2013年10月8日火曜日

Sync Bugとラングーン陥落


2月24日には東に向かっていたポートモレスビー元上陸船団と機動部隊ですが、25日は行方知れずになっていました。哨戒機の機数やパイロットの技倆の問題もあるでしょうし、哨戒機の基地から遠くなるほど発見できない確率も高くなるのでしょう。でも、燃料や弾薬もかなり減ってきていると思われるし、きっとそのままトラックあたりに帰投するのだろうと思っていました。ところが、1942年2月26日、ニューギニア南東岸をパトロールしていた潜水艦が接触し、4回のASW戦闘がありました。前回のエントリーに、ポートモレスビー占領を果たした2個師団を日本側はどう扱うつもりなのか気になると書きましたが、元上陸船団をつかって転進させるつもりのようです。

昼になってから、この機動部隊からオーストラリア北東沿岸を航海していた2つのTFに空襲がありました。軽巡 5、駆逐艦 1の水上戦闘TFの方には、零戦(A6M2 Zero) 36機の護衛で九七艦攻(B5N2 Kate) 13機と九九艦爆(D3A1 Val) 9機が来襲しました。ケアンズに配置してあるP-39D Airacobra 3機がCAPしていましたが、多勢に無勢。CL Caledonに魚雷が一本命中しました。またAmphibious TFの方には九九艦爆 13機が来襲し、xAK Aldingaが爆弾8発命中で沈没。またxAK Mernooにも爆弾が4発命中し大破炎上中です。

機動部隊の接近はまったく予期していなかったのでこんなことになってしまって、まったく困ったものだと思いながらリプレイを見ていました。しかしリプレイ終了後に確認してみると、軽巡も貨物船もまったく無傷だったのです。また数機ずつ撃墜されているように見えた飛行機の損失も(他の戦線も含め)今日はお互いに0機と報告されています。さらに、空母が空襲を行ったらDetection Levelが上昇してマップ上に表示されるはずなのですが、リプレイで見えていた場所(ポートモレスビーの南東のヘクス)に日本のTFは表示されていません。また、お相手の方に尋ねてみると、そもそも日本側のリプレイでは機動部隊による空襲はなかったのだそうです。これはどうやらSync Bugのようで、以前のPBEMでもいちど連合軍側の人が経験していましたが、まれに連合軍側のリプレイにはこういうことが起きるようです。devの人に問い合わせたところ、リプレイ後に相手から送られてきたセーブファイルを開いて見えている状態が正しく、そのままプレイを続行するのに支障はないのだそうです。そんなこんなで実日数で3日ほどプレイできませんでした。

潜水艦の報告から機動部隊と元上陸船団がポートモレスビーに向かっていたことは確かです。マップ上には表示されていませんが、おそらくポートモレスビーのヘクスにいるのだと思います。さてどうすべきか。オーストラリア北東岸のLCUを載せたAmphibious TFはもともとタウンスビルからポートモレスビーの増援に向かっていました。しかし25日のポートモレスビーの失陥にともない、トレス海峡のHorn Islandに目的地を変更しました。このままHorn Islandに向かわせると、珊瑚礁に邪魔されてかなり東よりの針路をとることになります。Sync Bugのおかげで損害を免れたTFですから、機動部隊に接近させるのはためらわれ、素直にタウンスビルに帰還させることにしました。

オーストラリア北東岸の軽巡 5のTFとHorn Island南西の重巡 1、軽巡 4のTFには、ポートモレスビーの艦砲射撃をさせようと思っていました。当面、ポートモレスビーを奪還できる見込みはなく、オーストラリアから四発爆撃機で飛行場を爆撃し、可能なら使用不能状態を継続させるのが目標となります。しかし航続距離の関係から、オーストラリアからのポートモレスビー空襲を護衛できる戦闘機がいまの連合軍にはなく、日本側が占領直後にまとまった数の戦闘機をポートモレスビーに移動させると、貴重な四発爆撃機が多数失われることにもなりかねません。日本側が戦闘機をポートモレスビーに常駐させることに対する牽制として艦砲射撃を企画したわけです。

元上陸船団・機動部隊の出現により、だいぶ事情が変化してしまったので艦砲射撃は中止です。でも、せっかくここまで接近させたTFですから、なにもせずに帰還させるのもね。機動部隊はたしかに脅威ですが、パイロットたちに疲労がたまり始めている頃でしょう。また元上陸船団に護衛として参加している戦艦や巡洋艦の方は弾薬が不足し始めている頃でしょう。これら日本の戦艦、巡洋艦は2月21日のCA Canberra、CA Cornwallなどが撃沈された戦闘や、その後の上陸支援射撃で砲弾をかなり消費したはずです。実際、上陸支援射撃も最後の方には戦艦はまったく参加せず、重巡も射撃したものは少数でした。危険がないわけではありませんが、日本の優秀客船・貨物船をしとめるチャンスでもあるので、夜のうちに会敵できるよう、フルスピードでポートモレスビーのヘクスに向かわせることにしました。

ラングーンが陥落しました。ラングーンの陥落が連合軍に及ぼす影響で最も大きいものは、ビルマルート(ラングーンからTsuyung)の遮断です。ビルマルートが機能していると、一日500トンのサプライがTsuyungに加えられ、ラングーンとTsuyungのインフォメーション画面にビルマルート開存中の表示がみられます。しかしラングーンの失陥により、その表示が無くなってしまいました。西域から四川省への原油の供給も遮断されてしまっていますから、中国のサプライ事情は今後さらに悪化することでしょう。

今日はタラワの南方のTabiteueaも無血占領されました。このTabiteueaの占領をみて、日本側がこの先どこまで進むのか気になります。カントン島は、哨戒機の基地として、また航続距離の長い飛行艇や四発爆撃機をハワイからオーストラリアに移動させる中継基地として重宝していますが、お相手の方は狙っているでしょうか?カントン島の守備隊は開戦時のままです。またニューヘブリデス諸島のルーガンビルは、根拠地隊を集めてforitificationを増強中です。でも歩兵の数は少なく、本気で狙われるともたないでしょうね。さらにエリス諸島にはそもそも守備隊がいないので、その気になればいつでも占領が可能です。

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