2011年6月23日木曜日

艦船の至急建造の仕組みと空母の建造計画



艦船の至急建造の仕組みについて、実際に建造が始まってから(完成までの日数がその艦船のdurabilityの10倍未満)のことは知っていました。しかし、建造開始前(完成までの日数がdurabilityの10倍より大きく30倍よりは小さい)についてはいまひとつだったので、マニュアルで再確認してみました。
13.4 SHIP CONSTRUCTION  
日本側プレーヤーは建造中の艦船の建造速度を変更する指令を与えることができる。初期設定では建造中のすべての艦船がふつうの速度での建造を指示された状態になっているが、建造停止や至急建造を指示することもできる。建造停止状態の艦船は、13.4.1の場合を除いて、完成までの日数が減少しない。至急建造が指示された艦船は、完成までの日数がもう一日余分に減少する。しかし、この至急建造ではもう一日余分に日数を減少させるために、定量のshipyard pointsの2倍を消費してしまう(2日分減少させるために、durabilityの3倍のshipyard pointsを消費する)。
13.4.1 JAPANESE SHIP PRODUCTION  
すべての艦船の完成までの日数は、その日数がその艦船のdurabilityの10倍よりも多いと、自動的に1日分減少する。この自動的な日数の減少に際しては、shipyard pointsが消費されない。
完成までの日数がdurabilityの10倍以下になると、 ふつうの速度での建造を指示された艦船は、残り日数を一日減らすのにdurabilityと等しい数のshipyard pointsを消費する。至急建造を指示された艦船では、残り日数を二日分減らすのにdurabilityの3倍の数のshipyard pointsを消費する。
完成までの日数がその艦船のdurabilityの10倍より大きく30倍よりは小さい艦船に対しては、至急建造を指示できる。至急建造では、完成までの日数を(shipyard pointsの消費なしで減らすことのできる一日に加えて) もう一日余分に減らすことができる代わりに、その艦船のdurabilityと等しい数のshipyard pointsを消費することになる。
実際に建造が始まる以前でも、完成までの日数がその艦船のdurabilityの30倍より小さくなると、至急を指示することができるようです。商船や小艦艇には、開戦時に完成までの日数がその艦船のdurabilityの30倍以上あるものが少なくありません。しかし、至急建造の最優先の対象である空母には30倍以上のものはありません(CVL伊吹は開戦日のみ30倍+1)。前回のPBEMでは建造前の至急指定について知りませんでした。でも建造前から至急指定が可能だとすると、どれを至急にすべきか意見の分かれるところでしょうか。
CVL伊吹は小さいし竣工予定が遅いので建造中止。CV信濃は建造コストが高価なので残念ながら建造中止。CV翔鳳、隼鷹、飛鷹、龍鳳は竣工予定が昭和17年中なので、そのまま普通に建造。CV大鳳の至急建造ははずせません。残りの雲龍級CV6隻をどうするか。全部を至急建造すると、雲龍、天城、葛城まではなんとか1943年晩春までには就役できます。しかし、笠置、阿蘇、生駒の3隻は1943年盛夏以降になってしまうので、1943年春以降に多数が就役するエセックス級空母との決戦に間に合うかどうかは、対戦相手がどんな人か、またそのゲームの進み方によって違ってくるでしょう。それと、全6隻を至急建造すると最も多い時期には空母だけで一日938ポイントのnaval shipyard pointsを消費することになってしまいます。これを捻出するには、かなり多数の軍艦の建造中断が必要になり、難しい。




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