2015年1月29日木曜日

1942年末までの沈没艦船


WitP Trackerの沈没艦船のリストをもとに、開戦から1942年末までに沈没した艦船についてまとめてみました。連合軍側の沈没艦船数は317隻で、日本側は123隻でした。ゲーム内の1943年1月1日現在のIntelligence画面での日本側の沈没艦船数114隻とは9隻の差があります。また、個々の沈没艦船の名前までは比較していませんが、きっと多少の違いがあることと思われます。リプレイで沈没したはずの艦船が沈没艦船リストに載せられていなかったり、また双方の名前が異なったりすることはよく経験しますから、この辺りはFOWの影響でしょう。

連合軍側をみると、正規空母の沈没はないかわりに、CVLハーミーズとCVEロングアイランドの2隻を失っています。連合軍プレイの1942年の目標としてよく挙げられていることに空母を失わないことがあります。ハーミーズは軽空母の中で最も小さく空母戦に参加させて敵空母との殴り合いをさせるべきか疑問が残るフネですし、またロングアイランドも搭載機16機と護衛空母の中では最少。負け惜しみ的ではありますが、連合軍の空母のうちでどれでもいいから1942年の生け贄として2隻差し出せといわれればこの2隻を選ぶと思いますから、実際のこの2隻の沈没も許容範囲内ではあります。

一方、戦艦はたくさん沈みました。BBとBCをあわせて8隻。マレー沖のプリンスオブウエールズとレパルスの2隻、また真珠湾攻撃によるウエスト・バージニア、カリフォルニア、テネシー、ペンシルベニア、オクラホマの5隻は、今回のゲームがDec 7th surpriseとHistoric 1st turnをともにオンに設定して始まったのでプレイヤーには助ける術がありません。それにしても真珠湾で5隻もというのはアンラッキーでした。もう1隻のウォースパイトに関しては、マカッサル艦砲射撃などという無謀な作戦に投入した私の采配ミスで、反省しています。また重巡5隻、軽巡11隻に関しても多すぎると感じる方が多いかなと思います。ABDA艦隊をすりつぶすつもりでポートモレスビー防衛に臨んだり、機動部隊に対して積極的に水上戦闘を挑んだりしたことが原因ですが、その分だけは日本側にも代償を払わせたつもりです。

空母戦がなく、もちろんミッドウェイ海戦のような事件もなく、またソロモン・キャンペーンのような消耗戦がなかったことなどが原因で、日本側の沈没艦船数は空母1、軽空母1、戦艦1と史実よりもかなり少なめでした。とはいっても、飛龍と龍驤の沈没はお相手の動きをかなり消極的にさせたように感じます。上述したように連合軍側の1942年の目標は空母を沈めないことですから、日本側の目標は連合軍の空母を減らすことになります。私は今回のプレイで連合軍の空母を港に温存していたわけではなく、小スンダ列島攻略の初期にはCVイラストリアスとCVEハーミーズに支援させた結果、機動部隊の攻撃でイラストリアスが大破、ハーミーズが沈没してしまいました。その後、アメリカの空母もウエーク島攻略の支援のためにずーっとウエーク島沖にはりついた状態で、日本側が機動部隊を出動させないか心配な毎日が続きました。あの空母決戦の絶好のチャンスを日本側が活かさなかったのは飛龍と龍驤の沈没があったからだと思うのですが、どうでしょう。

長門、熊野、摩耶、利根はポートモレスビー上陸作戦やチモール島クーパンをめぐっての海空戦による沈没です。日本海軍を代表する軍艦である長門を撃沈したのは、旧式戦艦アイダホのラッキーヒットでしたから、ついていたとしかいえません。その他では、給油艦3隻とタンカー7隻に注目です。日本側は南方資源地帯のリソースの積み取りを実施していないようです。日本本土の重工業を維持するだけのリソースの大部分は本土産と中国・満州・朝鮮・樺太産でまかない、貨物船を南方まで派遣するのに必要な重油を節約しているのだと思います。その結果、東シナ海・南シナ海で出会うコンボイはタンカー船団ばかり。これまでは攻撃しても魚雷の不発が多かったのですが、これからは撃沈数がこれ以上に増えるだろうと期待しています。

今回のプレイでの日本側の第一の狙いは中国征服のようで、その仕上げの重慶占領まであと一歩。ここまで攻め込まれてしまったのは、私の陸戦がへたくそなせいもありますが、日本側が陸軍の主力を中国につぎ込んでいるからでもあります。でも、その分だけ他の地域の守備が手薄になっていて、史実の絶対国防圏と比較すると連合軍側のビルマ攻勢や小スンダ列島回復を許してしまったわけです。重慶さえ占領してしまえば、多数の一線級師団が自由に使えるようになりますから、連合軍も楽観は出来ませんが。

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