1942年7月30日、リプレイをみているとラバウルに”CVE Taiyo reported in port at Rabaul”と報告がありました。商船改装の護衛空母とはいえ、空母の所在が判明するのは珍しいことだと思います。それにしてもラバウルにやって来たのは何が目的でしょう?本当は数隻の正規空母がオーストラリア空襲のためにやって来ていて、コーストウォッチャーが1隻だけを、それも艦型を誤って認識したなんてことはまさかないでしょうね。また護衛空母大鷹が正解だとしても、コーストウォッチャーのいることの分かっているラバウルにわざわざ停泊したのはなぜなのかとても気になります。明日以降あっといわせられることのないよう祈るのみです。
今日のコンバットリポートには戦闘の報告が3件しかありませんでした。そのうちの2件はチモール島ディリの日本軍地上部隊に対する空襲です。今日は四発爆撃機に休養をとらせ、かわりにダーウィンから2波25機のB-26 Marauderが飛びました。高度6000フィートからの爆撃でしたが、地上部隊のdevice 3個をdsiabledにしただけで、期待はずれに終わりました。曇天だったことも原因かも知れませんが、ジャングルヘクスにいる地上部隊に対する爆撃に多くを期待する方が間違いなのでしょう。
そして3件中の最後の1件はビルマのProme北東のヘクスでの陸戦です。7月21日にPromeで海兵隊第2戦車大隊と牽引対戦車砲大隊を一蹴した日本軍は、この米軍2部隊の退却したProme北東のヘクスにむけ追撃を始めていました。Promeとこの北東のヘクスとの間にはイラワジ川が流れているので、日本軍の前進は渡河後のShock attackを誘発します。日本側は第33と38師団に加えて泰国軍師団が2個でAV 1143なのに対し、連合軍はアメリカル師団(史実ではガダルカナルに向かった部隊)、第17インド師団など9ユニットで合計のAVが953と拮抗しています。しかし日本側にはShockのプラス、混乱・疲労のマイナス修正が、連合軍側には経験不足のマイナス修正がついて修正AVは269:871。オッズ比1:3と守備側に有利な戦いとなり、死傷者も日本側のdevice 192個が破壊され713個がdsiabledになったのに対し、連合軍側はdevice 16個が破壊され152個がdsiabeldになるだけで済みました。陸戦としては開戦以来最大の勝利と言えるかと思います。
両軍のAV(白兵戦値)が拮抗していたのに大差がついたのはなぜか。このゲームの陸戦は、射撃・砲撃フェーズがあり、その後に白兵戦が行われる仕様になっています。陸戦開始前の白兵戦値が拮抗していても、射撃・砲撃フェーズでは火力にまさる米軍部隊が日本軍の戦力を効果的に削ぎ、白兵戦が実施される段階ではしっかりした状態の日本兵の数が激減していたということなんだと思います。しかもこの戦いのようなShock attackは、攻者が火力に身をさらすかわりに、白兵戦でのAVを2倍にしてもらうというルールです。優勢な米軍の火力に曝された日本兵は混乱・疲労を来して、AVを下方に修正させることになります。また火力で多数の兵が倒されてしまうと2倍になる元のAV自体が減ってしまうので、修正AVも振るわなかったのでしょう。
日本軍の前進は渡河攻撃になるので多少はやれるかなと思っていましたが、予想以上の大勝でした。この機に乗じて即座に日本軍を叩きたいところで、一度はDeliberate attackを指示してみました。しかしよく考えてみると、日本軍に多数の死傷者が出たからといって第33と38師団が大ダメージを受けたと判断するには早すぎるような気がします。日本軍の死傷者のうち破壊された歩兵分隊deviceは167個でdisabledになったのが547個で、これがすべて日本の師団の歩兵分隊deviceならば、第33と38師団ともに即座には回復することの困難な大ダメージといえます。しかし、これら歩兵分隊deviceの損害の大部分は日本の師団のものではなく、弱兵そろいの泰国軍師団のものという方が考えやすいのではと思います。というわけで明日の指示は日本軍の戦力の偵察を目的として、Bombardment attackに変更しておきました。
今日戦いのあったヘクスの北東側には連合軍2ユニットが数日前からイラワジ川渡河に向け前進を始めています。日本軍の気付かないうちに、ラングーンからマグエへの鉄道線、そして可能ならラングーンからShweboへと続く鉄道線を遮断できないかと思って移動させていたものです。日本軍がProme北東のヘクスに達したので、この2ユニットの存在、渡河への動きはばれてしまったことでしょう。ばれてしまったことは残念ですが、今日の戦いで日本の師団が少なからぬダメージを受けているとすると、交通線遮断への動きを放置することはできないでしょう。実際に渡河できるのはまだ1週間以上先のことなのですが、日本側はいつこの動きが始まったか知らないわけですから、明日にも渡河されるという最悪の事態も考慮せざるを得ません。日本軍はPromeやその北西には1ユニットずつしかおいていないし、きっとラングーンにだってそれほど多数の予備兵力はないでしょう。その状態で中部平原を北上中の部隊との交通線が絶たれることは嫌なはずです。
そのビルマ中部ですが、Shweboから追撃してきていた日本軍のうち1ユニットがShwebo
北東のヘクスに到着しました。Shweboにいる11ユニット7万1千名強も北上中ですが、あした以降この部隊がどう動くかに注目したいと思います。日本側がビルマ南部の状況に危機を感じたようなら北上中止・反転南下となるでしょうから、うまくやれれば中部平原の都市奪還の可能性もないわけではありません。しかしもしそのまま北上を続けるようなら、やはり1942年中はビルマの連合軍にチャンスがないということなんでしょう。
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