2011年12月30日金曜日

米空母機によりAPDを3隻失う


昭和17年2月20日、ニューヘブリデス諸島のEfateにサプライを輸送して、ツラギに帰還途中のAPD3隻が、2波の連合軍機の空襲を受け、3隻とも沈没しました。Efateは日本が占領しているものとしては最南東端の根拠地で、南西にはニューカレドニアのヌーメア、南東にはフィジーという連合軍の大きな根拠地があります。連合軍はそれらの根拠地の港と飛行場を拡張中ですから、時間が経過するほどEfateへの輸送は難しくなると思われます。また、すでに通常の輸送船での輸送は危険だろうと考えてAPD 5隻のFasttransport TFを送りました。2月19日にAPDはEfateに到着しましたが、港の規模が1なので3隻のAPDしかDockできません。そこでTFを二つに分けて、3隻のTFはdockして、2隻のTFはdockしないでサプライを揚陸させました。Fasttransport TFだとdockしてもしなくても同じだったようで、揚陸が済んで二つのTFともTulagiに帰還する途中でした。まあ、残り2隻のAPDが無事だったことと、少なくとも2隻のアメリカ空母の所在が判明したことを、AEの神様に感謝したいと思います。
ルーガンビルを攻略途中の昭和17年1月30日にも、5隻のAPDをアメリカ空母の艦載機による空襲で沈められているので、APDの損失はこれで合計8隻になります。速度が速いので小さな部隊の輸送などにAPDは重宝するので、今後はもっと大切に使っていかなければと思います。それにしても、連合軍のルーガンビル上陸に刺戟されて実施したルーガンビル逆上陸とEfate占領ですが、どうも相手の望み通りに進行しているような感じがします。日本海軍が史実のソロモンキャンペーンで飛行機と艦船をすり減らしていったのと同じ事が、ニューヘブリデス・キャンペーンで再現しないようにしないとまずい。
とまあ、先のことを心配するよりも、まずはこの後の連合軍空母の動きが気になります。おとなしく後退するのか、それともルーガンビルを空襲して帰るのか、はたまた北上してルンガ・ツラギを狙ったりするのか。ツラギはこの方面の拠点なので、輸送船とタンカーが積荷を揚陸中で、軽巡や駆逐艦もdisbandしています。ここを狙われるとプチ・パールハーバー。飛行場の規模がツラギもルンガもまだ2ですし、ルーガンビルはまだ1です。本気で攻撃に来られるとなすすべなしかも。とりあえず、Ndeniでサプライを揚陸中のコンボイだけは北に退避させました。
潜水艦はそこそこ活躍してくれていて、ハワイの東方沖でI-19がxAP President Taylorに魚雷を1本命中させました。8410トンと大きな船なので沈むことはないでしょうが、よいニュースではあります。また、連合軍空母の活躍したところよりも南、ヌーメアの南西沖で、RO-64がTK Gulfcoast(7150トン)を撃沈しました。夜の間に2回攻撃したのですが、一回目は2本魚雷を放って1本命中。二回目は6本の魚雷を放って5本命中。一つの船に合計で6本命中することも珍しいでしょうが、一回の攻撃で5本命中させるのはもっと珍しいと思われ、初めての経験です。6本斉射する時には、相手の動きの変化などがあっても命中するように、間隔を広げて発射するものだと思っていました。5本も命中させてしまったということは、かえって艦長の宇野亀雄さん(Naval 57, Agg 61)の発射諸元の計算に問題があったということかもしれませんが、沈めたので良しとしましょう。

2011年12月29日木曜日

プリンス・オブ・ウエールズを仕留めた(はず)


昭和17年2月19日、Port Blairのヘクスに昨日目撃報告のあったプリンス・オブ・ウエールズを発見し、バンコクから一式陸攻30機と九六陸攻13機が攻撃しました。Port BlairではP-39DがCAPしていましたが、15機のゼロ戦が護衛についていたので、被撃墜はP-39Dが3機とA6M2が2機で、陸攻は無事でした。プリンス・オブ・ウエールズに2本とAG Gemma、AR Castorにも魚雷を命中させました。午後にも同じヘクスにバンコクから48機の陸攻が攻撃しましたが、プリンス・オブ・ウエールズとAG Gemma、AR Castorの姿は見えなかったので3隻とも沈んだのだと思います。
リプレイを見ると、プリンス・オブ・ウエールズは攻撃開始時から黒煙を上げていました。これまでのプリンス・オブ・ウエールズのたどった経路を推測すると、まず開戦時にMersingの沖で陸攻が魚雷を2本命中させました。おそらく、シンガポールかバタビアで応急修理をしたのでしょう。1月下旬には外洋での航海がなんとか可能な状態になって、オーストラリアのパース方面へ退避を始めたのだと思われます。しかし1月31日にインド洋のクリスマス島の南東でmini KBに発見され、九七艦攻の攻撃で魚雷が2本命中しました。これで沈んだのかなと思っていましたが、連合軍のダメコンは優秀でおそらくスマトラ島の西側にある島の港になんとか逃げ込んだのでしょう。そこに修理のためAR Castorを派遣したものと思われます。しかし2月18日にはスマトラ島西岸のBenkoelenが占領されるなど、スマトラ島の西側の島も危険になってきたと判断して、アンダマン諸島を経由して、インド東部の港への航海を始めたという感じだったのでしょう。インド洋を横断して直接セイロン島へ向かっていれば、少なくとも日本側に発見されることはなかったでしょうが、まだダメージがかなり大きかったんでしょうね。今日の2本とあわせて合計6本の魚雷で何とか沈めることができました。またAR Castorを沈めることができたのも地味にうれしい戦果です。お互いにARは数が少なく貴重な存在ですから。
追記、今日の返信で相手の方が報らせてくれたところでは、シンガポールとバタビアで修理して61/67/0までになったので、回航を決断したのだそうです。タイトルの「(はず)」は不要になりました :-)
上述したように、陸攻は午前の攻撃に次いで午後もこのTFを攻撃しました。午後は駆逐艦4隻に48機が48本の魚雷を放って、命中数は0。巡洋艦に対してもその傾向はありますが、陸攻の魚雷は駆逐艦に対しては本当に当たりませんね。Port Blairのヘクスから距離6ヘクスにはmini KBもいましたが、こちらからの攻撃はありませんでした。双発の陸攻でなく単発の艦攻なら駆逐艦を仕留められてのかなと思うと残念。今日は午前と午後で合計91本の魚雷(サプライ910トンにあたる)を消費したわけですが、これを書きながらバンコクのAir HQに魚雷の補充することを忘れていることに気づきました。もうPBEMセーブファイルは送ってしまったので、手遅れ。
そして、2月4日に空母レキシントン、エンタープライズと水上砲戦をした戦艦霧島と比叡がようやく横須賀港に帰り着きました。霧島の方はSys 63, Flt 8(5), Eng 13と上部構造に大きな損害を受けていて、副砲や機銃も一部失われています。入渠してチェックしてみると、修理完了まで5ヶ月強もかかるとのこと。考えてみれば、真珠湾の戦艦にも匹敵するくらいの被害ですから、無事に帰投できただけ儲けものと考えるべきかもしれません。それにしても機動部隊の護衛用の高速戦艦が2隻とも数ヶ月使えなくなったは痛い。比叡の修理期間は3ヶ月ほどですが、この2隻で横須賀工廠の修理ドックがほとんど埋まってしまいました。

2011年12月28日水曜日

アンダマン海の空母の戦い 昭和17年2月18日



一ヶ月ほど前のエントリーで空母戦に関するベテランプレイヤーの意見を紹介しました。その中であるプレイヤーが、
  1. 日本海軍がミッドウエイ海戦の戦訓から戦艦を含んだTFを、レーダーピケットとして、また連合軍空母への囮として使用することの有用性に気づいたこと
  2. このゲームでそれを再現するために、戦艦TFの後ろを2ヘクス離れて空母TFをフォローさせて、戦艦のTFが早期警戒と連合軍の攻撃を吸収する盾の役割を引き受け、空母TFは連合軍の空母TFにreactさせる設定にする作戦が有用だと思われる
と発言していました。昨日、アンダマン海に連合軍の空母を見つけた時、この作戦が使えるんじゃないかと感じました。フォーラムのスレでは爆撃に強い戦艦を含んだ水上戦闘TFを囮にする作戦ですが、今回企んだのはSabangへの上陸船団を囮に連合軍空母を叩けないかというものです。
リプレイをみていると、午前中の航空作戦は20機のゼロ戦に護衛された18機の九七艦攻の攻撃で始まりました。攻撃の対象となったのはCL GlasgowとCV IndomitableとDD Nestorの3隻でしたが、一発も命中しませんでした。CVL Hermesは含まれていませんでしたが、本当にいないのか、単に攻撃の対象にならなかったのかは不明です。英軍空母からは予想通りに、Sabangのヘクスにいる上陸船団と護衛TFに午前と午後の2波の空襲があり、500ポンド爆弾4発と魚雷1本が命中しました。CL Kinuには500ポンド爆弾が一発命中しましたが、Sysダメージが昨日と同じ4のまま、他のダメージは0と不思議な結果。軽巡の装甲で跳ね返せるとも思えないので、本当は命中していなかったんでしょうね。その他の3隻も今日の時点では沈没しませんでしたが、2隻のxAKはかなりきびしい感じです。日本側からも午後の空襲を期待したのですが、悪天候で出撃できないと表示され、今日の空母の戦いは一方的な敗北に終わってしまいました。
今日の戦いを振り返ってみての反省点。mini KBは、次期の作戦の準備のためにシンガポールに停泊していました。マラッカ海峡をフルスピードで北上させましたが、連合軍空母との距離が8ヘクスと遠い状態での攻撃となってしまいました。九七艦攻が雷撃可能なのは距離7ヘクスまでで、今日は爆装で出撃することになりました。対空砲火による被害を減らすため高度14000フィートに設定してあったのですが、この高度からの水平爆撃では軍艦への命中を期待できないようです。連合軍のSwordfishは爆装のものと雷装のものとが混じっていました(雷装と爆装が混じっていたので、英軍空母はやはり2隻いるのではと思います)。爆装の方は高度3000フィートと低高度から沿岸で作業・警戒中の艦船を狙ったので命中したのだと思います。
連合軍は、Fulmar IIをCAPと爆撃の両方に使ってきました。ちょっと前、War RoomにFulmar IIというスレが立てられていたのを読んだことがあります。「英空軍でつかうFulmar IIは250ポンド爆弾を2発抱いて攻撃できるのに、英海軍航空隊のFulmar IIが爆装で対艦攻撃できないのはどうしてか」という疑問で始まったスレだったのですが、このゲームでの英海軍航空隊のFulmar IIはご覧の通り250ポンド爆弾2発を抱いての対艦攻撃を実施しました。このゲームがオリジナルのグランドキャンペーンではなく、Reluctant Admiral modだからでしょうか?ところで、Fulmarは複座の艦上戦闘機という、日本のA6MやアメリカのF4Fからすると不思議な存在です。このスレではFulmarの履歴について、レーダーのない時代にCAPのための戦闘機として採用されたこと、 陸上の単座戦闘機が到達できない洋上で爆撃機の迎撃をするのが目的なので複座でも問題ないと判断されていたこと、単座機には洋上航法が懸念されたこと、偵察や(今日のターンのように)爆撃など多目的機としても想定されていたことなどが説明されていました。勉強になるスレでした。
さて、空母の戦いとは別にオペレーショナルリポートに不思議な報告がありました。
OPERATIONAL REPORT FOR Feb 18, 42 
Previous report of sinking of BB Prince of Wales incorrect.  Ship sighted and engaged at 45, 59
45, 59は、Port Blairの南西のヘクスですが、ここでプリンス・オブ・ウエールズが目撃されたというのです。目撃者は書かれていませんが、潜水艦でしょうか。今日のマップをみると、このヘクスには複数の連合軍TFがいて、その中に一隻のCLが含まれているとのことですが、戦艦は見あたりません。目撃されたのは数時間前のことでPort Blairのヘクスに移動してしまった(Port Blairのヘクスにいる複数の連合軍TFもその構成艦種は今の時点では不明です)のか、それともまったくの誤認なのか。戦艦の存在の有無は今後に影響するので、どう対処すべきか迷っています。

