空母機動部隊どうしの激突で大きな損害を被った日本側プレイヤー(WitP Trackerの作者さん)が、どうしてこういう結果になったのかが不思議ということで、How I lost 5 CV/CVL + 2 Sinking in a day (twice)というスレを立てていました。私はまだ一度も空母戦を経験したことがありません。また、かなり先の時期まで進めているプレイヤーでも空母戦を経験する回数はそれほど多くはないようです。空母戦というものは、マニュアルの類いで知識を得て、手探りで初体験。でもその後も経験する機会が少なくて、なかなかテクも向上しないもの。このスレでは多くの人が空母戦に対する経験を披露しています。いままでこの種のスレがなかったのが不思議なくらいです。もしかするとAARの中で議論されているのかもしれません。ぜんぶのAARに目を通すには、流し読みできるくらいの英語力が必要で、残念ながら私にはそれは無理。なのでこのスレで勉強させてもらいました。
くわしい状況は元のスレの方にスレ主さんがマップとコンバットリポートなどでまとめてくれているので、ぜひそちらも参考にしながら以下お読みいただければと思います。ざっとまとめると、サンタクルーズ諸島の東方で9ヘクス離れて位置していた連合軍(5CV, 2CVL)と日本(5CV, 3CVL, 3CVE)の空母機動部隊が、翌日のターンには1ヘクスの距離(隣り合うヘクス)まで接近して空母戦を行いました。その結果、日本側はCV2隻、CVL2隻、CVE1隻が沈没、その他にもCV、CVL、CVE2隻、BB、CL2隻が大破と大きな被害を受けました。それに対して、連合軍のCV2隻とCVL、CAに魚雷が合計5本命中しましたが、CVとCA各1隻が沈没?の結果で日本側の大敗でした。日本側が、各空母から九九艦爆を降ろし、かわりに元陸上基地所属の航空隊を搭載してゼロ戦の数を増やしていた点が特徴的です。CAPは9000フィート、40%の設定だったそうです。論点としては、
- 両軍とも多数のCAPがあがっていたのに攻撃を許してしまう(護衛の戦闘機がとても効果的)のはなぜか
- 日本側が大きな被害を受けることになったのはなぜか
- 連合軍側に大きな損害を与えることができなかったのはなぜか
というあたりでしょうか。これに対する議論を以下に紹介します。
ひどい結果で残念だったね。はっきり言って、原因はCAP 40%という設定ではなくて、高度9000フィートの方だと思う。9000フィートから上昇するようだと追いつけなくて、急降下爆撃機がダイブを始める前に追い払うことができないんだと思う。170機以上の戦闘機がCAPにあがっていて、護衛の戦闘機に2対1以上の数の優位にあったから、連合軍の攻撃は蹴散らされていてしかるべきだった。この教訓を生かすために、あなたの使っているゲームのバージョンを教えてほしい。
あなたのいう通り。私の高度の設定は良くなかった。距離の遠い状態で攻撃するつもりだったが、やられてしまった。距離1ヘクスだと、レーダーのない日本側がタイミングよく迎撃するのは難しい... ゲームはシナリオ2でベータパッチの1108q9bがあたってる。日付は1942年8月21日だ。コーディネーションのペナルティを避けるため、空母は3つのTFに分けていた。
連合軍のCAPは日本側よりずっと効果的だったように見える。1ヘクスしか離れていないから、120nmの距離で探知したというコンバットリポートの記載は抽象的なものに違いない。でも、日本側がCAPの高度を変更すればもっとうまくやれたかというと疑問だ。また、九九艦爆をすべて降ろしてしまったことが良い考えなのかどうかもはっきりしない。よりバラエティに富んだ攻撃の方が、そのうちのどれかが良い賽の目を得て、攻撃を成功させやすいのではないだろうか。私は第二次大戦の空母戦をサイコロを振って決まるゲームのようにみなしているので、サイコロを振る回数が多いほど良いサイの目に出会う確率は高くなると思う。
護衛、攻撃、CAPを多数の違った設定で編成できるので、小さな空母TFを複数いっしょに活動させるやり方についてじっくり考えている。単一の大きな攻撃が失敗につながるのに対して、小さな攻撃でもいくつか強烈な打撃を与えることができるように思う。CAPについても同じことが言える。違った設定のCAPのうちのいくつかは良い賽の目を得てうまくやるだろう。大きな単一の設定のCAPよりも悪い結果をもたらすはずがない。
九九艦爆のことについてはあなたのいう通りだと思う。戦闘機は多いほど良いので、1942年の半ばから九九艦爆を降ろすことを考え続けてきた。特に私の相手(訳注:Michaelさん、このゲームのプログラマーでベータパッチをつくり続けてくれている人)も同じようなことをしていたので。
