2011年11月19日土曜日

日本の貨物船からの改装を考える

Mikeさんという方が日本の貨物船からの改装についてのスレを立てていました。スレ主さん自体の意見は、どうかなという感じもしますが、それに対するレスには学ぶ点が多いと思うので、ざっくり紹介します。
日本側で6ヶ月プレイしてみて、いろいろ新しいことを学んだ。すこし視点を変えて、日本の輸送船について話し合ってみよう。
まずはxAK(貨物船)から。xAKは魅力的だとはいえないが、1942年後半以降に入手できるようになるおもちゃをつかってプレイするためには、xAKを使いこなすことが必要だ。xAKなしでは本土に資源を還送することもできないし、操縦桿を握るパイロットたちがサプライとfuelを使用することもできない。各級のxAKの利点と欠点、改装(convert, conversion)についてみてみよう。
WitP AEが発売された頃、xAKの使い勝手は主に貨物積載容量と速度で評価されていた。このゲームに慣れてから見直してみると、はじめの頃には何の変哲もないと思っていたものでも、独特な使用法がみつかって日本の成功に不可欠だと感じるxAKがある。
以前は気づいていなくて、最近、重要性を認識するようになったのものに、xAKからAK(軍用貨物船)への改装がある。1942年3月31日で日本の上陸ボーナスがなくなり、その後に上陸する日本の部隊のdisruptionはとんでもない値になる。このdisruption値をおさえるための方法の一つはAKをつかって上陸することだ。残念ながら、AKへの改装が用意されている級はそれほどたくさんはなくて、Yusen N 級、Yusen A 級、Kyushu 級、Husimi 級の4つだけだ。改装にはいろいろあるが、すべての級に用意されているというわけではない。
xAKLで、PB(哨戒艇)とACM(機雷敷設艇)に改装できるもの 
To'su 級、xAKLが37隻、PBが34隻、ACMが18隻、PBは12 kt(ACMは10ノット) 、(訳注:To’suの元の日本語の名前は何だったんでしょう?Toとsuの間のアポストロフィーが気になる)
Kiso 級、xAKLが69隻、PBが48隻、ACMが15隻、11 kt 
Ansyu-C 級、xAKLが54隻、PBが34隻、ACMが0隻、14 kt 
この3つをまとめたのは、PBとACMに改装できるから。開戦時には46隻のACMがある。開戦時の規模の防御機雷原を維持するにはあと40隻のACMを改装で用意することが必要になる。
ACMに改装できるxAKLはTo'su 級が37隻、Kiso級が69隻ある。新たに防御機雷原を設ければ、40隻に加えてその分のACMが必要になる。まあ、ぜんぶで60隻のACMがあればいいかな。そうすると、あと46隻のxAKLが残るが、PBに改装するのがいいだろう。この二つの級は小さくて運べる貨物の量もわずかだから、ぜんぶ改装しよう。
ACMとPBへのコーバージョンを二つの級に何隻ずつ振り分けるのがいいか。速度を考慮するのがいいと思う。Kiso PBは10ノットの船団を護衛する。To'su PBは12ノットの船団を、Ansyu-C PBは14ノット(と、もしかしたら15ノット)の船団を護衛する。計算はどうなる?
