2013年6月28日金曜日

タンカー4隻を失う


香港やマニラから出港させた多数の商船が南にあるいまだ自由の地に向けて逃走を続けています。しかし、そのうちの1隻であるAO Trinity(VP 20, 6580トン)がスールー海で伊123潜につかまり、雷撃で沈没してしまいました。スールー海には他にも航行中の商船がいますが、南のセレベス海に駆逐艦1隻を含む5隻からなる日本のTFの存在が報告されています。簡単には逃げさせてもらえないようです。

開戦日にダバオを空襲したCV龍驤のTFがミンダナオ島の北西近海に接近してきました。ミンダナオ島のカガヤンには、マニラとクラークフィールドを除くとフィリピンで最大になる規模4の飛行場があります。開戦日に台湾からの空襲を受けたクラークフィールドに配備されていたB-17は、さらに空襲が続くと地上で破壊されてしまう危険があるので、修理ができ次第カガヤンに移動させることにしてありました。今日はこのB-17D Fortressのうちの10機がCV龍驤に向かいました。海軍機と飛行艇以外の四発爆撃機は高度1万フィート未満での艦船攻撃を禁止することにしたので、高度1万1千フィートからの爆撃でした。水平爆撃で軍艦に命中させることはもともと困難で、しかも高度が高いこと、パイロットのNavBスキルが低いことがあいまって、一発も命中しませんでした。龍驤の上空では九六艦戦(A5M4 Claude) 12機がCAPしていて、九六艦戦と爆撃後のB-17が一機ずつ空戦で撃墜されていました。 B-17による爆撃は宝くじで一等賞を狙うみたいなものですが、爆撃される日本側としては万が一の事態を想定してしまうのではないでしょうか。カガヤンには戦闘機がいなかったのですが、もしかすると明日はカガヤンにCV龍驤からの飛行場爆撃があるかなとも思って、マニラからP-40一個飛行隊を移動させてみました。

前日、ボルネオ島南東沖に発見されていた日本のTFはCL神通・川内と駆逐艦4隻からなるものだったようです。この6隻はボルネオ東岸への上陸船団のカバーではなく、商船狩りを目的としていました。ちょうどシンガポールからスラバヤに向けて遁走中のタンカー3隻、TK Strix(VP 15, 5300トン)、TK Semiramis(VP 13, 4610トン)、TK Manvantara(VP 13, 4610トン)がカリマタ海峡でつかまり、砲撃で3隻とも沈没しました。スールー海での事件ともあわせて、今日は中型タンカー4隻を失ったことになります。貨物船ではなくタンカーばかりというのは不運でした。でも、リプレイとコンバットリポートを見てみると、日本側の放った魚雷はすべてはずれ、砲弾がそれぞれ37、48、41発も命中してようやくこの3隻のタンカーは沈没しました。昼間の海戦でこれでは、たとえ3隻撃沈の報告をしても大きな顔はできないでしょう。それと、戦闘後のこのTFの行方が不明です。ジャワ海にしても南シナ海南部にしても哨戒機の割り当てが充分だとはいえないので、やむを得ないところではあります。引き続きジャワ海で商船狩りをねらわれると嫌なのですが、これだけ魚雷・砲弾を浪費してしまっていますから、カムラン湾にでも戻ったかもしれません。

パールハーバー攻撃後、機動部隊は一路西へ航行中です。アメリカの空母レキシントンとエンタープライズは合流し、日本の機動部隊との接触を避けるため南に向けて航行中です。私なら機動部隊にジョンストン島を爆撃させたり、その後でウエーク島上陸作戦の支援をさせたりしますが、どうなるでしょうか。お相手の方はこれまでのところ、各ユニットをかなり大事に運用してきています。たとえば、今日の双方の飛行機の損失数は日本側3(CV龍驤のCAPの九六艦戦1機とどこかの零式水上観測機 2機のOps loss)、連合軍側1機(CV龍驤を空襲したB-17の1機)のみと、この時期としては異例の少なさですからね。あまり無駄なことで大切なパイロットを失いたくないのかもしれません。

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