2011年7月31日日曜日

ダーウィンに艦砲射撃


昭和17年1月6日、Horn Islandにサプライを陸揚げ中のコンボイがCA Exeterに襲われて、PB2隻とxAK 3隻が沈没の大被害を受けました。何となく、こういう水上艦による襲撃がありそうな予感がしていたので、占領翌日の1月3日はこのコンボイを退避させました。でも1月3日は何もなく過ぎたので、戻ってきてサプライを揚陸させていました。中3日あけての襲撃とは連合軍もいろいろと頭をつかってきます。
お返しにというわけではないのですが、この晩は金剛と榛名をふくめた水上艦部隊がダーウィンを艦砲射撃しました。先日、B-17がダーウィンからアンボンの飛行場を爆撃に来ました。ダーウィンに連合軍の4発爆撃機がいると、クーパンもディリもアンボンも飛行場と港が安全とは言えません。また、クーパンとディリの飛行場はまだ修理中で、ダーウィン爆撃ができません。なので、艦砲射撃で叩くことにしました。ここにはCD gunがありますが、rangeが16なので艦砲射撃TFのrangeを18しました。CA Cornwallが港に停泊していたようで、一発命中。戦艦2隻くらいだと大した被害を与えることができないので、もう一つ艦砲射撃TFを送り込む予定です。あと、今日はセレベス島のケンダリーを占領しました。
シンガポールへ進撃中の陸軍部隊と並行して、ジョホールバルの隼はパレンバンへのsweepを実施しました。今日は4対1のスコアでした。そして、やはりジョホールバル配置の陸攻隊がスマトラ島西岸にあるBenkoelenと同島南端の港町Oosthavenにいる艦船に雷撃を実施しました。CL Ceres、AP Leonard Wood、xAP Khedive Ismail、xAK Elysiaの4隻にそれぞれ魚雷が一本ずつ命中しました。このうちHarris級AP Leonard Wood(tonnage 10040, VP 20)は沈没したと報告されています。この船は昭和18年になるとAPAに改装が可能な船なので、ホントに沈没したのなら素晴らしい戦果です。
12月末頃から連合軍がスマトラ島南部の港に多数の艦船を停泊させているのが観察されていました。これらの艦船を攻撃できる範囲内の飛行場としてはボルネオ島西南端のシンカワンをすでに占領しています。しかしここは飛行場の規模が3(4に向けて拡張中)なことと、Air HQなどのaviation support部隊やサプライを安全に輸送する自信がないこと、B-17の爆撃が心配なことから、陸攻隊を進出させませんでした。 その点、ジョホールバルはたとえ連合軍の爆撃を受けて一時的にMaint’d/Damagedの機体が多くなっても鉄道で後送できるから安心です。ようやくジョホールバルを占領した成果が現れた今日の攻撃でした。
でも、連合軍はなんのためにスマトラ南部に艦船を停泊させているのか。実はスマトラ島北部から連合軍部隊が退去して行っています。北部スマトラでOilの産出されるMedanも無人になっていたので、1月3日に空挺作戦で占領しました。それに対して南部スマトラでは、パレンバンの兵員数こそ14920名ですが、Benkoelenに10810名、Oosthavenに24420名もいます。これは以前のエントリーで紹介したFortress Palembangが目的でしょう。その証拠に、撃沈と報告されたAP Leonard Woodは開戦時にはケープタウンにいて、18th British Division(偵察大隊と2個歩兵旅団)をシンガポールに輸送するコンボイに所属していました。シンガポールに輸送しても全滅するだけなのでパレンバン防衛のためにスマトラ島に揚陸させたのだと思います。フォーラムのスレでは、Fortress Palembangなんて怖くないという意見が多かったのですが、私としては相手をするのがとても嫌な作戦で、正直困ったなと感じています。
ダーウィンになんか艦砲射撃をしに行くくらいなら、それらの戦艦をスマトラ島西岸に送ればいいとお思いかも知れません。できればそうしたいところです。でも、スマトラ島の西岸に行くには、ジャワ島との間のスンダ海峡を通ることは避けなければなりません。日本の潜水艦のインド洋進出を妨害するために、ジャワ島西端のMerakにはたくさんの機雷が敷設されているはずですから。またバリ海峡(ジャワ島とバリ島の間)も同じ意味で危険で、ロンボク海峡(バリ島の東側)以東の海峡を通過してゆくことになると思います。かなり距離が遠いので戦闘で損傷した艦を帰還時に失う可能性が高くなりますし、Fortress Palembangをするくらいですから連合軍の空母が出てくる可能性も低くはないと思われます。それに加えて、日本側はこの地域でそもそも燃料が不足しているのです。蘭印の各所に上陸する船団を護衛するために、Mini KBや戦艦を含んだ水上艦隊を開戦時から動かし続けていますから、すでにパラオの燃料備蓄はゼロです。いま燃料を積載したタンカーと改装工事の済んだLima級AKEをパラオとアンボンに向かわせている途中です。でも、水上艦の襲撃は間に合わないでしょうね、きっと。潜水艦はインド洋に3隻いるので、何隻かは沈めて欲しいところです。

2011年7月30日土曜日

Ha-3がASを攻撃

特殊潜行艇の正しい使い方?というエントリーで、前回のPBEMでの私の使い方を紹介しました。今回もまずはI-18とHa-3のコンビのMidget Sub Carrier TFをミッドウエイに送りました。ミッドウエイの隣のヘクスに到着したので、Ha-3をMidget Submarine TFに仕立てて、ミッドウエイのヘクスと母艦であるI-18のいるヘクスとをパトロールゾーンに設定しました。そして昭和17年1月3日のリプレイをみてみると、Ha-3は連合軍のDD Cummingsに発見されましたが、着底してなんとかやり過ごしました。これで終わりかと思ったら、次に潜水艦の攻撃画面で、目標はAS Pelias。残念なことに魚雷は2本とも外れてしまいました。翌日、母艦のいるヘクスに無事Ha-3は戻っていたので、燃料と魚雷の補充にクエゼリンに帰投させました。前回のPBEMでもそうですが、まだこういったパトロールで特殊潜行艇を失ったことはありません。史実では生還者はいないんですよね。
連合軍が潜水艦を使う際、燃料や魚雷の補給のためにハワイやアメリカ西海岸の港まで戻るのは嫌だろうから、きっとミッドウエイやアリューシャン列島にASをdisbandさせているだろうというヨミが今回は的中でした。また、攻撃する事が出来たので、特殊潜行艇の使い方が間違っていなかったことも確認できました。命中はしませんでしたが、収穫ありと考えたいと思います。
ジョホールバルを元旦に占領して、次はシンガポールという段階です。シンガポールのfortificationを強化されないように爆撃を行うわけですが、まだ戦闘機がかなり残っています。その処理のためにKi-43-Ic Oscarでsweepをしかけたところ、今日は9機のBuffalo I撃墜で隼には損失機がなく、珍しく完璧な仕事をしてくれました。先日の昭和17年1月1日までの状況というエントリーで損失機数の示しましたが、戦闘機のA2Aによる損失機数は各機種合計して連合軍が123機、日本が30機でだいたい今のところ4対1のスコアです。開戦時にマップ上にある部隊どうしの戦闘だとこんなものでしょうか。今後は悪化してゆく一方なのでしょうが。

