2013年6月8日土曜日

彗星と流星のどちらを選ぶか


Late war japanese DBs. Choices and evaluationというスレで、大戦終盤の空母艦載機として、彗星と流星のどちらを選ぶかという議論がされていました。私は、彗星よりも流星の方が文句なく上だと思っていたのですが、スレ主さんの、空母の搭載している魚雷の数がそれほど多くないから選択の余地があるという指摘に感心します。彗星、特にD4Y4は特攻機だからつかえないだろうと思って、彗星系列のR&Dはとうに中止してありますが、自らの不明が悔やまれます。大戦終盤の空母戦の経験者の意見が載せられていてとても勉強になったスレなので、紹介してみます。


うちのゲームでは、陸上攻撃機と空母搭載の艦爆・艦攻の機種を選択するという重大な決断をすべき時期が迫ってきた。艦爆はどうしてる?まだ浮かんでいる空母にはどれを載せ、陸上基地では何をつかう?選択肢は流星と彗星四三型(D4Y4)だ。流星は急降下爆撃機に分類されているが、normal rangeだと雷撃が可能で、extended rangeだと250kg爆弾を2発搭載できる。D4Y4はnormal range(6ヘクス)だと800kg爆弾がつかえて、extended range(8ヘクス)でも500kg爆弾を搭載できる。ちょっと見には流星の方が優れているように感じるが、大戦も終盤になると250kg爆弾は見劣りがする武装だ。他方、日本の空母の搭載魚雷数はかなり少ないので、搭載されている天山が一回出撃しただけでも魚雷庫は空っぽになってしまう。800kg爆弾は航空魚雷よりもずっと有効で、extended rangeで考えても500kg爆弾ならアメリカの空母に容易にダメージを与えることができる。私は、空母には彗星(D4Y4)を搭載し、流星(速いし航続距離が長いし)は陸上基地の部隊用につかうことにする。みなさんはどう思う?


急降下爆撃機としてつかうと、流星は800kg爆弾を搭載できなかったっけ?雷撃も急降下爆撃もできる流星の方が2機種の中では状況に応じて柔軟につかいやすいと認識していた。帰宅したら、確かめてみよう。あと、彗星ならService rating 1のD4Y3の方がいいんじゃない?


Trackerによると流星は魚雷か250kg爆弾2個かのどちらかで、800kg爆弾を搭載できない。できるといいんだけどね。またD4Y4もSRが1だから、彗星系列の中でいちばんいい機種だ。防御機銃は装備してないけど...でも急降下爆撃機はいずれにせよ戦闘機が護衛に失敗したらやられちゃうから、防御機銃の有無なんて誰も気にしないよね。


最高速度や航続距離を別にしても、私の選択はD4Y4の方だ。爆弾搭載量という点では流星に匹敵するし、空母に載せられている、多いとはいえない魚雷を消費しないから。


D4Y4はアップグレードパスに載っている点も大きい。日本側プレイヤーは、彗星のそれ以前の型を製造するラインをすでに持っているだろう。つまり、新規な機種である流星の製造を開始するより、サプライの消費が少なくて済む。


彗星とのサプライの消費量の違いは、長い眼で見れば無視できると思う。ゲーム開始時の彗星のR&Dラインはそれほど大規模でなかったと思うから、あなたがいうサプライの消費は彗星のR&Dの過程でもおきたはずのことだ。


D4Y1は流星よりずっと早く生産を開始できる(シナリオ1だと1943年4月と1944年12月)。彗星のR&Dを行わないってことは、陳腐で遅くて250kg爆弾しか搭載できない九九艦爆を使い続けるっていうことだ。service rating 3だが、D4Y1には500kg爆弾と速さを求めたい。


史実のD4Y4は陸上基地からのみ運用されていた。着艦フックはなく、特攻用に作られた機種で、800kg爆弾は投下できるわけではなかった。本当は空母艦載機としてのアップグレードパス上にあるべき機種ではないと思う。


たしかに....特攻用に設計されたのなら、着艦フックは必要ではないよね?