2011年12月27日火曜日

空母ハーミースのSwordfishに重巡高雄が雷撃される


ビルマ攻略のためには、ラングーンのイギリス空軍部隊を制圧しなければなりません。しばらく前からラングーンへのsweepを続けていて、ここ数日はCAPがいませんでした。もうそろそろ爆撃を始めてもいいだろうと考えて、昭和17年2月17日、戦爆連合71機の大編隊がラングーンに向かいました。予想に反して今日は多数のハリケーンとP-39DがCAPに上がっていました。Ki-21-IIa Sallyは対空砲による撃墜1機と空戦による撃墜14機の損失で、また護衛についたKi-43-Ic Oscarも空戦で5機とOps loss 1機の合計6機の損失という大損害になりました。念のために、この日もKi-43-Ib Oscarをラングーン上空のsweepに送っていたのですが、爆撃部隊よりもsweeperの方が後にラングーンに到着してしまい。撃墜2機に対して被撃墜8機と大敗でした。
まんまと連合軍のトラップにひっかかってしまいました。もう一日sweepの戦闘機だけを飛ばしていればずいぶんと違った結果になっただろうにと思うし、相手のほくそ笑む様子を想像するにつけても、残念。バンコクを同時に離陸しても、戦闘機だけのsweep部隊の巡航速度の方が速いので、戦爆連合の空襲部隊より先に到着しなければ変ですよね。このゲームのこの奇妙なコーディネートの仕様だけはいただけない。
スマトラ島最北端のSabangに上陸船団を向かわせていました。Sabangを確保すればインド洋を広く紹介することができることが一つ。また、Sabangの南にあるMedanを早く確保したいのですが、Medanには数千人規模のオランダ軍部隊がいるので、Sabangに上陸してから南下するつもりでした。今日、上陸船団とそれを護衛するCA高雄、CL球磨・名取のTFがSabangの東のヘクスに到達したところ、Swordfish11機による空襲がありました。対空砲火で3機を撃墜していて、対空砲火が激しいと魚雷を命中させにくくなる仕様だったと思うのですが、CA高雄が魚雷を2本命中されてしまいました。このゲームではSwordfishは日本の陸攻よりもよく働いていると思います。
距離5ヘクス北方に連合軍の軽空母が2隻いると報告されています。イギリスの軽空母と言えばHermesです。戦闘機の護衛がつかずにSwordfishだけで来襲したことからもHermesくさい気がします。でもHermesには昭和16年12月21日に陸攻が魚雷を一本命中させたはず。一本命中という報告だったが実は一本も命中していなかったのか、それともセイロン島での修理が完了したのか、どちらかなのでしょう。
CA高雄ですが、Sys 13, Flt 47(35), Eng 3(1)と魚雷が2本命中したわりには思ったより軽いダメージで済みました。魚雷によるダメージなので浸水被害が主で、Sysが少ないのは幸いです。Escort TFを仕立ててシンガポールに向かわせましたが、もう一回なにかの命中弾を受けたりしなければ辿り着けると思います。



COMBAT EVENTS FOR 02/17/42
Takao-2  planes diverting to Victoria Point

高雄には昨日までE13A1 Jakeが2機搭載されていましたが、一機になっています。コンバットイベントの報告通り、もう一機はマレー半島中部西岸のVictoria Pointの飛行場にいました。航空母艦搭載の飛行隊の場合にはこういうことがあるのはマニュアルにも書かれていてAARでもみかけますが、哨戒飛行中の水偵が半分だけ(rest 50%に設定)避難しているというのはなかなかリアルな仕様です。
このあとの上陸船団の身の振り方ですが、目的のSabangは隣りのヘクスで夜のうちに全部揚陸できると思うので、そのまま向かわせることにしました。連合軍空母は2隻と報告されているのですが、本当に2隻なのか?もしHermesだけでなければ、ひどいことになるかな。

2011年12月25日日曜日

破壊されたLCUの召還・復活の実際

ベータパッチで破壊されたLCUを召還できるようになったことは以前にも触れたことがあったと思います。実際のやり方ですが、INTELLIGENCEの右下の方にあるGround Units Destroyedをクリックすると、破壊されたLCUのリストが表示されます。黄色の文字で表示されているLCU名を左クリックするとそのユニットが復活する時のTOEが表示され、右クリックすると本当に召還するかどうかの確認が出て、Yesと答えると日数をおいて召還してくる仕組みです。お示しした8th JNAF coyは4PPの費用で召還できるので、そうすることにしました。
OPERATIONAL REPORT FOR Feb 16, 42 
8th JNAF Coy  arrives at Tokyo
と報告があり、昭和17年2月16日に復活しました。東京にやってきた8th JNAF coyのインフォメーションをみてみると、驚いたことにGeneral Defence[R] HQ所属になっています。元々はunrestrictedのSouthern Army HQ所属のLCUで、PPを消費して復活させるのだから、当然unrestrictedのHQ所属で復活するものとおもっていただけに驚きました。これはバグではなくて仕様なんでしょうね。わざわざ復活させたLCUがrestricted HQ所属では仕方がないので、元のSouthern Armyに所属変更させようとするとコストは3 PPでした。TOEの11/11と小さな所帯での復活なので、HQの変更のコストも少なくて済みます。
破壊されたLCUの召還・復活の実際 その2

2011年12月22日木曜日

アンダマン海で艦砲射撃と水上戦闘



昭和17年2月15日は、アンダマン海でいろいろと動きがありました。まず、戦艦ロイヤル・ソブリンとC級軽巡6隻からなる英艦隊がモールメンに艦砲射撃を実施しました。艦載機の弾着観測は行われなかった(もしかすると艦載機を搭載していないのかな)のですが、コンバットリポートによるとご覧の通りの大きな被害が出ています。コンバットリポートは両軍に同一のものが提供されていて、FOWの影響が大きいという定評があります。今後、日本が艦砲射撃を実施した際のコンバットリポートの戦果を評価する参考になると思うので、実際の被害と比較してみました。
モールメンの施設に対する弾着は飛行場施設31発、滑走路64発、港湾施設27発と、飛行場の方にたくさん命中していました。実際の被害も滑走路ダメージ>飛行場施設ダメージ>港湾ダメージで、この報告は信頼性ありですね。
また、飛行場のサプライに6発と港のサプライに2発が命中しています。モールメンのここしばらくのサプライ消費量の平均は一日に184トンなのに対し、この日はサプライが814トン減っていました。つまり艦砲射撃によるサプライの被害は合計で630トン、一発あたり80トン弱ということになります。航空爆弾の命中によるサプライの破壊量の平均値は、爆弾のEffect値xAnti-Soft値/100というようにDevの人が開示していますが、艦砲によるサプライの破壊量についてはフォーラムでも読んだ記憶がありません。またリプレイの艦砲射撃のアニメーションが長いので戦艦の砲弾と軽巡の砲弾が何発ずつ命中したのかも数えなかったのではっきりしたことは言えませんが、今回の艦砲射撃の一発あたりのサプライ破壊量は250ポンド爆弾(サプライ破壊量平均62.5)より少し多いという程度でした。
20000人以上の兵員のいるところへ戦艦の艦砲射撃ですから、569名の死傷者が出たのはやむを得ないところです。また各deviceの被害数をみてみても、Non CombatとEngineersを合計したものとそれに対応するEng, Supの被害数が、コンバットリポートの方がかなり多めに報告されてはいます。しかしSquads、Guns、Vehiclesの被害数はかなり実態を反映していて、この項に関してもやはり信頼性ありだと思います。
問題なのは飛行機の被害です。ちょうど前日バンコクからモールメンにKi-43-Ic Oscar装備の64戦隊を移動させたばかりでした。この部隊にはラングーンへのsweepを指示してあったのですが、運悪く艦砲射撃にぶつかってしまったのです。コンバットリポートでは56機損傷で、8機破壊されたとなっています。でも64戦隊の定数は42機で、前日も42機だけが配備されていたので、56機損傷というのは大げさで、連合軍プレイヤーを喜ばせる発表です。でも8機破壊の方は、実際には11機も破壊されていました。また飛行場への空爆のときと同じようにパイロットにも死傷者があり、1名がKIA、1名がWIAとなりました。しかも今日の艦砲射撃が痛いのは、KIAになった1名がIJAにはまだ数の少ないエースだったことです。よりにもよってパイロット宿舎のエースの寝ているベッドに弾片が突き刺さらなくてもいいのにと無情を感じてしまいました。施設、サプライ、地上部隊、飛行機の被害をまとめると、コンバットリポートはかなり実態に即していると感じました。
このゲームでは日本側のみならず連合軍側もこれまで何度か艦砲射撃を実施し、連合軍のモールメン艦砲射撃はこれで3度目ですが、これほど効果的に飛行機を破壊できた艦砲射撃は両軍通じてこれが初めてでした。WitP AEでは戦闘機と対空砲では対処できない四発爆撃機を叩きに日本側が艦砲射撃をすることが多く、しかも艦砲射撃は史実以上に有効というのが定評です。それを意識して、ヴィクトリアポイントに配備した二式大艇にアンダマン海を哨戒飛行させていました。しかし昨日のアンダマン海には艦砲射撃TFらしきものは見当たらず、奇襲されてしまったわけです。しかも情けないことに今日も艦砲射撃後のTFは見当たらず、どこからやって来たかだけでなく、どこに去ったのかさえ皆目不明です。ロイヤル・ソブリンという鈍足の旧式戦艦が含まれているTFなので、モールメンから距離8ヘクスより遠くには行けないはずなのですが。
数日前からラングーンとポートプレアに連合軍のコンボイが停泊していました。これほど堂々とラングーンにコンボイを送り込んでくるとは思っていなかったので、バンコクにはAir HQを配置していませんでした。仕方ないので、九七重爆で爆撃してみましたがぜんぜん命中しません。シンガポールとパレンバンの陥落を機に、ジョホールバルに配置していたAir HQをバンコクに移動させ、陸攻で雷撃ができるように手配しました。しかしAir HQの到着まではまだ数日かかるので、重巡主体の水上艦隊を向かわせることにしました。シンガポール陥落前だったので、まだ主な戦闘艦はカムラン湾を根拠地にしていました。アンダマン海へはマレー半島をぐるっと一回りして行くことになるので、ラングーンのコンボイは揚陸を終了して帰港し始めてしまいました。しかし港の規模の小さなポートブレアは揚陸に時間がかかるようで、こちらの重巡がポートブレアに隣接するヘクスに接近してもまだ陸揚げ中でした。
重巡の接近は連合軍哨戒機に発見されたので、2月15日のターンで連合軍コンボイは北への逃走を始めました。逃走の途中、連合軍コンボイは北アンダマン島のdot baseも何もない空っぽのヘクスに対空砲ユニットを上陸させました。こんなところに揚陸させる戦術的な意味はないと思うので、なぜこういう揚陸が行われたのかは不明です。揚陸未了の地上部隊を乗せている輸送船は、敵の水上艦隊の脅威にさらされると、人命を救うため近くの陸地に上陸させるような仕様があるのでしょうか?フォーラムでもこれまでそういった話題を目にしたことはありませんが、奥の深いゲームだけにあってもいい気もします。

重巡高雄・摩耶を基幹とする日本の水上戦闘TFは二手に分かれていた連合軍コンボイに昼になってから追いついきました。2度の戦闘で6隻のxAKと4隻のコルベットを撃沈し、砲と車輛にも損害を与えることができました。ポートブレアには飛行場用の整備部隊と対空砲を輸送してきていたもののようです。



激しい戦闘の行われた後のアンダマン海の様子はこんな具合です。頭が痛いのはラングーンとPeguとPeguの南西のヘクスに陣取った英軍部隊です。全部合わせると8万人以上もいます。サルウィン川を渡河してゆくべきか、ラングーンに上陸作戦を実施すべきか、ビルマをこのまま英軍の手に残しておくわけにはいかず、非常に悩ましい。
Trackerをみてみると、日本側の隼が地上で破壊されているだけではなく、連合軍側もF4 Lightningを8機地上で損失していると報告されていました。コンバットリポートでは、今日の日本側の空襲でF4 Lightningを破壊したような話は報告されていません。艦船に搭載中の飛行機がその艦船の沈没で失われるとGround Lossになるので、きっと今日沈没した輸送船のどれかが運んでいたのだと思います。ポートブレアへの輸送船が運んでいたのでしょうか?こういった海難事故の危険があるので、私が連合軍側でプレイをしているとしたら、ポートブレアへはインドやビルマから自力で飛行させてtransferすると思います。相手の方もきっと同じように考えるんじゃないでしょうか。今日はハワイ東方沖でI-25がxAK Exchangeというアメリカの輸送船を撃沈しているので、もしかするとこっちの方に搭載されていたのかも知れません。F4 LightningはP-38の偵察機バージョンでそれなりに貴重(Ki-43-Icよりもずっと)な機種だと思われます。モールメン艦砲射撃はかなりの痛手でしたが、コンボイの殲滅とF4 Lightning水葬ということで、今日のスコアは1対1といったところでしょうか。


2011年12月19日月曜日

油田と製油所を無傷でパレンバン占領


昭和17年2月13日、念願のパレンバンを占領できました。注目の油田と製油所は無傷で入手することができました。マニュアルの 8.4.2.2 GROUND COMBAT RESULTS には
占領された根拠地にある産業施設は。占領の際に破壊されることがある。工兵の存在によって、破壊の起こる確率と程度を大きくすることができる
と書かれています。工兵の数が影響するかどうかについての記述はありませんが、きっと影響しているだろうというのがフォーラムの大方の理解です。このゲームのパレンバンは、元々のパレンバン根拠地隊とスマトラの他の根拠地の守備隊4大隊とが守っていただけなので、工兵の数は少なく破壊が起こらなかったのだと思います。このゲームのハウスルールには、スマトラの油田を日本が確保できなければまともなゲームにならないとお考えの連合軍側の提起で

  • if Japan capture Palembang/Surabaja and damage of OIL/Refinieries is higher than 20% of the orginal value, turn can be redone in favour for the Japanese industry.
というのが含まれています。破壊を大きくする手だてを講じる必要がないので、守りも薄くしていたようです。でもこんなに簡単に落とせるのなら、シンガポールに派遣した兵力の中から一個師団をさいてパレンバンに派遣しておけば、昭和16年12月のうちに陥落させることができたなと、つい死んだ子の年を数えてしまいます。ほんとうのところは、連合軍の水上兵力の脅威が心配で、パレンバンまで上陸船団を派遣する勇気がなかったのですが。



ところで、フォーラムのベータパッチのスレからダウンロードできていたこれまでのベータパッチと違って、Menbers Clubから Admiral's Edition v1.01.08r6 Public Betaが落とせるようになっていました。このところのベータパッチの充実ぶりには目を見張るものがありましたし、このベータパッチの開発者のmicahelmさんの開発に使っていたノートPCが12月になって壊れてしまったという事件もあったそうで、このままPublic Beta → オフィシャル パッチになりそうな気もしますね。

