2013年11月30日土曜日

長沙の飛行場に空襲

1942年4月14日、長沙で日本側から陸戦を仕掛けられることはありませんでした。日本の兵隊さんたちも連日の攻撃で疲労がたまったものとみえます。かわりに南陽と漢口から九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機と九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 51機が飛行場爆撃にやってきました。長沙の中国軍には迎撃戦闘機もレーダーもまともな対空砲もないので、高度6000フィートから悠々と爆撃し、Airbase hits 17、Airbase supply hits 16、Runway hits 69の命中弾がありました。リプレイ後にチェックしてみると、飛行場サービス施設に43、滑走路に55のダメージが残っていました。

この飛行場爆撃には、飛行場自体を機能させない目的のほかに、fortificationの増強工事を妨害することと、サプライを破壊することの2つがあると思われます。飛行場や港(長沙は内陸なので港はありませんが)にダメージがあると、工兵はfortificationの増強工事よりも飛行場や港の修復を優先しなければならないルールなのです。日本側としては陸兵がお休みしている間に防禦施設がどんどん増強されては困るのでしょう。またサプライの破壊も重要で、前々回のエントリーに書いたようにサプライ不足だとAVにマイナス修正があります。

今日は飛行場のサプライに16発の命中弾がありました。爆弾命中一発あたりサプライ破壊量の中央値は、Airbase supply hitsのサプライ破壊量lという2年半以上も前のエントリーで紹介したことがありますが、九七重爆の投下する250kg GP Bombで303、九九双軽の投下する100kg GP Bombで48ほどです。リプレイをしっかりみれば、16発のうちいくつが250kg爆弾でいくつが100kg爆弾なのか数えられると思いますが、さすがに面倒なのでそこまではしていません。仮りに半数ずつだとすると、だいたい2800になります。お相手の方はコンバットリポートを見て、2800ものサプライを破壊できたと喜んでいるかもしれません。しかし、中国軍は慢性的にサプライ不足に悩んでいて、ここ数日の長沙のサプライ保管量は180トンを続けていました。今日は167トンに減っていますから爆撃の効果があったのは確かですが、わずかに13トンだけで、期待された2800とはかけ離れた値です。

このゲームのAirbase supply hitsというのは、その根拠地にサプライがたくさんあるほど命中しやすい、サプライ備蓄量が少なければ命中しにくいという風にはなっていないようです。飛行場の規模に応じた大きさのサプライ倉庫みたいなものがあって、それに対する命中数を算出・表示させているんでしょうか。そして、もしその倉庫の中にサプライがたくさんあれば上述の式にしたがって破壊量が決まって、あまりにサプライ備蓄量が少なければ破壊量はそれをずっと下回るといった感じなのかも知れません。それとさらに根本的な疑問ですが、前記のエントリーの元となったフォーラムのスレを読みなおしてみると、Devの人が公開したサプライ破壊量は単位を付して述べられているわけではないんですね。根拠地に備蓄されているサプライの数字の単位はトンですが、Devの公開した計算式で出てくるサプライ破壊量の単位は、トンではなく実はキログラムだったりポンドだったりってことがあるのかな??まさかね。でも、その点詳しく追及したスレを読んだ記憶はありませんが。

スマトラ島東岸を南西に航行する日本のTFの存在が報告されています。構成はCA(重巡) 5, DD(駆逐艦) 3, PG(砲艦) 2ということですが、砲艦は駆逐艦のことでしょうね。南西ということは、Kalidjatiや先日占領したスラバヤに向かうのではなく、スンダ海峡を抜けてインド洋に出ようというつもりでしょうか?クリスマス島やココス諸島にサプライを輸送する商船を避難させるべきか、今後の動きに注目したいと思います。

2013年11月28日木曜日

長沙、一進一退


ジャワ島やビルマでも日本軍は引き続き進撃を続けているのでしょうが、新たな情報は入っていません。またニューギニア東部やチモール島で連合軍の敗残兵が日本の掃討部隊に殲滅される戦闘などもありましたが、今日1942年4月13日の焦点はやはり中国です。

ここしばらく長沙への空襲はありませんでしたが、今日は九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 26機と九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 49機が3波に分かれて長沙の中国軍部隊を爆撃しました。中国軍には対空砲がないので、日本機は被害を気にせず高度6000フィートという低空からの爆撃が可能です。この結果、中国軍のdevice 1個が破壊され、37個がdisabledになりました。また今日の空襲・陸戦が終わった後に中国軍地上部隊の様子を見てみると、爆撃の集中した軍団の混乱値は66まで上昇していました。これはかなり陸戦に影響したでしょうね。また今日は戦線後方のHwaiyin(江蘇省淮陰)に取り残された部隊に、一式陸攻65機が空襲を行ったのですが、今後この一式陸攻も長沙空襲に参加するようになると、もっとひどい損害がもたらされそうです。

その後、長沙で日本側からDeliberate attackがありました。日本側の素のAVが983だったのに対し、中国軍には常徳から移動してきていた第41軍団が加わって1139と昨日より少し増えています。中国側に地形のプラス、準備不足と経験不足のマイナス修正がつくのは今まで通りですが、中国側の素のAVが増えているので、修正AVは645:681。オッズ比1対2と昨日より少し良いスコアで防衛に成功となりました。戦闘による死傷者は、日本側がdevice 9個が破壊され265個がdisabledになったのに対し、中国側は23個が破壊され162個がdisabledになっていました。破壊されたdeviceは中国側の方が多いのですが、disabledになったものは日本側の方がだいぶ多め。disabledになったdeviceの修理が済んで再び戦闘に参加できるようになるにはそれなりの日数がかかるはずなので、短期的に見れば破壊もdisabledも一緒だと考えると、今日の陸戦は中国軍の勝利といえると思います。この戦況が続いてくれればいいのですが、短期的には日本が空襲にもっと注力することが、また中期的には日本側に地上部隊の増援されるようにならないかが気になります。

2013年11月26日火曜日

長沙の戦況悪化


1942年4月12日、今日も焦点は中国の長沙です。昨日の陸戦は素のAVがともに1179と同じ値で始まりましたが、今日の陸戦は日本側の素のAVが1080:中国側987と日本側が若干有利な状態で始まりました。昨日の陸戦結果で中国側のdeviceの損害の方が多かったのでこうなったのでしょう。中国側には地形のプラス修正、準備不足・経験不足のマイナス修正がつき、修正AVは751:683。また日本の工兵にfirtificationの規模を1から0に下げられましたが、オッズ比1:1なので、なんとか防衛に成功しました。


しかし日本の兵員の被害がdevice13個が破壊され217個disabledになっただけなのに対し、中国側はdevice11個が破壊され261個disabledになりました。こうやって少しずつ中国側の損害の方が多い状況が続くと、いつかは敗北することになるのかなという感じもしてきます。すり減ってゆく兵力を補うため、あしたは常徳方面から一部隊が到着し長沙の防衛に参加する予定です。

湘潭から長沙に向けて移動しつつあった日本軍部隊は移動の方向を変更し、長沙の南西にヘクスに移動を始めました。渡河によりshock attackが起きることを怖れて、南西のヘクスを経由することにしたのだと思います。この部隊の到着を待たずに、昨日から長沙の日本軍が陸戦を開始したことを考えると、この移動中の部隊は歩兵部隊ではなく、飛行場整備や修復・建設工事を行うための工兵部隊Base forceなのではないかという気がします。でも、歩兵部隊だとすると、中国軍の増援の降下がを打ち消されてしまうのではと心配でもあります。

長沙はこのまま持久できるでしょうか。規模2あったfortificaitonも2回の陸戦で規模0にまで破壊され、あまり恩恵(表参照)を受けることができていません。また長沙を確保しておきたい理由の一つに、毎ターン160トンずつのサプライがシステムからプレゼントされる点があります。サプライ不足に喘ぐ中国軍にとってはわずか160トンでも馬鹿にはできないのです。それでも、都市のヘクスにいる部隊より、野外にいる部隊へのサプライの配給の方が優先される仕様があるので、長沙の部隊も戦闘時に必要なサプライが完全に充足されているわけではありません。修正AVにはこのサプライ不足も影響(表参照)しているものと思われます。今後はこれに空襲が加わる可能性が高いことも考えあわせると、ここ数日で陥落ということはないにしても、週単位月単位で持久できそうもないかな。