10ノットのxAKは全部で185隻
12ノットのxAKは全部で350隻
14ノットのxAKは全部で178隻
12ノットの貨物船がたくさんあるから、37隻のTo'su xAKLの全部と、Kiso xAKLのうちの9隻をPBに改装することにしよう。まとめると、37隻のTo'su xAKLをPBに、Kisoのうち9隻をPBに60隻をACMに改装する。その結果、 71隻のTo'su PB、57隻のKiso PB、18隻のTo'su ACM、75隻のKisu ACMができあがる。
Ansyu-Cは開戦時にPBが36隻とxAKが54隻ある。Ansyu-CはxAKとしても悪くはない船だが、PBの保有数が多すぎて困ることはない。最終的に何隻を改装するか決めてはいないが、たぶん半分以上はPBに改装することになりそうだ。
xAK から AK への改装
上述したように、AKに改装できるのは以下の4つの級だ
Yusen N 級 56隻、15 kts 
Yusen A 級  7隻、18 kts 
Kyushu 級 32隻、18 kts 
Husimi 級 25隻、14 kts
Yusen S 級 10隻(AKに改装済み)、18kts
これらの中にはxAKのままの方が役に立つと思われるものもある。
Yusen N 級は、貨物と同時に300トンの液体を輸送できる2つの級のひとつだ。私はこの級のxAKでoilやfuelを本土に輸送するのが好きなので、改装は問題外だ。
Kyushu 級は、貨物と同時に300トンの液体を輸送できるもう一つの級の貨物船なので、Yusen N 級と同様に改装はしないでおこう。
Yusen A 級とHusimi 級がAKへの改装の候補として残る。残念なことに、Husimi 級は、日本にとって切実なARへの改装にも必要になる。ASへの改装が必要になるかもしれないが、多分そうはならないだろう。Husimi 級のうち10隻をARに改装すると残りは15隻で、それとYusen A 級の7隻をAKに改装することにしよう。Yusen S 級の10隻は開戦時にすでにAKへの改装が済んでいる。
AR(工作艦)への改装
ARは開戦時に2隻しかなく、建造中・建造予定のものもない。ARは艦船の修理に重要なので、10隻は改装したい。記憶通りなら、改装に180日かかったと思う。ARに改装できるのはHusiki 級とKyushu 級だけだが、Kyushu 級は液体燃料の輸送能力があるので、ARにするのはもったいない。
TKへの改装
これは考えるまでもない。タンカーの数が多いほど、oilとfuelを望むところに速やかに輸送できる。連合軍の魚雷が効果を発揮し始める時期になると、なるべくたくさんのタンカーが欲しくなるだろう。戦標船はタンカーに改装できる。最初に改装可能になるのはSTD-C(訳注;余談ですが、STDと書いてあるとまずはsexually transmitted diseaseを想起してしまいます)で、その後、ほかのものも改装できるようになる。戦時標準船にはSTD-AからSTD-Eまであって、STD-Aが一番大きく、STD-Eはドラム缶に小さな発動機をつけたようなもんじゃないかな。AからCはぜんぶタンカーに改装する予定で、順調に行けばCは改装しないかもしれないが、AとBは全部改装することになると思う。
AKV(航空機輸送艦)への改装 
AKVは飛行機を船で輸送する際に使う。多くは必要ないと思うが6隻だけAKVに改装しようと思う。なぜ6かって?いい質問だ。6隻あれば一度に2個のdaitaiやsentaiを輸送することができる。もしあなたが一隻の船でdaitaiやsentaiを輸送しているようなら、3つのchutaiに分割して3隻の船で運んだ方がいい。連合軍潜水艦にツキがあった時でも、部隊ぜんぶがいっぺんに海没してしまう事態を防ぐことができる。AKVに改装するならなにを選ぶ?Lima 級とAden 級の二つから選択できる。Lima 級は46隻とAden 級は189隻あって、ともに働き者だ。どちらでもいいが、Lima 級は14ノットで12ノットのAden 級よりすこし速い。船で飛行機を運ぶ時には、なるべく早く目的地に到着してほしいので、私ならLima 級を選択したい。
