2012年4月30日月曜日

桂林の南で敗北



昭和17年6月12日、桂林の西南のヘクスで陸戦があり、敗北を喫しました。以前から桂林では日本側の2個師団と5万名ほどの中国軍が対峙していました。日本側が桂林に進入したのは、この西南のヘクスからなので、サプライの供給路を絶たれないために、8th Ind.Mixed Brigadeを配置してあったのですが、中国側がCorps4つとArmy 2つで攻撃してきました。さすがに一個旅団で支えるのは無理だったようで、修正前AV 1354対210、修正AV 775対262、オッズ比2対1、中国側の死傷者929名に対して日本側は2379名と大敗を喫して東側のヘクスに撤退することになりました。
私が下手だからか、相手の方の方がうまいというべきか、中国でもかなり苦戦しています。このままだと桂林のヘクスの2個師団が危なくなるので、唯一確保できているヘクスサイドを通って、桂林から脱出を計ることにしました。ジャングルの道なき道を行くことになるので、脱出が間に合うのか不明です。困った。
海ではラバウルにサプライを輸送してトラックへ戻るコンボイを護衛していたPB Tokihime Maruが
SS Sculpinに雷撃され、沈没しました。6月に入ってから日本の潜水艦は攻撃のチャンスをつかむことが全くできていないのに対して、連合軍の潜水艦は大活躍。日本側はdudのおかげでなんとか息をつけている状態です。
また、ポートモレスビーに上陸用舟艇と護衛の小艦艇が集結しています。このところニューギニア島南岸のTerapoに対する爆撃が頻繁なので、ここに上陸するつもりかもしれません。ニューギニア東端のMilne Bayも日本側の手にありますが、もう戦略的な価値はないので、ここは放置するでしょうしね。
どこも戦況は芳しくないのですが、ビルマからはうれしいしらせが。印緬国境付近で連合軍機が集結している飛行場はチッタゴンとカルカッタです。カルカッタには四発爆撃機がいるので叩きたいところではありますが、なんといっても遠い。近い方のチッタゴンを爆撃する準備として、マンダレーに配置してあるA6M3b(RA mod固有の機首)でsweepをしてみました。チッタゴンのヘクスそのものにsweepするのもこわいので、2ヘクス南のCox’s Bazarをターゲットにしました。24機のA6M3bに16機のHurricane IIb Tropが対戦して、13機撃墜と1機をOps lossにする戦果をあげました。A6M3bの方は2機がOps lossになっただけでパイロットも1名がWIA(fatigue 10なので一週間くらいで復帰できるでしょう)になりましたが、KIAやMIAはなく、ほぼ完勝でした。sweeperの方が有利なのはたしかですが、今のところパイロットの技量にかなり差があるのかもしれません。

2012年4月29日日曜日

DOSBoxでThird Reichを起動する

先日のエントリーで紹介した太平洋戦記2のマニュアルを探している時に、THIRD REICHのマニュアルをみつけました。ボードゲームをPCに移植したアバロンヒルの有名なゲームです。中にはさんであったレシートを見ると、ASOBITCITYがラオックスのコンピュータゲーム館という名前だった頃の1997年3月に6600円で購入していました。あまり遊んだ記憶がないのですが、2冊に分かれているマニュアルをぱらぱらめくったり、付録の大きな紙のマップを眺めているうちに、起動させてみたい気分になりました。CD-ROMをドライブにいれてインストールを試みてみましたが、アバロンヒルのタイトル画面が表示されるだけで、止まってしまいます。さすがにDOSのゲームをXPでそのままプレイするのは無理なんですね。
GOGで古いゲームを買うと、付属しているDOSBoxで動かしていることに気づきます。同じようにすればプレイできるかなと思って、DOSBoxのサイトを覗いてみました。CompatibilittyというページにはTHIRD REICHも載っていて、DOSBox version: 0.65でsupportedとなっています。また、0.70でも動くというコメントがついていたので、0.70をダウンロードしてみました。GOGのゲームはなにも考えずにインストールしてもプレイできるように準備されていますが、自力でDOSBoxを使うのはこれが初めてです。私はもともとMacユーザーで、PC-98をゲーム用に持ってはいましたが、MS-DOSをいじくるような経験はほとんどありませんでした。THIRD REICHはなんとか動かすことができるようになりましたが、かなり試行錯誤させられました。同じような迷える子羊がいないとも限らないので、以下に簡単に触れてみます。

まず、THRIDREICHインストールのために、CD-ROMをハードディスクにコピーしました。コピーしなくてもいけると思うのですが、最初は、DOSBoxにCD-ROMをマウントする方法がよくわからなかったので、コピーしちゃいました。コピーする場所はどこでもいいのですが、コマンドラインに入力する文字数がなるべく少なくなるように、Cドライブ直下にコピーしました。コピーするとTHRIDREICHというフォルダができます。
mount d c:\THRIDREICH
次にこのフォルダをDOSBoxの中で使えるようにします。dはDOSBox内でつかうドライブの名前で、次のcはwindowsのcドライブのcです。振り返ってみると、DOSBox内でcドライブとして使うように
mount c c:\THRIDREICH
とした方が良かったようです。でも、はじめはこの二つのドライブの違いがよく分からず、別の名前をつけてしまいました。

mount c c:\THRIDREICH\3R 
mount d d:\ -t cdrom
その後に試行錯誤が続いたのですが、正解はこれでした。前段で何も指示せずにインストールすると、THRIDREICHフォルダの直下に3Rという名前のフォルダができて、そこにインストールされます。なので、 mount c c:\THRIDREICH\3Rというコマンドで、WindowsのCドライブ直下のTHRIDREICHフォルダの中の3Rフォルダを、DOSBox内でCドライブとして使うようマウントします。また、THRIDREICHというゲームは起動にCD-ROMを要求するので、ディスクを入れたWindowsのCD-ROMドライブをDOSBox内でもCD-ROMドライブとして使えるようにマウントします。dが二つ並びますが、最初のdはDOSBox内のdドライブ(CD-ROMドライブ)のdで、つぎのdはWindowsのdドライブのdです。
Z:\>c: 
c:\>3R
ついで起動です。プログラムの入っているのはDOSBoxのcドライブなので、c:を指定。そして3Rを叩くと無事に起動します。じつはTHRIDREICHをインストールしたフォルダの中にはexeファイルが3R2.EXEというものしかありません。てっきり3R2を叩けば起動するのだと思っ他のですが、失敗。その後、いろいろ試行錯誤してもうまくゆかず、3R.BATというのがあるので、こっちを叩いたらようやく成功しました。こういうのは詳しい人なら全然迷わないのでしょうが、私はここが一番時間がかかりました。
CD-ROMは現物でなくて、daemon toolを使って仮想化したもの(ここではeドライブ)でもいいようです。またご覧の通り、0.70でなくて最新のDOSBox 0.74でも起動は可能でした。

2012年4月28日土曜日

太平洋戦記 3の発売


4月になってからフォーラムにMeet the Forumitesというスレがたてられています。内容はというと、フォーラムの常連さんたちが、職業・年齢・居住地・家族構成・学歴・職歴・座右の銘・いま読んでいる本をさらしてゆくというものです。このスレはすでに9ページ、レス数250まで伸びていて、某巨大掲示板のようにネット上では匿名性の強い状態でやり取りすることの少なくない日本とは文化が違うなと感じます。このスレによると、すでに退職して悠々自適の人もかなり多いので、かなり高齢だと思っていた私もWitP AEの常連さんたちの平均年齢くらいなんですね。また、アメリカ人が一番多いのは当たり前ですが、イギリス、オーストラリア、カナダといった英語圏に加えて、ドイツ、フィリピン、フィンランド、スロバキア、マルタ、ベルギー、スウェーデンなどなど英語圏以外のプレイヤーもたくさんいることが分かります。ただ、日本人のレスは一つもついていません。
これまで、フォーラムで発言している日本人らしき人の存在に気付いたことはないので、日本人のレスがついていないのは当たり前に感じます。私自身、フォーラムで発言したことはほとんどありませんし、このスレに自分をさらそうという気にもなりません。ただ、このゲームの一方の側が日本であることを考えると、日本人以外の人たちにとっては不思議にみえる現象なのではないかと思いますね。
フォーラムで発言する日本人がほとんどいない現象は、平均的日本人の文化的背景を反映しているのは確かでしょうが、プレイヤーの数が圧倒的に少ないことの方が効いているかなと想像します。このゲームのアクティブな日本人プレイヤーっておそらく二桁、多くてもかなり少ない方の三桁でしょう。日本の参加した最後の本格的な戦争を扱ったこのゲームに日本人プレイヤーが多くなさそうなのはなぜか?
理由のひとつは、英語のゲームだから。でも、ふつうの文章が読めればいいわけだし、リアルタイムでのヒアリング能力が要求されるようなタイプのゲームと違って、調べる時間的な余裕がいくらでもとれるので、義務教育と高校とあわせて6年間の英語教育を受けている人ならふつうは問題ないはず。
理由のふたつめは、複雑なゲームシステムとルールの量です。フォーラムには繰り返し同じような初心者の質問のスレがたてられています。その質問者の多くは英語を母国語とする人たちなので、このゲームに関しては英語が問題と言うより、ゲームの規模が大きすぎることの方がとっつきにくくさせているようです。
そして、もうひとつ考えられる理由としては競合するゲームの存在です。非英語圏の国々では母国語用の太平洋戦争のゲームなんてありそうもないことでしょう。でも、日本には、 太平洋戦記、太平洋の嵐といった、それにあたるゲームがあります。そういったゲームをプレイしているので、わざわざ敷居の高い英語のゲームにまでは手を出さないという人も多いんではないかなと。
私もむかしむかし、最初の太平洋の嵐をプレイしてはまり、同じくGAMのリリースしたバトルや、ジェネラル・サポート社になってからのグロス・ドイッチュラントや日露戦争も楽しくプレイしました。この頃のゲームはPC98用でしたから、だいぶ前の引っ越しの時に、もう98用のゲームをプレイする環境をもつことはないだろうと考えて、FDもマニュアルも処分してしまいました。今振り返ると惜しいことをしたと後悔しています。
太平洋戦記もプレイしたことがあります。2の方のマニュアルと宣伝用のハガキですが、これを見て、前作の発売が9年も前のことだったのかと改めて驚かされます。ただ、この作品は買ったはいいが、すぐに飽きてしまった覚えがあります。Gary Grigsby作の太平洋戦争ゲームは、War in the South Pacific(ホビージャパンが日本版を出しました) → Uncommon Valor → War in the Pacific → War in the Pacific Admiral Editionと着実に進化してきましたが、太平洋戦記 2の方は20世紀の太平洋の嵐をそのままひきずっていて、9年前の段階でもすでに古色蒼然たるゲームになっていましたから。
その太平洋戦記はきのう新たに3が発売されたそうです。さすがに9年も製品を購入していないユーザーにはお知らせのハガキは来なかったので、ジェネラル・サポートのサイトを覗いてみました。 前作のお知らせハガキにも、「本ゲームの最大の特長は綿密なリサーチに裏付けられた詳細なデータにあり」と書かれてありますが、新作の方も「圧倒的なデータ」とか「1099の種類に及ぶ兵器が登場」とかいったうたい文句が載せられています。でも、肝心の前作と比較してどこが変化したのかが分かりにくい印象でした。基本的なシステムは前作と同じなんでしょうか?もしそうなら、21世紀のいまプレイしたいゲームとはいえないし、兵器の種類の多さが特長というのは、かなり外しているとしか思えません。少なくとも負けっぷりを楽しめるゲームにはなっていないように見受けます。またPBEMは可能なんでしょうか。

ともあれ、実際にプレイした人の感想がネットに出まわるのはこれからでしょうから、それらも読んでみたくはありますが、ゲームとしてはあまり期待できないのかな。

2012年4月27日金曜日

戦闘機パイロット、高度100でのGeneral training


戦闘機の飛行隊のTraining MissionにGeneral trainingを指示しても、高度が100だとStrafスキルとDefnスキルの二つだけが上昇するようです。機銃掃射用のスキルを上げるには、高度100でAirfield AttackやGround Attackを指示することが必要だと思っていましたが、General trainingでも同じことのようです。
TrainingでAirスキルが70になった戦闘機パイロットは、前線に送る前にExpをすこしでも上げておきたいものです。Expを上げるには、Genaral trainingがいいのか、高度100でAirfield AttackやGround Attackを訓練させる方が速いのか、フォーラムでもまだ結論が出ていないと思います。そんなわけで、設定をいじっているうちにこんな小ネタに気づきました。あまり役立ちませんが。

2012年4月26日木曜日

Horn Island失陥



昭和17年6月7日、きのう保山へ移動して、渡河にともなうShock Attackを強いられて疲弊した近衛師団と第2師団ですが、今日は中国側からdeliberate attackをしかけられました。山岳の地形ボーナスはありますが、disruptionとfatigueがひどかったので、オッズ比4対1で敗北し、6487名の死傷者がでて、保山のヘクスから追い出されてしまいました。この戦闘に敗れるのは、昨日の結果からみて必然的。負けても保山のヘクスでがんばるなんてことにならなくて良かったと思います。どっちにしろ再験するためにはサプライのたっぷりあるラングーンくらいまで戻すつもりなので、鉄道の通じているラシオまでの行軍にかかる日数が2-3日少なくなったと前向きに受け止めておきます。
ポートモレスビー陥落後の5月11日、トレス海峡にあるHorn Islandに連合軍の空挺降下がありました。その空挺作戦は失敗に終わらせたことは以前のエントリーで紹介しましたが、その後は連日のように爆撃が続きました。Horn Islandには44th Naval Guard Unitと51st Const Coの2部隊がいるだけで、両方とも小さな部隊ですから、爆撃によってほとんどの分隊がdsiabledになってしまっていました。そして今日はCA CanberraとCA Australiaを基幹とした上陸船団が登場。上陸前の艦砲射撃で死傷者521名と報告され、おそらくこの艦砲射撃でまともな部隊は残らなかったものと思われます。もともとAVが60近くあった部隊ですが、陸戦では素のAVが71対4。fort level 3を加味した修正AVも51対1、オッズ比も52対1で全滅してしまいました。もっと早く上陸してくるかとも思っていたのですが、連合軍も空挺作戦の失敗に懲りてじっくり攻めたようです。ポートモレスビー陥落後1ヶ月以上がんばれたことの方が不思議。
ところで、コンバットリポートには陸戦のところにUnits destroyed 1とだけ記載されていて、艦砲射撃の項にはUnits destroyed 1という記載はありません。たしかに昨日までは2部隊いたし、今日のマップには日本側の部隊は残っていないので2部隊とも全滅だと思うのに、一部隊の全滅しか報告されていないのが不思議。もしかすると、これまでにもこういうことはあったのかも知れず、今回は離れ小島でのできごとだったのでそれがはっきりしただけなのかもしれません。
ポートモレスビーとHorn Islandが連合軍の手に渡ってしまったので、今後はオーストラリアの北岸まわりで、蘭印西部に艦砲射撃TFなどがやってくるかもしれません。ニューギニア北東部はなんとかなるべく長く日本側が保持したいと思っています。ブナへのサプライの補給はMadangに陸揚げすれば地上を輸送されてゆくことが判明したので、一息ついています。ただ、その経路の途中のdot baseを空挺作戦で奪われると輸送に支障を来しそうな気がするので、空白のdot baseに小部隊を移動させつつある、今日この頃です。

2012年4月25日水曜日

中国の陸戦で2つの惨敗



昭和17年6月7日、ビルマ東部のラシオから行軍を始めた2個師団が雲南省保山(Paoshan)に到着しました。ところが、コンバットアニメーションを見ていると、陸戦画面でShock Attackをしかけているではありませんか。予想外のできごとにびっくり。マップを見直してみると保山の西側にサルウィン川が流れていたことに改めて気付かされました。保山のヘクスへの侵入は渡河なので、強制的なShock Attackになるのはこのゲームの仕様です。マップを見ていてここに川があることはみえていたはずですが、認識のレベルに上がっていなかった、見れども見えず状態だったわけです。
このてひどい失敗により保山での戦闘は、素のAV 971対2590、山岳地系による防御ボーナスとfortification 3が入って修正AV 236対4744、オッズ比1対20の惨敗。中国軍の死傷者782名に対して、日本側は5263名で、一個師団は歩兵分隊のすべてがdisabledに、もう一個師団は歩兵の半数がdisabledになってしまいました(ちょっと違ってました)。中国軍の増援が保山に先に到着していたことは知っていたのですが、爆撃と砲撃で少しづつ削る予定でした。でもこの惨敗で計画は水の泡。保山へはビルマから2級道路しか通じていないので、サプライの補給も困難です。サプライとsupportが充分にないとdisabledになったdeviceが復活するのもかなりゆっくりなので、保山からラシオまで撤退させようと思います。ただ、もしかすると8日には中国側から攻撃があって、さらに被害が増えてしまうかも知れません。また、この2個師団に後続して保山の西のヘクスまで来ていた砲兵部隊と歩兵師団も回れ右させました。
中国戦線では南陽で中国軍の大部隊と対峙しています。この中国軍に対しては、砲撃と漢口からの爆撃で少しずつ削っているところです。南陽のヘクスの6つのヘクスサイドのうち5つは日本側が支配。中国側が支配しているヘクスサイドは北西のみです。この南陽へのサプライの補給を少しでも妨害しようと考え、西安と南陽をつなぐ道路の交差点のヘクスに8th Armored Car Coを移動させました。中国側がそれに反応して西安から部隊を移動させ、6月7日、戦闘となりました。森林ヘクスなので少しは粘れるのかと思っていたのですが、中国側はArmy 4個とCorps 4個を動員していて、オッズ比 487対1で全滅させられてしまいました。さすがに中隊に数万の敵の相手は無理でした。司令官の能力のなさから大敗が続いた一日でした。



2012年4月23日月曜日

陸戦を仕掛けた側が撤退するケース



昭和17年6月5日、上海の北4ヘクスのところにあるTaichowで中国軍9部隊にShock Attackをしかけられました。守っていたのは汪兆銘政権軍の2部隊でしたが、オッズ比1対99で撃退しました。陸戦をしかけてきたのは中国軍なのですが、敗退した中国軍部隊の一部はもと来たヘクスへと後退しました。戦闘を仕掛けられて敗れそのヘクスから撤退するというのはよく見ますが、戦闘を仕掛けた側が敗退してそのヘクスから撤退するのを見るのは初めてです。Taichowの北東のヘクスにも陸戦アイコンがついていますが、このヘクスでは陸戦はありませんでした。陸戦を仕掛けた側が敗退・後退した先のヘクスにも陸戦アイコンが表示される仕様なんでしょうかね。
この中国軍の9部隊は開戦時に華中にいた部隊ですが、日本側が華北・華中を平定する過程で敗退し、スクリーンショットの上の方にあるdot baseに逼塞させられてしまいました。そのdot baseのヘクスでおとなしくしていてくれるのなら、日本側から手出しはしないつもりでした。というのも、 マニュアルの16.4.2 SPECIAL CHINESE REPLACEMENTSには
殲滅された中国軍の歩兵部隊は再建される。全滅すると、30日後にTOEの3分の1だけ充足された状態で重慶に復帰する。この再建に際しては、replacement poolのdeviceを消費しない。これは、必要があれば歩兵を限りなく補充することのできた中国の能力をシミュレートしている。
というルールがあります。このルールがあるせいで、戦闘によって充足率が著しく低くなってしまった中国軍のユニットは、撤退するより殲滅される方が連合軍側のプレイヤーにとっては都合がいいからです。長いこと日本側に放置プレイをされ、寂しくなった連合軍側はdot baseから南に2ヘクスのTaichowまで進撃してShock Attackをしかけてきたわけですが、残念なことに、連合軍側プレイヤーの思惑に反して、中国軍部隊はひとつも全滅しませんでした。弱いけれども逃げ足だけは速い当時の中国軍の特徴がよく再現されているゲームですね。

2012年4月22日日曜日

昭和17年5月の成績(Reluctant Admiral mod)



