2011年12月7日水曜日

根拠地のStockpilingの設定


緒戦期の連合軍の戦術として、守りやすい防御効果の高い地形のヘクスに立てこもるというものがあります。ルソン島だとマニラを捨ててクラークフィールド→バターンですし、ジャワ島にもスラバヤとバタビアという都市に隣接して山岳ヘクスがあるので、最終的にはそこに逃げ込んで掃討に時間がかかるものです。ミンダナオ島では中央のMalaybalayのヘクスがそれにあたります。ここに立て篭られると厄介なので、早めに攻略をと考えて、ButuanとCagayanに上陸した後、Malaybalayのヘクスに向かいました。地上部隊の進軍にともなって、サプライもButuanとCagayanからMalaybalayのヘクスに輸送されました。目論見通り、Malaybalayの占領はあまり手間取らずに1月12日に実現しました。その後、地上部隊はCagayanに移動しました。めでたしめでたしなのですが、この後に問題が発生。
地上部隊がCagayanに移動した後も、サプライがMalaybalayにとどまったまま、移動してくれないのです。ミンダナオ島の地図のCagayanとDavaoのヘクスに黄色い”!”が見えますが、これはサプライ不足を表しています(ミンダナオ島西端のZamboangaにある赤い”!”は治安維持にあたる部隊の数の不足)。Trackerで、ミンダナオ島と島内各根拠地のサプライの量と必要量を表にしてみるとご覧の通り、部隊が去ってサプライ必要量が0になったMalaybalayに多量のサプライが滞留しています。それに対して、部隊の駐屯しているCagayanとDavaoは必要としている量のサプライがない、サプライ不足の状況です。根拠地のインフォメーションスクリーンで、CagayanとDavaoの”Supplies Required”サプライ要求量を増やしてみても状態は改善しません。仕方がないので、CagayanとDavaoには輸送船でサプライを移入しました。どうしてこうなったのか分からず、バグなのかなと思っていました。でも先日、理由が分かりました。
ベータパッチで、根拠地にサプライやリソースや燃料や原油を備蓄するかどうかを選択する”Stockpiling”というスイッチが導入されました。ゲーム開始時にはすべての根拠地の”Stockpiling”スイッチは”No”に設定されていますが、Malaybalayは”Yes”になっていたのです。このため、Malaybalayはサプライを貯め込んで、他の根拠地から要求されても吐き出そうとはしなかったわけです。サプライの”Stockpiling”スイッチを”No”に変更したところ、Malaybalayに貯め込まれていたサプライは減少し、ミンダナオ島で一番大きな港のあるButuanに移動しました。CagayanとDavaoの港も規模3なのですが、Butuanにサプライが集中するのは仕様でしょうね。
で、Malaybalayのサプライの”Stockpiling”スイッチがデフォルト値の”No”ではなく”Yes”になっていたのはなぜか。それは連合軍が”Yes”に設定していたからです。連合軍はミンダナオ島の最後の拠点としてMalaybalayに立てこもるつもりでした。なるべく長く持久するため、ミンダナオ島の他の拠点からサプライを集める目的で、”Yes”に設定するのは連合軍の作戦としてリーズナブルです。問題なのは、戦闘によってその根拠地の支配者が変更された時に、”Stockpiling”スイッチの設定がそのまま保持されてしまったことです。ふつう、こういうのを設計する時には、支配する側が変更されたらデフォルト値に戻るような仕様の方が親切な設計だと思うのですがどうでしょう。

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