艦船のバンカーにある燃料

WitP Tracker AEが1.7.1にアップデートされました。物資の量を時系列的に表示させた時に一部の地域の基地でfuelやリソースやサプライの量が0になるなどのおかしな現象が修正されました。Resourcesのグラフを表示させてみると、1.7の時は各ターンでグラフの上下が激しく、またサプライの量が途中から減少するなど変でした。1.7.1で同じグラフを表示させると、不自然なギザギザが消えてなめらかなグラフになり、サプライもまだまだ順調に増えてきていることが分かり安心しました。

バグが修正されて改めてこのグラフをみると、100ターン頃からゆっくりと減少していたfuelの量が、320ターン以降増えてきている点が目を惹きます。1.7.1から艦船のバンカーにあるfuelも表示してくれるようになったためなのかとも思ったのですが、そうではありません。各基地の貯蔵fuelとタンカーTFが輸送中のfuelを合計した量が増えてきているのです。いまのところ、多数の戦艦や空母を動かしての海戦がまったく発生していないので、貯油量が増えつつあるのだと思います。

艦船のバンカーの燃料油の量ともあわせてグラフにしてみるとこんな感じです。基地に貯蔵されているfuelの量はかなり激しく上下しますが、タンカーTFが輸送中のfuelと合算するとななめらかな変化になります。うちのIJNには軍艦と商船をあわせて1693隻が所属していますが、そのバンカー内のfuelは133万トンもありました。基地にあるfuelとタンカーが輸送中のfuelの合計の三分の一弱にものぼり、かなり多いことに驚かされます。艦船のバンカーにある燃料とその利用法については、このAARのレス#607が参考になるので、紹介します。

計算はかなりおおまかだが、艦船のバンカーに燃料がたくさん存在しているのは確かだ。例えば、中型で数も多いAden級の貨物船をみてみると、1146トンの燃料を搭載している。もし800隻以上のAKやAPがあるなら、100万トン以上の燃料がバンカーに存在していることになる。

もちろんこの燃料を引き出して、工場で燃やすことはできない。ただし、以下のような方法がある。

1. 燃料をたくさん搭載している貨物船だけを航海させ、燃料の乏しい貨物船の使用はとりやめる。resourceコンボイの貨物船を交替させ、燃料の少なくなった貨物船は係留して燃料の補給をしない。
2. 軍艦と燃料を搭載した貨物船とを同じヘクスにおいて、"Replenish at Sea"ボタンを使う。このやり方だと燃料を100%利用することはできないが、50%程度、約50万トンを利用できるだろう。

これは昭和20年に緊急避難的につかう方法で、もし昭和18年にこれが必要になるようなら万事休す。

また、燃料を保有しているかどうかに関わらず、新たに建造された艦船は燃料満載で就役する。なので、このことを利用すればHIポイントを消費してfuelを生み出すことが理論的には可能。もちろん、かなり高価につくやり方だが。