2011年12月18日日曜日

シンガポール陥落、ぼろぼろ


昭和17年2月12日、ようやくシンガポールが陥落しました。ほっとしたのは確かですが、喜んではいられない現実があります。ご覧の通り、シンガポールの産業施設はResourcesもHeavy IndustryもLight IndustryもRepair Shipayardもすべて全壊状態です。ResourcesとLight Industryは放置するにしても、Heavy IndustryとRepair Shipayardは修復が必要ですし、しかも前者は拡張も考えなければなりません。合計で10万くらいのサプライの出費を覚悟することになりそうです。連合軍の工兵の敢闘にはまったく脱帽です。
飛行場と港の被害は日本側の爆撃によるものなので自業自得ではあります。もっと爆撃の手をゆるめるべきだったのでしょうが、攻城戦の途中で天候の関係か爆撃できない日が続いてfortificationを強化されてしまい、あと一歩で占領を逃したことがありました。予想以上に長くかかった攻城戦焦る気持ちもあって、ゆるめる気にはなれなかったんです。でも、この結果をみて反省しています。
ジョホール水道を越えてシンガポールの攻城戦を始めたのは1月6日です。陥落までに1ヶ月以上かかってしまいました。しかも、第2、4、21、33師団と近衞師団、それに第5師団のほとんど、合計でほぼ6個師団を注ぎ込んだのにこんなに時間がかかってしまったのです。また攻城戦のせいで第2師団以外は大きな損害を被っています。TOE比で現状を見ると、第4師団、第11聯隊は全滅、第41聯隊と第42聯隊と5th Recon regimentと12th Engineer regimentは壊滅ですね。ほかの歩兵部隊もdisabledになっているdeviceの多くは歩兵分隊と工兵分隊なので、次の作戦に使うのにはかなりの休養を要します。拙い攻め方をしてしまったわけで、反省点としては(1)渡河による強制shock attackの被害を減らすために最初に渡河する部隊数をもう少し絞るべきだった、(2)どうせこんなに時間をかけるならもっと休養に気を配って攻めるべきだったの2点でしょうか。パレンバンはなんとかなりそうですが、これらの部隊をつかってこれからジャワとビルマを何とかしなければならないのはつらいところ。
数日前に紹介したオーストラリア北西部のポートヘッドランドですが、連合軍コンボイの揚陸作業が続いています。港の規模が2なので時間がかかっているのでしょう。ここに潜伏しているI-124ですが、2月11日にはxAKL一隻に定数16発のうち2発しか残っていなかった14センチ砲を一発だけ命中させました。そして今日12日のリプレイでもI-124はxAKL Prominentを発見しました。そして攻撃のために浮上しましたが、弾薬不足のために攻撃を断念してふたたび潜水したと表示されました。これっていったい何故なんだろう。昨日も今日も魚雷で攻撃すればよかったのに。魚雷は全部で6斉射分搭載されていて、あと5回分(斉射でなければもっと多い回数分)残っているのに。14センチ砲の弾薬が少ないことに気づかずに浮上砲戦を挑むなんて不思議。すでに2隻撃沈している艦長ですが、左遷コマンドがあれば帰港時に使いたい。

2011年12月16日金曜日

オーストラリア北西のポート・ヘッドランドに連合軍コンボイ

昭和17年2月10日、SIGINTでパールハーバーの北東へ5ヘクスの地点に連合軍のTFの存在が報告されました。時々こうやってTFの位置を知らせてくれるのですが、航行中のTFの”Heavy Volume of Radio transmissions”の検出報告は初めての経験です。SIGINTからは位置が分かるだけで、TFの規模や艦種やどちらに向かって航行しているかは不明ですが、シアトル・パールハーバー航路上で、おそらくかなり規模の大きなコンボイなのでしょう。パールハーバーに向かっているようなら見逃すしかありませんが、北東に向かっているようなら2日後くらいに接触できるかもしれません。
SIG INT REPORT FOR Feb 10, 42
Heavy Volume of Radio transmissions detected at 182,103.
オーストラリア北西部ですが、ダーウィンへの上陸作戦は兵力的に無理そうかなと考えています。というのも、ビルマの連合軍の防御が強力(というか、攻める日本側の兵力が少なすぎて)で、モールメンを攻略した後サルウィン川を越えられないでいます。1月5日に一度渡河したのですが、撃退されてしまったままなのです。まだシンガポールを占領できていませんから、ビルマに割ける余裕がないのが実態です。シンガポール攻略後は、ビルマとジャワの攻略が残っていますから、ダーウィンは無理かなと考えているわけです。
仕方がないので、とりあえずこのダーウィンとBroomeとDervyに連合軍が基地を拡張できないよう、チモール島クーパンから陸攻と九七重爆で空襲を加えています。クーパンに黄色い”!”がついているのはサプライ不足を表しています。本土からこういった南方までは輸送船で2週間近くかかるので、十数ターン以上先を読んで準備しておかなければなりませんが、私の能力不足から行き当たりばったりになってしまっています。考える要素の少ないゲームでも兵站を維持することが難しいんですから、史実の担当者は大変だったろうと感じます。あと、Reluctant Admiral modはふつうのグランドキャンペーンよりもサプライやHIの生産がすこしタイトになっているようです。


ダーウィンとBroomeとDervyの南側にあるポート・ヘッドランドは無人で、クーパンからは距離17ヘクスと遠いのでこれまで爆撃は加えていませんでした。しかし、爆撃をされないと感じると、連合軍がここに兵員を送り込んでくることになるだろうと予想されます。その対策として、ポート・ヘッドランドのヘクスには1月26日からI-124をはりつけていました。昨日2月10日、その輸送船団がやってきました。
リプレイを見ていると、I-124は一隻のxAKLを魚雷で、一隻のxAKLを浮上して砲撃で沈めました。夜が明けてから、もう一隻のxAKLには視認されてしまい、浮上砲戦を挑もうとして弾薬切れのために断念したと表示されました。たしかに14cm/40 11YT GunのAmmoは2(16)となっていました。二隻目のxAKLを攻撃するのに魚雷を使って砲弾を温存していれば、1ターンで3隻撃沈できたかもしれないので、残念です。連合軍のTFをみてみると、TK, PG, xAKLで、こういう危険な水域には沈められても惜しくないxAKLを派遣しているのでしょうが、いちおう護衛にPGが含まれています。I-124のTF指揮官の岸上幸一大佐はAgg 65と極端に高い値ではありませんが、PGを護衛に付けていれば必ず潜水艦に浮上砲戦を控えさせることができるというわけではないんですね。
この日はほかに、アメリカ西海岸沖でI-7がxAK Jeff Davisを撃沈し、第20師団をパレンバンに、第148歩兵聯隊を中国南部のPakhoiに上陸させました。しかしラングーン空襲を企図して、爆撃機と護衛戦闘機がsweepより先に到着してしまい、Ki-43-Ic 11機、Ki-21-IIa 4機喪失と散々な目にあいました。昨日までは Ki-43-IcがHurricane IIbをかもにする展開だったので、ショック。

2011年12月12日月曜日

PBをASW TFに編成できない条件

ルーガンビルに続いて2月5日にはEfateを占領し、この方面へのヌーメアからの圧力を緩和するために艦砲射撃TFを南下させていました。この艦砲射撃TFは2月6日に連合軍哨戒機にみつかってしまいました。みつかってしまうと、ヌーメアにいた陸上機をどこか別の基地に避難されてしまうだろうことと、連合軍空母の脅威があることの二つに鑑み、予定していた艦砲射撃を取りやめようかとも考えました。きっと、木村昌福さんのような司令官なら中止するのでしょうが、こちらの部下は戦死を厭わない電子の兵隊たちなので、実施することにしました。
ヌーメアのヘクスには機雷が敷設してあって、DD疾風が触雷してしまいました。艦砲射撃の戦果もAirbase hits 8、Airbase supply hits 1、Runway hits 20、Port hits 2。Port supply hits 2と大したことはなく、案の定、連合軍戦闘機を破壊することができませんでした。死傷者216名の内訳を見ると、破壊されたりdisabledになったdeviceはNon Combat、Engineer、Gun、Vehicleばかりで、Squadは含まれていませんでした。一個聯隊程度を上陸させれば充分に占領できそうです。
昭和17年2月7日、やはり連合軍の空母が出撃してきました。触雷で一隻だけ2ヘクスほど後落していたDD疾風にドーントレス17機の空襲がありました。ある程度以上の損傷のある艦船は煙を上げていたりするのですが、コンバットアニメーションに登場したDD疾風は煙を上げてはいませんでした。触雷による浸水被害だけだと外観からは損傷の有無が分からないってことでしょうか?損傷が少なければ爆弾をかわしやすいDDだし助かるかなとも思ったのですが、急降下爆撃による爆弾が一発命中して沈没しまいました。艦砲射撃を行ったTF本隊の方も連合軍空母から距離6ヘクスで、しかもDL10/11と表示されていますから、空襲を受けてもおかしくない状況でした。ただ、日頃の行いのおかげか、空襲はやってきませんでした。
駆逐艦一隻を犠牲にして、さらに運が悪ければもっと多数の艦に被害が出たかもしれず、無謀だったと反省しています。こういう艦砲射撃を実施するのなら、連合軍空母の出現予想位置を攻撃圏内に含むような位置に機動部隊を配置して、艦砲射撃部隊を囮にして連合軍空母に空襲をかけられるようにすべきでした。機動部隊がツラギに燃料補給に戻っている最中にすべきことではなかったですね。
もう一つ、今日学んだ小ネタを一つ。昨日、サプライを積載したxAK China Maruと護衛のPB Sonan Maru #5とPB Kyo Maru #6の3隻からなるAmphib TFをツラギからルーガンビルに向けて出港させました。Amphibious TFにしたのは、ルーガンビルの港の規模が1しかなく、Cargo TFより荷下ろしが早いはずだからです。残念なことにツラギから2ヘクス南下したところで、xAK China MaruがSS Porpoiseの攻撃を受け、魚雷が一本命中してしまったのでした。
魚雷の被害を受けたxAK China MaruとPBのうちの1隻Sonan Maru #5は自動的にEscort TFに編成され、その行き先はラバウルに設定されました。元々のAmphib TFの母港はトラックにしてあったのですが、トラックまでは遠く、このあたりで修理能力が最も高いラバウルに行くようにシステムが判断したのだと思います。幸い、Sys 28, Flt 44(34), Eng 26 (19), Fir 1の被害なので、沈まずに済みそうではあります。3隻のうちのもう一隻、PB Kyo Maru #6はAmphib TFに編成されたままなのですが、サプライを積載していたxAKが被雷してAmphib TFから外れて、ルーガンビルにサプライを輸送するという任務を実行できなくなったので、システムは母港に向かうよう指示していました。
トラックに向かわせるにしろ、このPB一隻だけのTFがAmphib TFというのは変だな、潜水艦に攻撃されることを考えるとASW TFにでもしておいた方が都合がいいのではと思って、TFの種類を変更しようとしました。ところが、選択枝にASW TFがないのです。不思議に思ってPB Kyo Maru #6の現状をみてみると搭載している爆雷の数が0になっていました。ラバウルからツラギにかけては連合軍の潜水艦がたくさんいて、いつか憶えていませんが対潜戦闘で使ってしまったのでしょう。まだツラギにはAKEが2隻いるのですが、補給し忘れて出港させてしまったようです。ともかく、爆雷の数が0だとASW TFを選択できない仕様になっているものと思われます。これは、マニュアルには記載がなく、初めて気づいた仕様です。
でも、疑問は残ります。このヘクスには輸送船もタンカーも空母もAVもいません。それでもCargoやAir TransportやTanker TFを選択できるのに、爆雷の数が0だからといってASW TFが選択できないのは、親切なのかお節介なのかよくわからない仕様です。あと、もし両用砲を含めた艦砲や機銃の弾薬の数が0だと水上戦闘TFを選択できなかったりするんでしょうか?また、搭載機が0の空母だけだとAir Combat TFに編成できないんでしょうか。 エディターをいじれる人ならこういうあたりはすぐに自分で検証できるんでしょうが、私はいじれないので謎です。

