2013年8月7日水曜日

ルソン島Maubanに戦艦日向・伊勢の艦砲射撃


1942年1月3日、ルソン島ではバターンに零戦(A6M2 Zero) 43機のsweepがあり、その後に零戦 45機の護衛で九六陸攻(G3M2 Nell) 27機、一式陸攻(G4M1 Betty) 40機、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 23機が飛行場を爆撃しました。対空砲火を危惧してか高度1万4000フィートからの爆撃だったので、命中弾はAirbase hits 2、Airbase supply hits 1、Runway hits 9だけ。飛行場は爆撃後に工兵が完全に修復してしまいました。90機の双発爆撃機がCAPの妨害がない状況でこの戦果ですから、緒戦期とはいえ日本側もラクではありません。

その後、東海岸のMaubanにBB日向・伊勢、CL木曽・由良の艦砲射撃がありました。まったく予期していなかったのでこれには驚かされました。また、この艦砲射撃は昼間のフェーズに実施されたのですが、マニュアルの記述とは違って敵の根拠地への艦砲射撃が必ず夜間に実施されるわけではないことを再確認させられます。目的地の制空権を自軍が握っていると艦砲射撃TFの指揮官が判断すると昼に艦砲射撃を行うんでしょうか?このあたりは謎です。あと、弾着観測機が飛びませんでした。お相手の方は夜間に艦砲射撃が実施されるつもりで、水上機に夜間のRecon任務を指示していたからかも知れません。

艦砲射撃によりPort hits 17、Port fuel hits 1、Port supply hits 9の命中弾があり、港には95のダメージが残っていました。Maubanはいずれまた日本側のものになるわけですから、連合軍としては港にダメージがあっても、痛痒を感じません。また地上部隊にもNon Combatのdeviceが2つdestroyedに、3つがdisabledになる被害が出ましたが、いずれもアジア艦隊HQのNaval supportというdeviceなので、戦闘力の低下はほとんど来しません。艦砲射撃の後に地上部隊はバタンガスに移動しました、バタンガスの日本側地上部隊にカーソルを合わせると、9部隊、兵員 580名、砲 3門、車輛 22輛と表示されます。本当にこんなに少いのならすぐにでも攻撃したいところですが、 9部隊でこんなに少ないなんて嘘ですよね。この情報は信用できないと感じたのと、サプライが充足されていないこともあって、攻撃は控えました。バリクパパンからサプライを輸送しているTFはバタンガスまであと距離6ヘクス。TFには今日フルスピードを指示したので、明日には到着するかもしれませんが、明日のうちにサプライを揚陸する余裕はなさそうです。陸戦フェーズにはクラークフィールドで日本側の砲撃がありました。deliberate attackをしかけさえすればいつでもクラークは陥落すると思うのですが、慎重を期しているようです。

前日、ボルネオ島の西をまわってジャワ海に向け航海していた日本のTFですが、今日はパレンバンの東北隣りのヘクスに移動してきていました。前日の発見報告に対応して、ジャワ海にいた英豪の重巡 1隻・軽巡 3隻のTFを日本のTFの前日の存在位置に差し向けてみましたが、会敵できませんでした。哨戒機はこの日本のTFを水上機母艦 1隻と重巡 2隻が含む5隻と報告しています。いったい何の目的でこんなところにまでやってきたのでしょう??本当に不思議ですが、この謎を説明する一つの仮説があります。

英豪の重巡 1隻・軽巡 3隻のTFはパレンバン艦砲射撃を目的に一昨日バタビアを出港したTFでした。しかし出港直後、バタビアの北東のヘクスで伊156潜と遭遇しASW戦闘をおこなって、1月1日にそのヘクスにとどまることになりました。1月2日はバンカ島の西を通過してパレンバンに向かう予定でしたが、バンカ海峡に達する前に伊153潜と遭遇してASW戦闘をおこない、そのヘクスにとどまることになりました。コンバットリポートの中のこの2回のASW戦闘の記録をみると、連合軍艦で載せられているのは軽巡3隻だけでした。以前もパレンバンの艦砲射撃をしたことがあるので、日本側はこのTFの任務も艦砲射撃であると推測し、それを叩くためのTFを送り込んだのかなと思うのです。だとすると、水上機母艦ではなく、重巡3隻を含んだTFなんだろうと思います。



この仮説が正しいかどうかは別にして、人間プレイヤーと対戦する楽しさの一つは、こうやってああかなこうかなと相手の意図を妄想できるあたりにあるんだろうと思います。AI戦では相手の意図を探るなんてしても仕方がないですからね。このブログの読者の中にWitP AEのアクティブなプレイヤーがどのくらいいるのかは分かりませんが、もしAI戦だけしかプレイしていない方がいるようなら、ぜひPBEMにもチャレンジしてみてほしいと思います。ゲームのシステムは同じでも、ずっと面白いので。

私の仮説が正しいとして、ではどうするか。悩むところですが、日本の軍艦の中でも速度が早く機動部隊に随伴できる重巡は、金剛級巡洋戦艦と並んで非常に重宝する艦種です。しかも日本の重巡は大戦中に新たに就役する艦が1隻もない貴重な艦種でもあります。この海域の水上艦の勢力比をみると劣勢は否めませんが、少しでもダメージを与えることができれば、潜水艦や、シンガポール・バタビアの航空機が始末してくれるかもしれません。ということで、ボルネオの西側に到達している巡洋艦TFはパレンバンに向かってもらうことにしました。この結末は、またあした。

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