2015年1月2日金曜日

ペグー無血占領

1942年12月23日、ボルネオ島北の南シナ海をパトロールしていたSS Sailfishが日本のタンカー船団に遭遇しました。SS Sailfishは魚雷を4本発射し、AO音戸に命中した1本がみごと爆発してくれました。まだ不発率80%(1943年1月1日から60%になります)の時期なので、爆発してくれたのはラッキーです。この船団は本土からやってきたものなのか、積荷の油が燃え始めたという表示はなく、沈没には至らなかったようですが、それでも給油艦に損傷を負わせることが出来るのはうれしいことです。

続いて、マカッサル海峡をパトロールしていたSS S38もやはりタンカーを発見し、TK Mitu Maru(1120トン、VP 3)に魚雷を2本命中させました。日本の保有するタンカーの中でもいちばん小さな船級ですし、また積荷の油が燃え始めたという表示もあり、リプレイ中に沈没音が聴かれました。

蘭印では夜が明けてからBabarのB-25C Mitchell 36機がアンボンの飛行場の空襲に向かいました。Airbase hits 8、Airbase supply hits 1、Runway hits 25のダメージを与えるとともに、二式戦(Ki-44-IIc Tojo) 5機を地上で破壊することが出来ました。 21日にも4機破壊していますし、アンボンには故障を修理できていない二式戦がかなりたまっていたようです。

中国では重慶に一式戦(Ki-43-Ic Oscar) 30機の護衛のもと、双発爆撃機 265機(Ki-21-Ic Sally 46, Ki-21-IIa Sally 192, Ki-49-IIa Helen 27)が飛来し、飛行場と守備隊に爆弾を落として行きました。飛行場にはAirbase hits 2、Airbase supply hits 1、Runway hits 37、また守備隊にはdevice 4個破壊、101個disabled(負傷・故障)となる被害が出ました。その後の陸戦フェーズ、今日は日本軍の砲撃はありませんでした。重慶西のヘクスの日本軍の数が2ユニットに減少しているので、残りの19ユニットは重慶への移動を完了したようです。今日はゆっくり休養をとらせ、あした第3回総攻撃を予定しているのだと思われます。

ビルマでは、夜のフェーズのうちにペグーを無血占領することが出来ました。守備隊のいないヘクスに進入すると、攻撃の指示を与えなくても、いずれはこうやって無血占領できます。ただ、進入した次のターンに即無血占領できるかというと必ずしもそうではないような気がするので、いちおう攻撃の指示を出しておいたわけです。今日は日本軍がやってくることもなく、攻撃指示が災難を呼ぶこともありませんでした。

ラングーンからの地上部隊の接近には時間がかかるようですが、日本側はこのまま手をこまねいているつもりはないようで、ラングーンとマグエから戦闘機 53機(Ki-43-Ic Oscar 42, Ki-44-IIc Tojo 11)に護衛された双発爆撃機 108機(Ki-21-IIa Sally 27, Ki-49-IIa Helen 81)による空襲がありました。日本側は対空砲火を気にしてか1万4000フィートからの爆撃(対空砲火を気にする必要のない重慶空襲はいつも高度6000フィート)でしたが、ペグーの地形が防御に有利とはいえない開豁地であることも影響して、device 3個破壊・17個disabledの被害を受けてしまいました。ペグー進撃には3インチM3高射砲16門を装備した第77沿岸高射砲連隊(移動を急がせたので、新型のM1A190mm高射砲への装備変更が間に合っていない)が同行していて、九七重爆を1機撃墜し、百式重爆2機(うち1機はOps lossになったかも)に損傷を与えたと報告されていますが、この程度の被害で日本側が空襲を手控えるとも思えません。あしたは地上部隊による重慶総攻撃の支援のために中国で空襲を行うでしょうが、明後日以降、中国から爆撃機をこのビルマに移動させ、今日の空襲を上回る規模でやって来ることになるのではないかと心配です。あと4日すると、新型のM1A190mm高射砲32門装備の第97沿岸高射砲連隊が到着するのでちっとはましになるとは思うのですが。Promeの飛行場に戦闘機を配置してペグー上空にLRCAPさせることも考えられますが、サプライの状況が思わしくないのです。明日以降の状況を見て考えたいと思います。

