1942年1月30日、ウエーク島で消火の努力を続けていたACM Abatis(1256トン、VP 4)が鎮火せず、沈没しました。残りの2隻も火の勢いはおさまらず、数日中に沈没となりそうです。今日も機動部隊はウエーク島の南東沖に目撃されていますが、ウエーク島への空襲はありませんでした。空襲するでもなく、それでいてウエーク島から離れず徘徊するのはなぜなんでしょう?こういった行動が2日も続くということは、上陸船団の到着を待っているとしか思えません。ほかにこの行動を説明できるものって何かありますかね。
前日29日、ニューギニア島北東のフィンシュハーフェンに日本のTFの存在が報告されました。哨戒機によるとPB(哨戒艇)2隻からなるTFだということなので、ASW TFなのだろうとは思いましたが、ひょっとすると上陸船団の可能性もあるかなと感じたので、オーストラリア本土のタウンスビルからA-24 Banshee(急降下爆撃機)をポートモレスビーに移動させ、艦船攻撃を指示してみました。
すると予感はあたっていて、ラエへの上陸が始まりました。ラエには守備隊がいないので、夜のうちに兵員の上陸は済んだようです。しかしサプライを揚陸するためか昼になっても停泊していたTFにポートモレスビーからP-40E Warhawkの護衛で、午前と午後各9機ずつのA-24 Bansheeが攻撃に向かいました。1000ポンド爆弾3発命中でxAK Kosei Maru(3675トン、VP 7)を撃沈し、同じく2発命中したxAK Heito Maruは大破炎上中。日本の艦船を沈めることができたのは1月15日以来2週間ぶりのことです。たまにはこういうこともないとね。
昨日のエントリーにポートモレスビーのCAPを中止すると書きました。それほど苦しい戦闘機の運用状況にも関わらず今日のA-24 Bansheeの攻撃に護衛戦闘機を同行させた理由の一つは、もしかするとラバウルからLRCAPがあるかもと思ったこと。もう一つは、ポートモレスビーに護衛戦闘機を同行させる余裕があると日本側に印象づけたかったからです。今日はポートモレスビーへの空襲はありませんでした。でも日本側がポートモレスビー与し易しと判断すれば、あしたはsweepでなくて飛行場爆撃に来ると思うんですよね。でもポートモレスビーの戦闘機にまだまだ余裕があるんだと感じてくれれば、飛行場爆撃でなくsweepを送ってくれるかなと。飛行場爆撃を一日でも先に延ばせれば、fortificationの構築など諸々の点で連合軍にとって都合がいいのです。
ラエへの上陸とならんで、今日はブナに日本のTFが2つ入港しました。一つはPG(哨戒艦)2隻とxAP(客船)1隻を含む4隻のTFで、もう一つはCA4隻からなる支援のTFです。ブナの飛行場が間もなく規模1になるので、整備部隊を送り込んできたのではと思います。ポートモレスビーのA-24 BansheeにはラエのTFではなく、このブナのTFの方を攻撃してほしかったところ。でもA-24 Bansheeの指揮官は、このブナのTFの方にこそLRCAPがいると考え、それでラエのTFの攻撃を選択したのかもしれません。
いずれにせよ、あしたはきっとLRCAPまたはCAPがいるでしょうから、あしたは艦船攻撃を控えておきます。ポートモレスビーにおいておくといずれは爆撃で破壊されてしまうと思うので、A-24 Bansheeはタウンスビルに戻しておきました。
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