昭和18年5月17日、今日の夜間空襲はまずビルマ東部のラシオに8機のBlenheim VDが来襲。高度7000フィートからの投弾でしたが、雷雨のせいか命中弾はなし。ラシオにはこの1波だけで、後続する爆撃機はありませんでした。CAPがいるかどうかを見きわめに来ただけだったのかもしれません。
ついで、タイ北部のチェンマイに17波107機(Liberator GR.III 16, Liberator II 6, B-17E Fortress 9, B-24D Liberator 11, B-24D1 Liberator 49, B-25C Mitchell 15)の爆撃機がチッタゴン、ダッカ、カルカッタから来襲しました。チェンマイへの事前の航空偵察は全くなく(偵察機のより目標のdetection levelを上昇させておいた方が、爆撃の戦果が向上する)、またチェンマイへの夜間空襲はかなり久しぶりだったので、驚きました。夜間空襲により地上で破壊されてしまう戦闘機の数に耐えかね、ビルマ中部のメイクテーラ、Taung Gyiから昼間CAP用の戦闘機を撤退させたことは以前のエントリーで書きましたが、撤退先のひとつがここチェンマイだったのです。ビルマ中部に近くて、再進出の際に疲労がたまらないようにと考えると、ビルマ南部のラングーンやモールメンとならんで、このチェンマイが候補にあがったわけです。
チェンマイには二式戦(Ki-44-IIb Tojo)2個戦隊が撤退してきていて、それぞれ夜と昼間のCAPをしていました。昨晩、迎撃したのは二式戦19機で、四発爆撃機5機(Liberator GR.III 2, B-24D1 Liberator 3)を撃墜しています。しかし日本側の被害も少なくはなく、被撃墜4機、Ops loss 6機、地上で破壊8機と合計18機も失われてしまいました。飛行場への命中弾はAirbase hits 11, Airbase supply hits 2, Runway hits 21で、サービス施設に36、滑走路に19のダメージが残っていました。この程度の被害で済んだのは、英領インドの飛行場からだとチェンマイが遠く、爆撃手も疲れてしまうからでしょう。
サンフランシスコのはるか西方沖で、東航中の伊39潜がLST-480(VP 5, 1625トン)を雷撃しました。しかし放った魚雷がすべてはずれ、やむなく浮上して雷撃と砲撃を加えます。こんどは魚雷2本と砲弾1発が命中し、なんとか撃沈できました。陸兵は載っていなかった模様です。撃沈したヘクスは、サンフランシスコからハワイに直行する航路上だと思われます。オーストラリアに向かう大きなコンボイはハワイを経由せずハワイの南東側を迂回する航路をとるものかと想定していて、伊39潜もそちらのパトロールに向かう途中でした。でも、LSTなんかがハワイに直行しているのをみると、もっとそちらをパトロールすべきなのかも知れません。ただ、サンフランシスコ・ハワイ間は護衛空母を加えたASW TFが行き来していて、警戒も厳しいんですよね。
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