2019年3月24日日曜日

Ostriv  農作業を始めるに当たって

9家族分の住宅が用意できたら、その次は農場(Farm)です。雪解けの翌年3月には早速、農作業を開始できるようにというわけです。農作業は鋤で耕起(Plowing)→播種(Sowing)→成長期(Growing)→完熟期(Ripeness)→収穫(Harvesting)という順番で進みます。鋤を制作するのは大工工房(Carpentery ママ)ですが、木材のほかに2頭の去勢牛(Oxen)が必要です。私は、3月になる前に鋤をつくらねばと、農場のあとに急いで牛舎(Cowshed)を建設し、さらに牛の輸入をはじめ諸アイテムの交易に必要な交易所(Trading post)の建設を急ぎましたが、これは悪手でした。

というのも農場のtool tipには鋤をかけると土壌の肥沃度を回復させるのに役立つと書かれてあります。処女地、つまり3種の栄養(nutrient)とも100%そなわっている初回の農作業には鋤をかけることが不要なのでした。鋤をつかうと播種が耕起に要する時間(半月弱くらい)だけ後回しになり、成長期もそれにつれて短くなってしまうのでかえって有害だったかなと反省しています。まあ今回は去勢牛だけではなく雌牛(Cow)、雄牛(Bull)もいっしょに購入したので、牛の繁殖やミルク(Milk)の入手も早めることができたの悪いことばかりではなかったのですが。


農場で働くのは、農場事務職員(Manager)、常勤農業労働者(Worker)と日雇い農業労働者(Laborer)の3種類。事務職員はデスクワークだけしているようで、農地には出てきません。でもこの人がいないと農繁期に日雇い農業労働者を募集することができません。この図には日雇い農業労働者の採用枠が24個も表示されていますが、農閑期にはゼロなのです。播種と収穫の時期に必要な人手の数だけこの枠を設定するのが事務職員の一番大切な仕事です。事務職員はほかに、畑地の輪作の順序などを管理してくれるそうですが、これはプレイヤーが管理した方がいいような気がします。

常勤農業労働者は農作業と鋤につながれている去勢牛への餌(干し草)やりを担当します。日雇い農業労働者(Laborer)は他の施設のLaborerとは違って農場へのアイテムの運搬が仕事なのではありません。播種、収穫、収穫物の農場への収納を行います。18世紀という時代を反映して、他の多くの生産施設で働くことのできる労働者(Worker)は男性だけとされています。農場は事務職員にも常勤農業労働者にも日雇い農業労働者に女性が採用できます。女性の労働力の有効活用のためにも雇用設定(Hire options)のボタンから、事務職員と常勤農業労働者には女性だけを採用するように設定しておいた方がいいと思います。

一年目は支出ばかり多くて手持ちのお金は減るばかり。少しでも支出を減らすため、農閑期(夏の成長期・完熟期と、秋の収穫後から翌年春の雪解け前まで)には常勤労働者一名だけを残して事務職員と2人目以降の常勤農業労働者は解雇してもだいじょうぶでした。ただ農繁期が始まるまでには再雇用しておくという手間は必要ですが。

農場には畑地を複数附属させることができます。私は最大規模(収穫の期待最大数量44-45くらい)の畑地を3つつかうことにしました。秋になって収穫量が判明すると、だいたいこれで充分なことが分かりました。よくばって4つめというのは、一年目の村の人口で用意できる働き手の数を考えると欲張りすぎでしょう。

作物はジャガイモ(Potato)2ヶ所とヒマワリ(Sunflower)一ヶ所。食糧はジャガイモの他に小麦(Wheat)を選択できますが、小麦は食べる前に風車(Widmill)で粉(Flour)にしなければならないので、ジャガイモにしました。村人たちが入植時に持ってきた食糧がいつまでもつのか心配で、なるべく早く食べられる方を選択したわけです。ヒマワリの方は搾油所(Oil workshop)でヒマワリ油(Sunflower oil)に加工します。

入植時に持ってきた食糧の数は、new gameをなんどか選択して調べてみると、ジャガイモと小麦粉の合計で2人家族だと3.06~3.12、3人家族だと4.56~4.70といったところでした。実際にプレイしてみると2年目の秋の収穫期まで、ミルクを買う家族はありませんでした。3月に開始して翌年の8月末にはジャガイモが農場に搬入され始めましたからこの量で一年半もつわけですね。村人たちの一日・一月・一年あたり食糧消費量はどこにも記載がないのですが、上記からおおむね一年半にひとりが1.5の食糧、一年だと1を消費する感じです。

このゲームの諸アイテムやお金には単位が付されていません(もしかすると将来的には単位が付されるのかもしれませんが)。同じ数量でもアイテムの種類ごとに重さや容積は異なるからなのかなと思います。丸太(Log)1と魚の干物(Dried fish)1はきっと重さも大きさも異なるでしょう。

でも、現状で例えば小麦について考えてみると、まず同重量の小麦一年分とコメ一年分はだいたい同じくらいの栄養量(供給できるカロリー)でしょう。江戸時代には米一石で成人一年分だとよく言われていたので、このゲームの小麦1も米一石と同じ150kgくらいにあたるのかなと思います。小麦1の値段は10です。小麦の政府売り渡し価格というのをググってみると、5銘柄加重、1トンあたり平均55560円だそうで、150kgだと8334円になります。小麦換算だとこのゲームのお金10の価値は8334円、お金1は834円で千円一枚よりちょっと少なめといえますね。

ところで一年目の収穫の方はどうだったかというと、途中から村人が購入し始め精確な収穫数量は不明ですが、 畑地2つでジャガイモが50台でした。一つの畑地の収穫の期待最大数量44-45からすると畑地2つで50台というのは期待よりはるかに少ない成績でした。土壌の肥沃度の点に不足はなかったわけですから、もっと多くの人手を用意できもっと短期間に播種を済ませることができ村であれば、一つの畑地で30台の収穫が可能かも知れません。でも初期配置の9家族分なら50台の収穫で充分です。またヒマワリの方は畑地一つで、しかもジャガイモより後に播種するよう指示してあったので20台前半の成績でした。

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