2012年7月11日水曜日

Intelの利用法

昨日のエントリーで紹介したCVL翔鳳の火災は一日で鎮火しました。昨日はラバウル港のNaval Supportの方達に失礼なことを書いてしまいましたが、大きな港の消防隊の能力を再認識させられました。さて、Inteligenceについて議論したスレを二つ紹介します。まずはIntelというスレで、全般的な内容。私は日本側ばかりでプレイしているので、連合軍側がどんな情報を得ているのか勉強になりました。
(1)、Intelについてお役立ちのスレはある?(2)、日本側のIntelは連合軍側より劣る?長いこと連合軍側をプレイしていないけど、Intelが報らせてくれるのは「どこどこ地点に部隊が駐屯している」みたいなものだってことは知ってる。日本側は役にも立たないradio transmission情報を得るだけ。しかも、艦船の沈没に関してIntelはだめだめ。これらに関するご意見を承りたい。
(1)、役立つスレについては知らない。(2)、日本のIntelから得られる最良のものは"Heavy radio traffic in Los Angeles"なんで、日本側にはIntelなんて存在しないも同然と言ってもいい。
日本のIntelは、たしかにひどいよね。"heavy volume of radio traffic"っていうのは、かなり大きなTFのことなのかな?
いろんなことを意味している場合がある。大きなTFのこともあるし、漁船かもしれないし、ガセネタかもしれないし。日本側のは宝くじみたいなものだ。気をつけなければならないのは、radio signalがありそうな経路をたどっているとき。つまり、それらしいスピードで、それらしい方向の場合。その場合には、敵のTFである可能性が高い。
私はIntelのリポートに半分も目を通していないな。ほとんど役に立たないから。
だいたいはその通り。でも、私の現在進行中のゲームでは、大きな上陸船団がマーシャル諸島に向かっていることを、哨戒圏に入る3日も前にIntelが報らせてくれた。時には役に立つこともある。20回に一回ぐらいだけどね。
全く役に立たないというわけではないということに気付いたが、それでも紅茶の葉占い(訳注:ぐぐってみるとこういう占いがあるようです)みたいなものだ。Saipan Naval Fortressがサイパンに駐留し続けているのが分かるのもいいこと。ときどき役に立つこともあるけれど、干し草の山から針を見つけ出すようなものだ。私が一番問題に思うのは、史実で収拾されていた情報をちっともシミュレーションしていない点だ。日本は航路分析や電波の方角分析に優れていた。連合軍にはそれらに加えて、暗号解読があった。このゲームは、史実の指揮官たちが情報部門から入手していたほどの情報を与えてはくれない。私たちが史実の指揮官たちよりも知識が豊富な点を相殺するためにそうしてあるのだと思う。例えば、第二次ソロモン海戦は遭遇戦ではなかった。両軍とも海上に敵がいることを知っていて、脅威に対処するように動いた。
“Radio transmissions”はその根拠地のDL(detection level)が上昇したという意味。 "heavy volume of radio traffic"というのはDLが1以上上昇したという意味(訳注:これは違うんじゃないかな)。
それは知らなかった。素晴らしい情報だが、どうやって分かったの?経験?いつぞやのアップグレード・ノートに書かれていた?
試行錯誤で探り当てた。
先日、根拠地でないヘクスに"Radio transmissions detected"があって、そのヘクスに敵のTFのアイコンをみつけた。マウスカーソルをそのアイコンにあてても、それ以上の情報は得られなかったが。
これは素敵な仕様だね。対象のヘクスが地上ならTFのLCUがみつかることもあるし。
DLが1だとTFのアイコンだけが表示される。さらに詳しい情報を得るには、DLがもっと高くなければならない。これに関してもFOWが働いているので、その点にもご注意を。
ある一定の期間おいかけ続けるとIntelも役に立ってくれることが、 AARを読むと分かる。ゲームで提供されているIntelは現実に引き戻して考えると生データなわけで、ある期間の情報を蓄積して分析することが必要なんだと思う。時々Intel画面をチェックするだけでは、たいして役に立たないだろう。TrackerのIntel画面はCSVファイルで書き出すことができ、エクセルで処理できる。オーダーに10分余計に時間がかかるかもしれないが、日本側プレイヤーでも貴重な情報を抽出できることがある。
ある根拠地に2つの"heavy volume of radio traffic"が聴取されたら、連合軍のIntelほどではないが、そこに何が配備されているのかが分かることがあり便利だ。洋上での発信源がみつかることがあるが、たいていは重要なTFだ。あと、Trackerをつかうとある根拠地の情報をまとめてみることができるので、分析すればたくさんのことが分かる。その根拠地になにが存在しているのかで無理でも、何がおこっているのかを推測することができる。それに、何が存在するのかはGlenをつかって覗くこともできるし。
