cdrom
その後に試行錯誤が続いたのですが、正解はこれでした。前段で何も指示せずにインストールすると、THRIDREICHフォルダの直下に3Rという名前のフォルダができて、そこにインストールされます。なので、 mount c c:\THRIDREICH\3Rというコマンドで、WindowsのCドライブ直下のTHRIDREICHフォルダの中の3Rフォルダを、DOSBox内でCドライブとして使うようマウントします。また、THRIDREICHというゲームは起動にCD-ROMを要求するので、ディスクを入れたWindowsのCD-ROMドライブをDOSBox内でもCD-ROMドライブとして使えるようにマウントします。dが二つ並びますが、最初のdはDOSBox内のdドライブ(CD-ROMドライブ)のdで、つぎのdはWindowsのdドライブのdです。
Z:\>c: 
c:\>3R
ついで起動です。プログラムの入っているのはDOSBoxのcドライブなので、c:を指定。そして3Rを叩くと無事に起動します。じつはTHRIDREICHをインストールしたフォルダの中にはexeファイルが3R2.EXEというものしかありません。てっきり3R2を叩けば起動するのだと思っ他のですが、失敗。その後、いろいろ試行錯誤してもうまくゆかず、3R.BATというのがあるので、こっちを叩いたらようやく成功しました。こういうのは詳しい人なら全然迷わないのでしょうが、私はここが一番時間がかかりました。
CD-ROMは現物でなくて、daemon toolを使って仮想化したもの(ここではeドライブ)でもいいようです。またご覧の通り、0.70でなくて最新のDOSBox 0.74でも起動は可能でした。

2012年4月28日土曜日

太平洋戦記 3の発売


4月になってからフォーラムにMeet the Forumitesというスレがたてられています。内容はというと、フォーラムの常連さんたちが、職業・年齢・居住地・家族構成・学歴・職歴・座右の銘・いま読んでいる本をさらしてゆくというものです。このスレはすでに9ページ、レス数250まで伸びていて、某巨大掲示板のようにネット上では匿名性の強い状態でやり取りすることの少なくない日本とは文化が違うなと感じます。このスレによると、すでに退職して悠々自適の人もかなり多いので、かなり高齢だと思っていた私もWitP AEの常連さんたちの平均年齢くらいなんですね。また、アメリカ人が一番多いのは当たり前ですが、イギリス、オーストラリア、カナダといった英語圏に加えて、ドイツ、フィリピン、フィンランド、スロバキア、マルタ、ベルギー、スウェーデンなどなど英語圏以外のプレイヤーもたくさんいることが分かります。ただ、日本人のレスは一つもついていません。
これまで、フォーラムで発言している日本人らしき人の存在に気付いたことはないので、日本人のレスがついていないのは当たり前に感じます。私自身、フォーラムで発言したことはほとんどありませんし、このスレに自分をさらそうという気にもなりません。ただ、このゲームの一方の側が日本であることを考えると、日本人以外の人たちにとっては不思議にみえる現象なのではないかと思いますね。
フォーラムで発言する日本人がほとんどいない現象は、平均的日本人の文化的背景を反映しているのは確かでしょうが、プレイヤーの数が圧倒的に少ないことの方が効いているかなと想像します。このゲームのアクティブな日本人プレイヤーっておそらく二桁、多くてもかなり少ない方の三桁でしょう。日本の参加した最後の本格的な戦争を扱ったこのゲームに日本人プレイヤーが多くなさそうなのはなぜか?
理由のひとつは、英語のゲームだから。でも、ふつうの文章が読めればいいわけだし、リアルタイムでのヒアリング能力が要求されるようなタイプのゲームと違って、調べる時間的な余裕がいくらでもとれるので、義務教育と高校とあわせて6年間の英語教育を受けている人ならふつうは問題ないはず。
理由のふたつめは、複雑なゲームシステムとルールの量です。フォーラムには繰り返し同じような初心者の質問のスレがたてられています。その質問者の多くは英語を母国語とする人たちなので、このゲームに関しては英語が問題と言うより、ゲームの規模が大きすぎることの方がとっつきにくくさせているようです。
そして、もうひとつ考えられる理由としては競合するゲームの存在です。非英語圏の国々では母国語用の太平洋戦争のゲームなんてありそうもないことでしょう。でも、日本には、 太平洋戦記、太平洋の嵐といった、それにあたるゲームがあります。そういったゲームをプレイしているので、わざわざ敷居の高い英語のゲームにまでは手を出さないという人も多いんではないかなと。
私もむかしむかし、最初の太平洋の嵐をプレイしてはまり、同じくGAMのリリースしたバトルや、ジェネラル・サポート社になってからのグロス・ドイッチュラントや日露戦争も楽しくプレイしました。この頃のゲームはPC98用でしたから、だいぶ前の引っ越しの時に、もう98用のゲームをプレイする環境をもつことはないだろうと考えて、FDもマニュアルも処分してしまいました。今振り返ると惜しいことをしたと後悔しています。
太平洋戦記もプレイしたことがあります。2の方のマニュアルと宣伝用のハガキですが、これを見て、前作の発売が9年も前のことだったのかと改めて驚かされます。ただ、この作品は買ったはいいが、すぐに飽きてしまった覚えがあります。Gary Grigsby作の太平洋戦争ゲームは、War in the South Pacific(ホビージャパンが日本版を出しました) → Uncommon Valor → War in the Pacific → War in the Pacific Admiral Editionと着実に進化してきましたが、太平洋戦記 2の方は20世紀の太平洋の嵐をそのままひきずっていて、9年前の段階でもすでに古色蒼然たるゲームになっていましたから。
その太平洋戦記はきのう新たに3が発売されたそうです。さすがに9年も製品を購入していないユーザーにはお知らせのハガキは来なかったので、ジェネラル・サポートのサイトを覗いてみました。 前作のお知らせハガキにも、「本ゲームの最大の特長は綿密なリサーチに裏付けられた詳細なデータにあり」と書かれてありますが、新作の方も「圧倒的なデータ」とか「1099の種類に及ぶ兵器が登場」とかいったうたい文句が載せられています。でも、肝心の前作と比較してどこが変化したのかが分かりにくい印象でした。基本的なシステムは前作と同じなんでしょうか?もしそうなら、21世紀のいまプレイしたいゲームとはいえないし、兵器の種類の多さが特長というのは、かなり外しているとしか思えません。少なくとも負けっぷりを楽しめるゲームにはなっていないように見受けます。またPBEMは可能なんでしょうか。