2011年7月29日金曜日

クーパンとポートモレスビー占領

昭和17年1月2日、Nanyang(南陽)、ポートモレスビー、クーパン、Horn Islandを占領しました。華北の平原は河南省南陽まで続いていて、順当に攻略することができました。ここから西安を目指すわけですが、防御側に有利な森林のヘクスを突破できるでしょうか。今後にご期待。
前回のPBEMでは、ポートモレスビー上陸作戦に一個師団(第4師団)を投入したので、上陸の翌日には占領できました。ポートモレスビーなんて鎧袖一触で粉砕できると感じて、今回は上陸兵力を16聯隊と24聯隊の2個聯隊に減らしてみました。12月27日に上陸して28日のdeliberate attackはfirtificationを0に減らしましたが、オッズ1対1で失敗。29日には決めるつもりでshock attackをかけてオッズ2対1になったのですが、fortificationが1に戻っていて(この戦闘で0に)また失敗。占領後にすぐ飛行場を利用したかったので爆撃を控えたのが裏目に出てしまいました。両聯隊ともdisruptionとfatigueが30近くまで上がってしまったので、しばらく休養をとらせます。飛行場か港にダメージがあるとfortificationの強化工事ができなくなるので、この間はまたfortificationが上がったりしないように、ラバウルから陸攻でせっせと飛行場を爆撃。fatigueは20台でしたが、両聯隊ともdisruptionが13と15まで低下したので、1月2日にもう一度deliberate attackを実行することにしました。しかし連合軍もポートモレスビーを見捨てるつもりはないようで、重巡キャンベラ、オーストラリア、ルイスビルと軽巡3隻のbombardment TFでポートモレスビーの日本軍部隊に夜間の艦砲射撃を実施してきました。リプレイを見ながらこの艦砲射撃には少し驚きましたが、夜が明けての陸戦では無事に占領することができました。
ポートモレスビー攻撃と並行して、アンボンからKure 2nd SNLFを載せた小船団をニューギニア南岸を経由でHorn Islandに向かわせていました。ここまで気付かれずに来ることができ、上陸して即日Horn Islandも占領できました。これで連合軍は、ダーウィンにサプライや燃料や増援を送るのにトレス海峡経由を躊躇することになるのではと思います。
昭和17年1月1日、チモール島のクーパンに148聯隊を上陸させました。周囲にはオランダ軍基地が多数で早すぎる感もないではありません。連合軍側もこの時期のここへの上陸船団には強く反応して、図のように1月1日には少なくとも2つの水上艦隊の接近がみとめられました。日本側はアンボンにAir HQと陸攻を、またチモール島北方にMini KBを配置して、この上陸船団を支援していました。
1月1日に行われた連合軍TF対海軍航空隊のクーパン沖航空戦はというと、アンボンからは2波で合計36機のG3M2 Nellと44機のG4M1 Bettyが、またMini KBからも2波で合計33機のB5N1 Kateと20機のD3A1 Valが攻撃したにもかかわらず、CA ExeterとCA Cornwallに魚雷が一本づつ命中しただけでした。リプレイもコンバットリポートも同じなので、この2本は命中したと思いたいところですが、もし命中していたとしてもあまりにお粗末な戦果でがっかりしてしまいました。イギリスは開戦後一年以上経過しているので、Royal Navyの練度は高いということなのかも知れません。
有力な連合軍の水上艦隊が近くにいるのをおして上陸させるので、扶桑、伊勢、日向と3戦艦を含んだ豪華なボディーガードをつけました。プリンスオブウエールズの健在が判明しているので、このくらいつけておかないと心配なのです。クーパン上陸船団は18ノット以上の優秀船ばかりなので148聯隊を揚陸するとすぐに東方に退避しています。クーパンのヘクスには上陸船団を叩きに連合軍の巡洋艦艦隊が来ていますが、幸いなことに上陸船団は逃げた後でした。連合軍TFがここから帰還するには日本の3戦艦を含んだTFのいるヘクスを通過しなければなりません。航空攻撃ではかすり傷しか与えることができなかったので、この日のリプレイの水上戦闘を見るのが楽しみでした。
2つの連合軍TFと昼夜あわせて5回の水上戦闘が起きました。しかしリプレイを見ると相手の弾の方がよく当たっていて、重巡大破1、軽巡大破2、駆逐艦撃沈2くらいの戦果しかあげられませんでした。夜戦に適切な水上艦隊の艦船数は6~8隻くらいという説がありますが、戦艦を含む12隻だと多すぎたのか。でも、昼間の戦闘もあったんですけどね。やはりRoyal Navyに一日の長があったということでしょうか。元日の航空部隊といい、2日の戦艦部隊といい、昭和17年の始まりは不満の残るというかふがいのないというか、銃後の国民へのお年玉にはならない戦いぶりでした。まあでもクーパンは占領できたので、気を取り直してダーウィンを叩きに行きましょう。

2011年7月28日木曜日

昭和16年12月の潜水艦の使い方

一般的な潜水艦の使い方は、
  1. 通商破壊
  2. 要地の防御
  3. 決戦場にまとめて配置して連合軍の大物を狙う
  4. 一連のヘクスに配置して哨戒線を形成する
などでしょうか。要地の防御は、先日Port Blairをめぐってというエントリーに書いたように、時には役立つこともあるようです。また、AARを読むと潜水艦で哨戒線をつくったり多数の潜水艦を配置して封鎖するように使っている人もいますが、私の好みには合いません。やはりこの時期にふさわしい使い方は、通商破壊でしょう。通商破壊だと言い過ぎで、実態は通商嫌がらせくらいですが。
OilとResourceを本土に輸送しなければならない日本側のシーレーンの位置は、推測が容易です。今の時期だとType 2 DCを装備した護衛艦はまだないので、連合軍の主要港から遠いことを除けばば、浅海ヘクスの黄海も絶好の狩り場になり得ます。
それに対して連合軍はOilとResourceを運ぶ必要がありません。またサプライとfuelを効率よく積み出すことのできそうな港が、例えばCONUSだけでもシアトル、サンフランシスコ、ロスアンゼルスと地域的にちらばっています。またこれらの港からオーストラリアにサプライやfuelを輸送するコンボイも、中継港としてパールハーバー、Hiva Oa、タヒチ、Penrhyn、Rarotonga、フィジーなどなどのどこを経由させるかで航路がかなり異なります。また、航続距離の長い艦船で構成されたコンボイならどこの港も経由しないで自由に航路を設定することもできます。なので、連合軍のシーレーンのありかを推測することはずっと困難です。この困難さへの手っ取り早い対策は、積出港の近傍に潜水艦を配置することです。しかし港の近傍は対潜哨戒機やASW TFからの攻撃を受けやすい欠点があり、できれば大洋の真ん中で連合軍コンボイを狙いたいものです。
開戦時、ハワイの周囲に多数の潜水艦が配置されています。これらの潜水艦の存在については連合軍側も承知しているので、そのまま置いておくのは無駄な感じがします。どこかに移動させるのですが、はじめのうちはコンボイに凝った航路設定をしてはいないだろうとの読みで、CONUSの大きな港であるシアトル、サンフランシスコとパールハーバー、Hiva Oaなどを結ぶ航路などに配置することにしました。例えば、このI-3。シアトルとパールハーバーを結ぶ航路上をパトロールさせるつもりでした。シアトルとパールハーバーを結ぶ航路がマップ上のどこを通過するのかを知るために、まずシアトルとパールハーバーの2ヘクスをパトロールゾーンの両端(ヘクスが緑色で表示される)に設定します。するとこの2ヘクス間の航路が黄色で表示されるので、それらのうちで良さげなヘクスを本当のパトロールゾーンに設定しなおすつもりでした。
昭和16年12月17日、突然機雷に接触した爆発音が聞こえました。コンバットリポートをみると、I-3が機雷で沈没していました。前回のPBEMの教訓から、潜水艦が港のヘクスに侵入しないようにパトロールゾーンを設定し、reaction rangeも潜水艦TFは必ず0にするようにしていたので、これには驚きました。古いセーブファイルを見直してみると、ご覧のとおり、パトロールゾーンの境界の片方がシアトルになったままだったので、シアトルに向かう途中のビクトリアの防御機雷に接触してしまったのでした。
こういう失敗もありますが、この航路途中の待ち伏せ作戦で8隻ほどの商船を沈めることができました。12月下旬になって戦果が得られていないのは、独航船がなくなったことと、waypointを利用して大きな港の間を直航しないように工夫し始めたからでしょうね。これからまた新たな狩り場を探す作業が始まります。


2011年7月27日水曜日

昭和17年1月1日までの状況

昭和17年1月になりました。現在の状況をまとめてみようと思います。


両軍のBaseだけを示したWorld Mapです。ジョホールバル、ポートモレスビーは間もなく占領できそうで、クーパンも大丈夫だと思います。Clark Fieldは苦戦中で、ルソン島の攻略は連合軍のサプライ切れを待つ長期戦になりそうです。中国戦線は華北の鉄道線確保と、Oilの産出される西安占領を目標に緒戦を戦っています。ビルマはラングーンの手前のPeguまで占領しましたが、戦力不足なのでラングーンはシンガポールが陥落してから。ジョホールバルを占領して飛行場を使用できるようになれば、シンガポール陥落前にパレンバン上陸作戦を実施するつもりです。
Intelligence画面によると昭和16年12月に連合軍側は96隻、日本は65隻の艦船を失っていて、沈没艦船を大きいものから順に示すと表の通りです。連合軍側は初日の真珠湾とForce Z以外にも軍艦が沈んでいます(FOWで実は沈んでいないこともあり得る)が、日本側はほとんど貨物船ばかりです。
日本側の沈没艦船の原因をグラフにするとこんな感じです。ここで目立つのは航空魚雷と航空爆弾による沈没が多いこと。私がエアカバーが不十分だったり無い状態でも上陸船団を送り込んでいるのと、連合軍側がふつうの雷撃機・爆撃機に加えて、PBY-4 Catalina、OS2U-3 Kingfisher、SOC-1 Seagullなども艦船攻撃に投入してきていることが原因と思われます。特に PBY-4 Catalina の雷撃がかなりきつかった印象です。NavTスキルの低いパイロットでも、魚雷を2本装備できるカタリナや大艇だと魚雷があたりやすいという定評があるので、それを実体験させられました。
飛行機の損失は連合軍側546機と日本側176機。機種ごとの損失数をみると、連合軍側が雷撃機、爆撃機、偵察機を艦船攻撃に積極的につかっているので、これらの損失が少なくありません。日本側ではA6M2が39機と最多で、半数以上が空戦での損失ですから今後が思いやられます。
パイロットは戦死が70名、負傷が16名、MIAが20名でした。4機撃墜者が最多で、エースはまだ出現していません。

