2014年9月8日月曜日

戦艦ウォースパイト沈没


1942年10月31日、多事多難な一日でした。まずは定期便ともなりつつある空襲のあった中国から。楚雄(Tsuyung)の北西のヘクスで保山に向け後退中の中国軍部隊に対し、一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 24機に護衛された九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 127機と百式重爆(Ki-49-IIa Helen) 6機の爆撃があり、device 30個がdisabled(負傷・故障)になりました。また成都の東2ヘクスの剣閣(Kienko)の守備隊に対し九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 70機が来襲し、device 1個が破壊され26個がdisabledになりました。剣閣の街には日本軍地上部隊も侵入してきているので、あしたは陸戦があるでしょう。そして陥落することになると思います。そして、重慶にも九七重爆(Ki-21-Ic Sally) 25機の空襲があり、飛行場にAirbase hits 8、Airbase supply hits 1、Runway hits 25の被害を受けました。

東部ニューギニアではサラモアに向け前進中の連合軍部隊に二式戦(Ki-44-IIa Tojo) 42機の護衛のもと、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機と百式重爆(Ki-49-IIa Helen) 50機が来襲し、device 11個がdisabledになっています。ただ、疲労値も混乱値にも影響はなく、またdisabledになったdeviceも歩兵分隊以外ばかりなので、戦力に及ぼす影響はほとんどありませんでした。

インド・ビルマ戦線では、10月27日に続いてマグエからチッタゴンへのsweepがありました。飛来したのは二式戦(Ki-44-IIa Tojo) 121機で、121機すべてが1波にまとまってのsweepでした。Hurricane IIc Trop 16機とP-40E Warhawk 60機が迎撃しましたが、さすがに100機を越える規模のsweepには太刀打ちできず、ハリケーン 7機(被撃墜 5、Ops loss 2)とP-40E 28機(被撃墜 24、Ops loss 4)を失い、二式戦はわずかに7機(被撃墜 3、Ops loss 4)が失われただけでした。前回のsweepのあと、チッタゴンからラムリー島にサプライを空輸していた輸送機や爆撃機はカルカッタに後退させました。しかし戦闘機まで後退させるのは癪に障るので、飛行隊をひとつ増強しCAPさせていました。でも今日の結果を見ると、とても支えきれません。戦闘機隊も後退させCAPはあげないことにしました。日本側の爆撃があるかも知れませんが、日本の「重爆」の爆弾搭載量は少ないし、高射砲部隊だけでも充分なおもてなしができると思います。

そして注目のバンダ海周辺の戦いですが、第一の戦闘は夜のフェーズ、ケンダリーの東のヘクスで発生しました。パトロールしていたSS S-45が日本のコンボイを発見し、雷撃でxAKL Taiyu Maru(1900トン、VP 3)を撃沈することができました。その後、BB North Carolina、CA Salt Lake City、CLAA AtlantaのTFが、続いてCL ConcordとRaleighのTFがマカッサルを艦砲射撃しました。2つのTF合計で、Airbase hits 19、Airbase supply hits 2、Runway hits 39、Port hits 8、Port fuel hits 1の命中弾を得、駐機中の26機(零戦 12、九七大艇 7、九七艦攻 4、九六陸攻 2、二式戦 1)を破壊することができました。また戦艦が含まれていたためか、Manpower hits 1、Fires 387も報告されていました。

予定通りに進んだのはここまでで、もう一つのBBウォースパイトを含むTFが艦砲射撃をしてくれなかったのです。きのうのエントリーで心配していたように、最高速度7ヘクスのBBウォースパイトは7ヘクス離れたところから艦砲射撃をすることができない仕様のようです。しかも困ったことにマカッサルの南3ヘクスの海域で停止してしまったのです。ここはクーパン、Rotiからは7ヘクスもあるのでLRCAPは期待できません。さっそく、ジャワ島のスラバヤから一式陸攻(G4M1 Betty) 18機がBBウォースパイト(32910トン、VP 188)の攻撃に飛来しました。陸攻は巡洋艦や駆逐艦の雷撃には手こずることが少なくない印象ですが、戦艦にはめっぽう強いのです。今日は4本の魚雷が命中して沈没してしまいました。あと4ヶ月で本国にwithdrawされる予定の戦艦でしたが、仕様(とその理解不十分)のせいで沈没してしまったのは残念です。残った巡洋艦などはそのままマカッサルの艦砲射撃に向かわせることにしましたが、戦艦の撃沈に士気の上がる日本側がケンダリーにいる水上戦闘TFで迎撃しないかが心配ではあります。

そして、Babarでサプライの陸揚げを行っていたコンボイがアンボンの陸攻に目を付けられました。護衛をつけずに一式陸攻(G4M1 Betty) 13機が飛来しましたが、Sea Hurricane Ib 5機が迎撃したので安心してリプレイをみたのですが、CAPをかわして雷撃に移り、AM Courtenay(605トンの掃海艇、VP 2)を沈められてしまいました。Babarにはレーダーを装備した部隊がなく、見張り員が陸攻を発見したのが来襲の1分前だったので、迎撃が間に合わなかったようです。

