2011年6月15日水曜日

Fortress Palembang

パレンバンの要塞化作戦は以前にだれかのAARで読んだことがありました。パレンバンは防御に際して地形ボーナスがあるのと、精油所が多量のサプライを産出するので、シンガポールやクラークフィールド、バターンなどと違ってサプライ不足で戦力を充分に発揮できなくなるという問題がありません。なので、本腰を入れて要塞化されると、攻略できず1942年のうちに勝敗がついてしまうことになりかねません。1942年春以降をプレーするには縁がないので深く考えても見ませんでしたが、新たにグランドキャンペーンを始めとなるとかなり気になります。ちょうど、The War RoomにFortress Palembang: The Third Rail of Witp:AE?が立っていたので、読んでみました

パレンバン要塞化作戦はgameyなのか、それともたかがゲームの中だし素晴らしい戦略的着想なのか、みんなの意見を知りたい。
下記の点は誰でももっともだと同意できるだろう。
 ・JFB(日本側のファン)はパレンバンがどんなに重要なのかを認識している。
 ・史実の日本の指導者たちもパレンバンを含めた油田の重要性を認識していた。
 ・AFB(連合軍側のファン)はパレンバンがどんなに重要なのかを認識している。
 ・WitP AEはゲームで、史実のあわせて期間を設定されたゲームである。
 ・英雄的な死であろうと犬死にであろうとプログラムの中の0も1も文句はいわない。ある地点を防御するための兵力が他の場所の占領を避けるために引き抜かれてもプログラムの中の0も1も文句はいわない。政治的なごたごたや勝利や敗北や引き分けからプレーヤーが悪影響を受けることもない。
 ・ゲームの仕組み的にパレンバン要塞化作戦は可能だし、実行できる状況にもある。
 ・日本は戦争に敗北する運命にある(重大な失敗や運によってはauto-winを勝ち取るかもしれないが、それはアメリカがパールハーバーの結果に不満でさいころの振り直しをするのと同じくらい史実に反するので別として)。
 ・パレンバンを無傷で占領できれば日本の敗北は遅くなる(プレーヤー二人の力量に大きな差がなければだが)。早ければ早いほど、敗北を先延ばしできる。
疑問なのは
 ・史実の連合国の指導者たちは、特定の油田が日本にとってどんなに重要だったかを認識していたのか、それとも表面的に知っていただけか?ルーズベルト大統領は石油禁輸が日本に対する圧力になることを認識していたが、新たな供給源がなければ6-9ヶ月後には戦争に訴えるとまで思っていたか?
 ・もし、史実では見捨てることなど考えられもしなかった地点から兵力を引き抜くことがgameyではないとすると、パレンバンはあれほど重要なのだから、historical-startではないゲームではパレンバン要塞化作戦を防ぐために異動先を自由に設定できるTFに搭載されている兵力をパレンバンに上陸させて上陸作戦成功を祈ることはgameyだろうか?
パレンバン要塞化作戦を防ぐかどうかはJFB次第だというコメントを読んだことがあるが、実際のところどうやったら防げるの?潜水艦による阻止行動には限界があるし、兵力の空輸はどうやったら防げるの?早期にパレンバンに上陸して、たくさんお祈りするってこと?
もしパレンバン要塞化作戦がgameyだと決まったら、素晴らしい戦略は許容するがgameyなことは許さないようなHR設定の問題に還元される?
