1942年11月5日もきのうと同じような戦闘が続きました。中国では剣閣(Kienko)東の12th Chinese Base Forceと重慶飛行場への空襲。また蘭印では連合軍がダーウィンからチモール島ディリの飛行場を爆撃しました。しかし、一番心配だった、きのう解放したばかりのバリ島デンパサールに日本軍は手を出してきませんでした。準備の関係で明日以降になるのかもしれません。また東部ニューギニアではアメリカの第24歩兵師団がサラモアに到着しました。この方面での空襲はありませんでしたが、きっと明日は何ごとかしかけてくるでしょう。
さて、注目のウエーク島ですが、残念ながら一戦で陥落させることは出来ませんでした。簡単に経過を追ってみます。まずは上陸支援戦闘が夜2回、昼1回ありました。上陸船団が砲撃しながら海岸に接近し、守備隊が反撃する戦闘です。事前に判明していたことですが、ウエーク島には沿岸砲部隊がいました。この沿岸砲部隊は20cm砲と12cm砲と8cm砲を装備していました。上陸船団には開戦時にパールハーバーで空襲を受けて生き残った戦艦ネバダとメリーランドが参加していて、この2隻の戦艦の砲撃の威力で、反撃する砲(沿岸砲以外に他の守備隊のもつ砲も反撃する)の数は120→109→23と減少して行きました。また戦艦が日本側の砲撃の多くを引きつけてくれたおかげで、上陸する部隊を載せていた12隻のうち被弾したのは3隻だけで済みました。しかし3隻のうちの2隻は今日の戦闘が終了した時点でもまだ炎上中で、また護衛に付けてあったPG Moresby(1320トン、VP4)が沈没しました。今日の戦闘の様子を見るとxAK(ふつうの商船の貨物船)やxAP(ふつうの商船の客船)のダメコンはAK(貨物輸送艦)やAP(兵員輸送艦)よりも劣るようで、消火に至っていないのでしょう。この上陸支援戦闘と上陸行動で破壊またはdisabledになったdeviceは、連合軍が歩兵分隊18、非戦闘員 22、砲5門、車輌 5台、日本側は非戦闘員12、砲10門でした。
夜が明けてから空母の艦載機が日本側守備隊を爆撃しました。戦闘機 122機(F4F-3A Wildcat 25, F4F-3 Wildcat 52, F4F-4 Wildcat 45)の護衛で艦爆 137機(SBD-2 Dauntless 27, SBD-3 Dauntless 110)機とTBF-1 Avenger 70機が爆撃し、device 4個をdisabledにしました。日本側の被害が僅少だったのは、強固な防禦施設に守られていたからでしょうが、それでも士気や疲労値にはそれなりの影響を与えたものと思います。またこれを書きながら気づいたのですが、戦闘機のPrimary missionを護衛ではなく地上部隊爆撃にしてみても良かったのかも知れません。まあ戦闘機の爆撃じゃ大して戦果は増えないでしょうし、また万が一日本側の空母TFが近づいてきて空母戦を行うような事態が起きても戦闘機が護衛に飛んでくれなくなるので、やはりまずいかな。
atolに上陸すると守備隊が砲撃するルールがあります。このゲームの陸戦は日本側が先行することになっているので、この日本側の砲撃から。この砲撃のアニメーションをみながら驚いたのは海軍防備隊がSIGINTで事前に判明していた46th Naval Gurad Unitだけでなく、もうひとつ82nd Naval Guard Unitもいたことです。素のAVも連合軍529:日本側 141と想像していたよりも強敵で、話が違うじゃないかと感じてしまいました。この砲撃戦による被害は、連合軍側が車輌17台など含むdevice 30個で、日本側は7個だけでした。
その次に連合軍側からの攻撃ですが、地形がatolなのでshock attackです。先ほどのdeviceの損失をさっぴかれて素のAVは513:136。連合軍にはshockのプラス修正、混乱のマイナス修正が、また日本側には防禦施設のプラス修正と経験不足のマイナス修正があり、修正AVは61:33。オッズ比1:1でしかも防禦施設の規模が4(戦闘により5→4に減少したが)もあって陥落させることは出来ませんでした。この戦闘の死傷者は連合軍のdevice 407個が破壊され85個がdisabledと大損害だったのに対し、日本側は79個が破壊され99個がdisabledになったのみでした。しかも上陸した連合軍4部隊のうち34th Combat Engineer Regimentは全滅してしまいました。規模5の防禦施設はかなりしっかりしたものだったんでしょうから、これを規模1低下させるだけですり減ってしまったようで、これはかなり痛い。とにかく、今日のリプレイをみるまでは楽勝気分だったので、かなり落ち込んでます。反省点をあげてみると
- SIGINTだけに頼ってはいけない。SIGINTで見積もった兵力の2倍が守備していた。
- 海兵師団をもう1個つれてくるべきだった。1個だけにしたのは、それでも楽勝という甘い考えに加え、ハワイにいた輸送船が2個師団運ぶには不足だったからでした。西海岸から輸送船が回航されるのを待っていては、機動部隊が東南アジアからトラック島に戻ってしまうかも知れなかったし。
- 防禦施設の規模が5もあった。せいぜい4くらいかと思っていたのですが、建設のためのユニットが2つもいるし、ウエーク島を失った2月から9ヶ月たっているので規模5に到達するわけですね。
- 楽勝を予想していたので予備の歩兵部隊、戦闘工兵部隊を準備していなかった。サプライを追加陸揚げするための輸送船と重油の補給のための給油艦は連れてきていたけど。
- やはり楽勝を予想していてHQユニットを連れてきていなかった。HQユニットは蘭印方面に出払っているのですが、ハワイにも残しておかなければいけなかった。蘭印では基地航空、機動部隊が強力で大きな上陸作戦は当面望めない状況ではあるし。
- 一回の戦闘で陥落させることが出来ると考え、上陸するメンバーに140th USA Base Forceと戦闘には役立たない部隊を含めてしまった。奪回してからの上陸スピードよりも敵前上陸のスピードの方が速いので手間を省こうとしてしまいました。余計なことでした。
などですが、さてこの後どうするか。上陸した4部隊のうち戦闘工兵は全滅し、140th USA Base Forceは戦闘には役立たない。M3スチュワート装備の763rd Tank BattalionはTOEの29/55まで兵力が減っていて、しかも混乱値 96、疲労値 72でしばらく戦えそうにありません。残るは2nd Marine Divですが、兵力はTOEの81/90で素のAVが286まで低下しています。海兵隊員というのは見上げたもので、成功しなかったshock attack直後ということで疲労値こそ72ありますが、混乱値はゼロです。数日休ませて攻撃を再開し、その後も休み休み攻撃すれば2週間くらいでなんとかなるかなと期待したいと思います。給油艦は2隻いるので、そのくらいは支援するTFも長居できそうな気がします。しかし問題も残ります。
ひとつは日本艦隊の攻撃です。先日シンガポールにいた機動部隊は難しいかも知れませんが、隼鷹・飛鷹で増強したmini KBに守られて、戦艦大和・武蔵が殴り込みに来たりする可能性は排除できません。2週間もそのままじっとみているだけというのはきっとないですよね。そしてもう一つ心配なのは、上陸した部隊のサプライです。ウエーク島のstacking limit(駐兵上限数)は6000名なのに対し、上陸した連合軍部隊は歩兵3472名と後方要員7559名の合計11031名で2倍近くなっています。部隊の手持ちのサプライが692トン、予備が259トンあって今のところは充足しています。しかしstacking limitをおおきく超過しているので今後は戦闘をしなくても急速に消費される仕様です。ただその急速にがどのくらいの急速なのかが不明なので心配なのです。ウエーク島にいる輸送船の一部はまだ第2海兵師団の後方要員を載せています。これら後方要員の上陸を続けさせると、明日もまたshock attackをしなくてはならなくなります。そこで、後方要員の載った船は沖で遊覧航海してもらうことにしました。しかしサプライは揚陸させたいので、サプライだけを積んだ船には揚陸行動を続けさせることにしました。兵員を上陸させなければ、サプライの揚陸だけならshock attackの引き金にはならないですよね?たしかそう記憶しているのですが違うかな?マニュアルにはこの件の記載があるのかな?あってもなくても、明日のターンにははっきりします。
4 件のコメント:
いつもROMしております。とし と申します。
私が素朴に疑問に思ったのは、なぜ艦砲射撃をしなかったのか?です。
メリーランドとネバダが使えるなら、私なら迷わずBombardment TFを編成します。このゲームの仕様では上陸船団のTFには巡洋艦を当てておけば十分です。陸上砲台への反撃には船の口径はあまり関係ないようです。もうBBの弾が残っていないかも知れませんが、いろんな船をかき集めて艦砲射撃を実施してはいかがでしょうか。
すでに文中でも明かしたとおり、中の人は楽勝~vと考えていたのです。艦砲射撃を実施すると、守備隊だけでは済まず、飛行場や港にもダメージが及んでしまいます。楽勝で占領した後は、stacking limitがあるのではやく海兵師団を撤退させなければなりませんが、TFに乗船させるには無傷の港があった方が有利と考えていました(Naval supportの部隊も別のTFに載った占領までまだ待機中ですが)。それが理由です。
今後は、陸戦再開時に艦砲射撃を加える予定です。
なるほど・・・そういうわけだったんですね。
でも、こういった見込み違いや先入観は、Fog of Warというか、実際の戦場では常に起こるもので、まさにPBEMの醍醐味と言えるかもしれませんね。これからの名采配を期待しています。
私にはPBEMをする能力も時間もないのでこちらのブログは楽しみにしています。いつもROMばかりでは悪いので、これからは時々コメントいたします。
コメントありがとうございます
読んでくれている人がいると分かるのはとてもうれしいことなので、またのコメントもお待ちしています
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