いずれにせよ、私としては、生き残ってさえいればまた学ぶことができる。最悪の日の経験を他の人にも知ってもらおうと思っただけだ。
「たられば」用にCAPを60%と高度18000と12000に設定変更したセーブファイルを相手のMichaelさんに動かしてもらうことにした。たらればで大きな変化があるのかないのか、じきに判明するだろう。
高度9000フィートが良くなかったことは間違いない。来襲する編隊より下方にいると、一撃離脱ができないだけでなく、迎撃までの時間が伸びることを意味する。日本の飛行機の上昇率が優秀なのはいいことだが、戦闘機を低い高度に置くことでのっけから不利を被ってしまう。それに、60%の方がCAPに設定する数字としてはずっと良い。
私は、この空母戦で幸運をつかむことのできた連合軍側プレイヤーだ。アメリカの空母には海兵隊の飛行隊を搭載するようにしている。エンタープライズ以外の空母には海兵隊の戦闘機合計18機が余分に搭載されている。4空母とイギリスの空母に余分に搭載した27機とを合わせて27+18=45で、戦闘機は合計で45機余分に搭載され、全部で222機になっている(1942年7月の空母艦載飛行隊のサイズの変更のことは忘れていた)。素のWitPの頃から、戦闘機は高度15000フィート、急降下爆撃機は12000フィート、雷撃機は9000フィートに設定するようにしている。戦闘機は30~40%をCAPに、20%をrestにしている。
どちら側のCAPも護衛戦闘機も、プレイヤーの想定していた仕事をしてくれなかったので、コンバットリポートで報告されているCAPと護衛についた戦闘機の数はごっちゃになっているのだと思う。
日本側の空母機動部隊は数ターン前にPBYに見つかったが、こちらの飛行隊のnormal rangeのはじっこだった。2ターン前には見失っていたが、前ターンには戦闘機70機搭載という情報とともに位置が報告されたので、連合軍の空母TFを北上させたわけだ。
CAPと護衛戦闘機がうまく働かなかったこともそうだが、それ以上にびっくりしたのは九七艦攻による魚雷の命中がなかったことだ。
たられば用のファイルは連合軍側も、CAP 50%と3隻の高速戦艦(ノースカロライナとレパルスとプリンスオブウエールズ)と6隻の駆逐艦からなる水上戦闘TFが空母TFを先導して戦場に向かうように、変更してみた。
ここに、たらればでリプレイしたコンバットリポート(スレのレス#16)
リプレイでは、不幸なことに午後には私の空母は雲の下に入ってしまい、検証としてはふさわしくなくなったかもしれない。このため連合軍は午後の攻撃ができなかった。ということは、天候が同じならば、このリプレイ結果よりももっとひどいことになっていたのかもしれない...
わたしはCAPを60%で、高度を12000から18000フィートまで複数の高度に分けてみた。ほとんどは高度の高い方に設定したが...
こうしてみても展開に大きな変化はなかった。ヘクスで表される両軍間の距離というものは、抽象的なものなのか、それとも展開に影響を与える具体的な何かなのか、どちらなのだろう。
コンバットリポートを提示したので、見て欲しい。前回よりはましな結果になってはいる。でも、CAPはどこでなにをしているのか
ひどい結果だった。
1942年を通してアメリカは不利なはずなのに...43年は互角で、44年には有利になる。奇襲を受けたわけでもないのに、どうしてこうなったのか。私は、自分の空母がひどく叩かれても、日本の空母を修理に帰港させるだけで満足する...でも、1942年には負けてばかり...冬になると互角になって、43年にはこちらの戦力が向上して日本側が隠れる側にまわる...
このまま空母なしで長い戦いを続けることを考えると、この状況でリプレイしたくなるのも分かる。御武運を...
一度目もひどかったし、検証での結果も同じくひどかった。別のプレイヤーが投げ出した後のこのゲームを引き継いだのは、連合軍をニューヘブリデスで食い止められるか試してみたかったからだ。ニューヘブリデスを守るための準備は何もなされていなかったし、前のプレイヤーはすでに空母を3隻も失っていた。
現在の私が抱いている疑問は、
1、接近しすぎていると、なにか問題がありそうだ。
2、バターを熱いナイフで切るように、連合軍機はCAPをすり抜けていってしまう
3、私は日本側を複数のTFに分けておいたのに、連合軍機はいっぺんにそのTFすべてを攻撃することができた。日本機はそうはできなかった。
4、CAPの%と高度の設定による違いはわずかだった
5、設定を変えた検証の方でも午後の攻撃が実現していればもっとひどい結果になったかもしれない。
私はゲームに否定的なつもりでこれまでのレスを書いたわけではないが、この2回の結果についてはどこか釈然としないものを感じる...
Dauntlessが艦船攻撃でGP爆弾をつかったのはなぜだろう?
