2014年7月6日日曜日

飛行場の爆撃で船が沈んだ!?

1942年9月21日、中国では今日も日本軍の空襲が続いています。重慶には九七重爆(Ki-21-Ic Sally) 25機が飛来し、飛行場にAirbase hits 1、Runway hits 4の被害がありました。すでに重慶の飛行場は穴だらけなのでこの爆撃自体は気になりませんが、注目なのは重慶防衛戦の森林ヘクスに日本軍31部隊が到着したことです。今日もレドから成都への輸送機は飛んでくれませんでした。やはり成都の飛行場にダメージがあると飛べないようで、中国軍のサプライの状況は最悪です。明日は日本軍の攻撃があると思いますが、とても持ち堪えられるとは思えません。

南でも台湾から温州に定期便がやって来ました。九七重爆(Ki-21-Ic Sally) 20機の飛行場爆撃でAirbase supply hits 1、Runway hits 10の被害です。重慶にやってきた九七重爆も温州にやってきた九七重爆も旧式機で、空襲した部隊の中に新型のKi-21-IIa Sallyや百式重爆の姿はありません。やはり南方へ移動したのでしょうか。

温州東方の東シナ海をパトロール中だったSS GudgeonがDD磯風に見とがめられ、爆雷攻撃を受けました。幸い被害はなく、無事にやり過ごすことが出来ました。コンバットリポートでこのASW戦闘をみると、日本側にはDD磯風の名前しか載せられていないのですが、オペレーショナルリポートには”Previous report of sinking of BB Hyuga incorrect.  Ship sighted and engaged at 91, 59”と報告されています。91, 59というのはこのASW戦闘のあったヘクスです。BB日向は8月20日のモルッカ諸島Babar島沖の海空戦で魚雷1と砲弾1が命中しました。その後どこかで応急修理を済ませ、majorなFltダメージ(魚雷による破孔)修理のため本土に回航される途中だったのだろうと思われます。

蘭印ではセレベス島南西側をパトロール中だったSS S-27がDD薄雲に発見され、爆雷攻撃を受けました。幸いこの戦闘でも被害はなく、無事にやり過ごすことが出来ました。コンバットリポートでこのASW戦闘をみると、日本側にはCA鈴谷、三隈、最上、那智、愛宕、CL川内、DD山雲、薄雲、霰の9隻の名前がありました。この中で注目なのはCA最上で”Previous report of sinking of CA Mogami incorrect.  Ship sighted and engaged at 65, 102”ということになります。

連合軍はダーウィンからB-25C Mitchell 30機が2波に分かれてディリの飛行場を爆撃し、Airbase hits 11、Airbase supply hits 1、Runway hits 19の命中弾を得ました。なんということのない戦闘ですが、この空襲でxAKL織殿丸(2050トン、VP3)が沈んだのだそうです。コンバットリポートの記載はこんな感じ、
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Morning Air attack on Dili , at 71,115  
Weather in hex: Clear sky 
Raid spotted at 19 NM, estimated altitude 10,000 feet.Estimated time to target is 5 minutes 
Allied aircraft 
      B-25C Mitchell x 15
No Allied losses 
Japanese Ships 
      xAKL Oridono Maru, and is sunk 
Airbase hits 4 
Runway hits 4 
Aircraft Attacking: 
       9 x B-25C Mitchell bombing from 6000 feet 
               Airfield Attack:  6 x 500 lb GP Bomb 
       6 x B-25C Mitchell bombing from 6000 feet 
               Airfield Attack:  6 x 500 lb GP Bomb 
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2波とも飛行場を爆撃し、爆弾が命中したという記載もないのに、なぜ貨物船が沈むんでしょう?飛行場を狙った爆弾がそれて港の方にいってしまい、たまたま係船していた貨物船に命中することもあり、そんな時にはこう記載されるということなのでしょうか?理由は何にせよ、飛行場の爆撃で船の沈没を見るのは初めての経験です。

東部蘭印の日本側の状況ですが、先述の通り巡洋艦を含むTFはマカッサルを後にし北上して行きました。心配していたWaingapoeへの艦砲射撃はありませんでした。またバンダ海に臨む日本側の主要拠点ですが、マカッサルに113機、ケンダリーに35機、アンボンに90機の戦闘機が配備されていると報告されています。先日までマカッサルに戦闘機が220機もいたのは、CA最上など9月16日のクーパン海空戦での損傷艦が停泊・修理していて、それを空襲から守るためだったのでしょう。それらの出港にあわせて、戦闘機を再配置したのかなと推測します。

ただ、連合軍側から見るとこれら3つの基地のいやらしさの順番はマカッサル>ケンダリー>アンボンで、なんといってもマカッサルが一番です。アンボンなんか放って置いてマカッサルに戦闘機が220機いる方がずっといやです。アンボンの意味はなにかというと、トレス海峡経由オーストラリア北側まわりでダーウィンに向かうコンボイを妨害する位置にあることだと思います。連合軍がポートモレスビーを奪還してこのルートの東側の入り口が安全になっても、アンボンがしっかりしていれば出口を封鎖することができる点がアンボンのうりなわけです。しかしそういう意味ではもうアンボンの旬な時期は終わっています。なぜならチモール島クーパンを奪還したので、連合軍はオーストラリア北側ルートをつかわず、オーストラリア南を経由してオーストラリア西岸沿いにアンボンやチモール島に安全にコンボイを送ることが出来るようになっているからです。旬の終わったアンボン(なお、日本側にしてみれば連合軍がニューギニア西岸を北上してパラオ→フィリピンと攻略されることを心配し、その対策としての意味がアンボンにはあるのでしょう)は今後基本的に放置の方向でゆきたいと思います。ちょうど、ソロモンキャンペーンをしないからラバウルを相手にしないというのと同じです。もちろん、大した被害が予想されない状況であれば、空襲や艦砲射撃を行うこともあるとは思います。またケンダリーには折を見て手を出さなければならないでしょう。

でも、今年中になんとかボルネオ島にたどり着きたい連合軍としては、マカッサルを叩くことがいま一番たいせつ。ということで、あしたも戦闘機の数が113機程度であることをお祈りしながら、ダーウィンで休養していた四発爆撃機をクーパンに移動させ、マカッサル飛行場爆撃を指示してみました。前回のエントリーでは「今日のところは見送ることにしました」と書きましたが、方針変更です。かなりの被害が予想されますが、たとえ30機くらい失ったとしてもマカッサル飛行場を使用不能に出来るのなら悪くはない取引かなと思います。

ニューギニアではブナでDeliberate attackを行いました。素のAVは連合軍が600:日本軍 254。日本側には地形のプラス、準備不足のマイナス修正があり、修正AVは195:195でした。前回は109:231だったのでだいぶ接近した数字になってきました。もっともこの修正AVは運の要素も強いので、はっきり良くなったとまでは言えないのですが。その証拠に死傷者数は、連合軍のdevice7個が破壊され148個がdisabled(負傷・故障)になったのに対し、日本側は16個が破壊され66個がdisabledになっただけでした。お互いの兵力比に見合った数の損害があったわけですから、楽な戦いとはいえません。今日の戦闘で主力の第24歩兵師団、第24独立歩兵連隊に疲れもたまったので、あしたは砲兵部隊による砲撃だけにする予定です。

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