2011年7月24日日曜日

日本の空母のCargo Capacity

空母加賀に250のCargo Capacityが備わっているのに気付きました。チェックしてみると、開戦時からターン10までは問題ありませんが、真珠湾攻撃後にウエーク島の爆撃を終えてトラックに向かう途中の11ターン目に突然Cargo Capacityが出現していました。1108p2をあててプレイしていた時です。ベータパッチのせいだろうなとは思ったのですが、1108p3、1108p4をあててもそのままでCV Kagaなんかをキーワードにフォーラムを検索してもそれらしいスレがひっとせず、ちょっと心配になってきていました。でもさっきTech Supportを眺めていたらCV capacityというスレがあり、覗いてみると日本の空母のCargo Capacityがテーマでした。スレ主さんの場合は蒼龍と翔鶴と瑞鶴のCargo Capacityが250になっているそうです。Devの人からコーディングのミスでこうなったこと、1108p5で直るという回答があり、一安心です。


2011年7月23日土曜日

CL Durbanの謎



昭和16年12月29日、ジャワ海のブリテン島東方でI-164がイギリスのCL Durbanに魚雷を一発命中させました。heavy damageと表示されましたが、さすがに巡洋艦なので沈没音は聞かれませんでした。バタビアが近いので、バタビアに逃げ込むのかも知れません。提示したスクリーンショットは雷撃画面の表示直後で、まだI-164は魚雷を発射していません。しかし、CL Durbanにはうっすらと煙が見えていて、すでに損傷している模様です。
実は12月20日と27日のコンバットリプレイを見ている途中に、このCL Durbanが触雷したという表示がありました。場所は2回ともパレンバンの入り口のヘクス49, 90でした。でも、このあたりにある日本側の機雷は開戦時に潜水艦がシンガポールのヘクスに敷設したものだけで、ヘクス49, 90には日本側の機雷はありません。考えられるストーリーとしては、
  1. 日本側の早期のパレンバン上陸作戦を心配した連合軍が、パレンバンへの入り口であるヘクス49, 90に機雷を敷設した。
  2. また連合軍は上陸船団を迎え撃つために、CL Durbanをふくむ水上艦隊をパレンバンのヘクスに派遣した。
  3. パレンバンのヘクスに行く途中の12月20日にCL Durbanは自軍の機雷に接触してしまった。
  4. しばらく待っても日本側の上陸がないので、水上艦隊はジャワ島方面へ撤収することにしたが、その途中でまたCL Durbanがヘクス49, 90で自軍の機雷に接触してしまった。
  5. 触雷による損傷を抱えたまま、I-164に雷撃された。
というものです。しかしこのストーリーだとすると、
  1. 軽巡とはいえ、2回も機雷に接触したらまず沈没は免れないのではないか。
  2. 自軍の機雷に、しかも同じヘクスの自軍機雷に2回も接触することがあるのか。
  3. そもそも、連合軍艦船が自軍の機雷に触雷したことが、コンバットリプレイで日本側に表示され、日本側のコンバットリポートにも載るなどということがあるのか。
などの点が納得できません。前回のPBEMでは敵の艦船が機雷に接触したという表示は、コンバットリプレイでもコンバットリポートでも見た覚えがありません。ベータパッチをあてたことで、何かおかしなことが起こっているのかも知れません。

2011年7月20日水曜日

コンバットリポートとアニメーションの見方・考え方

コンバットリポートとアニメーションの見方・考え方について、How to treat combat animations and combat report as a source of informationというスレが参考になったので紹介します。