8 x SBD-3 Dauntless releasing from 4000'
Naval Attack: 1 x 1000 lb GP Bomb
8 x SBD-3 Dauntless releasing from 2000'
Naval Attack: 1 x 1000 lb SAP Bomb
今回の結果を見ると、しばらくはWitP AEをプレイする気になれない。CAPのゼロ戦の高度の変更で結果が変わるかと期待していたのに。CAPが強力でも充分な数の敵機がすり抜けてしまって、恐ろしい結果をもたらす。2度とも、戦果は一方に偏りすぎている。CAPは無力すぎる。
私は、このゲームをスレ主さんが引き継ぐ前のプレイヤーだった。たしかに不注意で空母を3隻失ったが、潜水艦の攻撃で空母ワスプを沈めたし、イギリスの空母も一隻かなりのダメージを受けてしばらくは戦闘に参加できなくなっているはずだ。スレ主さんの設定をみると、私がプレイしたとしてもなにか違ったことができたとは思えない(一回目のプレイのCAPの高度設定以外は)。
一つの教訓は、余分に戦闘機を搭載するために九九艦爆を外しては行けないということ。そのかわり、私は軽空母に戦闘機を24~27機搭載している。悪天候での九七艦攻の戦果は悪いことに文句がある。悪天候でもAvengerなら半数以下で同じ戦果を達成できるのに!
日本側にとって最善の策は、水平爆撃機の参加で戦力を倍加させることだ。いずれ連合軍は危険な水域に侵攻しなければならなくなる.........
これをみてまず感じるのは、距離がわずか1ヘクスだったこと。shattered sword(訳注:ミッドウエイ戦を扱った有名な本、日本語訳はないのかな?)を読んで今回のケースを振り返ってみると、CAPはどれだけの量の情報を得ることができていたのだろうか。CAPの半数はTFをはさんで敵の襲撃してくる方角とは反対側にいて、しかも無線機もろくに機能していないのだとしたら、大したことはできないはず。
もう一つ感じること。南太平洋海戦で爆撃機はCAPをすり抜けた。いつでも、どんな空母戦でも、連合軍の爆撃機はすり抜けた。ミッドウエイ海戦のHendersonの攻撃だけは失敗したが、あの場合はCAPに充分に情報が与えられて適切な位置にいたので食い止めることができたんだ。
シミュレーションはうまく機能していて、連合軍側が期待どおりの戦果を実現しているんだと思う。
それはいいとして、日本側の雷撃機の戦果がひどいのはどう思う?どう説明するつもり?スレ主さんがさらに設定を変更して、4ヘクス以上離れていたらどうなるかなども検証してくれるのだろうけど。
九九艦爆と九七艦攻は協同して攻撃した時にいい結果を出すのだと私は思う。急降下爆撃機は飛行甲板を損傷させ、速度が遅くなったところで雷撃機が攻撃する...
レーダーによる探知にも問題がありそうで、日本側の攻撃が散々な目にあって、連合軍の攻撃がうまくいったのは、そのせいもあるだろう。敵のTFから1ヘクスしか離れていないのに120NMの距離で空襲を察知することはできないだろう。それとも可能なの?
雷雨もおそらく影響したのだと思う。悪天候だと雷撃機はうまくやれないものだ。急降下爆撃機の方が多少はまし。戦闘機も敵の編隊を見つけて攻撃するのが困難になる。
投稿されたリポートを見て最初に感じたのはCAPの%で、次に高度だ。レーダーによる探知距離はゲーム内の抽象化表現によっただけだろう(距離1ヘクスなのに120nmの距離で探知という点で、それは明らかだと思う)。互いのTFが近すぎると、CAPを扱うルーチンには難しい問題になるかもしれないが。
「 私は日本側を複数のTFに分けておいたのに、連合軍機はいっぺんにそのTFすべてを攻撃することができた。日本機はそうはできなかった」という点については、そのターンをみないと何ともいえない。日本側と連合軍には、CAPの効果的な運用と命中確率という大きな違いがあった(一回目のリポートの方ではそれがよりはっきり現れている)。
「 CAPの%と高度の設定による違いはわずかだった。設定を変えた検証の方でも午後の攻撃が実現していればもっとひどい結果になったかもしれない」という点には同意で、もっと違った結果を私も期待していた。このスレをここまで読んだ限りでは、敗北の原因は他にありそうだ。戦闘機の数を増やすために九九艦爆を降ろしたのは失敗だったと思う。これが決定的な原因だ。
九九艦爆だけで空母を沈めることはできない点には同意するが、爆撃で傷ついた空母は良い獲物になるし、防空艦を沈めてくれるし、対空砲火を分散させるし、艦船の武装に損傷を与えてくれる... 250キロ爆弾が空母に2発命中すれば、Detection Levelは急上昇するし、maneuver値は低下するし、その後の攻撃で雷撃機の良い目標となる。爆弾の命中した敵空母は雷撃を避けるためにつらい日を送ることになって、九七艦攻が危険な存在になる。
雷撃機は悪天候の影響を受けやすいものだ。
でも、九九艦爆を降ろした最初の設定により、日本の空母は連合軍の攻撃に対してより脆弱になったっていうこと?爆弾の命中数がもう数発多かったとして(連合軍空母が1-2隻沈んだとしても)、日本側空母戦力の全滅という状況が好転しただろうか?