AKE(給兵艦)への改装 
AKEは重要だ。開戦時にも何隻かあるが、なるべく早く追加のAKEを改装し始めることをお勧めする。解放した地域が広くなるにつれ、連合軍の反抗発起点に近づくことになる。艦船は砲撃しなければならなくなるし、速やかな弾薬補給が必要になる。AKEはそのために必要だ。BBへの弾薬補給を確実にするために、AKEはなるべく大きい方がいい。9つの級からAKEに改装できるが、その中で一番大きいのはLima 級だ。私はまず8隻のLima 級をAKEに改装する。
AS(潜水母艦)への改装
ASもかなり役に立つ艦種だ。ASは潜水艦の修理を行えるが、major damageはなおせない。これは厳しい制約だ。開戦時には5隻のASがあって、そのほか建造途中のものもある。私はあらたにASへの改装は考えていないが、あなたがもし必要と感じるなら、 Kyushu 級とHusimi 級だけがその候補になる。前述の事情からどちらも改装するのはもったいないと思う。
AV(水上機母艦)への改装
これも役に立つ艦種だが、開戦時の所有数は(KamoiとChitoseとChiyodaを除いて)6隻と少ない。開戦後に就役するものもある。AVに改装できるのはKyushu 級とHusimi 級だけで、やはり改装するのはもったいないと思う。
AMc(掃海艇)への改装
開戦時にTo'su 級のAMcが28隻あり、開戦後に就役するものもあったはずだ。To'su 級とKiso 級からAMcへと改装することができるが、他の艦種への改装の方が重要だと思う。私は手持ちのAMcだけでなんとかするつもりだ。
AD(駆逐艦母艦)への改装
ADへの改装はとても有用だ。わたしはこれを実施しなかったが、ミスだったとを後悔している。開戦時には4隻のADがある。次にプレイするなら8隻はADに改装しようと思う。なぜか?ADにはPBを含めた多数の小護衛艦艇の修理能力があるから。マップ上のあらゆる地点に護衛艦艇を配置することになるだろうが、健全に活動してくれるならその方がいいに決まってる。ADはDDと小護衛艦艇の修理ができて、特に小護衛艦ならmajor damageも修理できる。小護衛艦というのは、DE, APD, DMS, DM, AVD, E, TB, KV, PF, PB, PC, SC, AM, ML。小艦艇というのは、PB, PC, SC, AM, ML, HDML, MGB, 
YP, YMS, AMc。プレイする時にはこのリストを表示するようにしている。ADを賢く使えば、こういった小護衛艦艇を健全にたもつことができる。なにをADに改装しようか?Ehime 級がADに改装可能だ。開戦時に58隻ある中型の貨物船で、ADに改装する余裕があるだろう。改装すれば、その結果に満足すると思う。
AGへの改装
AGへの改装を実施したことはないが、実はすべきだったと感じている。AGは小護衛艦と小艦艇の修理ができて、特に小艦艇ならmajor damageもなおすことができる。AGは駆逐艦の修理ができないADみたいなものだ。開戦時には4隻のAGがあるが、わたしのAGは出航することがなかった。なぜかというと、わざわざAGについてマニュアルを読んだりしなかったから。大きな誤りだった。ADとAGのできることが何かを知れば、最初に想い浮かぶのは「ADを用意できるのに、なんでわざわざAGをつくる必要があるの?」ってことだと思う。じつは、小さなxAKやxAKLでAGに改装できるものは多い。小護衛艦や小艦艇が頻繁に出入りするような場所、南方資源地帯のあちこちにあるoilやresourceの産出地点でAGは真価を発揮する。何カ所になるか数えてみたことはないが、それらの場所にAGを一隻ずつ配置したいと思う。何隻をAGに改装するかは、そういった地点が何カ所あるかによる。AGに改装できるのはEhime 級、Gozan 級、Miyati 級、Kasu-D 級(訳注:この名前もどんな日本語に由来するのか不思議)、Daigen 級で、Ehime 級だけはAGに改装するつもりはないが、残りの4つの級はどれでもよいだろう。
