2014年1月31日金曜日

4日ぶりにマンダレーの陸戦再開

発売まであと3週間弱となったBanishedですが、作者さんのブログが更新されていました。今はバグ取りのほかにMacやLinuxへの移植の作業などをしているそうです。またmodは歓迎だというコメントもありました。作者がこのゲームの制作につかったツールをmodを制作するためのツールとして使えるよう手を加え、発売後に公開したい意向のようです。またmodで加えることの出来る変更には限界があって、例えば兵士が狼の群から村人を守るために戦闘したりといったことが現状では出来ないのだとか。ただし、そういった限界については発売後に拡張していくそうです。戦闘のない村づくりシムということは、初代のトロピコみたいなゲームになっているんでしょうね。 

1942年6月12日、中国戦線では昨日に引き続き陸戦がありました。日本側は歩兵師団10個、歩兵聯隊1個、戦車聯隊7個で素のAV合計4375の大軍なのに対し、中国軍は1ユニットAV50しかいなかったので、芷江の西隣のヘクスはあっさり奪取されました。貴陽を経由するルートは遠回りになりますが、日本側はこちらを通って重慶を目指すことが確実になりました。今日戦いのあったヘクスの西のヘクスにはまとまった数の中国軍部隊がいますから、なんとか遅滞戦闘に成功して欲しいものです。

ビルマではマンダレーで日本側のDeliberate attackがありました。マンダレーでの前回の陸戦は6月7日でしたから、4日間の休養をはさんでの陸戦です。日本側は歩兵4個師団、泰国軍師団4個、旅団1個、歩兵聯隊3個、戦車聯隊3個、捜索聯隊3個、工兵聯隊4個の兵力で、前回の陸戦に比較すると、歩兵1個師団、泰国軍師団1個、歩兵聯隊2個、旅団1個、捜索聯隊1個、工兵聯隊4個が増強されています。素のAVも前回6月6日・7日の陸戦の開始時が2631だったのに対し、今日は3082と2割ほど増加していました。連合軍はビルマにいる戦闘部隊をマンダレーにかき集めましたが、それでもオーストラリア歩兵師団2個、中国軍軍団1個、ビルマ師団1個、英軍旅団1個、戦車聯隊1個と砲兵や高射砲、根拠地隊などの後方部隊をあわせて、前回の素のAV 1470だったのが1289と低下しています。4日間休養をとったあとの日本側にはまだ疲労のマイナス修正がつき、連合軍には準備不足・経験不足・サプライ不足のマイナス修正がつきました。修正AVは日本側1268:連合軍1085、fortificaition(防禦施設)の規模は0ですが、オッズ比1:1なのでなんとか踏みとどまることができました。

日本側が工兵聯隊を4個も連れてきたのは、4日休んだことで連合軍がforitificaition増強を進めたと予想してのことだと思いますが、連合軍はサプライ不足でforitificaition増強工事を行うこともできない状況なのです。今日の死傷者は日本側がdevice61個破壊502個disabledに対し、連合軍はdevice205個破壊553個disabledと、連合軍の被害の方がかなり多くなっています。このペースで戦えば敗退は必至で、明日の陸戦で陥落かも知れません。もうビルマの連合軍に予備兵力はなく、マンダレーが陥落すると、東はラシオまで失うことになり、また北はミートキーナが保持できるかどうかっていう感じまで押し込まれることになりそうです。

2014年1月30日木曜日

マグエ爆撃作戦は失敗


1941年6月11日、昨日に引き続きオーストラリアのケアンズからB-17E Fortress 23機がニューギニア島東部北岸のラエの飛行場を爆撃しました。今日はCAPの姿はなく、Airbase hits 8、Airbase supply hits 1、Runway hits 35の命中弾を得るとともに、零戦 7機、九九艦爆2機、一式戦 1機を地上で破壊することができました。また、ラエ以外の飛行場にLRCAPを上げる余裕など無いだろうと考えて、ポートモレスビーに7機のB-26 Marauderを送りました。Portland Roadsからポートモレスビーは8ヘクスあり、B-26にとってはextended rangeになってしまうので、500ポンド爆弾を3つしか搭載できません。そのため、Airbase supply hits 1、Runway hits 3というささやかな戦果しかあげることができませんでした。でも四発爆撃機に任せきりではなく、双発爆撃機もニューギニアの日本の飛行場の制圧に参加してゆけば、稼動機のやりくりがかなりラクになります。

今日の結果をみて、Terapoに師団規模の陸兵を送る準備を始めることにしました。また、昨日のエントリーでは、ラバウルは放っておく、ソロモン諸島は攻略する意味が無いと書きましたが、あれを書いたあと、誤解を生むかなと反省しました。ラバウルとソロモン諸島を放置すべきというのは、このゲームの日本側のこれまでの戦い方から導いた方針です。日本側がもっと違った戦い方、たとえば、機動部隊や水上戦闘TFをつかって積極的に南太平洋の通商破壊をして来るようであれば、南太平洋への出口を塞ぐバリアとするためにソロモン諸島を攻略すべき場合もあると思います。

中国では芷江が陥落しました。6月7日の芷江の北西側のヘクスの陸戦の後、日本側は芷江を包囲する動きをみせ、芷江の西のヘクスに移動を始めました。芷江にいた中国軍は2ユニットのみ残して西の貴陽に向けて後退しています。ただし、日本の大軍の前進を少しでも遅らせるため、芷江の西に続く森林ヘクスで遅滞戦闘を試みる予定です。

今日のメインイベントはビルマの空で戦われました。連合軍はチッタゴン、インパールからHurricane IIb Trop 48機とP-38E Lightning 25機がマグエをsweepし、その後、カルカッタのB-17E Fortress 21機がマグエの飛行場を爆撃しました。ここ数日、メイクテーラとニューギニアのラエが同じような空襲を受けていたので、日本側もこのマグエへの空襲を予想して準備していたようです。今日のマグエ上空には91機もの零戦(A6M2 Zero)がCAPしていました。

このゲームの戦闘機の空戦ではsweeperがCAPより有利という定説があります。しかし、今日のようにCAPの数が圧倒的に多い場合にはそうそうsweeper有利に展開するわけではありません。coordinateの条件に留意しておけば戦闘機と爆撃機がみごとな戦爆連合で目的地に到達してくれるのに対し、sweeperはそれぞれの飛行隊が別々に戦場に到着する仕様です。今日もsweeperは5波に分かれてしまい、一番大きなグループでも25機、一番少ないグループは6機でCAPと立ち向かうことになりました。そんなわけで、ハリケーンは48機中26機(被撃墜 23、Ops loss 3)、P-38Eは25機中12機(被撃墜 10、Ops loss 2)を失ってしまいました。零戦は24機(撃墜 16、Ops loss 8)損失のみでしたから、大敗です。ハリケーンは月産16機なので49日分にあたる大損害です。ただ、5月以前の空の戦いがそれほど激しくなかったので、まだ40機ほど在庫があるのでなんとかなりそうですが。

sweeperの後に到着したB-17Eも無事ではありません。45機の零戦に迎撃され、21機中5機(被撃墜 3、高射砲 1、Ops loss 1)損失の被害を受けました。Airbase hits 15、Airbase supply hits 6、Runway hits 33の命中弾はありましたが、5機の損失に見合った戦果だとはとてもいえません。規模7のマグエ飛行場の機能を停止させる夢の実現はかなり遠い先になりそうです。またB-17Eは月産15機なので今日の損失5機は10日分の生産数にあたります。さらに困ったことには、B-17Eの生産配給は今月で終了で、7月には配給がありません。8月にB-17Fの生産が始まるまで大切に使っていかなければいけない機種なのにこんなに損失がかさむとは、とほほです。

連合軍側は、日本がマグエにCAPを集中させているだろうことを予想して、SIlcharの双発爆撃機部隊にマンダレーの地上部隊への空襲を指示してありました。Hurricane I Trop 16機の護衛でB-25C Mitchell 8機、B-26 Marauder 8機、B-26B Marauder 8機、Wellington Ic 11機がマンダレー上空に到着した時、予想通りCAPはいませんでした。高度6000フィートから爆撃を実施し、日本の地上部隊のdevice 3個を破壊、20個をdisabledにすることができました。CAPの妨害を受けなかったわりに爆撃の戦果が少なめなのは、Silchar・マンダレー間7ヘクスが、英米双発爆撃機にとってはextended rangeになってしまい。500ポンド爆弾を3個(ウェリントンは4個)しか搭載できないからです。日本の九七重爆や百式重爆も250kg爆弾4個搭載ですから、距離7ヘクス程度で同じか少し破壊力に劣ることになってしまうわけです。情けないはなし。

これまでのところ日本側はCAPに主に零戦をあてています。一式戦が零戦に劣ることは明らかなので、うまいやり方だと思います。来月か再来月か、遅くとも9月には二式戦の生産が可能となります。このゲームでの二式戦は日本機連合軍機をとわず、大戦前半のベストファイターですから、二式戦が使えるようになったら、零戦は引っ込め二式戦主体に運用するつもりなのでしょう。連合軍側は米軍のP-39D、P-40Eがたよりないので、ハリケーンをsweepにつかっています。しかし、パイロットの数的には米軍の方がずっと潤沢なのです。乏しいパイロットとハリケーンに頼らざるを得ない連合軍としては、二式戦の登場がおそろしい。

