1943年3月5日、海南島はるか南方の南シナ海をパトロールしていたオランダ潜O24が日本のタンカー船団を発見しました。魚雷を6本発射し、うち2本がAO能登呂に命中し大きな火災が発生しました。この船団にはDD朝雲が護衛についていましたが、O24は無難にやり過ごすことが出来ました。
今日のメインイベントは昨日のエントリーでもふれたように連合軍の巡洋艦(ほとんど軽巡)によるケンダリー夜襲でした。日本の水上戦闘艦隊がいなければ艦砲射撃するつもりでしたが、ケンダリーではBB陸奧・伊勢、CA三隈・古鷹、CL名取・球磨・多摩がパトロールしていました。昨夜はmoonlight 0%に加え曇りだったため、視程は2000(第1戦)、3000(第2戦)、6000(第3戦)ヤードしかありません。
最初に到着したのはCL Java、Sumtra、Caradoc、Capetownと駆逐艦4隻のTFで、連合軍のレーダーが23000ヤードで日本のTFを発見しました。日本側がいつ気づいたのかははっきりしませんが、最初に沈没したのは魚雷が2本命中したCL Capetown。その次は1000ヤードから陸奧の砲撃をくらったCL Caradocが沈没。連合軍TFは距離を開こうとしますが、先頭のCL Javaに砲火が集中し大破・火災発生。日本側はCA古鷹とCL多摩とDD満潮に砲弾が各1命中したのみで大きな被害にはなっていないようです。第一陣は大敗です。
2番目に到着したのはCL Tromp、Birmingham、CLAA Van Heemskerckと駆逐艦2隻のTF。連合軍のレーダーは距離7000ヤードで日本のTFを発見し、CL TrompのRansome, W.M.艦長はT字を戦法を指示します。日本側は2000ヤードでようやく気づいたようですが、間もなくBB陸奧に魚雷1命中。2000ヤードでの撃ち合いでCA古鷹に砲弾5が命中して火災が発生し、CL名取にも砲弾4命中。しかしこの戦果と引き替えに、魚雷1砲弾10命中のCL Birminghamと砲弾14命中のDD Van Galenが沈没してしまいました。魚雷は1回の戦闘で撃ち尽くしてしまうものかと思っていましたが、全部発射せず残していたのか再装填したのかどちらなんでしょう。魚雷発射管は右舷用と左舷用が別々にあるんではなくて、艦の中央に設置されているんでしたよね。第二陣も負けはしましたが、善戦してくれました。
3番目に到着したのはCA Hawkins、CL Hobart,、Raleigh、Concord,、CLAA Atlantaと駆逐艦4隻で、いちおう今日の主力艦隊です。こんども距離7000ヤードで先に連合軍のレーダーが日本のTFを発見したのですが、戦闘のCA Hawkinsには戦艦2隻に加えほとんどの日本艦の砲撃が集中して沈没してしまいます。しかしこのCA Hawkinsがおとりになってくれたおかげか、CA古鷹に魚雷1命中砲弾6命中で大きな火災が発生し、またCL名取にも砲弾16が命中して激しく炎上中。BB陸奧にも砲弾5命中で火災が発生しました。連合軍TFはCLAA Atlantaに砲弾3とCL HobartとDD Hullにも砲弾1命中しただけで戦闘を終えました。第三陣は期待していたとおりの働きをしてくれました。
きょうの夜襲にはもうあと2TFが同行していました。2つとも駆逐艦ばかりのTFですが、戦闘を重ねる度に結果が良くなってきているし、視界が良くないので雷撃が本領を発揮することを期待してリプレイを見守ったのですが、戦闘は発生せずそのまま朝を迎えてしまいました。駆逐艦だけの2つのTFは早いうちに戦闘するとなると分が悪いかと考え、少しでも戦闘の順番が遅くなるように3番目に戦ったCA HawkinsのTFをフォローする指示を出してあったのです。このCA HawkinsのTFが戦闘を終え撤退するのをフォローしてしまって戦機を逸したのかも知れません。また日本側TFは3回の戦闘でほとんど弾薬を消費し尽くしてしまった可能性があり、そのために第3戦終了後すぐに母港(マカッサルが指示してあったようです)に戻ってしまい、接触できなかったのかもしれません。いずれにせよ駆逐艦の雷撃にはかなり期待していただけにがっかりです。
ということで、ケンダリー夜戦の結果ですが、連合軍は重巡1、軽巡3、駆逐艦1が沈没し、CL JavaはSys 47, Flt 28(15), Eng 7と大破し、またCLAA AtlantaもSys 23, Flt 12(5), Eng 3(1)と中破。すべてのTFの母港にボエラを設定してあったので、ほとんどの艦は東に向け航行中ですが、CLジャワがくみこまれたEscort TFには経空脅威から逃れるためにLautemに向かうと表示され南にむけ航行中です。CLジャワは大破とはいえ半日で距離6ヘクス航行できる状態なので、なんとか助かってくれるでしょう。それにしても大きな被害でした。
日本側の被害ですが、沈没艦船リストにはCA三隈、CL香取(名取のはずですが、香取の名前が挙がっていました)、DD満潮の名前がありました。3隻とも沈んでいればありがたいのですが、それを望むのは無理というもの。とはいえ昨日はリプレイ中に2回沈没音が流れました。うち1回は南シナ海のAO能登呂でしょうが、もう1回はケンダリー夜戦で被害を受けた艦のはずで、CA古鷹、CL名取のどちらが沈んでいてもおかしくないと思います。またケンダリーの南西のヘクスには南西に向け航行中の艦種不明の3隻が目撃されています。これはそのCA古鷹、CL名取のどちらか沈没しなかった方とDD満潮とそれを護衛するDD不知火からなるEscort TFでしょう。半日で1ヘクスしか移動していないので、巡洋艦の方の状態はかなり悪そうです。BB陸奧・伊勢など残りの5隻はマカッサルに目撃された3つのTFのうち図に②とした戦艦2重巡2水母1のTFがそうなんじゃないでしょうか。
被害状況からするとご覧のとおりの大敗で、特に駆逐艦TFの雷撃がみられなかったのは残念でしたが、すっかり落ち込んでしまういうわけではありません。日本の戦艦、巡洋艦にこのくらいダメージを与えてくれれば満足です。このところ、日本側はケンダリーやマカッサルへの艦砲射撃を防ぐために、戦艦(まさかほんとうに戦艦がいるとは思っていませんでしたが)や巡洋艦を含めたTFを貼り付けていました。戦闘機がたくさん(マカッサルには300機以上)いるので航空攻撃でダメージを与えることは無理なのでこういう手段をとるしかなかったのですが、日本側は今後も同じように主力艦の貼り付けパトロールを続けるでしょうか?日本の水上戦闘艦は軽巡阿賀野・大淀くらいしか新たな竣工はみこめず、沈没すればその分だけ減勢です。またもともとの数が多いわけではありませんからダメージをうけてドック入りするのだってそれなりに困ったことでしょう。いやそんなことはないということで今後とも貼り付けを続けるようなら、1ヶ月後の新月の時期にもまた同じような攻撃を実施したいと思います。
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