2014年10月3日金曜日

スラバヤ港空襲

1942年11月13日、中国では重慶に九七重爆(Ki-21-Ic Sally) 20機が飛来しました。昨日は双発爆撃機が271機も来襲したことを思うとその10分の1以下の規模の空襲ですが、それでも飛行場にはAirbase hits 11、Airbase supply hits 3、Runway hits 42の被害がありました。周囲の日本軍地上部隊の動きは不明で、陸戦再開がいつ頃になるのかはやはり見当がつきません。

ウエーク島では、沿岸砲の砲撃で炎上していたxAKL Mauna Ala(1600トン、VP 3)が沈没しましたが、他には動きがありませんでした。ウエーク島の東のヘクスにはBBネバダとメリーランドが到着しました。BBネバダはBBメリーランドに比較して航続距離がかなり短いので、長居はさせずにあした艦砲射撃を実施させる予定です。

蘭印ですが、きのうSSX Ha-8の雷撃で大破したはBabarの西のヘクスに達しました。心配していた陸攻の雷撃はなく、またダメージもFlt 42→41、Eng 11→10とわずかながら低下しました。あしたはさらにダーウィンに接近するので、潜水艦による待ち伏せ攻撃さえなければ生還できそうです。

11月6日のスラバヤ飛行場爆撃の後も、スラバヤの港には引き続き多数の艦船の存在が報告されています。それなのにスラバヤにいる戦闘機の数はかなり少ないとのこと。いかにもCAPトラップがありそうで、これまでは手を出さずに眺めてきました。しかし、このところ中国戦線でもウエーク島でも暗い話ばかりで、しかもきのうはBBノースカロライナが思わぬ不覚をとったわけですから、中の人の士気はかなり低下してしまっていました。ここらでその沈滞ムードを一掃する戦果を得たいと考え、スラバヤ港の空襲を企画しました。クリスマス島からP-38がsweepし、その後にチモール島クーパンから四発爆撃機が爆撃するという計画です。

しかし実際にふたを開けてみると計画通りには進んでくれず、4波に分かれた四発爆撃機 72機(B-17E Fortress 48, B-24D Liberator 24)がスラバヤに先着してしまいました。日本側がCAPトラップを仕掛けてあれば多数の四発機を撃墜できる展開ですが、不思議なことに迎撃する戦闘機の姿はありませんでした。CAPの妨害がなければ爆撃し放題で、高度9000フィートから港にPort hits 13、Port fuel hits 4、Port supply hits 2の被害を与え、そして在泊艦船12隻に対してもご覧の通りの命中弾を得ました。なお、BB霧島とCA青葉には10月13日のクーパン海空戦で砲弾各2発が命中し、またCA羽黒、加古、妙高は11月1日のマカッサル夜戦で損傷した艦です。今日の戦闘ではBB霧島に32発、CA羽黒と加古に各15発の500ポンド爆弾が命中したそうですが、沈没音は聴取されず、また沈没艦船リストにも名前は載せられませんでした。スラバヤ港は大きな港ですから消火に成功しさえすれば沈没には至らないでしょうが、どの艦船も修理にはかなりの時間がかかることでしょう。四発機による空襲が終わった後、クリスマス島からP-38E Lightning 43機とP-38F Lightning 39機がまとまって(sweepなので4飛行隊がそれぞれ別々になることの方が普通)スラバヤ上空に達しましたが、お仕事はみつからず、そのまま引き返しました。

フォーラムでは、四発爆撃機の攻撃圏内の港に艦船をdisbandしてはいけないというのは、日本側をプレイする上での常識として扱われているように感じます。奇襲を受けたのならまだしも、10月31日にはシンガポール、11月6日にはスラバヤを空襲していますから、スラバヤが危ないことは充分に認識できていたはずです。また南東方面に戦闘機がまったくいないわけではなく、ケンダリーの戦闘機をスラバヤに移動させておけばよかったのに。それなのにCAPもあげずに多数の艦船を港に係船していたというのは本当に不可解です。

リプレイ終了後のスラバヤをみてみると、空母3重巡2のTFの存在を哨戒機が報告しています。このTFには戦闘機・爆撃機はゼロでその他が5機のみということですから、タンカーを空母と誤って認識してしまったのでしょうか?本当に空母なら艦載機にCAPさせずにこんなところに来るとは思えませんし。ということで、機動部隊の行方は今日も不明です。

バリ島のデンパサールも防禦施設が規模2となり、また守備する部隊もAV28の海兵隊第3空挺大隊に、チモール島クーパンから空輸されたAV40の海兵隊第3奇襲大隊(raider)が加わりました。日本側はデンパサールにprepしていた部隊はないでしょうから、逆上陸・奪還をはかるにはそれなりの規模の上陸作戦が必要になります。しかしこれまでのところ逆上陸の気配はおろか、艦砲射撃や空襲もありません。これもかなり不思議です。今日の空襲をみて逆上陸はさらに困難になったと判断してくれるのかも知れませんが、それでもマカッサルの戦闘機や爆撃機に仕事をさせるつもりはないんですかね。なお、デンパサールのサプライは500トンそこそこまで低下してしまっていて、まだ戦闘機を配備する気にはなれません。

とあれこれ考えると、南西方面の日本軍にはあまり余裕が無さそうです。陸軍も重慶の攻略に注力していて、新たな攻勢に必要な陸兵が手近では調達できなかったりなのかも。だとするとジャワ島に駐屯している守備隊もそれほど多くはないのかもしれません。これまでジャワ島の根拠地の偵察はスラバヤだけに絞ってきました。ジャワ島をあちこち覗くと警戒感をもたれ、それだけ守備隊を増強されてしまってかえって損で、上陸作戦を企画できる頃までは控えておいた方がお得かなと思っていたのです。まあ、偵察にあてることのできる飛行隊の数が4つしかなくて、スラバヤ、マカッサル、ケンダリー、アンボンを毎ターン偵察させると他を覗き見する余裕がなかったというのもあるのですが。でも、アンボンはそろそろ省略して、ジャワ島をいろいろと偵察し、隙があったら空挺部隊を降下させることを考え始めても良さそうな感じがしてきました。

2 件のコメント:

eastgate さんのコメント...

ジャカルタ空襲成功おめでとうございます。BB霧島は少なくとも一年はドック入り、下手したら消火に失敗して沈むかもしれませんね。CAも一隻くらいは沈むかもしれません。
 日本軍プレイヤーは4E Bomberの威力をおもっきり過小評価していたのか、それとも単にLRCAPを上げ忘れたのか…。戦争はミスの少ないほうが勝つ、と言いますが戦略的にも、もしジャワ島の一部でも1942年中に失うことがあれば、それが大ミステイクであることがすぐに分かるでしょう。

somali さんのコメント...

同感です。ジャワの一角に食いつければ、重慶もラバウルもビルマもどうでもよくなっちゃう気がします。