さて、せっかく奪還できたペグーですから、ぜひとも確保したいものです。SSにはビルマ南部のヘクスサイドの支配状況が表示されています。これで分かるように、ラングーンの北東ヘクスとペグーに連合軍地上部隊が存在しているので、ラングーンとその他全世界を結ぶ連絡はPromeの南東のヘクスを通過するものしかないはずです。しかしこのヘクスにもPromeから連合軍ユニットが南下中で、間もなく遮断出来る予定です。ラングーンにはビルマで最も大きな港があり、また後方部隊がかなりたくさんいるようですから、それなりの量のサプライが備蓄されているものと思われます。しかしタイ方面からの陸路でのサプライ供給が絶たれると、いつまでもラングーン発の積極的な航空作戦を続けることは難しくなってくるだろう、そう期待したいと思います。いっぽう、ビルマ中部マグエなどへのサプライ補給はペグーが連合軍の支配下にあっても続くはずです。連合軍部隊がインドからはるばるジャングルの中の海岸道を通して補給されているように、ビルマ中部の日本軍にも泰緬国境のジャングルの小道を経由してサプライが送られ続けるだろうと思います。もっとも鉄道、1級道路が遮断されたので、輸送されてくる頻度は減るのではないでしょうか。

ということで、このままだと日本側のアシスト(タイミング悪く不利な状態で日本側が攻撃)で実現したPromeへの渡河、やはり日本側のアシスト(守備隊がいなかった)で実現したペグー無血占領が、ウラヌス作戦のような大突破と同じような意味を持ち、ラングーンがスターリングラードになりかねません。それを避けるためには、ドイツ軍がスターリングラードへ空路で補給を続けようとしたように、日本側は海路で兵糧を入れにくることが予想されます。そこで日本のコンボイのアンダマン海通過を阻むイギリス東洋艦隊の登場ということになるといいのですが、インド、セイロン方面に連合軍の戦闘艦艇はほとんどいません。蘭印東部攻略支援のため、みんなオーストラリア西岸にではらっているのです。しかも、後述するように損傷艦多数。また潜水艦もマラッカ海峡をパトロールしている数隻が残っているだけで、その他はみんな太平洋方面です。もう少し潜水艦を残してあれば、ラングーンの入り口に機雷を敷設したりなど、いろいろ小細工が出来たところですが、まさかビルマの地上戦がこんな風にとんとん拍子に進むとはおもっていなかったので、仕方がないところです。

蘭印東部での戦闘で損傷した艦船がいまどんな状況下というと、クーパンに潜水艦を含め6隻で、BBニューメキシコ(Sys 73, Flt 2(2), Eng 20)という大物に加え重巡1軽巡1。またRotiには客船が2隻。さらに、Rotiで可能な修理をすべて終えたAPD Pilisbury(Sys 0, Flt 68(68), Eng 0)とダーウィンで可能な修理をすべて終えたBBノースカロライナ(Sys 0, Flt 35(35), Eng 7(7))がPort Hedlandに向かって現在チモール海を南西に航行中です。その後、APDはパースに、BBノースカロライナはケープタウン経由でイギリスまたはアメリカ東海岸に向かわせての修理を予定しています。

そしてPort Hedlandでは今日ちょうどCVイラストリアスのがSys 0, Flt 36(36), Eng 0と、ここで修理可能な損傷がなくなりました。10月13日に機動部隊の空襲により爆弾7魚雷2が命中してから、2ヶ月強でなんとかここまでこぎつけることができました。イラストリアスは1943年1月9日がwithdraw予定日なので、それまでにwithdrawさせなければいけません。これから3日かけてready(ボイラーに火の入れられる状態)に復帰させ、その後withdrawの可能な港であるパースに向かわせます。Flt(浸水)ダメージが36ありますが、Sys(武装、消火装置、ポンプなど)ダメージが0ですし、19ノット出せる状態なので、潜水艦による雷撃を受けることがなければ大丈夫だと思います。

問題なのはCLデトロイトです。デトロイトもSys 0, Flt 74(74), Eng 15(15)と修理可能なダメージの処置はすべて済んでいます。残っているmajorな損傷の修理はドックに入れないと出来ません。Port Hedlandから一番近いのはパースですが、パースのドックは規模3000トンしかなく、潜水艦と駆逐艦ならいざしらず、軽巡の修理は無理です。次に近いのは東海岸のシドニー(スラバヤの方が近いのですが、不法に占拠されています)。いちどシドニーに向かわせたのですが、出港2日目にFltダメージが74から88に上昇し、帰還させました。排水してまたFlt 74にまで減らしましたが、航行させるとまたおなじことの繰り返しになりそうです。1943年5月19日、シアトルにAFDB-1というARD(浮きドック)の増援が予定されています。このARDなら5万5000トンまでの艦船のFltダメージの修理が可能ですから、それまで待つことになるのかも知れません。ただこのARDは5ノットでしか移動できず、シアトルから地球の反対側のオーストラリア西岸まで、安全度の高い南太平洋・オーズとラリア南岸経由で航海させると半年以上かかりそうです。軽巡1隻のためにそこまでするのはなんなので、大戦終了までこのまま放置が正解かも。

0 件のコメント: