1942年1月31日、今日は悲報が飛び込んできましたが、まずはこまごまとしたことから。ニューギニアのポートモレスビーに零戦(A6M2 Zero) 57機のsweepのあと、一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 33機の護衛で九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 21機が飛行場爆撃に来襲しました。米豪軍側としてはもう一日くらいsweepだけで許してほしいと思っていましたが、日本側はポートモレスビーの戦闘機戦力がすり減ってしまっていることをお見通しで、今日は爆撃機を投入してきました。CAPはいないので空戦はなく、九七重爆はのびのびと爆撃できたはずですが、高度が1万5000フィートと高めだったためか、またはheavy rainだったからか、命中弾はありませんでした。
ついでトレス海峡のHorn Islndにサプライを揚陸中のTFが一式陸攻 6機に襲われ、xAKL Pulganbar(1050トン、VP 2)に魚雷が2本命中して沈没しました。Horn Islndはラバウルから17ヘクス離れていますが、しっかり監視しているようです。でも17ヘクスということは増槽つきの零戦でも護衛ができない距離なので、CAP Trapをしかけてやりたくなりますね。
機動部隊は今日もウエーク島周辺の海域を遊弋しています。一昨日・昨日は機動部隊からの空襲がありませんでしたが、今日は零戦(A6M2 Zero) 64機の護衛で九七艦攻(B5N2 Kate) 72機、九九艦爆(D3A1 Val) 133機が飛行場と港の爆撃に来襲しました。消火作業中だったACM Trapper(1256トン、VP 4)が撃沈され、カタリナ飛行艇(PBY-5 Catalina)が1機破壊されました。根拠地の施設にもAirbase hits 3、Airbase supply hits 2、Runway hits 19、Port hits 7、Port fuel hits 2、Port supply hits 2の命中弾があり、1月28日の空襲の被害とも合わせて、飛行場サービス施設に40、滑走路に46、港に34のダメージとなります。大きな被害かと問われれば、まあそうですねと答えるところですが、機動部隊が空襲を2回繰り返してこの程度ですから、空母艦載機の地上目標に対する爆撃の効果の乏しさは明らかです。しかも今日も艦攻1機(Ops loss)、艦爆5機(対空砲で1、Ops loss 4)が失われていますし、機動部隊を動かすと重油をたくさん消費しますし、費用対効果はよろしくないものと推察します。今日も上陸船団の姿は見えないし、こんな空襲のためだけにウエークくんだりまで出かけてきてるんでしょうか?
メインイベントはシンガポールです。数日前からシンガポールの地上部隊に対する爆撃が続いていて、今日も一式戦(Ki-43-Ia Oscar) 17機の護衛で、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 68機が来襲しました。device 2つがdisabeldになったのみと被害はごくわずかでした。ここ数日もそんなもので、地上部隊の疲労値・混乱値に対する影響もほとんどありません。これは高度1万5000フィートと高いところからの爆撃だからでしょう。それでいて今日は8機(対空砲で6、Ops loss 2)が失われていますから、連合軍としてはおいしい空襲です。こういった空襲がしばらく続けばいいなと思っていましたが、甘かった。
陸戦フェーズになると、日本軍がジョホール水道を超えてシンガポールにやってきました。渡河後はShock attackを強制されるルールなので、Shock attackです。日本軍の兵力は5個師団、1個旅団、11個歩兵聯隊、2個歩兵大隊、6個工兵聯隊、1個戦車聯隊、2個捜索聯隊、2個砲兵聯隊、1個砲兵大隊、2個海軍防備隊に加えて泰王国軍4個師団まで加えて総勢14万名、素のAVが4965。タイ軍まで動員していることと砲兵の数が少ないことが目につくところ。砲兵は、Shcok attackに巻き込まれないよう、次のターンに前進する予定だったのではと思います。連合軍側は3万6000名あまりで素のAV 986。日本軍に比較するとだいぶ劣勢ですが、規模3のforitificationにたよって、ある程度は持久できるだろうと予想していました。
ところが、リプレイを流しながらみていてsurrenderの文字に気付いてびっくり。シンガポール陥落です。AARをみると、1月中にシンガポールが陥落する例はいくらでもみつかります。しかし、ジョホールバルからの渡河時のShock attackで陥落してしまったなんてのは記憶にありません。この衝撃的なシンガポール陥落にもっとも寄与したは”Japanese engineers reduce fortifications to 0”、これです。修正AVは1933:607で、修正オッズ比もぎりぎり3:1だったので、もし日本の工兵が3から0に規模3つ分ではなく、3から1に規模2つ分だけしかfortificationを低下させることができていなければ、陥落せずに済んだわけで、今日の殊勲第一は工兵でした。工兵聯隊を6個も投入したお相手の方の名采配が光りますし、山下奉文をはるかに超える名将だと思います。まったく脱帽です。また連合軍側のアシストもかなりのものでした。列挙してみると
- マレー半島に配置されていた連合軍歩兵部隊のうち最も強力な22nd Australian Brigadeと27th Australian Brigadeをオーストラリアに移動させたこと(27th Australian Brigadeはマラッカ海峡で輸送船とともに全滅してしまいましたが、22nd Australian Brigadeはパース経由でダーウィンに向け行軍中です)。この2部隊のAVの合計値は250ほどになりますから、シンガポールに残してあれば、陥落せずに済んだはずです。
- 24th NZ Pioneer Coyをインド洋のココス島に送ってしまったこと。この部隊には工兵12分隊と工兵用車輛4台が含まれているので、シンガポールに残してあればすでにfortificationの規模が4に達していたはずで、規模3つ分低下させられた今日の攻撃でも陥落せずに済んだはすです。
- マレー半島の地上部隊は、可能な限り戦闘を避け、シンガポールに後退させてしまったこと。マレー半島の各根拠地で抵抗させておけば、日本の地上部隊にもdeviceの損害や疲労や混乱も生じ、またジョホール水道渡河自体もっと時期が遅くなっていたことでしょう。
- 1月13日のジョホールバル失陥時にIII Indian Corpsを失ったこと。このCorps HQが残されていれば、修正AVの計算時にプラス修正があるので、今日のオッズ比が3:1ではなく、2:1で済んでいたかもしれない。
それにしても、こんなに早くとは思っていなかったので、シンガポールで哨戒任務についていたHudson I 6機を撤退させる機を失い、すべてOps lossとなってしまいました。また、こんごシンガポールに増援予定のML(モーターランチ) 10隻も建造中に失われた扱いになりました。今日の戦闘での日本側の被害は歩兵 110分隊が破壊され、890分隊がdisabeldになるなど、3個師団分が戦力を失ったことになります。でもその被害を受けたdeviceの多くは泰国軍など士気の低いユニットに集中しているのではと思われますし、またもし日本の歩兵師団が被害のほとんどを引き受けたのだとしても、6個師団分は戦力を残していることになります。その6個師団をどこにつかうのか。ジャワかビルマか、それとももっと他の場所か、戦々恐々です。
Ground combat at Singapore (50,84)
Japanese Shock attack
Attacking force 140834 troops, 1181 guns, 416 vehicles, Assault Value = 4965
Defending force 36611 troops, 515 guns, 353 vehicles, Assault Value = 986
Japanese engineers reduce fortifications to 0
Japanese adjusted assault: 1933
Allied adjusted defense: 607
Japanese assault odds: 3 to 1 (fort level 0)
Japanese forces CAPTURE Singapore !!!
Allied aircraft
no flights
Allied aircraft losses
Hudson I: 4 destroyed
Combat modifiers
Defender: terrain(+), experience(-)
Attacker: shock(+), disruption(-)
Japanese ground losses:
12807 casualties reported
Squads: 110 destroyed, 890 disabled
Non Combat: 2 destroyed, 120 disabled
Engineers: 11 destroyed, 162 disabled
Guns lost 93 (2 destroyed, 91 disabled)
Vehicles lost 12 (1 destroyed, 11 disabled)
Allied ground losses:
32127 casualties reported
Squads: 980 destroyed, 0 disabled
Non Combat: 3300 destroyed, 0 disabled
Engineers: 211 destroyed, 0 disabled
Guns lost 659 (659 destroyed, 0 disabled)
Vehicles lost 384 (384 destroyed, 0 disabled)
Units destroyed 28
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