2014年1月29日水曜日

ラエを空襲


1942年6月10日、開戦日の真珠湾攻撃でSys 46, Flt 47(18), Eng 30(22)の損傷を来した戦艦メリーランドの修理が完了しました。メリーランドはパールハーバーでSysダメージを0まで修理してから西海岸に回航し、サンフランシスコの東隣のAlamedaの工厰で修理しました。また修理に加えて、1942年1月のアップグレードも済ませたので、損傷の修理だけに要する期間より1ヶ月半くらいは長くかかったかなと思います。さて、この戦艦メリーランドの使いみちですが、最高速度21ノットと低速なのでなかなか難しいところ。Terapo上陸作戦に参加させた戦艦コロラドと同じく、上陸船団に対する日本の雷撃・爆撃を引き受ける被害担当艦でしょうか。あと、今日は戦艦ノースカロライナの増援がありました。同じ16インチ砲をもつ戦艦とはいっても、こちらは最高速度28ノットなので、空母に随伴させてもいいし、また艦砲射撃をさせてもいいし、重宝しそうです。

昨日に引き続き、今日もクリスマス島に空襲がありました。昨日は爆装の九七艦攻も飛来しましたが、爆装の艦攻は役に立たないと判断したのか飛来せず、零戦(A6M2 Zero) 43機の護衛する一式陸攻(G4M1 Betty) 22機だけでした。いちおうP-40E Warhawk 6機が迎撃しましたが、零戦2機(Ops loss 2)損失と引き換えに3機が撃墜され、雷撃は阻止できず。xAP Kepong(1020トン、VP 3)に魚雷2本、xAK Arkaba(3700トン、VP 7)に魚雷1本が命中し2隻とも沈没してしまいました。貨物船に積まれていたトラック7両が海没したそうです。しかし高射砲部隊のその他のdeviceは揚陸済みでした。

おかえしに、東チモールのディリから出てきた日本のコンボイをSS S-45が攻撃し、魚雷2本命中でxAK Hokkai Maru(4875トン、VP 10)を撃沈しました。このコンボイは数日前にディリに向かうのを目撃されていたので、できれば空荷の帰りにではなく、積み荷の満載されていた入港時に撃沈してほしかったところですが... それと昨日のSaumlakiの再占領もそうですが、このところ日本側が蘭印東部の防備に力を入れ始めたように感じます。

ニューギニア戦線では東部北側のラエに空襲を敢行しました。まずHorn IslandからP-38E Lightning 25機がsweep。一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 42機に迎撃されましたが、P-38E 4機(被撃墜 3、Ops loss 1)に対して一式戦14機(撃墜 14、Ops loss 2)のスコアでした。P-38はE型が1942年の5月にだけ配給され、8月に次の機種のP-38Fの生産が始まるまで補充されません。とても貴重な機種なのですが、一式戦あいてに4機も失うのは残念です。しかし今日の作戦目標の達成のためには必要な犠牲でした。ついでオーストラリア東岸のケアンズから、B-17E Fortress 32機がラエの飛行場を爆撃しました。P-38Eの活躍のおかげでCAPの一式戦は16機に減っていて、爆撃の障害とはなりませんでした。Airbase hits 20、Airbase supply hits 11、Runway hits 51の命中弾とともに、駐機していた零戦を地上で12機破壊できました。B-17Eは1機がOps lossになりましたが、作戦成功といえると思います。

ニューギニア島東部の日本側の根拠地のうち、規模2以上の飛行場を持つのはポートモレスビーとここラエの2つだけで、ともに飛行場の規模は4です。その他は規模1の飛行場ばかりです。規模1の飛行場からも哨戒機、偵察機、戦闘機のCAPといった任務が可能ですが、攻撃的な任務、つまり爆撃、雷撃、戦闘機のsweepを実施することはできません。連合軍の目論見は、Terapoにサプライをたっぷり陸揚げし、ついで1個師団規模の歩兵、飛行場の建設部隊、整備部隊などを上陸させ、陸路からのポートモレスビー、ラエなどの攻略です。Terapoへの輸送の障害となるのは日本の航空機ですが、ポートモレスビーの飛行場はこれまでの爆撃でほとんど機能していないようで、日本側もポートモレスビーに飛行隊を派遣したことはありません。あとラエを機能停止にできれば、残るはラバウルだけ。ラバウルからTerapoまでの距離は11ヘクスもあり、Terapoに到着した時点で爆撃機も護衛の戦闘機もそれなりに疲労していますから、零戦や一式戦より劣るP-39DやP-40Eにとっても、迎撃の仕事がそれだけラクになるというものです。

一回の爆撃だけでラエを機能停止にできたかどうかは不明なので、B-17Eにはあしたも空襲を指示しました。今日のsweepでお疲れのP-38Eはお休みさせますが、なんとか明日もうまくいってほしいものです。明日も期待通りの戦果を上げることができれば、ニューギニア東部の戦いは帰趨が定まったといってもいいのかなと思います。ポートモレスビーやラエなどニューギニア東部の日本の根拠地を一掃できれば、それ以上は望みません。ラバウルは放っておく予定です。今日、日本側はソロモン中部のチョイスル島Panggoeに上陸しました。ニュージョージア島ムンダの北東のヘクスです。日本側をプレイしているとソロモン諸島の防備を固めなければと感じるのかも知れません(私も日本側を持っているときはそうしました)が、連合軍を持ってプレイしてみると、ソロモン諸島は占領してもちっともうまみが無い、手を出すだけの価値がないっていう評価になります。ラバウル→トラックと防備を固めているのが明らかな拠点の攻略を目指すより、ラエ、ポートモレスビーを奪還してトレス海峡の航行が完全に安全になったら、ニューギニア南岸経由で蘭印東部を目指すつもりです。

2014年1月28日火曜日

マンダレーで双発爆撃機26機が撃墜される


1942年6月9日、今日もいろいろありました。きのう珊瑚海で九六陸攻の雷撃を受けた軽巡ジャワとスマトラは今日も日本の哨戒機に目撃されてしまいました。しかし、艦船攻撃は目標までの距離が遠いほど実現しにくくなる仕様もあり、ラバウルから距離15ヘクスまで辿り着いていた両艦が雷撃されることはありませんでした。消火に成功し、被害もわずかですが低下し始めているので、最寄りのケアンズ(距離9ヘクス)までなんとか行き着けるのではと思っています。一方、ニューギニア島東部南岸のTerapoには零戦(A6M2 Zero) 15機のsweepがありました。CAPのP-39D Airacobra 16機が迎撃し、零戦 2機撃墜、P-39D 5機(被撃墜 4、ops loss 1)損失のスコアでした。零戦にsweepされてこのスコアなら、上出来な方だと思います。

蘭印東部のSaumlakiに日本の第144歩兵聯隊の一部が上陸しました。上陸船団の姿がみあたらないことと、一日に4回まで可能な上陸行動が1回しかなかったことから、Fasttransport TFで小数の兵力を輸送し、上陸させた後すぐに逃げてしまったという感じでしょうか。長居していてくれれば、Barthurst Island配置の戦闘機の護衛で、ダーウィンのB-26が攻撃できたのにと思うと残念です。日本側もそういったあたりは充分承知なのでしょう。

このSaumlakiは、1942年3月27日に上陸占領された後、日本側が兵力を転進させたようで、連合軍が西側にある無人だったBabarに密かに兵力を空輸し始めたことに伴い、5月31日に連合軍側のものとなっていました。その後、日本側は何度かSaumlakiに偵察機を送ってきました。偵察機がSaumlakiに連合軍地上部隊を目撃することはなかったでしょうし、そもそも5月31日のコンバットリポートにはSaumlakiへの連合軍の上陸行動も載せられていませんでした。ということは、直接の上陸ではなく周囲の根拠地の所在敵兵力の影響により支配者が変更となるルール(ボートで漕ぎ着けて旗を立て帰還する)が適用されたと考えるのが妥当だと思うのですが、今までのところ周辺の根拠地には偵察機は飛来していません。今日Saumlakiに上陸したということは、連合軍の存在を想定してのことなのでしょう。でも上陸してみて連合軍部隊がいないことに気付けば、早晩、Babarも偵察されることになるでしょう。Babarには蘭印軍の残党とオーストラリア軍とを細々と空輸しているだけで、今日の時点で素のAV 19。fortificaitonもまだ規模1しかありません。チモール島の制圧に寄与する絶好の位置にあるだけになんとか保持し続けたいところではありますが、小数の兵力でも上陸してくればあっけなく陥落してしまうでしょう。

蘭印でもSaumlakiよりずっと西方のジャワ島Kalidjatiから、零戦(A6M2 Zero) 42機と一式戦(Ki-43-Ia Oscar) 19機の護衛で爆装の九七艦攻(B5N2 Kate) 13機と雷装の一式陸攻(G4M1 Betty) 22機がクリスマス島に飛来しました。クリスマス島ではコルベットに護衛された客船2隻と貨物船2隻の船団がアメリカの高射砲ユニットを輸送してきたところでした。クリスマス島には80mm高射砲を装備した蘭印軍ユニットが2ついますが、今後の空襲の激化(クリスマス島への日本側の上陸があるのかどうか不明ですが、上陸しないのならマルタ島のように空から制圧する方針をとるでしょう)に対処するため増援を送ったわけです。クリスマス島上空には8機のP-40E WarhawkがCAPしていましたが、3機が撃墜されました。日本機を撃墜することはできませんでしたが、爆撃の妨害には役立ったようで、xAKL White Wing(1600トン、VP 3)に魚雷1本が命中して沈没しただけで、その他の輸送船は無事でした。沈没したxAKL White Wingは4隻の輸送船の中で最も小さなフネで、すでに揚陸が終了していたのはラッキーでした。その他の輸送船も大部分の高射砲の揚陸を終え(連合軍ユニットに含まれるsupport deviceはほとんどがmortorized support、つまりトラックです。小さな港にトラックを揚陸しなければならないのはなかなか厄介で、3隻のうちの1隻にはまだトラックが26両積まれています)ているので、明日も攻撃があってさらに沈没船が増えても、作戦自体は成功と考えています。

今日もっとも激しい戦いのあったのはビルマです。ビルマのマンダレーの日本軍地上部隊に対しては数日前からSilcharの双発爆撃機部隊に爆撃を指示してありました。悪天候のせいでちっとも飛んでくれずやきもきしていましたが、今日はようやく出撃してくれました。しかし間の悪いことに護衛の戦闘機がついてくれなかったのです。マンダレー上空には零戦(A6M2 Zero) 82機と一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 4機がCAPしていて、Blenheim IV 22機のうち21機!!、Wellington Ic 4機のうち3機、B-26B Marauder 3機のうち2機が撃墜されてしまいました。ほぼ全滅です。もちろん護衛戦闘機をつけずに爆撃させる計画ではなく、ハリケーン2個飛行隊に護衛するよう指示してありました。しかし一昨日からSicharのサプライ在庫が需要の2倍を下回っていました。ハリケーンがマンダレーまで飛ぶには増槽が必要ですが、増槽はサプライ在庫が需要の2倍以上ある根拠地でないと装着できないルールです。やむを得ず護衛用のハリケーンの飛行隊を1ヘクスだけビルマよりのインパールに移動させました。そのインパ-ルに移動した飛行隊がなぜか飛んでくれなかったための惨劇だったわけです。日本軍地上部隊はdevice 1個がdisabledになっただけで、ほとんど実害ゼロ。日本軍は前回の陸戦後ゆっくり休養をとっていますから、次の陸戦ではマンダレー陥落の線が濃厚です。

連合軍はカルカッタのB-17E Fortress 22機が2波にわたってメイクテーラの飛行場を爆撃しました。日本側は主にマンダレー上空へのLRCAPを指示していたようで、メイクテーラで迎撃してきたのは零戦 4機と一式戦4機だけでした。大した障害とはならず爆撃することができ、メイクテーラの飛行場にはAirbase hits 7、Airbase supply hits 6、Runway hits 45の命中弾を与えることができました。このくらいでも飛行場のCAPを上げる機能を停止させるまでには至ってないかと思います。また在地機はなかったようで、地上で破壊された機体はありませんでした。

そして最後に、チッタゴンからHurricane IIb Trop 28機とP-38E Lightning 25機がメイクテーラをsweepしました。零戦 21機と一式戦 7機に対しハリケーン 8機の損失で、sweep作戦自体はいちおう成功でし。しかし、このsweepが、Silcharからの双発爆撃機のマンダレー到着よりも先にメイクテーラ上空で空戦していれば、CAPの日本戦闘機の数がかなり減って、双発爆撃機の損失もずっと少なくて済んだろうと思われます。coordinateの面で反省すべき点の多い一日でした。

2014年1月27日月曜日

珊瑚海で軽巡ジャワとスマトラが被雷


1942年6月8日、軽巡スマトラとジャワ、駆逐艦2隻のTFがきのう日本軍の上陸した珊瑚海のTagula Islandを訪問しました。輸送船を捕捉できるかなと思って送り出したのですが、逃げられてしまいました。計画では今日の昼のフェーズにはオーストラリア東岸に向けて帰還しているはずでしたが、意に反してTagula Islandのヘクスで朝を迎えてしまいました。日本軍はすかさず、ラバウルから午前30機、午後13機の九六陸攻を雷撃に送ってきました。午前の攻撃では軽巡スマトラに魚雷が1本命中し、Sys 29, Flt 53(29), Eng 14, Fire 1のダメージ。午後の攻撃では軽巡ジャワにやはり魚雷1本が命中し、Sys 40, Flt 53(35), Eng 6, Fire 4のダメージ。大きな被害ではありますが、両者がともに第一次大戦中に起工されたジャワ級軽巡洋艦で、日本の5500トン型軽巡より古いフネであることを思えば、沈没しなかったこと自体は幸運だったのでしょう。しかし13ノットしか出せなくなっているので、明日も陸攻の攻撃を受ける可能性があります。生還はかなり難しい感じで、余計なちょっかい出さなければ良かったと反省しています。

ニューギニア島東部南岸のTerapoに、ラエから零戦(A6M2 Zero) 23機の護衛で九九艦爆(D3A1 Val) 27機と九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機が飛行場の爆撃に飛来しました。P-39D Airacobra 25機が迎撃し、零戦7機(撃墜 1、Ops loss 1)、九九艦爆14機(撃墜 13、Ops loss 1)、九七重爆3機(撃墜 3)の損失が報告され、P-39Dは3機(被撃墜 2、Ops loss 1)のスコアでした。飛行場の被害は Airbase hits 1、Runway hits 4とわずかで、すぐに修理が済みました。空戦がこんな風になった理由は、ひとつには一昨日のsweepによりTerapoの連合軍戦闘機は弱体化していると日本側は予想していて、25機の迎撃が日本側の予想よりも多かったためでしょう。零戦は爆撃機を守るために犠牲になったのだと思います。また今日の空襲は3波に分かれてしまい、零戦が護衛していたのは第一波の九九艦爆 12機だけだったので、護衛のつかなかった九九艦爆にかなりの犠牲が出たわけです。残念ながら第三波飛来時に滞空中のP-39Dは6機だけだったので、九七重爆は3機しかしとめることができませんでした。今日の戦闘の結果を見て、あしたはTerapoに復讐のsweepがありそうで心配です。

ビルマではShweboに零戦(A6M2 Zero) 104機と一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 12機のsweepがありました。P-40E Warhawk 50機が迎撃しましたが、数的劣勢と、sweep>CAPの関係と、高度差(日本側2万フィート、P-40E 8000フィート)の三つがあいまって、31機(被撃墜 25、Ops loss 6)を失う結果となりました。パイロットの死傷もKIAとWAI合計で14名。零戦は1機が撃墜されただけですから完敗です。P-40Eを2万フィートでCAPさせておけば、多少はましになかったのかも知れませんが、マンダレーの日本軍地上部隊への空襲を護衛させる意味もあって8000フィートにしてありました。でも、今日も双発爆撃機群はマンダレー空襲に飛んでくれなかったので、低高度の悪い面だけが出てしまったわけです。なおマンダレーの日本軍地上部隊による陸戦はありませんでした。

連合軍はチッタゴンとインパールからハリケーン 44機(Hurricane IIb Trop 28、Hurricane I Trop 16)とP-38E Lightning 25機がメイクテーラのsweepに出かけました。驚いたことにメイクテーラ上空に日本機の姿はなく、sweeper 69機はむなしく帰還しました。今日のShweboへのsweepは、ビルマ中部の日本戦闘機の総力を挙げての作戦だったようです。しかし連合軍側がsweepをしかけたことで、日本側も自軍の飛行場上空にCAPを上げないわけにはいかないと感じたことだと思います。そのCAPと戦うため明日もメイクテーラにsweepを行い、四発爆撃機による飛行場爆撃も追加する予定です。

ニューギニアとビルマでの飛行機の損失をまとめると、図の通りです。飛行機の生産数を自分で調節できる日本側と違って、連合軍側は戦闘機(爆撃機も)の生産配給数が固定されていてしかもかなりタイトなのです。こういう損害の多い戦いが続くと、戦闘機の在庫が底をついてしまいそうで心配です。

2014年1月26日日曜日

中国で日本軍が方向修正

1942年6月7日、ニューギニア島東沖の火山島Tagula Islandに8th Indpt SNLF Coyが上陸を始めました。きのうTagula Islandの東隣のヘクスで目撃された日本のTFはこの上陸作戦のためのものだったようです。でも、なぜこんなところに上陸するんでしょうか?日本側としてはブナ、ラエといったニューギニア東部北岸やショートランドなどのソロモン諸島中部への連合軍の侵攻を警戒しているのか?もしそれらの地点への上陸作戦を行うとすれば、まずこのTagula Islandなどに拠点を設けて支援することになるでしょうからね。また現在のところ、ダーウィンへの地上部隊やサプライの輸送はすべて、オーストラリア東岸からトレス海峡を経由して行われています。そのためオーストラリア東岸の艦船交通量がかなり頻繁になっているので、それを監視する哨戒機の基地とする意図もあるのかも知れません。

中国では芷江の北西のヘクスで陸戦がありました。日本軍は沅江を渡河した後、重慶に向かう歩兵師団主力の大軍と戦車聯隊8個の別働隊の2つに分け、前者が重慶への道を、後者が芷江包囲を狙いました。しかし両方とも中国軍に前進を阻まれることとなり、日本側は圧倒的な兵力を集中するというこのゲームでのこれまでのやり方に立ち戻ることにしたようです。重慶方向に向かっていた大軍は南下し、きのう芷江の北西のヘクスに到着。今日の日本側の兵力は歩兵師団10個、歩兵聯隊 1個、戦車聯隊 7個で素のAVが4381。中国軍は635。中国軍には地形のプラス、経験不足とサプライ不足のマイナス修正がついて、修正AVは3136:451。オッズ比6:1で大敗です。日本側にもdevice7個破壊228個disabledの死傷者が出ましたが、中国軍にはdevice919個破壊237個disabledの大量の犠牲者が出ました。もともとdisabledになっていたdeviceが多いので、敗北でそれがほとんど破壊されてしまったということのようです。日本側はこの後、兵力を二手に分けずこの大軍のまま運用するのか。また、重慶への進撃路は、反転北上して元のルートをたどるのか、それとも遠回りでも貴陽経由で重慶に向かうのか。そのあたりを見きわめながら対策を考えようと思います。