1943年以降はたくさんの陸上兵力と多数の空母などでAFBが楽しくプレイできる時期だから、AFBはJFBが1943年以降もプレイを続けてくれるよう望んでいるものと思う。JFBがパレンバンの攻略に手間取り、ようやく占領できたパレンバンの施設がぼろぼろになっていたりするようなら、もともと決まっている結末を先取りすることになるだけで、じゃあこのゲームはこれで止めにして次を始めようということになりはしない?もちろん降伏したがらない人はいるし、プレイする過程の中に勝利をみつける人もいるだろうが。
それに対するレス
私たちが見つけ出せばうまく利用することのできる灰色の領域があることが、AEのデザイナーが用意してくれた隠された財宝の一つなのだと思う。そしてパレンバンの重要性と使い方はその灰色の領域の一つで、予想もしない新鮮な作戦が見つけ出されたのだと思う。この作戦の存在でパレンバンの重要性や利用価値は史実よりも大きくなったが、日本側プレーヤーはそれに対抗することも無効にすることもできるから、パレンバン要塞化作戦をゲームシステムの濫用だとはいえない。パレンバンのような隠された財宝の存在は、第二次大戦で指揮官たちが経験した不確実性をゲームの中で私たちプレーヤーに体験させてくれる。当時の実際の指揮官たちはミッドウエイやガダルカナルやポートモレスビーやヒマラヤ山脈といった場所が戦争の帰趨に決定的な意味を持つことになるということを知ってはいなかった。彼らにとっては生死をかけた戦いの場であり、私たちにとってはゲームの興奮を増してくれる場となる。WitP AEがあの戦争の状況を正確に忠実に再現したものなら、すべてが既知ということからゲームのわくわくした感じはなくなってしまう。パレンバンはゲームに強い魅力を与えてくれるすばらしい変数なのだと思う。見つけ出すのは難しいがみつかった暁にはそれを利用したびっくりするような作戦が可能となりゲームをより面白くしてくれる、そんな変数がほかにもあるなら幸いだ。
日本側だけをプレーしている者としていわせてもらうと、パレンバン要塞化作戦は連合軍プレーヤーにとって良い作戦だと思うし、全く問題は感じない。前の人がいうように、もし日本側プレーヤーが真剣にパレンバン要塞化作戦を阻止しようと思うなら初期配置の兵力を利用して阻止することができる。もし私がパレンバン要塞化作戦を真剣に恐れているなら、(1)機動部隊には真珠湾ではなくマニラを襲わせ、(2)マラヤ攻略部隊のうちの一部をパレンバンに向かわせ、(3)最初の4-5ターンは機動部隊がパレンバン周辺の船舶移動を叩きその間パレンバンにLRCAPを派遣すればいい。おそらく”*”のついたTFを第一ターンでパレンバンに上陸させなくてもうまくゆくと思う。日本側プレーヤーは他の地域への攻撃を断念することと引き換えにパレンバン要塞化作戦という問題を解決できる兵力を持っている。ほかにも心配しなければいけないような連合軍の作戦はないか、パレンバンを早期に確保できることと引き換えに日本側が断念すべきなのはどんな作戦か、といったことが問題ではあるが、この独創的な防御戦略を使用禁止にするハウスルールが必要だとは思わない。
私は連合軍側しかプレーしないが、日本側は早期にSingkawangかKuchingを占領し水平爆撃機の基地とすることで、パレンバン要塞化作戦の芽を摘むことはできないだろうか?こうすれば日本側はスマトラ東部とジャワ西部で何が企まれているかを監視することができるし、パレンバン要塞化作戦が実行され始めても対応することができる。また、シンガポールを時間通りに処理することも役立つと思う。これらは、弱体なオランダ軍部隊と近所のインド・オーストラリア軍部隊をパレンバンに輸送しようとする連合軍プレーヤーに対するひとつのやり方だ。うっとうしいかもしれないが、それ以上の作戦ではない。しかし、連合軍に強力な部隊をまとまった数だけ輸送する余裕を与えると、うっとうしいだけのものから真の危機になってしまう。危機を処理する手だてもあるだろうが、危機に陥るまでに防ぐ手だてをとるべきだろう。
パレンバンはこのゲームで最重要なヘクスの一つだ。連合軍側プレーヤーも日本側プレーヤーも、緒戦の数ヶ月をどのようにプレーしようとgameyなんてことはないと私は思う。連合軍プレーヤーのほとんどが、準備の不十分な早期のパレンバン攻略作戦に打撃を与えてやろうと思っているものだ。上のレスにある通りパレンバン要塞化作戦への対処法はちゃんとある。連合軍が要塞化作戦を成功させるのは積極的な日本側プレーヤーを相手にしたら難しい。要塞を築くだけの時間がない。戦争後半になると、連合軍はパレンバンを占領しなくても無力化することができるようになる。実際、多くの連合軍プレーヤーはシンガポール奪取後に重爆撃機と中型爆撃機で空襲するか空母からの空襲でパレンバンを破壊して再建させないでおくだろう。こう考えると、日本側のパレンバン要塞化作戦も労多くして功少なしだ。積極的に防御し、B-29が出現する前に蘭印から持ち出せる物はすべて持ち出すようにすべきだ。
日本側プレーヤーはパレンバン要塞化作戦という選択肢を連合軍側がもっていることに注意すべきだ。積極的にプレーすれば対抗することは可能だ。この作戦は日本側に対抗されると、連合軍側が兵力と船舶を損失することになる選択肢だ。注意しておかないと問題になる可能性がある。でも、日本側プレーヤーが注意してプレイしないと重大な問題化しそうな地点が、ほかにもいくつもある。
連合軍の工兵はパレンバンのヘクスから追い出される時に油田と製油所を破壊することができる?素のWitPではそうなっていたが、AEでもそうなのかを知らない。
このゲームでは充分に破壊することはできない。たとえば港を100%破壊したら修復にかかる時間は実際にはかなり長くかかるはずだが...
私もパレンバン要塞化作戦がgameyだとは思わないが、対抗策は第一週に直接侵攻することだと思う。日本側が航空優勢を握っていてもオランダの飛行艇はシンガポールからパレンバンに兵力を輸送することができる。船舶を使用することも可能で、12月のこの時期だと一式陸攻による妨害も確実ではない。historical first turnの設定でないとしたら、最も簡単な対処法はマレー侵攻部隊の一部をパレンバンに差し向けることだ。Force Zが周囲にいるなら海軍部隊が厳重に護衛しなければならない。またhistorical first turnでプレーする場合にも、マレー上陸部隊の一部をパレンバンに行かせても、サイゴンにはマレーを攻略するのに充分なだけの兵力がある。とにかく早く動くことが重要だ。パレンバン攻略に兵力を分派しなければならないことは厄介だが、良い点としてジャワへの侵攻の発起点を得ることができる。
第一週にパレンバン攻略を実施しなくても、タイのゼロ戦と、Sinkawang占領後にLilyを配置すれば充分だろう。JFBすべてが軽空母の戦闘機をゼロ戦と97艦攻に機種変更して第一週にシンガポール近くを航海させwilderbeast(雷撃機)を誘い出して撃墜しようとするわけではないだろう。まあこれなら、潜水艦と巡洋艦が利用できることとも組み合わせれば、どんなパレンバン要塞化作戦の企みも逃さず捕らえることができるだろうが。
treespider作のmodだと製油所がサプライを産出しないのでパレンバン要塞化作戦は問題にならない。
シンガポールからパレンバンの製油所を爆撃すればいい。fuelと違ってoilには浪費の問題が生じない(訳注:本当はoilにも貯蔵上限量がある)。だから、こうすれば占領後に入手できる資源の量を増やすことにもつながる。オランダ軍部隊が一つのヘクスにまとまりしかもサプライの補給ができないとなれば、蘭印の他の地域の占領が楽になる。
Force Zが無力化されてしまうと、まともな日本側プレーヤー相手のパレンバン要塞化作戦を実施するのは不可能になる。
重要かつ防御可能なヘクスを防御することはgameyではなく、このゲームの遊び方の範囲内だ。ゲームシステム的に、長い防衛線全域に薄く兵力を展開するよりも少数の重要な拠点を多数の兵力を集中して防御する方が有利だ。この点を認識すれば、XX要塞化作戦はその論理的帰結に過ぎない。パレンバン要塞化作戦の困った点は、後に油田と製油所の破壊を伴うことだ。oilが非常に重要でパレンバンを早期に占領することが必要なことを我々が(後知恵から)認識していることから、この作戦は導き出された。油田は破壊されやすく、修復には費用がかかる(めちゃめちゃにされたパレンバンの修理には2年以上の期間と75万ポイントのサプライを要する)。パレンバン(とMagweなどの数拠点)を防御することにより、連合軍はこれら日本が入手できる油田のかなりの部分が占領時に破壊されることを確実に期待できる。一つ奇妙なのは、油田施設の破壊が占領時にのみ実行される点だ。パレンバンをめぐって2ヶ月も戦闘が続いても、防御する連合軍側が確保している間は油田や製油所に損害がおよばない、それなのに占領によって大きな損害が生じるのは不思議だ。パレンバン要塞化作戦は史実に則ったものか?私たちは油田が重要だったことを認識しているが、油田はそんなに簡単に破壊されるものだったのだろうか。占領時に資源産出施設が損害を受ける様子を表すモデルがなんとなく変だと多くのプレーヤーは感じているだろう。もしそのモデルの出す結果がひどすぎると感じるようなら、パレンバン要塞化作戦はゲームシステムを悪用していると言えるかもしれない。一部の人が想像しているのとは違って、パレンバン要塞化作戦は連合軍の悩みを解消してくれる魔法のような作戦ではない。日本のoilの入手を邪魔する作戦ではあるが、かなりの数の兵力を投入することが必要だ。そしてひとたび日本側が簡単には陥落させられないことを悟ったならば、油田と製油所を爆撃することが実用的な策となるだろう(どうせ占領時に破壊されてしまうのだから、連合軍に利用させておく必要はない)。