進行中のゲームはそろそろ1943年2月の終わりに近づいてきています。アメリカ海軍ご自慢のフレッチャー級駆逐艦の数が十数隻に達したところで、 陽炎級とフレッチャー級を比較する Kageros versus Fletchersというスレに目を通してみました。
これは「どっちがより優れていたか」というスレではない。何度かプレイした後、はじめて純粋に陽炎級とフレッチャー級だけの対戦を経験した。私の対戦相手は1943年の後半に6隻の新品のフレッチャー級を、サプライを揚陸中だった私の勢力圏内の港の襲撃に送り込んできた。私は4隻の陽炎級にそのヘクスをパトロールさせていた。昼間の戦闘だった。結果はというと、陽炎級が1隻沈没・2隻小破、フレッチャー級は3隻が沈没し、もう1隻は遁走できないほど破壊がひどく爆撃で沈められた。私はこれをフレッチャー恐怖症EFFS(Extreme Fletcher Fear Syndrome)に悩むすべての日本側プレイヤーに報せたかったんだ。10:1の劣勢ではあっても、それでも...
そいつは我が軍のフレッチャー級だったので、一体何が起こったのかぜひとも知りたい。フレッチャー級の威力についてはよく聞かされていたので、襲撃してみようと思い立ったんだ。
TFの指揮官と個々の艦の艦長の資質かな。初期のフレッチャー級の乗組員の質はそれほどでもない。これが夜の戦闘の結果だったら理解できるが、昼戦だということで驚いている。
後期のフレッチャー級は素晴らしい駆逐艦だ。一対一なら日本の軽巡より優れている。もちろん、日本の駆逐艦より頑丈だし。
1944年就役のフレッチャー級の乗組員の経験値はもっとずっと高く、本当にうまくやってくれる。
こういった結果が出たことは理解できる。でも、もし同じような戦闘を10回繰り返しても、こういった結果を得ることができるのは10回に1回くらいだということも承知している。その他の9回はもっと違った結果になってしまうだろう。不意をつくことができれば、日本の駆逐艦でもフレッチャー級相手に充分やれる。条件が同じならフレッチャー級にとって日本の駆逐艦を平らげるなんてのは朝飯前。私の体験ではだが ...
その通り。でも先日、うちの大和はフレッチャー級相手にうまくやってくれた。
たしかに一回の戦闘結果に過ぎない。もしこれが賭け事だったら、フレッチャー級に賭けた私はすっていたところだ...
フレッチャー級相手には重巡を使うことも躊躇してしまう。なんとかしてくれることが分かっている一番小さな艦は金剛級だ。でも金剛級は4隻しかないのに、フレッチャー級はどっさり...
スレ主さん:冒頭で紹介したようなことをどんな危険を冒してでもしろと言うのがこのスレの意図ではなかったんだが...
射撃レーダーが高度に進歩してしまう大戦後期より前の時期、フレッチャー級と陽炎級にはどのくらいの差があるのだろう?WitP AEのデータベースをみないで、どう答える?
両者はともにほぼ2500トンと同じ規模で、速力も拮抗している(フレッチャー級が1ノットほど優速)。フレッチャー級にはごく薄いが装甲があり、38口径5インチ砲5門と魚雷発射管10。陽炎級は50口径5インチ砲6門と魚雷発射管8。
陽炎級の連装砲塔の発射速度はフレッチャー級の単装砲よりも遅いだろうし、フレッチャー級にあるCICが陽炎級にはない。航続距離、対空装備、対戦装備、レーダーはどの面でもフレッチャー級が優れている。しかしこの2つの駆逐艦の戦闘は前述した射撃レーダーを除くとほとんど対等のようにみえる。射撃レーダーがすべてを決めるようになる前、1943年と1944年初期には乗組員の力量が問題になるのだろう。
乗組員の力量がどうであれ、大戦のあいだずっと、フレッチャー級は日本のどの駆逐艦よりも優れている。フレッチャー級は装甲を持つこのゲームで唯一の駆逐艦だ。日本の駆逐艦の砲弾は貫通しない。日本の駆逐艦の貧弱な対空砲弾も貫通しないのに対し、フレッチャー級の優れた40ミリ機銃弾は装甲のない駆逐艦を近距離から引き裂く。
1943年のフレッチャー級も充分に優秀だ。1944年1月以降は、魚雷が完全に作動するようになり、乗組員の夜間の力量値が60-70に達して、良くなる一方としか言えない。
この件に関してはあなたのいう通りだ。はDevチームのJohn (Symon)さんなんかとは違って、陽炎級とフレッチャー級の違いを本当に理解できるほどの砲に対する知識が私にはない。それでもこのゲームでの戦闘結果が史実の戦闘を密接に反映していることは知っている。フレッチャー級は頑丈なフネだ。私は利根級重巡でさえ対戦させようとはしない。利根級はかけがえのない存在だが、フレッチャー級と戦ったら戦列離脱を一年は覚悟しなければならない。日本側プレイヤーとしては、1-2隻のフレッチャー級を沈めても利根がドックで一年も過ごすなんてことになったらたまらない。最低でも金剛級でないと安心できないし、それでも魚雷が命中したりしたら台無しだ。
本当のところ、1943年以降に望み得る最善の展開は1275さんがAARで示したものや、obvertさんがAARで紹介したようなものだ。できれば、水上戦闘で戦艦・重巡・駆逐艦を失っても、失っただけのことはあったといえるくらいにAP(兵員輸送艦)AKA(攻撃用貨物輸送艦)を叩くことをお望みだろう。となると、上陸船団まで辿り着くために、たくさんのフネを犠牲にすることになる。日本海軍にとって1943年12月以降の水上戦闘は非常に高価なものになるし、かといって犠牲に供せるフネもそうたくさんはないのだが ...