2011年12月9日金曜日

戦艦対空母


1月31日にルーガンビルを占領した後、その4ヘクス南にあるEfate島の処遇を考えることになりました。すでに上陸させてある1st JNAF UnitはAV 9しかなく、この飛行場整備部隊だけでは占領は無理だろうし、サプライを消費するだけ無駄だろうと思ってこれまで陸戦は仕掛けていませんでした。Efate島の連合軍は1部隊で、兵員約2000名ですが砲も装甲戦闘車両もほとんどありません。しかも日本のEfate島上陸後、連合軍側からも陸戦を仕掛けてきていないので、相手も歩兵のほとんどいない部隊なんだと思われます。なので奪取はルーガンビルよりはラクだろうと思って、ニューギニア東岸のブナにいたSasebo 2nd SNLFをFast Transport TFで輸送してきました。
そのFast Transport TFが明日には揚陸予定というところまで航海してきていた昭和17年2月2日、ニューカレドニア島ヌーメアの南方沖に、連合軍の空母TFの存在が報告されました。このあたりまで哨戒飛行できるのは、ルーガンビルを奪取して九七大艇の部隊を配備できるようになったおかげです。貴重なAPDからなるFast Transport TFやその後に続くサプライなどの揚陸船団が空母艦載機の被害を受けるのは嫌なので、機動部隊をEfate島のすぐ南側でパトロールさせることにしました。
連合軍空母の妨害はなく、2月3日、Fast Transport TFは無事にEfateに陸戦隊を揚陸しました。 しかし、Efate島の南方でパトロールさせていた機動部隊からはヌーメア在泊TFへの空襲という予定外の行動が敢行されたのでした。機動部隊とヌーメアの距離は6ヘクスで、こういう事態も起こり得るのは確かなのですが、想定の中にはなく、攻撃距離を制限しておくような対策も取っていませんでした。攻撃は、A6M2 Zero 12機とD3A1 Val(九九艦爆) 10機の第一波とA6M2 Zero 34機とD3A1 Val 10機の第二波の2回にわたって行われました。連合軍はヌーメアを南太平洋作戦の拠点とする予定なのでしょう、輸送船が揚陸しているのが見えます。ただし近くに機動部隊がいることは知っていますから、その対策も立ててあって、P39DとP40Eが多数配備されCAPしていました。日本側の攻撃は少数機だったので、多数のCAPに阻まれてA6M2 13機とD3A1 Val 21機の損失をもたらしたのみでした。なんとも後味の悪い一日でした。
機動部隊を構成する空母は、飛龍、蒼龍、翔鶴、瑞鶴の4隻ですが、この攻撃に参加したValはすべて蒼龍飛行隊のものでした。護衛についたゼロ戦も多くは蒼龍の飛行隊のものです。4空母から全力で攻撃すればもう少しましな戦果が得られただろうとも思うのですが、どんなものでしょうか。このゲームではTFに対する攻撃は指揮官に任されている仕様です。蒼龍の柳本柳作艦長のAgg 56は他の3空母の艦長(飛龍の加来止男艦長 Agg 64、翔鶴の城島高次艦長 Agg 64、瑞鶴の横川市平艦長 67)に比較して低いだけに、なぜ蒼龍からだけ攻撃隊が発進したのかが不思議です。
ヌーメアは飛行場の規模が4(5)ですが、すでに多数の連合軍機が配備されていることが判明しました。飛行場爆撃は陸上基地から発進する双発・四発爆撃機でないと充分な効果が得られません。でも、規模1しかないルーガンビルの飛行場から航空撃滅戦をいどむわけにはいきません。また、機動部隊全力での飛行場爆撃も、効果と予想される損害を考えるとしない方が良さそうです。ちょうど機動部隊がヌーメアから6ヘクスという近くにいます。そこで、機動部隊の中からBB比叡と霧島、CA利根と筑摩を分派してヌーメアを艦砲射撃してみることにしました。うまくいけば、揚陸中のxAPやAKを沈めて、飛行場に駐機してあるアメリカ陸軍の戦闘機も何機かは破壊できるのではと思ったのです。どんな結果が出るのか、もしかすると連合軍が艦砲射撃も予想して対策を立てていないなどを心配したりしながら、一晩お相手からのPBEMセーブの返信を待ちました。
そして迎えた昭和17年2月4日のコンバットリプレイですが、予想外の事態が待っていました。艦砲射撃に出かけたTFは途中でxAKL 2隻と出会い、軽く一蹴。ヌーメアの北東隣のヘクスでもxAKL 2隻と出会い、2隻とも撃沈。次くらいにはヌーメアに艦砲射撃するアニメーションが出てくるだろうと思っていたところ、また海戦画面が表示され、空母レキシントン、エンタープライズのTFと水上砲戦をすることになりました。ハルゼーさんは遁走を企図したと表示され、ついで山口次平さんは追撃を試みた、と表示されて砲戦になりました。正規空母対戦艦というのは、このゲームでもなかなか見られないはずの対決です。シャルンホルストに沈められたグローリアスのような場面がみられるのではと、かなり期待して見守ったのですが、レキシントンに命中弾9発、エンタープライズに命中弾1とかなり期待はずれの結果でした。レキシントンは元巡洋戦艦ですから、命中しても装甲帯に命中したりしていたのだどのくらいの被害を与えられたのか、かなり疑問です。それに対して霧島はアメリカの重巡の集中砲火を浴びて18発命中、火災発生。この戦いで霧島はツラギに退避することになり、艦砲射撃TF自体も艦砲射撃を断念してツラギに帰還することになりました。
ところがこれで終わりではなかったのです。帰還の途中に、CVサラトガとヨークタウンからなる別の空母TFに遭遇。前の戦いでかなり弾薬を消費していたのだと思うのですが、今回はサラトガとヨークタウンに1発ずつ命中弾を与え、魚雷で駆逐艦を1隻沈めた程度でした。かわりに比叡が重巡の集中砲火を浴びて5発命中、火災発生です。今回の空母との水上戦闘はかなり残念な結果でした。こちらが戦艦2隻のTFとはいっても、連合軍側も6隻の巡洋艦が空母を護衛していて、数的に劣勢だったことが一つ。また、水上戦闘TFでなくて艦砲射撃TFだったことも悪影響を与えた可能性があるのではと推測しています。
被害の一番大きかった霧島はSys 58, Flt 24(5), Eng 8, Fire 5のダメージでした。巡洋戦艦とはいえ戦艦ですから、重巡の砲撃による被害はSysダメージが主なようです。mission speedなら21ノットが発揮可能です。浸水が増えると嫌なのでcruise speedに設定しましたが、今これを書きながら、一日二日はmission speedで早く北上させた方が良かったかなと後悔しています。あと、最新のベータパッチで、その間にダメージを与えた原因の最後のものが表示されるようになりました。
艦船の沈没には爆弾・砲弾・魚雷・機雷など、複数の原因が関与していることがあります。その艦船の沈没原因とされているのは、その艦船にもっとも多くのダメージを与えた武器なのか、最初にダメージを与えた武器なのか、最後にダメージを与えた武器なのか、それともほかの要因で決定されているのか不明でした。艦船のインフォメーション画面に最後にダメージを与えた武器が表示されるようになったということは、それが沈没原因とされる仕様と考えてよいでしょうね。
戦艦のうちでもっとも働いてくれるであろう高速戦艦4隻のうちの2隻を数ヶ月の修理が必要な状態にされてしまうという、日本側にとってかなり悲惨な戦いでした。しかも場所が場所だけに、翌朝からの航空攻撃もとても心配でした。幸いなことにこの日のリプレイでは連合軍艦載機の攻撃はこれら損傷艦Efate島の部隊にもありませんでした。戦い済んで、2月4日の配置をみてみると、CL阿賀野がBB霧島を護衛しているEscort TFがまだヌーメアから距離4ヘクスしかありません。近くに連合軍の空母TFが少なくとも2つあり、レキシントンは中破くらいはしているでしょうから当面は戦力外としても、残り3隻の空母がありません。こちらの戦艦がダメージを受けていることを知っている連合軍が追撃してくる可能性は充分にあると思うので、これら損傷艦を安全に北方へ逃がすことが目標です。戦艦と巡洋艦を分派した後に北上させていた機動部隊を少し南に下げて、連合軍の機動部隊が近寄ってきたら戦艦を犠牲に、空母を仕留めたいところです。

実は、今回の艦砲射撃TFに続いて、ヌーメアを艦砲射撃するための別のTFをすでにツラギから出撃させていました。今回は艦砲射撃を実行できなかったので、次はぜひ決めたいところですが、連合軍空母の動きによっては中止せざるを得ないかもしれません。それにしても、ルーガンビルへの連合軍部隊の上陸から始まって、次々とこの方面に戦力を逐次投入せざるを得ない状況になりつつあります。史実の海兵師団ガダルカナル上陸からのソロモンキャンペーンも、日本側としてはきっとこんな感じに、ずるずると戦力を投入して続いてしまったんでしょうね。このエスピリッツサント・ニューヘブリデスキャンペーンは、史実のソロモンキャンペーンと違い、南方資源地帯がまだ確保できていないという点でさらに問題が大きいかもしれません。

2011年12月8日木曜日

昭和17年1月の成績(Reluctant Admiral mod)


このPBEMも昭和17年1月が終了したので、1月の成績をまとめてみました。昭和17年1月の沈没艦船数は日本側93隻(先月は61隻)、連合軍側142隻(先月は165隻)でした。連合軍のVP 6以上と日本側のVP 4以上のものをリストにしてみると、ざっとこんな感じです。連合軍側のリストのトップに並んでいるアメリカのCAサンフランシスコとCLフェニックスは真珠湾攻撃の犠牲者なので、もし沈んでいたとしても本当は先月の戦果です。
今月も、TK Inge Maersk(Maersk Lineというと、今はコンテナ船で有名な大海運会社ですよね)以下、わりと大きめの艦船を沈めることができました。Tjilatjap港近くで水上艦が魚雷で撃沈した2隻の大型タンカーは連合軍のうっかりの産物ですが、その他の大型船は先月に引き続いて潜水艦ががんばって沈めていることが分かります。両軍とも潜水艦が2隻ずつ機雷で沈没しています。今後は両軍とも潜水艦を不用意に主要港のヘクスに進入させないよう注意するようになるでしょう。あと、連合軍の潜水艦の沈没原因が爆雷とsunk by unkown deviceとなっているものは、本当に沈んでいるかどうか怪しいと思います。日本側の被害で特徴的なのは、ポートモレスビーの沿岸砲に沈められた4隻のxAKとアメリカ空母の艦載機に沈められた5隻のAPDでしょうか。APDは1隻のVPが4にしかなりませんが、使い勝手という点ではVPの多いもっと大きな貨物船より優れているので、不用意な運用による沈没が悔やまれてなりません。また今月は大型タンカーの被害が一隻ありました。
昭和17年1月の飛行機の損失数はご覧の通りです。すべての空軍を通じてKi-43-Ic Oscarが一番損失の多い機種になりました。ようやくKi-43-Ic Oscarの生産が軌道に乗り、前線に配備され始めたことを反映しているのだと思います。連合軍でも先月はなかったHurricaneが登場しています。A2Aによる損傷が原因での損失でもOps Lossにカウントされることもあったり、日本の戦闘機のA2A損失には四発爆撃機によるものも含まれることなど多少の誤差はあると思いますが、報告されたA2Aでの戦闘機の損失数を比較すると、連合軍171(先月223機)、日本側61機(先月58機)でした。先月はほぼ1対4だったスコアが1対3とすこし接近して来ました。あと、B-17Dが20機、B-17Eが16機と、日本側のSallyやLilyに匹敵する数の損失を出しているのはちょっとうれしい報せです。
報告されたパイロットの死傷数から先月末の人数を引き算すると、MIA 25、WIA 18、KIA 99名となります。MIA(行方不明)やWIA(負傷者)は復帰することもあるので厳密な比較はできませんが、日数が25日と少ない先月よりも死傷者数の減少したのは朗報です。またエースの数は15名。こんなにエースが誕生したのは初めての経験です。シンガポールもパレンバンもまだ占領できていない状況ですが、こういうところに小さな幸せをみつけて戦っていこうと思います。

2011年12月7日水曜日

根拠地のStockpilingの設定


緒戦期の連合軍の戦術として、守りやすい防御効果の高い地形のヘクスに立てこもるというものがあります。ルソン島だとマニラを捨ててクラークフィールド→バターンですし、ジャワ島にもスラバヤとバタビアという都市に隣接して山岳ヘクスがあるので、最終的にはそこに逃げ込んで掃討に時間がかかるものです。ミンダナオ島では中央のMalaybalayのヘクスがそれにあたります。ここに立て篭られると厄介なので、早めに攻略をと考えて、ButuanとCagayanに上陸した後、Malaybalayのヘクスに向かいました。地上部隊の進軍にともなって、サプライもButuanとCagayanからMalaybalayのヘクスに輸送されました。目論見通り、Malaybalayの占領はあまり手間取らずに1月12日に実現しました。その後、地上部隊はCagayanに移動しました。めでたしめでたしなのですが、この後に問題が発生。
地上部隊がCagayanに移動した後も、サプライがMalaybalayにとどまったまま、移動してくれないのです。ミンダナオ島の地図のCagayanとDavaoのヘクスに黄色い”!”が見えますが、これはサプライ不足を表しています(ミンダナオ島西端のZamboangaにある赤い”!”は治安維持にあたる部隊の数の不足)。Trackerで、ミンダナオ島と島内各根拠地のサプライの量と必要量を表にしてみるとご覧の通り、部隊が去ってサプライ必要量が0になったMalaybalayに多量のサプライが滞留しています。それに対して、部隊の駐屯しているCagayanとDavaoは必要としている量のサプライがない、サプライ不足の状況です。根拠地のインフォメーションスクリーンで、CagayanとDavaoの”Supplies Required”サプライ要求量を増やしてみても状態は改善しません。仕方がないので、CagayanとDavaoには輸送船でサプライを移入しました。どうしてこうなったのか分からず、バグなのかなと思っていました。でも先日、理由が分かりました。
ベータパッチで、根拠地にサプライやリソースや燃料や原油を備蓄するかどうかを選択する”Stockpiling”というスイッチが導入されました。ゲーム開始時にはすべての根拠地の”Stockpiling”スイッチは”No”に設定されていますが、Malaybalayは”Yes”になっていたのです。このため、Malaybalayはサプライを貯め込んで、他の根拠地から要求されても吐き出そうとはしなかったわけです。サプライの”Stockpiling”スイッチを”No”に変更したところ、Malaybalayに貯め込まれていたサプライは減少し、ミンダナオ島で一番大きな港のあるButuanに移動しました。CagayanとDavaoの港も規模3なのですが、Butuanにサプライが集中するのは仕様でしょうね。
で、Malaybalayのサプライの”Stockpiling”スイッチがデフォルト値の”No”ではなく”Yes”になっていたのはなぜか。それは連合軍が”Yes”に設定していたからです。連合軍はミンダナオ島の最後の拠点としてMalaybalayに立てこもるつもりでした。なるべく長く持久するため、ミンダナオ島の他の拠点からサプライを集める目的で、”Yes”に設定するのは連合軍の作戦としてリーズナブルです。問題なのは、戦闘によってその根拠地の支配者が変更された時に、”Stockpiling”スイッチの設定がそのまま保持されてしまったことです。ふつう、こういうのを設計する時には、支配する側が変更されたらデフォルト値に戻るような仕様の方が親切な設計だと思うのですがどうでしょう。

