2013年5月7日火曜日

月影



昭和18年5月18日、インド・ビルマ戦線では昨晩もタイ北部のチェンマイに爆撃機 56機(Liberator GR.III 4, Wellington GR.VIII 6, B-24D1 Liberator 32, B-25C Mitchell 14)の夜間空襲がありました。一個戦隊の二式戦17機が迎撃しましたが、 Liberator GR.IIIを2機撃墜したかわりに、合計11機(A2Aで5機、地上で破壊1機、Ops 5機)の二式戦が失われてしまいました。しかし、来襲した爆撃機の数が少なかったことと、すでに雨季にはいっていてmoderate rainだったからか、飛行場への命中弾はRunway hits 5と少なめでした。飛行場のダメージもサービス施設に36、滑走路に18で、昨日はそれぞれ36、19よりも減少しています。この程度の空襲ならばなんとか耐えることができる範囲内です。ほかにはビルマ東部のラシオに17機(Blenheim VD 11, Wellington Ic 6)、ラバウルに25機(B-17F Fortress 15, B-25C Mitchell 10)の夜間空襲がありましたが、いずれも朝には飛行場施設へのダメージが残らない程度の爆撃でした。
AMc Noshiro Maru #2 shadowed by Allied Level Bomber at 114,138 near Lunga
オペレーショナルレポートを見たところ、ルンガにいた特設掃海艇能代丸が、上空を連合軍爆撃機の影がよぎったと報告していました。なぜルンガに掃海艇がいるかというと、ガダルカナル島のルンガや対岸のツラギにサプライ輸送のコンボイを頻繁に派遣していた頃、連合軍が潜水艦で積極的に攻勢機雷戦を展開していたからです。すでにルンガにもツラギにも5万トン超のサプライが蓄積されたので、今後はコンボイを送る機会もそれほどはないと思います。でも、ずっとTFマークが表示されていれば、あらたに何か別の目的のTFを送っても連合軍の注意を惹かずに済むかなと思って、能代丸にはここにいてもらっていたのです。で、今日のアニメーションの中でこのルンガの能代丸が連合軍の哨戒機をみたのはたしか夜だったような気がしたので確認してみたところ、
AMc Noshiro Maru #2 followed by Allied Level Bomber at 114,138 near Lunga
と図のように表示されていました。この表現なら、見張り員は夜でもきちんと仕事をしているなと感じるだけで、別に変だとは思いません。でも、上記のオペレーショナルリポートの中の”shadowed by Allied Level Bomber”の方は違和感ありです。moonlight 100%の月影さやかな晩だったので、こういう風に表現されたんでしょうか?これまではこの点に注目してみたことはなかったのですが、今後は闇夜に同じ表現がされることがないかどうかに注意してみたいと思います。



2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

shadowには尾行するって意味もあるみたいですね

somali さんのコメント...

それは知りませんでした。

ご教示ありがとうございます。