1943年1月1日、新しい年を迎えることが出来ました。とはいえ、英豪米の人たちにとってはクリスマスの方が、また中国の人たちにとっては新暦の1月1日より春節の方がもっとずっと大切な日でしょうから、参戦各国のなかでお正月を祝う気持ちが一番強いのは日本なのかもしれません。AI相手のプレイでは考えもしないことですが、PBEMをしていると、こういった特別な日に向けてなにか特別なことをしてみたい気持ちになります。まさか、お相手の方がゲーム内の元日気分に酔っているとは思えませんが、ゲーム内の日本軍・日本人を驚かせる作戦というわけです。それなりの期間の準備が必要な作戦であれば、元日や、紀元節、陸軍記念日、天長節、海軍記念日といった日本の特別な日に合わせて発動したいと思っていますが、こんなことを気にするのは私だけでしょうか?
さて、1943年の元旦に向けての一番の企画は、マカッサルへの空襲でした。一時、マカッサルには200機以上の戦闘機がいましたから、マカッサルへの空襲はそういった特別な決意を要するものだったのです。しかし、12月28日の日本側のクーパンsweepに対する翌29日のカウンターパンチが予想以上に見事に決まり、今日実施したマカッサル空襲は元旦特別企画としての意味を持たなくなってしまいました。まずクーパンからP-38 54機(P-38E Lightning 24, P-38F Lightning 15, P-38G Lightning 15)がsweepしましたが、やはりCAPの姿はありません。その後、四発爆撃機 79機(B-17E Fortress 30, B-24D Liberator 49)が飛行場を爆撃し、Airbase hits 12、Airbase supply hits 2、Runway hits 22と地上で二式戦(Ki-44-IIc Tojo) 4機破壊の戦果をあげることが出来ました。空襲に参加した機数のわりに戦果に乏しかったのは天候がSevere stormsだったからだと思われます。また二式戦はWitP AE世界で大戦中盤最強の戦闘機という評判のある機種です。当然、お相手の方にとっても期待の新鋭機だったと思うのですが、今回のプレイではこれまでの二式戦二型乙(Ki-44-IIc Tojo)の損失112機のうち74機が地上で破壊されるという不運の機種になっています。
上記のようにマカッサル空襲はお正月特別企画でなくなってしまいましたが、連合軍はその他に中部太平洋で3つの企画を用意していました。中部太平洋の特別企画その1は、トラック初偵察行です。アメリカ海軍には1942年12月からPB4Y-1P LiberatorというB-24の偵察機型が配給され始め、同時に偵察機飛行隊が一つ登場しました。これまでもアメリカ陸軍航空軍には複数の偵察機飛行隊がありましたが、海軍の偵察機飛行隊はこれが初めてです。なので、12月いっぱいはパイロットの偵察スキルの訓練にあてるとともに、月産5機と貴重な機体を西海岸からのフェリーで損失したりしないよう、途中の島々で充分に休ませながらひと月かけてニューギニアまで移動してきたのでした。さてその偵察機の報告はというと、トラック環礁には105隻の艦船がいて、艦種を確認できたのは潜水艦 1、貨物船 9とのことです。空母がいるのかいないのか、微妙なところ。extended rangeが30ヘクスもあるこのPB4Y-1P Liberatorが昨年12月から配給され始めたことは日本側にも周知のことですから、ニューギニアからの偵察機がトラックにやって来ることも予期していたはず。そう考えると、機動部隊は連合軍の目の届かない港に隠してある可能性が高いのかなと思われます。ちなみにトラックには戦闘機・爆撃機はなく、その他が121機だそうです。港を爆撃できれば大きな戦果をあげられそうですが、さすがにトラックまで往復できる爆撃機がありません。
中部太平洋の特別企画その2はサンタクルーズ島Ndeniの四発爆撃機 24機(B-17D Fortress 12, LB-30 Liberator 12)によるナウル空襲です。日本側はギルバート諸島のマキン、タラワの根拠地施設の建設には手をつけず、この地域ではナウルにだけ守備隊を置いて、飛行場を拡張しています。将来、マーシャル諸島を攻略することになると、ナウルをなんとかすることが必要になりそうです。どの程度、防備を固めているのか探るためもあって空襲を企画しました。今日は飛行場を爆撃して、Airbase hits 15、Airbase supply hits 8、Runway hits 37のダメージを与えることが出来ました。予想通り戦闘機がいないことも確認できましたし、24機にしては爆撃の戦果もなかなかのものでしたが、この作戦は大失敗だったと判断せざるを得ません。というのも、大した抵抗はないだろうと考えて高度6000フィートで爆撃したのですが、予想以上に厳しい対空砲火を受け、LB-30は12機のうち4機、またB-17Dは12機のうち2機がOps lossになってしまったのです。B-17Dは開戦時にフィリピンに配備されていた機種ですし、LB-30もB-24の初期生産型で、四発爆撃機とはいってもうたれ弱い機種で、こういった任務には向かないことを再確認させられた次第です。もちろんそれは承知していたので、これまではほとんど哨戒飛行だけにつかってきたのですが... 今後とも数日ごとに飛行場と守備隊を爆撃してゆく予定でしたが、守りが堅いことが分かっただけで夢ははかなく潰えました。