日本が南部スマトラを孤立・消耗させることができるなら、パレンバン要塞は1942年後半により多くの連合軍地上部隊が破壊されることを意味し、反抗が遅れることになろう。私がこの作戦について感じる主な問題点は、これが流行りの作戦になってしまいそうなことだ。最近ゲームを始めた連合軍プレーヤーの多くがこの作戦を試すことだろう。そのせいでゲームが台無しになってしまうことはないし、fuelの供給量が少なくても日本側をプレイすることはできる(日本のfuel入手量が減ると、中国大陸の戦いに焦点が当たることになるが)。でも、本に載っているからという理由でチェスの序盤通りに進めるのと同じく、緒戦が決まりきったパターンになってしまう。
私は連合軍プレーヤーだが日本側を持ったとして考えてみて、ハウスルールがどこで必要になるのか分からない。私なら、連合軍プレーヤーがPPを浪費して兵力をパレンバンにつぎ込んでくれるのは大歓迎だ。地形の防御ボーナスと製油所から産出されるサプライを考えれば、パレンバンは日本の緒戦の目標の一つで、開戦後5週間以内に、Force Zの状態によってはもっと早く確保すべきだと思う。遅くとも、機動部隊がこの海域に到達するまでにはパレンバン戦は始まってなければならない。
チェスもプレーする一人としていうと、緒戦の定跡的な動き・戦略や末期の戦いでさえWitP AEを面白くしてくれていると思う。友人とチェスをする時には定跡集にある動きを見て、積極的・防御的なお互いの目標やスタイルに合わせて定跡を解釈して適用する。時代とともにチェスの定跡も進歩し、フィッシャーの積極的なSicilian Najdorfが流行ったり、カルポフの静かなCaro Kannが流行ったりなどの流行もあるようだ。そういった定跡は誰かが改良して代わりのものを作り出すまで有効であり続ける。WitP AEでのプレースタイルや緒戦の動きも目的があるという点ではチェスの定跡に似ているが、必須と思われる目標を達成する時期や順番を変更することも可能だ。このおかげでこのゲームは複雑で多様なものになっている。個々のプレーヤーのスタイルと個性にしたがって、ある同一の目標を達成する新たな違った方法をとることが可能だ。パレンバン要塞化作戦は多数の連合軍兵力をパレンバンに誘うことになり、より大量の兵力を準備して上陸すれば連合軍部隊をまとめて殲滅できる機会ともなり得るので、JFBの中にはパレンバン要塞化作戦を歓迎する人がいることがよく分かった。
パレンバン要塞化作戦は現実には実行しがたかったということで、正当でない作戦だという印象を受ける人もいる。たしかにパレンバンが長期にわたって10万人規模の部隊を支えられたとは思えない。
連合軍側をもってゲームに余り慣れてない人とPBEMを始めたが、彼はパレンバン要塞化作戦に早めに対応して来た。non-historical 1st turnを選択して、加賀と飛龍を第5師団へのMersing Gambit(訳注:“*”つきのTFを使って第一ターンにMersing上陸作戦を実施)の護衛につけた。その後、第21と33師団をパレンバンに上陸させ、12月20日に陥落した。ゲームシステムに慣れるために1942年6月まで行った別のPBEMでは、開戦時に海上輸送中のイギリス軍3個大隊をスマトラに上陸させたが、相手の人は1942年1月初めにパレンバンを占領し、油田と製油所の破壊を免れた部分は50以下だった。施設破壊の程度がひどすぎる気もするが、無傷で占領したゲームもあった。
私の好みのやり方は、第一ターンに2隻の空母をシンガポール近辺に第1ターンから派遣するものだ。真珠湾攻撃には空母4隻で充分だ。パレンバン侵攻の護衛と運が良ければForce Zをとらえて沈めることができる。1-2連隊でパレンバン侵攻には充分で、上陸の翌日には陥落するだろう。戦艦をパレンバンのヘクスに送ることは避けた方がいい。開戦時パレンバンには機雷敷設艦がいるので、掃海艇をつかうといいだろう。この海域に空母がいると制海権を獲得できて、好きな場所にTFを航海させることができる。
新人にパレンバン要塞化作戦とはなにものなのか教えてくれ。何を動員したらいいのかなど。うまく行く作戦なのかどうかは別にしても、いかがわしい作戦だとみなす人もいるようだが、何が問題なの?