日本側のゼロ戦搭載数が半数だったらもっと良かっただろうというのは信じがたい。もう一回検証をする価値はあるだろうけど。日本海軍が海戦後に存在しなくなるような結果を変更できるような方法があってほしいものだ。
CAPがうまく機能しなかった実例は、最近のフォーラムにもいくつもみつかる。例えばPzBsさんのAARがそうだ。なぜ空襲部隊が200機のCAPをナイフのように突き抜けてゆけるのかに驚いた記憶がある。天候はCAPに影響するが、爆撃には大して影響しないのかもしれない(雷雨?私がスラバヤとパレンバンの油田に空襲をかけたときも雷雨だった)。修正が必要なのかも。
レーダーが大きな違いを生んだんだと思う。私のPBEMでは、可能になったらすぐに翔鶴と瑞鶴にレーダーを装備した。迎撃には大きな違いだ。
日本側の複数のTFがいっぺんに攻撃されて、連合軍側は一部だけしか攻撃されなかったのは、天候のせいだろう。雨が降っていたから、連合軍TFの中には雲の下に隠れていたのがあったに違いない。複数のTFがまとめて扱われることがあるというルールは、両軍にとって同じだ。
CAPの効果的な運用には上限がある。今回の戦闘はCAPの効果的な運用がある種の閾値に達してしまった例だと思う。閾値はおそらく150~200機のあたりにあるのだと思う(でも確証はないから私の言葉を真に受けないでね)。連合軍プレイヤーの中には、600機のCAPをものともせず成功した攻撃談を語ってくれる人がたくさんいるよ。
今回の戦いでは、CAPの効果的な運用と、攻撃の命中率という二つの面で大きな違いがみられた。CAPの効果的な運用はレーダーに依存している。また距離1ヘクスというのが他の要素の効果をすべて打ち消してしまったのかもしれない。でもそれが攻撃の命中率に影響したりはしない。
攻撃隊がCAPをすり抜けたこと(両軍の攻撃とも)は問題ではなく、日本の攻撃が命中しなかったことの方が問題なのだと思う。すると、九九艦爆がいなかったことが浮かび上がってくる。もし連合軍の空母も3-4隻沈んでいたなら、このスレが立てられることもなかっただろう。
今回えられた教訓は、雷撃機と急降下爆撃機は組み合わせて使うこと、CAPの高度は高め、%も高め(状況により40~60%)に設定すること、なるべく早くレーダーを装備すること...
「互いのTFが近すぎると、CAPを扱うルーチンには難しい問題になるかも」という点については検証しなおしてみたい。
複数のTFがいっぺんに攻撃された問題については、みなさんに尋ねたい。私の空母は3つのTFに分かれていたのに、ひとつのTFだったかのようにまとめて攻撃された。連合軍も複数のTFに分けていて、ひとつのTFしか攻撃されなかった。これってあり?
九九艦爆なしでの攻撃がよくなかった、雷撃機は悪天候に弱い、という点についても再検証してみたい。
「 もし連合軍の空母も3-4隻沈んでいたなら、このスレが立てられることもなかっただろう」というのは、確かにその通り。
余計に戦闘機を搭載してもレーダーなしでは役に立たない。探知してから来襲まで15分とかではね。しかし、高性能のレーダーをもっている連合軍には余分に戦闘機を搭載する意味がある。連合軍のレーダーはだいたい50分前には来襲をしらせてくれるので、CAPが迎撃するまでに余裕がある。私は機動部隊の航空機を午前の攻撃で全滅させられたことがあって、その際連合軍は急降下爆撃機をすべて戦闘機に載せ替えていた。ほんとに全滅で、九七艦攻が5機生き残っただけだったんだ。
CAPによって撃墜されたり混乱させられたから九七艦攻はうまくやれなかったんだ。天候のせいではなく、CAPのせいだ。
じゃあ、日本は空母にレーダーの装備される1943年4月まで、連合軍空母がバラバラに運用されているんでもない限りは、空母戦を避けるべきだっていうこと?これまでは、高性能の連合軍機と新たに竣工する連合軍空母の登場するまで、1942年の間は日本の側が空母戦を望んでいるんだと聞かされていたけど。
翔鶴と瑞鶴は1942年6月からレーダーを装備できる。
私が言いたいのは、連合軍側が余分な戦闘機を搭載して、敵機来襲の探知がうまくいけば(だいだいうまくいってしまうものだ)、日本の機動部隊の搭載機は戦果なく失われることになるということ。
スレ主さんの検証でなにか別の要因が判明したら、公開してほしい。もし教えてくれたら感謝する。ところで、平凡だけど、今回の設定では天候も大きな影響があったと思う。双方のヘクスの天候が同じようなものだったら、命中率の差は無視できる程度か、または少なくともこれほど大きくはならなかっただろう。私の経験では、雷撃機は急降下爆撃機より天候の影響を受けやすい。
このゲームでは翔鶴も瑞鶴もすでに沈んでいるので、レーダーの影響は検証できない。余分に搭載した戦闘機がCAPで日本側の戦闘機より活躍した。九九艦爆を降ろしたこととあわせて、レーダーがこの結果の真の原因なのかもしれない。
空母TFの指揮官が注意しておくべき範囲は200nmだった。彼らは、夜の始まりの時点で有力な敵の水上戦闘艦隊と少なくとも200nmは離れておくことを望んでいた。それより近くに位置していると、翌朝に空母から発艦できるようになる前に、水上戦闘に持ち込まれる可能性があった。私の相手は強力な水上戦闘TFを私の空母TFの方に接近させ、空母TFはその水上戦闘TFを一ヘクス後からフォローするようにしていた。積極的な相手には用心しないといけない。