コンバットリポートとコンバットアニメーションから戦闘の情報を得るにはどうしたらいいかをつい最近別のスレにレスしたが、もう少し詳しくまとめてみた。
コンバットリポートもアニメーションもFoWの影響下にある。
相手のユニットに関しては100%信頼をおける情報というわけではない。
一機の撃墜、目標への魚雷の命中、飛行甲板ど真ん中への爆弾の命中を見た時にも、真に受けない方がいい。
コンバットリポートもアニメーションも、実際に起きたことそのものではない。興奮したパイロットや銃手や双眼鏡を覗いた船員が、何が起きたかを報告したものである。複雑な戦闘の渦中では、たとえ初年兵ではなくとも周囲のものすべてを誤って解釈してしまいがちだ。しかも誤った解釈というものは、自分たちの都合が良いようになされるのが通例だ。
あなたが見たものをどう利用すべきか、私の個人的な見解を示してみよう。
コンバットアニメーションが表現しているもの
コンバットアニメーションはライブの目撃証言の連続。「一機やった」という興奮した戦闘機パイロットの発言や、空母への一発の命中弾をほぼ同時に投弾した3機の急降下爆撃機の爆撃手3人ともが自分の手柄だと報告したり、潜水艦乗りが水面下の過早爆発を命中と思い込んだり、などなど... 
多数の興奮した人たちが、こんなことがあっただとか、こんな風に目撃しただとか報せてくれる状態を想像してみて欲しい。戦闘がどんな風に展開して行きやすいかは明らかだし、その理由まで分かっている場合もあるで、本当に起きたこともたくさん含まれているだろう。しかし個々の事象に着目すると、正しいか誤っているかのどちらかだ。
コンバットリポートの表現しているもの
コンバットリポートは戦闘後に報告が指揮官によってまとめられたもの。あなたがコンバットアニメーションで経験したのと同じ状況に指揮官たちも直面し、申告に基づいてリポートを作成しなければならない。
報告をごまかして軍法会議にかけられたいような人はいないから、自軍に対する報告はきわめて正確なはずだ。もっとも、それでも軍法会議にかけられる人は絶えないのではあるが。自軍部隊の行動についての情報は信頼してもいい。
敵部隊の行動や戦果に関して報告された情報はすべて、コンバットアニメーションと同じくFOWの影響を受けている。それらは誤っている。完全に誤っているというわけではないかもしれないが、少なくとも不正確なのは確かだ。
そして、自軍に有利な方向に不正確になっている。敵軍の受けたダメージは常に
実際より多めに見積もられているし、単一の事象を別の角度から観察した人々の証言は別々の事象の証言だと誤って判断されてしまう。
最良の情報は、なるべく多くの情報源から得られた情報を総合することで得られる。
あなたの見た情報を質を改善したり、検証する方法がいくつかある。コンバットリポートとコンバットアニメーションの情報を総合することが第一歩だ。新たなターンをロードすると、これらに有用な情報、個々のパイロットの撃墜数(第三者の確認を必要とするのでより正確で、ゲーム内で入手できる最も正確な数字だと私は思う)、哨戒情報、SIGINTリポート、部隊の状態の数値(fatigue, morale, experienceの変化)、そして次のターンの相手の反応という形での情報を付け加えることができる。
それに対するレスがたくさんついていました。
確かめてみたことはないけれど、コンバットリポートに艦船の沈没をみかけたら、たしかに沈没していると考えてもいいと思う。もっとも、実は別の艦船が沈没していたということはあるが、何かが沈没したことには違いない。また、確信は持てないが、両軍のコンバットリポートは両軍とも同一のもののように思える。たしかに自軍の実際の損害はコンバットリポートにある数値より大きくなりがちだ。地上での破壊が少数機(とかゼロ)とコンバットリポートで報じられていても、毎日の損失機数の合計はもっと大きな数字になる。 
たしかに、艦船の沈没に関してはリポートは正確だ。艦船の沈没は、いずれにせよ損傷が顕著な艦船についてのものだからだろう。(heavy damege)重度のダメージ (heavy damege)もまた正しいことがふつうだが、重度のダメージと報告されるものの範囲はかなり広い(大火災という言葉が付け加わっている場合を除く)。コンバットリポートが両軍で同一というのは初めて聞いた。比較してみたことはある?自軍の損失機数は正確で、敵機の撃墜数はコンバットリポートとアニメーションで常にずれがあり、しかも両者の数字が不正確なんていうことが可能だろうか。→ コンバットリポートを検証してみたが、私は間違っていたかもしれない。損失数に関していえば、自軍の損失機数が敵軍の損失機数と同様にFOWの対象だということはありうることだ。つまり両軍のコンバットリポートが同一ということも充分に可能だ。 
新たなターンを迎えると、あなたのセーブフォルダには新たな “j” と “a”のテキストファイル(operationalやSigintなのど)がつくられる。そこに、日付のあるテキストファイルと、日付のない現ターンのテキストファイルとがあるはずだ。しかし、Combat Reportのファイルはただ一つしかない。ゲーム内で読み込まれる時に乱数要素が加味されるのでもないかぎり、コンバットリポートは両軍に同一のものが示されているはずだ。余談だが、AARを読んでいると、ある機種のある日の損失数は総損失数より多めに出る傾向があるようだ。ある一日の損失数に影響しているFOWと、総損失数に影響しているFOWはは別のもののようだ。 
私は、コンバットアニメーションは正確だという印象を持っている。少なくとも空戦に関しては。重大な格闘戦が起きた時にはリプレイを見て撃墜された機数を数えるようにしている。数えた機数は、ゲームファイルの損失機数画面の数値ときわめて一致しているようで、コンバットリポートの数値よりずっと正確だ。 
見たものをどう解釈し、相手の状態をどう評価するかについての感覚がつかめると思うので、このテーマはとても興味深い。コンバットアニメーションはゲームファイルの損失機数の数値とおおむね一致しているということだが、両軍を比較すると敵の損失機数は33~55%くらい過大に報告されているというような、コンバットリポートに対するここ数年の評判について、あなたはどうお考えか?というのも、もしこの評判が正しいなら、撃墜機数の過大表現はコンバットアニメーションの中ですでに始まっていることになると思うので。 
コンバットアニメーションでの撃墜数はリポートファイルよりも多くなっていることに気付く。私の直感では、コンバットアニメーションの方がコンバットリポートよりも精確だ。これは、Nemo(訳注:フォーラムによく投稿している人の名前)がしばらく前に対 One-Eyed-Jacks戦のAARで披露した分析の中で、コンバットアニメーションは精確だと信じていると書いていたことからも、そう思う。命を賭けるほど信じているとは言えないが、コンバットアニメーションの精確さを疑う理由もないってことはよく分かって欲しい。 
コンバットアニメーションを見るのをとばしちゃった時にはいつも、コンバットリポートを見る際に少し後悔してしまう。手に入る情報が減っちゃったわけだからね。コンバットアニメーションを見る時にもFOWが大きく影響していることは分かっているが、そこにはコンバットリポートでは分からない多くのできごとがあるわけだ。弾薬庫の貯蔵弾薬が爆発したとか、搭載燃料が爆発したとかいったようなできごと。こういったとても派手なできごとは、興奮した戦闘員が誇張して報告しているということはないと思う。コンバットアニメーションを見ないとわからない情報には他に、どんな大きさの砲弾や爆弾が命中したのかという点がある。0.5インチの弾丸が12発命中というのと、14インチ砲弾が12発命中したのとでは、まったく違ってしまう。これらの理由からだけでも、海戦と航空機の対艦攻撃は観るようにしている。 
私の疑問はIntelligence Displayに表示される損失機数だ。実際の沈没艦船数と同じく、時間が経つとだんだん精確になってゆくのだろうか?うちのゲームのIntelligence Displayには、2年間で日本機を19000機撃墜したと表示されているが、これは正しい数字を積み重ねたものなのか、それともうちのパイロットの夢が毎月積み上がっていったものなのか?同じく、Aircraft Losses画面(訳注:原文では the air replacment screenとなっていますが、HotKey 1で表示されるAircraft Losses画面のことでしょう)に表示されるこの2年間で撃墜したゼロ戦の総数は、不正確なコンバットリポートの数字を足し合わせただけのものなのか、それともSunk Ships画面のように時間とともに精確な数字に近づいてゆくのか?端的にいえば、これまでにTojoを1000機撃墜したと思っていたけれど、本当は600~700機くらいなのだろうか? 
相手に尋ねてみるのがいい。私のintel画面では18140機の損失で、そのうちTojoは1570機となっている。 
ということは、時間とともに、Intel画面の数字とAircraft Losses画面の各機種の損失数を合計したものとは、精確になっていくということか。あなたの示した数値は私の側から見ている数値とかなり近いから。FOWの影響は少しずつ薄れて行くわけか... 
見直してみると、自分の損害についてintel画面が正しいのかどうか疑問が生じた。私はこれまでに1709機のKi-44 IIaを生産した。Intelは1578機を失ったと表示している。在庫に245機あり、飛行隊に211機が配備されているから、Intelの数字は正しくない。損失機数と現在数とを合計すると2034機という仮定の数字が得られる。日本の飛行隊は1~2機配備された状態で登場するが、それが1709機と2034機との差に関係ある? 
実際のデータは示すことができないけれども、ゲーム内の数ヶ月前、あなた(crsutton)と私とRobのゲームで日本の中型爆撃機の大損害につながった空戦があった。70機以上の爆撃機が撃破されたようで、あなたとRobはそのターンの後のメールでそう知らせてくれた。私はその時、 戦闘結果に関するあなたのメールにびっくりしたことと、こちらの実際の撃破数は少なかった(12~15機程度)ことを返信で伝えた。損害機数は、あなた方からみると、たしかにかなりひどいものだったのだろう。あなた方は私の返信を信じられないと言っていたから。その出来事に加えて、その他の戦闘(主に艦船)に関するいくつかのやりとりとから、お互いのコンバットリポートに違いがあることを確信するようになり、おそらくコンバットアニメーションにも違いが存在するのだろうと思うようになった。 
あなたが言っているのは、緒戦のビルマの空戦でブレニムがひどくやられたことだろうか?もしそうなら、連合軍の被害はひどいものだった。2日間で2個飛行隊が全滅して、もう2個飛行隊も残存機数がわずかになってしまた。それらの飛行隊を再充足させなかった理由は、パイロットと機体の損失は1対1なので、たとえ中型爆撃機を補充できたとしても、その時点で訓練済みの爆撃機パイロットが悲惨なほど不足していたから。仕方がないので、これらの飛行隊は安全な後方へ下げ、それぞれ1-2機だけ配備する訓練飛行隊として新人パイロットに対地攻撃、偵察、哨戒、ASW、対艦攻撃の訓練を施した。後から振り返ってみると、高性能機が配備されるまではベテランパイロットを失う前に最初からそうしておけば良かった。苦い教訓を学んだわけだが、それがこのゲームのいいところだと思う。いつまでたっても学習すべきことは尽きない。 
いや、私の言ったのは70機以上のSallyが撃墜されたように報告されたけれど、本当はそうではなかった件だ。 
RobとMikeの話しているSallyの大損害が本当は大したことではなかったのだということを保証できる。 たしかにコンバットアニメーションではMikeが60~70機の爆撃機を失ったように見えた。でも本当の損失機数はそれに近い数字でもなかった。また、数度の海戦で軍艦に魚雷が命中した報告(コンバットアニメーションにも命中が表示された)があったが、目標となった艦船には被害はなく、おそらく命中はFOWによるものだったのだろう。戦闘ごとのFOWの影響にはかなりの違いがあり、賽の目に依存したものだろうか。 戦闘ごとのFOWの影響にはかなりの違いがあることが、このテーマに対して違った見方をする人がいることを説明し、個々の極端な数字がまとめられてならされることで報告された数字が時間とともに実際の損害数に近づいて来ることにもつながるのだろう。 
コンバットアニメーションは嘘つきだ [:D] 私の経験した一番面白い嘘は、伊号潜水艦がNautilasに3本の魚雷を命中させたこと。でも実際にはNautilasは6000マイルも離れた乾ドックに入渠中だった。その日に攻撃を受けた潜水艦はなかったし、沈んだ艦も潜水艦を含めてなく、完全にでっちあげの話だ。このゲームには「酒のうえの話し」も含まれてる :D] 
私もコンバットアニメーションがかなり精確だと思う。特に空戦に関してはそうだ。私の飛行隊の損失機数と比較すると、いつもぴったりかかなり近い数値を示すし、個々のパイロットの撃墜数ともかなり近い数字になっている。 
両軍のコンバットリポートは同一で、しかも両軍の数値ともFOWがたっぷりまぶしてあるはずだ。沈没と報告された艦船は必ずしも沈んではいない。私が2対2でしているゲームでは、Prince of Walesの沈没が数回報告されている。もしコンバットリポートの文面が同一でないと、PBEMでsync問題が発生するはず。 
リプレイの中で雷撃命中を目撃した艦船が、ターンをロードすると実は無傷だったことに気づくほどの喜びはない。まるで臨死状態からの生還のようだ。コンバットリポートはおおむね信頼できるが、そうではない時もある。でも、ある艦船に数発の命中が報告された時には、少なくとも多少の命中は期待してもいいだろう。コンバットリポート(訳注:コンバットリポートと書かれていますがコンバットアニメーションのことだと思います)で命中と潜水艦の船殻破壊が報告された時には常に正しいと思っていいだろう。FOWはこのゲームの特長のひとつだ。 
もしコンバットアニメーションで魚雷がはずしたとしても、実際には命中していたというようなことがあれば面白かったろうと思う。現実世界では急速潜航により駆逐艦から逃れようとするなどして潜水艦が命中に気づかないこともあっただろう。爆発音は聞き逃しにくいだろうが、それでもある種の状況下では爆発音が聞こえないこともあるだろう。 
リプレイを見ていたら、"xxx bombers unable to locate the target due to range or weather conditions"と表示されて、対艦攻撃のアニメーションはなかった。ところがコンバットリポートには、爆撃機が日本のCLに命中させたとあった。 
「命中と潜水艦の船殻破壊が報告された時には常に正しい」という点では私も同じ意見だ。潜水艦に関するFOWは水上艦のものよりも、薄いようだ。間違いなく、FOWはこのゲームの素晴らしい点の一つだ。個々の戦闘結果を、最も都合良く解釈した場合と、最悪に解釈した場合、それぞれの対策を考えるという仕事はやりがいがあって好きだ。 
魚雷が爆発するととても大きな音がして、水面下の潜水艦の中にいれば聞き逃すことはまずないだろう。問題は、他の魚雷の爆発による誘爆や、魚雷が馳走し終えた時の爆発など、たくさんの爆発があることだ。しかし基本的には、魚雷が命中すればそれに気づくだろうし、そう報告しただろう。潜水艦が聞き逃して報告しなかったというような事態はごくごくまれだと思うが、そういう例も全くなかったわけではない。さらに、魚雷を食らった艦船の艦長が機雷に接触したと報告したり、その逆の報告をした例もあり、FOWにさらに華を添えてくれている。 
FOWがあるというだけではなく、FOWに現実と同じような味付けがあるのが、他のゲームとの一番大きな違いだ。事実と近いこともあれば、全く外している場合もある、この点は本物らしい。 
私は40年もボードゲームをプレイしてきたが、本格的なFOWをこれらのゲームに導入することはほとんど不可能だった。コンピュータがこの点を変えてくれた。 
コンバットアニメーションをどう扱ってる?無視すれば、悩みはなくなる![:D] 
両軍のコンバットリポートは同一のもの(であるべき)で、本当の損失数の上にかけられた絨毯のようなものだ。コンバットリプレイは、ASAとASWと水上戦闘といった殴り合いに関しては真実に近いと思う。私が損失数に関して信頼している最終審判はIntel画面に表示されるターンごとの数値で、これが絶対の真理だ。Intel画面に表示される相手の損失数はFOWの影響下にある。 
このゲームのFOWについて奇妙に感じるのは、コンバットアニメーションの中では潜水艦にさえ艦名が表示される点だ。艦種によっては特長ある側面像などによって特定されるものもあるだろうが、個艦名まで分かるのはどうしてなのだろう。FOWはコンバットアニメーションの艦名にも及んでいる?例えば、I-30を攻撃していると思っていても、本当はI-30ではない? 
これまで触れられていないがIntel画面のVPはどうなんだろう。これまでVPの数値が下がったのを見たことがないような気がする。例えば、空母を沈めると300ポイント以上になるからVPは急上昇するはずだが、VPがすぐに動くことはないようだ。本国政府によって沈没が確認されるまでは動かない仕様? 
FOWについて奇妙に思うことだが、戦闘から2日もたってから、敵の空母艦載機が多数ground lossになっていることで敵の空母が沈んだことに突然気づく。特に、そのあたりに味方のユニットが全然いないような時には、友好国の漁師が飛行機の破片でも海中にみつけたりしたとでも考えるべきなのだろうか。 
艦載機のops lossは必ずしも空母の沈没を意味するわけではなく、飛行甲板が閉鎖されただけかもしれない。そんな時には不時着水したパイロットが無線でおしゃべりしているのを、近くにいた敵艦船が傍受したのかもしれない。 
空対空戦闘に関してはコンバットアニメーションが精確で、破壊されたと表示された飛行機は破壊されていて、損傷を受けたと表示されたものはダメージを受けているのだと思う。なので、両軍の損失数の控えめな見積もりをそこから導くことが可能だ。しかし、飛行機が艦船など他の目標を攻撃する時には話が別だ。私はまだ初めてのPBEMをプレイしているだけだが、SBDが飛龍に500ポンド爆弾を落としたのを見たのに、その後のコンバットアニメーションで炎上していたのは加賀だった。うちの飛行場を爆撃しにきたB-17のうちの3-4機にダメージを与えたのを見ただけなのに、同じ数のB-17が損失(ops lossも含めれば)になっていたり、こちらの損害はコンバットアニメーションで見た数の倍、コンバットリポートの数の4~5倍にもなっている。