2011年12月6日火曜日

exp 55のxAKL Korei Maru


数日前からスマトラ島南端の港町OosthavenにSasebo 2nd SNLFを上陸させ、引き続いてサプライを揚陸したコンボイがボルネオ方面への帰港途中に、昭和17年2月1日、オランダのAMc(Coastal Minesweeper)に出くわしました。このAMcは、Oosthavenの占領時に出航を余儀なくされたものかもしれません。双方のTFとも距離2000ヤードで相手を視認しましたが、ともに水上戦闘TFではないためなのでしょうが、双方とも撤退しようと試みました。しかし、距離が離れる前にxAKL Korei Maruが発砲。みごとに命中して、AMc Digoelに大きな爆発がみられたそうです。
護衛していたPBの方ではなくてxAKLが発砲したことに興味を抱いてxAKL Korei Maruをチェックしてみると、船員のexpが55/15もありました。開戦時はふつうの貨物船並の25/13しかなかったのに、ここ数日で急上昇しています。OosthavenにSasebo 2nd SNLFを輸送してくる航海は、護衛の水上戦闘TFをフォローさせていました。複数のTFをフォローに設定したためにバグったのかもしれないのですが、ボルネオ島とスマトラ島の中間で移動しない日が数日続き、連日、英蘭空軍の爆撃を受けることになってしまいました。xAKL Korei Maruの8cm/40 Type 88 Gun(両用砲)の弾薬はかなり減少していますから、対空砲火に張り切ったのでしょう。そのためにexpが上昇して、今日の砲撃命中につながったのかも知れません。expの高さを生かすためPBにでも改装したいところですが、Kasu-D CargにはPBへの改装の途が用意されていないのが残念です。
AFTER ACTION REPORTS FOR Feb 01, 42
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Day Time Surface Combat, near Merak at 48,97, Range 8,000 Yards

Japanese Ships
      xAK Meiten Maru
      xAK Ryujo Maru
      PB Ichiyu Maru
      xAKL Korei Maru

Allied Ships
      AMc Digoel, Shell hits 1,  heavy fires,  heavy damage

Low visibility due to Thunderstorms
Maximum visibility in Thunderstorms: 2,000 yards
Range closes to 10,000 yards...
Range closes to 8,000 yards...
Range closes to 6,000 yards...
Range closes to 5,000 yards...
Range increases to 6,000 yards...
Range closes to 4,000 yards...
Range increases to 6,000 yards...
Range closes to 5,000 yards...
Range closes to 4,000 yards...
Range closes to 3,000 yards...
Range closes to 2,000 yards...
CONTACT: Japanese lookouts spot Allied task force at 2,000 yards
CONTACT: Allied lookouts spot Japanese task force at 2,000 yards
Both TF attempt to withdraw!
Range increases to 8,000 yards...
Massive explosion on AMc Digoel
AMc Digoel engages xAKL Korei Maru at 8,000 yards
Task forces break off...
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2011年12月5日月曜日

ルーガンビルをようやく占領


昭和17年1月31日、エスピリッツサント諸島のルーガンビルを占領しました。このルーガンビルへの連合軍の上陸は1月8日でしたから、攻略を決意してから3週間あまりでようやく実現したわけです。
最初はラバウルにいたYokosuka 4th SNLFを送り込みました。Yokosuka 4th SNLFはAV 61もあり、対する連合軍の部隊は砲兵と工兵部隊ばかりなので楽勝と考え、1月16日から地上戦を始めました。しかし、船舶輸送によるdisrupionと疲労、fort level 1と、ジャングルの地形防御効果が2倍とあわさって、1月16日の攻撃の修正AVは17対33(修正前は58対9)と日本側に不利なオッズ比となってしまいました。特別陸戦隊ひとつではとても無理と感じて、ガダルカナル島のルンガにいたYokosuka 2nd SNLFも上陸させました。陸戦隊2個による1月21日の攻撃の修正AVは62対29で日本側が2対1で有利でしたでが、fort level 1のために占領はなりませんでした。陸戦後に休ませていると、連合軍砲兵の砲撃によりdisabledの兵員が増え、疲労がなかなか減らないのがつらいところです。また陸戦でfort levelを低下させても、連合軍側にはengineerがたくさんいてすぐに回復されてしまいます。fortの構築作業を妨害するため、陸上機で爆撃を加えたいところですが、ルーガンビルから距離12と一番近いルンガの飛行場はまだ規模1、距離13のツラギの飛行場は規模2で、陸攻を派遣して爆撃するのは難しいところ。やむなく、重巡での艦砲射撃を一回行い、機動部隊で空襲を加えるのですが、天候のせいか空襲してくれない日が少なくありません。しかももともと、港や飛行場の規模が1なので、100%のダメージでもすぐに修理されちゃって、fortの構築が再開されるみたいでした。
こんな遠方でTFを活動させると艦船の燃料があっという間に足りなくなります。至急、トラックからツラギとラバウルへ燃料の輸送を始めましたが、開戦時に21万7200トンあったトラックの重油タンクも干上がりそうな勢い。本土からタンカー船団を仕立て、またボルネオ島の油田のうち占領済みのバリクパパン、Miriから輸送船(心配しすぎかもしれませんが、まだボルネオ周辺にタンカーを派遣するのは潜水艦による攻撃が不安)でパラオまで燃料を運び、パラオ経由でトラックにタンカーで輸送しました。このルーガンビル攻略は連合軍の動きを見て突然思い立った予定外の作戦だったこともあり、LCUは逐次投入になるし、やることなすこと後手にまわってしまいました。史実でトラックに在泊の大和がホテル化せざるを得なかった理由がよく分かります。戦艦・空母はほんとに大食らいです。
ルーガンビルから4ヘクス南にあるEfate島はPort1(2)、Airfield0(5)と飛行場建設の適地です。ルーガンビルを日本が占領しても、このEfate島に連合軍の飛行場を建設されると意味がないと考えて、Maloelapにいた1st JNAF AF unitをAPD 5隻で1月29日に送り込みました。開戦時のEfate島は無人島なので、AV 9のこの部隊で充分かと思ったのですが、先に連合軍部隊が上陸していました。偵察しなかったことは反省しています。さらに悪いことに、帰途についたAPD 5隻が1月30日、連合軍の空母艦載機と思われる急降下爆撃機62機に襲われて5隻とも沈没してしまいました。DDやAPDに爆弾を命中させるのはなかなか難しいはずなのですが、62機もいるとさすがにやられちゃいますね。また、ルーガンビル攻略はかなり手間取りそうとおもって、ルーガンビルの部隊にサプライを輸送してきたxAKL 2隻とPB1隻のコンボイも沈められてしまいました。こちらのコンボイの攻撃はいずれも爆装の雷撃機12機と急降下爆撃機14機が攻撃してきたのですが、空母の航空隊の指揮官が、命中させやすい貨物船の方に雷撃期を派遣する知恵を持っていることに感心しました。
と、かなり苦慮しましたが、準備を整えてshock attackを行い、なんとかfort level 1に打ち勝って占領できました。ルーガンビルには連合軍部隊が7ついました。Reluctant Admiral modでは開戦時、Canton島に兵員をすでに載せた状態でFijiのSuva行きを設定されているコンボイがいます。7部隊のうちの5つはこのコンボイに載っていたLCUでした。残りのうちの片方はアメリカ西海岸のMarch Fieldにいた部隊。もうひとつはニュージーランドにいた部隊で、この最後のものだけがPP 6を支払ってrestrictedを解除したものでした。
  1. 部隊名              開戦時位置
  2. 148th Field Artillery Battalion   FijiのSuva行の輸送船
  3. 115th USAAF Base Force     FijiのSuva行の輸送船
  4. 147th Field Artillery Regiment   FijiのSuva行の輸送船
  5. 114th USAAF Base Force     FijiのSuva行の輸送船
  6. 131st Field Artillery Battalion   FijiのSuva行の輸送船
  7. 808th Engineer Aviation Battalion 西海岸March Field
  8. 21st NZ Pioneer Coy        Auckland restricted PP6
ルーガンビルを占領できてよかったのですが、収支を計算してみるとAPDを5隻も失ったことで日本側の赤字ですね、これは。Tarakanがちょうど今日占領できてボルネオ島の油田はすべて手に入れましたが、とにかく燃料がないと自由にTFを動かせないので、 はやくパレンバンも占領しないとだめです。

前日1月30日のSIGINTに、Darwinの8ヘクス南東、Daly Watersの西南のヘクスに連合軍のLCUがいると報告されていました。Detection Levelが低すぎるのでしょう、カーソルをあわせてもそれ以上の情報は得られません。距離16ヘクスとクーパンからはかなり遠くで、ゼロ戦の護衛がつくことはできません。でもCAPがいるとも思えないので、クーパンの陸攻に爆撃させてみました。連合軍側はどうして爆撃されたのか、びっくりしたのではないでしょうか。戦果の方は、九六陸攻9機と一式陸攻26機の爆撃で死傷者118名、deviceを17disabledにすることができましたが、ひとつもdestroyできなかったが残念です。多数機で爆撃したので、もう少し詳しい情報が得られるかと思って地図を確かめましたが、今日のマップには連合軍LCUは表示されていませんでした。爆撃しても必ずDetection Levelが上昇するというわけではないのですね。でもコンバットリポートの方には2nd Australian Divisionとはっきり名前が報告されていました。
この位置からだと、2週間後にはダーウィンに到着するとみなければなりません。偵察機によると、すでにダーウィンには兵員15680名、砲101門、AFV87輌が存在するとのこと。それに、この2nd Australian Divisionが加わるとなると、ダーウィン攻略はかなり困難になります。グランドキャンペーンだと蘭印占領地防衛のためのダーウィン攻略が日本側の定跡のように考えられていますが、まだシンガポールもパレンバンもバタビアもスラバヤも陥落させていない状態で、ダーウィンに向かうべきなのかどうか。狙うならもう待つ余裕はないようです。悩むところ。

2011年12月1日木曜日

WitEのプレイヤー数

WitEのフォーラムにHow Many People are Playing WITE?というスレがたっていました。プレイしている人の数なんて分かる訳ないじゃないと思っていたら、Matrixの人からも含めてレスがついていたのでいくつかを御紹介。
これまでにWitEは何本くらい売れたんだろう?もし秘密でなかったら、知りたい。
発売されてからの期間も考慮すると、WitEがWitPと同じくらい売れているのはたしかだ。実際のところ、初年の売上数はWitPを少しうわまわっていた。また、マルチプレイヤー用のサーバーを利用してプレイされているゲームが常時、数百はある(ふつうのPBEMがどのくらいの数、進行しているのかは知りようがない)。かなりの数のプレイヤー人口があるんだと思う。新しい対戦相手を募集しても、1~2日でみつかるようだし。
それを聞いてびっくりした。私は一年前にWitEを購入して、WitP AEをその後で購入した。WitEがグレートなゲームで、War in Russiaの伝統を引き継ぐゲームであることを理解してはいても、 正直なところゲームから受ける魅力という点に関してはWitP AEに比ぶべくもない。なので、文句なくWitP AEの方がよく売れているのだとばかり思っていた...その反対だということを聞いて、不思議な感じ。
ただし、この二つのゲームとも、ターン制のゲームが好きな人にとってはMUST haveだと思う。ただ一つ問題なのは、WitP AEのPBEMを始めてしまうと、他のことすべて(ゲームだけではなくて)に割ける時間がなくなってしまうという点だ。
逆から考えてみると、WitEの方がWitPよりも人気がある。地上戦・空戦・海戦・上陸戦・遠隔地への兵站のすべてが揃っているので、私はWitPの方が好きだが。
東部戦線では1941年6月22日以降、大軍による激しい戦いが続く。休む暇のない戦いの連続だ。太平洋戦線での日本は、アメリカの大軍が迫って来る(そうなったら万事休す)までは、まあ安全な場所に位置している(数千マイルの海をはさんで)。そもそも隠れる場所さえない東部戦線からすると想像もできない静かな場所が太平洋戦線にはたくさんある。
私はあなたが驚いたということの方に驚いた。ウォーゲームで最も人気のあるテーマをWitEは扱っている。太平洋戦線のゲームより東部戦線のゲームの方がずっと多いし、つねに新作が発売されている(スケールは違うが、ちょうどMatrixからも新作が出たばかりだ)。
みんな戦車を動かすのが好きなんだ(本当のところ、私はT-34を動かすのが好きなんだが)。
不親切なゲームが多いこのジャンルで、WitEはユーザーフレンドリーなゲームだということも、影響していると思う。WitEも険しい岩肌をみせてはいるが、他のゲームはヒマラヤのK2みたいなものなので、その違いは大きい。
私もプレイを楽しんでいる。WitPも好きで、こっちはパッチのあたるごとに良くなっていってる。私を含めてPBEMをしている人の方が多いだろうが、マルチプレイヤー用のサーバーでは数は把握できないね。
夏にWitP AEのフォーラムの方で、AE's Healthy Forum Presenceというスレが立てられていて、
WitEが発売されて対戦相手の一人を失って以来、私はWitP AEのフォーラムとWitEのフォーラムにログインしている人の数を数えてきた。発売後しばらくはWitEにログインしている人の数の方が多かった。3~4ヶ月後には同じかわずかにWitP AEの方が多いくらいになり、今ではWitP AEにログインしている人の数の方が多いことがふつうで、時には2倍になっている。昔からのプレイヤーで去った人も多いが、Matrixのセールで値段が下がったせいか、新たなプレイヤーも増えている。いずれにせよ、WitP AEのフォーラムが生き生きとしているのは確かで、このゲームの好きな我々には良い報せだ。
とスレ主さんが発言しているのを読んでいただけに、WitEの方も元気なのはうれしいことです。新しい1.50.42が1.50ベータの最後、つまり次はオフィシャルになるということらしいので、そちらにも期待したいところです。
海外では盛んなウォーシミュレーションゲームですが、日本でのWitEやWitP AEのプレイ人口はどれくらいなんでしょう。フォーラムにスレを立てて尋ねれば、日本から購入した人の概数ぐらいは明かしてもらえるかしら。

