1942年5月6日、バタビアへは今日も一式戦(Ki-43-Ia Oscar) 21機に護衛された九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 58機の空襲がありました。今日は地上部隊への爆撃で、爆撃によりバタビアの蘭印軍のdevice 22個が破壊されましたが、それほど大きな被害ではありません。しかし、日本側が飛行場爆撃ではなく地上部隊への爆撃を選択したことで、嫌な予感がしたのです。案の定、陸戦フェーズでは日本側のDeliberate attackがありました。素のAVは日本側 2137:蘭印軍 631。蘭印軍には地形のプラス、経験不足のマイナス修正がついて、修正AVは1244:525。オッズ比2:1で今日は何とか防衛に成功です。しかし、fortificaiton(防御施設)が、日本の工兵により1レベル、また攻撃の効果でさらにもう1レベル破壊され、昨日まで規模2だったのが0になってしまいました。また死傷者も日本側のdevice 8個が破壊され175個がdisabledになったのに対し、蘭印軍はdevice 32個が破壊され327個がdisabledになってしまいました。これまでの2回の陸戦とは違って蘭印軍の死傷者数の方が多くなっています。昨日のエントリーでは、バタビアは5月下旬までもつのではないかとのんきなことを書きましたが、5月下旬なんてとんでもない。明日の戦闘で陥落必至な状況です。今日のオペレーショナルリポートには
Heavy Volume of Radio transmissions detected at 90,111.という報告がありました。90, 111というのはニューギニア島西部の北側の沿岸で、位置的に第21師団を乗せている輸送船団だと思われます。ニューギニア島東部のサラモアからこの位置までは距離20ヘクスほどあり、3日間でここまで進めたということは、やはり高速優秀船を揃えた船団なのだと思われます。昨日のエントリーでは、この第21師団がバタビア攻略の助っ人として投入されるのではないかと書きましたが、上記の今日のバタビアでの陸戦をみておわかりの通り、バタビアの日本軍には助っ人は必要ありません。ではなぜジャワ島に向かっているのか。今日のSIGINTリポートにはその手がかりとなる
23/21st Division is planning for an attack on Darwin.
という報告が載せられていました。23/21st Divisionというのは第21師団が少なくとも23隻の輸送船に分乗していることを示唆する表現で、問題なのはダーウィン攻撃への準備を始めているという点です。バタビア平定後の日本の狙いの一つはダーウィン。ダーウィンにはオーストラリア軍の歩兵師団1個の他に歩兵大隊2個、自動車化大隊2個など、少なくともバタビアと同じくらいの守備隊がいます。しかもバタビアと違ってダーウィンの後方にはオーストラリア軍の飛行場があり、上陸した日本軍地上部隊を空襲することができますから、バタビアよりはずっと攻略が難しいはずです。きっと日本側も第21師団だけで攻略するつもりはないでしょう。また第21師団の乗っている高速優秀船を上陸作戦で失うのはもったいないですから、いったんジャワ島に上陸して、バタビア戦に参加した部隊か、またはスラバヤ戦後に休養させている部隊といっしょにダーウィン攻略部隊を編成するつもりなのだと思います。
連合軍はこの地域での反抗の手始めとして、日本側に奪われた蘭印領Saumlakiを陸上基地機の支援で奪還するため、ダーウィンの北西のBathurst島の港と飛行場とを拡張するための要員を上陸させ始めたばかりのところでした。Bathurst島のヘクスにコンボイのアイコンがみえます。連合軍の戦闘機の航続距離はとても短いので、1ヘクスでも近いところに飛行場を確保したいのです。BabarやDoboなどの日本がまだ占領し残している根拠地をつかえればいいのですが、どちらにも守備隊がいません。アンボンやクーパンから陸攻による雷撃を受ける可能性を考えると、あらためて地上部隊を輸送船で送り込むのも困難です。まずはBathurst島の港を規模1にし、ついで飛行場を拡張しながらP-38を送り、そのP-38のLRCAP下にSaumlakiを無力化したり、Babarに部隊を送ったりという手順になるわけです。
2月3月のダーウィン上陸なら諦めムードだったかも知れませんが、反抗の準備に取りかかった今の時期のダーウィンは蘭印と違って本気で守るつもりです。史実でも5月の今頃、珊瑚海海戦があったように、日本側が順調に占領期を拡張できる時期は既に終わったと思うので、日本側の来襲が楽しみです。
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