2013年8月15日木曜日

シンガポールへの高度6000フィートの爆撃


1942年1月10日、トラック島の南東のヘクスでSS S-23がAS 靖国丸を雷撃し、魚雷1本が命中しました。靖国丸はもともと1万トン以上の大きな客船を改装したものですし、火災発生やheavy damageの表示もなかったので、それほど大きなダメージは与えていないと思います。それでも本土に回航しての修理は必要でしょう。潜水艦母艦が1-2ヶ月でも戦列から離れてくれるのはうれしいことです。このTFにはほかにAD Shintoku Maru(駆逐艦母艦)も含まれていて、PB 5隻が護衛していました。ラバウルを潜水艦や駆逐艦の前進基地にするための船団なのだと思います。

またトラックの南西のヘクスではSS PerchがTK Kaizyo Maruを雷撃し、魚雷が1本命中しましたが不発でした。こちらのTFにはTK Kaizyo Maruともう1隻のタンカーが含まれ、E Kunashiriが護衛していました。やはりラバウルを前進基地として利用するために、燃料を輸送する船団なのだと思われます。トラックのヘクスの周囲には2カ所珊瑚礁があって、出口は4カ所しかありません。その4カ所にはすでに潜水艦を哨戒させています。まだまだ魚雷不発の多い時期ですから、攻撃にはあまり期待しませんが、トラックを出入りするTFについての情報が得られればと思っています。

前日に引き続き、ポートモレスビーには機動部隊からの空襲がありました。やってきたのは零戦(A6M2 Zero) 35機に護衛された九七艦攻(B5N2 Kate) 18機と九九艦爆(D3A1 Val) 113機でした。前日より艦爆の数が5機減少していますが、前日の空襲で九九艦爆は2機失われていますし、損傷した機体もあったからだろうと想像します。前日と同じく攻撃距離は7ヘクスで、攻撃の設定も前日と同じで九七艦攻は飛行場爆撃、九九艦爆は港の爆撃でした。在泊中のPG Swanに爆弾2発、Airbase hits 2、Runway hits 2、Port hits 5、Port fuel hits 1、Port supply hits 1の合計13発の命中弾がありましたが、131機の空襲としてはさびしい戦果なんじゃないでしょうか。今日爆弾が命中したPG Swan、前日の爆撃でダメージを受けたCM Bungareeもまだ浮いています。とはいっても、前者はSys 82, Flt 50(26), Eng 12(1), Fire 51、後者もSys 99, Flt 84(21), Eng 30(5), Fire 88と火災がひどいのでじきに沈むでしょう。またポートモレスビーの港に4、飛行場サービス施設に15、滑走路に27のダメージが残ったので、しばらくforitificationの増強はお預けです。

シンガポールにも一式戦(Ki-43-Ia Oscar) 28機の護衛で九六陸攻(G3M2 Nell) 9機と九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 62機の飛行場爆撃がありました。これまでの高度1万フィート以上からの爆撃と違って、今日は高度6000フィートからだったために効果抜群。Airbase hits 18、Airbase supply hits 2、Runway hits 39の命中弾があり、Vildebeest III、Hudson I、PBY-4 Catalinaが各2機、合計6機が地上で破壊されてしまいました。また飛行場のサービス施設に38、滑走路に14のダメージが残りました。シンガポールのfortificationは規模3で、4まで31%まで来ていますが、港や飛行の修復工事完了までしばらく増強工事が中断となります。

地上目標の爆撃をする際、高度6000フィートが最も効果的です。5000フィート以下もありなんですが、5000フィート以下はLowG(低空地上爆撃)スキルをつかうことになるので。6000フィート以上はふつうのGrdBスキルを使いますが、高度が高くなるほど命中率は低下します。それなら高度は6000フィートで決まりかというとそうともいえません。それは対空砲による被害があるからです。高度5000フィート以下の低空からの爆撃に対しては、高射砲・高射機関砲をもたないふつうの地上部隊も充分に反撃できます。高度を上げるほど、対空砲火による被害は減ります。爆撃の戦果と対空砲による被害とを勘案して爆撃高度を決めることになります。私の経験では、中国軍地上部隊に対しては高度6000がいいと思います。しかしその他の連合軍部隊に対しては6000は低すぎで、1万1000以上が妥当なところでしょう。

このシンガポールのように対空砲の数がある程度以上揃っている拠点に対して高度6000フィートからの爆撃は、決死の覚悟がないと実施できません。実際、今日のシンガポール爆撃に参加した九六陸攻 9機と九七重爆 62機のうち、前者はなんと8機、後者も10機が対空砲火で撃墜されています。それに加えて前者は1機、後者は5機がOps lossになっていて、これも対空砲火により修理できないほどの損傷を受けたということなんだろうと思われます。まとめると71機のうち24機が失われたわけで、シュヴァインフルトやプロエシュティ空襲に匹敵する被害ですね。シンガポールのforitificaition増強を妨害するという点では大成功ですが、sustainableではないですよね。連合軍側としてはsustainしてほしいくらいです。

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