2011年11月29日火曜日

空母戦に関するベテランプレイヤーの意見

空母機動部隊どうしの激突で大きな損害を被った日本側プレイヤー(WitP Trackerの作者さん)が、どうしてこういう結果になったのかが不思議ということで、How I lost 5 CV/CVL + 2 Sinking in a day (twice)というスレを立てていました。私はまだ一度も空母戦を経験したことがありません。また、かなり先の時期まで進めているプレイヤーでも空母戦を経験する回数はそれほど多くはないようです。空母戦というものは、マニュアルの類いで知識を得て、手探りで初体験。でもその後も経験する機会が少なくて、なかなかテクも向上しないもの。このスレでは多くの人が空母戦に対する経験を披露しています。いままでこの種のスレがなかったのが不思議なくらいです。もしかするとAARの中で議論されているのかもしれません。ぜんぶのAARに目を通すには、流し読みできるくらいの英語力が必要で、残念ながら私にはそれは無理。なのでこのスレで勉強させてもらいました。
くわしい状況は元のスレの方にスレ主さんがマップとコンバットリポートなどでまとめてくれているので、ぜひそちらも参考にしながら以下お読みいただければと思います。ざっとまとめると、サンタクルーズ諸島の東方で9ヘクス離れて位置していた連合軍(5CV, 2CVL)と日本(5CV, 3CVL, 3CVE)の空母機動部隊が、翌日のターンには1ヘクスの距離(隣り合うヘクス)まで接近して空母戦を行いました。その結果、日本側はCV2隻、CVL2隻、CVE1隻が沈没、その他にもCV、CVL、CVE2隻、BB、CL2隻が大破と大きな被害を受けました。それに対して、連合軍のCV2隻とCVL、CAに魚雷が合計5本命中しましたが、CVとCA各1隻が沈没?の結果で日本側の大敗でした。日本側が、各空母から九九艦爆を降ろし、かわりに元陸上基地所属の航空隊を搭載してゼロ戦の数を増やしていた点が特徴的です。CAPは9000フィート、40%の設定だったそうです。論点としては、
  1. 両軍とも多数のCAPがあがっていたのに攻撃を許してしまう(護衛の戦闘機がとても効果的)のはなぜか
  2. 日本側が大きな被害を受けることになったのはなぜか
  3. 連合軍側に大きな損害を与えることができなかったのはなぜか
というあたりでしょうか。これに対する議論を以下に紹介します。
ひどい結果で残念だったね。はっきり言って、原因はCAP 40%という設定ではなくて、高度9000フィートの方だと思う。9000フィートから上昇するようだと追いつけなくて、急降下爆撃機がダイブを始める前に追い払うことができないんだと思う。170機以上の戦闘機がCAPにあがっていて、護衛の戦闘機に2対1以上の数の優位にあったから、連合軍の攻撃は蹴散らされていてしかるべきだった。この教訓を生かすために、あなたの使っているゲームのバージョンを教えてほしい。
あなたのいう通り。私の高度の設定は良くなかった。距離の遠い状態で攻撃するつもりだったが、やられてしまった。距離1ヘクスだと、レーダーのない日本側がタイミングよく迎撃するのは難しい... ゲームはシナリオ2でベータパッチの1108q9bがあたってる。日付は1942年8月21日だ。コーディネーションのペナルティを避けるため、空母は3つのTFに分けていた。
連合軍のCAPは日本側よりずっと効果的だったように見える。1ヘクスしか離れていないから、120nmの距離で探知したというコンバットリポートの記載は抽象的なものに違いない。でも、日本側がCAPの高度を変更すればもっとうまくやれたかというと疑問だ。また、九九艦爆をすべて降ろしてしまったことが良い考えなのかどうかもはっきりしない。よりバラエティに富んだ攻撃の方が、そのうちのどれかが良い賽の目を得て、攻撃を成功させやすいのではないだろうか。私は第二次大戦の空母戦をサイコロを振って決まるゲームのようにみなしているので、サイコロを振る回数が多いほど良いサイの目に出会う確率は高くなると思う。
護衛、攻撃、CAPを多数の違った設定で編成できるので、小さな空母TFを複数いっしょに活動させるやり方についてじっくり考えている。単一の大きな攻撃が失敗につながるのに対して、小さな攻撃でもいくつか強烈な打撃を与えることができるように思う。CAPについても同じことが言える。違った設定のCAPのうちのいくつかは良い賽の目を得てうまくやるだろう。大きな単一の設定のCAPよりも悪い結果をもたらすはずがない。
九九艦爆のことについてはあなたのいう通りだと思う。戦闘機は多いほど良いので、1942年の半ばから九九艦爆を降ろすことを考え続けてきた。特に私の相手(訳注:Michaelさん、このゲームのプログラマーでベータパッチをつくり続けてくれている人)も同じようなことをしていたので。
いずれにせよ、私としては、生き残ってさえいればまた学ぶことができる。最悪の日の経験を他の人にも知ってもらおうと思っただけだ。
「たられば」用にCAPを60%と高度18000と12000に設定変更したセーブファイルを相手のMichaelさんに動かしてもらうことにした。たらればで大きな変化があるのかないのか、じきに判明するだろう。
高度9000フィートが良くなかったことは間違いない。来襲する編隊より下方にいると、一撃離脱ができないだけでなく、迎撃までの時間が伸びることを意味する。日本の飛行機の上昇率が優秀なのはいいことだが、戦闘機を低い高度に置くことでのっけから不利を被ってしまう。それに、60%の方がCAPに設定する数字としてはずっと良い。
私は、この空母戦で幸運をつかむことのできた連合軍側プレイヤーだ。アメリカの空母には海兵隊の飛行隊を搭載するようにしている。エンタープライズ以外の空母には海兵隊の戦闘機合計18機が余分に搭載されている。4空母とイギリスの空母に余分に搭載した27機とを合わせて27+18=45で、戦闘機は合計で45機余分に搭載され、全部で222機になっている(1942年7月の空母艦載飛行隊のサイズの変更のことは忘れていた)。素のWitPの頃から、戦闘機は高度15000フィート、急降下爆撃機は12000フィート、雷撃機は9000フィートに設定するようにしている。戦闘機は30~40%をCAPに、20%をrestにしている。
どちら側のCAPも護衛戦闘機も、プレイヤーの想定していた仕事をしてくれなかったので、コンバットリポートで報告されているCAPと護衛についた戦闘機の数はごっちゃになっているのだと思う。
日本側の空母機動部隊は数ターン前にPBYに見つかったが、こちらの飛行隊のnormal rangeのはじっこだった。2ターン前には見失っていたが、前ターンには戦闘機70機搭載という情報とともに位置が報告されたので、連合軍の空母TFを北上させたわけだ。
CAPと護衛戦闘機がうまく働かなかったこともそうだが、それ以上にびっくりしたのは九七艦攻による魚雷の命中がなかったことだ。
たられば用のファイルは連合軍側も、CAP 50%と3隻の高速戦艦(ノースカロライナとレパルスとプリンスオブウエールズ)と6隻の駆逐艦からなる水上戦闘TFが空母TFを先導して戦場に向かうように、変更してみた。
ここに、たらればでリプレイしたコンバットリポート(スレのレス#16)
リプレイでは、不幸なことに午後には私の空母は雲の下に入ってしまい、検証としてはふさわしくなくなったかもしれない。このため連合軍は午後の攻撃ができなかった。ということは、天候が同じならば、このリプレイ結果よりももっとひどいことになっていたのかもしれない...
わたしはCAPを60%で、高度を12000から18000フィートまで複数の高度に分けてみた。ほとんどは高度の高い方に設定したが...
こうしてみても展開に大きな変化はなかった。ヘクスで表される両軍間の距離というものは、抽象的なものなのか、それとも展開に影響を与える具体的な何かなのか、どちらなのだろう。
コンバットリポートを提示したので、見て欲しい。前回よりはましな結果になってはいる。でも、CAPはどこでなにをしているのか
ひどい結果だった。
1942年を通してアメリカは不利なはずなのに...43年は互角で、44年には有利になる。奇襲を受けたわけでもないのに、どうしてこうなったのか。私は、自分の空母がひどく叩かれても、日本の空母を修理に帰港させるだけで満足する...でも、1942年には負けてばかり...冬になると互角になって、43年にはこちらの戦力が向上して日本側が隠れる側にまわる...
このまま空母なしで長い戦いを続けることを考えると、この状況でリプレイしたくなるのも分かる。御武運を...
一度目もひどかったし、検証での結果も同じくひどかった。別のプレイヤーが投げ出した後のこのゲームを引き継いだのは、連合軍をニューヘブリデスで食い止められるか試してみたかったからだ。ニューヘブリデスを守るための準備は何もなされていなかったし、前のプレイヤーはすでに空母を3隻も失っていた。
現在の私が抱いている疑問は、
1、接近しすぎていると、なにか問題がありそうだ。
2、バターを熱いナイフで切るように、連合軍機はCAPをすり抜けていってしまう
3、私は日本側を複数のTFに分けておいたのに、連合軍機はいっぺんにそのTFすべてを攻撃することができた。日本機はそうはできなかった。
4、CAPの%と高度の設定による違いはわずかだった
5、設定を変えた検証の方でも午後の攻撃が実現していればもっとひどい結果になったかもしれない。
私はゲームに否定的なつもりでこれまでのレスを書いたわけではないが、この2回の結果についてはどこか釈然としないものを感じる...
Dauntlessが艦船攻撃でGP爆弾をつかったのはなぜだろう?
8 x SBD-3 Dauntless releasing from 4000' 
Naval Attack: 1 x 1000 lb GP Bomb 
8 x SBD-3 Dauntless releasing from 2000' 
Naval Attack: 1 x 1000 lb SAP Bomb 
今回の結果を見ると、しばらくはWitP AEをプレイする気になれない。CAPのゼロ戦の高度の変更で結果が変わるかと期待していたのに。CAPが強力でも充分な数の敵機がすり抜けてしまって、恐ろしい結果をもたらす。2度とも、戦果は一方に偏りすぎている。CAPは無力すぎる。
私は、このゲームをスレ主さんが引き継ぐ前のプレイヤーだった。たしかに不注意で空母を3隻失ったが、潜水艦の攻撃で空母ワスプを沈めたし、イギリスの空母も一隻かなりのダメージを受けてしばらくは戦闘に参加できなくなっているはずだ。スレ主さんの設定をみると、私がプレイしたとしてもなにか違ったことができたとは思えない(一回目のプレイのCAPの高度設定以外は)。
一つの教訓は、余分に戦闘機を搭載するために九九艦爆を外しては行けないということ。そのかわり、私は軽空母に戦闘機を24~27機搭載している。悪天候での九七艦攻の戦果は悪いことに文句がある。悪天候でもAvengerなら半数以下で同じ戦果を達成できるのに!
日本側にとって最善の策は、水平爆撃機の参加で戦力を倍加させることだ。いずれ連合軍は危険な水域に侵攻しなければならなくなる.........
これをみてまず感じるのは、距離がわずか1ヘクスだったこと。shattered sword(訳注:ミッドウエイ戦を扱った有名な本、日本語訳はないのかな?)を読んで今回のケースを振り返ってみると、CAPはどれだけの量の情報を得ることができていたのだろうか。CAPの半数はTFをはさんで敵の襲撃してくる方角とは反対側にいて、しかも無線機もろくに機能していないのだとしたら、大したことはできないはず。
もう一つ感じること。南太平洋海戦で爆撃機はCAPをすり抜けた。いつでも、どんな空母戦でも、連合軍の爆撃機はすり抜けた。ミッドウエイ海戦のHendersonの攻撃だけは失敗したが、あの場合はCAPに充分に情報が与えられて適切な位置にいたので食い止めることができたんだ。
シミュレーションはうまく機能していて、連合軍側が期待どおりの戦果を実現しているんだと思う。
それはいいとして、日本側の雷撃機の戦果がひどいのはどう思う?どう説明するつもり?スレ主さんがさらに設定を変更して、4ヘクス以上離れていたらどうなるかなども検証してくれるのだろうけど。
九九艦爆と九七艦攻は協同して攻撃した時にいい結果を出すのだと私は思う。急降下爆撃機は飛行甲板を損傷させ、速度が遅くなったところで雷撃機が攻撃する... 
レーダーによる探知にも問題がありそうで、日本側の攻撃が散々な目にあって、連合軍の攻撃がうまくいったのは、そのせいもあるだろう。敵のTFから1ヘクスしか離れていないのに120NMの距離で空襲を察知することはできないだろう。それとも可能なの?
雷雨もおそらく影響したのだと思う。悪天候だと雷撃機はうまくやれないものだ。急降下爆撃機の方が多少はまし。戦闘機も敵の編隊を見つけて攻撃するのが困難になる。
投稿されたリポートを見て最初に感じたのはCAPの%で、次に高度だ。レーダーによる探知距離はゲーム内の抽象化表現によっただけだろう(距離1ヘクスなのに120nmの距離で探知という点で、それは明らかだと思う)。互いのTFが近すぎると、CAPを扱うルーチンには難しい問題になるかもしれないが。
