1942年1月21日、Canton島にサプライを輸送し、パールハーバーに帰る途中だったxAKL Lahaina(1600トン、VP 3)が伊171潜に遭遇しました。まだまだ対潜艦艇は不足していて、このxAKL Lahainaも護衛をつけずに独航していました。伊171潜は小さな貨物船相手に魚雷をつかうのはもったいないと考えたのでしょう、浮上して砲撃で撃沈されてしまいました。
去る1月18日、ジョホールバルに進出してきた零戦がパレンバン上空にLRCAPを実施し、パレンバン飛行場の空襲に向かったオランダ軍の水平爆撃機139WH-3 30機のうち24機が撃墜される事件がありました。スマトラ上空を日本側の手に委ねるのはやむを得ないところではありますが、日本軍の仕事を少しでも面倒にするため、ABDA司令部は重巡Exeterと軽巡 Boise, Marblehead, Tromp, De Ruyterにジョホールバルの艦砲射撃を命じました。巡洋艦の砲では大したダメージを与えることはできませんが、零戦(A6M2) 2機と九六陸攻(G3M2 Nell) 1機を地上で破壊することができました。問題なのは九六陸攻がジョホールバルに進出してきていることです。陸攻をここに進出させたということは、魚雷の使用を可能にするAir HQも配置したことでしょう。陸攻の雷撃は商船のみならず軍艦にとっても脅威です。増槽をつけた零戦21型(A6M2)の航続距離は14ヘクスですから、ジョホールバルから半径14ヘクスの海域はよほど重要な目的がなければ航行不能と考えておいた方が無難です(今回のようなジョホールバル艦砲射撃も、よほどの覚悟がなければできないということになります)。ジョホールバルから距離15ヘクスのバタビアではオランダ軍の戦闘機(バッファロー)がCAPしているので、ジャワ海東部はまだ航行可能ではありますが。
パレンバン飛行場の爆撃は、CAPが待ち伏せている可能性があって危険です。ABDA司令部は、軽巡Ceres, Durban, Dragon, Danaeの4隻にパレンバン艦砲射撃を指示しました。しかしこちらは命中弾3で、しかも軽巡4隻だけなのでほとんどダメージを与えることができなかったと思われます。パレンバンに日本の戦闘機が進出して来るのも時間の問題でしょう。
開戦時フィリピンのクラークフィールドに配置されていたB-17Dは、PPを支払ってミンダナオ島のカガヤン経由でジャワ島のバタビアに移動させました。バタビアでは時々パレンバン飛行場を爆撃させましたが、バタビア飛行場が規模4と四発爆撃機の運用には小さいこともあって大した戦果は得られていませんでした。四発爆撃機をどんな目的に使うのがいいのかまだよく分からず、とりあえず、ラングーンに移動させ、移動でたまったパイロットや機体のfatigue値を低下させるために休養させていました。すると20日のIntelで、海南島の三亜にheavy volume of radio trafficが聴取されたという報告が2つありました。 ラングーン・三亜間は距離20ヘクスでB-17Dのextended rangeにおさまるので、三亜の港の爆撃を指示してみました。heavy volume of radio trafficというのはTFの存在を示しているだけで、港にdisbandしている艦船の有無とは無関係なのではというご指摘を受けるかもしれません。おっしゃるとおりで、在泊艦船がゼロなら港の施設を爆撃するだけになってしまいますが、ピンポイントに三亜にいるTFを狙うのも非常に困難なのでこうしたわけです。
昼になってから、ラングーンのB-17D 20機が海南島の三亜に向かいました。港にはADなどの数隻が投錨していたそうです。その中からB-17はAO襟裳に2発の500ポンド爆弾を命中させ、アニメではfuel cargo burningが2回表示されました。AO襟裳は大正時代に建造された13ノット、8000トン積める給油艦で、新しい高速給油艦ではありませんが、それでもoilerにダメージを与えることができるのはうれしいことです。またAV神川丸にも3発命中させたそうで、こちらもheavy damegeと表示されました。Trackerによると、E7K2 Elfが1機地上で破壊と報告されていますが、これはAV神川丸の搭載機なのではと皮算用しています。ベトナムのカムラン湾やサイゴンなら在泊艦船のいることは確実でしょうが、CAPに妨害されることが危惧されます。CAPのいない三亜で獲物にありつけ、20機とも無事に帰還できたのは本当にラッキーでした。
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