素晴らしいスレを立ててくれてありがとう、Mike。スレの趣旨からははずれるかもしれないが、ゲーム開始時に始めたKisoのxAKからACMへの改装が終わったら、To’su 級ACMはお役御免にしたい。不要になったTo’su 級ACMの一部はAMcに、残りはPBに改装したいと思う。既存のものと将来敷設する予定の防御機雷原とを維持するのに充分な数だけKiso ACMを揃えることができれば、燃料搭載量は充分なので残りのKisoはAMcやPBとしてつかいたい。護衛やパトロールとして使わなくても、緒戦期に早期警戒用のピケットしてつかえる。
日本側のfuel輸送能力は充分だから改装に関してはoil, fuelの輸送を顧慮する必要がないと思っていたので、Yusen-NのAKへの改装に関するあなたの意見には驚いた。あなたの意見を読んで、これからは情勢の変化を観察して改装するようになると思う。ものごとをちゃんと機能させるのは難しいし、ほんとに日本側は奥が深い。
4000対1700で、航続距離という点ではKisoはTo'suよりも優れている。それなのに考え込まされてしまうのは、最高速度の1ノットの違いだ。もしKisoが12ノット出すことができさえすれば、To'suの肩代わりをさせるのに。速度以外の点ではすべてKisoの方が優れている。
正直なところ、私は日本の液体燃料輸送能力についてよく分かってはいない。
私が知っているのは史実のみで、日本は充分ではなかった。改装がありがたいのは、変更可能だということ。数週間あれば元に戻せる。resourceとoilの両方をいっぺんに輸送できると言う点で、Yusen N級とKyushu級は私のお気に入りだ。この二つの級の輸送船は、oilが少量、resourceがたくさんあるような地点からの輸送にぴったりだ。この場合、TKを差し向ける必要がなくなる。
私もあなたの意見に賛成だ。Kiso PBのASW値は3もあるのに、1ノット足りないのがね...
AK-tの改装についてはどう思う?親切にもNYG59さんがAK-tの改装についての彼の考えを私にメールしてくれたが、兵員輸送に柔軟性をもたらしてくれるものなので私は彼の案にとても満足している彼の考えというのは、
Ehime級とAkasi級とToho級xAKのすべてとAden級のxAKのうちの半分をAK-tに改装する。本土の資源輸送船団の設定をした後で、改装予定のAKを改装を実施する港に移動させる。移動先の港は各級のAKのうちの改装予定の隻数によって決める。第一ターンはいろいろとやることがあって時間がかかるが、最初に整理しておくと後々役に立つ。
ありがとう、Mike。ところで、資源積み出し港ごとにAGを配置するなら20~30は必要になる。フィリピンやニューギニアを含めなくとも、ジャワ、ボルネオ、パレンバン、シンガポール、ダーウィンの北側の港などだけでも15は必要だ。これらは開戦時に日本領ではないが、獲得することが必要な地域だ。
わたしは Ansyu-C xAKをぜんぶPBに改装してしまった。14ノットは護衛にちょうどいい。船団が護衛艦艇の到着を港で待つ回数と、resource輸送用にAnsyu-C xAKLの小さな船倉分が足りなくて困った回数とを比べてみよう。
開戦後6ヶ月たつが、-t conversionにはまだ手を染めていなかった。でも考えなければならないね。本土に輸送をもつ兵員がたまり始めている。-t conversionを利用すれば、輸送が容易になるだろう。
私は開戦初日から本土の港にいるxAKを-t conversionしている。-t conversion後、サプライと兵員を乗せて各目的地に散って行く。同じ級のxAKは、余裕のある時に-t conversionするようにしている。たくさんAARを読んだ経験では、乗船待ちの一日は取り返しのつかない一日になるような気がする。-t conversionについてミスるとすれば不足するより多すぎたということの方がいいと思う。
Mike、きみの労作に同感だ。でも感想を述べてもいいかな、複雑に考えすぎてないかい?
日本側をプレイすると、xAKが多すぎるということにはならないが、余裕があるのは確かだ。私を含めたプレイヤーの多くが、xAKのうちの半分から3分の2は遊ばせているとのことだ。実際、日本側プレイヤーの中には新造艦が竣工間近になったら建造を中断して、xAKの洪水を防ぐようにしている人もいる。
直感に反していることは分かるが、これが現状だ。あなたが書いたほどには、効率を追求しなくても大丈夫。効率を最大限に追求したとしても、あるxAKへの魚雷命中というような事件を避けることはできない。そんな時にはTFの構成を完全にやり直す?私ならそうはしない。
もういちど、労作に感謝する。そして、新たに日本側をプレイしようという人に大声で伝えたいが、思っているほど難しくはないよ、ホント。
Mike、あなたの意見におおむね賛成だ。
Husimi 級とKyushu 級の300トンの液体輸送能力はすてきだ。でもよく考えてみると、300の有無で一財産こしらえられるわけでも破産するわけでもない。Kyushu 級はARに改装できる希少な級の一つで、ARは全く足りない状態だ。Husimi 級でもいいとは思うが、私は速度にまさるKyushu 級をかいたい。
Husimi 級をAVへ改装するかどうかは、あなたの水上機の使い方による。Jakeとともに使えば素敵な早期警戒網になるし、日本には周辺の飛行場にあてるほどの数の整備部隊がない。水上機ならその能力を行かせる。史実でも水上機はそのように使われた。
私の考えは以下の通りだ。
AKE 
AKEについては、Mike、あなたの意見に全く賛成だ。主要戦域ごとに1~2隻、特に大きな艦船の砲弾補給ができる港が周囲にない蘭印と南太平洋には必須だ(トラックは位置が良くないので勘定に入れないことにした)。
私のゲームでは3隻を改装し、あと3~4隻が改装終了目前になっている。AKEの素晴らしいのは、空母の航空兵装を爆弾・魚雷ともに補充できる点だ。
AKV 
AKVに改装にするだけの価値があるかどうか私は疑問に思う。AKVとAKの差は、到着時に飛行機がすぐに使える状態かどうかだけだったと思う。大した違いはないように感じる。
AD 
ADは大戦後半より前半の方が重要だ。ADは駆逐艦の魚雷を補給できることが大きな利点で、駆逐艦の水上戦闘の機会を増やすことができる。ゲームが進むにつれて、水上戦闘の機会は減り、ADは色あせてゆく。それでも数隻はADに改装するつもりだ。
AG 
AGは日本海軍の取り柄の一つだ。AGは役に立たないという一般的な見方と同様に、私もはじめのうちはAGのことを見過ごしていた。しかし調べてみてAGの役割がわかった。AGはSCやPCやPBの弾薬補給をし、爆雷も補充してくれる。私はASW TFの基軸となっている港ごとに少なくとも一隻のAGを配置し、簡単に沈没してしまうので予備も用意してある。AGをASW用の拠点に配置せずにどうやったら済むのかわからない。
AR 
ARには3~4隻を改装し、規模7より小さな港に配備したので、軽度のmajor damageを修理することができた。ふつうに使っていても機関にmajor damageが生じることが通例だが、ARはその1~2ポイントのmajor damageをどこの港でも修理できるようにしてくれるので、艦船は常に最適な速度で航行でき、修理用造船所に行く回数も減る。
PB 
わたしはターン1からPBへの改装を始めているし、PBの数が多すぎて困るような事態にはならないという点には全く同感だ。私が現在プレイしているPBEMでは日本の周囲を多数の連合軍潜水艦が取り囲んでいて、いまのところこの小さな艦船が最善の防御策だ。魚雷が一本命中すれば97%は沈没なので、PBはたくさんないとだめ。
AS 
前線に近い基地で魚雷を補給するために数隻をASに改装した。たくさんの潜水艦を活動させているが、戦闘艦を仕留めたことはあまりない。潜水艦には南太平洋の通商路上でコンボイを狙わせたい。兵員を殺すには、上陸後より乗船中の方が簡単だ。ASの数が多ければ、潜水艦の回航・補給に要する時間を減らして、パトロールの期間を増やすことができる。
AV 
いまプレイ中のゲームでは、離島で対潜哨戒飛行隊の水上機を運用するために数隻をAVに改装してみた。貴重なBase forse(根拠地隊)を配置しなくても、小さなAVがあればどんな根拠地でも対潜哨戒の拠点とすることができる。
AMc 
AMcに関してはあなたの意見に賛成だ。あらたにAMcに改装する必要を感じない。
TK 
正直なところ、タンカーに改装できる貨物船があるとは気づいていなかった。タンカーの数が足りないためにoilとfuelが貯まり過ぎている拠点があるので、良く見直してタンカーへの改装を始めたい。
潜水艦は港にASがいないと燃料の補給もできないような気がするけど?