2013年11月25日月曜日

スラバヤを失う


1942年4月11日、前日の予想通りジャワ島のスラバヤが陥落しました。素のAV 1842:186、修正AV 500:87、オッズ比5:1(fortificaiton規模1)の大差での敗北でした。14ユニットが殲滅され、残りは南西のMalangに退却しました。また修理中で逃すことのできなかったDo-24K-1飛行艇4機が地上で破壊されました。スラバヤ失陥はこのゲームの連合軍としてはやむを得ないところなのですが、3月20日のチモール島クーパン失陥とあわせて、蘭印東部を哨戒飛行する根拠地が失われてしまったことが痛い点です。水上艦隊でも機動部隊でも、連合軍に知られずにインド洋の通商破壊に出かけることができるようになったわけです。

ルソン島のバターンでは久しぶりに日本側からの砲撃がありました。3月30日のDeliberate attackの失敗以来、ずっとおとなしくしていた日本軍ですが、ようやく混乱・疲労が回復したのでしょう。米比軍のサプライは不足状態ですが、まだ底をついてはいません。守備側の砲も反撃したようで、米比軍のdevice 4個が破壊され2個disabledになったのに対し、日本側のdevice6個もdisabeldになっていました。この結果をみて、米比軍侮り難しと判断し、またしばらく攻撃を控えてくれれば、それだけバターン籠城が長続きするのでうれしいのですが。

今日の一番の注目は中国の長沙です。日本側からDeliberate attackがあり、素のAVは日本側1179:中国軍1179とまったくの互角。中国側には地形にプラス、準備不足と経験不足のマイナス修正がついて、修正AVは665:735。fortificationを2から1に下げられましたが、修正オッズ比は1:2なので防衛に成功です。日本側はdevice 9個が破壊され123個がdisabledになったのに対し、中国側はdevice 19個が破壊され141個がdisabledになりました。deviceの損害数としては中国側がわずかに多かったのですが、日本側が2個師団、戦車聯隊7個、独立歩兵大隊2個と、戦車の数が多かったこと・中国軍が戦車にめっぽう弱いことを考えると上出来だったと思います。

湘潭から長沙に渡河して来る部隊と合同してからの攻撃を狙っているのかと思っていましたが、そうではありませんでした。湘潭からの部隊はまだ長沙に向けて移動中ですが、明日くらいに合流でしょうか?長沙の湘潭に接するhex sideは中国側が支配しています。このまま湘潭から渡河するとshock attackになるような気がします。長沙の日本軍のAVは中国側と拮抗していてルールブックが示す3分の1は超えていますが、その日本軍部隊は渡河してきたわけではないから、shock attackを防げないんじゃないかな?どうなるんでしょう。

長沙のヘクスには中国軍機の存在を示すアイコンがついています。陸戦を前に日本側が大規模な空襲を実施するのではないかと考え、前日のうちにH81-A3(P-40の輸出バージョン、もともとフライングタイガースが使用していたが、P-40Eに機種転換したのでお古を中国軍が使用)装備の中国軍2部隊と、P-40E装備のフライングタイガース1部隊、合計56機を成都から移動させCAPを指示しておいたのでした。長沙には飛行機の整備にあたる部隊がいなかったので、重慶からAVG Ground Echelonをわざわざ空輸しました。AVG Ground Echelonというのはフライングタイガース専属の整備部隊で、2月26日のラングーン陥落時に全滅しました。マニュアルの16.4.2 SPECIAL CHINESE REPLACEMENTSには
全滅した中国軍のinfantry unitsは再建される。全滅すると、その部隊は30日後に重慶に、その部隊のTOEの3分の1が充足された状態で登場する。この再建にあたっては、在庫されているdeviceは使用されない。このルールは中国軍が必要に応じて無限に歩兵部隊を補充できたことを再現している。
とあるのですが、実際には歩兵部隊だけではなくHQユニットも再建されるし、工兵部隊にあたるはずのAVG Ground Echelonも先日重慶に登場しました。ただし、本来のTOEではAviation support 30だったのですが、8(3分の1より少ないけど)だけになっていました。56機をこのAviation support 8だけで長期間支えるのは困難ですが、当面の数日だけでも迎撃できればと思っていました。ところが期待のこの部隊が、今日の一戦で全滅してしまったのです。もともと1ヶ月以内にwithdrawの予定のある部隊でした全滅してもいいのですが、まさかこんなに早くまた全滅してしまうとは予想もしていませんでした。歩兵主体の3軍団とともに戦ったのですから、後方にいて保護してもらえばいいのに、血気にはやる兵隊の多い部隊なのかも知れません。ともあれ、この部隊が全滅してしまうと長沙では飛行機の整備ができません。ほかに空輸できる整備部隊もないので、長沙の飛行隊は3つとも成都に戻すことにしました。整備部隊がいなくなっても、飛べない機体がH81-A3 1機だけだったのは幸いでした。

日本側も長沙に中国軍の機体があることに気付いたはずですから、明日は空襲を控えるかもしれません。でもそれ以降は飛行機の去ったことに気付いて、100機規模の空襲をしてくるんじゃないかと心配です。混乱値が上がると陸戦に大きな影響があるし、飛行場を爆撃されてfortificationの再強化工事を妨害されても困るし。このまま長沙で頑張れるのかどうか、もう数日様子をみることにします。

2013年11月24日日曜日

スラバヤの陸戦は日本側がはっきり有利に

前日4月9日はジャワ島のスラバヤの日本軍地上部隊はお休みで、fortificaiton増強工事妨害のための空襲があっただけでした。1942年4月10日も前日と同じく九七重爆(Ki-21-IIa Sally)24機がスラバヤの飛行場を爆撃し、Airbase hits 7、Airbase supply hits 1、Runway hits 8の命中弾がありました。その後に日本側からのDeliberate attack。一昨日は素のAVが2052:461でしたが、今日は1902:267と悪化しています。さらに蘭印軍には準備不足と経験不足のマイナス修正があり、修正AVは542:213。日本の工兵がfortificaitonの規模を2に低下させましたが、オッズ比2対1なのでなんとか陥落は免れました。死傷者は日本側がdevice 22個が破壊され85個がdisabledになっただけなのに対し、蘭印軍は126個が破壊され168個がdisabledになっています。蘭印軍の被害の方が大きいので次の攻撃での陥落は免れないところ。飛行可能な飛行艇・戦闘機はすべてバタビアに移動させました。

陸戦はありませんが中国の状況を。4月5日の桂林での戦闘には日本軍27部隊が参加していましたが、その北側のヘクスには22部隊がいると報告されています。中国地上部隊の情報収集能力は非常に低く、22という数が正しいのかどうか確信は持てませんが、4月5日に桂林を攻略した日本軍のほとんどが北上しているようです。

長沙には11部隊がやってきました。昨日まで長沙の南西のヘクスにいた日本軍が消えていますから、そこからやって来たのでしょう。でも、昨日の時点でもその南西のヘクスの日本軍に長沙に向けて進撃中というアイコンは表示されていませんでした。また、西側の湘潭から日本軍6部隊が長沙に向けて進撃中という情報も今日はじめて表示されました。そのくらい中国地上部隊の情報収集能力は低いのです。合計17部隊以上の大軍で長沙を攻略しようという魂胆なのでしょうが、湘潭からの部隊が長沙に達すると、渡河によるShock attackを強制される可能性があります。それでも渡河を選んだということはかなり自信があるということなんでしょうね。長沙の中国軍部隊のAVは合計で1174、foritificationは今日ようやく2になったばかりです。長沙にはCorps HQ、常徳にはArmy HQを配置するなどできるだけの手当はしたつもりですが、一戦で奪還される可能性もありかもです。

2013年11月22日金曜日

Sabangに艦砲射撃

1942年4月8日、スマトラ島北端のSabangに日本の艦砲射撃がありました。参加したのはBB日向・山城・扶桑・陸奧・長門・金剛、CA衣笠・那智、CL多摩・球磨・長良・那珂・川内で、昨日潜水艦が目撃したものよりもずっと豪華なメンバーでした。Sabangにはもともとメダンにあった沿岸砲ユニットを移動させてあるので、コンバットリポートには”Coastal Guns Fire Back!”と書かれていますが、命中弾はなかった模様。戦艦6隻が相手では、配備されている位置を特定されないよう、息をひそめている方が賢明です。被害は地上部隊のdevice 11個が破壊され、67個がdisabeldになり、沿岸砲部隊と工兵部隊の混乱値が70台になっていました。ただ歩兵部隊の混乱値はいずれも10台で、陸戦に大きな支障は来さないレベルです。その他、飛行場と港にもAirbase hits 5、Airbase supply hits 7、Runway hits 19、Port hits 3、Port fuel hits 1の命中弾がありました。4部隊いた飛行隊のうち3つは前日のうちにバタビアに避難させてあったので、139WH-3が2機地上で破壊されただけでした。艦砲射撃って戦艦が6隻も参加しているのに、一回だけだと大した被害をもたらさないもんですね。なお艦砲射撃後の日本のTFの消息は不明です。シンガポールに戻る想定航路上をパトロールしている4隻の潜水艦からも、今日は接触の報告がありませんでした。またこの艦砲射撃に呼応してSabangに進出してきている日本の地上部隊が陸戦を仕掛けてくるかと思っていましたが、それもありませんでした。