ビルマでは昨日に引き続きマンダレーで陸戦がありました。素のAVは日本側 2185:連合軍 1252。連合軍には準備不足、疲労、経験不足、サプライ不足のマイナス修正がついて、修正AVは630:697。オッズ比1:2でなんとか踏みとどまることができました。今日の死傷者は日本側がdevcie95個破壊429個disabledになったのに対し、連合軍は85個破壊396個disabledでした。コンバットリポートを見ると、連合軍側ばかりにマイナス修正がついているのに、修正AVは連合軍の方が上待っていて、昨日よりスコアが改善していました。陸戦のこのあたりのメカニズムは私には分かりませんが、きっと日本兵の疲労値や混乱値もかなり高くなっているのだろうと想像します。でも連合軍部隊のサプライ不足がばれてしまいましたから、休養をはさむことはあっても、マンダレー奪取を諦めてくれるなんてことはないでしょう。

今日もSIlcharの双発爆撃機は飛んでくれませんでした。理由は目的地の天候が悪かったからだそうです。でもマンダレーの今日の天気はLight Cloudだったんですけどね。マンダレーの地上部隊は友軍爆撃機の飛来を心待ちにしているというのに、薄曇りくらいでも飛ばない爆撃機って何なんだろうって思っちゃいます。この地域の明日の天気予報はRainなので、明日も空襲の実施は期待できないかも知れません。

Silcharの双発爆撃機隊のほかに、インパールとチッタゴンのハリケーンにもマンダレー上空のsweepを指示してありました。マンダレー上空には零戦や一式戦のLRCAPが予想され、双発爆撃機が迎撃されて大きな被害を受けることが心配で、まずsweepで迎撃戦闘機の数を減らそうと思ったからです。この両飛行場のハリケーンもやはり飛んでくれませんでした。しかもSIlcharの爆撃機隊は違って、リプレイ中に飛べない理由が表示されません。変だなと思いながら、むかし、自軍の根拠地を目的地としたsweepは不可能だというスレを読んだような気がすることを想い出しました。検索してみると、Why, oh why won't you fly?というスレでした。スレ主さんがsweep任務を指示した戦闘機が飛んでくれない理由を尋ねたら、自軍の根拠地はsweepできないと3人の人が答えています。答えていたのは、Devチームの人というわけではありませんが、この解答が間違っているというレスもつかなかったので、そういう仕様と考えていいのだと思います。それにしても、こういう情報がマニュアルにないのは不親切だし、少なくともsweepの目標として味方の根拠地を指示しようとしてもできないようにコードする親心はあっていいはずです。こういうあたり本当に荒削りなゲームだと思います。

仕方がないので、インパールとチッタゴンのハリケーンには明日メイクテーラをsweepするように指示しました。日本軍の戦闘機はマグエとメイクテーラに配置されているので、メイクテーラをsweepすればマンダレーのCAPを減らすことができるでしょう。もちろん、ハリケーンの方がよりたくさん減らされてしまう可能性もかなりありますが。

2014年1月25日土曜日

1942年5月の成績など


まず先月、1942年5月の成績から。飛行機の損失数は連合軍の316機に対して日本側は166機とほぼダブルスコアでした。ジャワ島の主な拠点の陥落により地上でオランダ軍機が破壊されたり、2回目の真珠湾攻撃で空母レキシントンの急降下爆撃機・雷撃機が全機失われてしまったことなどの影響も大きかったと思います。日本側では相変わらず海軍機の零戦がトップで陸軍機の一式戦の損失数の少なさが目立ちます。

パイロットの死傷も1942年になってからでは最多となりました。毎日のことなので気付きませんでしたが、空の戦いも少しずつ激しさを増してきているようです。

艦船の沈没数は日本側5隻、連合軍側2隻でこの時期にしてはとても少ない数です。5月にも、たとえばラングーンへ第21歩兵師団を輸送したコンボイのように、損傷した艦船はそれなりにありました。それを考慮しても、お互い、航空機による攻撃を受けそうな海域ではあまり艦船を動かしていなかったと思います。

さて1942年6月6日、きのう戦闘機を派遣したニューギニア東部南岸のTerapoに、早速ラエからsweepがありました。Terapoに戦闘機が常駐・CAPすることは許さないという日本側の決意を示すかのように、零戦(A6M2 Zero) 27機と一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 41機という多数の戦闘機によるsweepでした。Terapoの飛行隊は定数25機(+補用4機)のP-39D Airacobraを装備していますが、定数いっぱいの25機全部が離陸しました。レーダーが機能していると、迎撃に出撃する機数は増えるように感じます。しかし、爆撃機を含む編隊の空襲とは違って、戦闘機だけのsweepはあまり早くは探知できない(仕様でしょう)ので、離陸した全機が会敵できるわけではありません。スコアはP-39D 14機(A2Aで12、Ops loss 2)に対して、零戦 6機(A2Aで5、Ops loss 1)、一式戦 1機(A2Aで1)の損失で、ちょうど2対1でした。機数も性能も上の日本機を相手にこの成績ならよくやった方かなと思います。でも、この飛行隊は消耗してしまったのでしばらく休養が必要です。Terapoには交替の飛行隊を送りました。

ニューギニアの一番東のミルン湾のさらに東方のRossel Islandで、哨戒機が日本のTFを発見しました。艦種不明の2隻のTFだということですが、何をしているんでしょうか?このところトラックやラバウル発の電波がよく聴取されます。とくに、今日はトラックにHeavy Volume of Radio transmissionsが2回聴取され、これまでのデータともあわせてDetection Levelが2/4になり、在泊艦船や飛行機の様子をかいま見ることができました。トラックには艦船が合計で162隻もいると表示されていますが、空母の在泊は確認されていません。本土でアップグレード中なのか、それとも珊瑚海でなにやら悪事を企んでいるのか、どちらでしょう。

ジャワ島南のクリスマス島でサプライを揚陸中の船団に九七重爆2波30機の艦船攻撃がありました。一昨日はクリスマス島にP-40Eを派遣して九七艦攻を迎撃できたのですが、CAPを常駐させると、零戦や一式戦のsweepにやられてしまいます。それを避けるため、クリスマス島への戦闘機の派遣はなるべく不規則になるようこころがけていて、一昨日のP-40Eも昨日ココス諸島に帰還させました。その結果、今日は迎撃する戦闘機がいません。九七重爆は高度5000フィートの低高度から自由に爆撃し、xAKL Parigi(1050トン、VP 1)に250kg爆弾が1発命中して沈没。またxAKL Soerabajaにも1発が命中し、Sys 74, Flt 63(27), Eng 22, Fire 83と大破炎上中です。港にdisbandさせましたが、Fire 83と燃え盛っていますから助からないでしょう。それにしても、ニューギニアのTerapoにしてもこのクリスマス島にしても、制空権を確保できていない地域に輸送船を送り込むわけですから、こういった被害もやむを得ないところではあります。でも、なんだか史実のソロモン戦での日本側の苦境を体験プレイしている感じ。上記のように先月まではそれほど沈没艦船数が多くなかったのですが、反攻に移った影響で今後もぐっと増えてゆきそうです。

ビルマでは今日もカルカッタからマンダレーにB-17E Fortress 17機が地上部隊の爆撃に向かいました。チッタゴン、インパール、ShweboのハリケーンとP-40EにもマンダレーへのsweepとLRCAPを指示してあるのですが、今日も飛んでくれませんでした。やはり雨季だからなんでしょうか。マンダレー上空には零戦(A6M2 Zero) 8機と一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 4機がCAPしていて、B-17Eと一式戦各1機が空戦で撃墜されました。戦闘機の妨害によりマンダレーの日本地上部隊の被害は車輛1両破壊とdevice 11個がdisabledになったのみです。この程度では、貴重な四発爆撃機1機の損失にはとても見合いません。3日連続の出撃で機体にもかなりダメージがたまり、これ以上無理させるとOps loss続出が危惧されるので、明日はお休みさせます。

その後マンダレーでは日本軍のDeliberate attackがありました。日本軍は歩兵師団3個、泰国軍師団4個、歩兵聯隊1個、戦車聯隊3個、捜索聯隊1個など合計で素のAVが2631。連合軍は先日のメイクテーラでの敗戦で後退してきた部隊にオーストラリア第6歩兵師団が加わって素のAV 1470。連合軍には準備不足と経験不足のマイナス修正が加わって、修正AVは1134:800。オッズ比1:1なのでなんとか踏みとどまることができました。死傷者は日本側のdevice 39個が破壊され572個がdisabledになったのに対し、連合軍は174個が破壊され392個がdisabledになりました。死傷者数は両軍の戦力に応じた数ではありますが、今日の戦闘でforitificationが1から0に下がってしまったので、明日も攻撃されればダメかなといった感じ。明日こそ双発爆撃機の空襲で日本軍地上部隊の混乱値や疲労値を上げることができればいいのですが。

2014年1月24日金曜日

今日のビルマの空は意のままにならず

1942年6月5日、昨日Terapoで九六陸攻の雷撃を受けたxAK Clevdon(4620トン、VP 9)とxAP Merkur(3550トン、VP 8)は予想通り消火に失敗して沈没しました。大火だったのでやむを得ないところですが、沈没してしまったことは残念ですが、乗っていた255 USN Base Forceユニットの一部は上陸することができました。ユニットのインフォメーション画面をみるとTOEの38/62、つまりこの部隊は62%充足状態で、24%はdisabled(負傷・故障)、健全なdeviceは全体の32%となっています。沈没にいたる火災の中からよく62%も脱出できたものと感心しましたが、特に40トンもあるSCR-270レーダーなんかどうやって降ろしたんだろうと不思議に感じましたが、チェックしてみるとレーダーなど、deviceの一部は上陸後にTerapoのサプライを消費して補充されたものでした。昔々に書いたLCUのdeviceが補充される仕組みというエントリーで紹介したことがありますが、
サプライ必要量の2倍以上のサプライを持つ基地は、対象の地上ユニットがaccept replacementに設定されていれば、その余分なサプライをreplacement(補充)に使用することがある。 
という仕組みでdeviceは補充されます。Terapoにはサプライが需要を下回っていることを示す赤い”!”がついていますが、deviceを補充するフェーズではサプライは不足状態にはなく、この部隊にdeviceを補充するためサプライを消費してしまったが為に不足状態になってしまったということなのでしょう。

