2012年6月25日月曜日

ポートブレアの意味



アンダマン諸島のPort Blairの重要性について論じたPort Blair Significanceというスレがあったので紹介します。スレ主さんは、開戦後すぐに空挺部隊をつかって占領するプレイヤーが多いけどその必要があるの?という疑問でスレをたてました。しかしレスを読んでみると、充分にその価値があることがよくわかります。ポートモレスビーもそうですが、日本側にとってのポートブレアの占領は、連合軍側に利用させないことに最大の意義のあることがよく分かります。私がいまプレイ中のゲームでは、特別陸戦隊一個がポートブレアの守備についていますが、このスレを読んで、もっと守備隊を増強した方がいいかなと感じました。
比較的早いうちに空挺部隊でポートブレア(Port Blair)を確保するのが日本側プレイヤーによくみられる動きのようだ。連合軍がインドやビルマから飛行隊をマレーに移動させる中継基地を奪うことが主な目的だと思われる。しかし、連合軍はTavoyを中継点にもできるから、この目的でのポートブレア奪取は意味がないと思う。ほかにポートブレアを早期に占領する意味があるだろうか?もっと重要な作戦につかえる空挺部隊をここに投入するのはもったいないように思う。
ポートブレアに陸攻が進出したら、連合軍のベンガル湾の海上交通はひどいことになってしまうんじゃない?
ポートブレアは、かなり重要~緊要という程度の意味をもっている。早期に日本側が確保すれば、インドへの道が開く(有能な日本側プレイヤーと対戦している連合軍側プレイヤーなら、これは愉快なことではなかろう)。その後も、連合軍がマレー半島や北部スマトラへの侵攻を計画した時に、かなり邪魔な存在になる。多くのゲームで結局は重要な地点になるのが、ポートブレアだ。
アンダマン海とニコバル諸島を保持することは、ビルマのサルウィン川とシッタン川の河口であるマルタバン湾を制することになる。日本側がこれらの島々を占領しないと、シンガポールからラングーンへのサプライ輸送船団が危険な目に遭う。したがって、連合軍が守りを固める前にこれらの島々を占領する必要がある。ただし、アンダマン諸島の占領があまり早くても得る点は少ない。空輸以外に補給を維持することができないからだ。シンガポール陥落前にアンダマン諸島を占領しても意味がないように思う。
ポートブレアを占領することは重要だが、北スマトラまでの洋上に点在する島々すべてに守備隊を駐留させることも重要だ。それらのうちのどの島でも連合軍が占領して飛行場を拡張すれば、ラングーンへの海上輸送を妨害することができる。ただし、ビルマ沖の他の島々には港を築くことが困難なので、連合軍でも飛行場への補給を維持するのが困難だ。だからポートブレアということになる。でも、ポートブレアも非常に重要だとまではいえない。遅かれ早かれ連合軍プレイヤーはラングーンへの船団を妨害できる根拠地を占領して、サプライの海上輸送を切断してしまうだろう。ポートブレアを無視して、スマトラ北端のSabangをかわりに占領してもいい。ここは日本側も防衛に苦慮する地域だ。いずれにせよ、ポートブレアの占領は日本にとって必須だ。
これまでのレスは重要な点を指摘しているし、私自身もそういった理由でポートブレアを占領しようと思っている。でも、開戦後の第1週か第2週に急いで占領する必要性は示されていない。124聯隊が北西ボルネオの目的地の占領を終えるのを待ち、輸送船に乗せ、1941年の12月半ばから終わり頃に海上から侵攻すればいいわけで、空挺部隊を投入するまでもない気がする。
空挺部隊で早期にポートブレアを占領すれば、シンガポールの飛行部隊は海上輸送されるか、インドの代わりにオーストラリア方面に向かうかしか逃げ道がない。多くの機種の航続距離は短く、北スマトラのSabangからビルマまで飛行できない。ポートブレア占領はビルマの攻略に役立つ。長い目で見ればささいなことで、やがては容易く反攻されてしまうことになるのだが....
良い指摘だ。私自身はシンガポールから飛行部隊を撤退させることを考えたことがなかった。でも、ポートブレア経由でビルマに行くことができるのなら、Tavoy経由でも行けるんじゃないだろうか?Tavoyを占領するまでには2週間以上かかる。その間に小さな上陸船団を仕立ててマラッカ海峡経由でポートブレアを占領できないだろうか?私は貴重な空性部隊を投入するより、海上からの侵攻に必要な艦船を投入する方がましだと感じる。空挺部隊はあっといわせることのできるどこか他の地点に投入したい(訳注:そんなすごい場所があるんでしょうかねえ?)。
九七大艇(航続距離25ヘクス)はポートブレアからならコロンボ(距離22ヘクス)を偵察できる。これが、ベンガル湾へのイギリス水上部隊の奇襲に備える最良の方策だと思う。日本はシンガポールに船団を安全に停泊させることができ、ベンガル湾にイギリス水上艦隊が侵入してから対応する余裕ができ、雷撃機を準備できる。
いい考えだね。九七大艇の航続距離についてまで考えたことがなかった。でも結局のところ、連合軍はポートブレアの飛行場(訳注;飛行艇は飛行場規模0でも活動できる)を爆撃で荒れ地に変えちゃうんじゃないの?B-17なら飛行場を廃品の山にできる。それに、飛行場の規模を拡張するには時間がかかるし、飛行艇の活動を支えるにもサプライを船団で輸送してこなければならないが、それにはビルマからの航空攻撃がきくんじゃないの?
四発爆撃機でもそんな遠距離の飛行場の活動を停止させることは困難だ。少なくとも、飛行場の規模と工兵とサプライがそれなりに準備されているようなら。貴重な四発爆撃機をセイロンか北インドからポートブレアの制圧につかうなんてしたくない。四発爆撃機はもっとほかに使い途がある。いろいろレスがついているが、ポートブレアがなぜ重要なのかという話になってきてる。
ラングーンからの双発爆撃機では無理だっけ?あと、ポートブレアは規模1~2から始まるのでサプライを運ぶ必要がある。ラングーンから双発爆撃機でNaval attackと飛行場爆撃を加えれば少なくとも厄介ではあると思う。
その気になりさえすれば、早いうちに日本がポートブレアを占領することは簡単だ。また日本は全ビルマを席巻すべきだ。連合軍が正攻法で反撃して来るのはふつう1943年になる。それまでには、日本はポートブレアとラングーンとしっかり固めることができる。ビルマの途なきジャングルのせいで、陸路での侵攻には問題がある。したがって、連合軍はスマトラ西部、ポートブレアに加えてもしかするとモールメンやTavoyに侵攻しようと考える。問題は、これらがどれもしっかり準備された日本の根拠地だという点だ。これらの根拠地から発進する哨戒機によって、日本側は侵攻船団を到着のずっと前に発見し、多数の陸攻や水上戦闘艦、もしかすると空母ももちこんでくる。まあ、こうならないこともあるが、連合軍側プレイヤーはこうなる事態を想定しておかなければならない。1943年にベンガル湾西部に侵攻するのはたいへんなことになりうる。
繰り返しになるが、空挺部隊を使ってまで早期にポートブレアを奪取しようとする日本側プレイヤーが多いのはなぜ?12月の半ばから後半まで待って、一つか二つの連隊を海上から侵攻させるのではダメ?
私が日本側を持ってプレイしたとき、苦労するようになる前に、とにかく早く確保したい地点があった。軽く一蹴できるはずの根拠地が、他の地点から守備兵も加えてちょっとした要塞になってしまうことがある。ポートブレアも、遅すぎるとそうなってしまう地点の一つだ。
たしかに、待つこともできる。きっと、あなたはあなたの希望通りに動いてくれる相手と対戦しているのだろう。私が先月終えたゲームでは、私の相手はポートブレアを占領しなかった。1942年春に攻略を試みた時には、堅固な要塞になっていた。彼は戦艦と2隻の重巡と輸送船と地上部隊を失い、戦艦がもう一隻ひどく損傷してしまった。彼がふたたび攻略を試みることはなかった。私は12月初めに空挺部隊でポートブレアを占領することが必要だと言っているわけではない。でも、どの時期だとどのくらいの戦力が攻略に必要なのかを日本側プレイヤーが正しく判断するには、かなりの経験を必要とする。早すぎたとしても、攻略しないよりはましだ。多くのゲームで、ポートブレアは、ルンガ、ルーガンビル、ヌーメア、ポートモレスビー、パゴパゴなんかより戦略的に重要になると思う。
可及的速やかにというのはやり過ぎかもしれない。でも、アンダマン海とマラッカ海峡の航行と、シンガポールとラングーン間の飛行を妨害できるくらいの時点で占領すべきだろう。あと「どんな利点があるの?」というよくある質問は、「相手のどんな意図を妨害できるの?」ということだ。ポートブレアは緒戦期の海上哨戒、偵察、通商破壊用の水上艦隊などに利用できる。緒戦期に連合軍が利用できる最良の武器は目だ。早くから目の利用を妨害すれば、それだけ有利な状況を長引かせることができる。
別の論点だが、連合軍がポートブレアを保持していると、機動部隊やmini KBをインド洋に進出させることが「面白く」なる。ポートブレアを機動部隊が通りかかる時にマラッカ海峡の出口に蓋をしようとする飛行機・潜水艦・水上部隊などと戦闘することになるし、さもなければマレーバリア(マレー半島と蘭印から構成される)の隙間を通り抜けることになる。マレーバリアの隙間は浅い海峡で、機雷など奇襲に最適だ。より面白いのは、インド洋への一番広い出口がダーウィンの近くにあることで、オーストラリア軍が歓迎すべく準備を整えているだろう。緒戦期の連合軍はたいしたこともできないが、機動部隊が損傷してしまう可能性を否定はできない。時期が来ると、ポートブレアとダーウィンは、日本のそれなりの規模の艦隊がインド洋に進出するのを効果的に妨害することができるようになる。ポートブレアは潜水艦の基地としても良い場所で、ラングーンなどへの交通を妨害できる。ポートブレアを連合軍が保持し続けたい理由、早期に奪還したい理由はたくさんある。ポートブレアの奪還作戦は、連合軍の計画の中でも優先順位の高いものだろう。上陸作戦用の艦船が不足しているからできないだけで。
複数のPBEMゲームで、ポートブレアで日本の陸海軍に大きな被害を与えた。どのゲームでもポートブレアを1942年の6~7月に占領しようとするのは、日本の陸軍にとっても海軍にとっても大仕事だ。巡洋艦や空母が沈んだり、大きなダメージで長いことドック入りを余儀なくされたりするし、陸海軍とも飛行機の損失数はかなりのものだった。日本にとって良い面としては、連合軍側も守備していた部隊(1941年12月に増援される師団のうちの一つ)とAVGと旧式の爆撃機とxAKLをそれなりの数、失ってしまうことだ。消耗戦は連合軍の得意な戦術で、ポートブレアは消耗戦を戦うのに悪くはない場所だ。
1942年春はたしかにかなり遅い。私は12月20~30日頃を考えている。クチンとミリと Singkawangを占領した124連隊(と特別陸戦隊をいくつか)を乗船させ、マラッカ海峡を経由してポートブレアに上陸する。12月終わり頃なら200AV以上の部隊で侵攻できるだろう。 Force Zが片付いていれば、重巡4隻と駆逐艦8~10隻も護衛につければ充分だ。mini KBを航空支援につければ、連合軍側ができることはない。もしForce Zが健在なら、金剛級2隻と旧式戦艦を1~2隻加えればいいと思う。こうすれば空挺部隊を他の場所用に温存したままポートブレアを占領できるし、早いうちからインド洋に圧力を加えることにもなる。また占領に要した兵力はすぐにビルマに転用でき、昭和17年1月の早い時点でアキャブを占領できる。シンガポールが陥落するまで、マラッカ海峡の利用を禁止するハウスルールの採用が多いことに最近気付いた。もしそういう状況なら、空挺部隊を利用することになるね。
シンガポール要塞を日本が支配するまで、シンガポールの脇を通過して艦船を航行させることを禁止したハウスルールを採用しているプレイヤーが多い。その場合、1941年12月や1942年の早い時期にベンガル湾で上陸作戦を実施するのは困難か不可能だ。
占領を遅らせるとしたら、連合軍の増援を妨害することが重要になる。だから、なるべく早く占領した方がいいと思う。これは、緒戦期に占領すべき重要な根拠地のすべてにあてはまることだ。
対人戦については知らないが、AIは骨つき肉を見せられたイヌのようにポートブレアに食いついてくる。私の初めてのGCでは18ヶ月に渡ってポートブレア攻防戦が戦われ、双方とも複数の師団をつぎ込み、多くの主力艦が失われた。その頃の私はまだ兵站についての勉強中だったし、AIがあまりにポートブレアに執着するもんだから、勝利を譲ることにした。その後もなんどかポートブレアでの戦いを経験して、このスレについたレスの数々を理解できるようになった。現在プレイ中のゲームでは、マドラスとコロンボから引き抜いた部隊を投入して12月20日までに守備隊のAVを90以上にすることができ、シンガポール向けにケープタウンを出航する部隊もポートブレアに向かっている。AA部隊も一つ配備し、工兵一部隊が狂ったように防御施設を構築している。ラングーンとペグーの防御も固めつつあるが、ビルマ南部はほとんど失った。もちろん、対人戦であれば相手の協力がないと、ポートブレアを2ヶ月も保持し続けることは無理だ。もし必要なら奪還にかかれるよう、海兵隊の強襲師団をケープタウン経由で向かわせつつある。ポートブレアはそれほど重要な地点だ。
ポートブレアへの空挺作戦に成功した人に尋ねたい。この作戦にはRaiding regimentと横須賀第3特別陸戦隊が必要なんだろうか?prepはどのくらいあったらいいのか。守備隊のprepは50あって、以前よりも手強そう。
私のAI戦では、Raiding Regimentと特別陸戦隊のうちの一つで占領できた。
ポートブレアは、遅くなるより、早過ぎるくらいに占領すべきだ。アキャブほどは痛手にならないだろうが、同じようなもんだ。上手な連合軍プレイヤーに時間を与えれば、排除するのに大兵力の必要な要塞を築かれてしまう。マレーを抜けてシンガポールを削りながら、その兵力を抽出するのは困難だ。その後にはスマトラとジャワにも手を付けなきゃならないしね。
遅く占領するよりは、早期に占領してスマトラ・マレー間の海峡を遮断した方がいい。一式陸攻と九六陸攻で、シンガポールより北の連合軍側の動きは封じられてしまう。

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