ジャワ島のスラバヤでは日本側のDeliberate attackがありました。素のAV自体が2052:461と日本側が5倍以上の優勢なのですが、修正AVも685:256でオッズ比2:1と不利な展開でした。firtificationの規模を4から3に下げられましたが、オッズ比2:1なのでまだ陥落はしていません。でも日本側のdeviceの被害が破壊15個disabled 270個なのに対し、蘭印軍は105個disabled277個と、劣勢な蘭印軍の被害の方が多いので、明日・明後日と陸戦を仕掛けられると順当に陥落となりそうです。

2013年11月21日木曜日

World in Flamesのマニュアル到着


11月18日にマニュアルが届きました。わりと立派な段ボール箱に、粗く折り曲げたクラフト紙とプチプチとを緩衝材にして詰め込まれいて、7.0193ポンド(3kg強)もある荷物でした。発送を報せるメールが15日で、アメリカからこの荷物が我が家に届いたのは18日ですから、輸送にかかった時間はかなり短め。この重さの荷物でこの日数なら送料4464.47円なりも決して高すぎるとはいえないと思います。でも個人的には、送達にもっと長い期間がかかってもいいから、もう少し安い方が良かったとは感じます。また、この高額な海外への輸送料についてアメリカ国内在住の人たちは気付いていなかったようで、フォーラムでオーストラリアの人が47オーストラリアドル(今日の相場で4386円くらい)もかかったと発言したら、驚いたというレスがついていました。

送料のこと以外に、マニュアルなしダウンロードだけという販売形態はなく、マニュアル込み100ドルという値段と実体版だけという販売方針に対する異論も完全にはおさまっていないようです。こういう販売方針もありだとする意見に対しては、たとえばEmpires in Arms(Matrixで販売されている Australian Design Group製のナポレオニック)が馬一頭つき実体版だけしか販売されなくなっても同じように言えるのか?なんていうレスがついていました。さすがに馬付属の実体版には同意できませんが、World in Flamesのこの販売方針はやむを得ないのだろうと思います。というのも、WiFのもともとの開発元であるAustralian Design Groupさんは、今後ともボードゲーム版を99ドルで販売し続ける方針で、MWiF(Matrixで販売されているPC版WiF)が99ドルよりずっと安く提供されてしまうのはまずい。かといって、まだAI戦も実装されていないゲームを100ドルで売るには、マニュアルの値段込みとしないわけにはいかなかったというと苦しい事情があるのだそうです。

MWiFって全世界でどのくらい売れるんでしょう?数千本は売れるんでしょうか。数千より多く、たとえば1万本売れたとしても1個100ドルだから、100万ドル≒1億円。1996年に開発に着手し、事情はどうあれ発売にこぎつけたのは17年後の2013年。ボランティアも少なからず参加したそうですが、ふつうに考えれば人件費だけでもかるく1億円を超えてしまっているでしょう。WitP2についてのスレを読んだ時にも感じたことですが、このてのゲームの市場は非常に小さく、全世界を相手にする英語版でも開発費の回収が困難か、または回収に長い時間がかかります。ボードゲームのことは知りませんが、PCウォーゲーム、とくにマンモスゲームにとっては存続の危機の時代です。オーケストラやオペラや映画や絵画などに税金が投入されるように、PCウォーゲームという文化にも補助金がつぎ込まれて当然だとは思いますが実現は難しそうです。幸い、この分野のゲームの主な購入者は若年層ではなく、経済的にも多少は余裕のできている世代のようです。王や貴族や大商人がパトロンとなる時代ではないので、自分の希望するようなゲームの企画・開発が持続するためには、製品が多少高価でも購入して協力してゆかざるを得ないのかなとも感じます。また、少しでも市場を大きくするため、英語版ではあっても、日本語など他国語modの導入しやすい仕様が望まれるところ。

ところで、件のマニュアルですが、厚手のコート紙にカラー印刷でハードカバーの立派なものでした。立派なので永久保存用としてはいいのですが、タイトバックなので開きにくく、しかもかなりの重さがあります。私の腕の力では寝転がって読むのは困難で、iPad Airでpdf判マニュアルを読む方がずっとラクでした。

スラバヤの攻城戦始まる


1942年4月7日、マラッカ海峡でパトロールしていたSS Sauryが北上して来る日本のTFを発見しました。SS SauryはBB日向・山城・陸奥・金剛、CA衣笠・那智、軽巡那賀を目撃しましたが、主力艦を雷撃するチャンスはつかめず、護衛のDD不知火に魚雷を2本発射しました。駆逐艦に魚雷を命中させることは難しく、この2本もはずれました。その後の爆雷攻撃で、Sys 5の被害を受けましたが、無事切り抜けることができました。さて、この日本のTFの目的は何でしょう。位置的にはSabangへの艦砲射撃を狙ったもののような気がします。艦砲射撃を指示するとその前日には目的地まで最高速度で到達できる最遠ヘクス、このTFの中の最も速度の遅い艦にもよりますが、ここよりもう3-5ヘクス南にとどまるはずですが、艦砲射撃でも目的地までの経路を指示すると中途半端な位置取りになることがあるし、潜水艦の攻撃への対応でOps timeを消費したこともあるので、こんな風になったのかもしれません。 

スラバヤでは予想通り、日本側の砲撃がありました。日本側は3個師団、歩兵聯隊5個、戦車聯隊1個、工兵聯隊3個といった陣容です。スラバヤはfortificationの規模4ですが、これほど工兵を集中されると防御施設はあっという間に破壊されてしまうことでしょう。素のAVも2054:460なので、deliberate attack 2~3回で陥落のコースかなと思われます。

2013年11月20日水曜日

中部ビルマのShwebo失陥


1942年4月6日、ビルマ中部のShweboに進出してきた日本の地上部隊に対して、カルカッタからB-17 24機(B-17D Fortress 13, B-17E Fortress 11)が爆撃を加えました。device 4個が破壊され47個がdisabledになりました。破壊されたdeviceのうち2つと、disabledになったdeviceのうち24個は車輛です。ここの日本軍は戦車連隊2個と捜索連隊2個なので、合計で26両の戦車・装甲車が使えない状態になったのかなと思います。その後Shweboでは日本側のShock attackがありました。前日までは守備隊がいたのですが、間一髪で脱出が間に合い、連合軍に被害はありませんでした。Shweboの失陥は予定のうちで、連合軍部隊は北東2ヘクスの森林に集結中です。

ジャワ島ではスラバヤに日本軍が到着しました。17部隊と報告されていますが、部隊の内訳や規模は不明です。ジャワ島には2月20日に上陸して以来すでに一ヶ月半が経過しましたが、ようやくスラバヤにやってきたわけです(ちなみにバタビアにはまだ)。これだけ時間をかけた理由はなんなんでしょう。上陸で生じた疲労や混乱を癒すにしてはあまりにも長過ぎます。もしかすると、ジャワ島に上陸した部隊はシンガポール攻略に参加した部隊が多いのかもしれません。シンガポール攻略時、ジョホール水道越えのshock attackでdisabledになったdeviceはかなり多かったので、それらのdeviceが健全な状態に復帰するのを待っていたのかもしれません。ともあれ、明日からは日本軍の攻撃が始まります。最初は様子をうかがうために砲撃からかも。スラバヤはfortificaiton規模4ですが、蘭印軍は弱兵ぞろいなのでどのくらい持久できるものやら。ジャワ島で徹底抗戦というつもりはなかったのですが、いざ迫られてみると、やはり守備隊はスラバヤかバタビアかどちらか一方に集中すべきだったかなとも感じてしまいます。