ともあれ、この部隊を輸送した主な目的だったレーダーが使えるようになって一安心。レーダーがあるとCAPを効果的に運用することができるので、補充されたdeviceの中で一番うれしかったのはやはりレーダーです。またすでにTerapoに配置されていた港湾サービス部隊とあわせて、Terapoの健全なNaval Support分隊の数が69個(ほかにdsiabled状態のものも38個)になりました。これだけNaval Supportがいてくれれば港の規模が0のTerapoでも重装備の揚陸がはかどることでしょう。

ビルマでは、昨日に引き続きカルカッタからマンダレーにB-17E Fortress 26機が地上部隊の爆撃に向かいました。悪天候のためか、今日はShwebo、インパール、チッタゴンの戦闘機は1機も飛んでくれず、2波に分かれたB-17EはLRCAPの零戦(A6M2 Zero) 17機、一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 6機に迎撃されることになってしまいました。第1波の18機は零戦を2機撃墜して、マンダレーの地上部隊のdevice 6個を破壊し31個をdisabledにしましたが、第2波の8機は2機撃墜され、地上部隊に被害を与えることができませんでした。

高価で貴重なB-17Eが2機も撃墜されたことはインド方面連合軍空軍にとって大きな痛手ですが、それ以上に日本側地上部隊に与えることのできたダメージの少なかったことの方が問題です。sweepの戦闘機や同じように爆撃を指示してあった双発爆撃機が飛んでくれていたなら、この数倍のdeviceを戦闘不能にすることができたろうにと思うと残念ですし、マンダレーの連合軍地上部隊にとっては残念以上のショックだったでしょう。これらの部隊にはまだサプライが充分に補充されていません。しかも日本軍の主力部隊が今日マンダレーに到着し、明日には総攻撃が予想されるのですから。今日の戦闘で機体の状態も万全とはいえないB-17Eですが、明日も空襲にむかうよう指示しました。もちろん、Shweboやチッタゴン、インパールの戦闘機・双発爆撃機にも空襲を指示しましたが、爆撃が順調にいったとしても、マンダレーの防衛は無理そうかなと感じます。

2014年1月23日木曜日

各地で激しい空の戦い



1942年6月4日、Aviation Supportやレーダーを含む255th USN Base ForceをTerapoに輸送していた船団が九六陸攻(G3M2 Nell) 30機の雷撃を受けました。前日のAPD 3隻沈没の教訓を汲んで、今日はHorn IslandのP-38Eに船団上空のLRCAPを指示してあったのですが、なぜか飛んでくれませんでした。xAP Neptuna(3550トン、VP 8)とKV Jasmine(900トン、VP 4)に魚雷が2本ずつ命中し沈没。まだ沈没していない2隻も、魚雷2本命中のxAK ClevedonはSys 40, Flt 70, Eng 16, Fire 41、1本命中のxAP MerkurはSys 51, Flt 97, ENg 13, Fire 51と大破炎上中です。これだけ火災の数値が大きいと、次のターンには確実に沈没するでしょう。この船団はTerapoに到着したばかりの時点で雷撃されたようで、USN Base Forceの下船は始まっていませんでした。地上部隊1個全部が海没するなんて、緒戦期にシンガポールから転進しようとしてマラッカ海峡で全滅したオーストラリアの歩兵連隊につぐ悲劇です。

ジャワ島南方のクリスマス島でサプライを揚陸中の船団が九七艦攻(B5N2 Kate) 26機の爆撃を受けました。昨日久しぶりにクリスマス島にP-40E Warhawkを移動させCAPを指示してあったので、5機が迎撃してくれました。九七艦攻は14機も撃墜され、そのまま済めばめでたしめでたしだったのですが、日本の海軍パイロットの根性は大したもの。生き残った1機がxAKL Legazpi(1700トン、VP 3)に250kg爆弾を命中させ、撃沈しました。貴重なサプライが700トンほどまだ残っていたはずですが、地上部隊が海没するよりはましかなと思ってあきらめます。今日の艦攻は距離8ヘクス離れたKalidjatiからだったので爆装でしたが、Tjilatjapの飛行場が整備されそちらから発進すれば雷装が可能なので、今後はさらにクリスマス島への輸送が困難になりそうです。

一昨日、連合軍がメイクテーラで大敗したビルマですが、昨日は大きな動きがありませんでした。連合軍側の私は大敗に呆然としていたこともあり、また日本側の動きをみてから対策をとろうと考えていました。日本側も同じような考えて静観したのかも知れません。しかし、今日はお互いに多数の飛行機を繰り出しての激しい空戦が戦われました。日本側はマンダレーに零戦2波合計73機のsweepと、Shweboの飛行場へ戦闘機38機の護衛で爆撃機82機(九七重爆 55、九九双軽 27)の爆撃。連合軍はメイクテーラにハリケーン(Hurricane IIb) 6波75機とP-38E Lightning 25機のsweepとB-17E Fortress 26機の地上部隊爆撃。うちわけは別表の通りです。

日本側はマンダレーへのsweepでCAPしていたP-40Eを蹴散らしましたが、その後のShwebo爆撃部隊の仕事をラクにしてやれるほどの効果はありませんでした。それというのも、連合軍がCAPを指示してあった戦闘機P-40EはすべてShweboに配置されていて、マンダレーへのsweepでは少数機しか撃墜できなかったからです。Shwebo飛行場への爆撃は3波に分かれてしまい、第一波こそ零戦27機と一式戦11機の護衛がつきましたが、第2波の九七重爆 30機と第3波の九九双軽 27機には護衛がつかず、かなりが撃墜されてしまいました。爆撃機を82機もつかっての作戦で戦果はAirbase hits 1、Airbase supply hits 1、Runway hits 3ですから、日本側でも失敗だったと判断していることでしょう。零戦のsweepはマンダレーではなく、Shweboに向かわせるべきでしたね。

しばらくインド・ビルマでは激しい空戦がなく、戦闘機の配給が潤沢ではない連合軍にもある程度のストックができていました。戦闘機の在庫を全部放出というほどではありませんが、インパールとチッタゴンとカルカッタから、ハリケーン6波75機とP-38E Lightning 25機をメイクテーラのsweepに向かわせました。第1波の時には19機いたCAPの零戦も次第に数が減り、B-17Eがメイクテーラの地上部隊を爆撃した際に迎撃する零戦はなく、第33師団のdevice2個を破壊し、39個をdisabledにすることができました。

あちこちの空の戦いの総決算ですが、日本機 89機、連合軍機 27機の損失が報告されています。一日でこんなにたくさんの日本機に損失があったのは開戦以来初めてのことです。連合軍としては艦船に3隻沈没・2隻大破炎上中の大きな被害があったことで素直には喜べませんが、日本側は日本側でけっこう凹んでいるんじゃないかと思います。損失機の内訳をみると、戦闘機は零戦 25機、P-40E 12機、ハリケーン 11機と拮抗していますが、日本側の爆撃機の損害の多さが目立ちます。おかげで、フライングタイガースのP-40E乗りの2LT Adkins, Fさんが合計6機撃墜で連合軍側3人目のエースになりました。

ビルマ中部の日本側の飛行場はマグエが規模7ですが、その他は規模1ばかりです。前日の時点でマグエには100機近い戦闘機が駐屯していたので、数としては決して少なくありません。しかし、その戦闘機でsweepと爆撃機の護衛を実施し、しかもたった一つしかない規模の大きな飛行場であるマグエ自体のCAPにも戦闘機を割いて、個々の任務に従事する機数が圧倒的な数でなくなってしまったことが今日の結果につながったのだろうと思います。連合軍としては、この機に乗じてマグエ飛行場を制圧したいところです。今日の戦いに投入しなかったハリケーンやP-40Eがまだあることと、またB-25・B-26・ウエリントンなどの双発爆撃機も待機しているので、全力でマグエを叩けば機能停止に追い込むことが可能な感じがします。しかしそれよりも急を要するのは、マンダレーの救援です。今日すでに日本軍の先鋒18000名車輛500台あまりがマンダレーに到着しました。これはおそらく戦車聯隊ですが、メイクテーラのヘクスには歩兵師団主力の9万7000名ほどが続いています。明日はマグエ飛行場爆撃はあきらめて、マンダレーの日本軍を爆撃したいと思います。ただ、爆撃だでマンダレーを防衛する自信がもてるかというと微妙なところではあります。

2014年1月22日水曜日

陸攻の雷撃でAPD 3隻沈没


1942年6月3日、アメリカ海軍のBobcat建設部隊をオーストラリア東部から輸送し、ニューギニア島東部南岸のTerapoへ揚陸中だったFasttransport TFが、九六陸攻(G3M2 Nell) 30機の雷撃を受けました。APD Parrottに1本、John D. Edwardsに2本、Paul Jonesに3本の魚雷が命中し、3隻とも沈没しました。この3隻はClemson級駆逐艦から改装された高速兵員輸送艦(1315トン、VP 5)です。Terapoに向かう輸送船団にはHorn IslandのP-38EがLRCAPの傘をさしかけるようにしていましたが、連日の任務にお疲れのご様子でした。P-38Eは生産数が少ないので大切に使わなければならない機種なので、今日はLRCAPをお休みにしていました。6月1日にも同じような任務でTerapoにいたAPD3隻が陸攻43機の雷撃を受けながらすべて回避して無事だったことから、今日も大丈夫かなと甘く考えていたのです。6月1日の戦闘と今日の違いは、6月1日は揚陸が済んでまったくフリーな状態で自由に回避行動を実施できたのに対し、今日はまだ接岸中だったからかなと推測しています。APD3隻は沈没しましたが、Bobcat建設部隊の上陸が済んでいたことは不幸中の幸いでした。

