敵のサプライを減らすには飛行場爆撃と地上部隊の爆撃のどちらが効果的かということで、2010年7月にAirfield bombing or Ground?というスレが立てられました。地上部隊も対空射撃する際にサプライを消費しますが、飛行場爆撃で直接サプライを破壊した方が速いというのが定説のようです。そして、このスレではairbase supply hitの仕組みについてDevの人が発言しています。
以前はairbase supply hitで破壊されるサプライの量はほぼ一定で、少しだけランダム値が加味されたものだった。パッチ4(v1.01.06g – July 21, 2010)の
以前はairbase supply hitで破壊されるサプライの量はほぼ一定で、少しだけランダム値が加味されたものだった。パッチ4(v1.01.06g – July 21, 2010)の
27. Gameplay Change: Changed supply loss due to AF/Port hits to be relative to the effectiveness of the device hitting the base.という変更によって、破壊されるサプライの量が変更された。基本的に爆弾が大きいほど破壊されるサプライの量は多くなるが、そのdevice(爆弾)のanti-soft valueが主に影響する。以前のコードでは、どんな爆弾によるサプライの破壊もすべて、変更後の新方式での250ポンド爆弾によるサプライの破壊と同じように扱われていた。なので、今回の変更で、小さな爆弾による破壊量は減り、大きな爆弾による破壊は増える。
「爆弾が大きければより多くのサプライを破壊できる」という考え方が正しいとして、双発爆撃機にも四発爆撃機にもどんな爆弾を搭載するのか指定できないのが気になる。B-24はふつう500ポンド爆弾8発を積んでゆくが、どうして1000ポンド爆弾8発とか2000ポンド爆弾4発とかを積んでいってはくれないのだろうか?
まあ、大きな爆弾だと積める数自体は少なくなるので、命中数も減ることにはなるよ。
これは、基準の250ポンド爆弾に比較して、500ポンド爆弾がどれだけたくさん損害を与えられるかにかかっていると思う。私の推測では、大きな爆弾は破壊半径が大きくても、所詮は一カ所だけにしか命中できないのだから、爆弾が大きくなることによる破壊量の増加の程度は収穫逓減になっているんじゃないかな。WitP AEには、セヴァストポリのようなコンクリート製掩蔽壕の中のサプライ集積所なんていうものはそんなにありそうではないから、2000ポンドという巨大爆弾の命中よりも、20ポンド爆弾100発による命中の方がいいような気がする。実際のところ、AEではfortificationの規模もサプライの破壊量に関係しているの?
Devのお答え:うん、地形とfortificationの規模はサプライ破壊量に関係している。
地上部隊への爆撃で、リストの一番上のユニットが被害を被りやすいという素のWitPの仕様は変更された?
Devのお答え: WitP AEでは被害を受けるユニットがランダムに選ばれるように変更された。複数のユニットが空襲で被害を受ける際には、'Also attacking ...'とコンバットリポートの中に表示されるようになった。
上記のスレだけでは、爆撃で実際にどのくらいの量のサプライが破壊されるのかが不明です。そこで、4ヶ月後の2010年11月のQuestion Airbase supply hitsというスレが立てられました。
命中してもどのくらいの損害を与えているのかが分からない。マニュアルにも滑走路とサービス施設への損害について書かれているだけだ。one hitというのは、目標にあるサプライの1%ということ?それともone hitによって破壊される量は固定?私のPBEMの相手は素のWitPと同じだろうと言っている。誰か知っていたら教えてくれ。
数週前に他のスレでDevの一人が、命中した爆弾によって量は異なると答えていた。AEでは1%と決まっている訳ではない。
でも、破壊量の偏差はどのくらいの範囲におさまるの?0.8~1.2%くらい?それとも小さな基地だと一発でサプライ集積量の2とか3%が破壊されてしまうとか?バターンとクラークフィールドのサプライをほとんど破壊するにはどのくらい爆撃しなければならないのか知りたい。
これに対するDevの Michaelさんのお答え:破壊されるサプライの量は、爆弾のeffect値とanti-soft値に基づきランダムを加味したものになっている。1からeffect値*anti-soft値/100の間におさまる。