2013年11月19日火曜日

桂林を失う


1942年4月5日、南鳥島でパトロールしていたSS PompanoがxAK Genoa Maruを雷撃しはずしました。この日本の貨物船は3日前に南鳥島にやってきて、2日ほど何かを揚陸していたようです。その間、手を出せずにじっとみていて、ようやく攻撃の機会をつかんだらはずすのですから、まったく情けないはなしです。その後護衛のPB Kasyu Maruの爆雷攻撃を受け、船殻に亀裂がとか、燃料油が漏れ出したとか、エンジンにダメージが及んだとか、いろいろ表示されました。さぞやひどい有様だろうと思ってリプレイ後にチェックしてみると、Sys 25, Flt 15(4)でエンジンダメージはなく、ハワイには問題なく帰れそうです。

依然としてクリスマス島への空襲が続いていますが、今日から空襲に参加する九七重爆(Ki-21-IIa Sally)の数がぐっと増えて52機。Kalidjatiに配備する九七重爆の飛行隊の数を一つから二つに増やしたようです。22機の一式戦(Ki-43-Ia Oscar)の護衛でやってきた九七重爆の爆撃でAirbase hits 2、Airbase supply hits 1、Runway hits 6、Port hits 2、Port fuel hits 1の命中弾がありました。この程度であればその日のうちに修復工事完了ですが、foritification増強工事が遅れるのが困りものです。

長沙の中国軍部隊に対しては今日も一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 12機の護衛で九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 32機、 一式陸攻(G4M1 Betty) 23機、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 20機の爆撃があり、device 1つが破壊され、19個がdisabledになりました。疲労値は19から13に低下したので、AVは263から264にわずかに向上しましたが、混乱値は74のままです。また健全なdeviceの数も7つ減ったことになります。やはりこのまま長沙に居座るのは無理そうか、微妙なところ。

その後、桂林で日本側のdeiliberate attackがありました。日本軍は16万7000名あまりで素のAV 4724なのに対し、中国軍は1部隊3000名ほどでAV 58。オッズ比1258:1で大敗し、この部隊は殲滅されてしまいました。しかしこの部隊の犠牲で、他の部隊は北に逃れることができました。さて問題は、今後日本軍がどう動くかです。西に柳州に向けて進撃し鉄道線の確保を狙ったり、敗残兵を追って北上したりするのか?それとも桂林から衡陽まで鉄道で戦略移動し、長沙の再確保を試みるのか。ふつうに考えれば、まずは長沙に向かうところでしょうね。

2013年11月18日月曜日

さっそく長沙に108機の空襲

1942年4月4日、予想通り長沙には日本機が爆撃にやってきました。一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 12機の護衛で一式陸攻(G4M1 Betty) 55機、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機、九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 28機が93軍団を爆撃し、device 26個がdisabledになりました。戦闘後の疲労値は23から19に低下しましたが、今日の爆撃により混乱値が54から74に上昇してしまいました。やはり100機以上による爆撃を受けるとただでは済まないのは確かです。やはりこのまま長沙にいるのは無理でしょうか?それとも疲労値がもっと低下すれば混乱値も低下し始め、またfortificationの増強工事によりfortificationの規模が大きくなると爆撃の影響は緩和され、しばらく長沙に居座っても素のAVの低下はそのうち停止するものなのでしょうか?できれば長沙に居座りたい気分の方がかっているので、もう少し経過をみてみたいと思います。

中国戦線では桂林にも九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 25機の空襲があり、Airbase hits 7、Airbase supply hits 2、Runway hits 14の命中弾がありました。どうせ桂林の飛行場は間もなく日本のものになるはずですから、破壊してくれるのは歓迎です。その後、すぐにdeliberate attack(ふつうの攻撃)があるだろうと予想していたのですが、今日はBombardment attack(砲撃)だけでした。中国軍の兵力が少なくないと判断して、その規模を探るために砲撃戦にしたのかもしれませんが、はっきりしたいとは不明です。この砲撃戦で日本側の素のAV 4652、中国側 251であることが判明しました。まあ明日にはdeliberate attackで占領されることになるのでしょう。

2013年11月17日日曜日

長沙奪還

クリスマス島には一式戦が護衛する九七重爆の空襲が連日続いていますが、ここしばらく零戦のsweepはありませんでした。昨日のSaumlakiでの日本側のCAP trapに刺激を受けたこともあり、同じような戦果を挙げられるのではと期待して、1942年4月3日、久しぶりにクリスマス島にCAPを上げてみました。ところが最初にやって来たのは零戦(A6M2 Zero) 44機。P-40E Warhawkは22機が迎撃しましたが、12機が撃墜され1機がOps lossになったのに対して、零戦の被害はOps loss 2機のみと大敗です。お相手の方も昨日のSaumlakiでの空戦をみて、連合軍がCAPを試みるのではと、しっかり読んでいたようです。その後、22機の一式戦(Ki-43-Ia Oscar)の護衛で29機の九七重爆(Ki-21-IIa Sally)が飛行場爆撃を実施し、Airbase hits 2、Airbase supply hits 1、Runway hits 11の命中弾がありました。ただ、クリスマス島には工兵 80分隊と工兵用車輌 20台があるので、この程度の爆撃ならその日のうちに修理してしまいます。いつかあるだろう日本の上陸侵攻に備えて、foritificationの拡張工事も規模4から5へ15%まで達しています。

昨日のエントリーにはオーストラリア東岸からトレス海峡を航行するコンボイは潜水艦にも哨戒機にも妨害されたことがないと書きました。しかし、今日はHorn Islandの南東のヘクスで輸送船が日本の水平爆撃機を目撃しました。Horn Islandの手前なので、Horn Islandに行くコンボイだと思ってくれる、つまりダーウィンに行くコンボイだとは気づかれていないといいのです。

クリスマス島の空戦といい、コンボイが日本機を目撃したことといい、今日のリプレイは嫌な事件ばかりで終わるのかなと思っていたところ、陸戦フェーズにビッグなニュースが。予想外の陸戦が長沙で発生し、しかも勝利してしまったのです。3月12日に陥落して以来、3週間ぶりの長沙奪還です。今日戦った中国軍の第93軍団は、3月はじめの長沙会戦の頃、増援のために重慶から送り出した部隊でした。長沙方面に移動させましたが、戦況の変化に応じて行き先は変更するつもりでした。長沙の陥落後、同じように長沙方面に移動させていた部隊の行き先は変更したのですが、この93軍団だけ変更するのを忘れていたようです。リアルの部隊だったら、部隊の指揮官から本当に長沙に行っていいのか?と問い合わせがあるのでしょうが、電子の兵隊さんたちは文句も言わずに黙々と長沙に向けて移動を続けていたわけです。重慶から常徳を経由し、しかも今日はMove Modeのまま渡河して長沙に入りました。

93軍団の素のAV 318に対し、日本側は269。中国軍にはShock attack(渡河後なのでShock attackを強制される)のプラス修正と混乱のマイナス修正が、日本側には地形のプラス修正とOp Modeと準備不足と経験不足のマイナス修正がついて、修正AVは288:141。わずかですが2倍を超えているので修正オッズ比は2:1。これでforitficationが1でもあれば日本側が防衛に成功していたのですが、こんなところにまで中国軍が進出してくるはずがないと踏んでfortificationの増強工事をしていなかったとみえ、規模が0だったので攻略に成功してしまいました。中国軍の指揮官である私にとっても寝耳に水の戦闘・勝利だったので、日本側が不意を突かれたのもやむを得ないと思います。このゲームの地上部隊の移動アイコンはかなり見にくいですし。

振り返ってみると、日本側にOp modeのマイナス修正がついたのは、行軍・戦闘・行軍の連続で、disabledになったdeviceの多い部隊を安全なはずの後方で休ませていたからでしょうね。それに対して、Move modeのまま渡河した中国側にOp modeのマイナス修正がつかなかったのは運が良かったとしか言えません。中国軍にとっては開戦以来の大勝利で国民の士気は上がりますが、司令官としては指示し忘れが原因なので、少し複雑です。