中部太平洋の特別企画その3はクエゼリン環礁の空挺作戦による奪取です。SIGINTのレポートにはクエゼリン守備隊に関する情報がまったくありません。開戦後、一年以上が経過していますから、きっと守備隊はいないのだろうと判断しました。ウエーク島にカタリナ飛行隊を3つ集め、今日は第503落下傘兵連隊のうちの260名を空輸しました。予期した通り守備隊の姿はなく、平穏裏に占領することが出来ました。しかも倉庫にはサプライ492トン、タンクには艦船燃料が367トンも残されていました。占領後、すぐにサプライの補給が必要になると考え、SST(輸送潜水艦)と輸送任務のふつうの潜水艦を合計で4隻近くに待機させてありましたが、それら潜水艦の搭載しているサプライの2倍以上の東条給与を入手できたことになります。またエニウェトクにはすでに規模1の飛行場と規模3の港があり、連合軍側としては当面これ以上に拡張する必要がありません。そんなわけで、今日の戦いの中ではこれが一番うれしい作戦成功でした。連合軍側はこのエニウェトクを攻勢の発起点として使う予定はありません(サプライを貨物船で輸送できる場所ではないので無理)が、飛行機整備要員を配置しておき、必要な時にカタリナ飛行艇を派遣して哨戒飛行させようと思っています。ここからの哨戒飛行が可能になると、マーシャル諸島へのコンボイの運航が安全とはいえなくなるでしょうし、またマーシャルへの連合軍の上陸に対応する日本側の動きが筒抜けになってしまいます。これまで、ウエーク島もバリ島も、日本側が逆上陸を企てることはありませんでしたが、今回はどうでしょう。連合軍としては逆上陸の可能性が高いと考えていて、そういった動きがあれば、落下傘兵をカタリナで撤収させようと思っています。また今日から魚雷の不発率が20%ポイント低下して60%になったアメリカの潜水艦に周囲をパトロールさせ、機雷敷設任務の潜水艦も待機しています。
中国では、元日にもかかわらず重慶への空襲がありました。一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 30機の護衛で双発爆撃機 243機(Ki-21-Ic Sally 46, Ki-21-IIa Sally 174, Ki-49-IIa Helen 23)が飛行場にAirbase hits 3、Airbase supply hits 5、Runway hits 45、また守備隊のdevice 3個破壊、126個disabledの被害がありました。重慶の西ヘクスにはまだ日本軍17ユニットがいるようです。
ビルマでも日本軍はお休みをとらせません。バンコクからペグーに百式重爆(Ki-49-IIa Helen) 26機が飛来し、飛行場にAirbase hits 4、Airbase supply hits 2、Runway hits 7の被害がありました。昨日のエントリーに飛来する百式重爆の数が日を追って減少し18機になった旨書きましたが、今日は26機と増えていました。日本陸軍の整備の兵隊さんたちは大晦日・元日もいつも以上に働かされているようです。
ペグーの飛行場は毎日爆撃され、修理は追いついているのですが、ちっともサプライの状況が改善しません。ペグーの倉庫にサプライが20トンしかない(赤いエクスクラメーション・マーク)だけではなく、地上部隊のサプライの手持ちも心細くなっています。その対策として、カルカッタからラムリー島にサプライを積んだ輸送船を送ることにしました。ビルマで日本機のいる飛行場は中部のマグエとラングーンです。もともとマグエには戦闘機ばかり、またラングーンの爆撃機もタイのバンコクに移動して、爆撃機はほとんど残っていないようなのです。哨戒飛行も手薄になったようで、今日の時点ではまだこの船団は日本側に発見されていません。このまま無事ラムリー島に到着できるといいなと期待しています。ラムリー島ではハリケーン1個飛行隊がCAPする予定です。
ラシオでは空襲と陸戦を実施しました。まず戦闘機 44機(P-43A-1 Lancer 12, Hurricane IIb Trop 16, Hurricane IIc Trop 16)がsweepしましたが、やはりCAPは姿を現しませんでした。その後、インド東部の3飛行場から双発爆撃機 134機(SB-III 18, A-29A Hudson 2, Beaufort I 2, Blenheim IV 24, Hudson IIIa 28, Wellington Ic 24, B-25C Mitchell 12, B-26 Marauder 20, B-26B Marauder 4)と四発爆撃機 30機(Liberator II 12, B-17E Fortress 9, B-17F Fortress 9)がラシオ守備隊の爆撃を行い、守備隊のdevice 14個をdisabledにしました。乾期のはずなのに今日もModerate rainと雨降りでしたが、Thunderstormsだった昨日より多少はましな戦果をあげることができました。
注目の陸戦Deliberate attackですが、素のAVが連合軍 1218:日本軍守備隊 237。日本側には地形と防御施設のプラス、混乱と(相手より)準備不足と疲労のマイナス修正があって、修正AVは480:199。防御施設の規模も3から2に低下させましたが、オッズ比2:1ではまだ足らず、今日のところは攻略に失敗でした。死傷者の方も守備隊のdevice 2個破壊・71個disabledに対して、連合軍は6個破壊・113個破壊と、連合軍側の方が多く、楽観は出来ないのかも。とはいえ、連合軍は数でだいぶ勝っていますし、また守備隊ほどは疲労していないようですから、明日も空襲とDeliberate attackを続けるつもりです。中部平原の日本軍部隊に動きがありますが、ラングーンの解囲に向けてのものでしょうか。気になるところです。
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