潜水艦は港にfuelがありさえすれば燃料を補給することができる。また砲や対空砲の弾薬もASなしで補充することができる。ASの役割は、限定的ではあるが故障を修理することと、主には魚雷の補充だ。
連合軍側ばかりをプレイしている者の視点で意見を述べると、
改装可能なものはみんなAKE, AD, ASにしてもいいんじゃないか。こいつらは、重爆で撃沈しようと常に狙っている船だ。こいつらを沈めるためなら何でもするつもりだ。連合軍側プレイヤーの多くが同じように考えていると思う。なので、これらの艦種については、多すぎて困ることはないだろう。日本側プレイヤーは1943年後半以降、爆撃の危険で前方の港には危険で停泊させられなくなる問題に直面する。これらの艦種は移動が可能だから、弾薬や魚雷の補給を前進基地で実施可能にしてくれる。
ACMについては悩まないつもりだ。このゲームの防御機雷に対するみんなの評価は高すぎる。効果を発揮しないことが多いし、簡単に掃海されてしまう。もしPBに改装できるのなら、私ならACMからPBに改装してしまう。日本は連合軍潜水艦の脅威を多数の護衛艦と対潜哨戒機で無力化できてしまう。PBが潜水艦を沈めることはほとんどないが、潜水艦に商船ではなくPB自身を狙わせるという、重要な役割を果たしてくれる。護衛艦が多すぎて困ることは決してないだろう。
連合軍側からの見解を示してくれてありがとう。でも、ACMについての意見には同意しかねる。機雷原は上陸侵攻を防いではくれないが、幸運にも触雷すれば小艦艇は沈むし、主力艦でもダメージで戦線離脱・修理のための回航を余儀なくされる。ACMと機雷原に期待するのは、敵艦を沈めることではなくて、連合軍潜水艦が港のヘクスに居座らないようにすること。いまやっているPBEMでも、すでに数隻の連合軍潜水艦がパトロール中に港のヘクスに入り込んで機雷で沈んだ。
防御機雷の意義については、わたしも同じ意見だ。前線(後方でも同じかも)の港を覗きに来る潜水艦を阻止する点で、計り知れない価値がある。これまでに数隻の敵潜水艦が機雷で沈んだという報告(本当に沈んだかどうかは定かではない。でも誰が真実を知っていようか)を受けている。可能な限り、ACMで機雷原を維持することは意味のあることだと思う。その他の点では、連合軍側の見方は的を射ている。敵の飛行場の近くに艦船を停泊させない大きな理由だね。
ACMに関していえば、既存のものと敷設予定のものの維持に最低でも64隻は必要だ。ACMが切実に必要になるかどうかは連合軍側プレイヤーの潜水艦作戦の動向に依存しているが、ACM自体は対潜作戦計画と港の防衛の重要な手段だと思う。日本側の対潜作戦の主な手段としては、機雷原、対潜哨戒飛行隊、護衛艦、船団の航行経路の工夫の4つがある。この4つのうちのどれが欠けても、ベストを尽くしたことにならないと思う。他の艦種が必要になった時にはACMから改装できるという選択の自由もあることだしね。
敵艦船が触雷することもあるだろうが、機雷原が護衛艦の建造に匹敵するほど商船の助けになるとは思えない。
やり手の連合軍プレイヤーは潜水艦を防御機雷のある港のヘクスに侵入しないようにしている。連合軍の潜水艦作戦の欠点は、商船がよく護衛されていると、攻撃の半分は商船ではなく護衛艦に向けられてしまうことだ。これがあるから、護衛艦の大量建造の方がACMの建造よりましなわけだ。
防御機雷が意味を持つのは連合軍が侵攻しようとしている港においてだけだ。上陸侵攻の回数はそれほど多くないし、連合軍にはとてもたくさんの掃海艦艇があるから、機雷原の威力もたった一日で効果を失なってしまう。
私のPBEMの対潜相手は、できるだけ多くの艦船を護衛艦に改装し、対潜哨戒機と組み合わせることで、連合軍の潜水艦の脅威を単にうっとうしいという程度にまで減らすことができている。したがって、もし私が日本側をプレイするならACMよりPBを選ぶ。
