2013年6月26日水曜日

連合軍側港湾の機雷原とACM


開戦時、呉・横須賀・長崎・福岡といった日本側の大きな港には防御用の機雷が敷設されています。連合軍側でも表に示した34の港に防御機雷が敷設されていました。このゲームでは港湾防備用の機雷原の維持にACMというタイプの船の存在が必要なのですが、Trackerで連合軍の機雷原のリストをみると、ACMはたったの6隻だけ。これには少し驚きました。復習のためにマニュアルをみてみると、
6.6.1.2 MINEFIELD MAINTENANCE:  機雷原の機雷数は時間とともに減少するが、Minefield Tender ships(訳注:機雷原母艦とでも呼ぶべきか)によって維持することができる。
6.6.1.2.1 MINEFIELD DECAY. 深海ヘクスの機雷の数は一日に33%、浅海ヘクスの機雷の数は一日に5%減少する。自軍の支配下にある規模1以上の港の防御機雷は一日に1%減少する。
6.6.1.2.2 MINEFIELD TENDERS.  機雷原母艦(このゲームではACMタイプの船)は機雷原の機雷の減少を防ぐ能力をもっている。1隻のACMは150個までの機雷を自然減からまもることができる。複数のACMが協力するとさらに多くの機雷のお世話ができる。機雷原のお世話をするには、ACMがその港にdisbandされていなければならない。TFに含まれて港に停泊しているACMは、その港の機雷原のお世話をすることができない。
と記載されています。これから日本の上陸侵攻を受ける東南アジアの港には1隻もACMがいないので、毎日1%ずつ機雷の数が減ってしまいます。東南アジアの港はいずれにせよ占領されてしまうのでやむを得ないとしても、アメリカ西海岸やオーストラリアの港の機雷原はこのままの数を維持したいところ。しかし建造中のACMタイプの船の就役は、もっとも早いもので65日後で、また大戦の全期間を通じて12隻しか就役しません。これではとても足りないので他の艦種の船からACMへの改装を考えたいところですが、ACMに改装できる艦種はYMS(軍港内用の掃海艇)というタイプの船だけでした。しかも現在就役中のYMSは1隻もなく、建造中のYMSでもっとも就役の早いもので91日後。つまるところ、連合軍側は港湾防備用の機雷原の維持に気を使っても仕方がないということのようです。日本側を持っていた時には、パトロールに派遣した潜水艦が、連合軍側の港のヘクスに入り込まないようかなり注意していましたが、緒戦期は別としてあまりその必要はないのかもしれません。また連合軍側としてプレイする際には、配給される機雷のほとんどを攻勢機雷戦用に振り向けた方が良さそうです。

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