2019年3月25日月曜日

Ostriv  露店へ子どものおつかい

ここはうちの村の村役場前広場です。村役場(Town hall)に用のある人は村長しかいませんが、井戸(Well)に水を汲みに来たり、露店(Market stall)に買い物にやって来る人は多く、広場にむけて踏み分け道が集まってきています。また今は農閑期なので職にあぶれた4人がたき火(Camp fire)を囲んで歓談中です。


さて、この露店ですが、ゲームを始めた当初はその存在意義が理解できませんでした。スタート時にシステム側の指示通り製材所を建て林業労働者(Worker)を募集するとすぐに応募があります。彼らはさっそく木を伐り倒して、最初は木材(Wood)、ついで薪(Firewood)と生産してゆきます。薪ができあがると、待っていましたとばかりに奥さん連中が薪を買いに製材所に集まります。その後も薪がなくなると、奥さんたちは製材所に買いに来ていました。ゲーム開始後一年目は薪しか買ってくれないので、消費者が生産施設に足を運んでくれるなら露店を設置する必要なんてないんじゃないかと感じたのです。しかも、露店を設けると、その店番(Worker)を一人雇わなければなりませんから、村財政のきびしかったあの頃はできれば露店なしで済ませたいと感じたわけです。

ところがある時点、2年目に入ってからだったと思います、薪が不足している家庭があるというメッセージが表示されました。チェックしてみると、たしかに一軒の薪在庫が0になっていて、これを放置すると離村につながりそうだなと感じて露店を設置してみると、すぐに薪の買い物にやって来ました。露店なしで生産施設から直接、消費者が買い物してくれるのはゲーム始めて一年目だけの特典、開発者の親心なのでしょう。

なお、露店の店番(Worker)は男女ともに従事することが可能ですが、女性の職場が限られているこのゲームですから、この店番の職には女性だけが就けるよう設定しました。また露店にやってくる買い物客ですが、この図のように行き帰りに買い物カゴをもっている場合は食品の買い物で、手ぶらでやって来る場合は食品以外(今のところほとんど薪)の買い出しのようです。また手桶を持ってきた場合には井戸で水くみですね。


子どもは何歳から仕事に就ける、つまりWorkerやLaborerとして働けるようになるのでしょうか。うちの村でいちばん大きな子はまだ8歳ですが仕事には就いていません。今後の動向に注目です。ただ仕事には就けないものの、お手伝いはするようです。この子は7歳ですがジャガイモ0.1をいれた買い物カゴをもっての帰宅途中です。この子のお宅は両親ともに牛舎の飼育員(Worker)で常勤労働者です。日雇いの人たちとは違い、常勤だと買い物に行く余裕があまりないから、お子さんが出ているのでしょう。


このゲームの買い物カゴ、つまり18世紀ウクライナの買い物カゴは日本の昭和時代の買い物カゴと似てますね。ああいった買い物カゴ、21世紀になるしばらく前からほとんど目にしなくなったので、若い人たちはご存じないかも知れませんが、昭和の日本のが主に合成樹脂製だった点を除くとかたちはそっくりな気がします。

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