「 私は日本側を複数のTFに分けておいたのに、連合軍機はいっぺんにそのTFすべてを攻撃することができた。日本機はそうはできなかった」という点については、そのターンをみないと何ともいえない。日本側と連合軍には、CAPの効果的な運用と命中確率という大きな違いがあった(一回目のリポートの方ではそれがよりはっきり現れている)。
「 CAPの%と高度の設定による違いはわずかだった。設定を変えた検証の方でも午後の攻撃が実現していればもっとひどい結果になったかもしれない」という点には同意で、もっと違った結果を私も期待していた。このスレをここまで読んだ限りでは、敗北の原因は他にありそうだ。戦闘機の数を増やすために九九艦爆を降ろしたのは失敗だったと思う。これが決定的な原因だ。
九九艦爆だけで空母を沈めることはできない点には同意するが、爆撃で傷ついた空母は良い獲物になるし、防空艦を沈めてくれるし、対空砲火を分散させるし、艦船の武装に損傷を与えてくれる... 250キロ爆弾が空母に2発命中すれば、Detection Levelは急上昇するし、maneuver値は低下するし、その後の攻撃で雷撃機の良い目標となる。爆弾の命中した敵空母は雷撃を避けるためにつらい日を送ることになって、九七艦攻が危険な存在になる。
雷撃機は悪天候の影響を受けやすいものだ。
でも、九九艦爆を降ろした最初の設定により、日本の空母は連合軍の攻撃に対してより脆弱になったっていうこと?爆弾の命中数がもう数発多かったとして(連合軍空母が1-2隻沈んだとしても)、日本側空母戦力の全滅という状況が好転しただろうか?
日本側のゼロ戦搭載数が半数だったらもっと良かっただろうというのは信じがたい。もう一回検証をする価値はあるだろうけど。日本海軍が海戦後に存在しなくなるような結果を変更できるような方法があってほしいものだ。
CAPがうまく機能しなかった実例は、最近のフォーラムにもいくつもみつかる。例えばPzBsさんのAARがそうだ。なぜ空襲部隊が200機のCAPをナイフのように突き抜けてゆけるのかに驚いた記憶がある。天候はCAPに影響するが、爆撃には大して影響しないのかもしれない(雷雨?私がスラバヤとパレンバンの油田に空襲をかけたときも雷雨だった)。修正が必要なのかも。
レーダーが大きな違いを生んだんだと思う。私のPBEMでは、可能になったらすぐに翔鶴と瑞鶴にレーダーを装備した。迎撃には大きな違いだ。
日本側の複数のTFがいっぺんに攻撃されて、連合軍側は一部だけしか攻撃されなかったのは、天候のせいだろう。雨が降っていたから、連合軍TFの中には雲の下に隠れていたのがあったに違いない。複数のTFがまとめて扱われることがあるというルールは、両軍にとって同じだ。
CAPの効果的な運用には上限がある。今回の戦闘はCAPの効果的な運用がある種の閾値に達してしまった例だと思う。閾値はおそらく150~200機のあたりにあるのだと思う(でも確証はないから私の言葉を真に受けないでね)。連合軍プレイヤーの中には、600機のCAPをものともせず成功した攻撃談を語ってくれる人がたくさんいるよ。
今回の戦いでは、CAPの効果的な運用と、攻撃の命中率という二つの面で大きな違いがみられた。CAPの効果的な運用はレーダーに依存している。また距離1ヘクスというのが他の要素の効果をすべて打ち消してしまったのかもしれない。でもそれが攻撃の命中率に影響したりはしない。
攻撃隊がCAPをすり抜けたこと(両軍の攻撃とも)は問題ではなく、日本の攻撃が命中しなかったことの方が問題なのだと思う。すると、九九艦爆がいなかったことが浮かび上がってくる。もし連合軍の空母も3-4隻沈んでいたなら、このスレが立てられることもなかっただろう。
今回えられた教訓は、雷撃機と急降下爆撃機は組み合わせて使うこと、CAPの高度は高め、%も高め(状況により40~60%)に設定すること、なるべく早くレーダーを装備すること... 
「互いのTFが近すぎると、CAPを扱うルーチンには難しい問題になるかも」という点については検証しなおしてみたい。
複数のTFがいっぺんに攻撃された問題については、みなさんに尋ねたい。私の空母は3つのTFに分かれていたのに、ひとつのTFだったかのようにまとめて攻撃された。連合軍も複数のTFに分けていて、ひとつのTFしか攻撃されなかった。これってあり?
九九艦爆なしでの攻撃がよくなかった、雷撃機は悪天候に弱い、という点についても再検証してみたい。
「 もし連合軍の空母も3-4隻沈んでいたなら、このスレが立てられることもなかっただろう」というのは、確かにその通り。
余計に戦闘機を搭載してもレーダーなしでは役に立たない。探知してから来襲まで15分とかではね。しかし、高性能のレーダーをもっている連合軍には余分に戦闘機を搭載する意味がある。連合軍のレーダーはだいたい50分前には来襲をしらせてくれるので、CAPが迎撃するまでに余裕がある。私は機動部隊の航空機を午前の攻撃で全滅させられたことがあって、その際連合軍は急降下爆撃機をすべて戦闘機に載せ替えていた。ほんとに全滅で、九七艦攻が5機生き残っただけだったんだ。
CAPによって撃墜されたり混乱させられたから九七艦攻はうまくやれなかったんだ。天候のせいではなく、CAPのせいだ。
じゃあ、日本は空母にレーダーの装備される1943年4月まで、連合軍空母がバラバラに運用されているんでもない限りは、空母戦を避けるべきだっていうこと?これまでは、高性能の連合軍機と新たに竣工する連合軍空母の登場するまで、1942年の間は日本の側が空母戦を望んでいるんだと聞かされていたけど。
翔鶴と瑞鶴は1942年6月からレーダーを装備できる。
私が言いたいのは、連合軍側が余分な戦闘機を搭載して、敵機来襲の探知がうまくいけば(だいだいうまくいってしまうものだ)、日本の機動部隊の搭載機は戦果なく失われることになるということ。
スレ主さんの検証でなにか別の要因が判明したら、公開してほしい。もし教えてくれたら感謝する。ところで、平凡だけど、今回の設定では天候も大きな影響があったと思う。双方のヘクスの天候が同じようなものだったら、命中率の差は無視できる程度か、または少なくともこれほど大きくはならなかっただろう。私の経験では、雷撃機は急降下爆撃機より天候の影響を受けやすい。
このゲームでは翔鶴も瑞鶴もすでに沈んでいるので、レーダーの影響は検証できない。余分に搭載した戦闘機がCAPで日本側の戦闘機より活躍した。九九艦爆を降ろしたこととあわせて、レーダーがこの結果の真の原因なのかもしれない。
空母TFの指揮官が注意しておくべき範囲は200nmだった。彼らは、夜の始まりの時点で有力な敵の水上戦闘艦隊と少なくとも200nmは離れておくことを望んでいた。それより近くに位置していると、翌朝に空母から発艦できるようになる前に、水上戦闘に持ち込まれる可能性があった。私の相手は強力な水上戦闘TFを私の空母TFの方に接近させ、空母TFはその水上戦闘TFを一ヘクス後からフォローするようにしていた。積極的な相手には用心しないといけない。
戦闘機のA2Aでの喪失の総計とコンバットリプレイを比較してみた。距離の極端に近い時の戦闘ではCAPがすり抜けられやすくなり、リプレイに登場しない戦闘が結果の大部分をしめ、CAPが迎撃に参加していないようにみえるようになる。
日本の翔鶴・瑞鶴以外の大型空母は1942年7月にレーダーを装着されるようにはなっていない。どうして?Reluctant Admiral modが作成中だった頃、修正のためにこの見落としをJohnとStanislavに指摘した。他の4隻の大型空母はミッドウエイで沈んだから、見過ごされたのかとも思う。
このプレイで連合軍の空母は、12隻編成のTFに分けられ、どれも優秀な指揮官が任命されていた。もちろんエンタープライズはハルゼーで、他の空母はエンタープライズをフォローする設定にしてあった。空母1隻ごとに巡洋艦(CA/CL/CLAA)4隻と、駆逐艦7隻が護衛していた。
このプレイでの哨戒の設定だが、Kingfisherを主にNaval Search 50%に設定し、少数の Kingfisherは距離2ヘクス高度1000フィートでASW50%に設定した。SBDはすべてNaval Search 10%にしてあった。私は喜んで対戦相手であるスレ主さんにパスワードを教えて、連合軍側に関してもいろいろ検証してもらうことにした。
同じヘクスにいる別々のTFが一回の空襲でまとめて被害を受けることがあるのは両軍とも同じかどうかについての疑問のレスがあった。はっきりいって、答えはイエスだ。私は連合軍側をプレイしていて、別々のTFの艦船がまとめて日本機に攻撃されたことが何度もある。
両軍に取って条件が同じなことが分かって良かった。私はTrackerを制作するのに忙しくて、AEをそんなにたくさんプレイしてはいないので。
史実で見られた両軍のCAP運用の困難が良くモデル化されていると思う。
今回の結果は、CAPの高度と%設定に少し問題があったこと(批難しているわけではないよ、あなたがその高度に設定したことにも意味があるのは分かる)とによると思う。1942年の夏以降は、戦闘機を必要な方向に向かわせる能力(ミッドウエイからの教訓)、戦闘機・爆撃機・攻撃機を一つの攻撃隊として編成する能力(ミッドウエイではできなかったこと)、レーダーを利用して戦闘機に敵の来襲方向を指示する能力、CIC、機載の無線機などで、連合軍が優位に立つ。WitP AEはこれらをうまくモデル化していて、あなたは”ミッドウエイ”されてしまったんだ。
日本側の対空砲火が連合軍よりもずっと劣っていたという要因もある。1942年8月には、連合軍の空母と護衛艦船が大量のFlakを載せていた。Shattered Swordによれば、 そのFlakの多さはミッドウエイでの日本の攻撃隊に強烈な印象を与えたということだ。素のAEではFlakが貧弱に感じられるので、私がDaBigBabes modをプレイするのが好きなのはこれが理由だ。以前このことをシナリオデザインのサブフォーラムで述べたが、Flakを強化したmodが作られてよかった。このmodは日本の艦載対空砲・機銃がひどかったという事実も放置してはいないし。
日本側のCAPがうまく機能しなかった理由は、コンバットリポートの中に示されている。連合軍機の来襲は22分前に探知されたが、各戦闘機隊が迎撃に駆けつけるまでの時間は20から79分と記載されている。ほとんどのCAPが悪い位置にいた。悪いサイの目が出てしまったんだ。
打ち明けにくい、敗北を元にしたスレを立ててくれてありがとう。空母の位置が哨戒機に発見されていなくても、Inteligence screenで分かることがある。作戦行動している日本側の空母の位置が連合軍の基地に近ければ近いほど、よほどの僥倖でもなければ、連合軍側のInteligence screenに載せられる可能性が高くなるような気がする。
日本側の大型空母4隻のレーダー搭載が遅い点が見落としか?というのは鋭い指摘だ。
翔鶴と瑞鶴は珊瑚海での損傷の後の修理の際にレーダーを装備した。いろいろと本を読んでみると、修理の時以外には艦船のアップグレードを実施しないという方針を日本海軍がもっていたことは明らかだ。なので、その他の大型空母がレーダーを装備していないことも、日本海軍の意図に沿ったものだ。
私の制作したmodでは、レーダーが利用可能になった時期にアップグレードを行うかどうかプレイヤーが選択できるようにしてある。ゲームをしてみれば分かるが、難しい選択になる。緒戦の拡張期に必要な戦闘艦艇をアップグレードのために前線から引き抜くことができる?難しい判断だ。占領地を拡張できそうな時期は限られているし、余分の艦船があるわけではない。アップグレードのために引き抜くと、作戦が後回しになるか、援護不足というリスクを冒して作戦を行うかのどちらかになってしまう。
史実では日本海軍はそのリスクを冒さず、ミッドウエイという結果になった。艦船のアップグレードが問題ではなかったのかもしれないが、翔鶴と瑞鶴はあそこにはいなくて役には立たなかった。もし翔鶴と瑞鶴があの場にいれば、違った結果になっていただろう。この史実を外挿すれば、私のつくったmodになるわけだ。
私が疑問に思うのは、赤城・加賀・飛龍・蒼龍が1942年7月の初回のアップグレードでレーダーを装備しないのはなぜかということだ。
日本の空母TFにふさわしい艦船で、翔鶴と瑞鶴についでレーダーを装備するのは秋月級駆逐艦で1943年1月のことになる。峰風級APDは1942年8月にレーダーを装備するのに、もっと有用な艦艇がそのままなのはなぜなんだろう...
この条件でもプレイを続けることはできるが、レーダーのないことで日本の空母TFは活動しにくくなる。
これが重要な問題なのはよく分かる。翔鶴と瑞鶴が1942年6月にレーダーを装備したのなら、その他の4隻も1942年のアップグレードで装備するのが順当だろう。
一つ質問があるんだが、同じTFに所属しているレーダー装備の艦船の存在は、空母のCAPの動きに影響するだろうか?おかしなことだが、大型空母4隻がレーダーを装備するようになる前に、T21レーダーを装備する軽巡と駆逐艦が日本にはあるので。
「翔鶴と瑞鶴が1942年6月にレーダーを装備した」というのは神話だ。Shattered Swordはそれを完璧に否定している。