戦闘機のA2Aでの喪失の総計とコンバットリプレイを比較してみた。距離の極端に近い時の戦闘ではCAPがすり抜けられやすくなり、リプレイに登場しない戦闘が結果の大部分をしめ、CAPが迎撃に参加していないようにみえるようになる。
日本の翔鶴・瑞鶴以外の大型空母は1942年7月にレーダーを装着されるようにはなっていない。どうして?Reluctant Admiral modが作成中だった頃、修正のためにこの見落としをJohnとStanislavに指摘した。他の4隻の大型空母はミッドウエイで沈んだから、見過ごされたのかとも思う。
このプレイで連合軍の空母は、12隻編成のTFに分けられ、どれも優秀な指揮官が任命されていた。もちろんエンタープライズはハルゼーで、他の空母はエンタープライズをフォローする設定にしてあった。空母1隻ごとに巡洋艦(CA/CL/CLAA)4隻と、駆逐艦7隻が護衛していた。
このプレイでの哨戒の設定だが、Kingfisherを主にNaval Search 50%に設定し、少数の Kingfisherは距離2ヘクス高度1000フィートでASW50%に設定した。SBDはすべてNaval Search 10%にしてあった。私は喜んで対戦相手であるスレ主さんにパスワードを教えて、連合軍側に関してもいろいろ検証してもらうことにした。
同じヘクスにいる別々のTFが一回の空襲でまとめて被害を受けることがあるのは両軍とも同じかどうかについての疑問のレスがあった。はっきりいって、答えはイエスだ。私は連合軍側をプレイしていて、別々のTFの艦船がまとめて日本機に攻撃されたことが何度もある。
両軍に取って条件が同じなことが分かって良かった。私はTrackerを制作するのに忙しくて、AEをそんなにたくさんプレイしてはいないので。
史実で見られた両軍のCAP運用の困難が良くモデル化されていると思う。
今回の結果は、CAPの高度と%設定に少し問題があったこと(批難しているわけではないよ、あなたがその高度に設定したことにも意味があるのは分かる)とによると思う。1942年の夏以降は、戦闘機を必要な方向に向かわせる能力(ミッドウエイからの教訓)、戦闘機・爆撃機・攻撃機を一つの攻撃隊として編成する能力(ミッドウエイではできなかったこと)、レーダーを利用して戦闘機に敵の来襲方向を指示する能力、CIC、機載の無線機などで、連合軍が優位に立つ。WitP AEはこれらをうまくモデル化していて、あなたは”ミッドウエイ”されてしまったんだ。
日本側の対空砲火が連合軍よりもずっと劣っていたという要因もある。1942年8月には、連合軍の空母と護衛艦船が大量のFlakを載せていた。Shattered Swordによれば、 そのFlakの多さはミッドウエイでの日本の攻撃隊に強烈な印象を与えたということだ。素のAEではFlakが貧弱に感じられるので、私がDaBigBabes modをプレイするのが好きなのはこれが理由だ。以前このことをシナリオデザインのサブフォーラムで述べたが、Flakを強化したmodが作られてよかった。このmodは日本の艦載対空砲・機銃がひどかったという事実も放置してはいないし。
日本側のCAPがうまく機能しなかった理由は、コンバットリポートの中に示されている。連合軍機の来襲は22分前に探知されたが、各戦闘機隊が迎撃に駆けつけるまでの時間は20から79分と記載されている。ほとんどのCAPが悪い位置にいた。悪いサイの目が出てしまったんだ。
打ち明けにくい、敗北を元にしたスレを立ててくれてありがとう。空母の位置が哨戒機に発見されていなくても、Inteligence screenで分かることがある。作戦行動している日本側の空母の位置が連合軍の基地に近ければ近いほど、よほどの僥倖でもなければ、連合軍側のInteligence screenに載せられる可能性が高くなるような気がする。
日本側の大型空母4隻のレーダー搭載が遅い点が見落としか?というのは鋭い指摘だ。
翔鶴と瑞鶴は珊瑚海での損傷の後の修理の際にレーダーを装備した。いろいろと本を読んでみると、修理の時以外には艦船のアップグレードを実施しないという方針を日本海軍がもっていたことは明らかだ。なので、その他の大型空母がレーダーを装備していないことも、日本海軍の意図に沿ったものだ。
私の制作したmodでは、レーダーが利用可能になった時期にアップグレードを行うかどうかプレイヤーが選択できるようにしてある。ゲームをしてみれば分かるが、難しい選択になる。緒戦の拡張期に必要な戦闘艦艇をアップグレードのために前線から引き抜くことができる?難しい判断だ。占領地を拡張できそうな時期は限られているし、余分の艦船があるわけではない。アップグレードのために引き抜くと、作戦が後回しになるか、援護不足というリスクを冒して作戦を行うかのどちらかになってしまう。
史実では日本海軍はそのリスクを冒さず、ミッドウエイという結果になった。艦船のアップグレードが問題ではなかったのかもしれないが、翔鶴と瑞鶴はあそこにはいなくて役には立たなかった。もし翔鶴と瑞鶴があの場にいれば、違った結果になっていただろう。この史実を外挿すれば、私のつくったmodになるわけだ。
私が疑問に思うのは、赤城・加賀・飛龍・蒼龍が1942年7月の初回のアップグレードでレーダーを装備しないのはなぜかということだ。
日本の空母TFにふさわしい艦船で、翔鶴と瑞鶴についでレーダーを装備するのは秋月級駆逐艦で1943年1月のことになる。峰風級APDは1942年8月にレーダーを装備するのに、もっと有用な艦艇がそのままなのはなぜなんだろう...