オーストラリア東岸クックタウンの東でAM Kiwiが呂67潜に雷撃されました。幸い魚雷は2本ともはずれましたが、爆雷で反撃するには至りませんでした。このAM Kiwiは5月27日のTerapo上陸作戦で陸攻の魚雷4本を受けた戦艦コロラドの逃避行を護衛していました。コンバットリポートには護衛していた5隻の艦艇のうちAM Kiwi、PG Soerabaja、DD Van Ghentの3隻の名前があるだけです。護衛艦艇のスクリーンがしっかりしていて、戦艦コロラドは目撃せずに済んだようです。コロラドは航海中にSysダメージが3増加して、Sys 30, Flt 64(42), Eng 11(4)になっています。後をつけられ雷撃されるとお陀仏だと思うので、このまま気付かれずにいてほしいものです。でも、AM(掃海艇)、PG(砲艦)、DD(駆逐艦)の組み合わせに不審を抱いて、コロラドの存在を見抜かれてしまうかも。

ジャワ島最後の根拠地Tjilatjapが陥落しました。日本側は兵力を出しおしんで手こずっていましたが、今日は歩兵聯隊1個の追加投入であっさり陥落しました。

ジャワ島南のクリスマス島には連日空襲があります。今日は一式戦(Ki-43-Ia Oscar) 20機の護衛で九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 31機が飛行場爆撃に飛来しました。高度1万フィートからなのと、高射砲が爆撃を妨害するからなのでしょうが、Airbase hits 4、Runway hits 7と命中弾は少なめで、逆に対空砲火で1機を撃墜することができました。クリスマス島の工兵は、この程度の被害ならすぐに修理することができ、余った時間でfortificationの増強工事も進めることができます。しかしクリスマス島から距離7ヘクスしかないTjilatjapが陥落したので、今後さらに日本側の空襲が激しくなることも予想されます。現在クリスマス島にはレーダーがないので、できればレーダーを装備した部隊や追加の高射砲を輸送したいと思っています。

2014年1月21日火曜日

メイクテーラで大敗


1942年6月2日、昨日メイクテーラに前進した連合軍に対して、一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 12機の護衛で、九九双軽(Ki-48-Ib Lily) 29機と九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 51機が地上部隊爆撃にやってきました。もしかするとメイクテーラに空襲があるかもしれないなと感じていたので、フライングタイガースの一個飛行隊P-40E Warhawk 25機をShweboに移動させ、距離2ヘクスのCAPを指示しておきました。本当はメイクテーラの隣りのヘクスのマンダレーに移動させCAPさせた方が近くていいのですが、昨日の時点でマンダレーのサプライ在庫が23トンしかなく、充分な機数がCAPに飛べるか不安でした。Shweboにもサプライ不足を意味する赤い!マークが表示されていましたが、それでも500トン以上はあったのでShweboを選択しました。

空襲は九七重爆と九九双軽の2波にわかれましたが、レーダーでそれぞれ来襲の21分前・13分前に探知できたためか、2ヘクス離れたところからでも10機のP-40Eが迎撃してくれました。P-40Eは2機がOps lossになりましたが、一式戦に4機(A2Aで4)、九七重爆に3機(A2Aで2、Ops loss 1)、九九双軽に1機(A2A)の損失が報告されています。しかしCAPの機数が充分ではなく、地上の部隊にもdevice 50個がdsiabledになる被害が出ました。3個師団強の兵力のうちのdevice 50個ですから、数としては大した被害ではありませんが、混乱値や疲労値の上昇も伴ったものと思われます。

その後メイクテーラでは日本側からDeliberate attackがありました。空襲は予想していましたが、前日の偵察機の報告によるとメイクテーラの日本軍が4万数千名ということだったので、このDeliberate attackは予想外の出来事でした。リプレイ後に確認すると日本軍の数は9万数千名と表示されました。地上部隊の兵力に関する偵察機の報告を鵜呑みにすると大惨事につながることもあるという実例です。

日本側は日本の歩兵師団3個、泰国軍師団5個、歩兵旅団1個、戦車聯隊4個などで素のAVの合計が2932だったのに対し、連合軍は1692と劣勢でした。泰国軍師団は別にしても、日本の歩兵師団は1個だけだろうと予想していたのに、3つもいるとは!第21師団は海路でラングーンにやってきましたが、他の2個師団はきっと陸路でやって来たのでしょう。

連合軍には指揮官にプラス、準備不足・疲労・経験不足・サプライ不足のマイナス修正がつき、修正AVは1050:382。オッズ比1:2で敗北し、メイクテーラから追い出されてしまいました。やはり空襲による疲労値の上昇は影響していたものと思われます。またサプライについては、前日の時点で前部隊とも白い数字で表示され、不足の状態ではなかったことを確認しています。空襲に対して射撃するとサプライを消費するのでその影響なのか、また行軍時と戦闘時とではサプライの必要量が異なるのでそのために不足となってしまったのか、どちらかなのだと思います。また今日の敗戦により、連合軍はdevice1451個破壊960個がdisabledになりました。日本側のdevice159個破壊416個disabledに比較すると、被害の甚大さがお分かりいただけると思います。連合軍は日本側からの陸戦を予期していなかったので、Base Force 2個、高射砲部隊1個などの後方部隊を引き連れてきていました。ふつうの防御戦闘ではそれら後方部隊のdeviceには大きな被害が及びませんが、敗北して後退するとなると戦闘部隊だけではなく後方部隊のdeviceにも損害が出ます。そんなわけで大差がついてしまったのだと思います。

マンダレーに後退させられた連合軍ですが、日本側の部隊の一部(おそらく戦車聯隊)はすでに追撃に移っています。今日戦闘に参加した歩兵師団も明日にはマンダレーに向けて行軍を始めるものと思われます。マンダレーはミートキーナ行きとラシオ行きの鉄道線が接続する要衝ですからぜひとも保持したいところですが、地形が耕地なので防御側にボーナスはなく、防衛は困難です。北へ後退し、Kathaの西隣の森林ヘクスで持久できれば上出来でしょう。また東の方では、ビルマと中国を連絡するラシオを保持し続けたいところです。しかし、今日からこの両方の防衛線に向けて後退を始めても、混乱値の上昇した連合軍部隊の行軍速度は遅く、メイクテーラからの日本軍に追いつかれてしまうに違いありません。あさってかその次くらいにはマンダレーで陸戦をしかけられ、再度の敗戦でShweboに追い出される気がします。そうなるとラシオ方面に行ける部隊はなさそうで、ラシオは失うことになるでしょうね

今日の敗戦は自分的には開戦以来、最大・最悪と感じる敗北でした。WitP AEの連合軍は1942年いっぱいくらいは耐えなければいけないPBEMが多いようで、その点は充分に認識していたつもりです。たとえば先般5月29日に第2回目の真珠湾攻撃で空母4隻などが損傷しましたが、ああいうのはたいして気にならず、日本側も重油をたくさん使ってご苦労なことと感じる程度です。また中国で大きく押し込まれているのも、まあ仕方がないかなと。しかし今日の敗戦はわざわざメイクテーラまで出て行ったがための、采配のまずさに起因する敗北。夜中に目が覚めて、今後のビルマ戦線の悪化の予想や、マンダレーでおとなしくしていればこんなことにはならなかったのにという思いとで、なかなか眠つけない時間を過ごしてしまいました。

2014年1月20日月曜日

TerapoのAPDに陸攻43機の雷撃



1942年6月1日、ニューギニア島東部南岸のTerapoで停泊していたFasttransport TFのAPD(駆逐艦改装高速兵員輸送艦)3隻にラバウルから九六陸攻(G3M2 Nell) 43機の雷撃がありました。このTFには6ヘクス西のHorn IslandのP-38E LightningにLRCAPを指示してあったので、6機がCAPしていました。しかし、Terapoのヘクスへの日本の戦闘機のsweepを警戒して高度は2万フィートに設定してあったため、午前13機、午後30機の九六陸攻すべてにCAPをすり抜けられてしまいました。合計で43機もの雷撃だったので全滅も危惧されましたが、APDは元が駆逐艦ですから敏捷に回避行動ができたものとみえ、魚雷は1本も命中しませんでした。

以前のエントリーでも触れたように、Terapo港は0(0)、つまり現在の港の規模が0、港の建設適地も0です。今後、Terapoを陸路でのニューギニア島東部攻略の発起点とするためには、かなりの量のサプライとさらなる地上部隊の揚陸が必要になりますが、港の規模が0のままではそれもかなり困難です。実はアメリカ海軍には開戦後間もなくから、Naval Supportのdeviceが30とAviation support deviceが10含む港湾業務の支援を行うため部隊が6つ増援されてきます(日本にもShipping Regimentといった感じの名前の同様の機能の部隊あり)。Naval Supportは港でのサプライや地上部隊の揚陸を容易にしてくれるdeviceなので、港の規模が0のTerapoにはぴったり。今回のAPD 3隻は、その港湾業務の支援を行う部隊を一つ運んできたFasttransport TFだったのです。その部隊の上陸も昨日のターンのうちに終わっていたので、夜のフェーズのうちにTerapoを出港して明るくなる頃にはHorn Islandに戻っている予定で、まさか今日Terapoで空襲にあうとは思っていませんでした。リプレイ終了後に確認したところ、TFにRemain on Stationが指示してありました。Terapo占領までHorn Islandに待機させるためにRemain on Stationを指示してあったのを介助し忘れていたのでした。凡ミスでAPD3隻沈没になりかねなかったところですが、操船の妙に助けられました。