Inteligence Reportはこんな具合です。さすがに昭和17年前半なので、ポートモレスビーを失ってもスコアはまだmajor Victoryでした。
沈没した艦船のリストはこんな感じです。潜水艦による被害は双方ともに9隻づつです。日本の潜水艦の沈めた船の方が大きめですが、そのかわりに日本側は潜水艦を2隻失っています。日本の爆雷がちっとも効果がないのにくらべて、連合軍側の爆雷は優秀ですから、だんだんと日本の潜水艦の被害は増えてゆくのでしょう。商船についてはこれでいいとして、今月はポートモレスビー周辺での戦闘があったので、軍艦の珊瑚海(と逃げ出した駆逐艦はソロモン海)での戦没が目立ちます。軍艦の被害が多いという点では日本側の負けですね、これは。
飛行機の損失数をみると、連合軍が393機なのに対して日本側は426機で、開戦以来はじめて日本側の損失機数が連合軍側を上回った月になってしまいました。この表を作成するまでは、日本側の被害が多くなっているなんて思ってもみませんでした。こういうまとめを作って振り返ることもPBEMには重要だと感じました。先月はゼロ戦各機種の合計損失が10機だったのに、今月は170機になったことでわかるように、南西方面での激闘を反映しての数字です。例えば、ポートモレスビー失陥の翌日、連合軍戦闘機の待ち受けているところに、ラバウルから一式陸攻がゼロ戦の護衛で艦船攻撃に飛んで、戦爆あわせて30機あまり撃墜されてしまった戦闘など。これからも、日本側の損失機数の多い状態が続いてしまうのかな。
しかし、戦闘機のA2A損失機数をみてみると、209機対129機と、だいぶ日本側の方が少なくなっています。航空優勢を完全に失ったとまではいえないようです。
パイロットの死傷者数は、激戦を反映してこれまでで最悪になってしまいました。

2012年4月21日土曜日

フィンシュハーフェンで5隻が沈没


昭和17年6月3日、ニューギニア島北東端のフィンシュハーフェンでサプライを陸揚げしていた2つのFast Transport TFが、ポートモレスビーから飛来した2波合計で47機のA-24 Bansheeに急降下爆撃を受けました。CM Okinoshima、APD Yugao、APD Tachikaze、APD Okikaze、APD Yakazeの5隻が沈没して、史実より9ヶ月も早いダンピール海峡の悲劇になってしまいました。
これまでにも、昭和16年12月10日にボルネオで1隻、昭和17年1月30日にルーガンビルで5隻、2月20日にルーガンビルからの帰途に3隻、5月12日にニューブリテン島Araweで2隻のAPDが爆撃により沈没しているので、合計15隻のAPDを失ったことになります。残りは14隻しかなく、兵員輸送に支障を来しそうです。APDへの改装はDD 神風、峰風、若竹級に限っていましたが、DD 睦月級もAPDへの改装を始めました。
その後、ブナでは連合軍地上部隊による攻撃が行われましたが、修正AV 279対311、Allied assault odds: 1 to 2 (fort level 3)で防衛に成功しました。日本側の死傷者551名、連合軍側557名と拮抗していますが、歩兵でdisabledになったものが日本側は24分隊だったのに対して連合軍側は95分隊と多く、ジャングルの中で過ごしている連合軍部隊には疲労もたまっているようです。増援の連合軍地上部隊はまだポートモレスビーのヘクスなので、まだ一週間くらいは大丈夫。
ただ、問題なのはサプライの状況です。2万トン以上のサプライを集積してあったポートモレスビーを奪われてしまったため、ニューギニアの日本軍はサプライの補給に苦しんでいます。ブナには3913名の戦闘員と11966名の後方要員が駐屯していて、Fortifcationの増強工事中です。Fortificationは連合軍が見逃してくれればあと10日で4になるので、工事を中止したくはないところ。そんなこんなでブナのSupply Requiredは2579トンもあるのに、3525トンしか在庫がありません。
ラバウル、カビエン、ショートランドから輸送機でサプライをブナやラエやフィンシュハーフェンに空輸していますが、日本の所有する輸送機の数では焼け石に水状態(出発地を分散させてあるのは、艦砲射撃や爆撃で一挙に輸送機が損失しないようにするため。輸送先を分散させてあるのはサプライズ的にLRCAPをしてくることが予想されるからです)。A-24 Bansheeはnormal radiusが7ヘクスあるので、ポートモレスビーからだとMadangまでが攻撃圏内になって、貨物船での輸送は無理な相談です。そこでFast Transport TFをつかってみたのですが...マニュアルの6.2.5 MISSION TYPES AND THEIR IMPACT ON MOVEMENTには
ある種の任務のTFは、夜になるまで待機し、夜陰に紛れてフルスピードで進入し、任務が終わり次第またフルスピードで帰還する。敵の空からの脅威のない味方の港を目的地とするのでないFast Transport TFはそれにあたる。
という旨が書かれてあります。「任務が終わり次第またフルスピードで帰還する」という点が重要なようで、サプライをすべて降ろしきらないと出港しないわけですね。フィンシュハーフェンの悲劇を繰り返さないためにも、これは肝に銘じておかないと。でもできれば、夜のうちに降ろせるだけ降ろして、明るくなる前に逃げ出す仕様にして欲しかった。マニュアルの6.3.3.2.4 SHIP AND PORT LOAD ABILITY TABLEには揚塔のスピードの表と説明がのせられていて、
表の2-6列は艦船一隻あたり、1フェーズ(12時間)あたりの、積荷の種類ごとの揚塔スピードを示している。最後の二つの列には一日あたりの港の最大揚塔可能量を示している。これらの数値は、Naval Supportがいない、港の施設に被害のない港でのものだ。Fast Transportの行の揚塔スピードは 港にないヘクスでFast Transport TFが揚塔を行う時のものだ。潜水艦による輸送は、この艦種で揚塔を行う際の困難を反映していて、またある一日に港で搭載任務を実施できる潜水艦の数には制限がある。ダメージのない港での燃料と原油の揚塔速度は同一だが、ダメージを受けた港では若干異なる。これらの数値の単位はload pointになっている。
と書かれています。Fast Transport TFの揚陸のスピードはTroopもCargoも100となっています。ただこれは港のないヘクスに適用されるものということですね。フィンシュハーフェンの港の規模は1でダメージがありませんから、12時間でTroopなら325 load point、サプライなどのcargoなら100 load point揚陸できることになるのでしょう。今回沈められたCM 沖ノ島級のCargo Capacityは350で、APD 峰風級とAPD 若竹級のCargo Capacityはともに150です。6月2日にラバウルを出港し8ヘクスを航海してフィンシュハーフェンに到着すると、CMだけでなくAPDも夜のうちに150トンのサプライ全量を揚陸しきれないのはやむを得なかったようです。
駆逐艦改装のAPDのCargo Capacityはどれも150(最初からAPDとして建造される一等輸送艦Type 1 LSI/APDは200)なので、安全にサプライを輸送するにはCargo Capacityが75や100の駆逐艦をつかうべきなんでしょうか?だとすると睦月級をAPDに改装し始めたのは失敗だったかな。検証が必要な気がしますが、残念ながら私にはサンドボックスシナリオを作る能力がありません。

2012年4月19日木曜日

小笠原海戦

昨日発見した硫黄島近海の連合軍TFですが、哨戒機の報告通りAGばかりで、数は3隻ではなく4隻(4隻ということは黒船を想起させます)でした。横須賀からトラックに回航中のCVL日進とBB比叡をエスコートしていたCL能代とDD夕暮をこの連合軍TFの迎撃に分派し、またトラックから呉に戻る輸送船をエスコートしていたDD朝風も捜索に向かわせました。CL能代とDD夕暮は昭和17年6月1日の夜間に2回、接触に成功してダメージを与えました。夜が明けてからDD朝風が接触し、AG ArcticとAG Sagadahocを撃沈しました。リプレイ中にもう一隻の沈没音が聞こえたので、AG Regulusも沈没したものと思われます。
今日は硫黄島東方に一隻だけの連合軍TFの存在が報告されていて、昨夜砲弾が一発しか命中しなかったAG Kansanだと思われます。 しかし、しっかり哨戒機が発見しているにもかかわらず、サイパンの陸攻も横須賀の大艇も攻撃に飛んでくれませんでした。この日の戦闘の感想としては、軽巡ふくめた軍艦が3回も攻撃したのに4隻全部を沈没させるのは難しいものなのかなというのが一つ。また、相手の存在が分かっているのに、艦船攻撃任務に飛んでくれないことってやはりあるなというのがもう一つでした。

2012年4月18日水曜日

ブナ上空で激しい空戦


弱体なブナ駐屯日本軍部隊に対する、連合軍部隊の重圧を少しでも緩和するために、ラバウルの九七重爆による爆撃を開始しました。大したダメージを与えることができるわけではありませんが、これまでは特にトラブルの方もなく過ぎていました。しかし昭和17年5月31日、連合軍はポートモレスビーの戦闘機141機(P-39D Airacobra 72機とP-40E Warhawk 69機)をブナ上空のLRCAP任務に就けていました。
サプライズアタックをねらったのでしょうが、幸い最初にブナ上空に到着したのはsweepを指示してあったA6M3b Zero 15機でした。LRCAPなので全部が会敵に成功するわけではなく、コンバットリポートによると4個飛行隊55機と報告されています。A6M3b Zero 15機のうち撃墜されたのは1機のみで、しかもブナは味方の根拠地ですから、パイロットの死傷は0名でした。それに対してP-39D Airacobraは 12機とP-40E Warhawk 9機の損失が報告されていますから、このsweepは大成功でした。ついでブナ上空にはKi-43-Ic Oscar 21機の護衛でKi-21-IIa Sally 17機が到着。38機が迎撃して、連合軍戦闘機の損失は0機。日本側の損失機は5機のKi-43-Ic Oscarと8機のKi-21-IIa Sallyにものぼり、連合軍地上部隊に与えた損害は後方の1分隊がdisabeldになっただけでした。してやられた感じ。
その後、先日のエントリーで紹介したmini KBがオーストラリア西方沖で残りの商船を2隻撃沈。今日はこの程度で大きな動きはなかったなと思いつつ、ざっとマップを眺めていたところ、思いがけぬところに思いがけぬものを発見し、びっくり。
硫黄島の南東5ヘクスのところに、連合軍のTFがいるのです。2隻のAGを含んだ3隻のTFだと報告されていますが、なんなんでしょうこれは?小笠原は母島にも硫黄島にもまだ部隊を配置していないので、このTFが弱小なものでもLCUを乗せているようだと、あっさり上陸・占領されてしまいかねない大ピンチ。上陸を目的としたものでなく空母TFだったとしても、一暴れされてしまいます。まあ、連合軍側が日本の防衛体制を瀬踏みするために派遣したTFというのが一番ありそうかなと思いますが、まさかクラークフィールドでがんばっている部隊にサプライを輸送しに行く途中なんていうことはないですよね。
そもそもこんな事態を招いたのは、ウエーク島にもマーカス島にも哨戒飛行隊を配置してなかったせいだと反省しています。たまたま、先日就役したばかりのCVL日進(RA modでは水上機母艦ではなく最初から軽空母として登場)と、横須賀での修理がようやく終了したBB比叡(戦艦対空母というエントリーで紹介した通り、昭和17年2月4日にレキシントン、エンタープライズと射ちあって損傷したもの)とをトラックまで回航するTFが近くを通りかかったので発見することができましたが、そうでなければ沖縄くらいまでそのまま航行されていたのかも知れません。
CVL日進には艦艇を攻撃できる飛行機が九七艦攻9機しか搭載されていないので、これだけで料理できるか不安です。とりあえず、Air HQを配置してあるサイパンに九六陸攻を2個飛行隊、また横須賀にも九七大艇を一個飛行隊移動させ、南北どちらからでも雷撃できる体制をとってみました。

