昭和17年9月からは最高速度・上昇速度・上昇限度に優れた期待の陸軍戦闘機Ki-44 IIaが生産可能になります。R&Dは下記の3工場で担当し、repairが終わり開発活動を開始できたのは、最も早い八戸で177ターン。266ターン目(昭和17年8月28日)までには、八戸は59.3機(=20x(266-177)/30)、前橋は18.4機(=8x(266-197)/30)、浜松は4.4機(=2x(266-200)/30)の生産(開発)機数なので、合計82.8機。100機には遠く及ばず、生産開始前倒しは無理でした。
R&D工場の修理のされ方がどうなっているのか、マニュアルには記載がありませんし、またフォーラムでも解明したというポストを見たことがありません。ただ何となく、1ラインあたりの機数を多くすると修理にそれだけ長く時間がかかってよくないのではと考えていました。しかしこの例を見てみると、20機を割り当てた八戸の修理完了がもっとも早く、2機しか割り当ててない浜松が最も遅くなっています。3工場とも昭和16年12月の開戦時からこの割当ですので、多いと遅くなるとはいえず、もしかすると機数の割当の少ない方が工場の修理の完了が遅くなる可能性もありそうです。
あと、以前のエントリーで紹介したようにHelenの生産開始が予想もしていなかったのに一ヶ月早まったことがあったので、Tojoも8月中に生産が可能になったりしないかなとわずかに期待していました。しかし、ここでもうひとつ気になることがあります。それは、R&D中の機体の生産が早まる可能性があるのは、生産開始予定の前々月までなのか、それとも前月の途中でも早まる可能性があるのかどうかです。例えば、昭和19年9月生産開始予定のKi-44 IIaの生産が早くなる可能性があるのは、(一ヶ月早まるという設定で)7月いっぱいまでなのか、それとも8月途中でも生産が早まることがあってその次の日から生産開始になったりすることがあるのかどうかという点です。もし8月中にはその可能性がないなら上記の期待は無駄だった訳で、R&D工場にもっと別な扱い方ができたと思うのです。
工場 | 開発割当機数 | repairが0になったターン |
八戸 | 20 | 177 |
前橋 | 8 | 197 |
浜松 | 2 | 200 |
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