スレ主さんのAKについての意見に対する感想だが、改装しない理由はないと思う。AKはxAKよりずっと使いでがある。適切な状況で使えば、AKはxAKよりずっと速く荷下ろしができる。まだ1942年6月くらいまでしかプレイしていないのなら、前線の港にfuelを輸送する醍醐味を知らないだろう。素早く到着して、素早く逃げ出すのが肝心で、xAKやTKよりもAKの方がずっと速くこなしてくれる。
前線の基地でも、ACMやPBや潜水艦に給油するために燃料が必要になる。燃料切れになるとengine damageが1ポイントずつ増えるので、母港まで26ヘクスあるのに燃料が19ヘクス分しかないなんて時に、前線の基地のわずかな燃料の有無が、TFや潜水艦が母港まで無事に帰り着けるかどうかを決めることもある。
WitP AEのARは素のWitPのARほど有用だとは思わない。私はARを潜水艦の基地に配備してある。このゲームのコードは、1ポイントのengine damageでもパトロールを中断して港に係留させてしまうので、本土まで回航しなくてもいいように、そうしている。
-t conversionについてちょっと考えてみた。
AKに改装する目的は一つ、上陸侵攻か兵員の輸送だ。それなら、すべてのAKを-t conversionしてみてはどうだろうか。
大戦中盤から後半のxAPと兵員輸送能力不足から、私はAKをすべて-t conversionした。AKに改装できるxAKはすべてAKに、すべてのAKはAK-tに。
AKに改装したものはすべて、xAKに比較して速いというAKの荷下ろし能力を発揮する。積載能力が低下するという欠点はあるが、積み卸しが速い方がずっと有用だ。
「積載能力が低下するという欠点」があるので、AKに改装できるxAKをすべて改装することに躊躇してしまっていた。荷下ろしが速くなることは考えてみなかった。
他の人もいっているように、使い方の問題だと思う。AKはより前線近くでresoureceやサプライや兵員を輸送するように使っている。
シンガポールから上海といった大きな港から大きな港へresourceを輸送するような場合には、dockの容量もたっぷりあるし、積み卸しの速度は重要ではない。xAKからAKへの改装は洗濯みたいなもので、xAKの積載量が多い点を考えれば不必要でさえあるかもしれない。
砂浜や小さな港といったnaval supportの乏しいところで積み卸しをするなら、AKへの改装だ。手持ちのxAKはぜんぶAKにしちゃっていい。
砂浜での荷下ろしのスピードは(訳注:amphibious TFが敵地に上陸する場合)
AKは1ターンに600ポイント 
xAKは1ターンに250ポイント
4以下の規模の港での荷下ろしのスピードは (訳注:amphibious TFの場合)
AKは1ターンに300ポイント 
xAKは1ターンに125ポイント
日本の緒戦時ボーナスは1ターンに1200ポイント
日本はAKを重宝することになる。私は全部AKに改装するつもりだ。
もしかすると、その数字は逆になってない?味方支配の規模3以下の港に降ろすよりも、砂浜に揚陸する方が2倍も速いなんて信じられないけど。
いえ、まちがってはいません。マニュアルからひいた数字だからねl(訳注:6.3.3.3.2 AMPHIBIOUS UNLOADING)
この数字は正しいと思う。経験上、港の規模が荷下ろしの速度にはっきりと効果を発揮するのは規模5以上くらいになってからだ。なので、わたしは港を拡張する時は5以上まで拡張することにしていて、そのつもりがない場合には一切拡張しないことにしている。弾薬の補充についてみても、意味のある最小規模は5だと思う。
結局は、どの港がよく使われることになるかによるのだろう。