流星を選択する利点として、それまで搭載されていた急降下爆撃機飛行隊を降ろし、その分だけ雷撃機飛行隊の定数を増やすことができるだろうか?これが可能なら、陸上基地の飛行隊の数を増やすことにつながる。ある空母に搭載されている飛行隊が、爆弾か魚雷のどちらかしか利用できないようだと不利だということは分かる。しかし複数の空母搭載の飛行隊のうちの半数に爆弾し、残りの半数に魚雷を搭載するよう指示すればいい。こうすれば急降下爆撃と雷撃を組み合わせることも、割り当てられた魚雷を消費することもできる。次の日には指示を変更して、魚雷を使い切った方の空母の飛行隊には急降下爆撃を担当させればいい。


流星は急降下爆撃機に分類されているので、たしか雷撃機飛行隊は流星に機種転換できなかったと思う。だから、彗星D4Y4+天山の組み合わせの方がいいのかなと私は思うんだ。天山の搭載する2発の250kg爆弾はちっとも役に立たない...だから空母の魚雷をすべて使ってしまったあとの第2日にも雷撃機隊を出撃させて、雷撃機隊のパイロットを戦死させてしまうのはもったいない。急降下爆撃機隊の定数を増やし、雷撃機隊の機数は初日の攻撃で空母搭載の魚雷の3分の2をつかう数だけに制限して、残りの3分の1を第2日目につかえるようにしておいた方がいいと思う。急降下爆撃機隊がつかう800kg爆弾の数には制限がないからね。


空母の雷撃機隊のアップグレードパスには流星が含まれている。PDUがonにしてあれば、急降下爆撃機隊のアップグレード先としても、流星が候補に挙がる。


800kg爆弾を早く使い始めるにはどうしたらいい?800kg爆弾の爆撃を受ける側でプレイしているから、楽しいことじゃないけど。彗星は流星より速い?速いことが役立つこともある。


流星はとても速いし、運動性も良好。流星のSPECをみると、まるで魚雷を抱いた零戦の性能っていう感じ。だから、最高速度350、maneuverability 30であってもいいと思うけど、このゲームのシナリオ1では325ノット(ママ)、man 18にされてる。素のGCシナリオで250kg爆弾しか搭載できない設定なのは残念なことだ。800kg爆弾が利用可能だったかどうかという点にも議論があると思うが、流星は800kg爆弾までなら何でも搭載できたはずだ。また、流星を使用したのが本土の2つの航空隊だけだったらしいから、実際に800kg爆弾を搭載したかどうかにも疑問があるし、私がこれまでに読んだ限りでは否定的だった。でも、本当のところ、流星が雷撃したという記載も目にしたことがない。私が読んだ2-3の証言は爆撃だけで、どんな爆弾を搭載していたのかまでは書かれてなかった。大戦末期の日本の状況を考えると、なんでもいいから手元の利用可能なものを搭載して出撃したんじゃないだろうか。大戦末期には日本海軍の弾薬の質は低下し、数も急速に不足していった。流星が実際に何を搭載して出撃したかなんて誰にも分からない。残念なことに、それを知るパイロットや整備員は亡くなって久しいから .... 


流星+彗星は強力なコンビだ。両方ともとても速くて(350ノット:訳注ママ)、連合軍側の急降下爆撃機と雷撃機より速い。最大の欠点は防弾装備がないこと。なので、攻撃には入れるが、避退時にやられてしまう。日本側の常として、パイロットと機体の損失は多くなる。


流星(B7A2)は銀河(P1Y2)とともに陸上基地から運用すべきなのではと思う。流星は250kg爆弾2発を抱いて13ヘクス先の敵に急降下できるし、銀河もその距離で雷撃が可能だ(訳注:その距離を飛べる第2世代以降の戦闘機がないような。肉壁としてなら零戦21型(A6M2)でもいいってことかな)。どちらも速いし、Service ratingは2だし、銀河には防弾装備がされている。みなさんもよくご存知のように、攻撃を成功させるには、急降下爆撃と雷撃の併用が最高だ。