2012年4月15日日曜日

日蘭の潜水艦とmini KBが活躍した一日

昭和17年5月28日の夜は潜水艦のお祭りでした。まず、セレベス島のマカッサルからシンガポールにresourceを輸送するTFがSS O-16に襲撃され、xAK Hiyama Maru(VP 10, tonnage 4875)に魚雷が一本命中。xAK Hiyama MaruのダメージはSys 57, Flt58(43), Eng 14, Fire 52もあり、Escort TFに編入されて近くのスラバヤに向かうことになりました。即沈没とならなかったのは幸いですが、炎上中の日本船でこのSysダメージがあっては、距離5ヘクスを無事に乗り切れるとは思えませんね。
つぎに、オーストラリアのブリスベン東でI-7がAO Kanawha(VP 18, tonnage 6950)が雷撃して魚雷が2本命中。この船も即沈没とはなりませんでしたが、コンバットアニメーションの中でfuel cargo burningと報告されていたので、その後のリプレイ中に聴かれた沈没音はこの船のものだと思われます。そして、インド西岸のカリカット沖でI-27がコンボイを襲撃して、xAK Hatterlocに魚雷一本、xAK Birminghan Cityに魚雷2本命中。xAK Birminghan City(VP 9, tonnage 4620)の方は沈没したようです。
最後に、バリクパパンからトラックにfuelを輸送するコンボイがSS KXに攻撃され、TK Hakko Maru(VP 18, tonnage 7150)に魚雷が一本命中。空荷なら魚雷一本で沈むことはないのでしょうが、このタンカーもfuel cargo burningになってしまって沈没しました。今日は日蘭の潜水艦が活躍しました。
現在のビルマはSSでご覧いただけるような状況で、連合軍側で戦闘機の集中している主な飛行場はチッタゴンとインパールです。陸戦はビルマ北部ではShweboの占領後、ミートキーナに向けて進軍中で、これは進軍に時間がかかることを除けば、問題はないと思っています。ビルマ・雲南戦線ではすでにラシオは確保しました。できればPaoshan(保山)、そしてTsuyungまで解放できればと希望を持ちながら、3個師団が進軍中です。ただし連合軍もこの動きには注意を払っているようで、毎日のように偵察機が頭上に飛来しています。こちらの兵力の規模をみて、Paoshanにさらに増援を送り込むでしょうが、お互いにPaoshanへは山道の進軍なので、どっちが早いかですね。
海岸道を進軍した3個聯隊はアキャブに迫っています。アキャブには連合軍の飛行機マークがついていますが、airfield damgeがずっと57のままですし、いまのところ出撃できる機体はないようです。でも、アキャブ飛行場が元気に活動するようになるとラングーンまで距離8ヘクスと近いので、ラングーンへ海路でサプライを輸送することが困難になり、やがてビルマの日本軍はサプライ不足でビルマからたたき出されることになります。なんとかアキャブを解放したいのですが、アキャブには254th Armoured Brigadeと50th Tank Brigadeと2つの戦車旅団が駐屯しています。AFV 156両ももつ相手にジャングルヘクスで戦闘して勝つにはどのくらいの戦力が必要なんでしょうか。どうもやれる気がしません。でも、連合軍から見るとこの部隊もうるさく見えるようで、今日もチッタゴン(カルカッタかも)からFB・LB合計64機で爆撃してきました。死傷者53名、歩兵3分隊と後方の4分隊がdisabledになりました。
アキャブをなんとかするには、まずがっちり航空優勢を握って、アキャブを爆撃なり艦砲射撃なりで叩かなければなりません。しかし、これまでビルマの日本軍はサプライが不足していて、Magweにもずっと黄色い”!”がついていました。黄色い”!”だと、戦闘機が増槽を装備することができません。増槽なしだと、隼は6ヘクスしか飛べず、Magweからだとチッタゴンには届いても、インパールには届かない状況でした。航空撃滅戦は両方を叩けるようになってからと思っていましたが、ようやくMagweのサプライ事情が改善したので、今日はチッタゴンの飛行場に初の爆撃を実施してみました。これまでゼロ戦を使ったsweepを繰り返して、連合軍はかなり戦闘機を失ったからでしょう、このところCAPを上げなくなっています。九七重爆 44機と百式重爆 16機に50機の一式戦が護衛についてチッタゴン飛行場を爆撃して、Airbase hits 15、Airbase supply hits 2、Runway hits 32の戦果でした。連合軍の対空砲は日本のものとは違って優秀なので、高度9000フィートからの爆撃でも、九七重爆が11機もdamagedになりました。このくらいの爆撃を数日続けることができれば、規模7のチッタゴン飛行場も活動不能においこめると思いますが、明日は多数の戦闘機がCAPについているかな?
そして、今日のデザートはmini KB(龍驤、祥鳳、瑞鳳)の活躍。給油艦TFをひきつれて、オーストラリアのはるか西、マップ南西端の近くまで遠征していたmini KBですが、ようやく連合軍コンボイを発見することができました。午前と午後と2波の合計で九七艦攻 58機と九九艦爆 12機が出撃し、xAKを6隻(4隻はVP 15、tonnage 7550で残り2隻はVP 8、tonnage 4220)撃沈、5隻が大破炎上中の戦果をあげることができました。残念なのはこのコンボイが西行きだったことです。東に向けて航行しているコンボイでタンカーが含まれているようなら大成功だったんですけどね。ここは素直に設定したケープタウン・パース航路よりは4ヘクス南、ケープタウン・シドニー航路よりは18ヘクス北です。おそらくパースからケープタウンに向かうコンボイで潜水艦の襲撃を避けるためにWaypointを設定したのでしょう。しかし天網恢々疎にしてもらさずでした。今日の攻撃後もまだ商船が10隻も残っていると報告されているので、明日も攻撃できればいいなと思います。

陸戦では、修正AV 682対862でClark Fieldの攻撃に失敗。5月中の攻略はむりな感じ。死傷者は日本側1056名、連合軍側1505名と連合軍側の方が多くなってきているので、時間が解決してくれるのは確かなんですが。フィリピン平定は史実よりかなり遅れそうです。

2012年4月14日土曜日

味方の根拠地への艦砲射撃

ブナの防衛にとりあえず成功したことを先日のエントリーに書きました。実は、連合軍部隊がブナのヘクスに移動して来て攻撃をする前日には、まさか陸戦に勝てるとは思っていませんでした。連合軍側もそのつもりだったとみえて、規模6の飛行場を占領直後から利用するために、飛行場への爆撃を控えていたものと思われます。ポートモレスビーに加えてブナの飛行場も相手に加わるとラバウルの負担が大きすぎます。その対策の第一陣として戦艦伊勢・日向、重巡那智・青葉を基幹とする艦砲射撃TF、第二陣として機動部隊をトラックから送り出しました。
いったんはブナの防衛に成功したので、飛行場の破壊を目的とした艦砲射撃を実施する必要はなくなりました。しかし、味方の保持する根拠地のあるヘクスに艦砲射撃を実施した経験はなく、どんな挙動をするのか、例えば味方の飛行場や部隊に被害は及ばないのか?といった点を知りたかったので、そのまま任務を続けさせてみました。
敵地への艦砲射撃と違っていた点ですが、まずは艦砲射撃前日の位置です。敵地への艦砲射撃の前日は最高速度を発揮してぎりぎり到達できる距離のヘクスで待機しますが、今回のTFはブナから2ヘクスの距離にいました。そして、艦砲射撃自体は水上機による弾着観測を受けて実施された点は敵地へのものと同じですが、味方の飛行場や港の施設は避けて、敵の部隊にだけダメージを与えてくれて、死傷者127名で歩兵7分隊、後方部門15分隊、工兵1分隊がdisabledになったと報告されています。硫黄島なんかと違って強固な地下陣地にこもった部隊が相手ではなく、しかも戦艦が2隻も参加した砲撃なのですからもっとましな結果になるだろうと予想していただけにがっかり。そして、帰り道では重巡那智がS-18に雷撃され、また今日はダンピール海峡にさしかかったところでポートモレスビーからB-17Eの爆撃がありましたが、幸い魚雷も爆弾も命中弾はしませんでした。爆撃の方は、3機と少数機だったことと高度7000フィートからの水平爆撃だったからかなと思います。これが高度1000フィート程度の低高度からの爆撃だったら無事だったかどうか。
艦砲射撃TFの今日の位置をみると、24時間で6ヘクスしか移動していないようです。敵地への艦砲射撃とは違って、全速力で行って帰ってきたわけではないですね。ともあれ、こういった味方の根拠地に対する艦砲射撃の仕様が分かったことは収穫ですが、今回の作戦そのものは、危ない目に遭ったわりに戦果に乏しいものだったことも確かです。それでも、ニューギニアの連合軍地上部隊を効果的に叩く手段が他にはないで、繰り返さざるを得ないかも知れませんが。