ついでクリスマス島でサプライ・重油を陸揚げしていたコンボイにジャワ島のスラバヤから一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 33機に護衛された一式陸攻(G4M1 Betty) 17機が来襲。クリスマス島には戦闘機が3個飛行隊駐屯していて、戦闘機は24機(Martlet II 10, P-39D Airacobra 7, P-40E Warhawk 7)がお相手したのですが、KV Cyclamen(900トンのコルベット、VP4)とxAKL Bidelia, xAKL Duijmar van Twist, xAKL Kini(1050トンの貨物船、VP 2)が沈められてしまいました。一式戦10機と陸攻を何機か撃墜してはくれたのですが、すべてに対処することはできなかったようです。この一連の雷撃をみると、きのうバンダ海に進出した連合軍TFに対する攻撃ができなかったことを反省したのか、日本側は各地の陸攻を攻撃モードに変更したようです。

連合軍は、クリスマス島から初のシンガポール空襲を実施しました。だいぶ前にB-24D2個飛行隊をココス諸島に移動させ、シンガポール空襲の機会をうかがって来ました。先日来、動静の不明な機動部隊がもしかするとまだシンガポールにいるかもしれないということと、またシンガポール空襲が一度でもあれば、シンガポールにもCAPの戦闘機を配備しなければならなくなる→マカッサルなど東部蘭印に避ける戦闘機の数が減らせることなどが狙いで、このタイミングを選びました。

2波24機のB-24D Liberatorがはるばる20ヘクスを飛行してシンガポールに到着した時、22機の零戦52型乙がCAPしていました。このGCシナリオ1での零戦52型乙の搭乗時期は1944年6月ですから、今回のプレイでは今月から生産が可能になっています。日本側はR&Dにかなり力を注いだようです。遠距離を飛んで、しかもほぼ同数の戦闘機に迎撃されることは四発爆撃機にとってもかなり厳しいもの。しかも今回はまったく念頭になかった悪条件が加わりました。それは阻塞気球(barrage balloon)です。このブログでも2010年4月のエントリーで阻塞気球をとりあげていますが、読みなおしてみると
  • 阻塞気球は、飛行場と港のサイズの合計が6以上の拠点に存在する(でも、インフォメーションスクリーンには表示されていない)。
  • 阻塞気球の効果は、その拠点のfortificationのレベルに準じて決められる。
  • 阻塞気球は高度6000フィート以下(below 6000)を飛行する航空機に影響を及ぼす。
  • 双発機や4発機が攻撃する時には、阻塞気球の数が4倍になる。
  • パイロットのexpは、阻塞気球を避けて飛行する能力に関連する。
という、ことだそうです。シンガポールは飛行場の規模8、港の規模9なので、多数の阻塞気球があげられていたのでしょう。また今日の攻撃は6000フィートだったので、ちょうど条件に当てはまってしまったようです。アニメをみていると阻塞気球により4機が墜落していました。Trakcerには対空砲で4機撃墜と表示されているので、阻塞気球は対空砲扱いされるようです。墜落した4機以外にも少なからぬ機がダメージを受けていて、その状態で零戦に迎撃されたので被害がより大きくなってしまいました。合計で12機のB-24Dを失いました。零戦の方は4機でしたが、日中の戦闘で気球の助けも借りたのですからこのスコアは妥当なところでしょう。

さて、このゲームで迎撃した戦闘機はその所属する飛行隊の名称がコンバットリポートに記載される仕様があります。零戦52型乙を運用していたのは、蒼龍・赤城・瑞鶴・翔鶴戦闘機隊だそうです。やはり機動部隊はここにいたんですね。加賀の名前がないのは修理中で、機種転換の順番を最後にまわしたからなのでしょう。機動部隊が停泊している根拠地への空襲の戦果はというとAirbase hits 2、Runway hits 19でした。これをみてびっくり。なにがびっくりかというと、港の爆撃を指示したつもりなのに、飛行場を爆撃していたからです。港への爆撃だったら命中した21発のうちのいくつかが空母に命中していたかも知れません。それが飛行場爆撃とは。自分の指示のミスとはいえ、BBウォースパイトが沈没した以上のがっかりでした。

機動部隊というものは、居場所のはっきりしない機動部隊が一番厄介なもの。シンガポールにいることが判明した機動部隊は、こんな空襲ができないようクリスマス島を叩いたり、またチモール島クーパンへの連合軍コンボイの運航を停止させるため今後インド洋に殴り込みをかけることがあるかもしれません。そういう意味ではやはり強力な艦隊であることは確かですが、中部太平洋方面のできごとに即座に対応できないこともまた事実。こんなこともあるかと考え、ハワイを出港させてあったウエーク島攻略船団がきのうちょうどミッドウエイ島に達しました。あと4~5日でウエーク島に上陸できるのではと思います。miniKB(隼鷹・飛鷹・翔鳳・瑞鳳・鳳翔など)が妨害に来るでしょうか?

0 件のコメント: