秋月を機動部隊用にトラックに送ろうとした時にDDの性能を見てみたところ、秋月級のAA値は朝潮・陽炎・夕雲・吹雪級のDDより低くなっていました。秋月級よりAA値が低いのは睦月・神風・初春・白露・若竹・樅級といった旧式DDです。これを見て、Lexington Class 6/42 upgradeというスレを思い出しました。
CV Lexington級のAA値は、開戦時に1184、昭和17年6月のアップグレードで1040、昭和17年10月のアップグレードで1190と、昭和17年6月のアップグレードで低下してしまうのです。なので、6月のアップグレードは見送って、10月にアップグレードしたらどうかという意見が出されました。しかし、その後のポストでは6月にもアップグレードすべきということにまとまります。
その理由ですが、(1) 10月にアップグレードを先送りしても、10月に6月のアップグレードと10月のアップグレードを順次行うことになって日数の節約にはならない、(2) 6月のアップグレードでより性能の良いレーダーに換装される、(3) AA値は対空砲の性能の目安ではあるが、威力を正しく反映しているとは限らない、という点が上げられています。
CV Lexington級の6月のアップグレードでは、5in/25 Mk 10 Gunが5in/38 Mk 11に換装され、1.1in Mk 1 AA Gunが減り、5in Browning M2 MGがなくなり、20mm Oelikon AA Gunが増やされます。減ったりなくなったりする5in/25 Mk 10 Gun、1.1in Mk 1 AA Gunはrevenge weapon、つまり攻撃を終えた敵機を射撃する程度の能力の対空砲なのに対して、新たに装備されるより長砲身の5in/38 Mk 11は攻撃するために接近してくる敵機をも射撃できる性能を持った対空砲なのだそうです。なので、AA値が下がっても、防空能力は増加していると考えられるんですね。
秋月級についても、長10センチ高角砲はきっと接近する敵機を射撃できる対空砲で、AA値が低くてもCVを守る性能は高いことになっているのでしょう。そうでないと、困ります。
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