昭和17年6月になると、翔鶴・瑞鶴にレーダーを設置するアップグレードが可能になります。トラックから本土に回航するついでに、アリューシャン列島のアダック島を攻撃することを計画しました。だいぶ前のSIGINTでアダック島に連合軍艦船の在泊が報告されていたので、ASがいるんじゃないかと思ったからです。当然のことながら奇襲を予定していましたが、昨日は悪天候のせいで攻撃に出発してくれませんでした。しかし、10%ずつをnaval serchに設定してあった九七艦攻・九九艦爆の方は飛び立ってくれて、アダック島にいる連合軍艦艇に偵察のついでの爆弾投下を実施してしまいました。おそらくこれで日本の空母の存在が相手にばれてしまったからだと思いますが、今日の空襲にはF4FがCAPについていました。F4Fなので空母の艦載機なのかなとも思ったのですが、調べてみるとVMF-111は海兵隊所属の飛行隊でした。海兵隊所属のF4Fを空母に搭載している可能性もないわけではないので注意は必要ですが、陸上の基地で訓練していた急遽派遣したのだと思いたいところ。でもこのワイルドキャットはそれなりに手強い相手で、九七艦攻1機とゼロ戦1機がA2Aで撃墜されました(ワイルドキャットはA2Aで4機、Ops loss 1機の損失)。また低高度(今回は1000と2000フィート)まで降下して爆弾を投下する急降下爆撃機は対空砲に弱く、flak lossとops loss合計で8機の損失になってしまいました。それでいて、AMとAMC各一隻にダメージを与えただけで、ASは在泊していなかった(空母の接近を知って逃げたかも)ので、今回の攻撃は失敗でした。素直に本土に改装すれば良かったと反省しています。
ポートモレスビー失陥後、後手後手ではありますが、アドミラルティ諸島のマヌスにも防御のために部隊を送り始めました。今日はこちらにもB-17Eの爆撃がありました。今日は被害がありませんでしたが、早晩、爆弾を命中されそうな気がします。そのほか、セイロン島西方でI-159がxAK Talthibius(VP 7)を雷撃して撃沈。連合軍側では稚泊海峡でS-45がxAKL Shinmei Maru(VP 3)を撃沈しました。

2012年4月12日木曜日

対空砲に関するベテランプレイヤーの意見

最近のエントリーでB-17EやP-40Eを対空砲で撃墜した経験を紹介しました。こういったことをわざわざ紹介したくなるのは、対空砲で連合軍機を撃墜することが珍しい「事件」だからです。私のゲームでも、総じて連合軍機のflak lossはごく少数にとどまっていますが、対空砲の効果の問題について他のプレイヤーがどう感じているのかFlak effectivenessというスレで議論されていたので紹介してみます。

みなさん、こんにちは。対空砲の効果について、ベテランプレイヤーの皆さんにお尋ねしたい。私は連合軍側をもってシナリオ1をプレイしていて(最新のパッチをあててからプレイし始めた)、19ターンまで進めた。日本の真珠湾攻撃は凄まじく、すべての戦艦に少なくとも4本以上の魚雷が命中して、100機以上の飛行機が破壊されてしまったのに、相手の損害は飛行機3機の損失と9機の損傷だけだった。第一ターンだし、単にアンラッキーだっただけかもしれないので、そのまま続けることにはした。その後も日本の飛行機は毎日こちらのの根拠地を爆撃し続けているのに、19日たっても日本の飛行機の対空砲による損失はたったの9機しかない!!! だいたいすべてが10000フィートからの爆撃だが、リプレイ中に飛行機の名前が黄色や赤で表示される(訳注:黄色は飛行機の損傷、赤は損失)ことは滅多にない。FOWの影響もあるとは思うが、少なすぎる気がする...対空砲の効果についてはどんな経験をお持ちだろうか?
連合軍の対空砲はまあまあだが、日本側の対空砲が厳しすぎると感じる。中型水平爆撃機による空襲はかなりの損害を被るので、補充されるまで2-5日休ませることになる。空襲の高度を1万-1万1千フィートに上げた。低いほどひどい。
高度が低すぎると、機関銃のような小火器の被害も受けることになる。
対空砲をキーワードにして検索してみると、このテーマのスレを20以上みつけることができる。多くのプレイヤーの意見をまとめると、このゲームの連合軍の対空砲は史実よりも効果に乏しい (日本側についてはよくわからない)というところだろう。私もそう感じている。 DaBabes modでは、もっと本当らしい結果が得られるように対空砲に修正が加えられている。
わたしもシナリオ1を新たに始めたところだが、真珠湾攻撃での日本側の損失の少なさに驚いている。たった3機だった。対空砲は効いてないね。
連合軍の対空砲が少し弱めなのは確かだろうが、いずれにせよ緒戦の数ヶ月はそんなにうまく戦えたわけじゃない。武器も弾薬も古いし、兵隊は訓練が行き届いていなかったし。1942年のうちは艦船の対空砲にも陸上の対空砲にも多くを期待すべきではない。弱体化されてはいるのかもしれないが、期待通り時間とともに良くなってゆくのもたしかだ。
各対空砲にちょっとした変更を2個づつくわえる実験をしてみたが、素のシナリオでの結果とはまったく違って強力になり、特に日本側にとってはそうだった。こういった変更が結局はゲームバランスを崩してしまうことを考えると、ほっとく方がいいと思う。
基礎の計算式がどうなっているのか知らずにパラメータをいじるのは、良くて当てずっぽうにしかならない。個人的には、連合軍艦船搭載の対空砲はまったく非力だと思う。もちろん一人の意見でしかないけれど。このこと自体が注目に値することなのか、また修正されるべきことなのか、さらにいつ修正されるべきなのか、こういった点については大勢に従いたい。
同意しておくべきところかもしれないが、ちょっと違う意見をもっている。私たちは実験すべきだと思うし、大局を知らずに個々の問題が積み上がってしまう前に、意図しない結果をもたらしている状況を紹介すべきだと思う。5インチ砲の問題については気付いていないの?ゲーム内で両用砲として扱われていないのは少し変だと思う。何か理由があるんだろうか?
いじってみた結果、そのままにしておいた方がいいという結論に私は達した。私がいじってみたのは、各砲のceiling値(射高)を最大にした点と、ammo capacityを増やした点だ。変更による影響は明らかだったが、意図しない効果をもたらした。試してみないと分からないのは確かだよね?もし興味があるなら、いろいろ実験してみるといいと思う。
何度もターン1を繰り返してみて、史実の日本の飛行機損失数40機とパイロットの損失数29名が再現されることは一度もなかった。これをみると「ちょっと弱め」というのが当たっている気がする...
開戦時の連合軍の兵員は士気・経験が低く定員も充足されてはいなかった。訓練を3ヶ月間行って補充と装備改変を受けた後に得られるような戦果を、12月7日には出せなかっただろう。あと注意すべき点として、対空砲はしばしば多数の損傷をもたらす。その一部はOps lossになるか修理不能機として廃棄される。これらは対空砲による損失機数欄には計上されていない。Trackerをつかって真珠湾を攻撃した日本の空母の艦載機のOps lossになった機数をチェックしてみてはどうか?また12月8日開始のシナリオは、アメリカ海軍の真珠湾での戦艦の被害と同様に、日本機の損失数を正しく反映しているのだろうか?さて、対空砲の効果を強化する変更が加えられているのを知って、最近は日本側AIを相手にDaBigBabes modのBシナリオをプレイしている。日本側のOps loss数はかなり多く、日本側の空襲では多くの爆撃機が損傷している。実はこの損傷機の多くは、地上部隊の配置されていない連合軍の拠点の爆撃の際に生じている!蘭印の無人の拠点の油田や製油所(そのヘクスの占領後にそれを修理するのはAIさん、あなたなんだよと言いたいところ)を30機の日本陸軍の爆撃機が空襲したとすると、8機が損傷を被るっていう感じだ。その8機のうち、たぶん1-2機は着陸時に修理不能になってしまうだろう。それにしても何がこの損傷をもたらしているんだろう?DaBigBabes modは生産施設に固有の対空能力を賦与しているんだろうか?
このテーマについてプレイヤーが長いこと論議し続けているのに、Devの人から何らかの意思表示がないのは不思議な気がする。史実で敗北を喫した側をプレイしたいとは思わない人たちに、日本側でのプレイがより魅力的にみえるよう、プレイバランス目的で連合軍の対空能力を去勢することをDevチームが選択しているのだとしても、できればそれをみとめる発言くらいはほしい。
連合軍の対空砲を強化することが必要なのは明らかだ。小さな変更から始めて、様子をみることになるだろう。
真珠湾攻撃での日本機・パイロットの損失の少なさに関していえば、アメリカ側の地上での飛行機の損失数も200機以上という史実の数値に達することはほとんどない。ふつうは30~40機程度だろう。また、いまの私のゲームでは、真珠湾での地上部隊の損失は5分隊に過ぎない。まあ、こんな方面にまで文句をつけるつもりはないけれど。
連合軍の対空砲の弱さについてはDaBabesの開発チームがとりあげ、頻繁に言及している。私の知る限り、最大の変更点はアメリカの5インチ両用砲を真の両用砲にした点だ。素のシナリオでは両用砲になっていなかった。両用砲を対空砲として発砲するときと対艦目的で発砲するときとでゲームのコードが違った計算式をつかえるように、michaelmさんがexeファイルをいじってDaBabes modの開発チームに提供した。5インチ砲は連合軍のTFの対空能力のきもで、特に大戦後半ではそうだったから、これは大きな変更なわけだ。他のスレでAlfredさんが、このゲームの将来についてのするどい考察を披露していた。知られる範囲では、DaBabes modの対空砲とASWに関する変更が素のシナリオに持ち込まれる計画はない。これはMatrix/Slitherineが決めることだが、無料ではない新バージョンがリリースされるとは私は思わない。もし対空能力を改善したいのなら、DaBabesのシナリオのどれかを選んだらいい。現在、ガダルカナル戦バージョンまで開発が進んでいる。
みなさん、いろいろと意見をありがとう。現在の状況がよく分かったし、これを受け入れて進もうと思う。とはいっても、第一ターンの日本の攻撃が効果的だったことには当惑している。100機以上の飛行機を地上で破壊、40隻以上の艦船が沈没・損傷。2日目の攻撃を選択してみても、戦艦も重巡も軽巡も残っていなくて、駆逐艦が残っているだけ... 
私のゲームはいま1943年1月28日だが、日本の対空砲は35機を撃ち落としているだけ。毎日、数十機の連合軍の爆撃機が対空砲を集めた根拠地を高度10000フィートから爆撃しているのに。撃ち落とせないし、Ops lossもない。
エディターでdeviceをみてみると、どうしてこうなっているのかが分かると思う。ボフォースの40mm砲でさえ、射高(ceiling)がたった9800フィートしかない。素のシナリオでの対空防御には大口径砲が必要だ。
日本の対空砲の最高射高はどれくらい?ざっとエディターをみてみたが、射高が9000フィートを超えているのは三つだけだった。爆撃されている根拠地にいる地上部隊の装備をエディターで調べてみたらどう?
わたしは25mm対空機銃について話しているんじゃない。あれはまったくの役立たずで、ああいう小口径の対空機銃が届く高度で水平爆撃機を飛ばすような人はいないだろう。私が問題にしているのは日本の75mmと88mm砲で、それぞれの射高は25000フィートと31000フィートだ。
射高なのか有効射高なのか?それに高射装置はどうなのか?青空に向けて発砲できるだけで、敵機の位置を予測する有効な手段(レーダーはいうまでもなく)がなければ、それでもおそろしい存在ではあろだうけど、有効だとまではいえないような...
日本のOOBをみてみると、思ったよりたくさんの75mm砲と88mm砲があるね。でもその多くは限られた部隊にしか配備されていないけれど。データベースをみると、75mm砲のeffectは13、88mm砲は20で、ボフォースの40mm砲も20だった。”effect”がコードの計算式のなかでどう機能しているのかは分からないが、この値の違いはたぶん(必ずそうだとはいえないだろうが)、線形に効いて来るのだろう。それに加えて、空襲の時間帯やら天候やらも計算式に影響しているだろう。
たしかに、日本には多数の高射大隊と高射聯隊がある。ほとんどは75mm砲装備だが、88mm砲を装備している部隊もある。20mm対空機関銃なんていう情けない装備の対空中隊については、移動させる労をも惜しむべきところ。現在、わたしの主要な飛行場は75mmと88mmとの合計でだいたい50基の対空砲で守られている。連合軍はこういった飛行場を連日爆撃して一機の損失もないという点が、私の悩みだ。双発爆撃機でさえ、対空砲に対してほとんど無敵なようにみえる。
わたしはDevチームが範囲効果についてひとつ考え違いをしているから、こうなったのだと思う。爆弾だと、800kgGP爆弾はeffect 1788、accuracy 75。250kgGP爆弾はeffect 551、accuracy 26。高射砲も似たような関係で、12 cmは effect 45、accuracy 55なのに対し、75mmはeffect 15、accuracy 36。Devチームは大きな兵器の方が有効範囲が広いと言っている。たしかに、その通り。でも、口径の異なる対空砲のeffectに大きな差があるのはどうして?飛行機は対空砲の砲弾の破片が命中してもダメージをうけないもの?そんなことはなくて、飛行機はダメージを受ける!砲弾の口径に比例したダメージを。12cm砲と75mm砲とで破片効果が3倍も違うなんてことはない。たとえ、破片のpenetration値が口径の半分として計算されたとしても。破片によるダメージはせいぜい線形に増加するだけで、12cmと75mmのダメージの関係が45/15になることはない。そしてもう一つ問題点がある。Devチームは武器の範囲効果について、重複して産出している。effectについては、口径が大きいほどダメージも大きく、しかも増加は線形ではない。accuracyについては、口径が大きいほどより正確さが高くなる。とすると、どうあるべきか?口径が大きいほどより正確になる(より大きな弾片は重量が重く、しかも速度を失いにくいので、多くの弾片をもたらす大きな砲弾は、より広い範囲にダメージを与えることができる)というのなら、effectを線形に増加させればいい。それに加えてaccuracyも増加させると、effectの増加は線形ではなくなってしまう。つまり、12cmと75mmの対空砲は、24と15のeffect、35と26のaccuracyをもたなければならない。その後、試験的なプレイを繰り返してそれらの数値が妥当なことを検証する必要がある。
対空砲について「今日はX機しか落とせなかった。ちっとも役に立たない」などのように、連合軍の爆撃機を対空砲でちっとも落とせないっていう苦情は、対空砲に対する見方が一面的になりがち傾向を示してくれていると思う。つまり、たいていは二つの大切なことを見過ごしているんだ。一つは爆撃の精度に対する対空砲の効果。対空砲の50門ある根拠地、200門ある根拠地、もっといっぱいある根拠地とで爆撃機が目標に命中させる確率はどうだろうか?対空砲が有意に効果を発揮する数というのは、その空襲に参加する爆撃機の数に依存することは明白だが、集中の程度の問題でもある。対空砲の数が多ければ、爆弾の命中数をそれだけ減らすことができる。もう一つは空襲による対空砲の混乱。飛行場への爆撃は対空部隊と根拠地隊にもダメージを与えることを想い出してほしい。空襲が大規模で、その空襲による爆弾の命中に耐えるのに充分な数の対空砲部隊がその根拠地に配置されていなかったら、対空砲部隊は混乱・疲労していってしまい、数日しないと混乱・疲労はおさまらないかもしれない。空襲が連日で休養をとる余裕がないこともあるだろう。対空砲部隊の混乱・疲労の数値に注目している人は多くはないと思うが、大きな違いを生むだろう。さらに、一辺46マイルのヘクスの中では、50門の重高射砲もけっして多いとはいえないはずだが、それはまた別の話。
日本の75mm砲のスペックをエディターでみてみた。傑出して優れた点はまったくない。WitPだったかPacific Warだったか(ともに G. Grigsby作)よく憶えてはいないが、日本の対空砲には0.75倍の修正が加えられる。いまでもそうなのかどうかは分からないけど、Devチームは知っているだろう。
私が使っている日本の75mm砲はデバイスナンバー068だ。1941年12月が供用開始月でeffectは13。前の方のレスのeffectが15の75mm砲は”9999”だ。エディターには詳しくないので、どっちの75mm砲が優れているのかは分からない。
loadcostが9999の砲は艦載専用の方で、loadcostがまともな数値の砲は地上部隊に配備可能なものだったんではないかな。100%正しい自信はないが。
データベースには、このゲームでは使わない75mm砲がいくつも含まれている。正しい日本の対空砲は、75mm T88 AA gunと88mm Type 99 AA gunという名前のものだ。どちらも性能はたいしたことないね。
このゲームにはつかわれていないdeviceが数百個あるようだ。きっと素のWitPでつかわれていたdeviceがそのまま残されているだけなんだと思う。ところで、対空砲が与えることのできるダメージには上限が設定されているようで、試しに大和の主砲に両用砲の属性をつけてみたが、B29を一機も撃墜できなかった。以前、アップグレード済みのエセックス級空母一隻だけのTFで検証してみたことがある。CAPはいないのに、攻撃してくる飛行機を多数撃墜してくれた。多くの場合、50%もの機体が撃墜された。小さなグループ(30機前後)だとつねに75-90%が撃墜(攻撃中の撃墜、ops lossは含まず)されてしまった。対空砲に問題があるんだとしたら、対空砲の数が不足しているからだけではなく、味方のCAPがいるとなにかしらおかしなことがおきるんじゃないだろうか。
連合軍の対空砲はAEになってからかなり弱体化された。史実の真珠湾攻撃は奇襲だったが、機動部隊に帰り着いた機体の多くが修理不能で、しかも29機が撃墜された。AEではそれに近い数字を目にしたことはない。さらに問題なのは、史実で役に立たなかった日本海軍の対空砲が強化され、いつもかなりの数の連合軍機を撃墜してしまうことだ。ミッドウエイでは6月4日に攻撃した200機を優に超える来襲機のうちたった3機しか撃墜できず、しかも3機のうちの1機は自軍の戦闘機だった。
200機の攻撃機のうち2機しか撃墜できなかったというのは、わたしのWitP AEでの経験とよく符合している...また、連合軍の対空砲による被害を避けるため日本側は高度15000フィートから爆撃せざるを得ないが、シンガポールを制圧することができていない。バッファローが飛び立つまでもない。連合軍の対空砲が今後さらに強力になっていくのを見たくはない気がする。他方、連合軍の艦載対空砲はもっと撃墜できてもいいはずだ。だけど今プレイしているDaBigBabes modでは旧式のイギリス軽巡たった一隻で、攻撃機の3分の1を撃ち落とした。
謙譲の美徳について知ってはいるが、一辺46マイルのヘクスにの中の50門の高射砲は(謙譲し過ぎの)とても小さな数字だ。平均的なヘクスの中には港や滑走路や地上部隊があって、ある特定の目標を空襲部隊からカバーしてくれる高射砲はその一部にしか過ぎないだろう。このゲームの中では対空砲のうちのどの程度の割合が応射してくれるのか知らないが、爆撃機が自軍の飛行場を発進してから目標のヘクスに到達するまでの間には対空砲の射撃を受けないという仕様を代償するために、目標のヘクスに存在する対空砲のほとんどが応射してくれるんじゃないかと思う。でも、すべての対空砲がというわけではないんじゃないかな。
日本の対空砲はそんなに強力でもないし、基本的には火器管制も手動だ。いずれにせよ多数を撃ち落とした記録はない。連合軍の対空砲についてはまた話は別で、90mm級の対空砲がきちんと仕事してくれているので、私としては陸上部隊の対空砲に満足している。艦艇については、素のシナリオでは5インチ両用砲が対空砲として機能していないことが指摘されている。これが連合軍艦艇の対空砲がなまぬるい理由だ。日本の艦艇の両用砲はどうだろう?きちんと機能しているかどうか、誰か知ってる?
一ヘクスにどれだけの数の対空砲があったら充分なんだろう?
私のゲームでは、開戦から14ヶ月で日本の対空砲はたった35機しか撃墜していない。そのうちの25機は急降下爆撃機なので、陸上の対空砲は5-6機、14ヶ月で6機しか落としていない。史実では、多数の対空砲を備えた日本の主要な根拠地を攻撃することは危険な任務だった。でもこのゲームではそうではない。
史実でも連合軍の中型爆撃機は低高度で侵入していて、後になると制圧射撃を加えるようになり、攻撃の技術も改善されていった。日本の対空砲もそれなりに撃墜してはいたが、連合軍側はこのやり方で戦果を挙げることができた。このゲームでは、損失が戦果に見合わないほど多くなってしまうので、このやり方が通用しない。中型爆撃機は高度を高く保った方がいい。そうすれば、日本の対空砲はほとんど撃墜できなくなるから。
低高度で侵入する爆撃機や機銃掃射する戦闘機のつかいどころがないのはたしかだ。高高度から四発爆撃機の爆撃で飛行場をめちゃめちゃにできるんだから。それはそれで、また問題なんだけど...
対空砲による損失機数をおかしくみせている要因の一つは、対空砲により損傷した機体が着陸時におしゃかになってしまうことなど、Ops lossとして勘定されていることだ。
たしかにそうだが、それでも両サイドとも対空砲がかなり弱体化されたようにみえる。私は連合軍側の例を前述したが、日本側の例をPuhisさんが上の方のレスに示してくれた。DaBabes modを作成した人たちがこの点の修正を必要と感じていることは私たちみんなが知っていて、それでいて私たちの多くは素のシナリオをプレイしている。私の望みは、このゲームを新たに始めた人がフォーラムでベテランから情報を得ようとした時に、私たちがはっきりした答えを返せるように、Devチームが出て来て現状認識について述べてくれることだ。
日本機を一万フィートより低く飛ばすことは自殺行為なので、連合軍側の対空砲はOKだと思う。日本の艦載対空砲もOKだ。大きな日本の艦船は12.7cm対空砲を搭載していて、スペックも上々だ。日本の駆逐艦の両用砲は対空能力という点ではできすぎなくらいで、史実では対空能力を発揮できなかったタイプの砲塔もゲームでは対空能力を賦与されている。日本の地上の対空砲と連合軍の艦載対空砲が弱すぎるんだと思う。
いいたくはないが、私と同じように対空砲の問題に気付いている人には、DaBabes modのどれかをつかった新しいゲームを始めることを勧めたい。DaBabes modは対空砲の問題だけではなく、ASWの問題にも対応してくれている。進行中のゲームをプレイしている人の解決策にはならないけどね。
その通りだと思う。これまでに発見された問題を調査・計算・試験してDaBabes modに導入された解決策が素のシナリオに適用されることはまずないと思う。私はDaBabes modで二つのPBEMを始めた(新しいLCUスタックリミットがオプションで選択できるシナリオ28-C)が、日本の艦載対空砲はかなり良くなっている。アメリカの急降下爆撃機の小部隊が蘭印で日本の駆逐艦の小艦隊を攻撃する場面があった。一隻の駆逐艦に向かっていっただけだったが、急降下爆撃機は一機が撃墜され、一機が損傷した。DaBabesでは艦船は射ち返してくる。連合軍側が対空砲を集中させることのできる時期ではないので、地上の対空砲についてはどんな具合なのかはまだ分からないけど。
日本の対空砲も威力を発揮すると思うけれど、それにはかなり集中させることが必要だ。数が少なければ戦果も期待できないが、対空砲部隊を5つも6つも集中すれば、相手は爆撃高度を高く設定せざるを得なくなるし、それに応じて爆撃の効果は低くなる。スクリーンショットに示した通り素のシナリオ1をつかった私のPBEMでは、対空砲で撃墜された連合軍機が少なくない(訳注:1945年5月30日現在で連合軍機の対空砲 lossは612機、日本は864機)。連合軍機の対空砲 lossの多くは四発爆撃機だ。
1945年ということは、1943年9月から利用可能な三式12cm高射砲が多くの対空砲部隊に配備されているよね。それに、TOEアップグレード後の海軍の根拠地隊は12cm両用砲をたくさん装備するようになっているはず。これら二つが、役立たずの75mm砲や88mm砲とはまったく違ったものであることを期待したい。
開戦時に配備されていた日本の第一航空艦隊のパイロットたちは、1942年の末までにはほとんどが亡くなってしまった。こうなったのは、(1)近接信管導入前のアメリカ海軍の対空砲、(2)決して優秀だったとはいえないF4F装備のCAP、のどちらかのおかげだったと考えることができる。二つの選択肢のどちらも魅力的ではないが、史実で実際にあったことだ。
パイロットの中には1942年6月4日に空母とともに沈んだ人もいたんじゃないだろうか、違うかな?
空母の沈没による死亡数は空戦によるものよりも少なかった。
Shattered Swordや他の本によるとミッドウエイで空母とともに沈んだパイロットの数は少なかった、と記憶している。彼らの多くは、その後の第二次ソロモン海戦や南太平洋海戦での空戦で死亡した。アメリカの艦載機との空戦で日本母艦航空隊のパイロットは大きな被害を受けた。それに8月からはアメリカ海軍の対空砲も日本の攻撃機の機体に大穴をあけるようになったし。
日本のベテランパイロットの多くは、(1)レーダーによるスクランブルや救助や多数の増援の新機種や情報活動や優れた無線機器などにより有利な位置を占めることのできた敵機との空戦、(2)対空砲、(3)運用上の損失、(4)ミッドウエイ開戦後の戦略的な誤りなどによって死亡することになった。ほとんど無益な損失だった。主な日本の戦略の誤りは、(1)日米の艦隊の決戦、山本は南雲のハンマーのもとにアメリカ艦隊をおびき寄せるつもりだったが失敗した。マリアナでもう一度、同じ失敗を繰り返した。日本人は目標を達成する前に死ぬことになった。(2)占領した地域に広く兵力を分散したこと。ガダルカナル方面に戦力を集中するまでに数ヶ月が経過した。そのおかげでのろまなアメリカ軍にもこの地域に戦力を集中する余裕があり、 逐次投入された機動部隊に対して勝利を収めることができた。
 最後の方はかなり脱線気味ですが、それでもこのスレを読んで、20mmや25mmの対空機銃がほとんど役立たないことを学べました。満州にはこういった小口径の対空機銃を装備した部隊がいくつかあり、動員に必要なPPも少ないのでビルマ方面へ移動させたのですが、無駄だったようです。それに対して、1943年9月から利用可能な三式12cm高射砲には期待してしまいます。これは陣地に固定される高射砲だったからかと思いますが、野戦高射砲大隊ではなく、10cm T14 AA Gunのアップグレード先となっているようです。

2012年4月10日火曜日

第一回ブナ防衛戦

戦闘機の飛行隊のCAPのrangeを0に設定すると、その飛行隊の配属された飛行場の存在するヘクスだけでCAP任務を行います。しかし、rangeが1より大きいと周辺のヘクスにもCAPの傘を広げようとします。ただし、周辺のヘクスの防衛にあたる機数は、その飛行隊の配属された飛行場の存在するヘクス(CAPの傘の中心)を防衛する機数よりも、かなり少なくなります。なので、少数機を相手に弱いものいじめをしようと考えた場合には、周囲のヘクスを目標にsweepするのが良策です。
ポートモレスビー陥落後、連合軍が百数十機の戦闘機をポートモレスビー飛行場に配備しています。これだけ多数の戦闘機を相手にポートモレスビーを目標としたsweepをするのはためらわれ、これまではポートモレスビーの北東のヘクス(ドットベースもないヘクスですが、連合軍部隊がいるのでsweepの目標とすることが可能でした)を目標にsweepしていました。当初は10機ちかく落とせたのですが、昨日は3機のP-40Eがいただけでした。連合軍がCAPのrangeをしぼってしまって、周辺ヘクスへのsweepでは戦果に乏しくなったのだろうと考えて、昭和17年5月25日はラバウルのA6M3bの2部隊でポートモレスビーをsweepしてみることにしました。
ラバウルからポートモレスビーへの距離が遠いせいか、2部隊合同とはならず、2波にわかれてのsweepとなってしまいました。第一波は20機のA6M3bに対して、P-39DとP-40E合計で60機の迎撃、第二波は25機のA6M3bに対して、P-39DとP-40E合計で49機の迎撃。参加機数が多いので、アニメでも全部の撃墜は把握できず、スコアは1対1より少しだけ良かったという程度です。新たに1名のエースが誕生しましたが、2名がKIAとMIAになってしまい、今日の空の戦いは敗北でした。また、今日はMIA 6名、WIA 4名、KIA 4名と久しぶりに多数の死傷者を出してしまいましたが、全員がこのsweepによるものです。ただ、A6M3bの部隊は二つともmorale 99を維持していて、弔い合戦をする気は充分のようです。一日休ませてからsweepを再開しようと思います。
その後、49機のP-40Eがブナの部隊に高度100メートルで攻撃してきました。連合軍はたくさん戦闘機があってうらやましいなあという感じですが、この攻撃はやり過ぎでした。ブナにはポートモレスビーから退却して来たものと、もともとブナにいたものと、対空砲の部隊が二つ駐屯しています。また対空砲の貧弱な日本軍ですが、高度100メートルでの爆撃と機銃掃射に対しては、歩兵も小銃で応射するのでしょう。P-40Eは3機がflak lossになっていました。
連合軍がふだんしないような低高度からの攻撃をなぜしかけてきたのか。それは、昨日ブナに到着した部隊によるブナへの総攻撃を支援するためでした。以前のエントリーでも書いたように、ポートモレスビーの陥落により、ニューギニア東岸の根拠地はラエあたりまで失ったも同然と判断していました。ポートモレスビーには合計で3個師団近い兵力が上陸したのですから、全力で押し出せばひとたまりもないはずです。そう考えてブナには新たな増援は送らず、ポートモレスビーで叩かれ撤退して来た114聯隊と佐世保第3特別陸戦隊に、元々ブナにいた第2特別陸戦隊中隊の三つの歩兵部隊と、対空砲部隊や飛行場整備部隊が駐屯していただけでした。
なので、今日の陸戦のアニメでブナ防衛に成功したという結果をみて驚きました。コンバットレポートを見ると連合軍は全力でスタンレー山脈を越えて来たわけではなく、一個師団、一個連隊、一個大隊の3部隊だけでした。連合軍はこの結果をみて、ポートモレスビーに残留している一個師団もこちらに動かしてくるしょうか?もし増援を送る気配がみえないようなら、ラバウルに3部隊いる特別陸戦隊をブナに派遣することを考えたいと思います。ラバウルの北2ヘクスのところに、満州からラバウルに一個師団を輸送して来たTFがいます。本当は今頃すでにラバウルで揚陸を始めていなければいけないのですが、Do not unloadの設定を外すのを忘れていて、そのまま呉に帰りかけようとしています。この失敗に気付いてから、いっそのことこのままブナに上陸させようかとも思ったのですが、どうもその決断を下す勇気がありません。ブナに上陸させることは可能でも、乗せていった客船貨物船はすべて失う覚悟が必要ですからね。ブナに移動させるとしたら、ふつうのAmphious TFではなく、Fast Transport TFでないと。
連合軍がポートモレスビーに一個師団を残置したのは、ポートモレスビーへの逆上陸を用心してのことでしょうか?たしかに、ブナ方向へ移動の途中、スタンリー山脈のヘクスにいるあいだはブナ攻撃にもポートモレスビー防衛にも役立たなくなってしまいますから、その心配も分かります。でも、日本側にはポートモレスビーを上陸させる師団を2個用意する余裕がない。もっと早くフィリピンの片がついていればできたかもしれませんが。




あと、連合軍はブナの占領後すぐに飛行場を使えるように、飛行場への爆撃をここ数日控えていたようです。このまま飛行場爆撃がなければfortificationを4にまで上げることができます。でも飛行場ではなく港を爆撃して、fortificationの強化を邪魔してくるかも知れませんね。

2012年4月6日金曜日

空戦アニメのアステリスクの意味

昭和17年5月22日、オーストラリア東岸ニューキャッスル沖でI-170がDE Hatfieldを雷撃して撃沈しました。日本の潜水艦がASW TFの艦艇、それも駆逐艦に魚雷を命中させるのは珍しいことです。
今日のメインイベントは夜が明けて、ポートモレスビーからラバウルへ24機のB-17Eの爆撃でした。ラバウルにはレーダーがあります。”Raid detected at 35 NM, estimated altitude 9,000 feet. Estimated time to target is 10 minutes”と報告されていて、レーダーで探知できたのはたしかで、また高度も実際には7000フィートだったのでまあまあ正しい報告です。ただし、敵機来襲まで10分では目視による探知とあまり変わらず、この時期の日本のレーダーはまだまだ役に立たない感じですね。
まとまった数のB-17Eの昼間の爆撃にCAPが正面切って挑んだのはこのゲームではこれが初めてだと思うので、早送りせずリプレイを見てみました。CAPのゼロ戦もかなりの数が損傷し、また合計で3機が撃墜されていますが、B-17Eにもそれなりにダメージを与えていました。見ながら気になったのが、アニメ画面の報告文の冒頭にあるアステリスクです。コンバットアニメでアステリスクが5個も並んでいるのは珍しいと感じたのです。
このアステリスクは何を意味しているのでしょうか?このゲームには厚さが15mmほどの立派なマニュアルが付属していますが、その分厚いマニュアルにも記載されていない事項がたくさんあります。このアステリスクもその一つです。アステリスクはゲーム中のいろんなところで使用されていますが、これと似たタイプは対潜艦艇が爆雷攻撃している時のアニメで、爆雷がnear missしたという報告文の冒頭に付されているのをよくみかけます。対潜戦闘のアステリスクの意味についてもマニュアルには記載がなかったと思いますが、付されたアステリスクの数は爆雷と敵潜水艦との距離を表している、近いほどアステリスクの数が多いんだという発言をどこかのスレで読んだ記憶があります。コンバットアニメを何度もみた経験から、これはたしかにそうらしいと私も感じています。ただ、爆雷戦で付されるアステリスクの数は1~4個で5個はみた記憶がありません。
空戦のアステリスクは、機関砲弾が敵機の機体のどのくらい近くで炸裂したということでしょうか?そうだとすると、この5個のアステリスクをもっと頻繁にみかけてもいいような気がします。1~3個はよくみかけますが、5個はね。そこで私が想像したのは、このアステリスクの数は敵機に与えたダメージの大きさなのではということです。戦闘機どうしの戦闘や、日本の爆撃機が連合軍戦闘機に攻撃される戦闘では、被攻撃機のdurabilityが低いので、アステリスクを5個も表示するダメージだと、damagedではなく、一発でdestroyedになってしまう。それに対して、四発爆撃機は丈夫なので、20mm機関砲弾がもっとも効果的に命中・炸裂した場合でもdamagedで済むので5個のアステリスクが付されることがあるのかなと。どうでしょうかね。
今回のラバウル空襲ではCAPのA6M2にA2Aで3機、Ops lossで4機の損失を受けました。ただ、味方飛行場の上空での戦闘だったので、パイロットの死傷者数はKIA 3名、WIA 1名の合計3名で済みました。相手のB-17Eの今日の損失機数は9機と報告されていますから、来襲した24機の37%ほどになり、CAPが健闘した戦いだったと言えると思います。flakで一機落ちているのは、CAPがダメージを与えた機体に高射砲弾が命中して合わせ技で落ちたんでしょう、きっと。しかし、それにしても、激しい迎撃を受けながらAirbase hits 7、Airbase supply hits 2、Runway hits 29としっかり飛行場に命中弾を残してゆくのが四発爆撃機の怖ろしいところ。地味に痛いのが地上にあった機体の損失で、合計13機も破壊されてしまいました。engineerによる修理作業後でも飛行場には整備施設に14、滑走路に15のダメージが残っています。この規模の空襲を連日続ける体力が連合軍にあれば、早晩ラバウルも引き払わなければならないほどの空襲被害です。でも、まだ昭和17年5月ですから、一回にこれだけの四発爆撃機の損失を出す空襲を休まずに続けることはできなかろうと期待したいところです。かえって3-4日おきなら、こういった空襲を続けてもらった方がB-17を撃墜できるので、夜間の嫌がらせ空襲をされるよりはありがたいと感じます。
ルソン島以外のフィリピン平定はだいぶ前に済んだのですが、ルソン島だけはクラークフィールドとバターンに連合軍側の根拠地が残っています。今日は何度目かになるクラークフィールドでの総攻撃を行いましたが、修正AVが日本側853対連合軍側925と跳ね返されてしまいました。できれば5月中にはクラークフィールドを落として、6月中には全フィリピンの解放を宣言したいところです。

2012年4月4日水曜日

Naval HQのnaval supportの根拠地への寄与



xAK Awajisan Maruは、2年前の淡路山丸というエントリーで紹介したように、ちょっと変わった点のある船です。本来なら3000トン以上の貨物船だけに許されているt-conversionが、2375トンしかないこの船には開戦時に実施済みなので、規模の小さな港に地上部隊を輸送する際には重宝すると思います。Reluctant Admiral modでもその特徴を引き継いだまま登場し、GC1と同様、開戦時にはマレー半島への上陸船団に所属していました。
今回のPBEMでのxAK Awajisan Maruは、マレー半島への強襲揚陸後、仏印からマレー半島への輸送任務に従事していました。昭和16年12月27日、マレー半島東岸のパタニで英空軍のHudson Iによる空襲を受け、250ポンド爆弾が一発命中してSys 50, Flt 33(27), Eng 25(6)と大きな被害を受けました。heavy fires,  heavy damageという状況だったので、そのままパタニ港にdisbandしたところ、火災はすぐに鎮火しました。しかし、再度の空襲が心配でReadiness modeにしていたのがいけなかったのか、それともパタニの港の規模が1しかなく、しかもダメージ2だったからいけなかったのか、理由はよく分かりませんがSys, Flt, Engの各ダメージはちっとも減ってくれません。仕方がないので、パタニ港で22日間過ごした後、パタニの隣りのヘクスにあるシンゴラに昭和17年1月19日に移動させました。シンゴラの港の規模は2で、当初はやはりReadiness modeにしてありましたが、それでもダメージは減少し始めました。シンガポールの英空軍の弱体化で、もう空襲の心配がないと判断して途中からPierside modeに変更しました。
かれこれ半年が経過しましたが、まだダメージが残っています。Flt 27(27), Eng 6(6)のメジャーなダメージは艦船修理廠でないと修理できません。もうSys 14まで減っているので、シンゴラからシンガポールへ回航しても大丈夫だとは思います。ただ、シンガポールの艦船修理廠がいっぱいなので、このままシンゴラでSys 0まで減らそうと思い、Mersingでの客船の修理の支援が終わった2nd Fleet, Naval HQをシンゴラに移動させることにしました。2nd Fleet, Naval HQのNaval Supportの定数は240です。
Mersingから一ヘクス南のマラッカまで道路で移動し、そこからシンゴラまでは鉄道で移動しました。到着直後のStrategic modeのままでは、シンゴラにNaval supportの表示はされず、つまりNaval support値は0でした。Strategic modeからCombat modeへの移行を指示すると、即座にシンゴラにNaval support 76と表示されるようになりました。Strategic modeからCombat modeへの移行にかかる日数はランダムで決定されるのだと思いますが、今回は1日でした。一日経過して、ほんとのCombat modeになった時点でのシンゴラのNaval Support値は230で、2nd Fleet, Naval HQのアクティブなNaval Supportの数と等しくなりました。また、2nd Fleet, Naval HQのcommand radiusは1なので、隣のヘクスのパタニのNaval Support値の変化をみたところ、0→38→115と変化していました。この件からNaval HQのNaval supportに関して学んだことは

  • Combat modeではNaval HQのアクティブなNaval support100%がその根拠地のNaval support値に加算される
  • Strategic modeからCombat modeへの移行中は3分の1が有効
  • Strategic modeではまったく寄与しない
  • 周囲のヘクスにある根拠地には、そのNaval HQの所在地へのNaval support値の寄与の50%だけ有効

2012年4月2日月曜日

CL Perthを雷撃


昭和17年5月18日、オーストラリア東岸の都市ブリスベンの東方でRO-65がCL Perthを雷撃し、魚雷一本が命中しました。Heavy Damageの表示はなかったので安泰でしょうが、シドニーで修理することになるのかな。このほかに軽巡1隻と駆逐艦3隻の存在が報告されていますが、北と南のどちらに向かっているTFだったものか?北行きだとすると、警戒が必要です。でも、翌朝には姿が見えなくなっているので不明です。
その後、クックタウンの東方でRO-66がオランダ船籍のxAP Kota Pinangに魚雷を2本発射し、2本とも命中して沈没しました。このxAP Kota Pinangはポートモレスビーからクックタウン方面へ移動していたコンボイの一隻で、5月17日にやはりRO-66が魚雷を一本命中させて行足を止めていた船で、同じヘクスで2日にわたって攻撃して仕留めたことになります。
昼のフェーズになってから、オーストラリア西南の都市パースのはるか西方沖でI-123がAM Colacを撃沈しました。AM2隻からなるTFだったので、ASW TFですね。連合軍の潜水艦はASW任務に就いている日本のPBやDDによく魚雷を命中させています(そしてdud)が、日本の潜水艦は小艦艇にははずればかりで、今日の命中は珍しく感じました。
そして、そのはるか北方にSIGINTで連合軍TFの存在が報告されました。なんでこんなところにいるんでしょうか?ケープタウンからパースへ向けての航路はもっとずっと南寄りです。オフマップを経由してではなく、マップ西端経由でインド方面からオーストラリア(またはその反対)にむけて航海させているんでしょうか?それとも、ジャワ方面に向けて艦砲射撃か空襲を企図している?オーストラリア西岸沿いだと日本の潜水艦にみつかるので、こんな西方を経由してPort Headland(このマップの北東のはしっこ)に嫌がらせに行く?目的は全く不明ですが、こういうあたりを連合軍TFが航海していることが判明したのは大収穫。アメリカの空母は昨日はオーストラリア東岸にいたので、強力なAir Combat TFでないことはたしかなので、ちょっと時間はかかりますが、マラッカ海峡を南下中のmini KBをこっち方の面探索に振り向けてみることにしました。