ベテランプレーヤーたちのコンバットアニメーションとコンバットリポートに対する評価は参考になります。コンバットアニメーションに関する「命中と潜水艦の船殻破壊が報告された時には常に正しい」という意見には私も同感です。コンバットリポートに記録されるASW戦闘でのhitsには、near missで単にtake some waterになっただけのものもたくさん含まれています。わずかな浸水を与えただけなのか、母港への帰還につながるくらいのダメージを与えることができたのかは、コンバットアニメーションをみないと分かりません。コンバットアニメーションで、ship side penetrationとかengine blowsと表示されてはじめて「やった」と思える感じです。
空対艦戦闘のコンバットアニメーションは、FOWで信頼性が低いという評価にも同感です。今回のPBEMでFOWの影響をもっとも実感させられているのは今のところ空対艦戦闘です。開戦日、Force Zに対して陸攻隊が2波の攻撃をかけました。第一波の一式陸攻13機の攻撃は失敗でしたが、第2波の九六陸攻9機と一式陸攻21機の攻撃は、コンバットリポートによるとBC Repulse, Torpedo hits 3,  heavy damage、BB Prince of Wales, Torpedo hits 2と報告されました。レパルスは沈没艦のリストに名前が載り、プリンスオブウエールズも姿が見えなくなったので、コロンボあたりに修理に行ったのではと思っていました。

12月18日、占領後のSingkawangに整備部隊をFast Transportで送り込もうとしたところ、連合軍の水上艦隊に阻止されました。商船のTransport TFやAmphibious TFならきっと全滅させられていただろうと思われます。全滅しなかったのは幸いですが、死傷者540名の大損害です。そして、ここで気になったのは、この水上艦隊の中心にプリンスオブウエールズがいて、しかもダメージの存在を示す煙や炎が全くみとめられないこと。12月7日に魚雷が1本か2本か命中したのなら、たとえ修理をしたにしてもまだダメージが多少は残っていて、煙くらい見えそうなものです。このイメージからは無傷→魚雷命中の報告はパイロットの希望的な観測に過ぎなかったと考えざるを得ません。緒戦の南方資源地帯の上陸戦に際しては連合軍の水上艦隊が弱体なことが望ましいので、今回のPBEMで一番のがっかりです。それともこの艦がプリンスオブウエールズと報告されたこと自体がFOWで、実は別の戦艦や重巡だったのでしょうか??


このターンのあと相手の人から、Air HQを乗せたTFの攻撃に成功したとメッセージがありました。日本側のdeviceの損害は、Squads: 0 destroyed, 0、Engineers: 29 destroyed, 16 disabled、Vehicles lost 6 (6 destroyed, 0 disabled)ですが、このデータからAir HQが乗っていたように感じたのか、それとも別のデータが連合軍には提供されていたのか、そのへんは不詳です。

2011年7月18日月曜日

フォーラムのserchがつかえた

開戦時、大阪にいた第四師団ですが、上陸船団に載せてどこに送ろうか迷っていましたが、さすがにチモール島やダーウィンに行かせるのはまだ早すぎるので、とりあえず、ミンダナオ島で一働きさせることにしました。 昭和16年12月24日、ミンダナオ島のダバオを占領しました。
そして、今日気になるのは、このオホーツク海の連合軍TF。昨日までは見あたらなかったのですが、どこから来たんでしょう。きっと潜水艦をまとめて航海させていて、一隻ずつに分けるのを忘れてしまっただけですよね。でも、相手の人はかなり積極的な性格なので、水上艦が樺太・稚内航路を脅かしに来たんだと大問題。長門と陸奧だけは内地に置いてあるのですが、ほかにめぼしい艦が残っていないので、横須賀から長門を駆逐艦とともにパトロールに出動させました。
しばらくぶりに試してみたら、フォーラムのサーチ機能がはたらくようになってます。検索結果をみてみると、フォーラムのソフト入れ替え前の方がもっとまともなサーチ機能だったと思いますが、それでもまったく機能しないのに比べればましかな。


