2013年11月30日土曜日

長沙の飛行場に空襲

1942年4月14日、長沙で日本側から陸戦を仕掛けられることはありませんでした。日本の兵隊さんたちも連日の攻撃で疲労がたまったものとみえます。かわりに南陽と漢口から九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機と九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 51機が飛行場爆撃にやってきました。長沙の中国軍には迎撃戦闘機もレーダーもまともな対空砲もないので、高度6000フィートから悠々と爆撃し、Airbase hits 17、Airbase supply hits 16、Runway hits 69の命中弾がありました。リプレイ後にチェックしてみると、飛行場サービス施設に43、滑走路に55のダメージが残っていました。

この飛行場爆撃には、飛行場自体を機能させない目的のほかに、fortificationの増強工事を妨害することと、サプライを破壊することの2つがあると思われます。飛行場や港(長沙は内陸なので港はありませんが)にダメージがあると、工兵はfortificationの増強工事よりも飛行場や港の修復を優先しなければならないルールなのです。日本側としては陸兵がお休みしている間に防禦施設がどんどん増強されては困るのでしょう。またサプライの破壊も重要で、前々回のエントリーに書いたようにサプライ不足だとAVにマイナス修正があります。

今日は飛行場のサプライに16発の命中弾がありました。爆弾命中一発あたりサプライ破壊量の中央値は、Airbase supply hitsのサプライ破壊量lという2年半以上も前のエントリーで紹介したことがありますが、九七重爆の投下する250kg GP Bombで303、九九双軽の投下する100kg GP Bombで48ほどです。リプレイをしっかりみれば、16発のうちいくつが250kg爆弾でいくつが100kg爆弾なのか数えられると思いますが、さすがに面倒なのでそこまではしていません。仮りに半数ずつだとすると、だいたい2800になります。お相手の方はコンバットリポートを見て、2800ものサプライを破壊できたと喜んでいるかもしれません。しかし、中国軍は慢性的にサプライ不足に悩んでいて、ここ数日の長沙のサプライ保管量は180トンを続けていました。今日は167トンに減っていますから爆撃の効果があったのは確かですが、わずかに13トンだけで、期待された2800とはかけ離れた値です。

このゲームのAirbase supply hitsというのは、その根拠地にサプライがたくさんあるほど命中しやすい、サプライ備蓄量が少なければ命中しにくいという風にはなっていないようです。飛行場の規模に応じた大きさのサプライ倉庫みたいなものがあって、それに対する命中数を算出・表示させているんでしょうか。そして、もしその倉庫の中にサプライがたくさんあれば上述の式にしたがって破壊量が決まって、あまりにサプライ備蓄量が少なければ破壊量はそれをずっと下回るといった感じなのかも知れません。それとさらに根本的な疑問ですが、前記のエントリーの元となったフォーラムのスレを読みなおしてみると、Devの人が公開したサプライ破壊量は単位を付して述べられているわけではないんですね。根拠地に備蓄されているサプライの数字の単位はトンですが、Devの公開した計算式で出てくるサプライ破壊量の単位は、トンではなく実はキログラムだったりポンドだったりってことがあるのかな??まさかね。でも、その点詳しく追及したスレを読んだ記憶はありませんが。

スマトラ島東岸を南西に航行する日本のTFの存在が報告されています。構成はCA(重巡) 5, DD(駆逐艦) 3, PG(砲艦) 2ということですが、砲艦は駆逐艦のことでしょうね。南西ということは、Kalidjatiや先日占領したスラバヤに向かうのではなく、スンダ海峡を抜けてインド洋に出ようというつもりでしょうか?クリスマス島やココス諸島にサプライを輸送する商船を避難させるべきか、今後の動きに注目したいと思います。

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