この条件でもプレイを続けることはできるが、レーダーのないことで日本の空母TFは活動しにくくなる。
これが重要な問題なのはよく分かる。翔鶴と瑞鶴が1942年6月にレーダーを装備したのなら、その他の4隻も1942年のアップグレードで装備するのが順当だろう。
一つ質問があるんだが、同じTFに所属しているレーダー装備の艦船の存在は、空母のCAPの動きに影響するだろうか?おかしなことだが、大型空母4隻がレーダーを装備するようになる前に、T21レーダーを装備する軽巡と駆逐艦が日本にはあるので。
「翔鶴と瑞鶴が1942年6月にレーダーを装備した」というのは神話だ。Shattered Swordはそれを完璧に否定している。
翔鶴は1942年夏の修理でType 21レーダーを装備した。瑞鶴がいつだったのかは分からないが、1943年5月にはレーダーを装備している写真がある。
1943年が正しい。1942年に日本の空母にレーダーが装備されたという話は、加賀の飛行長だった天谷さんの戦後の証言に由来する。私は日本海軍の記録を調べることのできる海上自衛隊の士官に訪ねたことがあるが「1942年に艦載対空レーダーなんてのはたわごとだ」とのことだった。
翔鶴が対空レーダーを装備したのは1942年夏で、たしかに南太平洋海戦でレーダーをつかっている(Frank著のGuadalanalに載ってる)。1942年春には旧式戦艦2隻が実験的に水上レーダーを装備した。ミッドウエイに出撃した空母はレーダーを装備していなかったが、Shatterd Swordの記述しているのはミッドウエイだけで、翔鶴と瑞鶴は別だ。
もしミッドウエイが起こらなかったら、あの4空母にもType 21レーダーが利用可能だったって?それならどうしてこのゲームのOOBにはそれが反映されていないんだろう。見落としか、それとも私の知らない理由が何かあるんだろうか。
Frankが言うには、1992年にGuadalcanalを出版した時に依拠した史料と今新たに利用できるようになった史料は全く違うとのこと。もちろん、そうだからと言って彼の著書の価値が失われるわけではないが。
あなたは歴史の研究では一次史料の史料としての価値が変化することを知っておいた方がいい。私が質問した海将補一名と一等海佐2名の言っていたこととあなたの発言は一致しない。
Nihon Kaigunのサイトの翔鶴のページには、1942年6月にType 21レーダーを装備、1942年8月の第二次ソロモン海戦でエンタープライズの哨戒機をレーダー探知。1942年10月の南太平洋海戦で敵機来襲をレーダーで探知と書かれている。 Type 21レーダーの試作機は1942年4月から装備され始めて、最初が伊勢、1942年6月に翔鶴、1943年初頭にその他何隻かに。1943年8月には量産型の利用が始まったんじゃないの。
Nihon Kaigunのサイトの記述とは異なる史料がある。ある史料によるとTyep 21レーダーの試作機は一台だけ作られた。でもその史料には、複数の艦船に装備されたとも書かれている。Type 21は1942年4月にまずは伊勢に装備され、1943年1月に大鷹・冲鷹・雲鷹に装備され、1943年8月以前に装備された艦船がほかにもいくつかあった。少なくとも30~40台が製作されて使われたのだろう。
私のPBEMでは、1943年の早いうちに2回の空母の激突があったが、その後はまったくない。史実では連合軍にとってよい年だったし、パッチで新型機の登場時期が変化したとも聞いてはいない。私たちの空母の戦いでは2回とも両軍の艦載機が多数撃墜された。私のワイルドキャットはゼロ戦に苦しめられた。空襲でお互いが傷ついたが、有力な空母で沈没したものはなかった。その時はそれで妥当だと思っていた。しかし最近の両軍の空襲の様子を見ていて、迎撃する戦闘機が機能していないように感じている。戦闘機の働きは史実に近いのかもしれないが、かなりのダメージをもたらす爆撃機と比較すると、現実的には感じられない。
ここまでのこのスレで、両軍の対空砲火が大した働きをしていないことに言及する人がいないのには驚く。コンバットリポートによると、対空砲火による損失はごく軽微だ。1942年には両軍とも対空砲火が微弱だったが....もし対空砲火がもっとよく機能していれば、撃墜まではされなくても、爆撃中にもっとたくさんの爆撃機が損傷するだろう。私の経験では、損傷した爆撃機はほとんど爆弾を命中させることができない。
私はCAPではなく対空砲火の方に修正の必要性を感じる。
私のPBEMは1944年4月まで来ているが、連合軍艦船の対空砲火は日本に劣ることはないが、勝っているとも言えない。しかも連合軍艦船は対空砲でいっぱいになっている。この問題がずっと放置されているのはどうしてか不思議に思う。
空母TFにふさわしい艦船がレーダーを1942年のアップグレードで装備しないのは、史実でも装備していなかったからだ。フォーラムでいろいろ注文があっても、Devの人たちは史実にもとづくことを目標にしている。
他のゲームのフォーラムなら、Devの人たちに装備させたりもするだろう。でも、このゲームをプレイする人の多くは、そういった他のゲームのプレイヤーとは違う。史実と要望を両立させることはできない。
私がmodを作る理由のひとつはそこにある。素のWitP AEの史実に忠実な点を評価しているが、史実通りにプレイすることには興味がない。史実についてなら本も読んだし、その結末もよく知っている。私は、たらればの方をプレイしたいんだ。
ミッドウエイの4空母は史実では1942年7月にアップグレードを受けなかった。なぜならその時点でその4隻はフナクイムシの巣になっていたからだ。だから、ミッドウエイの4空母のアップグレードについての論議では、史的な正確さを求めることはできない。
そうだね。だからDevの人たちはその4隻が生き残っていたら、年末にかけてアップグレードを受けたろうと想定したわけだ。日本海軍は4隻をいっぺんにアップグレードするわけにはいかなかったろうから、順番にアップグレードすることにしたのだと思う。納得させられるシナリオだ。私ならこういうシナリオにはしないけど、それでもやっぱり説得的なシナリオだと思う。
問題は、レーダーを装備したかどうかではなく、装備させることができたかどうかだと思う。キャンペーンのゲームはどの局面でも仮想に基づくゲームだよね。
早い時期に連合軍空母と一戦交えることができなかったら、日本側プレイヤーは空母TFの艦船にレーダーを装備させるまではちょっかい出そうとはしないんじゃないだろうか。
つまり、1943年半ばまでの日本の空母戦力のうちで最有力なのは翔鶴と瑞鶴ということになる。
前のレスでほのめかされているように、機動部隊の空母が生き残っていてアップグレードされたなら、航空戦隊ごとに実施されただろうと思う。珊瑚海海戦のあとに5航戦がレーダーを装備されたのなら、残りの航空戦隊所属空母も順次装備されただろう。Reluctant Admiral modやPerfect War modはその想定に基づいているし、そう考えるのが順当だろう。
たしかに、レーダー装備の有無は私の最近の空母戦(1943年5月)でも重要なポイントだった。日本の艦隊型空母のほとんどがアップグレードするまでは、空母戦を求めるのではなく、待機したかった。レーダーは空襲の迎撃に役立つと思った。
私が知りたいのは、空母TFのうちの何隻がレーダーを装備していれば、はっきり役に立つと言えるのかっていうこと。複数の空母TF(200機のスタック上限値に達しないよう)に分けて運用するとして、そのうちの一つの空母だけに対空レーダーが装備されているだけでも、CAPにボーナスが得られるのだろうか?。もしそうならば、その対空レーダーをもつ一隻の空母はCAPに専念させて、他の空母がCAPに果たす役割は少なくすべきなのか?