例えば、日本の250kg爆弾(AP)、effect: 370、anti-soft:37だとどうなるの?計算すると136.9になるけど、この値がどう適用されるのかが分からない。訳注:飛行場爆撃にはAP(徹甲弾)ではなくてふつうはHE(榴弾)、Witp AEの中ではGP Bomb(general purpose bomb)が使われます。
計算式を見た感じだと、その算出された136.9をつかって、一発の命中で1から136(136.9を切り捨て)の間のどれかの量のサプライが破壊されるんじゃないかな。長い眼で見れば、それの中央値がその爆弾によるサプライ破壊量の平均として使えると思う。
Michaelさんが書いていたのは、1から136までということね。廃止されてしまった%値に今までずっとこだわってきてしまった。
別の質問。%値制が廃止されて、Sallyの爆撃によるサプライへの命中が最大で136のサプライを破壊できるとして、サプライへの命中数を増やすためになにか工夫ができる?貯蔵されているサプライの量が多いほどサプライに命中する確率は増える?飛行場の規模は影響する(飛行場の規模が大きいほど、爆撃が命中する確率が増えずによりたくさんのサプライを貯蔵できる)?
残念ながら最後の質問に対するDevの人の回答はありませんでした。でも、このスレで開示された航空爆弾によるサプライ破壊量の計算式はとても有用な情報だと思われるので、爆撃に使われる代表的な航空爆弾のサプライ破壊能力を計算してみました。
ここ数ヶ月のコンバットリポートを見直してみると、連合軍の大きな双発・四発爆撃機はほとんどが500 lbGP Bombをつかっていました。 Hudson IIIaとVengeance Iは250 lb Bombをつかうようです。日本側のHelen, Sally, Betty, Nellは主に250kg GP Bombを投下しています。BettyとNellは港の爆撃には250kg SAP Bombをつかっていました。60kg GP Bombは、BettyとNellが250kg Bombといっしょに飛行場や港に投下することがあるのと、Jakeが装備しています。
1ポンドは約454グラムですから、500 lb GP Bombよりも250kg GP Bombの方が少し重くて効果も大きくなっています。また爆弾の重量(Load)あたりのサプライ破壊能力をみると、大きい爆弾の方が効果的です。上のスレでは収穫逓減になっているのではと推測している人がいましたが、Effect値もAnti-Sft値も爆弾の重量に比例して増えてEffect*Anti-Soft値は爆弾の重量の2乗になるので、収穫逓増になっていました。
昨日の成都と重慶の爆撃ではそれぞれairbase supply hits 5でした。一発で303の半分の151トン破壊できたとすると、合計1510トンになります。レドから中国へ一日1510トンも空輸できているとは思えませんから、毎日これくらい破壊できれば最高なんですが。
B-17E Fortress Port Attack: 4 x 500 lb GP Bomb
B-17F Fortress Airfield Attack: 8 x 500 lb GP Bomb
B-24D Liberator Airfield Attack: 10 x 500 lb GP Bomb
B-25C Mitchell Ground Attack: 6 x 500 lb GP Bomb
Liberator II Airfield Attack: 8 x 500 lb GP Bomb
Hudson IIIa Ground Attack: 4 x 250 lb GP Bomb
Wellington Ic Ground Attack: 8 x 500 lb GP Bomb
Vengeance I Ground Attack: 2 x 500 lb GP Bomb, 2 x 250 lb GP Bomb
G4M1 Betty Port Attack: 2 x 250 kg SAP Bomb, 4 x 60 kg GP Bomb
G4M1 Betty Ground Attack: 2 x 250 kg GP Bomb, 4 x 60 kg GP Bomb
G3M2 Nell Port Attack: 2 x 250 kg SAP Bomb, 4 x 60 kg GP Bomb
Ki-49-IIa Helen Airfield Attack: 4 x 250 kg GP Bomb
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