ともあれ、実際にプレイした人の感想がネットに出まわるのはこれからでしょうから、それらも読んでみたくはありますが、ゲームとしてはあまり期待できないのかな。

2011年5月4日水曜日

SOEも個人情報を流出

PlayStation Networkの個人情報流出事件が報道されていますが、プレステなんて自分には関係ないことだと思っていました。ところが昨日突然、Sony Online Entertainmentから「重要なお知らせ」というメールが届きました。SOEも何者かに個人情報を奪われてしまったとのことです。私もむかしSWGとEverQuest2をしたことがあるので、このメールが届けられたようです。
ただ、SWGもEQ2も何年も前にやめています。SWGやEQ2をしていた頃のPCは壊れてしまって、買い換えました。こんな事情なので、どういうアカウントネームやパスワードを使っていたのか、 迂闊なことですが手許に控えがなくてわからないんです。対策としては、他のインターネットサービスのアカウントネームやパスワードを変更することなのでしょうが、どれと同じものなのかがわからないと全部変更した方がいいってことでしょうか。面倒。
この情報漏れがどのていどのものなのかもこれを読んだだだけでは不明ですし、自分が対象となる「約12,700件の米国以外にお住まいのお客様」に含まれるのかどうかも分からず、とても不親切なメールです。また、自分のアカウントネームやパスワードが何だったのかを問い合わせようにも「本件についてご質問がございましたら、下記までお問い合わせ下さい。」として示されている番号はアメリカの電話番号みたいです。電話口で事情を説明できるほど英語をしゃべる能力が私にはありません。www.soe.comに行ってもこのメール以上の説明はないし、問い合わせのメールを受け付けるアドレスもみあたりませんでした。