2011年7月16日土曜日

ARD沈没

昭和16年12月22日夜、トラック南方で潜水艦の襲撃画面になりました。嫌な感じがしたのですが、予感は的中。ARD DublonがSS Troutに雷撃されました。一発目の魚雷は不発だったので期待してしまったのですが、2本目の魚雷はしっかり爆発してしまいました。ラバウル占領の見込みが立ったので、昨日トラックからラバウルに向けて出港させたばかりでしたが、あえなく沈没。日本に一隻しかないARDだけに、重巡を一隻失ったくらいのショックです。

前のPBEMでは、ARDのつかいどころが分からず、トラックにおいたままでした。ARDは艦船の浸水被害を修理するための浮きドックですが、アメリカのものと違い日本のこのARDは小さいので、潜水艦の浸水被害を修理するくらいしか使いようがありません。しかし、潜水艦が浸水被害を受けるのは、遠くでパトロールしている時です。大きな浸水被害がある時はシステムやエンジンにもダメージが及んでいることが多く、トラックに帰れるくらいだったら、内地の造船所に修理に向かわることになってしまいます。ARDはASの在泊している前線の基地に置くべきだと感じていました。しかし開戦後しばらく経ってそう気付いた時には、潜水艦の被害が心配で動かせなくなってしまいました。というのもARDの航海の速度は1ノットで1日に1ヘクスしか移動できないのです。そこで今回はラバウル占領の目処が立ったらすぐに移動させようと予定していたのですが、それも裏目に出てしまいました。
夜が明けてから、マニラ、メナド、ラバウルを占領しました。マニラは無防備都市状態でした。マニラよりもクラークフィールドの方が地形的に守りやすいことと、敗れると後がないマニラに対してクラークフィールドで敗れてもバターン半島に後退できることの二点で、ルソン島でなるべく長く抵抗するには、マニラを放棄してクラークフィールドに防衛戦をはる方が有利だと言われていました。最近、フォーラムのAARセクションにほとんど目を通していませんが、マニラ放棄は定跡化しているようですね。

2011年7月15日金曜日

九七艦攻と九九艦爆の水平爆撃

ゲームの開始時レイテ島の東方にいた龍驤に、鳳翔と瑞鳳を組ませてmini KBとしてつかっています。もともと、定数48機の龍驤には12機の九六艦戦と12機の九七艦攻、また定数30機の瑞鳳には12機の九六艦戦と9機の九七艦攻、定数20機の鳳翔には9機の九六艦戦と6機の九六艦攻しか搭載されていません。3隻組み合わせてもパンチ力が不足なのと、九六艦攻を実戦に出すのは考え物です。そこで、鳳翔の艦攻隊は降ろして九九艦爆12機からなる佐伯空T-1を搭載し、また鳳翔艦戦隊も降ろして高雄にいる3rd Ku S-1 DetBのゼロ戦9機を搭載しました。また瑞鳳艦戦隊はゼロ戦に機種変換しました。本当はもっと艦載機を整備したいところですが、手近に適当な飛行隊がないのと、ゼロ戦の在庫にも余裕がないのと、早く南方で使いたいので、こんなところで妥協しました。
龍驤の艦攻隊は開戦後に搭載魚雷を使い果たしてしまいましたが、パラオの港の規模とnaval supportの数では航空魚雷の補給ができません。本当は開戦時に呉からAKE Kashinoをパラオに向けて出港させれば良かったのですが、忙しくてそこまで頭が回らなかったのです。
ゼロ戦を21機搭載しているとはいえ、シンガポールやジャワ島の近辺にゆくのは危険な気がします。なので、パラオから蘭印東部を攻略する船団の支援に出かけました。昭和16年12月20日、セレベス島のメナドとテルナテ島に上陸を始めましたが、Mini KBはアンボン攻略船団に付き添って南下中。この日、アンボンに連合軍のTFを発見し、このTFに対して午前と午後に2波の攻撃を実施しました。
魚雷がないので、九七艦攻も九九艦爆も対艦攻撃は爆撃になります。九七艦攻が爆撃するなら高度が低い方が当たりやすいかなと思って高度は6000メートルにしました。九九艦爆が急降下爆撃するには高度10000~15000に設定する必要があります。でも心配性の私としては、違う高度に設定すると、戦闘機の護衛がつかずにCAPのいるところに突っ込んでしまうような事態が心配で、九九艦爆も高度6000で妥協してしまいました。
その結果ですが、2波あわせて九七艦攻がのべ42機、九九艦爆がのべ22機が水平爆撃して、250kg爆弾6発の命中でした。あいては4隻とも駆逐艦で、駆逐艦には魚雷も爆弾も命中させるのが困難ですから、まあほどほどの戦果と考えるべきでしょうね。それにしても、コンバットアニメーションを見た限りでは、爆弾を命中させたのは全て艦攻で、艦爆隊は戦果ゼロ。九七艦攻は250kg爆弾を2発搭載できるから命中をさせやすいのかも知れませんが、それを考慮しても艦爆隊には急降下爆撃をさせないとダメなようです。



2011年7月14日木曜日

disbandした艦船のFire 1がなかなか鎮火しない時には

昭和16年12月9日に台湾とフィリピンの間のBatan島でAPD Shimakazeがカタリナに雷撃されました。Sys 48, Flt 83(57), Eng 22(12), Fire 8とひどいダメージだったので、占領したばかりのBatan島にdisbandしました。火災は2日間で8→3→1と小さくなりましたが、その後は8日まっても火災 1のままです。そのせいかdisbandしてあるのにFltやEngダメージが増えてしまいました。
以前、同じような現象を報告したスレを2つ読んだ記憶があります、フォーラムのサーチはうちの環境では機能していないのでぐぐってみたところ、みつかったのは一つだけでした。このShips do not repair in ports if fire level = "1"というスレには、同じ経験をした人たちがFire 1が続くはTFにしたてると消火されると報告しています。それにならってみたところ、鎮火しました。また以下のようなやりとりもありました。
Devの人の発言:火災は、浸水ダメージがある一定値以下になるまで鎮火しない。良いか悪いかは別にして、コードはそうなっている
質問:火災ダメージが1の時にも、浸水ダメージが修理できるようなコードになっているの?このスレの立て主さんの示した例では、浸水ダメージがずっと97のままで、修理が行われていないように見える。もし、鎮火するのに浸水ダメージがある一定値以下になることが必要で、浸水ダメージが修理されるには火災ダメージが0になることが必要なら、抜け出せない悪循環になってしまっているのではないか。
Devの人の発言: 火災の消火はダメコンの範疇に入る。浸水ダメージもダメコンにより軽減される。TFに所属しているときのダメコンは、港にdisbandされているときと少し異なる。なので、一つの解決策としては、対象の艦船をTFに組み込んで(もし可能なら修理能力を持つ船も一緒に)、違いがあるか見てはどうか。もしそれでうまくゆくようなら、港にいるときのダメージコントロールは本来ならTFに組み込まれているときと同等か少しましであるべきなので、コードのどこかが適切でないのだろう。