さて、今後93軍団はこのまま長沙に滞在してさらに増援を送るべきか、それとも長沙北西の森林ヘクスに引き返すべきか、どっちがいいでしょう。今日の戦いで93軍団の素のAVは290まで低下しましたが、長沙北西の森林ヘクスにいる2部隊は素のAVが480と405と中国軍にしては有力な部隊です。地形が大都市のヘクスで合計AVが1000もあれば、日本側も排除に手間がかかるのは確かでしょう。でも中国軍は空軍の支援が期待できませんから、明日から連日日本機の爆撃を受けるはずです。明日一日、93軍団の爆撃による被害の大きさをみて、かなり大きいようなら撤退させる。それほどでもなければ北西ヘクスから2部隊を増援として長沙に送る、ということにしてみました。いずれにせよ、日本軍の主力は桂林まで出かけているので、戻ってくるには少し時間がかかるでしょうし。

Ground combat at Changsha (82,52) 
Allied Shock attack 
Attacking force 8532 troops, 38 guns, 0 vehicles, Assault Value = 318 
Defending force 9432 troops, 70 guns, 0 vehicles, Assault Value = 269 
Allied adjusted assault: 288  
Japanese adjusted defense: 141 

Allied assault odds: 2 to 1 (fort level 0) 
Allied forces CAPTURE Changsha !!! 
Combat modifiers 
Defender: terrain(+), op mode(-), preparation(-), experience(-) 
Attacker: shock(+), disruption(-) 
Japanese ground losses: 
      3283 casualties reported 
         Squads: 107 destroyed, 15 disabled 
         Non Combat: 106 destroyed, 26 disabled 
         Engineers: 0 destroyed, 0 disabled 
      Guns lost 10 (9 destroyed, 1 disabled) 
      Units retreated 4 
Allied ground losses: 
      251 casualties reported 
         Squads: 1 destroyed, 26 disabled 
         Non Combat: 0 destroyed, 2 disabled 
         Engineers: 0 destroyed, 2 disabled 
      Guns lost 3 (1 destroyed, 2 disabled) 
Defeated Japanese Units Retreating! 
Assaulting units: 
    93rd Chinese Corps 
Defending units: 
    62nd Infantry Brigade 
    60th Infantry Brigade 
    138th Infantry Regiment 
    2nd NCPC Infantry Brigade

2013年11月16日土曜日

蘭印東部のSaumlakiでハドソンなど18機を失う

1942年4月2日、中国戦線では桂林に日本軍十数部隊が到着しました。桂林で戦えるだけの戦力がないので中国軍部隊は後退中ですが、桂林のヘクスを脱出する前につかまってしまったようです。日本側には後続する部隊もあるので、明日ではなく明後日まで攻撃を待ってくれればとも思うのですが、無理なお願いですよね。桂林を攻略した後は、重慶攻略ではなく、まずは柳州→南寧と進んで、南方資源地帯からのresourceとoilの陸路での還送を狙っているのかも知れません。

ビルマ中部平原ではマンダレーの日本軍部隊がイラワジ川を渡河しました。守備隊のいるShweboに向けての渡河だとShock attackを余儀なくされるルールなので、迂回することにしたようです。英軍はShweboでの防衛は困難と考えて、北部の森林ヘクスまで下がりつつあります。

先日占領された蘭印東部のSaumlakiにダーウィンから港湾爆撃を続けてきました。戦闘機が護衛につかない空襲なので、漫然と続けているとそろそろCAP trapがあるだろうから今日の空襲を最後にしようかなと思っていたところ、その決断の遅さを見透かされたかのように、零戦(A6M2 Zero) 12機がCAPしていました。Saumlakiには飛行場がないので、アンボンからのLRCAPだと思われます。今日の空襲は3波にわたったのですが、第1波のBlenheim IV 5機、Hudson I 18機、B-26 Marauder 13機はこの12機の零戦に迎撃され、18機のハドソンのうち16機が撃墜され、ブレニム 1機もOps lossになりました。ハドソンばかりに被害が集中したのは、速度が遅いからでしょうか。第2波のB-26 Marauder 10機と第3波のB-26 Marauder 7機の到着したときにはCAPの数は減っていて、B-26 1機が撃墜されただけでした。3波合計でPort hits 11、Port supply hits 4の命中弾がありましたが、爆弾1発命中につき1機以上の損失ではわりにあいません。

ダーウィンのヘクスにはAmphibious TFのアイコンが見えます。これは東海岸からサプライを積んできた輸送船のTFです。ダーウィンは後背地が砂漠などの荒れ地で、オーストラリアで大きな港や工場のあるシドニーなどから陸路でのサプライの輸送は当面見込めません。蘭印東部の日本軍に圧力をかけるため、また自身の防衛のために、ダーウィンにはサプライがたっぷり必要です。以前は西岸南部のパースからサプライを貨物船で輸送していましたが、3月20日のチモール島クーパン失陥以来、その航路は危険とみて閉鎖しました。1942年4月にアルゴノートやノーチラスといったアメリカの潜水艦をSSTに改装できるので、潜水艦を利用しなければいけないのかなとも思っていました。でも実際のところ潜水艦1隻に積めるサプライは60トンだけなので、アメリカのSST 3隻をフルに活用しても1個師団以上の部隊がただ生きていくだけのサプライにも不足するのが実情で、どうしようかと悩んでいました。

3月14日に空挺作戦で東部ニューギニア島南岸のTerapoを失った後、トレス海峡のHorn Islandの防衛を強化するため決死の覚悟でサプライを貨物船で輸送したところ、妨害を受けずに済みました。陸攻や潜水艦による妨害がなかっただけでなく、哨戒機に発見されることもなかったのです。少し驚きました。でもこれならばダーウィンにも貨物船を送れるかも知れないと考え、はるばる東海岸のタウンスビルからサプライを載せたTFを送り出したところ、今日無事に到着したのでした。

日本側がポートモレスビーを保持する意味は、ラバウルの安全を確保すること、連合軍の反抗の拠点とさせないことなどのほかに、オーストラリアとニューギニアの間のトレス海峡を封鎖できる点も重要だろうと思います。封鎖するためには哨戒機を飛ばさなければなりません。このゲームでのポートモレスビーは連合軍の四発爆撃機の空襲を受けていますから、陸攻や大艇を配備しにくいのは理解できます。でもニューギニア北東岸のラエ、ブナ、マダンなどなら陸攻や大艇を配備して哨戒させるのにいまのところなんの支障もないはずで、哨戒飛行が実施されていると知っただけで、連合軍側はその海域の商船の航行を中止したくなります。またAir HQも配置して雷撃を可能にしておけば、艦砲射撃などの悪事を企む軍艦の航行も困難です。今日も55機の一式陸攻が中国の戦線後方に取り残された哀れな部隊を目標に爆撃をしていましが、陸攻は航続距離の長さを活かして哨戒飛行につかうべきで、中国でどさ回りをさせるのはもったいないように感じます。このあたりはプレイヤーの考え方・個性が表れるところなのでしょう。

この感じだと、パース・ダーウィン間の西海岸沿いの航路上のチモール島クーパンからの哨戒飛行も実施されていない可能性もあります。まあ、今のところはそれを確認することの必要性を感じないので、危険はおかさないことにしておきますが。

2013年11月14日木曜日

1942年3月の成績


1942年4月1日、樺太の南岸でSS TautogがxAK Taigen Maru(3675トン、VP 7)を雷撃し、命中した2本の魚雷のうち1本は不発でしたが、もう1本は爆発して撃沈することができました。また、陸戦フェーズではアンボンの西側の島Namleaが日本側に占領されましたが、この2つ以外には目立った戦闘もなく、落ち着いた一日でした。そこで、3月の状況について振り返ってみます。 

ゲーム内でみられるIntelligence画面の数値はこんな感じです。すでにVP的には日本のMajor Victoryです。ルソン島やジャワ島の平定がまだですし、中国での占領地の拡大も続いていますから、日本のVPはさらに増える見通しです。

今月の飛行機の損失数は連合軍154機、日本側137機とかなり低い水準で拮抗していました。連合軍側では蘭印への上陸船団に対する攻撃で撃墜された機種が目立ちます。日本側では九七重爆が54機とトップですが、それを護衛する役目のはずの一式戦(Ki-43-Ic)がたった8機と少ないのが特徴です。護衛をつけずに空襲することが多く、たまにCAP trapにひっかかって爆撃機がやられちゃうというパターンなんですね。お相手の方は、このゲーム的にはかなりダメダメな性能の一式戦の生産を手控え、このゲーム的には優秀な二式戦の生産が可能になるのを待っているのかもしれません。