1942年には陽炎級や夕雲級が海を支配していたことを考えると、こういった新たな状況に適応してゆくのは誰にとっても難しいことだ。1942年当時に同じようなトラブルを起こせる連合軍の軍艦はブルックリン級くらいだが、ブルックリン級はそもそも数が多くはない。あのBOISE(訳注:開戦時フィリピンにいるブルックリン級軽巡)を仕留めておけば大丈夫!!
「日本の駆逐艦の砲弾は貫通しない」というのはナンセンス。それに日中で視界が良ければ、フレッチャー級の主砲には同口径の純粋な砲戦用の砲よりも射程距離が短いという欠点がある。
フレッチャー級が陽炎級の砲弾を跳ね返すことができないという点はあなたのいう通りだ。でも、補助的な武器も発砲する。フレッチャー級は陽炎級の25ミリを無視できるが、陽炎級はボフォース40ミリ砲によってずたずたにされてしまう。
駆逐艦対駆逐艦の戦闘で、主砲の射程距離が意味を持つことはないはずだ。どっちも、最大射程から射撃を始めたりはしないだろ。
「日本の駆逐艦の砲弾は貫通しない」というのは、このゲームの仕組みを述べてみただけだ。現実の世界の非装甲艦どうしの戦いでは、斉射を先に叩き込んだ方が勝ちだ。5インチ砲弾が数発貫通すると艦のシステムは破壊され、大混乱だ。そう考えれば、フレッチャー級には優れた射撃管制システムとレーダーがあるから、多くの場合、明らかに有利だった。だからといって、陽炎級の砲弾が先に命中してフレッチャー級をひどい目に遭わせる状況がまったくなかったというわけではない。
たしかに。一つの戦いだけを取り出してみればどちらにも可能性があるが、数々の戦いを積み重ねてみればフレッチャー級はすごいヤツということになる。大戦後期のレーダーが設置されれば、日本側が非常に不利になる。でも、いずれにせよ大戦終盤の水上戦闘はそういうものだ。大戦後期の連合軍レーダーの存在下で、しかも他の条件が等しければ、日本側がやられる以上にやるためには奇襲が必要になる。
その通り。それがあるべき姿だろう。
JWEさん(Devチームの人):お二人で納得しあうのは結構だが、このゲームはそういう仕組みになっていない。時期が進むと連合軍艦がうまくやれるようになるというようなコードはない。一度言っただけでは分からない人がいるだろうから繰り返しておく。連合軍艦がだんだんうまくやれるようになるというようなコードはない。
データを柔軟に扱うことのできない素晴らしきWiTP AE世界にようこそ。
相手と私自身の艦艇の使い方に由来する要素がたくさん含まれている。自分自身の経験にもとづいて発言することしかできない。それでも、フレッチャー級は他のどの駆逐艦よりも貫通する命中弾に対して強いように感じる。長い目で見れば、これはかなり有利な点だ。もちろん、わずかな差なのかもしれないが。
「斉射を先に叩き込んだ方が勝ちだ」というのはその通りで、こういった小艦艇では先に敵弾が命中してしまった方は回復不能な不利を被る可能性がある。「フレッチャー級には優れた射撃管制システムとレーダーがある」という点も、日中の視界の良いという条件下での戦闘を想定すると、陽炎級が先に発砲して命中させる幸運をつかむ可能性もあるだろう。フレッチャー級より砲の数が一つ多いから、レーダーで追従できた際のフレッチャー級の手数の多さという利点を相殺できる。
「駆逐艦対駆逐艦の戦闘で、主砲の射程距離が意味を持つことはないはず」というけれども、射程の長い砲の弾道の方がより直線に近いから命中率が良好になる現代の艦艇が38口径ではなく50口径の両用砲と装備している理由はこれだ。38口径5インチ砲は高い発射速度と水上砲戦能力とを非自動砲に兼ねさせようとしたことによる妥協の産物だ。純粋な砲戦用の砲や対空砲に比較すると弾道学的に劣る。
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