2011年7月13日水曜日

Port Blairをめぐって

昭和16年12月13日にPort Blairを空挺作戦で占領したことは、香港占領というエントリーで書きました。空挺部隊は貴重な存在で、マレーや蘭印の他の地点の攻略にも使いたいので、翌14日からYokosuka 3rd SNLFを輸送機でバンコクに帰還させ始め、代わりに設営と水上機を哨戒飛行させるための9th JAAF AF Coyを送り込みました。ところが占領翌日の14日と15日に連合軍がPort Blairに上陸してきたのです。
"fight the last war"という言い回しがあります。将軍たちは常に前回の戦争に備える・前回の戦争を戦うのだとか。これは現実世界だけではなくて、WitP AEの世界にも当てはまる気がします。私の場合は前回のPBEMがthe last warです。前回のお相手はかなり慎重で拙速な拡張は避ける人で、私自身と似ているなと感じていました。なので、彼のとった行動はおおむね私の理解可能な範囲におさまっていました。ところが、このPort Blairへの上陸は私の想定範囲外の動きでした。私が連合軍をもつとすれば、開戦時にPort BlairにいるBase Forceを、やはり開戦時にPort BlairにいるxAPに載せてインドに待避させます。占領の翌日に上陸して来たので、事前に増援を準備していたのだと思うのですが、増援を送るなんて!!っていう気がしました。
空挺作戦の時には輸送機部隊の全機でYokosuka 3rd SNLFを空輸しました。でも14日にバンコクへ帰還させる時には30% restの設定(ふつうは戦闘機も爆撃機も輸送機も哨戒機も30~40% restでつかっています)だったので、Port Blairにまだ残存している部隊がいました。おかげで、上陸の翌日に占領される事態にはならずに済みました。15日にYokosuka 3rd SNLFをバンコクからPort Blairに送り還し、16日にはたまたまバンコクにいた21st Infantry Rgtを空輸しました。夜陰をついての小兵力ずつの上陸で、その後の15・16日は頼りが途絶えたのでもうこのままおしまいなのかと思っていました。
ところが、驚いたことにというべきか性懲りもなくというべきか、17日にまた連合軍の輸送船団がPort Blairに現れ、揚陸を始めたのでした。この行動を見て、今度のお相手の人は本当に積極的な人なのだと再確認させられました。でも、出現した連合軍船団をお迎えしたのは、潜水艦。I-122がxAK Nirpuraを雷撃して一発命中、on fire、heavy damageとなりました。
開戦時、シンガポールのヘクスに機雷を敷設し終えた(historical first turnなら敷設前)潜水艦が3隻います。前回のPBEMでは特に何も考えずそのまま母港に帰還するがままにさせていましたが、せっかくこのヘクスまで進出しているのに帰すのはもったいないと感じて、マラッカ海峡北端に派遣しました。もしかしたらシンガポールを脱出する艦船を食えるかと思っていましたが、その点は空振りでした。しかし、14日の連合軍のPort Blair上陸に反応して、Port Blairに移動させたのが奏功した形です。連合軍側も、まさかここで潜水艦の攻撃を受けるとは思っていなかったでしょう。
コンバットリポートを見るとPort Blairに上陸した連合軍部隊は、44th Indian Bde、 45th Indian Bde、 46th Indian Bde、48th Gurkha Bdeの4ユニットです。これらは、開戦時にカラチ、ボンベイ、ゴアのヘクスにいる、シンガポールとラングーン行きの輸送船団に乗船している部隊です。開戦日からPort Blair増援を計画していたのでしょう。
今後どうなるのか。日本側は合計AV 53でfortificationも18日には1になる予定ですから、両軍の兵力が現状のままなら安泰です。でも、連合軍が本腰を入れてさらに上陸させてくると厳しいところ。バンコクから第21聯隊の兵員をさらに輸送することはできるのですが、空輸のみで補給を維持するのは現状の兵力でもぎりぎり。また、英軍空母が近くにやって来て、Port Blair上空にLRCAPされると、大切な長距離の輸送機が大量に撃墜されるなんて事態も心配です。こういうお互いに苦しいという状況がPBEMの面白さですね。




このページを書き終わってから気付いたのですが、連合軍側の揚陸が少数ずつなのは、日本と違ってこの時期にamphibious unloading bonusがないからですね。xAKやxAPで上陸作戦をしようとするとこうなるという見本かな。でも、それなら今後も隙を見て繰り返し上陸してくるかもしれません、やはり。

2011年7月10日日曜日

拠点の所有者の自動的な変更が早くなった気がする

フィリピンのミンダナオ島へは北岸のButuanに11日に上陸し、12日に占領しました。翌13日にはButuanの北東側のSurigaoが自動的に日本のものとなりました。上陸した部隊はButuanの北西のヘクス経由で西隣のCagayanに進軍させていますが、まだCagayanに到達する前の16日にはCagayanも日本側のものとなりました。新しいPBEMはベータパッチをあててプレイしています。変更された事項はたくさんあって、まだ把握し切れていませんが、上記の経験からも無人の拠点の所有者の自動的な変更が早めに起きやすくなったと感じます。
ところで、この所有者の自動的な変更にも問題がないわけではないようです。リプレイを見ていたら、Cagayanでパルチザンが蜂起してVP 1が失われたと表示されました。WitP AEでは、守備隊の兵員数が少なすぎるとパルチザンが蜂起する仕様ですが、まだCagayanに到着していないのだから守備隊がいないのは当たり前。ゲームエンジンがかってにヘクスの所有者を変更しておいて、プレーヤーにVPのペナルティを課すのは理不尽な仕様ですね。

2011年7月9日土曜日

港の規模と弾薬の補充の関係

開戦後、兵員を輸送する貨客船めぐる戦闘や駆逐艦やPTボートなどの戦闘はありましたが、巡洋艦クラスが射ちあう海戦は昭和16年12月13日が初めてです。
ボルネオの状況は、12日にMiriを占領し、13日にSingkawangに上陸したところです。また12日には最上級重巡4隻の艦隊がフィリピンから南下してきたxAKやAVPやASやAOをボルネオ島東のマカッサル海峡で多数沈めました。今ここは連合軍の艦船が多数通過中で、13日も貨物船・潜水艦との戦闘がありました。それに加えて連合軍の巡洋艦、駆逐艦との戦闘も起きました。駆逐艦2隻を沈め、CL Trompにも近々沈没と思われる大ダメージを与えましたが、CL Trompの放った21in Mk VIIc Torpedoが一発CA熊野に命中してしまいました。前回のPBEMでも潜水艦の魚雷を食らったことはありますが、水上艦の魚雷を食らったのは初めてのような気がします。CA熊野はSys 21, Flt 47, Eng 3, Fire 0となりました。魚雷を食らってもこの程度で済むものなんですね。近くに日本の根拠地はないので、パラオまでゆっくり航海させる予定です。


もうひとつはナウルで。タラワは9日に、ナウルは12日に占領済みで、Ocean Island上陸用の船団がいまJaluitにいます。タラワを占領した翌日、残ったサプライを陸揚げ中だった船団に連合軍の CA Pensacolaが殴り込んできて、貨物船を一隻失いました。ナウルでもその再現を狙って連合軍の巡洋艦がやってくることが予想されたので、サプライの陸揚げは中止して船団は北に退避させ、天龍、龍田、夕張の軽巡3隻と駆逐艦6隻の部隊で迎え撃つことにしました。案の定、 CA Pensacolaがやってきました。CAに対して、CL中心の艦隊でどうなるのか心配しましたが、2度の交戦の合計でShell hits 50, Torpedo hits 1を与え、撃沈することができました。たしか、条約型重巡は排水量制限の影響で重巡クラスの20センチ砲はおろか、軽巡の砲に対する防御に充分な装甲も備えていなかったような気がするので、9隻対1隻の多勢に無勢状態が効いたのでしょう。でも、こちらもShell hits 2,  on fireとなったCL龍田がSys 43, Flt 29, Eng 22, Fire 2と大きなダメージを受けました。トラックやクエゼリンまで航海させると途中での沈没が怖いので、とりあえずナウルにdisbandして応急修理することとしました。


こうやって水上戦闘が起きると、ダメージを受けた艦は修理を受けることが必要になりますが、無傷で残った艦艇も弾薬の補充を受けなければならず、どこの港で補充することができるのかが気になります。マニュアルに20.1.2.2 SHIP REARMAMENT AT PORTS TABLEには、港の規模ごとにどんな弾薬の補充が可能かが表として載せられています。グランドキャンペーンの開戦時の主要な港の規模とその港に配置されているNaval Supportの数から、具体的に日本領のどの港で補充が可能か表にしてみました。重巡の20cm砲クラス以下の小口径砲はカムラン湾、高雄、パラオなどどこでも補充が可能です。しかし魚雷に関しては南方ではトラック、あとは高雄か馬公でないとだめなようです。空母のSirtiesは主要港ならどこでも補充可能ですが、空母の魚雷はトラックなどの拠点でないとだめですね。なお、港に配備されているNaval HQやBase ForceなどのNaval Supportを含んだ部隊は、開戦時に必ずしも完全充足ではないので、開戦後にNaval Supportの数が増えて、補充が可能になるところもあると思います。
あらためて、AKEの重要性が理解できました。唯一のAKEである樫野は呉で休息中ですが、開戦日にパラオに向かわせるべきだったと反省させられます。また、Lima Cargo級の6隻をAKEに改装中ですが、もっと多くてもいいのかも。

2011年7月8日金曜日

香港占領

昭和16年12月13日、香港を占領しました。以前、香港攻略のtipsというページに書いたのと同じく、広東の23軍HQと第104歩兵師団を香港攻略に参加させ方法をとりました。グランドキャンペーンでの自軍の状態の評価は、史実と比較する、他のゲームと比較することが手っ取り早い方法です。史実の香港攻略は12月25日で、前回のPBEMでは12月15日でした。前回に比較しても、多少は賢くなったみたいです。
また、13日にはアンダマン諸島のPort Blairを占領しました。開戦時に嘉義にいる海軍の特別陸戦隊を輸送機で、嘉義→海南島の三亜→バンコクと移動させ、バンコクから空挺作戦を実施しました。バンコクには海軍の1001Ku U-1と陸軍の1st Raiding Sentaiを配置し、この二つでYokosuka  3rd SNLFを輸送する予定だったのですが、1001Ku U-1の方しか飛んでくれませんでした。フォーラムでも関連する情報を読んだおぼえがありませんが、陸軍機だと海軍の空挺部隊の空挺作戦に参加しにくいような仕様があるのでしょうか?AV 27のYokosuka  3rd SNLFの一部、AV 18だけ輸送されて降下しましたが、幸い連合軍の守備隊は弱いのでこれでも充分でした。
香港もPort Blairにも在泊艦艇があって、占領後には出港状態になっています。WitP AE2ではdisbandしている艦艇をランダムチェックで拿捕できるような設定になるといいなと思います。拿捕した艦艇はダメージを受けるような仕様だとしても、敵の艦艇をつかえるのは楽しいですよね。