翔鶴と瑞鶴はレーダー装備という点で、もっとも大切な空母だ。史実で翔鶴が装備した1942年6月に、この2隻はレーダーを装備できる。しかしミッドウエイの4空母はどれも独自のクラスに属する。もし4隻のうちの1隻がレーダーを1942年7月に装備できるとしたら、飛龍が最適な候補か。
エディターでdeviceのところをみると、レーダーは探知する確率を向上させてくれることが分かる。だから、たくさんあった方がいい。私の計算では、レーダー装備の翔鶴と瑞鶴が機動部隊の中にいたら、40nmの距離で探知できる確率は65%程度で、距離が遠くなるにつれて確率は極端に低くなる。目視での探知にくらべればずっといいが、スレ主さんの経験のように、直前の探知になることもある。
連合軍側は空母だけでなく多くの艦船が対空レーダーを装備している。探知の確率はかなり上昇し、だいたい80nmで探知できると思っていいし(正確には違うが、距離80nmでの探知と同等の時間的余裕が得られるので、本当はどうかって点は無視していいと思う)。CAPが力を発揮できるかどうかという点では、大きな違いだ。
つまり、どの艦船のレーダーでも役立って、空母のレーダーでなくてもいいってこと?それなら、早くからレーダーの装備される秋月級駆逐艦や利根や筑摩の価値が一層高まるわけだ。これからはこれらをより注意深く運用することにしよう。
Shattered Swordは、ミッドウエイ海戦が日本海軍の将来の空母戦に対する見方にどんな影響を与えたかを細かく分析することで、記述を終えている。日本海軍は、戦艦を含んだTFのレーダーピケットと連合軍空母への疑似餌としての有用性 (大艦巨砲主義者への挑戦)に気づき、それに従って理想的な艦隊編成に着手した。
このゲームでも、そういったTFの後ろを2ヘクス離れて空母TFがフォローして、戦艦のTFが早期警戒と連合軍の攻撃を吸収する盾の役割を引き受け、空母TFは連合軍の空母TFにreactさせる設定にするというのも面白いかもしれない。こうすれば日本海軍の構想をゲーム内で実現することができるかもしれないが、うまく機能するかどうかは自信がない。
私の対戦相手の連合軍プレイヤーが同じような作戦を採ったことがあった。彼は戦艦のTFを空母TFから3~4ヘクス離れたところに位置させていた。私の攻撃隊の三分の一は空母ではなく戦艦に吸い寄せられてしまい、散々な一日になってしまった。旧式のアメリカ戦艦2隻と引換に空母を4隻沈められてしまった。あの戦艦の餌は偶然のできごとだったかもしれないが、うまく機能するのは確かだ。
スレ主だが、検証を続けている。いまのところ、両軍のTFの距離とCAPの%とCAPの高度と搭載弾薬を変えて10回繰り返してみた。
日本側がうまくやれたことは一度もない。
日本側がひとつのTFだけでなく、複数のTFをまとめて攻撃できたことは一度もない。なので、相手のとった空母を複数のTFに分ける戦術は、連合軍にとって損害を限局する有力な作戦だと思う。日本側についても調べてみるつもりだが、この戦術は同じように機能しそうだ。
CAPの%と高度の変更は空母の損失数の変化に影響することはない。迎撃の成功率がわずかに上がるくらいだ。
双方のTFの距離も関係ない。
来襲する攻撃隊に比較してCAPを多くしても、攻撃隊はCAPをすり抜けてしまう。とくに日本側のCAPにその傾向が強い。このスレで読んだこととあわせると、CAPの数を増やしても、このゲームの現状のシステムでは漏れが発生してしまう。レーダーがこの状態に変化を加えてくれるべきなのだが... 連合軍側も同じ問題を抱えているし...
今後、時間を見つけて、日本側の空母にレーダーを装着した条件でも検証してみたい。
私の見たところ、連合軍側の成功にはいくつかの原因がある
1、TFの編成の仕方(私の経験では、日本側がまとめて攻撃できるのは最大でも2つのTFだけ)
2、レーダーがなかったので、日本側にはCAPをよい位置に配置する時間的余裕がなかった。
3、攻撃に参加した機数。短時間で処理するには多すぎた。
彼は第一波の攻撃で29本の魚雷を命中させた。これをこのスレの連合軍への第一波の攻撃と比較すると、雷撃機の数も連合軍のCAPの大きさも同じくらいだ。このスレの攻撃では日本の雷撃機を護衛した戦闘機の数が少し多いが、それでも雷撃期の損失数はこのスレのものの方が多い。注目すべき違いは、このスレの攻撃が雷雨のもので行われたのに対し、Chickenboyさんの攻撃はところどころ曇りの天候だったことだ。
Chickenboyさんはレーダーで連合軍の攻撃を探知できた(訳注:1943年5月なので)点有利で、しかも連合軍の攻撃機の数はこのスレのものより少なかった。私が思うに、一番重要な違いはレーダーだ。敵の攻撃隊の数も重要だ。敵の攻撃隊を処理するのに充分な時間と火力がなければならない。
レーダーありで行うスレ主さんの検証の結果が待ち遠しい。私自身はそういう条件のサンドボックスの検証がどうやったらできるのか知らないし、エディターをいじったこともない。私もできる範囲で検証してみたい。
変数をいじると結果がどう変化するのをみるのは、とてもおもしろい。モデルに充分に変化する能力があれば、こういった役に立つ分析結果を有意なものとするのに必要な数の検証結果を用意して検証すべきだ。(きみたち統計学徒よ、中心極限定理にも目配りを)
1、連合軍の攻撃の距離。私の提示した空母戦は、日本側に最も有利な距離である7ヘクスで起こった。このスレの空母戦は2ヘクスで、連合軍機はより大きな爆弾、艦船に対するより有効な攻撃手段である魚雷を搭載できた。一般的にいって、連合軍空母に白兵戦の距離にまで近づかれるのはよくない。
2、高度。私のCAPの戦闘機は飛行隊ごとに15000~20000フィートの間の高度に設定してあった。多くは15000フィートに。日本の戦闘機は迎撃に際して上昇する必要がなかった。
3、機数。日本の機数の方が連合軍よりもうわまわっていた。だいたい600対475。