Terapoには九六陸攻の他に、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機も飛行場の爆撃にやってきました。Fasttransport TF上空、つまりTerapo上空でLRCAPしていたP-38E Lightning 6機が迎撃し、九七重爆に7機損失(6機撃墜、1機Ops loss)と報告されています。この九七重爆の発見は来襲の5分前(Terapoにはまだレーダーが無い)で、4分前と6分前に発見された九六陸攻と、余裕時間はほぼ同じでした。迎撃の成否に影響したのは、九七重爆が高度1万フィート、雷撃の九六陸攻は高度200フィートだったことなのだろうと思います。それにしても、陸攻にも重爆にも日本側が戦闘機を護衛につけなかったことが不思議です。

ニューギニア島東岸沖のKiriwina Islandに日本軍の上陸がありました。ここ数日、ニューギニア島東端のミルン湾にも偵察機が飛来しているので、そちらにも近日中に上陸されるかも知れません。連合軍の側から見ると、TerapoがCAPを送れる限界で、ミルン湾やニューギニアの東側の小島の攻略なんてとてもとても。でも、日本側から見るとやってきそうに見えるんでしょうかね。

マレー半島ビクトリアポイントの西でSS O23が戦艦山城、軽巡大井・北上を含むTFと遭遇しました。護衛の駆逐艦に先に発見されたので雷撃はできず、またどちらに向かって航行していたのかも不明です。しかし、夜が明けてからラングーンを偵察したパイロットの報告によると、戦艦 1、重巡 7、軽巡 1、駆逐艦 5を含む合計16隻、TF 4つを目撃したそうです。この報告が正しいとすると、戦艦山城はラングーンにやってきたもののようです。日本軍は、こんなにたくさんの戦艦・重巡を集めて何を企んでいるのでしょう。不気味です。

ビルマ中部のメイクテーラに連合軍の先鋒、オーストラリアとビルマの各1個師団と中国軍の1個軍団が到着しました。メイクテーラの日本軍は4万数千名と報告されているので、後続しているオーストラリア軍のもう1個師団の到着を待ってから攻撃を開始する予定です。ラングーンで移動を開始している日本軍地上部隊はメイクテーラへの増援を企図していたのかも知れませんが、すでにメイクテーラに連合軍部隊が到着してしまったので、戦略移動はできず、間に合わないものと思います。

2014年1月19日日曜日

1000回

このブログを始めて、今日で1000回目のエントリーになりました。こんなに永く続くとは自分でも予想していませんでしたが、これもひとえにWar in the Pacific Admiral’s editionというゲームの面白さのおかげです。今後もPBEMをプレイしているうちは、このチラシの裏も続けようと思っています。理想としては、このブログからWitP AEの良さを少しでも感じ取っていただき、PBEMに手を染める日本人プレイヤーが一人でも増えてくれるといいのですが。

1942年5月31日、機動部隊はハワイやミッドウェイ島の哨戒機から姿をくらましました。5月29日の空襲で損傷を受けた艦船のうち、被害の一番大きかったCVレキシントンを入渠させ1ターン経過したところ、修理完了までの日数が120日と表示されました。最初の見積もりの77日よりだいぶ長くなっています。船体の損傷だけでなく、砲やレーダーといった兵器(この表ではDevices)も壊れていると、入渠させずに見積もられる日数よりも、実際に入渠させて見積もられる日数の方が長くなることが知られています。これは兵器の修理に要する日数も加算されるからということです。この表でおわかりのように、CVサラトガは兵器(Devices)が4つ破壊されていますから単なる見積もりより修理に長くなるのは分かりますが、CVレキシントンは兵器で破壊されたものはないし、また同時に入渠しているのはCVヨークタウンと駆逐艦1隻で、修理廠の能力にはまだまだ余裕があるんですけどね。いずれにせよCVレキシントンは、修理完了までの120日、1942年6月のアップグレードに要する30日、10月のアップグレードに要する21日とで合計171日、つまりあと半年は動けません。

Terapo上陸作戦で魚雷を4本受けたBBコロラドですが、オーストラリアの東岸をゆっくり南下中です。Sysダメージが28もあるので心配していたのですが、航海中も少しづつFlt(浸水)ダメージは低下してきているので、タウンスビルまでは心配なさそうです。できればその先、ブリスベーンかシドニーまで南下させ、Sysダメージをゼロにしてからアメリカ西海岸かまたは東海岸へ向かわせることになるかと思います。

ビルマではラングーンからアキャブに一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 12機の護衛で九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 27機が飛行場の爆撃にやって来ました。アキャブにはCAPを上げていなかったので、Airbase hits 8、Airbase supply hits 3、Runway hits 29の命中弾があり、P-400 Airacobra、A-24 Banshee、Hudson IIIaを各2機、合計で6機が地上で破壊されてしまいました。ハドソンは海上哨戒任務に従事していましたが、急降下爆撃機のA-24バンシーは日本の巡洋艦などが艦砲射撃に接近してきたら攻撃するため、エアラコブラはその護衛を指示してありました。アキャブの飛行場はサービス施設に15、滑走路に32のダメージを受けてしまいましたし、またこんなところで制空権を競っても仕方がないので、バンシーとエアラコブラは大人しくカルカッタに後退させることにしました。制空権を競ったりしなくても、マンダレーからメイクテーラに南下中の地上部隊が日本側の飛行場を順次占領していってくれることを期待しています。

1942年3月27日に日本に占領された蘭印西部のSaumlakiが今日、解放されました。特に部隊を送って占領したわけではなく、2ヘクス離れたBabarに部隊を集結させ始めたので、それに反応して解放されたようです。守備隊を置いていない根拠地は、周囲の敵の根拠地に部隊がいると、戦闘なしで相手のものになってしまうことがあるのは仕様です。少人数がボートで向かい、旗を立てて占領を宣言し、帰ってくるような行動をシミュレートしているといわれています。それにしても不思議なのは、イギリス軍のアイコンがついたことです。もともと蘭領インドですから解放後もオランダのアイコンになるような気がしていましたが、そうではないのですね。BabarにいるIDの番号の一番小さな地上部隊はオーストラリア軍ですが、restrictedをはずすためにABDA司令部所属にしてあります。今はなきABDA HQはイギリス軍ということになっていたので、イギリスのアイコンがついたのでしょう。

日本側は蘭印西部の根拠地のうち、偵察で蘭印軍の駐屯していることを確認したところを占領して行きました。Babarには当時、守備隊がいなかったのでそのまま放置されました。連合軍は、空母を使わずに済むところというコンセプトで反攻の計画を建てていますが、ダーウィンから蘭印西部への反攻作戦もその一つです。クーパンを占領された後、ジャングルに逃げ込んだ蘭印軍部隊は飛行艇で密かにニューギニア島南西にあるdot baseのTimoekaに後退させてありました。日本軍もまさかこんなところに蘭印軍がいるとは思っていなかったのでしょう、偵察機がやって来ることもなく、ダーウィンから空輸されるサプライでしばらく潜伏していました。反攻を支援するためにダーウィン北のBathurst Islandの飛行場を拡張し、今日でちょうど4になりました。それにあわせて数日前からTimoekaに潜んでいた部隊と、ダーウィンからオーストラリアの歩兵・工兵部隊とを飛行艇でBabarに空輸し始めていたところでした。ある程度の戦力がまとまり、foritificaitionの増強が進むまで露見せずにいて欲しかったところですが、Saumlakiに日本の守備隊がいなくて、自然に解放してできてしまうことまでは計算に入れていませんでした。まだBarbarの部隊は合計でAVが13しかないし、fortificationも1にしかなっていないので、陸戦隊一つが上陸するだけで簡単に占領されてしまいます。でも、3月の頃とは違ってP-39やP-40でも飛べる距離6ヘクスのBathurst Islandに飛行場ができ、ダーウィンにはB-26が40機弱と、重巡1・軽巡4の水上戦闘TFも待機しているので、多少の抵抗は覚悟しておいてもらいましょう。

中国では、昨日の歩兵師団12個相手の陸戦に続き、その2ヘクス南で戦車聯隊8個にDeliberate attackをしかけられました。日本側の素のAV 513:中国軍 879。中国軍には地形のプラスと経験不足のマイナス修正があり、修正AVは310:1711。オッズ比1:5で防衛に成功です。しかし、まともな対戦車兵器の乏しい中国軍が戦車聯隊8個と対峙すると、日本側の車輌4輌破壊163輌disabled(故障)に対し、中国軍にはdevice 22個破壊304個disabledの大きな被害が出ました。5月25日に続いて今日も防衛には成功したのですが、状況はそれほど楽観できるものではありません。中国軍は5月25日には素のAV 1162あったのが今日は879。日本軍は5月25日には素のAV 495・車輌949輌だったのが今日は513と949輌。日本側は休養しサプライを消費することでdisabled(故障・負傷)になったdeviceを回復させることができるのに対し、サプライの絶対的に不足している中国軍はdisabledになったdeviceの回復が期待できないのです。このまま戦闘を繰り返せばいつかはここも突破されることになるのでしょう。

2014年1月17日金曜日

遠ざかる機動部隊

1942年5月30日、二日連続の真珠湾攻撃を心配していましたが、機動部隊ははるか北に去って行きました。お相手の方からは「嬉しさと口惜しさと半々です」というコメントがありましたが、「嬉しさ」ということは、もしかするとCVレキシントンかサラトガのどちらかを撃沈したと認識しているのかも知れません。Trackerで航空機の損失をみてみるとSBD-3 Dauntless 36機とTBD-1 Devastator 15機がOps lossになっていることは日本側でも承知しているものと思います。またコンバットリポートにはAmmo storage explosion on CV Saratogaという報告が載せられています。こういった状況証拠ともあわせると、爆弾が5発命中したCVレキシントンか4発命中したCVサラトガの一方を撃沈と誤認しても不思議ではないなと思ったのでした。

