1942年10月9日、中国では恒例となった日本軍の空襲が重慶と内江にありました。重慶には九七重爆(Ki-21-Ic Sally) 23機が飛来し、Airbase hits 6、Airbase supply hits 2、Runway hits 16。また内江には九七重爆(Ki-21-IIa Sally) 140機、百式重爆(Ki-49-IIa Helen) 29機の大編隊の爆撃で守備隊のdevice 31個が破壊され81個がdisabled(負傷・故障)となりました。その後、内江では日本側のDeliberate attackがあり、修正オッズ比566:1であっさり陥落してしまいました。日本側はこの内江に3個師団、独立混成旅団 1、戦車聯隊 4も注ぎ込んでの攻撃でしたが、こんなにはいらなかったのにと感じてしまいます。もっとも、これら部隊の真の目標は内江ではなく成都の占領にあるんでしょうけどね。
蘭印ではアンボンのヘクスにいた連合軍巡洋艦TFが伊168潜に絡まれ、DD Farragutが雷撃を受けました。幸い魚雷は外れてくれて、夜のフェーズの最後にCA Devonshire、CA Dorsetshire、CL Concord、CL Birmingham、CL Hobartの5隻が艦砲射撃を実施しました。Airbase hits 10、Airbase supply hits 4、Runway hits 39、Port hits 15に加えて、
Ki-46-II Dinah: 3 damaged
A6M2 Zero: 67 damaged
A6M2 Zero: 7 destroyed on ground
Ki-44-IIa Tojo: 65 damaged
Ki-44-IIa Tojo: 1 destroyed on ground
G4M1 Betty: 4 damaged
G4M1 Betty: 1 destroyed on ground
B5N2 Kate: 2 damaged
B5N2 Kate: 1 destroyed on ground
というようにアンボン所在の機体を多数、破壊・損傷させたと報告されました。もっとも艦砲射撃による機体の損傷の報告は過大である(存在している機体数より多い!)という定評があります。でもTrackerによる零戦(A6M2 Zero) 11機、二式戦(Ki-44-IIa Tojo) 2機、一式陸攻(G4M1 Betty)と九七艦攻(B5N2 Kate)各1機の地上での破壊という数字と比較すると、破壊した機体数についてはまずまず信頼できそうです。それにしても日本側は、艦砲射撃が予想されていたのにアンボンの機体を避難させておかなかったんですね。
昼になっていつもどおりダーウィンのB-25C Mitchell 18機がディリの飛行場を爆撃し、Airbase hits 2、Airbase supply hits 1、Runway hits 13のダメージを与えることが出来ました。ここまでは予想通りの展開だったのですが、このあとサプライズが待っていました。ケンダリーの南3ヘクスに日本のTFが進出していて、そこにRotiからカタリナ飛行艇が雷撃に向かいました。
午前の攻撃はPBY-5 Catalina 11機で、上空には大湊空戦闘機隊の零戦(A6M2 Zero) 21機がCAPしていました。この時期の日本の軍艦はまだレーダーを装備していないものが多く、しかもこのヘクスはHeavy rainで視界が悪かったため、見張り員がカタリナ飛行艇を発見したのは攻撃開始の4分前です。零戦の高度は2万フィートで、6000フィートで接近したカタリナを捉えることが出来ません。カタリナ11機がBB扶桑と山城を雷撃し、BB扶桑に魚雷が1本命中しました。
午後の攻撃はPBY-5A Catalina(カタリナの水陸両用タイプ) 11機でやはり高度2万フィートで零戦(A6M2 Zero) 21機がCAPしていました。半日が1ターンのゲームならCAPの高度を修正できるのですが、1日が1ターンのプレイなので高度は2万フィートのまま。Heavy rainが降り続いていて、見張り員がカタリナを発見したのはわずか1分前ですから、やはり6000フィートで侵入したカタリナを捕捉できた零戦はありませんでした。11機の雷撃で、BB扶桑に2本、BB山城に1本の魚雷が命中しましたが、各1本が不発(アメリカの艦隊型潜水艦の魚雷は1942年のあいだ不発率 80%ですが、航空魚雷も50%の不発率なのです)で、扶桑への1本だけが爆発してくれました。午前のカタリナは雷撃後も零戦に捕捉されず全機生還できたのですが、午後は雷撃後につかまり6機が撃墜され2機がOps lossになりました。
午前と午後に1本ずつ魚雷をくらったBB扶桑ですが、リプレイでもコンバットリポートでもheavy damageと報告されています。しかしEscort TFが編成されたような気配はありませから、沈没が危ぶまれる状態ではないのでしょう。とはいっても魚雷2本ですから、本土に回航して修理してまたこの海域に戻ってくるには半年くらいはかかることになると思います。新たに就役する予定の戦艦が存在しない日本海軍にとっては、扶桑が半年以上欠けてしまうことはそれなりの痛手だろうと思います。
CAPの零戦はマカッサルかケンダリーからのLRCAPか、またはケンダリーのCAPの機体なのでしょうが、このTFを守る目的以外に、マカッサル、ケンダリーがsweepされた時の対策も兼ねて高度2万フィートだったのだろうと思います。高度差があると迎撃しにくいことと悪天候が重なり日本側にとっては不運な戦いでした。連合軍はRotiのカタリナをふだんは哨戒任務に振り向けているのですが、きのう巡洋艦TFがアンボンに滞在してしまい、もしかするとそこに日本側の水上戦闘TFの挑戦があるかもしれないと思い、その対策としてNaval attackを指示したところでした。そういう意味では連合軍側にとってはラッキーな戦いでした。
この戦いからカタリナの雷撃が強力すぎるという感想をお持ちの方も多いと思います。私もそうだと思います。ただカタリナだけがひいきされているというわけではなく、陸上基地からの雷撃が強力なんだと思います。連合軍側も商船のみならず、たとえ軍艦でも陸攻の攻撃圏内をCAPなしで無事に航行させることなんてできません。でも史実では陸攻に沈められためぼしい軍艦はPoWとレパルスくらいですよね。
さて、この日本側のTFですが、カタリナは戦艦2隻のことしか報告してくれていません。哨戒機によると戦艦6、重巡3、軽巡1の10隻なのだそうです。前日まではケンダリーに空母とともに停泊していましたが、今日のケンダリーには哨戒艇と商船しかみとめられず、空母はどこかに行ってしまったようです。また戦艦6、重巡3、軽巡1という艦種構成は変で、午前も午後もカタリナがBB扶桑と山城だけを雷撃したことを考えると戦艦は2隻だけで、残りは巡洋艦と駆逐艦なのでしょう。そしてこの位置に前進してきたということは、クーパンの艦砲射撃が目的なんでしょうね。BB扶桑を修理に分派し、明日は残りの面子だけでクーパンの艦砲射撃を狙ってくるのかなと思いますがどうでしょう。艦砲射撃後マカッサルやケンダリーまでは戻れず、やはりバンダ海で夜明けを迎える訳ですが、CAPの零戦の高度を調整すれば今日のようなことにはならないでしょうし。
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