質問だけど、彗星が800kg爆弾を抱いて空母から発艦できたかどうか知っている人はいる?無理だったんじゃないかな。


流星は雷撃機として使いたいし、同じ空母に搭載されている彗星(D4Y4)には急降下爆撃機としてはたらいてもらいたい。でも連合軍の空母や商船を攻撃するなら、私は800kg爆弾よりも250kg爆弾2発の方がいいように思う。流星と彗星が利用可能になる1944年には、主たる攻撃目標は連合軍空母と上陸用舟艇になる。どちらにダメージを与えるにも800kg爆弾までは不要だ。簡単に検証してみたけど、800kg爆弾1発よりも250kg爆弾2発の方が命中する確率が高いことが確認できた。1944年になるとパイロットの質も低下して来ていてるから、雷撃機が雷装ではなく爆装する際に問題となることがある。つまり、爆撃の信頼できない雷撃機より、爆撃精度の信頼できる雷撃機の方がいいと思うんだ。


雷撃機の250kg爆弾2発というのはハードコードされている(たしかベータパッチでは変更可能になったようだが、公式パッチで変更可能になるとは思わない)。日本の250kg爆弾は非力だ。私のアメリカ空母は13発の250kg爆弾を喰らって、それでも発艦に支障がなかった経験がある。たとえ250kg爆弾2発の方が命中率が多少高くても、こんな威力じゃね。


1944年になると、空母にダメージを与えることができさえすれば御の字だ。撃沈された空母より、損傷している空母の方が相手にとっては悩みの種になる。もちろん、こっちとしては撃沈できた方がいいけどね。1944年のアメリカ空母TFへの攻撃は片道切符だから、CAPをすり抜けた攻撃機は800kg爆弾1発にかけるよりも命中率の高い方を装備しておいた方がいいと思う。


圧倒的な多数機による攻撃でなければ、せいぜい4-7発命中するだけだから空母の活動を妨害するには不十分でだ。しかもダメージは主にSysダメージなので、どこの港でも修理は容易だ(250kg爆弾は砲を破壊するにも不十分なようにみえる)。浸水被害がほとんどなくてしかも発艦が可能な空母を連合軍プレイヤーが後方に下げるかどうか疑問だし。私としては、魚雷1本の命中は250kg爆弾10発の命中に優ると思っている。魚雷ならダメージ値の合計が50以上になる被害を与えることが可能だし、魚雷が2本命中して発艦が可能なままの空母はないだろう。しかし、護衛空母や装甲のない艦船に対しては250kg爆弾で充分で、命中すればかなりの被害が出るだろう。理論的には、爆弾を2発搭載すれば命中の確率は1発だけの時の2倍になる。しかし、装甲の貫徹しやすさを考えると、命中確率が2倍になったくらいじゃひきあわない(威力を考えてみても、250kg爆弾2発は500kg爆弾1発に劣るし、800kg爆弾とは比較にもならない)。


私も爆弾の命中より魚雷の命中の方がいいが、爆装がいいか雷装がいいかは命中率による。魚雷2本の命中でアメリカの空母を撃沈できる確率は5分の1くらいだろう。だいたいそのくらいのダメージなら生還させることができる。でも、その同じ空母に250kg爆弾が20発命中したら、爆弾の威力だけでも充分だが、それに加えて弾薬の誘爆や燃料火災も発生して、まずは沈没だろう。魚雷2本命中で発艦不能となる確率は7割くらいだと思うが、爆弾20発命中なら沈没するわけで、どちらがいいかは分かるだろう。


どのmodを入れてプレイしているかによるね。私はDaBigBabes modをプレイしているんで、汎用爆弾の威力が低くされている。日本の250kg爆弾もアメリカ空母の甲板を突き破ることはできるが、重大な損傷を与えることはほとんど不可能だ(これまでに3回以上の空母戦を経験したが、250kg爆弾が充分なダメージをもたらしたことはない)。他方、500kg爆弾が命中すれば、その一日その空母は大変な思いをすることになる。飛行甲板を突き破るのはもちろんのこと、爆発の威力で誘爆や燃料火災も発生しやすい。私ならどちらを選ぶかって?たとえ250kg爆弾2発の方が命中率が高くても、250kg爆弾2発よりは500kg爆弾1発(800kg爆弾ならもちろんんこと)の方がいい。命中するからには、可能な限りのダメージを与えてほしいんだ。

0 件のコメント: