1942年8月19日、奪還から一日経過したポートモレスビーですが、Terapoから13046トンものサプライが輸送されて来ていました。サプライの状態が改善しなければ、ポートモレスビーまで海上輸送しなければいけないかなと考えて、Amphibious TFをHorn IslandとPortland Roadsに待機させましたが、危険を冒す必要はなさそうです。ただ一日のうちに1万トンを超えるサプライ(食糧、弾薬、ガソリン、トイレットペーパー、アイスクリームメーカーなどもろもろ)が距離3ヘクス(138マイル)離れた根拠地から届いてしまうという仕様は、このゲームの弱点でもあります。さて、昨日までサプライ不足の状態にあったポートモレスビーの地上部隊の補給状況も、これで一気に解決しました。日本側が海路でポートモレスビー奪還に乗り出すとも思えないので、全部隊挙げてブナ攻略を目指すことにしました。ポートモレスビーの飛行場と港は連合軍の艦砲射撃による損傷がひどくほとんど使えないに等しい状態ですが、オーストラリアから工兵を空輸してゆっくり修復するつもりです。
今日のメインは東部蘭印の戦いでした。連合軍はまずダーウィンからB-26 Marauder 20機がディリの飛行場を爆撃し、Airbase hits 2、Airbase supply hits 2、Runway hits 18の命中弾がありました。ディリの占領はまだまだ先のはなしなので、こんなふうに数日に一回の爆撃で飛行場を使用困難の状態にしておければ満足です。
ついで、100機ちかい戦闘機のいるアンボンに決死の覚悟で空襲を敢行。すでにチモール島のディリやクーパンの飛行場は仕様困難な状態に追い込むことができました。あとはアンボンさえ制圧できれば、バンダ海の航海がかなり安全になります。BabarやLautemへもAPDやCM AbdielのFasttransport TFでサプライや地上部隊をこっそり輸送するのではなく、貨物船・客船で堂々と大量に輸送することができるようになると思うのです。アンボンへはBabarからP-38 61機(P-38E Lightning 44, P-38F Lightning 17)がsweepし、ダーウィンから四発爆撃機 91機(B-17E Fortress 70, B-17F Fortress 9, B-24D Liberator 12)が飛行場爆撃に向かいました。
前日P-38 3個飛行隊をBabarに移動させ、sweepを指示しました。第1波はP-38E Lightning 16機で、CAPの零戦(A6M2 Zero) 87機が迎撃します。零戦は千歳空と大湊空の2個飛行隊で高度1万フィートと2万フィートのlayered CAPでした。リプレイを見ながら精確に数えてはいませんが、コンバットリポートには双方とも4機づつ撃墜されたと報告されていました。数の差を考えればまあまあの滑り出しで、このあとsweeperが2波続けばCAPを打ち負かすことができるだろうと思いました。
ところが実際に第2波としてやって来たのは、ダーウィンからの四発爆撃機 51機(B-17E Fortress 36, B-17F Fortress 3, B-24D Liberator x 12)でした。アンボンからBabarは距離8ヘクス、ダーウィンは15ヘクスと倍近くあり、しかも巡航速度もP-38の方が速いはずなのに、どうして爆撃機が先着してしまうんでしょうか。不思議です。四発爆撃機とはいえ距離的に戦闘機が護衛につくことはできず、またこの時点で零戦は70機も残っていたので、少なくともB-24Dが4機撃墜され、他にも被害が出た模様です。その後も爆撃機が9機、9機、6機、8機、8機と5波続いてその後にP-38が3波と、目論見とはだいぶ違った展開になってしまいました。
おかげで戦闘機はP-38E 12機、P-38F 4機、また四発爆撃機はB-17E 5機、B-24D 4機、B-17F 2機、合計で27機が失われました。日本機は零戦34機、駐機中の九六陸攻 4機の損失が報告されています。数としては27対38ですから空戦に勝利と言いたいところですが、連合軍機は双発と四発という高級機種ばかりなので、かなり不利な取引です。そのかわり、アンボンの飛行場にはAirbase hits 49、Airbase supply hits 10、Runway hits 104の命中弾がありました。かなりのダメージを与えたことは確かですが、これでアンボンの飛行場を一時的にでも活動停止に追い込むことができたでしょうか?
連合軍としてはアンボン飛行場の運用停止状態を確実なものとするため、規模は小さくなりますが明日も今日と同じようにsweepと飛行場爆撃を行うつもりでした。しかしここで問題が発生。アンボンに重巡2隻駆逐艦2隻を含む7隻のTFが停泊しているという哨戒機の報告がありました。これはやはり艦砲射撃用のTFなのでしょう。アンボンとBabarは距離8ヘクスですから、今晩Babarにやってくるかも知れません。明日sweepさせるためにP-38をBabarに残しておくと、艦砲射撃により空襲の前に地上で破壊されてしまうおそれがあります。やむを得ず、稼動状態のP-38は全機ダーウィンに移動させました。一昨日は70機ほどいたP-38ですが、今日の空戦で16機が失われ、また13機がdisabled(故障)になって、ダーウィンに戻れた稼動機は41機のみ。生産配給数の少ないP-38は大切にしなければなりませんが、故障中の13機は艦砲射撃で破壊されることになるのかもしれません。
ということで、明日のアンボン空襲は四発爆撃機のみで行きます。機数が少なくなるので、CAPがしっかりしていると大敗を喫することになるのですが、アンボンの周囲には多数機をアンボンのLRCAP任務に出撃させられそうな飛行場が見当たらないかなと思うので、思い切って行ってみることにします。