「東京要塞守備隊は東京に駐屯している」なんてメッセージも大好き。ありがとう、あたりまえ隊長...
少なくとも、日本の部隊が移動していないことは分かるわけだよね。
このスレの中で「ある根拠地に2つの"heavy volume of radio traffic"が聴取されたら、連合軍のIntelほどではないが、そこに何が配備されているのかが分かることがあり便利だ」と述べている人がいます。これは正確にいうと、ある同一の根拠地に"heavy volume of radio traffic"が2日続けて、うち一日は2回まとめて聴取される場合には連合軍の配備状況が判明するということだと思います。例えば、
SIG INT REPORT FOR Aug 14, 42
Heavy Volume of Radio transmissions detected at San Francisco (218,70).
SIG INT REPORT FOR Aug 15, 42
Heavy Volume of Radio transmissions detected at San Francisco (218,70).
Heavy Volume of Radio transmissions detected at San Francisco (218,70).
ちょうど、昨日と今日の2日続けてサンフランシスコでHeavy Volume of Radio transmissionsが検出されました。するとこんな感じに飛行機の配備状況と在泊艦船が分かります。2日つづけてHeavy Volume of Radio transmissionsが検出されるのは、サンフランシスコ、パールハーバー、シドニーといった重要な根拠地が多いので、少なくとも空母の在泊の有無が分かるだけでも役に立つかなと思っています。
次に、連合軍側の情報戦での有利を少しでも打ち消すための日本側の工夫について議論したConfusing Allied Intelというスレがありました。どんな工夫があるのか下記に紹介します。ただ、このスレについたレスは工夫自体を紹介したものは少なく、こういった工夫がgameyなのかそれとも欺瞞工作として推奨されるべきものなのかに集中していました。PBEMで採用するとしたら、相手の人の同意がないとトラブルの元になるかも。
連合軍のIntelはすばらしく、時には決定打になる。日本側プレイヤーには、連合軍のIntelを混乱させる欺瞞の手法がある。以下にいくつか示すので、他の人のやり方も知りたい。 
--PREPS:日本側が敵の根拠地を対象としてprepを始めると、連合軍にその情報が達する。これを混乱させるため、満州のすべての部隊に敵の根拠地を対象としてprepを始めさせるべきだ。歩兵師団はある範囲にある敵根拠地を目標としてprepを始めさせておくべきだ。そして、例えばSuvaへの侵攻を決定した際には、Suvaにむけてprepしてある部隊を「購入」すればいい。こうすれば、連合軍はこれらの部隊すべてのprep開始についての情報を入手できるが、どれが本当の侵攻を意味しているのか分からない。関東軍の部隊を現在地とは違った場所を対象にprepさせても実害はなく、連合軍のIntelを欺瞞情報であふれさせることができる。 
--コンボイの目的地:連合軍は「Xという部隊がY行きの貨物船に搭乗した」という情報を入手する。これも、以下のようなやり方で混乱させることができる。 
1、コンボイの行き先を目的地の手前の海上に設定する。最後に、目的地に行き先を変更する。こうでもしないと、連合軍は日本の船団の上陸前に準備のための期間を数ターン確保できてしまう。行き先を海上に設定すると、上陸が始まるまで連合軍は情報をえることができなくなる。 
2、コンボイの行き先を、上陸を企図しているのとは別の地点に設定する。そして、実際の上陸地点をwaypointとして指示する。この方法を用いる際にはそのコンボイから目が離せないが、その気になれば本当はトラックに向けて航行中の部隊について「X部隊がパールハーバーに向かっている」なんていう情報を連合軍にもたらすことができる。 
--守備隊の移動:部隊の位置と守備隊の規模についての有用な情報が連合軍にはもたらされる。この対策としては、部隊をつねに動かし続けておくことだ。Intelの報告はそういった動きについてゆけないので、守備隊に関する情報を役立たないものにすることができる。ほかにも何かあるだろうか?
防諜のための別の手段としては、師団を三つに分割してしまうという方法がある。分割された部隊それぞれを、別々の目標にむけてprepさせることができる。連合軍はそのうちのどれが最大規模で、本当の目的地がどこなのかを知ることができない。WiTP AEのトーナメント戦での現在の対戦相手は繰り返しこの手法を用いていて、とても効果がある。コンボイの目的地の欺瞞と組み合わせるとさらに効果的だ。私はほとんど連合軍側しかプレイしないが、雑音の中から真の情報を探し出そうと試みることは、このゲームの最も面白い点の一つだと思う。

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