翔鶴は1942年夏の修理でType 21レーダーを装備した。瑞鶴がいつだったのかは分からないが、1943年5月にはレーダーを装備している写真がある。
1943年が正しい。1942年に日本の空母にレーダーが装備されたという話は、加賀の飛行長だった天谷さんの戦後の証言に由来する。私は日本海軍の記録を調べることのできる海上自衛隊の士官に訪ねたことがあるが「1942年に艦載対空レーダーなんてのはたわごとだ」とのことだった。
翔鶴が対空レーダーを装備したのは1942年夏で、たしかに南太平洋海戦でレーダーをつかっている(Frank著のGuadalanalに載ってる)。1942年春には旧式戦艦2隻が実験的に水上レーダーを装備した。ミッドウエイに出撃した空母はレーダーを装備していなかったが、Shatterd Swordの記述しているのはミッドウエイだけで、翔鶴と瑞鶴は別だ。
もしミッドウエイが起こらなかったら、あの4空母にもType 21レーダーが利用可能だったって?それならどうしてこのゲームのOOBにはそれが反映されていないんだろう。見落としか、それとも私の知らない理由が何かあるんだろうか。
Frankが言うには、1992年にGuadalcanalを出版した時に依拠した史料と今新たに利用できるようになった史料は全く違うとのこと。もちろん、そうだからと言って彼の著書の価値が失われるわけではないが。
あなたは歴史の研究では一次史料の史料としての価値が変化することを知っておいた方がいい。私が質問した海将補一名と一等海佐2名の言っていたこととあなたの発言は一致しない。
Nihon Kaigunのサイトの翔鶴のページには、1942年6月にType 21レーダーを装備、1942年8月の第二次ソロモン海戦でエンタープライズの哨戒機をレーダー探知。1942年10月の南太平洋海戦で敵機来襲をレーダーで探知と書かれている。
Type 21レーダーの試作機は1942年4月から装備され始めて、最初が伊勢、1942年6月に翔鶴、1943年初頭にその他何隻かに。1943年8月には量産型の利用が始まったんじゃないの。
Nihon Kaigunのサイトの記述とは異なる史料がある。ある史料によるとTyep 21レーダーの試作機は一台だけ作られた。でもその史料には、複数の艦船に装備されたとも書かれている。Type 21は1942年4月にまずは伊勢に装備され、1943年1月に大鷹・冲鷹・雲鷹に装備され、1943年8月以前に装備された艦船がほかにもいくつかあった。少なくとも30~40台が製作されて使われたのだろう。
私のPBEMでは、1943年の早いうちに2回の空母の激突があったが、その後はまったくない。史実では連合軍にとってよい年だったし、パッチで新型機の登場時期が変化したとも聞いてはいない。私たちの空母の戦いでは2回とも両軍の艦載機が多数撃墜された。私のワイルドキャットはゼロ戦に苦しめられた。空襲でお互いが傷ついたが、有力な空母で沈没したものはなかった。その時はそれで妥当だと思っていた。しかし最近の両軍の空襲の様子を見ていて、迎撃する戦闘機が機能していないように感じている。戦闘機の働きは史実に近いのかもしれないが、かなりのダメージをもたらす爆撃機と比較すると、現実的には感じられない。
ここまでのこのスレで、両軍の対空砲火が大した働きをしていないことに言及する人がいないのには驚く。コンバットリポートによると、対空砲火による損失はごく軽微だ。1942年には両軍とも対空砲火が微弱だったが....もし対空砲火がもっとよく機能していれば、撃墜まではされなくても、爆撃中にもっとたくさんの爆撃機が損傷するだろう。私の経験では、損傷した爆撃機はほとんど爆弾を命中させることができない。
私はCAPではなく対空砲火の方に修正の必要性を感じる。
私のPBEMは1944年4月まで来ているが、連合軍艦船の対空砲火は日本に劣ることはないが、勝っているとも言えない。しかも連合軍艦船は対空砲でいっぱいになっている。この問題がずっと放置されているのはどうしてか不思議に思う。
空母TFにふさわしい艦船がレーダーを1942年のアップグレードで装備しないのは、史実でも装備していなかったからだ。フォーラムでいろいろ注文があっても、Devの人たちは史実にもとづくことを目標にしている。
他のゲームのフォーラムなら、Devの人たちに装備させたりもするだろう。でも、このゲームをプレイする人の多くは、そういった他のゲームのプレイヤーとは違う。史実と要望を両立させることはできない。
私がmodを作る理由のひとつはそこにある。素のWitP AEの史実に忠実な点を評価しているが、史実通りにプレイすることには興味がない。史実についてなら本も読んだし、その結末もよく知っている。私は、たらればの方をプレイしたいんだ。
ミッドウエイの4空母は史実では1942年7月にアップグレードを受けなかった。なぜならその時点でその4隻はフナクイムシの巣になっていたからだ。だから、ミッドウエイの4空母のアップグレードについての論議では、史的な正確さを求めることはできない。
そうだね。だからDevの人たちはその4隻が生き残っていたら、年末にかけてアップグレードを受けたろうと想定したわけだ。日本海軍は4隻をいっぺんにアップグレードするわけにはいかなかったろうから、順番にアップグレードすることにしたのだと思う。納得させられるシナリオだ。私ならこういうシナリオにはしないけど、それでもやっぱり説得的なシナリオだと思う。
問題は、レーダーを装備したかどうかではなく、装備させることができたかどうかだと思う。キャンペーンのゲームはどの局面でも仮想に基づくゲームだよね。
早い時期に連合軍空母と一戦交えることができなかったら、日本側プレイヤーは空母TFの艦船にレーダーを装備させるまではちょっかい出そうとはしないんじゃないだろうか。
つまり、1943年半ばまでの日本の空母戦力のうちで最有力なのは翔鶴と瑞鶴ということになる。
前のレスでほのめかされているように、機動部隊の空母が生き残っていてアップグレードされたなら、航空戦隊ごとに実施されただろうと思う。珊瑚海海戦のあとに5航戦がレーダーを装備されたのなら、残りの航空戦隊所属空母も順次装備されただろう。Reluctant Admiral modやPerfect War modはその想定に基づいているし、そう考えるのが順当だろう。
たしかに、レーダー装備の有無は私の最近の空母戦(1943年5月)でも重要なポイントだった。日本の艦隊型空母のほとんどがアップグレードするまでは、空母戦を求めるのではなく、待機したかった。レーダーは空襲の迎撃に役立つと思った。
私が知りたいのは、空母TFのうちの何隻がレーダーを装備していれば、はっきり役に立つと言えるのかっていうこと。複数の空母TF(200機のスタック上限値に達しないよう)に分けて運用するとして、そのうちの一つの空母だけに対空レーダーが装備されているだけでも、CAPにボーナスが得られるのだろうか?。もしそうならば、その対空レーダーをもつ一隻の空母はCAPに専念させて、他の空母がCAPに果たす役割は少なくすべきなのか?
翔鶴と瑞鶴はレーダー装備という点で、もっとも大切な空母だ。史実で翔鶴が装備した1942年6月に、この2隻はレーダーを装備できる。しかしミッドウエイの4空母はどれも独自のクラスに属する。もし4隻のうちの1隻がレーダーを1942年7月に装備できるとしたら、飛龍が最適な候補か。
エディターでdeviceのところをみると、レーダーは探知する確率を向上させてくれることが分かる。だから、たくさんあった方がいい。私の計算では、レーダー装備の翔鶴と瑞鶴が機動部隊の中にいたら、40nmの距離で探知できる確率は65%程度で、距離が遠くなるにつれて確率は極端に低くなる。目視での探知にくらべればずっといいが、スレ主さんの経験のように、直前の探知になることもある。
連合軍側は空母だけでなく多くの艦船が対空レーダーを装備している。探知の確率はかなり上昇し、だいたい80nmで探知できると思っていいし(正確には違うが、距離80nmでの探知と同等の時間的余裕が得られるので、本当はどうかって点は無視していいと思う)。CAPが力を発揮できるかどうかという点では、大きな違いだ。
つまり、どの艦船のレーダーでも役立って、空母のレーダーでなくてもいいってこと?それなら、早くからレーダーの装備される秋月級駆逐艦や利根や筑摩の価値が一層高まるわけだ。これからはこれらをより注意深く運用することにしよう。
Shattered Swordは、ミッドウエイ海戦が日本海軍の将来の空母戦に対する見方にどんな影響を与えたかを細かく分析することで、記述を終えている。日本海軍は、戦艦を含んだTFのレーダーピケットと連合軍空母への疑似餌としての有用性 (大艦巨砲主義者への挑戦)に気づき、それに従って理想的な艦隊編成に着手した。
このゲームでも、そういったTFの後ろを2ヘクス離れて空母TFがフォローして、戦艦のTFが早期警戒と連合軍の攻撃を吸収する盾の役割を引き受け、空母TFは連合軍の空母TFにreactさせる設定にするというのも面白いかもしれない。こうすれば日本海軍の構想をゲーム内で実現することができるかもしれないが、うまく機能するかどうかは自信がない。
私の対戦相手の連合軍プレイヤーが同じような作戦を採ったことがあった。彼は戦艦のTFを空母TFから3~4ヘクス離れたところに位置させていた。私の攻撃隊の三分の一は空母ではなく戦艦に吸い寄せられてしまい、散々な一日になってしまった。旧式のアメリカ戦艦2隻と引換に空母を4隻沈められてしまった。あの戦艦の餌は偶然のできごとだったかもしれないが、うまく機能するのは確かだ。
スレ主だが、検証を続けている。いまのところ、両軍のTFの距離とCAPの%とCAPの高度と搭載弾薬を変えて10回繰り返してみた。
日本側がうまくやれたことは一度もない。
日本側がひとつのTFだけでなく、複数のTFをまとめて攻撃できたことは一度もない。なので、相手のとった空母を複数のTFに分ける戦術は、連合軍にとって損害を限局する有力な作戦だと思う。日本側についても調べてみるつもりだが、この戦術は同じように機能しそうだ。
CAPの%と高度の変更は空母の損失数の変化に影響することはない。迎撃の成功率がわずかに上がるくらいだ。
双方のTFの距離も関係ない。
来襲する攻撃隊に比較してCAPを多くしても、攻撃隊はCAPをすり抜けてしまう。とくに日本側のCAPにその傾向が強い。このスレで読んだこととあわせると、CAPの数を増やしても、このゲームの現状のシステムでは漏れが発生してしまう。レーダーがこの状態に変化を加えてくれるべきなのだが... 連合軍側も同じ問題を抱えているし... 
今後、時間を見つけて、日本側の空母にレーダーを装着した条件でも検証してみたい。
私の見たところ、連合軍側の成功にはいくつかの原因がある
1、TFの編成の仕方(私の経験では、日本側がまとめて攻撃できるのは最大でも2つのTFだけ)
2、レーダーがなかったので、日本側にはCAPをよい位置に配置する時間的余裕がなかった。
3、攻撃に参加した機数。短時間で処理するには多すぎた。
私はこれを、ChickenboyさんがAARフォーラムで紹介していた1943年5月に行った空母戦と比較してみた。
彼は第一波の攻撃で29本の魚雷を命中させた。これをこのスレの連合軍への第一波の攻撃と比較すると、雷撃機の数も連合軍のCAPの大きさも同じくらいだ。このスレの攻撃では日本の雷撃機を護衛した戦闘機の数が少し多いが、それでも雷撃期の損失数はこのスレのものの方が多い。注目すべき違いは、このスレの攻撃が雷雨のもので行われたのに対し、Chickenboyさんの攻撃はところどころ曇りの天候だったことだ。
Chickenboyさんはレーダーで連合軍の攻撃を探知できた(訳注:1943年5月なので)点有利で、しかも連合軍の攻撃機の数はこのスレのものより少なかった。私が思うに、一番重要な違いはレーダーだ。敵の攻撃隊の数も重要だ。敵の攻撃隊を処理するのに充分な時間と火力がなければならない。
レーダーありで行うスレ主さんの検証の結果が待ち遠しい。私自身はそういう条件のサンドボックスの検証がどうやったらできるのか知らないし、エディターをいじったこともない。私もできる範囲で検証してみたい。
変数をいじると結果がどう変化するのをみるのは、とてもおもしろい。モデルに充分に変化する能力があれば、こういった役に立つ分析結果を有意なものとするのに必要な数の検証結果を用意して検証すべきだ。(きみたち統計学徒よ、中心極限定理にも目配りを)
私が空母戦の結果をAARサブフォーラムのスレで提示したChickenboyだが、付け加える点として、
1、連合軍の攻撃の距離。私の提示した空母戦は、日本側に最も有利な距離である7ヘクスで起こった。このスレの空母戦は2ヘクスで、連合軍機はより大きな爆弾、艦船に対するより有効な攻撃手段である魚雷を搭載できた。一般的にいって、連合軍空母に白兵戦の距離にまで近づかれるのはよくない。
2、高度。私のCAPの戦闘機は飛行隊ごとに15000~20000フィートの間の高度に設定してあった。多くは15000フィートに。日本の戦闘機は迎撃に際して上昇する必要がなかった。
3、機数。日本の機数の方が連合軍よりもうわまわっていた。だいたい600対475。