1942年5月26日、ジャワ島南方沖のクリスマス島に、零戦(A6M2 Zero) 23機の護衛で九六陸攻(G3M2 Nell) 18機が飛来しました。目的はクリスマス島に停泊している貨物船です。昨日までは3隻がサプライを揚陸していましたが、1隻は積み荷を降ろし終わって西のココス諸島に向けて出向した後で、残っていたのは2隻でした。九六陸攻はそのうちのxAK Mombaに60kg爆弾2発を命中させ去って行きました。以前クリスマス島に来た陸攻は雷撃してゆきましたが、今日爆装だったのはAir HQへの魚雷の補充を忘れていたのかも知れません。60kg爆弾2発でも2750トンの小さな貨物船にとっては脅威で、Sys 52, Flt 25(13), Eng 24(6), Fire 34の大きな被害を受けました。まだ船倉にサプライ816トンが残っていますが、ともかく消火作業が優先なので港にdisbandさせました。
続いてクリスマス島には一式戦(Ki-43-Ia Oscar) 20機の護衛で九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 31機が飛行場爆撃に飛来し、Airbase hits 5、Airbase supply hits 1、Runway hits 19の命中弾がありました。この程度のダメージならその日のうちに修復作業が終了し、まだ工兵の能力に余裕があるのでfortification(防禦施設)増強工事も1%ポイント進行させることができました。しかし問題なのはサプライの消費です。爆撃のない日は一日に50トン程度しかサプライが減りませんが、飛行場爆撃で命中弾が多いと一日に500トンほどサプライが減ることもあります。今日のクリスマス島のサプライ備蓄は1万5千トン強ですから、1ヶ月分にしかなりません。貨物船の被害には目をつむりサプライの輸送を続けなければならないわけです。また、クリスマス島の西のヘクスにはNarwhal級のSST(輸送潜水艦)が2隻います。サプライを83トンしか積めませんが、敵の制空権下の根拠地へのサプライの輸送には、連合軍でも潜水艦を使うことになります。
ジャワ島最後の連合軍側根拠地となった対岸のTjilatjapでは、3日前から日本軍のDeliberate attackが始まりました。一昨日・昨日の攻撃で規模2だったfortificaitonは0になってしまいました。しかし今日の陸戦は、日本側の素のAV 43:蘭印軍 50。蘭印軍には地形のプラス、指揮官・疲労・経験不足のマイナス修正、日本側には指揮官のマイナス修正があり、修正AV 8:17でオッズ比は1:2と、蘭印軍優勢で防衛に成功しました。死傷者も日本側のdevice1個が破壊され5個がdisabledになったのに対し、蘭印軍はdevice1個がdisabledになっただけでした。Tjilatjapの守備隊は開戦時からここにいる5th Coastal Gun Battalionという沿岸砲部隊一つだけです。日本側としては一蹴できる目論見でやって来たのでしょうが、投入した戦力が II./143rd Infantry Battalion、つまり歩兵大隊の一部だけですから、少なすぎたのだと思います。節約しすぎて却って出費が嵩んでしまった一例です。
ニューギニア東南岸Terapoへの上陸船団は、無事にTerapoまで4ヘクスの海域に達しました。今日は日本の陸攻に目撃され、4つあったTFのうち上陸TFのdetection level(DL)が2/4に、掃海TFのDLが3/3になりました。DL 2/4だと船種まで判明してはいないかも知れませんが、複数のTFの存在しているので、上陸作戦だと判断していることでしょう。ただ日本側が上陸作戦に気づいたとしても、あとわずか4ヘクスですからフルスピードで航行すればTerapoにまでたどり着くことは可能だと思います。このスクリーンショットでは4つのTFですが、護衛の水上戦闘TF、掃海TF、上陸TFの3つに編成し直してTerapoに向かわせました。ここまでは順調に想定通りに進行してきたわけですが、大きな問題に気づいてしまったのです。
Terapoへの上陸作戦を計画したのはなぜかというと、連合軍が保持しているHorn Islanからの距離が6ヘクスだからです。連合軍戦闘機の中で、数が最も豊富という意味で主力となる戦闘機であるアメリカのP-40EとP-39Dは増槽をつけると航続距離が6ヘクスまで増えます。航続距離の短いこの2機種でも、Horn IslandからならTerapoの上陸船団の上空にLRCAPの傘をさしかけることができるから、艦船に被害は出るだろうが上陸は可能だろうと目論だわけです。ところが、計画通りHorn Islandに3個飛行隊75機のP-39Dを配置し、Terapoを目標にLRCAPを指示してみたところ、無情にもTOO FARという表示が出現したのです。
根底から作戦計画をひっくり返すTOO FARでした。マニュアルのLRCAPについての記載を一通り読みなおしてみましたが、なぜToo Farになるのか関連する説明はありませんでした。私のプレイ経験は年余に及びますが、上陸作戦を行う時期の日本の戦闘機は零戦も一式戦も航続距離が長いので、Too Farなんて経験はありません。もしかするとフォーラムのスレで語られたことはあるのかも知れませんが、これまで連合軍側をもってプレイしたことがなかったので、記憶に残っていません。このゲームはほんとに実地で学ばなければいけない細々としたことが多いので、これも仕方のないところ。
ラエには戦闘機が57機、ラバウルには爆撃機が144機いるそうです。Horn Islandには一個飛行隊、うち可動17機のP38EがいてTerapo上空へのLRCAPが可能ですが、とても支え切れそうにありません。さて、上陸作戦を諦めるかどうか。現実の世界なら人間の生死がかかっているわけで、こういうときに撤退を決断できるのが名将なのでしょうが、電子の兵隊さんたちを操るゲームの世界でもありますし、陸攻の威力を身を以て体験するためにも行っちゃうことにしました。上陸船団の輸送船のうち、AK1隻と最高速度19ノットのxAPは惜しいけれど、あとは最高速度14ノットのxAPとxAKが3隻ずつです。また支援する艦艇も、戦艦コロラドが沈没するとしたら非常に残念ですが、あとの軽巡以下は未来の増援を期待します。きっとこのゲームのTerapoはIronbottom Shoreと呼ばれるようになることでしょう。
全滅覚悟での前進ですが、全滅までに載せている部隊をどのくらい陸揚げできるのか?LRCAPがあることを前提に、効率的に揚陸できるAK(貨物輸送艦)・AP(兵員輸送艦)ではなく、失っても惜しくはないxAK(ふつうの貨物船)・xAP(ふつうの客船)をつかっているので、ごくわずかな人員しか上陸できないかもしれません。AKやAPには、自分の積荷の揚陸が済んだ後、同じヘクスの他の艦船の揚陸を助ける機能があることが確認されているので、空荷のAK一隻を同行させてあります。これが少しでもプラス要素になってくれることを期待するだけです。
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