パレンバン要塞は、連合軍側がパレンバンの防御を強化して日本のスマトラ占領を妨害し、ひいては蘭印占領に深刻な影響をあたえるも作戦だ。陸上兵力、航空機、艦船、くみあわせたものがパレンバン要塞。
パレンバン要塞についてはよく分かった。どんな兵力をつぎこんだらいいのか。PPについて言及されたのは読んだが、殲滅される運命のオランダ軍部隊を移動させるだけではないようだが。要塞化する際にはどこからどれだけの部隊を移動させるのがふつうなの?
パレンバン要塞は、日本側が早めに侵攻するか、通常のペースで侵攻して孤立化と補給の阻止をしっかりすして要塞を削っていけば陥落させることができる。パレンバン要塞によって昭和17年早期に日本の侵攻をきっぱりと停止させるという戦略AARで最初に書いたのは私だと思う。他の戦略と同様に、対抗する策がつくられるものだ。さらに対策に対してもその対策がある。その多くは私のAARで触れられている。パレンバンの要塞化にはいくつかの方法がある。Salutations and solicitations.... 1EyedJacks (J) vs Nemo (A)か、Tokyo Rose was a Hussy! Chez (J) vs. Canoe (A)というAARを読むのが第一歩だと思う。前者のAARは、パレンバン要塞化を12月10日に決意し、他の戦域ではパレンバン要塞を支援するように戦いを進めた。後者のAARではパレンバンの要塞化がもう少しゆっくり進められているが、最終的には確固たる決意で実行された。他の戦域での支援作戦は余り行われていないが、このAARの方が読みやすいと思う。まず後者のAARを読んで次に前者のAARを読もうと思うかもしれないが、両方で少し違った手法がとられているので、両方を読むことが重要だ。万能の解決策や「超戦略」といったものはなく、あなた自身があなたの直面している状況の有利な点を伸ばし不利な点を少なくするように行動し、相手のBoydサイクル(訳注:OODAサイクル、監視(Observe)- 情勢判断(Orient)- 意思決定(Decide)- 行動(Act)のサイクル)をずっこけさせるようにしなさい。それができれば勝てるし、早期に大きく勝てる(日本側なら、負けるにしても敗北が遅くなるし、損害を出して負けるにしてもアメリカ海軍や空軍をたくさん道連れにできる)。実践的な面から見てシナリオ2をプレーする連合軍の目的は、1942年9月までに相手の攻勢を停止させること、フィリピンか千島といった本土まで2ステップという地点に1943年3月までに到達すること、それ以降もゲームが続けば(訳注:日本側が投了していなければという意味でしょう)1943年末までに日本経済を崩壊させと日本海軍を壊滅させることになる。シナリオ1なら時刻表がこれより3-6ヶ月早まってしかるべきだ。
準備万端の連合軍プレーヤーを相手にパレンバンに侵攻するよりは、Oosthavenに上陸して内陸に侵攻したい気がする。史実ではマレー半島やフィリピンの防衛にあたっていた部隊をパレンバンに引き抜くことはできなかっただろうが、オランダ軍部隊だけでは大した抵抗ができないと思う。この作戦が成功したとみなされるには、1-2週間余計にという程度ではなく、ある程度の期間、パレンバンを占拠し続けなければならない。輸送中の第18イギリス師団やインド大隊、それにオーストラリア部隊もこの作戦のために転用するのが面白いと思う。AI相手にそうしたところ、イギリス空軍がとっても弱い点を除けばビルマから退却するプレーよりはずっと面白いゲームになった。
日本側としてはやられると嫌な作戦の筆頭にあげられるだろうと思っていましたが、ベテランプレーヤーの意見はそうでもなく、かえってパレンバン要塞化にチャレンジしてみてもらった方が都合がいいということのようです。少し安心しました。

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