2011年7月7日木曜日

陸戦のcombat modifiersの解釈


前回のPBEMでの経験を、序盤の中国大陸戦線のまとめ方というページで紹介したことがありますが、今回もそれにならって、中国大陸では華北と華中の鉄道による連絡を確保するつもりで始めました。まず京漢鉄道(北京と漢口を結ぶ)と隴海鉄道(海州と西安を結ぶ)の交差しているヘクス88, 43を確保するために安陽から3rd Ind.Mixed Brigadeを移動させました。チートではありますが、日本側AIの連合軍側でシナリオ1を開いて、このヘクスにいる中国軍部隊を確認すると、98th Chinese Corpsでした。両軍部隊のだいたいの状況はSSに示した通りです(日本側は正確ですが、98th Chinese Corpsは別のゲームなので多少違っていると思いますが)。
両軍のAVは174と171でほぼ拮抗していますが、ExperienceとMoraleの差が大きいので楽勝だろうと思って、12月10日にdeliberate attackをしかけてみました。ところが、修正AVは日本側66・中国側43にしかならなかったのでオッズは1対1で、日本側の死傷者502名、中国側の死傷者76名と予想外の結果になってしまいました。この時期に同じ規模の中国軍に負けるのが信じられず、翌11日同じ部隊にもう一度、deliberate attackをさせました。今度は修正AVが日本側146・中国側69となりオッズは2対1。無事にこのヘクスから中国軍部隊を撤退させることができました。
この2日の戦闘のcombat modifiersを比較すると、日本側(attacker)では10日がleaders(-)ですが11日はleaders(+)となっています。一見すると、10日には日本軍部隊の指揮官が戦闘にマイナスの影響をおよぼし、11日にはプラスの影響をおよぼしたという風に考えたくなってしまいます。でも、正しい解釈はそうではないと最近あったGood night Chesty, wherever you are!というスレの中で、
leaders(+/-)というのは、指揮官がチェックの通過に成功したか失敗したかによって、戦闘時にその指揮官の特長を発揮することができたかできなかったかを示しているだけだ。leaders(-)というのは、賽の目が悪くて指揮官が戦闘に影響を及ぼすことができなかったことを意味する。
と、Devの人が説明していました。つまり12月10日には指揮官が部下を指揮することができず(マイナスの影響ではなく、影響ゼロ、いないのと同じ)、12月11日には指揮官がうまく部下を指揮することができたので修正AVを増加させることができたということになりますよね。
こう説明されると、中国軍(defender)のcombat modifiersも気になります。例えば、10日にはmorale(-)となっていますが、これは中国軍の低いmorale値が戦闘修正で修正AVを低くさせるような影響をはっきしなかったということになります。次の11日にはmoraleの項がなくなっていますが、これは11日にはmoraleが戦闘修正に関与した、つまり中国軍の低いmorale値が戦闘修正で修正AVを低くさせたと考えるべきなのでしょうか?それともmorale(+)と書かれていないのでなにか別の考え方があるべきのか、その辺が疑問として残ります。同じようなことを疑問に感じた人が前述のスレでDevの人に質問していますが、回答のなかったのがもどかしいところ。

2011年7月6日水曜日

真珠湾攻撃に対して雷撃が与える影響

WitP AEでもやはり真珠湾攻撃には関心が集まるようで、戦果に関するスレがこれまでにいくつも立てられています。最近のこのThe perfect PH Raidというスレでは、8隻ものBB撃沈の戦果をあげたことが報告されています。それに対して、Pearl harbor torpedo free!というスレで紹介された例ではBBの撃沈が0隻でした。
Historical First TurnとDecember 7th Surpriseがともにyesという同じ設定でもこういう風に戦果が大きく異なるのは、もちろんFoWも影響しているのでしょう。しかし主にはB5N2 Kateの武装が何なのかが効いているようで、雷装した機体の数が多いとより多くの戦艦を撃沈できる感じです。これに関しては、Pearl harbor torpedo free!というスレでDevの人が
港の攻撃の際に雷撃機が爆装するか雷装するかについては、たくさんの乱数のチェックがある。真珠湾攻撃では雷装を選択しやすくなってはいるが、必ず雷装するとは限らない。真珠湾でも800kg爆弾を搭載する九七艦攻があるし、もっとも熟練したパイロットだけが雷装する。
と発言していました。たしか、数十年前に観たトラ・トラ・トラ!でも、浅い真珠湾用に改良した魚雷が完成したのはかなり遅く、一隻の空母が出航を遅らせて単冠湾で改良魚雷の到着を待ち、その後は急いで機動部隊に合流したというようなエピソードがあったような覚えがあります。改良型の魚雷の数を充分に用意できなかったということと、岸壁に戦艦が2列に並んで停泊しているでの内側の戦艦を攻撃するために爆装した機があったという史実を反映して、全機が雷装させない仕様にしたのでしょう。
うちの真珠湾攻撃は、Historical First TurnとDecember 7th Surpriseがともにyesになっている設定で、こんな感じでした。日本側はflakにより3機のA6M2 Zeroの損失のみで、5隻のBBの撃沈、 4隻のBBの大破、14機のPBY-5 Catalinaの地上破壊など、かなり良い方の戦果をあげることができました。これも、攻撃に参加した144機のB5N2 Kateのうちの72機が雷撃、18機が800kg爆弾、54機が250lg爆弾2発を搭載と、雷撃の割合が多かったからだと思います。250kg爆弾も戦艦以外には効果があるんでしょうし。

2011年7月2日土曜日

特殊潜行艇の正しい使い方?

PBEMでのシナリオ1をまた始めました。オフィシャル・シナリオのGC1のバランスは日本側に有利にしてあるなととても感じるので、modをプレイしたい気がします。でも、シナリオ2でPBEMをする人も少なくないようですし、PDU onを採用するゲームが多いのも、 連合軍側から見ると日本があまりに弱すぎるとつまらないという感じなのでしょうね。



お相手からの提案で

・No 4Es below 10k
・PP must be paid for units (except the thai units who may move 3 hexes outside the border)
・No CV hunting the first turn.
私からの提案で、
・No strategic bombing in and out of China before 1944
・No strategic bombing before 1943 except China
・Max altitude of CAP and sweep is say 30000.
ハウスルールはこんな感じになりました。
Realism Optionsは
Fog of War = Yes
Advanced Weather Effects = Yes
Allied Damage Control = Yes
Player Def. Upgrades = Yes
Historical First Turn = Yes
December 7th Surprise = Yes
Reliable USN Torpedoes = No
Realistic R&D = Yes
No Unit Withdrawals = No
Reinforcement = +/- 60 Days
リプレイをみて驚いたのは、特殊潜行艇がBB Marylandに魚雷を命中させたことでした。前のPBEMでもなんどか特殊潜行艇を使いましたが、戦果をあげたのはこれが初めてです。フォーラムを調べてみるとMidget Subs at Pearl Harbor!やMidget Subs - They can do it!!!というスレがあって、特に後者では2隻の特殊潜行艇が雷撃に成功していますから、全く役に立たない兵器ではないようです。
前回のPBEMでの特殊潜行艇の使い方ですが、まず母艦(甲標的を輸送できる潜水艦 I-16, 18, 20, 22, 24)で目標になる港の隣のヘクスまで運びます。あまり防御のしっかりした港は無理だろうと思っていたので、ミッドウエイやダッチハーバーなどのASが停泊していそうな港を目標にしていました。目標の港の隣のヘクスに到着したら特殊潜行艇をSet Patrol Zoneでパトロールさせます。目標の港をBoundary 1に、母艦のいるヘクスををBoundary 2に、Lingerはともに0 daysに設定します。こうすると、特殊潜行艇は目標の港に行って、翌日のターンには母艦のいるヘクスに戻ってきていました。目標の基地のDLが上昇して、どんな艦艇や部隊がいるのか分かったりすることはあったのですが、戦果を挙げたことは一度もありません。また、特殊潜行艇の喪失も経験しませんでした。開戦劈頭の真珠湾では特殊潜行艇はすべて失われてしまいますから、損失覚悟でパトロールする設定にしないとダメなのかも知れませんね。うまく使えている方がいましたら、秘伝を伝授してください。