中国では大きな陸戦がありました。沅江渡河後の日本軍は、芷江を包囲するように西に向かった戦車聯隊8個と、重慶に向けて北上した歩兵の大軍の、二手に分かれました。戦車聯隊の方は芷江の北西のヘクスでとりあえず前進を止めることができました。しかし芷江に向けて別の日本軍部隊が北東のヘクスから前進中です。現在のところ、芷江周辺の部隊へのサプライの供給は絶望的ですから、芷江防衛は諦め、駐屯していた守備隊の大部分は西に向け移動させています。

一方、北上した日本の歩兵の大軍は中国軍部隊の守備しているヘクスに到達し、今日は日本側からのDeliberate attackがありました。日本軍は12個師団、独立混成旅団1個、歩兵聯隊1個、守備隊1個で素のAVは5223もあるのに対し、中国軍は歩兵軍団8個と騎兵軍団1個で2848。中国軍には地形のプラス、Op modeと経験不足のマイナス修正がつきました。Op modeのマイナス修正は一部の部隊がrestになっていたからかも知れません。これらを含めて、修正AVは日本軍3397:中国軍3874となりオッズ比1:2で防衛に成功しました。防衛できたのは、ひとえに戦いの場所が森林ヘクスだったおかげだと思います。また、今日の戦いの死傷者は日本側の破壊されたdeviceが44個disabledになったdeviceが928個だったのに対し、中国軍は破壊されたdeviceが50個disabledになったdeviceが611個と、久しぶりに日本側の被害の方が多くなっていました。

このまま日本の前進が止まってくれればいいのですが、そううまくいくかというとかなり疑問です。今日の戦闘の死傷者は日本の方が多かったとはいっても、参加した兵力と比較すると、やはり中国軍の死傷率の方が高くなっています。さらに、サプライ補給状況の非常に悪い中国軍は、今日の戦闘で消費した弾薬=サプライを補充することができません。戦いを重ねるたびにサプライの不足状況は悪化するわけですから、今後2回目か3回目かの攻撃があれば、突破されてしまうでしょう。

2014年1月15日水曜日

2回目のトラトラトラ



Air Operationsのフェーズは午前も午後も哨戒機や偵察機の報告から始まります。1942年5月29日のリプレイが午前中のAir Operationsにさしかかった時、B-17がハワイの北側に日本のTFを目撃しました。こういった目撃報告は珍しいことではありませんが、その多くは味方のTFを敵と誤認してのものです。しかし、今日はハワイの北側を航行しているTFはないし嫌な感じだなと思ってリプレイを見ていると、この空戦画面が出現。びっくり仰天。きっと、その頃連合艦隊旗艦ではトラトラトラを受信したことでしょう。

零戦(A6M2 Zero9 77機に護衛された九七艦攻(B5N2 Kate) 126機と九九艦爆(D3A1 Val) 117機による第2回目の真珠湾攻撃でした。この空戦画面には新旧取り混ぜて110機もの米軍戦闘機が表示されていますが、これはすべて訓練任務を指示してあった機体なので迎撃はしてくれませんでした。ハワイで訓練している戦闘機隊はAirスキルが70に達しているパイロットが多いので、迎撃してくれないのは残念ですが、訓練飛行では実弾は積んでないという設定なのかも知れません。実弾なしでもほとんどは安全なところに逃げて、零戦につかまって撃墜されたのはP-36A Mohawk 1機だけでした。

今日の攻撃隊はすべて港湾爆撃を指示されていました。港の施設にRepair Shipyard hits 5、Port hits 3、Port fuel hits 1の命中弾があった他に、CVレキシントンに5、CVサラトガとヨークタウンに4、BBウォースパイトに2、その他CVホーネット、BBニューメキシコ、CAチェスター・シカゴ、CLナッシュビル・ホノルル、DDスミスに1発ずつの命中弾がありました。8隻に火災が発生し、特にCVサラトガは弾薬が誘爆して大きな火災になりました。しかしさすがに米軍のダメコンは優種で、しかも港の消火施設を利用できたであろうこともあり、すべて鎮火しました。各艦のダメージはご覧の通りです。弾薬誘爆のあったCVサラトガより、5発命中のCVレキシントンの方が被害が大きく、搭載していたSBD-3 Dauntless 36機すべてとTBD-1 Devastator 15機すべてがOps lossになってしまいました。戦艦2隻とCLホノルルは当たりどころが良かったようで、ほとんど被害がありませんでした。日本側の被害も九七艦攻・九九艦爆ともに4機ずつの損失とごくわずかでした。

リプレイ終了後のマップを見ると、とんだことになっていました。パールハーバーにdockしていたCVエンタープライズが単艦で出港し、日本の機動部隊の方に向けて1ヘクス移動していたのです。Air Combat TFはお互いの存在に反応して接近するようにコードされているといわれていますが、まさか単艦のTFでも出港してしまうとは知りませんでした。ニューギニアのTerapoに上陸作戦を実施するにあたり、日本の機動部隊の出撃の可能性もありました。もし機動部隊がニューギニア近海に南下して来るならば、それを利用して、お留守になった西太平洋北部、ウエーク島を攻略しようと考えていました。パールハーバーには歩兵連隊、戦車大隊、戦闘工兵などを載せた最高速度18ノット以上の優秀なAP(兵員輸送艦)・AK(貨物輸送艦)からなる上陸船団が待機していたのです。この上陸船団を支援するAir Combat TFも仕立てたのですが、港のdockできる容量に限りがあるので、CVエンタープライズだけにしてあったのです。上陸船団の方が速度が遅いので、Air Combat TFは後から追いかけさせれば追いつけるので。Terapoに上陸後も機動部隊の姿は見えず、そのままウエーク攻略はお流れにするか、それともニューギニア接近が遅くなっているだけかもしれないから一足先にウエーク上陸船団を出港させるか迷ってもいましたが、出港させずにおいて正解でした。ウエーク島に向け北に航海を始めていれば、機動部隊と鉢合わせして全滅となっていたでしょうから。

さて、損傷の修理にどのくらいの日数がかかるか、ドックに入っての修理に要する日数をみてみると、最長のCVレキシントンで77日、その次のCVサラトガで42日。真珠湾にはこの全艦を収容できるほどのドックがありませんが、ごらんのようにpierside repairでも対処できるmajor以外のダメージが多いので、CVレキシントンとサラトガを除けば1ヶ月以内に戦列に復帰できそうです。

昨日のエントリーでは、戦いのイニシアティブが連合軍に移りつつあるのではなどと能天気なことを書きましたが、日本側はこんな秘策を用意していたわけですね。本当に驚きました。でも驚いたのは確かでも、この結果にがっくりきたかというと、全然そんな風には感じませんでした。これが空母戦の結果だったらかなりのショックだったでしょうが、港で爆撃されてこの程度の被害で、修理にかかる日数もこの程度ですから、わざわざ燃料を大量に消費してくれてありがとうと感じてしまいます。以下、ブドウの酸っぱさに関して感じたことをもう少し書きます。

1942年にアメリカの空母が機動部隊との決戦に負けることの多い原因の一つは搭載している雷撃機の性能の低さです。開戦時の主力雷撃機であるTBD-1 Devastatorは距離4ヘクスまでしか雷撃できず、7ヘクスまで雷装可能な九七艦攻にアウトレンジされてしまうことが多いのです。増槽つきで9ヘクス(空母戦では8ヘクスの仕様)まで雷装で出撃できるTBF-1 Avengerがようやく1942年5月から生産開始になりましたが、生産機数の関係で全空母の雷撃機隊に行き渡るのは7月になります。また、1942年6月と7月には米軍空母のアップグレードがあります。1942年中の機動部隊との決戦は可能な限り避ける方針ですが、特に雷撃機の機種更新と6月7月のアップグレードを済ませるまでは絶対に空母戦をしないつもりでした。ですから、今回の被害で空母を使うことができなくなってもあまり痛痒を感じないということなのです。CVレキシントンの修理の完了を待っても、絶対に空母戦を避ける期限が1ヶ月程度伸びるだけですし。

また今回の攻撃を見て感じるのは、機動部隊の攻撃力が魚雷に依存していることです。開戦時の真珠湾攻撃には港にdisbandされている艦船にも魚雷を使って攻撃できる特別なルールがありますが、今回は爆撃だけでした。天山艦攻が配備されるまでは250kg爆弾を使うことになるので、パンチ力不足は否めません。少なくとも急降下爆撃機に関しては1000ポンド爆弾を搭載できるドーントレスの方が上です。

日本側からみると、どんなものなんでしょう。日本側には米軍の被害の詳細は不明ですが、沈没艦が無かったことは分かっていると思います。大量の重油を消費して折角ここまで来たのに、一隻も撃沈できないようでは、成功した作戦とはいえないと感じているんじゃないかと想像します。明日もう一度、攻撃を繰り返す度胸があるかどうかが問われるところです。また、アメリカと同様に日本側も6月と7月は空母のアップグレードの月です。空母のアップグレード終了後、アメリカの空母の修理が完了していないことを見越して、それを利用する戦略を打ち出すことができれば、一隻も撃沈できなかった第2回真珠湾攻撃も成功と呼べるものになるんだろうと思います。

さて、アンダマン海ではオランダのSS O23が日本の輸送船団に遭遇しました。護衛の艦艇に発見され攻撃することはかないませんでしたが、PB1隻の他に貨物船5隻が航行しているのを確認することができました。どちらに向けての航海かは不明ですが、おそらくラングーンにサプライを輸送しているのだろうと思います。5月15日に雨季に入ってから連合軍のサプライの状況はかなり悪化してきていますが、日本側も同様の悩みを抱えているのだろうと思います。