ブルネイとタラカンとバリクパパンは三つとも拡張する価値があるし、shipping unitを配置してもいいと思う。パレンバンやスラバヤはもちろんだ(訳注:shipping unitに含まれるnaval support deviceは兵員とサプライの積み卸しを促進する効果があるのですが、oil, fuelの積載には効果がありません。なのでボルネオ島・スマトラ島の油田のあるこれらの港にshipping unitを配置するのは意味がないと私は思います)。シンガポールは開戦時から充分に大きい。マレー半島とタイとビルマのoilとresourceはいずれシンガポールかバンコクに集まってくる。モールメンやラングーンも船を送ることが危険にならないうちはいい港だ。私は高雄港を輸送船団の中継拠点としているから、高雄も拡張する価値があると思う。
WitP trackerが1.9になると、燃費・積載量も含めた商船一覧表が付属するよ。Fuel_mil.jpg (←必見)
商船の改装に関する私の感想
  • To’su 級、Kiso級はともにぜんぶ、ACM、AMc、PBに改装しました。今回このスレの内容を確認しながら読んで気づいたのですが、To’su 級はPBが12ノットで、ACMとAMcは10ノットと速度が異なるんですね。
  • ACMが必要かどうかは、スレ中でも意見が出てましたが、対戦相手の出方によるのだと思います。ずうずうしく港のヘクスに居座る潜水艦には困ったものなので、私はACM必要派です。現在62隻。
  • AMcは不要という意見もありますが、これも相手の作戦によるのではないでしょうか。私の現在プレイしているPBEMの相手は、日本側の港の周辺にすでになんどか機雷を敷設しているので、必要と感じています。AMcへの改装をしましたが、今数えてみると合計42隻もあるので、これは多すぎたかも(でも再度他の艦種に改装も可能なのでいいかな)。あと、未経験なのですが、大戦後半の航空機から投下される機雷はどんな感じなんでしょうね。
  • AKに改装できるxAKはすべてAKに、AKはすべてAK-tにという意見に私も同感です。
  • AKEへは、Lima 級xAKの11隻を改装しました。Reluctant Admiral modをプレイしているので開戦時にAKEガ4隻あるのですが、合計15隻。でもB-17の爆撃ですでに2隻損傷しているので、このくらいあってもいいかなと感じます。
  • AVを前線の基地に配置して水上機に哨戒させるという意見がありますが、爆撃の被害などで沈められそうでその気になりません。いまAVを配置しているのは豊原と稚内。シンガポールと蘭印が落ち着けば、そのあたりの対潜哨戒用にもつかうつもりではいますが。
  • AKVは全く必要を感じません。ふつうの貨物船xAKで充分に用が足りるでしょう。
  • AGが役に立つ艦種だということは、私も知りませんでした。ASW用の艦艇に爆雷を補給するには、Type 2 DCのrearm costが500なので、最初からAGとして建造されたKinesaki 級AG(cargo capacity 355)と、それからごく小さなKiso 級改装のAG(cargo capacity 790)以外は、どれでも用が足ります。規模5の港でもnaval supportが40ないと足りないので、たしかにAGは役立ちそうです。このスレを読んでからDaigen 級xAKをAGに改装し始めました。どうせ港にdisbandして使うのですから、速度10ノットと遅いDaigen 級を選びました。
  • 最後にでてきたTrackerの一覧表の中にはCargo/(F/M)という燃費の値が表示されていて、とても有用です。Cargo/(F/M)= CargoxMile/Fuelなので、1トンのfuelで貨物(固体貨物と液体貨物の合計)を何トン・マイル運べるかという数値のようです。したがって、この数値が大きい船ほど燃費がよいことになります。この表でいちばん燃費がいいのはTonan Whaler 級です。やはり商船は大きい方が有利なのかな。これまで燃費に注意を払ったことがなかったので、この表をじっくり眺めながら、シンガポール・蘭印平定後の輸送船団の構成について悩んでみようと思います。

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