1942年6月1日、ニューギニア島東部南岸のTerapoで停泊していたFasttransport TFのAPD(駆逐艦改装高速兵員輸送艦)3隻にラバウルから九六陸攻(G3M2 Nell) 43機の雷撃がありました。このTFには6ヘクス西のHorn IslandのP-38E LightningにLRCAPを指示してあったので、6機がCAPしていました。しかし、Terapoのヘクスへの日本の戦闘機のsweepを警戒して高度は2万フィートに設定してあったため、午前13機、午後30機の九六陸攻すべてにCAPをすり抜けられてしまいました。合計で43機もの雷撃だったので全滅も危惧されましたが、APDは元が駆逐艦ですから敏捷に回避行動ができたものとみえ、魚雷は1本も命中しませんでした。
以前のエントリーでも触れたように、Terapo港は0(0)、つまり現在の港の規模が0、港の建設適地も0です。今後、Terapoを陸路でのニューギニア島東部攻略の発起点とするためには、かなりの量のサプライとさらなる地上部隊の揚陸が必要になりますが、港の規模が0のままではそれもかなり困難です。実はアメリカ海軍には開戦後間もなくから、Naval Supportのdeviceが30とAviation support deviceが10含む港湾業務の支援を行うため部隊が6つ増援されてきます(日本にもShipping Regimentといった感じの名前の同様の機能の部隊あり)。Naval Supportは港でのサプライや地上部隊の揚陸を容易にしてくれるdeviceなので、港の規模が0のTerapoにはぴったり。今回のAPD 3隻は、その港湾業務の支援を行う部隊を一つ運んできたFasttransport TFだったのです。その部隊の上陸も昨日のターンのうちに終わっていたので、夜のフェーズのうちにTerapoを出港して明るくなる頃にはHorn Islandに戻っている予定で、まさか今日Terapoで空襲にあうとは思っていませんでした。リプレイ終了後に確認したところ、TFにRemain on Stationが指示してありました。Terapo占領までHorn Islandに待機させるためにRemain on Stationを指示してあったのを介助し忘れていたのでした。凡ミスでAPD3隻沈没になりかねなかったところですが、操船の妙に助けられました。
Terapoには九六陸攻の他に、九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 25機も飛行場の爆撃にやってきました。Fasttransport TF上空、つまりTerapo上空でLRCAPしていたP-38E Lightning 6機が迎撃し、九七重爆に7機損失(6機撃墜、1機Ops loss)と報告されています。この九七重爆の発見は来襲の5分前(Terapoにはまだレーダーが無い)で、4分前と6分前に発見された九六陸攻と、余裕時間はほぼ同じでした。迎撃の成否に影響したのは、九七重爆が高度1万フィート、雷撃の九六陸攻は高度200フィートだったことなのだろうと思います。それにしても、陸攻にも重爆にも日本側が戦闘機を護衛につけなかったことが不思議です。
ニューギニア島東岸沖のKiriwina Islandに日本軍の上陸がありました。ここ数日、ニューギニア島東端のミルン湾にも偵察機が飛来しているので、そちらにも近日中に上陸されるかも知れません。連合軍の側から見ると、TerapoがCAPを送れる限界で、ミルン湾やニューギニアの東側の小島の攻略なんてとてもとても。でも、日本側から見るとやってきそうに見えるんでしょうかね。
マレー半島ビクトリアポイントの西でSS O23が戦艦山城、軽巡大井・北上を含むTFと遭遇しました。護衛の駆逐艦に先に発見されたので雷撃はできず、またどちらに向かって航行していたのかも不明です。しかし、夜が明けてからラングーンを偵察したパイロットの報告によると、戦艦 1、重巡 7、軽巡 1、駆逐艦 5を含む合計16隻、TF 4つを目撃したそうです。この報告が正しいとすると、戦艦山城はラングーンにやってきたもののようです。日本軍は、こんなにたくさんの戦艦・重巡を集めて何を企んでいるのでしょう。不気味です。
ビルマ中部のメイクテーラに連合軍の先鋒、オーストラリアとビルマの各1個師団と中国軍の1個軍団が到着しました。メイクテーラの日本軍は4万数千名と報告されているので、後続しているオーストラリア軍のもう1個師団の到着を待ってから攻撃を開始する予定です。ラングーンで移動を開始している日本軍地上部隊はメイクテーラへの増援を企図していたのかも知れませんが、すでにメイクテーラに連合軍部隊が到着してしまったので、戦略移動はできず、間に合わないものと思います。
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