1942年3月23日、今日は目立った空襲はありませんでしたが、かわりに陸戦を3つご紹介します。ひとつはビルマで、日本軍の戦車聯隊4個と捜索聯隊2個の攻撃によりビルマ軍1個大隊が壊滅し、マンダレーを失いました。マンダレーにいた日本軍7ユニットのうちひとつは今日の攻撃に参加せず、Shwebo方面への追撃態勢に入っているように表示されています。Shweboは見捨てるべきでしょうか。いちおうオーストラリア第6師団を救援に向かわせてはいますが、日本軍は機械化部隊ですから間に合いそうにありません。Shweboの北2ヘクスから始まるジャングル地帯で持久すべきかな、やはり。
中国では蘭州の北東(このゲームのマップ上の方位)で中日の小部隊同士の戦闘がありました。コンバットリポートは下記の通り。素のAVは日本軍第15戦車聯隊 26:中国軍第303旅団 57。日本側には指揮官のプラス修正、中国軍は地形と指揮官のプラス、経験のマイナス修正がついて、修正AVは23:55。オッズ比1:2で中国軍がいちおう防戦に成功した戦いでした。しかし兵員の損害は中国側にだけ記録されていて、合計6つのdeviceがdisabeldになっています。
Ground combat at 82,32 (near Lanchow)
Japanese Deliberate attack
Attacking force 330 troops, 0 guns, 50 vehicles, Assault Value = 26
Defending force 1472 troops, 0 guns, 0 vehicles, Assault Value = 57
Japanese adjusted assault: 23
Allied adjusted defense: 55
Japanese assault odds: 1 to 2
Combat modifiers
Defender: terrain(+), leaders(+), experience(-)
Attacker: leaders(+)
Allied ground losses:
52 casualties reported
Squads: 0 destroyed, 6 disabled
Non Combat: 0 destroyed, 1 disabled
Engineers: 0 destroyed, 0 disabled
Assaulting units: 15th Tank Regiment
Defending units: 303rd Brigade
これはどうしてか。このゲームの陸戦は2段階に分かれています。最初にお互いの部隊が射撃・砲撃を行って相手のdeviceを破壊したりdisabeldにさせたりします。つぎに、射撃・砲撃により破壊されたりdisabeldになったdeviceの分を素のAVから差し引き、残ったAVにプラス修正、マイナス修正をして、修正AVが算出されます。修正AVの比と防御側のforitifcation値から、白兵戦が実施されたかどうかが判断されます。白兵戦が行われると、射撃・砲撃による死傷者に加えて、白兵戦による死傷者が加わりますが、今回の戦いでは防御側有利のオッズ比なので白兵戦は実施されず、死傷者はすべて射撃・砲撃によるものです。この中国軍第303旅団は対戦車兵器をもっていません。歩兵deviceにも硬目標に対する攻撃値anti-hardが設定されていて戦車を攻撃することはできるのですが、中国軍歩兵の硬目標に対する攻撃値は日本軍の歩兵と同じ値の5で、ゲーム内最低を誇ります。アメリカ軍歩兵は開戦時に15、1942型歩兵で35と段々増えていきますが、中国軍歩兵のanti-hardはそのままです。どこかのスレで、この5という値はスパナで戦車を叩くようなものと理解すべきだと書かれていました。工具で叩いて戦車を仕留めるなんてよほどの幸運がないと無理ですから、日本の第15戦車聯隊のdeviceに被害はなかったわけです。仕組みはそんな感じですが、山岳ヘクスでも対戦車兵器をもっていないと、戦う度にdeviceを削られて、最後は敗戦ということになりますね、これは。
もうひとつ、枝江から川をはさんだ向かいのヘクスでも、日本側のDeliberate attackがありました。ここは日本側の素のAVが7個戦車聯隊で444に対して中国軍 1430。中国側に地形のプラス、経験のマイナス修正がついて修正はAVは225:2269、オッズ比1:11で防衛に成功です。しかし死傷者は、日本側が車輌6輌が破壊され106輌がdisabledになり、中国側はdevice 19が破壊され、349個がdisabeldになりました。中国軍の被害の方が圧倒的に多いのは、上記の仕組みによるものです。ただ注目すべきなのは、攻撃に参加した日本側の車輌870に対し、破壊・disabledになったものが112輌あったことです。この112両すべてが戦闘車両なのかどうかは分かりませんが、それでもそれなりの損害でしょう。前述の戦いとの違いはここの中国軍には37mm対戦車砲をもっている部隊があり、合計で54門が戦いに参加したからだと思います。対戦車砲は3門がdisabeldになりましたが、まだ51門残っているので、もう何回か防衛できるのではと思います。
ただし問題なのは中国軍の対戦車砲はいったん破壊されるとほとんど補充されない点です。陸戦に敗れて後退を余儀なくされると、対戦車砲のような重装備(中国軍にとっては37mm方でも充分に重装備)は失われてしまうことが通例です。いったん失った対戦車砲が補充される見込みはほとんどありませんから、開戦時にもっていた分だけで戦うしかないのです。すでに敗北・撤退を経験した部隊の方が多くなっていますから、対戦車砲なんていう高級品をもっている部隊はすでにかなりの少数派です。やはり中国戦線の先行きは真っ暗です。
Ground combat at 78,51 (near Chihkiang)
Japanese Deliberate attack
Attacking force 5578 troops, 0 guns, 870 vehicles, Assault Value = 444
Defending force 47006 troops, 283 guns, 0 vehicles, Assault Value = 1430
Japanese adjusted assault: 225
Allied adjusted defense: 2689
Japanese assault odds: 1 to 11
Combat modifiers
Defender: terrain(+), experience(-)
Attacker:
Japanese ground losses:
Vehicles lost 112 (6 destroyed, 106 disabled)
Allied ground losses:
2254 casualties reported
Squads: 12 destroyed, 265 disabled
Non Combat: 2 destroyed, 49 disabled
Engineers: 1 destroyed, 12 disabled
Guns lost 27 (4 destroyed, 23 disabled)
Assaulting units:
10th Tank Regiment
3rd Tank Regiment
12th Tank Regiment
5th Tank Regiment
13th Tank Regiment
23rd Tank Regiment
11th Tank Regiment
Defending units:
14th Chinese Corps
94th Chinese Corps
57th Chinese Corps
73rd Chinese Corps
74th Chinese Corps
99th Chinese Corps
20th Artillery Regiment
29th Group Army
18th Artillery Regiment
22nd Artillery Regiment
0 件のコメント:
コメントを投稿