航空戦の低調さを反映して、パイロットの死傷もKIA 34名、WIA 26名、MIA 20名とこれまでで最小でした。

今月沈没した艦船も連合軍は11隻、日本側は4隻とかなり少ない数です。 大きな艦船の沈没は、ウエーク島艦砲射撃の帰り道、ハワイ近海で伊24潜に雷撃されて沈んだCL Helenaくらいでした。あと、連合軍の潜水艦の戦果が一隻もなかったのが非常に残念です。パトロールする海域を見直さないとダメみたいです。

このゲームでは、緒戦期の日本の順調な南方占領地の拡張を再現するため、開戦時から1942年3月31日まで、日本側には上陸侵攻に特典があります。xAP・xAP(一般の客船・貨物船)では250、AP・AK(兵員輸送艦・貨物輸送艦)では600の下船速度が、この期間だけ1200として扱われ、地上部隊が通常より速く下船できるのです。上陸にかかる時間が短ければ、上陸行動に伴って誤って壊れ(destroyed)たり故障(disabled)したりするdeviceの数も少なくて済みますし、部隊の疲労値や混乱値もあまり上昇しません。しかし4月1日以降は、しっかり準備した(上陸目標ヘクスに対する各部隊のprep値を高くする)上陸作戦でないと苦労することになるわけです。

そういう意味で1942年3月末で一区切り。そこで、開戦から1942年3月31日までの日本の占領地拡張期に沈没した艦種ごとの数をチェックしてみました。艦種別の数を自力で数えるのは面倒ですが、連合軍側をプレイする上で便利なIntel Monkeyというツールを作ったwitpqsさん作のSunk Ships Reportというツールがあり、これを試してみました。これまでも毎月の沈没艦船をこのブログでリストしてきましたが、しばらくたってから訂正の情報が入ることが少なくありません。例えば、バリクパパンで触雷し沈没したとされていたBB伊勢はその後健在なことが報告されたり、また日本のポートモレスビー上陸船団を迎え撃った1月4日の海戦は日本側艦船の沈没が少なかったのですが、その後の報告でかなり増えました。3月は落ち着いていたことを考えると、このリストはかなり信憑性が高いものと思われます。この中の連合軍側のBB/BC 7隻は真珠湾攻撃とマレー沖海戦によるものでやむを得ない沈没。CA/CLとDD/DEは主に珊瑚海で積極策をとったために連合軍側の沈没艦数の方がずっと多くなっています。でも、CV飛龍をしとめたことを考えれば、まあそれも無駄ではなかったかなと感じます。貨物船や小艦艇の多くは開戦直後の逃避行の途中に沈められたものです。

さて、上陸作戦時の特典がなくなる4月以降、日本側はどこに上陸作戦を計画しているのでしょう。いろいろな人のAARをみると、インド、オーストラリア北西部、ニューカレドニア、アリューシャンなどが第2段作戦の主な目標になっています。
  • インド:このゲームではまだビルマの平定も済んでいませんが、ビルマの連合軍を根元から絶つ意味ではインドもありかな。
  • オーストラリア北西部:ダーウィンの占領はすでに定跡化している感がありますから、このゲームでも来襲の可能性があると考え、それなりのおもてなしを準備しています。
  • ニューカレドニア:ソロモン諸島ではツラギに小兵力を配置してあるだけで、飛行場の適地であるルンガの飛行場建設が始まっていません。そこから判断すると、ニューカレドニアにやって来る可能性は小さいかなと判断しています。
  • アリューシャン:これに関しては情報なし。でも、こんな方面に来るかな?

2013年11月12日火曜日

桂林の北東での陸戦に敗北


1942年3月31日、オペレーショナルリポートに”Accelerated training for 10 Chinese pilots from month-cycle 10”と記載されていました。中国の空軍は、飛行隊と機体の数に比較してパイロットの数が少なく、訓練の枠が余っているくらいですから、パイロットの養成がはかどるのはうれしいことです。TRACOMに教官が10人以上いるとパイロットの養成が促進される仕様ですが、中国空軍にはTRACOMの教官として送り込めるような優秀なパイロットは一人もいません。なぜ養成が促進されたのでしょう?謎です。

ボルネオの西(このゲームのマップでの方位)のジャワ海でオランダのSS  O16が日本のTFに遭遇しました。このTFはxAP(客船) 4隻、AK(貨物輸送艦) 3隻、xAK(貨物船) 10隻をCL川内、DD敷浪・早霧・朝霧などが護衛する大きな船団で、SS O16はこの中からxAP氷川丸を選んで雷撃しました。潜望鏡画面でみる客船は優雅で、空母とならんで大好きなターゲットです。O16は魚雷の不発が気になるアメリカの潜水艦ではないので、すでにしとめた気分でリプレイを見ていたのに、みごとにはずしてくれました。駆逐艦なんかに魚雷を避けられてしまうのはやむを得ないと思いますが、商船相手にどうしてはずすんですかね。このコンボイは前日の哨戒機の報告では北向きに航行していたので、兵員を載せているわけではないと思うのでそれが多少の慰めです。

前日、日本軍のDeliberate attackがあったルソン島のバターン半島ですが、今日はDeliberate attackも砲撃もありませんでした。昨日の戦闘で日本側は混乱値と疲労値がかなり高くなったのでしょう。また、お相手の方からのメールには、バターンの連合軍のサプライがまだきれていないのに驚きましたと書かれてありました。コンバットリポートにサプライ(-)の記載がなかったら、そう判断しちゃいますよね。そう思い込んでくれた方が有り難いので、特に否定も肯定もせずにおきました。

中国の桂林の北東隣りのヘクスでは今日も日本側からDeliberate attackがありました。予想通り、今日は修正オッズ比1:2で敗北です。敗退に伴い中国軍はdevice 1228個が破壊され356個がdisabeldになる大きな被害を受けましたが、日本側のdeviceも27個が破壊され545個がdisabeldになっています。この一連の会戦が3月6日に長沙で始まった際の日本側の素のAVが8257あったのに対し今日は4729にまで低下していますから、日本側も少なからぬ被害(deviceがdisabeldになったのが主)を被っています。ただし、中国側にはこのあと桂林を支える予備兵力がなく、北の河川のラインまで後退することになります。
Ground combat at 76,53 (near Kweilin)
Japanese Deliberate attack
Attacking force 167259 troops, 1687 guns, 502 vehicles, Assault Value = 4729
Defending force 36728 troops, 300 guns, 0 vehicles, Assault Value = 803
Japanese adjusted assault: 3185 
Allied adjusted defense: 1291 
Japanese assault odds: 2 to 1 
Combat modifiers
Defender: terrain(+), fatigue(-), experience(-)
Attacker: 
Japanese ground losses:
      4650 casualties reported
         Squads: 3 destroyed, 427 disabled
         Non Combat: 1 destroyed, 37 disabled
         Engineers: 14 destroyed, 44 disabled
      Guns lost 40 (3 destroyed, 37 disabled)
Allied ground losses:
      14566 casualties reported
         Squads: 739 destroyed, 255 disabled
         Non Combat: 392 destroyed, 68 disabled
         Engineers: 30 destroyed, 14 disabled
      Guns lost 80 (61 destroyed, 19 disabled)
      Units retreated 6

2013年11月11日月曜日

バターン半島で陸戦


1942年3月30日、カルカッタからビルマのマグエにB-17 13機(B-17D Fortress 9, B-17E Fortress 4)が飛行場爆撃に向かいました。今日は零戦(A6M2 Zero) 27機と一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 6機がCAPしていました。連合軍の四発爆撃機は頑丈ですが、昼間に多数の戦闘機を相手にするとかなりの被害を受けるのをこれまでのゲームでも経験しています。今日もその例に漏れず、B-17D 6機(A2A 4, 対空砲 1、Ops loss 1)とB-17E 2機(2機ともA2A)を失うという大きな被害を受けました。零戦はRyujo-1/B飛行隊所属機と表示されていますから、CV赤城を利用して龍驤零戦隊を拡張してから、3つに分割したもののうちのひとつのようです。今日は高度6000フィートからの爆撃だったので対空砲にも撃墜されましたが、マグエは油田のある重要な根拠地なので、対空砲ユニットを移動させてきたようです。その後、ラシオのHurricane IIa Trop 10機がマグエをsweepしました(本当はSWEEPに先行してほしかった)。零戦を2機撃墜しましたが、ハリケーンも1機撃墜され、決して満足できる成績ではありません。またこんな感じで四発爆撃機を失うようだと、ビルマ中部への爆撃を続けることはできません。日本の地上部隊の増援がタイからビルマへと移動している旨、報告されています。ビルマの防衛ラインは中部平原の中に置くのはまずそうで、やはり北部の森林ヘクスまで後退すべきようです。Shweboの守備隊や、オーストラリア第6師団など北に後退させることにします。

中国では桂林の飛行場に九九双軽Ki-48-Ib Lily) 24機が来襲し、Airbase hits 6、Runway hits 28の命中弾がありました。その後、桂林の北東のヘクスで日本側からDeliberate attackがありました。日本側の素のAV 5162:中国軍 1376。中国側には地形のプラス、経験のマイナス修正がついて、修正AVは3015:1642。オッズ比1:1で今日は持ち堪えることができました。しかし、日本側の損害はdevice 22個が破壊され622個がdisabledになったのに対し、中国側はdevice 81個が破壊され722個がdisabledになっています。兵力の少ない中国側の被害の方が多いわけですし、今日のオッズ比1:1もほとんど2:1に近いものだったので、あしたはやられてしまうでしょう。ここで敗退すると桂林近辺にはまともな部隊が残っていません。次の防衛ラインは北方の河川まで後退させて、なるべく逐次投入を避けるようにしたいと思います。

Ground combat at 76,53 (near Kweilin)
Japanese Deliberate attack
Attacking force 171425 troops, 1687 guns, 500 vehicles, Assault Value = 5162
Defending force 41741 troops, 304 guns, 0 vehicles, Assault Value = 1376
Japanese adjusted assault: 3015
Allied adjusted defense: 1642
Japanese assault odds: 1 to 1
Combat modifiers
Defender: terrain(+), experience(-)
Attacker:
Japanese ground losses:
      5462 casualties reported
         Squads: 8 destroyed, 425 disabled
         Non Combat: 0 destroyed, 55 disabled
         Engineers: 12 destroyed, 79 disabled
      Guns lost 51 (1 destroyed, 50 disabled)
      Vehicles lost 14 (1 destroyed, 13 disabled)
Allied ground losses:
      5889 casualties reported
         Squads: 64 destroyed, 549 disabled
         Non Combat: 7 destroyed, 98 disabled
         Engineers: 5 destroyed, 44 disabled
      Guns lost 46 (5 destroyed, 41 disabled)
今日はルソン島バターン半島でもDeliberate attackがありました。バターン半島に後退してから、ずっと砲撃を受ける毎日でしたが、Deliberate attackをしかけられるのは初めてです。ちょうど2日前に根拠地のサプライが底をついたところで、タイミング的には素晴らしい攻撃です。第48師団と歩兵第16聯隊と横須賀第4特別陸戦隊、歩兵大隊1個弱と砲兵ユニット多数の日本側の素のAVは758なのに対して、米比軍は893。戦闘中に規模4だったfortificationを日本の工兵が破壊して規模3に低下させましたが、米比軍には地形・要塞・指揮官のプラス修正がついて、修正AVは193:4379。オッズ比1:22で勝利することができました。今日の日本側の損害はdevice 117個が破壊され287個がdisabledになったのに対し、米比軍はdevice 7個が破壊され37個がdisabledになっただけでした。今日はサプライ不足のマイナス修正がつかず、コンバットリポートの記載から日本側にばれることがなかったのは幸いでした。このサプライ不足の状態で戦うと次からはボロボロにされるでしょうが、今日の結果をみて日本側がしばらく攻撃を手控えてくれるといいのですが。


Ground combat at Bataan (78,77)
Japanese Deliberate attack
Attacking force 25770 troops, 580 guns, 274 vehicles, Assault Value = 758
Defending force 34394 troops, 592 guns, 395 vehicles, Assault Value = 893
Japanese engineers reduce fortifications to 3
Japanese adjusted assault: 193
Allied adjusted defense: 4379
Japanese assault odds: 1 to 22 (fort level 3)
Combat modifiers
Defender: terrain(+), forts(+), leaders(+)
Attacker:
Japanese ground losses:
      3846 casualties reported
         Squads: 88 destroyed, 118 disabled
         Non Combat: 2 destroyed, 64 disabled
         Engineers: 0 destroyed, 9 disabled
      Guns lost 85 (22 destroyed, 63 disabled)
      Vehicles lost 38 (5 destroyed, 33 disabled)
Allied ground losses:
      167 casualties reported
         Squads: 2 destroyed, 17 disabled
         Non Combat: 0 destroyed, 2 disabled
         Engineers: 2 destroyed, 12 disabled
      Guns lost 7 (2 destroyed, 5 disabled)
      Vehicles lost 2 (1 destroyed, 1 disabled)

2013年11月10日日曜日

8日ぶりに日本の商船を撃沈

24日に中国でCAP trapをしかけたフライング・タイガースのP-40Eはすでにインドへの帰還の途にあります。中国国内での活動を続けさせたいところですが、戦闘機に運用もサプライの消費がバカになりません。しかしあれ以来、日本側は中国のあちこちの飛行場を爆撃しています。 CAPの出撃を不能にするためなんでしょうね。今日1942年3月29日は、温州(3月11日の長崎空襲の出発地)と貴陽の飛行場が爆撃されました。温州には九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 25機が来襲してAirbase hits 2とRunway hits 14、貴陽には九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 19機が来襲してAirbase hits 2、Airbase supply hits 1、Runway hits 14の命中弾がありました。飛行場がダメージを受けることよりも、サプライを破壊されることの方が嫌です。あと地上では、桂林の北東のヘクスに日本軍が達しました。ここも明日は敗戦となりそうです。

27日に占領された蘭印東部のSaumlakiですが、ダーウィンからわずか距離7ヘクスなので、28日にはHudson I  9機が港の爆撃を実施(戦果はPort hits 1のみ)して航空攻撃が可能なことを日本側に報せました。しかし図々しいことにまだ日本の輸送船は接岸中です。ちょうど西海岸から船便で輸送してきたPBY-5 Catalinaの部隊がシドニーに到着したところだったので、ダーウィンからの雷撃を指示してみました。今日はPBY-5 Catalina 8機が雷撃、 B-26 Marauder 4機が爆撃、Hudson I 9機が港の爆撃に向かいました。カタリナ飛行艇はxAK Taiko Maru(2980トン、VP 6)に魚雷を3本命中させ撃沈しました。中型の商船に魚雷3本は多すぎる感じで、できればほかの船にも魚雷を命中させ複数撃沈して欲しかったところです。このゲームは本当に静かな展開で、3月21日の日本のAMc Kaiyo Maruと連合軍のxAK Wing Sang以来しばらく艦船の沈没はなく、xAK Taiko Maruは8日ぶりの沈没でした。B-26の高度6000フィートからの爆撃は命中弾なし、HudsonはPort hits 6、Port supply hits 1を命中させました。今日の攻撃でダーウィンにAir HQが配置されていることを明かしてしまったことになりますが、雷撃を警戒して日本側がダーウィン攻略を断念してくれればいいのですが。

2013年11月8日金曜日

World in Flames発売

World in Flamesの販売が開始されたので、早速購入してみました。お値段はマニュアルつきダウンロード販売で10699円とだいたい予想通りでした。オプションとして、99.99ドルのマップ24枚(ぜんぶあわせると四畳半より少し小さめ)がいまなら25%オフの7972円で提供されています。マップだけあってもカウンターが付属するわけではないようです。ボードゲームのコレクションをしているような人には必要なアイテムなのでしょうが、私にとっては無用の代物。このオプションは選択しないことにしました。

これなら10699円で入手できると思ったのですが、甘い考えでした。フルカラーで3冊合計552ページもある立派なマニュアルを送ってくれるのに送料4464.47円かかるそうで、結局かなり高い買い物になってしまいました。外国に住んでいるのだから、仕方が無いですね。その後ダウンロードを始めましたが、このゲームは2.1GBあって、ダウンロードには小一時間かかりました。今日は購入する人が多いので、後になればもっと早く落とせるのかも知れません。


私はこのゲームのルール等、全く知りません。フォーラムにはチュートリアルみたいなAARもあるようですし、これから時間を見つけて少しずつマニュアル(ハードカバーのマニュアルはまだ手元にないので、pdf版)を読んでみようかなと思います。それにしても、チャートを見るだけでも圧倒されそうです。

桂林も風前の灯火

昨日、蘭印東部のタンニバル諸島Saumlakiに日本軍の歩兵第33聯隊の一部が上陸しましたが、今日1942年3月27日に陥落しました。Saumlakiはダーウィンの北7ヘクスとごく近くです。ここには飛行場はないのですが、新たに建設してダーウィンを制圧するなりダーウィンに上陸するつもりなのでしょうか。

ジャワ島ではスラバヤから2ヘクスのTjepoeに日本軍が上陸を開始しました。先日、Semerangに上陸したばかりなのに、また上陸があるとは少し驚きです。地上を進撃するより手間がかからないということなのかな。ここTjepoeには守備隊がいないので明日には陥落の予定です。上陸船団の北2ヘクスにいるTFは、偵察機によると空母 1、軽巡 1、タンカー 8という構成だそうですが、戦闘機139、爆撃機248、その他8機を搭載しているとのことなので、機動部隊なのでしょう。それにしても、この搭載機数でタンカーと報告してくるのが不思議。

ジャワ島の現状はご覧の通りで、日本側は急いで占領地を拡張するつもりは全くないようです。最初に上陸したKalidjatiの飛行場は規模8にまで拡張されています。それでいてバタビアやスラバヤにはこれまでほとんど空襲らしい空襲はなかったので、そんなに大きくする必要があるのかなと不思議に感じています。このままならスラバヤもバタビアも無事に4月を迎えることができそうです。

ジャワ海東部でパトロールしていたSS KXIが日本の貨物船TFと遭遇しました。攻撃の機会は得られず、護衛のPB Tokotsu Maruの爆雷攻撃で、Sys 17, Flt 58(40), Eng 1と大きなダメージを受けました。一番近い安全な港はオーストラリア西岸のPort Hedlandで、かなり遠いとはいえSysダメージは17だから行けるかもしれないし、Flt 58もあるからだめかも知れないといったところ。艦船修理廠のあるスラバヤまでは5ヘクスなので、いったんスラバヤに向かわせることにしました。本当はスラバヤのドックで修理したいところですが、そうすると空襲でやられちゃいそうな気配も濃厚で、悩むところです。

マラッカ海峡の日本の船団を追っていた英軍の空母とR級戦艦ですが、昨日の時点で追跡は打ち切るつもりでした。ただ、せっかくスマトラ島沿岸まで来ているので、サバンで対峙中の日本軍地上部隊を砲撃してからと考えました。BBラミリース、ロイヤルソブリン、リベンジとCLコロンボ、ケープタウン、ドーントレスの艦砲射撃で第146歩兵聯隊のdevice 8つが破壊され、15個がdisabledになりました。戦艦3隻でも塹壕にこもった地上部隊に大きな被害を与えることは難しいようです。でも、disruption値とfatigue値はかなり高くなったはずだと思います。

CVインドミタブル、フォーミダブルも艦砲射撃を終えたR級戦艦も、このままコロンボに帰るつもりでした。しかしマラッカ海峡を北上する新たな日本のTFの存在が報告されています。偵察機によると巡戦 1、戦艦 3、駆逐艦 1、客船 1の合計6隻だそうです。隻数はともあれ、本当に客船を含むTFならば兵員を輸送している可能性が大です。また巡戦や戦艦というのにわかには信じがたいにしても、護衛に巡洋艦以上の水上戦闘艦が含まれているのは確かなのでしょう。サバンに増援を送るつもりなのか、それともビルマの攻略にむけて兵員輸送中なのか。もしかするとこのTFを狙えるかも知れないので、空母もR級戦艦も寄港はいったん中止して、大ニコバル島の南側でパトロールさせてみることにしました。バンコクに陸攻がいて攻撃されると厄介なことになりかねませんが、虎穴に入らずんば虎児を得ず。機動部隊はジャワ海なので、少なくとも全滅の憂き目を見ることにはならないでしょう。

本日のメインは中国です。桂林の東2ヘクスの森林地帯で日本軍のDeliberate attackがありました。素のAVは日本軍5571:中国軍1172。中国軍には地形のプラス修正と、経験・サプライのマイナス修正がついて、修正AVは3151:1438、オッズ比2:1で敗退しました。中国軍はdevice 702個が破壊され628個がdisabledになる大きな損害を受け、日本側の被害はdevice 26個が破壊され697個がdisabledになりました。日本側の被害も決して少なくはないのですが、中国側も健全な予備部隊はかなり残り少なくなっています。日本軍の進撃が急で、逐次投入的になっているのもいけないですね。

Ground combat at 77,53 (near Kweilin) 
Japanese Deliberate attack 
Attacking force 175348 troops, 1688 guns, 497 vehicles, Assault Value = 5571 
Defending force 30529 troops, 163 guns, 0 vehicles, Assault Value = 1172 
Japanese adjusted assault: 3151  
Allied adjusted defense: 1438  
Japanese assault odds: 2 to 1  
Combat modifiers 
Defender: terrain(+), experience(-), supply(-) 
Attacker:  
Japanese ground losses:      8876 casualties reported 
         Squads: 22 destroyed, 547 disabled 
         Non Combat: 2 destroyed, 45 disabled 
         Engineers: 1 destroyed, 69 disabled 
      Guns lost 37 (1 destroyed, 36 disabled) 
Allied ground losses:      16236 casualties reported 
         Squads: 231 destroyed, 460 disabled 
         Non Combat: 427 destroyed, 88 disabled 
         Engineers: 22 destroyed, 50 disabled 
      Guns lost 52 (22 destroyed, 30 disabled) 
      Units retreated 5 
Defeated Allied Units Retreating! 
Assaulting units:    36th Division    13th Division    7th Ind.Mixed Brigade    110th Division    52nd Infantry Brigade    17th Division    37th Division    5th Ind. Engineer Regiment    41st Division    27th Division    51st Infantry Brigade    39th Division    15th Division    8th Armored Car Co     6th Division    116th Division    40th Division    32nd Division    2nd Ind.Mixed Brigade    15th Ind.Medium Field Artillery Regiment    52nd Ind.Mtn.Gun Battalion    2nd Ind. Mountain Gun Regiment    1st Mortar Battalion    51st Ind.Mtn.Gun Battalion    14th Medium Field Artillery Regiment    12th Army    4th Mortar Battalion 
Defending units:    79th Chinese Corps    62nd Chinese Corps    43rd Chinese Corps    49th Chinese Corps    46th Chinese Corps    4th Construction Regiment
    12th Group Army

2013年11月7日木曜日

マラッカ海峡で日本の輸送船団に逃げられる


1942年3月26日、22日から追跡していた日本の輸送船団は、パトロールしていた3隻の潜水艦をすり抜け、マラッカ海峡をさらに南下して、CVインドミタブル、フォーミダブル艦載機の手の届かないところに達していました。22日から毎日居場所が分かっていたのに、結局逃げられてしまったわけです。残念。
ビルマではラシオのHurricane IIa Trop 12機がマグエのsweepに出かけました。前日と同じく、マグエにはCAPの一式戦がいました。今日は前日より少なめの4機でした。数的にも優勢だし、このゲーム的には一式戦よりHurricane IIa Tropの方が優秀だと思うので期待してリプレイを見たのですが、一式戦 1機を撃墜できただけで、Hurricane IIa Tropも1機がOps lossになりました。これに引き続き、前日と同じようにカルカッタのB-17 12機(B-17D Fortress 8, B-17E Fortress 4)がマグエの飛行場を爆撃しました。すでにCAPは追い払われていて、のびのびと爆撃できたせいかAirbase hits 4、Airbase supply hits 4、Runway hits 13の命中弾がありました。

中国では桂林に九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 20機が地上部隊の爆撃にやってきました。桂林への爆撃は初めてかも知れません。桂林には2部隊のP-40Eが配置されていますが、CAPを指示してはいなかったので迎撃する戦闘機はいませんが、森林ヘクスでもあるので、被害はdevice 1つがdisabledになったのみでした。

その後、桂林の北東2ヘクスの地点の中国軍部隊に対して空襲がありました。桂林のP-40E WarhawkはこのヘクスのLRCAPの方を指示してあったので10機が迎撃しました。最初に九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 24機が来襲しましたが、12機を撃墜し、4機がOps lossになりました。ついで25機の九九双軽(Ki-48-Ib Lily)がやってきた時に残っていたP-40Eは1機だけで、1機も撃墜できませんでしたが、地上部隊の被害はdevice 3つがdisabledになっただけで済みました。今日のこのヘクスの空の戦いは連合軍の勝利ですが、地上では日本軍28ユニットが到着しています。森林ヘクスとはいえ守る中国軍の戦力はかなり少ないので、明日は陸戦をしかけられ大敗することになりそうです。